JPH04358411A - 高域通過フィルタ回路 - Google Patents

高域通過フィルタ回路

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JPH04358411A
JPH04358411A JP13419491A JP13419491A JPH04358411A JP H04358411 A JPH04358411 A JP H04358411A JP 13419491 A JP13419491 A JP 13419491A JP 13419491 A JP13419491 A JP 13419491A JP H04358411 A JPH04358411 A JP H04358411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
circuit
capacitor
terminal
input terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP13419491A
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English (en)
Inventor
Kouun Kouno
河野 光雲
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビデオテープ
レコーダ(VTR)の信号処理部における非線形強調回
路に用いられ、特に集積回路化が図られる高域通過フィ
ルタ回路に関する。
【0002】
【従来例】VTRの信号処理において、例えば長時間モ
ードにおいて非線形強調(ノンリニアエンファシス)を
行う回路では、信号の高域微小成分を増幅して元の信号
に重畳するという処理が行われる。このためには、まず
高域微小成分を分離抽出するフィルタが必要がある。こ
の種のフィルタは、最近では集積回路化される傾向にあ
る。
【0003】図2(A)は、可変相互コンダクタンス増
幅器(以下gm増幅器という)を用いた、低域信号Vl
 入力端子と高域信号Vh入力端子を持った一般的な一
次のフィルタである。即ちgm増幅器22の正入力端子
21は一方(低域)の信号入力Vl であり、端子23
は他方(高域)の信号入力Vhである。gm増幅器22
の出力電流はコンデンサC1に流れ、端子(23)24
に電圧を生じる。この電圧は、帰還回路を介してgm増
幅器22の負入力端子25に帰還されている。このため
入力端子23に供給された入力信号の高域成分が端子2
4に瀘波され、入力端子21に供給された入力信号の低
域成分が端子24に瀘波される。端子24の電圧は、バ
ッファ26を介して出力電圧V0として導出される。
【0004】図2(B)は、図(A)のフィルタの低域
入力端子に直流バイアス電源を供給して高域通過フィル
タとして構成したもので、出力電圧V0を高利得で増幅
する増幅器部を追加して示している。バッファ増幅器2
6の出力端子は、差動増幅器27の正入力端子28に結
合コンデンサC2を介して接続されている。差動増幅器
27の正および負入力端子28、29はそれぞれ抵抗R
2、R3を介してバイアス電源B2に接続されている。 結合コンデンサC2および抵抗R2は、直流カットのた
めに必要な素子である。これは、集積化されたgm増幅
器22は、オフセットが生じるからであり、また差動増
幅器27が高利得であるからである。なお抵抗R3は、
バイアス電流補償用である。
【0005】上記した図2(B)の回路によると、図2
(C1)に示すような台形波の信号が入力した場合、理
想的には同図(C2)に示すような高域成分が抽出され
るが、差動増幅器27の入力部においては、直流カット
の影響で同図(C3)に示すように、サグが生じこれが
増幅されて出力される。またある一定レベル以上の高域
成分は制限されてしまう。ここで差動増幅器27の入力
信号VAを式で求めてみる。先ず図2(A)の一般フィ
ルタは、 V0=Vh+(gm/sc1)(Vl −V0)よりV
0=(Vl +sT1Vh)/(1+sT1)…(1)
但し  T1は時定数でほぼC1/gmに等しい)ここ
でVhを入力電圧Vin、Vl を0にして、直流カッ
トの利得 sT2/(1+sT2)…(2) (但しT2は時定数でC2R2にほぼ等しい)を掛ける
と、VAが得られる。 VA={(s2 T1T2)/(1+sT1)(1+s
T2)}Vin…(3)
【0006】この式を見るとわ
かるように、差動増幅器27の入力端子では、その入力
側は、2次の高域通過フィルタになっている。但し、容
量結合の時定数T2は一般に高域通過フィルタの時定数
T1よりも十分低い値に設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
高域通過フィルタ回路は、IC内蔵された場合、直流的
オフセットがかなり大きいために次段に高利得の増幅器
がある場合には直流カットの容量結合が必要となり、こ
のために2次のフィルタ特性を持つようになる。この結
果ステップ状の波形に対しては、サグを生じてしまうと
いう問題がある。
【0008】そこでこの発明は、高域成分を抽出した後
のサグの発生を防止することができ、本来の1次の高域
通過特性を安定して発揮することができる高域通過フィ
ルタ回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、信号入力端
子とバイアス電源との間に設けられた分圧回路と、一方
の端子が前記信号入力端子に接続されたコンデンサと、
このコンデンサの他方の端子に電流出力端子を接続し、
負入力端子と前記電流出力端子間には帰還路を有し、正
入力端子には前記分圧回路の分圧出力が供給される差動
タイプのトランスコンダクタンス増幅器とからなるフィ
ルタと、前記コンデンサの他方の端子と信号出力端子と
の間にバッファ増幅器を介して容量結合される出力回路
とを備える。
【0010】
【作用】上記の手段によると、トランスコンダクタンス
増幅器の低域入力部にも入力信号の一部が入力するよう
になり、この入力が後段の容量結合により生じる高域通
過特性を補正できるようになる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0012】図1はこの発明の一実施例である。入力端
子11には入力信号Vinが供給される。この信号の高
域成分は、コンデンサC1を介してバッファ増幅器13
の入力側に現れる。これは、トランスコンダクタンス増
幅器(以下gm増幅器という)12の出力がコンデンサ
C1の出力側に接続されるとともに、帰還回路を介して
負入力側に接続されることにより、高域通過フィルタを
構成するからである。gm増幅器12の出力端子は、そ
の負入力側にも接続され、この部分は帰還回路を形成し
ている。gm増幅器12の正入力端子には、バイアス電
源B1が抵抗rを介して供給されるが、この正入力端子
と前記入力端子11との間には抵抗R1が接続されてい
る。従って、入力信号Vinは、バイアス電源B1を基
準として抵抗R1とrにより分圧されてgm増幅器12
の正入力端子にも入力することになる。
【0013】バッファ増幅器13の出力は、直流カット
用のコンデンサC2を介して差動増幅器14の正入力端
子に入力される。差動増幅器14の正及び負入力端子は
、それぞれ抵抗R2、R3を介したのちバイアス電源B
2に接続されている。この差動増幅器14による回路は
高利得増幅器を構成している。上記の回路は、集積回路
化されるもので、例えばVTRにおける高域強調回路部
に組込まれている。次に動作を説明する。先に述べた図
2(B)の回路に関する式を示すと以下の通りである。 V0=(B1+sT1Vh)/(1+sT1)…(1)
但し  T1は時定数でほぼC1/gmに等しい)ここ
でVhを入力電圧Vin、B1を0にして、直流カット
の利得 sT2/(1+sT2)…(2) (但しT2は時定数でC2R2にほぼ等しい)を掛ける
と、VAが得られる。 VA={(s2 T1T2)/{(1+sT1)(1+
sT2)}Vin…(3)
【0014】図2(B)の回路と図1の回路では、抵抗
R1、rが存在する点がことなる。従って、式(1)の
Vhを入力電圧Vinとした場合、B1はkVinとし
てみることができる。但しk={r/(R1+r)}(
<<1)するとV0は V0=(k+sT1)Vin/(1+sT1)…(4)
となる。よってVAは VA={(k+sT1)sT2}/(1+sT1)(1
+sT2)}Vin                
                         
 …(5)と表せる。ここで、分圧比kをk=(T1/
T2)(<<1)と設定すれば、 VA={(sT1)/(1+sT1)}Vin    
…(6)
【0015】となる。このように、(1)〜(
6)式の変遷をみるとわかるように、高域通過フィルタ
を次段の高利得増幅器へ直流カットコンデンサを介して
接続する(容量結合)場合、前段のgm増幅器12への
低域成分入力(つまりB1)が、その結合特性を補正し
ていることがわかる。この実施例では、本来の1次の高
域通過特性が実現されたことになる。
【0016】容量結合の時定数T2は、フィルタの時定
数T1と異なり、集積回路によってばらつくことになる
が、その比k=(T1/T2)はもともと小さいので、
これが抵抗分圧比とずれてもその補正効果が少し弱まる
だけで問題にならない。
【0017】また、この例では、gm増幅器の負側入力
に100%帰還がかかっているが、帰還量はこれに限っ
たことではない。さらに前段のフィルタと後段の容量結
合の間のバッファーを他の回路で置き換えても同様の効
果が得られる。なおこの回路は他にノイズキャンセラー
等の同様な構成をもつ回路にすべて応用できるものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、分圧抵
抗回路を追加するだけで従来の回路で問題となっていた
サグを打ち消すことができ、本来の1次の高域通過特性
を安定して発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図。
【図2】従来の高域通過フィルタとその動作を説明する
ために示した図。
【符号の説明】
12…トランスコンダクタンス増幅器、13…バッファ
増幅器、14…差動増幅器、R1、r、R2、R3…抵
抗、C1、C2…コンデンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号入力端子とバイアス電源との間に設け
    られた分圧回路と、一方の端子が前記信号入力端子に接
    続されたコンデンサと、このコンデンサの他方の端子に
    電流出力端子を接続し、負入力端子と前記電流出力端子
    間には帰還路を有し、正入力端子には前記分圧回路の分
    圧出力が供給される差動タイプのトランスコンダクタン
    ス増幅器とからなるフィルタと、前記コンデンサの他方
    の端子と信号出力端子との間にバッファ増幅器を介して
    容量結合される出力回路とを具備したことを特徴とする
    高域通過フィルタ回路。
JP13419491A 1991-06-05 1991-06-05 高域通過フィルタ回路 Pending JPH04358411A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118214A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Mitsumi Electric Co Ltd 映像信号増幅回路および増幅用半導体集積回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118214A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Mitsumi Electric Co Ltd 映像信号増幅回路および増幅用半導体集積回路

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