JPH04358402A - 同軸型誘電体共振器 - Google Patents
同軸型誘電体共振器Info
- Publication number
- JPH04358402A JPH04358402A JP13397191A JP13397191A JPH04358402A JP H04358402 A JPH04358402 A JP H04358402A JP 13397191 A JP13397191 A JP 13397191A JP 13397191 A JP13397191 A JP 13397191A JP H04358402 A JPH04358402 A JP H04358402A
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- JP
- Japan
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- dielectric
- conductor layer
- coaxial
- dielectric resonator
- coaxial dielectric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 claims abstract description 21
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 5
- 238000005245 sintering Methods 0.000 abstract description 5
- 239000011521 glass Substances 0.000 abstract description 4
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- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 2
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- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波帯で用いる2つの
誘電体を組合わせて小形化した同軸型誘電体共振器に関
する。
誘電体を組合わせて小形化した同軸型誘電体共振器に関
する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の同軸共振器について説明す
る。
る。
【0003】図8ないし図10に示すように、第1の誘
電体材料で貫通孔14を有し上部に突起部15を設けた
角筒体の第1の誘電体12には、突起部15の上面と外
側面に導体層16を、貫通孔14の内側面に導体層17
を、誘電体12の底面に導体層18を、外側面に導体層
19を配設している。
電体材料で貫通孔14を有し上部に突起部15を設けた
角筒体の第1の誘電体12には、突起部15の上面と外
側面に導体層16を、貫通孔14の内側面に導体層17
を、誘電体12の底面に導体層18を、外側面に導体層
19を配設している。
【0004】また、第1の誘電体12の突起部15に嵌
合する貫通孔を有し、外周形状を第1の誘電体12に合
致させて第2の誘電体材料で形成した角筒体の第2の誘
電体13には、内側面に導体層20と外側面に導体層2
1を配設している。
合する貫通孔を有し、外周形状を第1の誘電体12に合
致させて第2の誘電体材料で形成した角筒体の第2の誘
電体13には、内側面に導体層20と外側面に導体層2
1を配設している。
【0005】第1の誘電体12と第2の誘電体13を嵌
合し、両者の接合部22は、焼結により付着又はガラス
により融着され、導体層16と導体層20及び導体層1
9と導体層21は、半田付又は焼付け銀で接合して同軸
型誘電体共振器とする。
合し、両者の接合部22は、焼結により付着又はガラス
により融着され、導体層16と導体層20及び導体層1
9と導体層21は、半田付又は焼付け銀で接合して同軸
型誘電体共振器とする。
【0006】第1の誘電体12と第2の誘電体13の接
合部22をガラスで融着した場合の同軸型誘電体共振器
の無負荷Qは、理論値800に対して約65%に劣化し
た520となる。また、共振周波数の温度係数τfは、
例えば温度係数τf=10ppm/℃の誘電体材料の第
1の誘電体12と、温度係数τf=15ppm/℃の誘
電体材料の第2の誘電体13の場合、接合部22を焼結
により付着した時には、温度係数τf=13ppm/℃
の同軸型誘電体共振器がえられるが、接合部22をガラ
スで融着した時には、温度係数τf=−120ppm/
℃の同軸型誘電体共振器となり大幅に特性劣化する。
合部22をガラスで融着した場合の同軸型誘電体共振器
の無負荷Qは、理論値800に対して約65%に劣化し
た520となる。また、共振周波数の温度係数τfは、
例えば温度係数τf=10ppm/℃の誘電体材料の第
1の誘電体12と、温度係数τf=15ppm/℃の誘
電体材料の第2の誘電体13の場合、接合部22を焼結
により付着した時には、温度係数τf=13ppm/℃
の同軸型誘電体共振器がえられるが、接合部22をガラ
スで融着した時には、温度係数τf=−120ppm/
℃の同軸型誘電体共振器となり大幅に特性劣化する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、第1の誘電体と第2の誘電体を焼結によ
り接合すると材料間の熱膨張の差によりクラックが発生
しやすいという問題点、またこれを回避するためには熱
膨張係数のほぼ等しい誘電体材料を選択する必要があり
、設計面で誘電体材料の選択幅が大幅に狭くなるという
問題点、また、ガラス等で接合すると同軸型誘電体共振
器のQが大幅に劣化し、さらに共振周波数がばらつくと
いう問題点を有していた。
来の構成では、第1の誘電体と第2の誘電体を焼結によ
り接合すると材料間の熱膨張の差によりクラックが発生
しやすいという問題点、またこれを回避するためには熱
膨張係数のほぼ等しい誘電体材料を選択する必要があり
、設計面で誘電体材料の選択幅が大幅に狭くなるという
問題点、また、ガラス等で接合すると同軸型誘電体共振
器のQが大幅に劣化し、さらに共振周波数がばらつくと
いう問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、無負荷Qの劣化が少なく、スプリアスがなく、組立
てが容易で信頼性の高い同軸型誘電体共振器を提供する
ことを目的とする。
で、無負荷Qの劣化が少なく、スプリアスがなく、組立
てが容易で信頼性の高い同軸型誘電体共振器を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の同軸型誘電体共振器は、上面を除く表面に導
体層を覆設し、第2の誘電体を嵌合する貫通孔の内側面
の導体層の一部を周回状に除いた第1の誘電体に、表面
に導体層を覆設し、外側面の導体層の一部を周回状に除
いた第2の誘電体を挿入し、第1の誘電体の内側面の導
体層と第2の誘電体の外側面の導体層を接続した構成を
有している。
に本発明の同軸型誘電体共振器は、上面を除く表面に導
体層を覆設し、第2の誘電体を嵌合する貫通孔の内側面
の導体層の一部を周回状に除いた第1の誘電体に、表面
に導体層を覆設し、外側面の導体層の一部を周回状に除
いた第2の誘電体を挿入し、第1の誘電体の内側面の導
体層と第2の誘電体の外側面の導体層を接続した構成を
有している。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0011】図2および図3に示すように、外側面に導
体層5を、底面に導体層6を配設し、貫通孔3の内側面
に中央部を周回状に除いて導体層4を配設した第1の誘
電体材料で角筒体の第1の誘電体1を形成する。
体層5を、底面に導体層6を配設し、貫通孔3の内側面
に中央部を周回状に除いて導体層4を配設した第1の誘
電体材料で角筒体の第1の誘電体1を形成する。
【0012】図4および図5に示すように、内側面に導
体層7を、上面に導体層8を、底面に導体層9を配設し
、外側面に中央部を周回状に除いて導体層10を配設し
た第2の誘電体材料で円筒状の第2の誘電体2を形成す
る。
体層7を、上面に導体層8を、底面に導体層9を配設し
、外側面に中央部を周回状に除いて導体層10を配設し
た第2の誘電体材料で円筒状の第2の誘電体2を形成す
る。
【0013】図1,図6および図7に示すように、第1
の誘電体1に第2の誘電体2を嵌合し、導体層4と導体
層10を半田付け又は銀焼付けで接続した構成の同軸型
誘電体共振器には、第1の誘電体1と第2の誘電体2と
で空間11が形成されている。
の誘電体1に第2の誘電体2を嵌合し、導体層4と導体
層10を半田付け又は銀焼付けで接続した構成の同軸型
誘電体共振器には、第1の誘電体1と第2の誘電体2と
で空間11が形成されている。
【0014】誘電体の相互をガラスで融着しないので実
施例の同軸型誘電体共振器の無負荷Qは、従来例との比
較のため、同値とした理論値800に対して約85%の
値の680となり、Qの劣化が従来例の理論値に対して
約65%の劣化に比して少ない優れた電気特性を示す。 また2つの誘電体を焼結により接合しないので、従来例
のようなクラックも生じず、同軸型構造により、性能は
優れているが複雑な構造となる2種類の誘電体の接合を
金属導体の接続のみで行うので、信頼性を高めることが
できる。
施例の同軸型誘電体共振器の無負荷Qは、従来例との比
較のため、同値とした理論値800に対して約85%の
値の680となり、Qの劣化が従来例の理論値に対して
約65%の劣化に比して少ない優れた電気特性を示す。 また2つの誘電体を焼結により接合しないので、従来例
のようなクラックも生じず、同軸型構造により、性能は
優れているが複雑な構造となる2種類の誘電体の接合を
金属導体の接続のみで行うので、信頼性を高めることが
できる。
【0015】以下、本発明の第2の実施例について説明
する。第2の実施例の構成は図1ないし図7に示した第
1の実施例と同様であるが第1の誘電体材料と第2の誘
電体材料の誘電率を的確に選択することにより、スプリ
アスのコントロールを容易に行うことができる。
する。第2の実施例の構成は図1ないし図7に示した第
1の実施例と同様であるが第1の誘電体材料と第2の誘
電体材料の誘電率を的確に選択することにより、スプリ
アスのコントロールを容易に行うことができる。
【0016】本実施例による使用した誘電体材料の所定
の誘電率による電気的特性を(表1)に示している。
の誘電率による電気的特性を(表1)に示している。
【0017】
【表1】
【0018】(表1)からわかるように、共振周波数の
4.8倍に最低次スプリアス共振周波数があり4倍まで
の周波数にスプリアス共振点が発生しないようにするこ
とができる。このような同軸型誘電体共振器は移動通信
用の終段フィルタやアンテナ共用器に応用した場合、4
倍までスプリアスの発生しない極めて有効なフィルタ特
性をえることができる。
4.8倍に最低次スプリアス共振周波数があり4倍まで
の周波数にスプリアス共振点が発生しないようにするこ
とができる。このような同軸型誘電体共振器は移動通信
用の終段フィルタやアンテナ共用器に応用した場合、4
倍までスプリアスの発生しない極めて有効なフィルタ特
性をえることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1の誘電体の
内側面の導体層と、第1の誘電体に嵌合した第2の誘電
体の外側面の導体層とを接続した構成により、組立てが
容易で小形の整数倍高次スプリアスのない高無負荷Qに
できる優れた同軸型誘電体共振器を実現できるものであ
る。
内側面の導体層と、第1の誘電体に嵌合した第2の誘電
体の外側面の導体層とを接続した構成により、組立てが
容易で小形の整数倍高次スプリアスのない高無負荷Qに
できる優れた同軸型誘電体共振器を実現できるものであ
る。
【図1】本発明の一実施例の同軸型誘電体共振器の組込
み関係を示す分解斜面図
み関係を示す分解斜面図
【図2】同第1の誘電体の平面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】同第2の誘電体の平面図
【図5】図4のB−B断面図
【図6】同、同軸型誘電体共振器の平面図
【図7】図6
のC−C断面図
のC−C断面図
【図8】従来の同軸型誘電体共振器の平面図
【図9】図
8のD−D断面図
8のD−D断面図
【図10】同1部を欠截して断面を示した斜面図
1 第1の誘電体
2 第2の誘電体
3 貫通孔
4 導体層
10 導体層
Claims (2)
- 【請求項1】上面を除く表面に導体層を覆設し、第2の
誘電体を嵌合する貫通孔の内側面の導体層の一部を周回
状に除いた第1の誘電体と、表面に導体層を覆設し外側
面の導体層の一部を周回状に除いた前記第2の誘電体を
備え、前記第1の誘電体に前記第2の誘電体を挿入し前
記第1の誘電体の内側面の導体層と前記第2の誘電体の
外側面の導体層を接続した同軸型誘電体共振器。 - 【請求項2】比誘電率が異なる第1の誘電体と第2の誘
電体を備えた請求項1記載の同軸型誘電体共振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133971A JP3042022B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 同軸型誘電体共振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133971A JP3042022B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 同軸型誘電体共振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04358402A true JPH04358402A (ja) | 1992-12-11 |
JP3042022B2 JP3042022B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=15117358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3133971A Expired - Fee Related JP3042022B2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 同軸型誘電体共振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042022B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP3133971A patent/JP3042022B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3042022B2 (ja) | 2000-05-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |