JPH04356499A - 生理活性ペンタペプチドの製法 - Google Patents

生理活性ペンタペプチドの製法

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JPH04356499A
JPH04356499A JP3157453A JP15745391A JPH04356499A JP H04356499 A JPH04356499 A JP H04356499A JP 3157453 A JP3157453 A JP 3157453A JP 15745391 A JP15745391 A JP 15745391A JP H04356499 A JPH04356499 A JP H04356499A
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JP
Japan
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benzyl
nitro
prolyl
aspartyl
arginine
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Pending
Application number
JP3157453A
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English (en)
Inventor
Kazuo Matsumoto
松本 和男
Masaaki Hayashi
林 公明
Ken Hiramatsu
平松 研
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication of JPH04356499A publication Critical patent/JPH04356499A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生理活性ペンタペプチ
ドの製法に係り、さらに詳しくは、アレルギー反応遮断
ポリペプチドの一つである、次式:
【0002】
【化14】
【0003】で示されるペンタペプチド、すなわち、L
−アルパルチル−L−セリルーL−アスパルチル−L−
プロリル−L−アルギニンの新規製法に関するものであ
る。
【0004】
【従来の技術】上記のベンタペプチドはペンチゲタイド
とも呼ばれ、IgE−肥胖細胞(好塩基球)反応を阻害
する、有用なアレルギー反応遮断ポリペプチドの一つと
して知られている(特公昭60−2318号公報、米国
特許第4,161,522号明細書)。このペンタペプ
チドの製法については、上記特公昭60−2318号公
報及び米国特許第4,161,522号明細書に、固相
法による段階的合成法が開示されているにすぎない。こ
の固相法を工程図で示すと次のとおりである。
【0005】
【化15】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この固
相法による方法は、工業的にかつ安価にこのペンタペプ
チドを大量に製造する方法としては、工程数、中間体の
単離のしやすさ、収率などの点から満足しうるものでは
なかった。
【0007】本発明者らは、この従来の固相法にかわる
液相法により、工業的に有利に、しかも、安価にペンタ
ペプチドを製造する方法を見出さんと鋭意研究を行った
結果、安価に入手できるか、あるいは製造できる保護ア
ミノ酸を用いることができ、通常使用される簡便な縮合
法を適用することができ、しかも、中間体として得られ
る化合物の単離、精製が容易で、かつ、収率もよい、液
相法によるペンタペプチドの製造法を確立することに成
功した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の製造法は、すな
わち、次式(I):
【0009】
【化16】
【0010】で示される、N−t−ブトキシカルボニル
−L−プロリンを混酸無水物又は活性エステルとしたの
ち、これを、次式(II):
【0011】
【化17】
【0012】で示される、NG −ニトロ−L−アルギ
ニンベンジルエステルと反応せしめて、次式(III)
 :
【0013】
【化18】
【0014】で示される、N−t−ブトキシカルボニル
−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベン
ジルエステルとし、これを、脱保護反応に付して次式(
IV):
【0015】
【化19】
【0016】で示されるL−プロリル−NG −ニトロ
−L−アルギニンベンジルエステルとし、これに、次式
(V):
【0017】
【化20】
【0018】で示されるN−t−ブトキシカルボニル−
β−ベンジル−L−アスパラギン酸を活性エステル又は
混酸無水物としたのち反応せしめて、次式(VI):

0019】
【化21】
【0020】で示されるN−t−ブトキシカルボニル−
β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG
 −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステルとし、こ
れを、脱保護して次式(VII) :
【0021】
【化22】
【0022】で示されるβ−ベンジル−L−アスパルチ
ル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベ
ンジルエステルとし、これに、次式(VIII):
【0
023】
【化23】
【0024】で示されるN−t−ブトキシカルボニル−
L−セリンを、活性エステルとしたのち反応せしめて、
次式(IX):
【0025】
【化24】
【0026】で示されるN−t−ブトキシカルボニル−
L−セリル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プ
ロリル−NG −ニトローL−アルギニンベンジルエス
テルとし、これを、脱保護して、次式(X):
【002
7】
【化25】
【0028】で示されるL−セリル−β−ベンジル−L
−アスパルチル−L−プロリル−NG−ニトロ−L−ア
ルギニンベンジルエステルとし、これに、次式(XI)
【0029】
【化26】
【0030】で示されるN−ベンジルオキシカルボニル
−β−ベンジルアスパラギン酸を混酸無水物又は活性エ
ステルとしたのち反応せしめて、次式(XII):
【0
031】
【化27】
【0032】で示されるN−ベンジルオキシカルボニル
−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−セリル−β−
ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG −
ニトロ−L−アルギニンベンジルエステルとし、これを
脱保護することを特徴とする、次式(XIII):
【0
033】
【化28】
【0034】で示されるL−アスパルチル−L−セリル
−L−アスパルチル−L−プロリル−L−アルギニンの
製法である。
【0035】本発明の製造法は、次の工程図によって示
される。なお、本明細書において、本発明を記述する便
宜上、各種アミノ酸は慣例の略号で記述した。この略号
は、本発明の技術分野においてはよく知られたものであ
るが、明確化のために、本発明に関係あるものを以下に
列記する。アミノ酸残基の旋光性は特に明示のない限り
、天然型すなわち、L−立体配置型である。ペプチド配
列は、常法によって記述したものであって、N−末端ア
ミノ酸が左側に、C−末端アミノ酸が右側にくる。
【0036】Asp       :アスパラギン酸残
基Arg       :アルギニン残基Pro   
    :プロリン残基 Ser       :セリン残基 H−Asp−OH  :アスパラギン酸H−Ser−O
H  :セリン H−Pro−OH  :プロリン Boc       :t−ブトキシカルボニルZ  
       :ベンジルオキシカルボニルBzl  
     :ベンジル H−Arg(NO2)−OBzl :NG −ニトロ−
L−アルギニンベンジルエステル HOSu      :N−ヒドロキシコハク酸イミド
DCC       :ジシクロヘキシルカルボジイミ
ドMA        :混酸無水物法
【0037】本発明方法の工程図
【0038】
【化29】
【0039】以下、各工程につき詳細に説明する。 第1工程
【化30】
【0040】N−t−ブトキシカルボニル−L−プロリ
ン(I)を、例えば第三級アミンの存在下、適当な溶媒
中、クロロ炭酸アルキルと反応し、混酸無水物とする。 溶媒はテトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ク
ロロホルム等を、第三級アミンとしてはN−メチルモル
ホリン、トリエチルアミン、トリブチルアミン等を、ク
ロル炭酸アルキルとしては、クロロ炭酸イソブチル、ク
ロロ炭酸エチル等を用いることができる。反応は−40
〜0℃、好ましくは−30〜−10℃で行う。
【0041】次いで、得られた混酸無水物溶液とNG 
−ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル(II)を
反応させることにより、N−t−ブトキシカルボニル−
L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジ
ルエステル(III) を製造することができる。
【0042】本反応は−30℃〜30℃で好適に進行し
、収率良く目的物を与える。なお、NG −ニトロ−L
−アルギニンベンジルエステルの酸付加塩を用いるとき
は、反応系に等モル量のN−メチルモルホリン、トリエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミンのような第三
級アミンの存在下に反応させるのが好ましい。
【0043】また、本縮合反応はN−t−ブトキシカル
ボニル−L−プロリンをN−ヒドロキシコハク酸イミド
、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、p−ニトロフェ
ール等により活性エステルに導き、これを、NG −ニ
トロ−L−アルギニンベンジルエステル(II)と反応
させることによっても目的化合物(III) を得るこ
とができる。
【0044】第2工程
【化31】
【0045】N−t−ブトキシカルボニル−L−プロリ
ル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル
(III) のアミノ基の保護基であるt−ブトキシカ
ルボニル基を、適当な溶媒中、塩酸、臭化水素酸のよう
な鉱酸あるいはトリフロロ酢酸などの酸で処理すること
により除去する。溶媒としては、ジオキサン、酢酸エチ
ル、メチレンクロリド、クロロホルム等をあげることが
できる。
【0046】反応は0〜40℃で容易に進行し、生成物
は、L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベ
ンジルエステル(IV)の酸付加塩として単離されるが
、アルカリで中和後、有機溶媒で抽出することにより遊
離塩基とし、そのまま、次工程に用いることもできる。
【0047】第3工程
【化32】
【0048】N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジ
ル−L−アスパラギン酸(V)を、例えばN−ヒドロキ
シコハク酸イミドおよびジシクロヘキシルカルボジイミ
ドにより活性エステルに導き、これを、L−プロリル−
NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル(I
V)と、縮合せしめる。溶媒としてはテトラヒドロフラ
ン、酢酸エチル、メチレンクロリド、クロロホルム、ジ
メチルホルムアミド等を用いることができる。反応は−
20〜40℃、好ましくは−5〜20℃で行う。
【0049】L−プロリル−NG −ニトロ−L−アル
ギニンベンジルエステルをその酸付加塩として用いる場
合は、等モル量のトリエチルアミン、トリブチルアミン
、N−メチルモルホリン等の第三級アミンの存在下に実
施する。
【0050】得られた粗製のN−t−ブトキシカルボニ
ル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−
NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル(V
I)は、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、
エーテルなどの適当な溶媒から再結晶することにより、
結晶として、単離、精製することができる。
【0051】また、本縮合反応は、活性エステル法の他
に混酸無水物によっても目的物を与えることができる。
【0052】第4工程
【化33】
【0053】N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジ
ル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ
−L−アルギニンベンジルエステル(VI)のアミノ基
の保護基であるt−ブトキシカルボニル基は、第2工程
と同様に処理して脱離され、β−ベンジル−L−アスパ
ルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニ
ンベンジルエステル(VII) を与える。
【0054】第5工程
【化34】
【0055】N−t−ブトキシカルボニル−L−セリン
(VIII)を、例えば、N−ヒドロキシコハク酸イミ
ド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、ニトロフェノ
ール等とジシクロヘキシルカルボジイミドなどの縮合剤
により活性エステルとする。溶媒はテトラヒドロフラン
、酢酸エチル、メチレンクロリド、クロロホルム等を用
いることができ、反応は−20〜40℃、好ましくは−
5〜20℃で行う。
【0056】次いで、得られた活性エステルをβ−ベン
ジル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニト
ロ−L−アルギニンベンジルエステル(VII) と反
応せしめる。溶媒はテトラヒドロフラン、酢酸エチル、
ジオキサン、ジメチルホルムアミド、メチレンクロリド
、クロロホルム等を用いることができ、反応は、−20
〜40℃、好ましくは−5〜25℃で好適に進行し、t
−ブトキシカルボニル−L−セリル−β−ベンジル−L
−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−
アルギニンベンジルエステル(IX)を与える。本反応
においては、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステルを
用いたときが、最も副反応が少なく、高い純度の目的物
が得られる。
【0057】また、β−ベンジル−L−アスパルチル−
L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジ
ルエステル(VII) をその酸付加塩として用いる場
合は、等モル量のトリエチルアミン、トリブチルアミン
、N−メチルモルホリン等の第三級アミンの存在下に反
応させる。
【0058】第6工程
【化35】
【0059】N−t−ブトキシカルボニル−L−セリル
−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−N
G −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル(IX
)のアミノ基の保護基であるt−ブトキシカルボニル基
は、第2工程で述べたと同様の方法により除去され、L
−セリル−β−ベンジル−L−プロリル−NG −ニト
ロ−L−アルギニンベンジルエステル(X)を与える。
【0060】第7工程
【化36】
【0061】N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベン
ジル−L−アスパラギン酸(XI)を、例えば、第三級
アミンの存在下、適当な溶媒中、クロロ炭酸アルキルと
反応させて、混酸無水物とする。溶媒としてはテトラヒ
ドロフラン、ジメチルホルムアミド、クロロホルム、メ
チレンクロリド、酢酸エチル等、第三級アミンとしては
N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、トリブチル
アミン等を、クロロ炭酸アルキルとしては、クロロ炭酸
イソブチル、クロロ炭酸エチル等を用いることができる
。 反応は−40〜0℃、好ましくは−30〜−10℃で進
行し混酸無水物を与える。
【0062】次いで、得られた混酸無水物溶液とL−セ
リル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル
−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル(
X)を反応せしめることにより、N−ベンジルオキシカ
ルボニル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−セリ
ル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−
NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル(X
II)を製造することができる。溶媒としては、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、クロロホルム、
メチレンクロリド等を用いることができ、反応は−30
〜30℃で好適に進行する。なお、L−セリル−β−ベ
ンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG−ニト
ロ−L−アルギニンベンジルエステルの酸付加塩を用い
るときは、等モル量のN−メチルモルホリン、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンの如き、第三級
アミンの存在下に反応させるのが好ましい。かくして得
られた粗製の保護ペンタペプチドは精製することなく、
次の脱保護工程に付しても良いが、要すれば適当な溶媒
、例えば酢酸エチル、酢酸エチルエーテル混液、エタノ
ール、イソプロパノール等から通常の晶析方法により、
精製することが可能である。
【0063】また本反応はN−ベンジルオキシカルボニ
ル−β−ベンジル−アスパラギン酸(XI)を、例えば
、N−ヒドロキシコハク酸イミドとの活性エステルとし
たのち、縮合させることによっても目的物を製造するこ
とができる。
【0064】第8工程
【化37】
【0065】保護ペンタペプチドである、N−ベンジル
オキシカルボニル−β−ベンジル−L−アスパルチル−
L−セリル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プ
ロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエス
テル(XII)の保護基であるベンジルオキシカルボニ
ル基、ベンジル基およびニトロ基を、例えば、常圧ない
しは加圧下の接触還元により、除去する。接触還元に用
いる触媒としては、パラジウム黒、パラジウム炭素、水
酸化パラジウム等をあげることができる。溶媒としては
、水、メタノール、エタノール等の低級アルコール、酢
酸あるいは、それらの混液が使用できる。
【0066】得られた粗製のペンチゲタイド、L−アス
パルチル−L−セリル−L−アスパルチル−L−プロリ
ル−L−アルギニンは、触媒を除去後、溶媒を減圧留去
することにより、また、凍結乾燥することにより、粉末
として得られるが、要すれば、メタノール、エタノール
等の低級アルコール中で懸濁処理することにより、純度
をあげることができる。
【0067】また、Dowex 50、 DEAE−S
ephadex等の樹脂(イオン交換体)処理あるいは
逆相系の液体クロマトグラフィーを用いる分取により、
容易に精製することができる。
【0068】
【実施例】
実施例1(第1工程) t−ブトキシカルボニル−L−プロリル−NG −ニト
ロ−L−アルギニンベンジルエステルの調製
【0069
【化38】
【0070】N−t−ブトキシカルボニル−L−プロリ
ン4.3g(20mmol)とN−メチルモルホリン2
.2ml(20mmol)をテトラヒドロフラン20m
lに溶かし、−20℃に冷却した。次いで、クロロ炭酸
イソブチル2.73g(20mmol)を−20〜−1
5℃で滴下、5分間撹拌した。
【0071】別に、NG −ニトロ−L−アルギニンベ
ンジルエステル・2−p−トルエンスルホン酸塩13.
07g(20mmol)をジメチルホルムアミド10m
lとテトラヒドロフラン10mlの混液に溶かし、これ
にN−メチルモルホリン4.5ml(41mmol)を
加え−5〜0℃に冷却した。この溶液を上記混酸無水物
溶液へ−15℃以下で滴下し、滴下後室温で15時間撹
拌した。
【0072】35℃以下で溶媒を留去し、残渣に酢酸エ
チル150mlを加え、N−塩酸50ml、水30ml
、5%炭酸水素ナトリウム水溶液30ml、飽和食塩水
30mlで各々3回ずつ順次洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。
【0073】溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム(
展開溶媒:酢酸エチル)で精製し、無色飴状のt−ブト
キシカルボニル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−
アルギニンベンジルエステルを得た。収量8.1g(8
0%)
【0074】実施例2(第2工程) L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジ
ルエステルの調製
【0075】
【化39】
【0076】a)N−t−ブトキシカルボニル−L−プ
ロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエス
テル24.2g(47.8mmol)をメチレンクロリ
ド75mlに溶かし、10℃以下に冷却後、これにトリ
フルオロ酢酸48mlを滴下した。滴下後、室温で40
分間撹拌し、溶媒を留去、残渣にエーテルを加え、固化
させ、数回エーテルで洗浄し、L−プロリル−NG −
ニトロ−L−アルギニンベンジルエステルのトリフロロ
酢酸塩を無色粉末として得た。収量23.6g(94.
9%)
【0077】b)N−t−ブトキシカルボニル−
L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジ
ルエステル2g(3.95mmol)に13%塩酸−ジ
オキサン溶液10mlを10℃以下で加え、室温で1時
間撹拌した。溶媒を減圧留去、残渣にエーテルを加え、
固化させ、数回エーテルで洗浄しL−プロリル−NG 
−ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル塩酸塩を無
色粉末として得た。収量3.3g(95.1%)
【0078】実施例3(第3工程) N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジル−L−アス
パルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギ
ニンベンジルエステルの調製
【0079】
【化40】
【0080】N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジ
ル−L−アスパラギン酸9.7g(30mmol)とN
−ヒドロキシコハク酸イミド3.45g(30mmol
)をテトラヒドロフラン50mlに溶かし、氷水で冷却
後、ジシクロヘキシルカルボジイミド6.19g(30
mmol)を添加し、室温で15時間撹拌した。不溶物
をろ別し、溶媒を減圧留去後、残渣に酢酸エチルを加え
、3%炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水、3%ク
エン酸水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、イソプロピル
エーテル−n−ヘキサン混液で結晶化後、ろ取して、活
性エステルを得た。
【0081】別に、L−プロリル−NG −ニトロ−L
−アルギニンベンジルエステル塩酸塩13.29g(3
0mmol)をテトラヒドロフラン200mlに懸濁、
氷水で冷却後、トリエチルアミン6gを加え、20分間
撹拌した。次いで、上記活性エステルを加え室温で15
時間撹拌した。
【0082】減圧下、溶媒を留去し、残渣に酢酸エチル
を加え、N−塩酸、水、3%炭酸水素ナトリウム、飽和
食塩水で各々3回順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。
【0083】溶媒を減圧留去し、残渣を酢酸エチル−イ
ソプロピルエ−テル混液で結晶化後、更に酢酸エチルか
ら再結晶し、N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジ
ル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ
−L−アルギニンベンジルエステルを無色微細針状晶と
して得た。 収量13.88g(65%) mp116〜119℃ [α]D 27−63.6°(c=1,CHCl3 )
【0084】実施例4(第4工程) β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG
 −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステルの調製

0085】
【化41】
【0086】N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジ
ル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ
−L−アルギニンベンジルエステル15g(21.1m
mol)をメチレンクロリド50mlに溶かし、氷水に
て冷却後、トリフルオロ酢酸30mlを滴下した。滴下
後、室温で40分間撹拌し、減圧下、溶媒を留去した。 残渣に酢酸エチル200mlとテトラヒドロフラン10
0mlを加え有機層を分離した、次いで炭酸カリウム水
溶液を加え、水層をアルカリ性とした。水層を酢酸エチ
ル100mlで再抽出後、酢酸エチル層を分離し上記有
機層に合した。 水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留
去し、β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル
−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステルを
無色油状物として得た。 収量12.2g(94.5%)
【0087】実施例5(第5工程) t−ブトキシカルボニル−L−セリル−β−ベンジル−
L−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−L
−アルギニンベンジルエステルの調製
【0087】
【化42】
【0088】N−t−ブトキシカルボニル−L−セリン
4.31g(21mmol)とN−ヒドロキシコハク酸
イミド2.42g(21mmol)をテトラヒドロフラ
ン50mlに溶かし、−5〜5℃に冷却後、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド4.33g(21mmol)を加
え1時間撹拌した。次いで、これに、β−ベンジル−L
−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−
アルギニンベンジルエステル12.8g(21mmol
)のテトラヒドフラン溶液を加え、10時間撹拌した。
【0089】不溶物をろ別後、ろ液を減圧濃縮し、残渣
に酢酸エチルを加え、水、3%クエン酸水溶液で3回、
水、3%炭酸水素ナトリウム水溶液で3回、飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下で溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム(展開溶媒
:クロロホルム/エタノール=95/5)で精製し、イ
ソプロピルエーテルで固化粉末化し、N−t−ブトキシ
カルボニル−L−セリル−β−ベンジル−L−アスパル
チル−L−プロリル−NG−ニトロ−L−アルギニンベ
ンジルエステルを得た。 収量13.7g(81.4%) [α]D 24−58°(c=1、メタノール)
【00
90】実施例6(第6工程) L−セリル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プ
ロリル−NG−ニトロ−L−アルギニンベンジルエステ
ルの調製
【0091】
【化43】
【0092】N−t−ブトキシカルボニル−L−セリル
−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−N
G −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル4.8
g(6mmol)をメチレンクロリド10mlに溶かし
、氷水で冷却後、トリフルオロ酢酸10mlを滴下した
。滴下後、室温で1時間撹拌し、減圧下で溶媒を留去し
、残渣にエーテルを加え、固化、ろ取、数回エーテルで
洗浄し、L−セリル−β−ベンジル−L−アスパルチル
−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベン
ジルエステルトリフルオロ酢酸塩を無色粉末として得た
。収量4.8g(98%)
【0093】実施例7(第7工程) N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジル−L−ア
スパルチル−L−セリル−β−ベンジル−L−アスパル
チル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニン
ベンジルエステルの調製
【0094】
【化44】
【0095】N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベン
ジル−L−アスパラギン酸2.14g(6mmol)を
テトラヒドロフラン10mlに溶かし、−20〜−15
℃に冷却した。これに、N−メチルモルホリン0.61
g(6mmol)を加え、次いでクロロ炭酸イソブチル
0.82g(6mmol)を−15℃以下で滴下し、同
温度で5分間撹拌した。
【0096】別に、L−セリル−β−ベンジル−L−ア
スパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アル
ギニンベンジルエステルのトリフルオロ酢酸塩4.88
g(6mmol)をジメチルホルムアミド3mlとテト
ラヒドロフラン6mlの混液に溶かし、N−メチルモル
ホリン0.61g(6mmol)を加え−5℃に冷却し
た。次いでこの溶液を上記混酸無水物の溶液に−15℃
以下で滴下し、室温で15時間撹拌した。減圧下溶媒を
留去し、残渣に酢酸エチルを加え、N−塩酸、飽和食塩
水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧
留去後、残渣をジイソプロピルエーテルで固化、ろ取し
、酢酸エチルから2回再晶析し、N−ベンジルオキシカ
ルボニル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−セリ
ル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−
NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステルを無
色粉末として得た。収量4.0g(64.2%) [α]D 27−15.0°(c=1、CHCl3 )
【0097】実施例8(第8工程) L−アスパルチル−L−セリル−L−アスパルチル−L
−プロリル−L−アルギニンの調製
【0098】
【化45】
【0099】N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベン
ジル−L−アルパルチル−L−セリル−β−ベンジル−
L−アスパルチル−L−プロリル−NG−ニトロ−L−
アルギニンベンジルエステル41.5g(0.04mm
ol)を酢酸−メタノ−ル(1:1)混液830mlに
溶かし、パラジウム黒8.3g存在下、3.5気圧、1
6時間接触還元した。
【0100】触媒をろ去後、ろ液を減圧濃縮し、残渣に
水を加え、全容を100mlとした。この溶液をエタノ
ール1000ml中に注加、撹拌した。沈殿した固体を
ろ取し、これを、エタノール、次いでジイソプロピルエ
ーテルで洗浄後減圧乾燥し、粗製のLーアスパルチル−
L−セリル−L−アスパルチル−L−プロリル−L−ア
ルギニンを得た。
【0101】本品を水に溶かし、Dowex 50(ア
セテート型)に吸着、水で洗浄後、水から0.2M酢酸
に徐々に濃度を上げ、溶出した。かくして、目的画分を
集め、凍結乾燥し、高純度のペンタペプチドを得た。収
量14.1g(66%)
【0102】
【発明の効果】本発明の方法が従来の技術と比較して、
優れた点は本工程における重要中間体であるN−t−ブ
トキシカルボニル−β−ベンジル−L−アスパルチル−
L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジ
ルエステルが収率良く、結晶として、単離精製すること
ができること、N−t−ブトキシカルボニル−β−L−
セリル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリ
ル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル
およびN−ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジル−
L−アスパルチル−L−セリル−β−ベンジル−L−ア
スパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アル
ギニンベンジルエステルも通常の精製方法により固体と
して単離されること、さらには、β−ベンジル−L−ア
スパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アル
ギニンベンジルエステルにセリン部を導入する工程(第
5工程)でセリンの水酸基を無保護で導入することがで
きる等をあげることができる。
【化46】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次式(I) 【化1】 で示される、N−t−ブトキシカルボニル−L−プロリ
    ンを混酸無水物又は活性エステルとしたのち、これを、
    次式(II) 【化2】 で示される、NG −ニトロ−L−アルギニンベンジル
    エステルと反応せしめて、次式(III):【化3】 で示される、N−t−ブトキシカルボニル−L−プロリ
    ル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル
    とし、これを、脱保護反応に付して、式(IV):【化
    4】 で示されるL−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギ
    ニンベンジルエステルとし、これに、次式(V):【化
    5】 で示されるN−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジル
    −L−アスパラギン酸を活性エステル又は混酸無水物と
    したのち反応せしめて、次式(VI):【化6】 で示されるN−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジル
    −L−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−
    L−アルギニンベンジルエステルとし、これを、脱保護
    して、次式(VII): 【化7】 で示されるβ−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロ
    リル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステ
    ルとし、これに、次式 (VIII) :【化8】 で示されるN−t−ブトキシカルボニル−L−セリンを
    、活性エステルとしたのち反応せしめて、次式(IX)
    : 【化9】 で示されるN−t−ブトキシカルボニル−L−セリル−
    β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG
     −ニトローL−アルギニンベンジルエステルとし、こ
    れを、脱保護して、次式(X): 【化10】 で示されるL−セリル−β−ベンジル−L−アスパルチ
    ル−L−プロリル−NG−ニトロ−L−アルギニンベン
    ジルエステルとし、これに、次式(XI):【化11】 で示されるN−ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジ
    ルアスパラギン酸を混酸無水物又は活性エステルとした
    のち反応せしめて、次式(XII): 【化12】 で示されるN−ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジ
    ル−L−アスパルチル−L−セリル−β−ベンジル−L
    −アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−
    アルギニンベンジルエステルとし、これを脱保護するこ
    とを特徴とする、次式(XIII): 【化13】 で示されるL−アスパルチル−L−セリル−L−アスパ
    ルチル−L−プロリル−L−アルギニンの製法。
  2. 【請求項2】  β−ベンジル−L−アスパルチル−L
    −プロリル−NG−ニトロ−L−アルギニンベンジルエ
    ステルと、N−t−ブトキシカルボニル−L−セリンの
    水酸基を保護することなく活性エステルとしたものを反
    応せしめることを特徴とするN−t−ブトキシカルボニ
    ル−L−セリル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L
    −プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジル
    エステルの製法。
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