JPH0435468B2 - - Google Patents

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JPH0435468B2
JPH0435468B2 JP58105081A JP10508183A JPH0435468B2 JP H0435468 B2 JPH0435468 B2 JP H0435468B2 JP 58105081 A JP58105081 A JP 58105081A JP 10508183 A JP10508183 A JP 10508183A JP H0435468 B2 JPH0435468 B2 JP H0435468B2
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atom
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compound
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JP58105081A
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JPS595171A (ja
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Antonii Washinton Hooru
Jerufu Kurauree Patoritsuku
Barii Gurabesutotsuku Mitsucheru
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Imperial Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Imperial Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS595171A publication Critical patent/JPS595171A/ja
Publication of JPH0435468B2 publication Critical patent/JPH0435468B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は殺菌剤及び植物生長調整剤として有用
なトリアゾール化合物、それらの製造法、それら
を有効成分とする殺菌及び植物生長調整剤及びそ
れらを使用する菌類(fungi)、特に植物の菌感染
の抑止法及び植物の生長調整法に関するものであ
る。 すなわち本発明によれば、一般式(): 〔式中、Rはフエニル基であるか又はハロゲン
原子で置換されたフエニル基であり;R1及びR2
は水素原子であり;Zは基【式】又は −C≡C−R4 (基中のR3,R4及びR5は水素原子、ハロゲン
原子又は炭素数1〜6個の直鎖状もしくは分枝鎖
状アルキル基である)であり;nは1又は2であ
る:但し、R1及びR2が水素原子であり、nが1
であり且つZが基−C≡C−R4である場合には、
R4は水素原子、臭素原子又は沃素原子であるこ
とはない〕をもつトリアゾール誘導体及びそれら
の立体異性体並びにそれらの酸付加塩、エーテ
ル、エステル及び金属錯体が提供される。 本発明の化合物は不整中心を含み得る。かゝる
化合物は一般にラセミ混合物の形で得られる。し
かしながら、これらの及びその他の混合物は既知
の方法によつて個々の異性体に分離することがで
きる。 R3,R4及びR5の任意の基は炭素数1〜6個、
たとえば1〜4個を有する直鎖状又は分枝鎖状ア
ルキル基であることができ、たとえばメチル,エ
チル,プロピル(n−又はイソ−プロピル),ブ
チル(n−,第2級−,イソ−又は第3級−ブチ
ル),ペンチル(たとえばn−ペンチル)及びヘ
キシル(たとえばn−ヘキシル)であり得る。 基Rがハロゲン原子で置換されたフエニル基で
ある場合のハロゲン原子の例は、たとえばフツ素
原子、塩素原子又は臭素原子であり得る。 基R1,R2,R3,R4及びR5は、好ましくは水素
原子である。 基Zの好ましい例は−CR3=CH2(式中R3は水
素又はアルキル基、特にメチル基である);及び
−C≡CHである。 したがつて本発明の好ましい一態様によれば、
上記一般式()においてRがフエニル基又はハ
ロゲン、原子で置換されたフエニル基であり;n
が1又は2であり;そしてR1及びR2が水素原子
であり;R3,R4及びR5が水素原子又はアルキル
基であるトリアゾール誘導体が提供される。 基Rがハロゲン原子で置換されたフエニル基で
ある場合の例は2−,3−又は4−クロルフエニ
ル,2,4−又は2,6−ジクロルフエニル,2
−,3−又は4−フルオルフエニル,2,4−又
は2,6−ジフルオルフエニル,2−,3−又は
4−ブロムフエニル,2−クロル−4−フルオル
フエニル,2−フルオル−4−クロルフエニル,
2−クロル−6−フルオルフエニル基を包含す
る。 したがつて本発明のさらに別の一態様によれ
ば、上記一般式()においてRが2−,3−又
は4−クロルフエニル,2,4−又は2,6−ジ
クロルフエニル,2−,3−又は4−フルオルフ
エニル,2,4−又は2,6−ジフルオルフエニ
ル,2−,3−又は4−ブロムフエニル,2−ク
ロル−4−フルオルフエニル,2−フルオル−4
−クロルフエニル,2−クロル−6−フルオルフ
エニル基であるトリアゾール誘導体が提供され
る。 つぎに本発明の化合物の特定の例を第表に示
す。これらの化合物は式: (式中、Zは【式】又は−C≡CR4 である)に合致するものである。 【表】 【表】 第表中の化合物の好ましいものはつぎの構造
を有する。 一般式()の化合物は一般式()又は
(): 〔式中R,R1,R2,n及びZは前記の意義を
有しそしてXはハロゲン原子(好ましくは塩素又
は臭素原子)である〕の化合物を適当な溶剤中で
酸結合剤の存在における又はアルカリ金属塩の形
における1,2,4−トリアゾールと反応させる
ことによつて製造し得る。一般式()又は
()の化合物はアセトニトリル,メタノール,
エタノール又はジメチルホルムアミドのような適
当な溶剤中で20〜100℃の温度で1,2,4−ト
リアゾールのナトリウム塩(この塩は1,2,4
−トリアゾールに水素化ナトリウム又はナトリウ
ムメトキシドを添加することによつて製造し得
る)と反応させることが特に適当である。生成物
は反応混合物を水中に注入しそして生成する固体
を適当な溶剤から再結晶することによつて単離す
ることができる。 一般式()及び()の化合物は一般式(
a)又は(b): (式、R,R1,R2,Z,n及びXは前記の意
義を有する)の化合物を適当な溶剤、たとえばジ
エチルエーテル又はテトラヒドロフラン中で、一
般式(a)又は(b): Y―Mg―R (a) 〔式中、R,R1,R2,Z及びnは前記の意義
を有し;Yはハロゲン原子(好ましくは塩素,臭
素又は沃素原子)である〕のグリニヤール化合物
とそれぞれ反応させることによつて製造すること
ができる。一般に、一般式()及び()の化
合物の混合物が得られる。 一般式()及び()の化合物は文献所載の
方法によつて製造することができる。 基R2がフエニル基であるか又はハロゲン原子
で置換されたフエニル基である一般式()の化
合物はまた一般式(): (式中、R,R1,R2,n及びZは前記の意義
を有する)の対応するケトン化合物を文献所載の
方法を用いてジメチル オキソスルホニウム メ
チリド(methylide)(Corey及びChaykovsky,
JACS,1965,87,1353−1364)又はジメチル
スルホニウム メチリド(Corey及び
Chaykovsky,JACS,1962,84,3782)と反応
させることによつても製造し得る。 基Rがフエニル基であるか又はハロゲン原子で
置換されたフエニル基でありそしてR1,R2,n
及びZが前記定義したとおりのものである一般式
()の化合物はまた一般式(): (式中、R,R1,R2,n及びZは前記の意義
を有する)のβ−ヒドロキシセレナイド化合物を
Van Ende,Dumont及びKriefの方法((Angew.
Chem.Int.Ed.,1975,14,700)に従つてカリウ
ムt−ブトキシド中で沃化メチルと反応させるこ
とによつても製造し得る。 β−ヒドロキシセレナイド化合物はジセレナイ
ドをブチルリチウムの存在下で対応するケトンで
処理することによつて製造し得る。 一般式()の化合物の塩及び金属錯体は一般
式()の化合物から既知の方法で製造すること
ができる。たとえば、金属錯体は錯化されていな
い化合物を適当な溶剤中で金属塩と反応させるこ
とによつて製造し得る。 一般式()の化合物は上述の反応によつて通
常ラセミ混合物の形で製造される。これらの混合
物の光学的対掌体へのラセミ分割は既知の方法で
行なうことができる。これらの方法の例は(1)一般
式()の化合物と光学活性酸(たとえば樟脳ス
ルホン酸)とのジアステレオマー塩又はエステル
を形成させ、これらの異性体塩又はエステルを分
離しそして分離した異性体塩又はエステルを一般
式()の化合物の光学的対掌体に転化させる方
法、(2)一般式()の化合物のハロホルメート
(たとえばクロルホルメート)を光学活性アミン
(たとえばα−メチルベンジルアミン)と反応さ
せることによつて一般式()の化合物のジアス
テレオマー状カルバメートを形成させ、該異性体
状カルバメートを分離しそして分離した異性体状
カルバメートを一般式()の化合物の光学的対
掌体に転化する方法、(3)一般式()の化合物の
ヘミフタレートを光学活性アミン(たとえばα−
メチルベンジルアミン)と反応させてヘミフタレ
ートの塩を形成させ、得られる異性体状塩を分離
しそして分離した塩を一般式()の化合物の光
学的対掌体に転化する方法、又は(4)光学対掌体選
択性(enantio−selective)結晶化法(Leigh,
Chemistry and Industry,1970,第1016〜1017
頁及び同文献1977,第36頁)を用いて混合物を光
学分割する方法を包含する。ジアステレオマー
塩,エステル及びカルバメートの分離はたとえば
結晶化技術によつて又は高圧液体クロマトグラフ
イー((HPLC)によつて達成し得る。別法によ
れば、光学対掌体は立体特異的還元によつて、た
とえば生化学的還元(たとえば酵母又はアスペル
ギルス ニガー(Aspergillus niger)を使用し
て)によつて又は不整触媒(chiral catalys−ts)
(たとえばウイルキンソンの触媒)を使用する水
素添加によつて又は硼水素化物/アノ酸錯体によ
る還元によつて一般式()の化合物から直接製
造することができる。 本発明のトリアゾール化合物及びそれらの塩及
び金属錯体は活性の高い殺菌剤であり、特につぎ
の病気に対して有効である。 稲のイモチ病(Piricularia oryzae); 小麦のサビ病(Puccinia recondita
Puccinia striiformis及び他のサビ病)、大麦の
サビ病(Puccinia hordeiPuccinia
striiformis及び他のサビ病)並びに他の宿主植
物、たとえばコーヒー、リンゴ、野菜及び観賞用
植物のサビ病; 大麦及び小麦のウドンコ病(Erysiphe grami
−nis)及びウリ類(たとえばキユウリ)のウド
ンコ病(Sphaerotheca fuliginea)、リンゴのウ
ドンコ病(Podosphaera leucotricha)及びブ
ドウのウドンコ病(Uncinula becator)のごと
き種々の宿主植物についての他のウドンコ病; 穀類の葉枯病(Helminthosporium spp.)ウ
ンモン病(Rhynchosporium spp.)及びシユー
ドセルコスポレラ ヘルポトリコイデス
Pseudocer−cosporella herpotrichoides); 落花生のカツパン病(Cercospora
arachidico−la)及びその他、たとえばてんさ
い、バナナ及び大豆のハンテン病(Cercospora
spp); トマト、イチゴ、ブドウ及び他の宿主植物の灰
色かび病((grey mould)(Botrytis
cinerea); リンゴのクロホシ病(Venturia inaequalis)。 また、本発明のトリアゾール化合物のあるもの
は試験管内において菌類に対して広範囲の活性を
示した。これらの化合物はまた果物の収穫後の
種々の病害、たとえばオレンジの緑カビ病
Peni−cillium digatatum及びitalicum)及び
バナナのタンソ病(Gloeosporium musarum
に対して活性を示す。さらに本発明の化合物のあ
るものは、穀類の萎凋病(Fusarium spp.)、ハ
ンテン病(Septoria spp.)、ナマグサクロホ病
Till−etia spp.)(クロホ病、小麦の種子起源
性の病害)、カタクロホ病(Ustilago spp.)お
よび葉枯病(Helminthosporium spp.)、綿の
白絹病(Rhizoctonia solani)および稲の紋枯
病(C−orticium sasakii)に対して、種子ド
レツシング剤の形で活性を示す。 本発明の化合物は植物組織中を求頂的に(acr
−opetally)移動し得る。さらに本発明の化合物
は植物上の菌類に対して蒸気相で活性であるよう
に十分揮発性であり得る。 本発明の化合物はまた工業用(すなわち植物用
に対して)殺菌剤としても有用であり、たとえば
木材、皮膚、皮革及び特に塗膜に対する菌類(カ
ビ類)の攻撃の防除用として有用である。 本発明の化合物はさらにカンジダ症及び人間の
皮膚糸状菌感染の処置にも有用である。 さらに本発明の化合物は植物の生長調整能を有
し、この目的のためにも有用である。 本発明の化合物の植物生長調整効果はたとえば
木本及び草本の単子葉及び双子葉植物の発育部分
の生長に対する発育抑制効果又は矮小化効果とし
て現われる。かゝる発育抑制又は矮小化効果はた
とえば落花生、穀物、たとえば小麦及び大麦、ア
ブラナ、野生の豆類、ヒマワリ、ジヤガイモ及び
大豆に有用であり、この場合茎長の減少により倒
伏の危険性が減少され、これに伴つてさらに茎の
強化、太さの増加及び短縮、節間の短縮、強化根
(buttress root)の形成の増加及びよりまつすぐ
に配向した茎及び葉の形成等の有利な効果が得ら
れる場合もあり、さらにまた肥料の施用量を増大
し得る。木本植物の発育抑制は動力線(power
lines)等の下にある下ばえの生長を抑制する場
合に有用である。発育抑制又は矮小化を誘起する
化合物はまた砂糖キビの茎の生長を変えるのに有
用であり、これによつて収穫時に砂糖キビの糖濃
度を増大させることができる。また砂糖キビの開
花及び成熟もこれらの化合物の施用によつて制御
することができる。落花生の発育抑制は収穫量を
助長し得る。芝草の生長遅延は芝生の維持に役立
つ。適当な芝草の例はイヌシバ(Stenotaphrum
secundatum)(聖アウグスチヌス草)、クシガ
ヤ(Cynosurus cristatus)、ネズミムギ(Lo−
lium multiflorum)、ホソムギ(Lolium per−
enne)、ヌカボ(Agrostis tenuis)、ギヨウギシ
バ(Cynodon dactylon)(バーミユダ草)、カ
モガヤ(Dactylis glomerata)、カヤ属(F−
estuca spp.)、たとえばオオウシノケグサ
Festuca rubra)及びツナギ属(Poa spp.)、
たとえばナガハグサ(Poa pratense)である。
本発明の化合物は、認め得る植物毒性作用なしに
かつ草の外観((特に色)に有害な影響を及ぼす
ことなしに草類の発育を抑制することができ、し
たがつて該化合物は観賞用の芝生及び芝草による
縁取り用として魅力的なものである。これらの化
合物はまたたとえば草類における頭状花の形成に
も有効である。本発明の化合物はまた芝草中に存
在する雑草の発育を抑制し得る;このような雑草
の例はすげ〔たとえばシペルス種(Cyperus
spp.)及び双子葉雑草(たとえばヒナギク、オオ
バコ、ミチヤナギ、クワガタソウ、アザミ、スカ
ンポ及びノボロギク)である。非作物植物(たと
えば雑草又は被覆用植物)の生長を遅延させるこ
とができ、それによつて農園の作物及び田畑の作
物の保守を助長するものである。果樹園、特に土
壌の腐食を受けやすい果樹園においては、草によ
る被覆を存在させることが重要である。しかしな
がら、草の適度の生長は維持のために多大の労力
を必要とする。本発明の化合物は土壌の腐食をも
たらす植物の枯死を起させることなしにその生長
を制限し得るのでこのような状況に有効に使用し
得るものである。しかも本発明の化合物を使用す
れば、同時に被覆用の草による栄養分及び水分の
分取が低減される結果、果物の収穫量を増加せし
め得る。ある場合には、芝草の1種が別種の芝草
よりも生長が抑制され、この選択性は、たとえば
望ましくない種の芝草の生長の選択的抑制による
芝生の品質の改良に有用である。 矮小化はまた鑑賞用植物、室内用植物、庭園用
植物及び苗床植物(たとえばシヨウジヨウボク、
菊、カーネーシヨン、チユーリツプ及びラツパズ
イセン)を小型化するのにも有用であり得る。 前述のように、本発明の化合物は木本植物種の
生長抑制にも使用でき、この性質は生垣の調整又
は果樹(たとえばリンゴ、西洋ナシ、サクラン
ボ、桃、ブドウ等)の整形に利用できる。ある種
の針葉樹は本発明の化合物により認め得るほどに
生長が抑制されないので、これらの化合物は針葉
樹木間に生育する望ましくない植物の防除に使用
し得る。 植物生長調整作用は前述したごとく作物収量の
増大に現われ、あるいは果樹園の作物又は他の作
物では果物収穫量、鞘の収穫量及び穀粒の収穫量
の増大能力に現われる。 ジヤガイモの場合には、畑でのつるの調整及び
貯蔵中の発芽阻止が可能となる。 本発明の化合物によりもたらされる他の植物生
長調整作用は葉角の変更及び葉の形態学的変化
(これらはいずれも光線の遮断及び利用を増大せ
しめ得る)及び単子葉植物の分げつ(tillering)
の促進を包含する。改善された光線の遮断は世界
中の主要な作物のすべて、たとえば小麦、大麦、
稲、トウモロコシ、大豆、てんさい、ジヤガイ
モ、農園及び果樹園作物について価値あるもので
ある。葉角変更効果はたとえばジヤガイモの葉の
方位を変えるのに有用であり、それによつて作物
に光がより多量に当たるようにし、光合成及び塊
茎重量の増加を誘起し得る。単子葉作物(たとえ
ば稲)の分げつを促進させることによつて、単位
面積当りの開花苗条数が増加され、それによつて
かかる作物の全穀粒収量を増加せしめ得る。さら
に、単子葉植物及び双子葉植物、特に小麦、大
麦、稲及びトウモロコシのような穀類植物の生長
段階及び増殖段階の両方において抑制及び緩和の
間のより良好な段階的((hierarchical)関係を
得ることが可能であり、それによつて単位面積当
りの開花する芽の個数を増大させることができ、
穂内の穀粒の粒度分布を、収量を増大するように
改変させることができる。稲植物又は稲収穫物の
処理においては、本発明の化合物はたとえば細粒
又は粒状組成物として、たとえば緩慢放出型の細
粒として苗床、稲田の水及び他の同様な栽培場所
及び培地に施用し得る。芝生、特に快適さを与え
る芝生では、分げつの増大はより密度の濃い芝生
を与えることができ、これは摩耗弾性を増大させ
ることができる。分げつの増大はまたまぐさの増
大した収率とより良い品質例えば向上した消化性
と味の良さとを与えることができる。 本発明の化合物で植物を処理すると、より深緑
色の葉を与えることができる。大豆及び綿花のご
とき双子葉植物では、側芽の形成が促進され得
る。 本発明の化合物は、テンサイの開花を抑制又は
少くとも遅延させることができ(これによつて砂
糖の収量を増大させ得る)あるいは多数の他の作
物の開花様式を改変し得る。これらの化合物はま
た砂糖の収量を認め得るほどに減少させることな
くテンサイの寸法を減少させることができ、これ
によつて栽培密度の増大を与え得る。同様に他の
根菜類(たとえばカブラ、カブカンラン
(swede)、フダン草(mangold)、アメリカボウ
フウ、テンサイの根、ヤマイモ及びカサバ)につ
いてもその栽培密度を増大させ得る。 本発明の化合物は綿花の発育部分の生長を制限
することによつて綿花の収量を増大させるのに有
用である。作物の収量はまた乾燥物質の分配(p
−ertitioning)を変えることにより収穫指数(す
なわち製造された全乾燥物質の割合としての収穫
した収量)の向上によつても増大させ得る。これ
は全ての前記の根、鞘作物、穀物、木、農園及び
果樹園の作物に適用される。 本発明の化合物は種子からの植物の発芽を遅ら
せ、茎の高さを短かくしかつ開花を遅らせる作用
を有するので植物を応力に対して耐性にするのに
有用であり、またこれらの作用は、冬期にかなり
の降雪がある地方において処理植物を寒冷期の間
雪面下に保持せしめるので霜害の防止にも有用と
なり得る。さらに本発明の化合物は、ある種の植
物に干ばつ又は寒冷に対する耐性を与え得る。 低い散布率で種子処理剤として施用した場合、
本発明の化合物は植物に生長刺激作用を及ぼし得
る。 本発明の化合物を植物の生長調整に用いる場
合、その使用量は種々の因子、たとえば選択使用
される個々の化合物及び生長を調整すべき植物の
種類より左右されようが、一般に0.1〜15、好ま
しくは0.1〜5Kg/ヘクタールの施用率が用いら
れる。生分解可能な重合体の緩慢放出型の細粒を
用いると、1ヘクタール当り1〜10gの施用率が
可能であるが、動電噴霧技術を用いてもよい低い
施用率を採用し得る。しかしながら、ある種の植
物については、この範囲内の施用率でも望ましく
ない植物毒性作用を与える場合がある。したがつ
て、適合する特定の目的について特定の化合物の
最良の施用率を決定するには常用の試験を必要と
し得る。 本発明の化合物は単独で殺菌用又は植物生長調
整用に使用できるが、組成物に製剤化して用いる
のがより好都合である。したがつて本発明はさら
に、活性成分として上記一般式()の化合物あ
るいはその塩、金属錯体、エーテル又はエステル
を随意に担体又は希釈剤と共に含有する殺菌又は
植物生長調整用組成物を提供する。 また本発明は、かかる活性化合物、その塩、金
属錯体、エーテル又はエステルあるいはそれらを
含有する組成物を植物、種子又はその周囲の場所
に施用することからなる、植物の菌類による病害
を防除する方法及び植物の生長を調整する方法を
提供する。 本発明の化合物、それらの塩、金属錯体、エー
テル及びエステルは種々の方法で施用でき、たと
えば、それらを製剤又は非製剤の形で、植物の葉
に直接施用でき又は潅木、樹木、種子又は植物が
生育しつつあるもしくは植えられるべき他の媒体
に施用でき、あるいは噴霧もしくは散布により又
はクリーム状もしくはペースト状製剤として又は
蒸気の形であるいは緩慢放出型細粒として施用で
きる。施用は植物、低木又は高木の任意の部分、
たとえば葉、茎、枝、根又は根の周囲の土壌に又
は播種前の種子に、あるいは一般に土壌に、水田
に又は水栽培系に対して行なうことができる。 本発明の化合物は植物又は木に注入することも
でき、または電動噴霧技術を用いて植物上に噴霧
することもできる。 本明細書で用いられる用語“植物”は苗木、低
木及び高木を包含するものである。さらに、本発
明による殺菌方法は予防、保護、防止および撲滅
根絶処理を包含する。 本発明の化合物は好ましくは組成物の形で農園
芸用に使用される。使用される組成物の型は意図
される個々の目的に応じて変るであろう。 組成物は、活性成分を固体希釈剤又は担体、た
とえばカオリン、ベントナイト、珪藻土、ドロマ
イト、炭酸カルシウム、タルク、粉末マグネシ
ア、フラー土、石膏、ヘウイツト土、珪藻土岩及
び陶土のような充填剤と混合した撒布用粉末又は
粒剤の形であり得る。かかる粒剤は更に処理する
ことなく直接土壌に散布するに適する予め成形し
た粒剤であることができ、それらは充填剤のペレ
ツトに活性成分を含浸させるか又は活性成分と粉
末状充填剤との混合物をペレツト化することによ
つて製造し得る。種子ドレツシング用の組成物
は、たとえば組成物の種子への付着性を助長する
薬剤(たとえば鉱油)を含有し得る。別法とし
て、活性成分を有機溶剤(たとえばN−メチルピ
ロリドン又はジメチルホルムアミド)を用いて種
子ドレツシング用に製剤化することもできる。 組成物はまた粉末又は粒剤の液体中への分散を
容易にするための湿潤剤を含む分散性粉末、顆粒
又は粒剤の形であることもでき、かかる組成物は
さらに充填剤及び懸濁剤を含有し得る。 水性分散液又はエマルジヨンは、活性成分を湿
潤剤、分散剤又は乳化剤を含有し得る有機溶剤中
に溶解し、ついで得られた混合物をこれまた湿潤
剤、分散剤又は乳化剤を含有し得る水に添加する
ことによつて調製できる。適当な有機溶剤は二塩
化エチレン、イソプロピルアルコール、プロピレ
ングリコール、ジアセトアルコール、トルエン、
ケロシン、メチルナフタリン、キシレン、トリク
ロルエチレン、フルフリルアルコール、テトラヒ
ドロフルフリルアルコール及びグリコールエーテ
ル(たとえば2−エトキシエタノール及び2−ブ
トキシエタノール)である。 噴霧用組成物はまた製剤をたとえばフルオルト
リクロルメタン又はジクロルジフルオルメタンの
ような噴霧剤の存在下に加圧下で容器中に保持し
たエアゾールの形であることもできる。 また本発明の化合物は乾燥状態で燻蒸混合物
(pyrotechnic mixture)と混合することによつ
て該化合物を含む煙を密閉空間で発生せしめるに
適する組成物に形成することもできる。 別法として、化合物はマイクロカプセルの形で
用いることもできる。これらの化合物はまた活性
物質の緩慢な制御された放出を与えるような性分
解性の重合体製剤に調製することもできる。 適当な添加剤、たとえば被処理表面への拡展
性、付着性および耐雨性を改良するための添加剤
を配合することによつて、種々の組成物を意図す
る種々の用途によりよく適合させることができ
る。 本発明の化合物は肥料(たとえば窒素、カリウ
ム又は燐含有肥料)との混合物として使用するこ
ともできる。化合物をたとえば被覆により配合し
た肥料の粒剤のみからなる組成物が好ましい。か
かる粒剤は活性化合物を25重量%以下の量で含有
するのが適当である。 さらに組成物は、通常活性成分を一種又はそれ
以上の表面活性剤、たとえば湿潤剤、分散剤、乳
化剤又は懸濁剤の存在下で含有する水性分散液又
はエマルジヨンであるか又は電動噴霧技術におい
て使用するに適する型の噴霧用組成物である浸漬
液又は噴霧液として使用される液状製剤の形であ
ることもできる。かかる表面活性剤は陽イオン、
陰イオン又は非イオン活性剤であり得る。適当な
陽イオン活性剤は第4級アンモニウム化合物、た
とえばセチルトリメチルアンモニウム ブロマイ
ドである。 適当な陰イオン活性剤は、石けん、硫酸の脂肪
族モノエステルの塩(たとえばラウリル硫酸ナト
リウム)及びスルホン化芳香族化合物の塩(たと
えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リ
グノスルホン酸のナトリウム塩、カルシウム塩又
はアンモニウム塩、ブチルナフタリンスルホネー
ト及びジイソプロピル−及びトリイソプロピル−
ナフタリンスルホン酸のナトリウム塩の混合物)
である。 適当な非イオン活性剤は、エチレンオキシド
と、オレイルアルコール又はセチルアルコールの
ごとき脂肪族アルコールあるいはオクチルフエノ
ール、ノニルフエノール又はオクチルクレゾール
のごときアルキルフエノールとの縮合生成物であ
る。他の非イオン活性剤は、長鎖脂肪酸とヘキシ
トール無水物とから誘導された部分エステル、該
部分エステルとエチレンオキシドとの縮合生成物
及びレシチン類である。適当な懸濁液は親水性コ
ロイド(たとえばポリビニルピロリドン及びナト
リウム カルボキシメチルセルロース)及び植物
ゴム(たとえばアカシアゴム及びトラガカントゴ
ム)である。 水性分散液又はエマルジヨンの形で使用される
組成物は、通常活性成分を高割合で含む濃縮液の
形で供給され、使用前に水で希釈される。かかる
濃縮液はしばしば長期間の貯蔵に耐えかつかかる
長期貯蔵後に水で希釈する際慣用の及び電動式の
噴霧用具で施用されるに十分な時間均質に保持さ
れる水性製剤を形成し得るものであることが必要
である。かかる濃縮液は好都合には95重量%以
下、好適には10〜85重量%、たとえば25〜60重量
%の活性成分を含有し得る。かかる濃縮液は有機
酸(たとえばキシレンスルホン酸又はドデシルベ
ンゼンスルホン酸のごときアルカリール又はアリ
ールスルホン酸)を含有するのが適当であり、か
ような酸の存在は濃縮液中でしばしば使用される
極性溶剤中への活性成分の溶解性を高め得る。さ
らに濃縮液は充分安定な水中エマルジヨンが得ら
れるように高割合の表面活性剤を含むのが適当で
ある水性製剤の調製のために希釈した場合、かか
る製剤はその使用目的に応じて種々の量の活性成
分を含有し得るが、一般に0.0005%又は0.01%な
いし〜10重量%の活性成分を含む水性製剤を使用
できる。 本発明の組成物はさらに、生物学的活性をもつ
他の化合物、たとえば同様のもしくは補充的な殺
菌又は植物生長調整作用を有する化合物あるいは
植物生長調整作用、除草又は殺虫作用を有する化
合物をも含有し得る。他の殺菌活性化合物はたと
えばセプトリア(Septoria)、ギベレラ(Gi−
bberella)及びヘルミントスポリウム(Helm−
inthosporium)種のごとき穀物(たとえば小麦)
の穂の病害、土壌及び種子にはびこる病害、ブド
ウのベト病及びウドンコ病、リンゴのウドンコ病
及びクロホシ病等を防除し得るものであり得る。
かかる殺菌剤の混合物は一般式()の化合物単
独よりも広い活性スペクトルを示し得る。さら
に、他の殺菌剤は一般式()の化合物の殺菌活
性に対して相乗効果を発揮し得る。他の殺菌性化
合物の例としては、イマザリル、ベノミル、カル
ベンダジム、チオフアネート−メチル、カプタホ
ル、カプタン、サルフアー、トリフオリン、ドデ
モルフ、トリデモルフ、ピラゾフオス、フラール
アキシル、エチリモル、テクナゼン、ジメチリモ
ル、ブピリメート、クロルタロニル、ビンクロゾ
リン、プロシミドン、イプロジオン、メタラキシ
ル、フオルセチル−アルミニウム、カルボキシ
ン、オキシカルボキシン、フエナリモル、ヌアリ
モル、フエンフラム、メトフロキサン、ニトロタ
ール−イソプロピル、トリアジメフオン、チアベ
ンダゾール、エトリジアゾール、トリアジメノー
ル、ピロキサゾール、ジチアノン、ビナパクリ
ル、キノメチオネート、グアザチン、ドジン、フ
エンチン、アセテート、フエンチン ヒドロキシ
ド、ジノカツプ、フオルペツト、ジクロフルアニ
ド、ジタリムホス、キタジン、シクロヘキシミ
ド、ジクロブトラゾール、ジチオカルバメート、
銅化合物、水銀化合物、1−(2−シアノ−2−
メトキシイミノアセチル)−3−エチル尿素、フ
エナパニル、オフレース、プロ−ピコナゾール、
エタコナゾール及びフエンプロペモルフ等をあげ
ることができる。 一般式()の化合物は種子、土壌又は葉に寄
生する病害から植物を保護するために、土壌、泥
炭堆肥及びその他の根定着用媒体と混合すること
ができる。 適当な殺虫剤はピリモル、クロネトン、ジメト
エート、メタシストツクス及びホルモチオンであ
る。 前記他の植物生長調整化合物は、雑草又は種子
頭の形成を制御し、一般式()の化合物の植物
生長調整活性の程度又は可使期間を改良し、望ま
しくない植物(例えば草類)の生長を選択的に制
御し、又は一般式()の化合物を植物の生長調
整剤としてより迅速に又はより緩慢に作用させる
ようなものであり得る。これらの他の植物生長調
整剤のいくつかのものは除草剤である。 本発明の化合物と混合使用して相乗効果を発揮
し得る適当な植物生長調整剤化合物の例はギベレ
リン類(たとえばGA3,GA4又はGA7)、オーキ
シン類(たとえばインドール酢酸、インドール酪
酸、ナフトキシ酢酸又はナフチル酢酸)、シトキ
ニン類(たとえばキネチン、ジフエニル尿素、ベ
ンズイミダゾール、ベンジルアデニン又はベンジ
ルアミノプリン)、フエノキシ酢酸類(たとえば
2,4−D又はMCPA)、置換安息香酸(たとえ
ばトリヨード安息香酸)、モルフアクチン類(た
とえばクロルフルオレコール)、マレイン酸ヒド
ラジド、グリホセート、グリホシン、長鎖脂肪族
アルコール及び酸、ジケグラツク、フルオリダミ
ド、メフルイダイド、置換第4級アンモニウム及
びホスホニウム化合物(たとえばクロルメクオー
*、クロルホニウム又はメピクオートクロライ
ド)、エテポン、カルベタミド、メチル−3,6
−ジクロルアニセート、ダミノジツド*、アスラ
ム、アブシス酸、イソピリモル、1−(4−クロ
ルフエニル)−4,6−ジメチル−2−オキソ−
1,2−ジヒドロピリジン−3−カルボン酸、ヒ
ドロキシベンゾニトリル類(たとえばブロモキシ
ニル)、ジフエンゾクオート、ベンゾイルプロプ
−エチル−3,6−ジクロルピコリン酸及びテク
ナゼンである。相乗効果は前記の第4級アンモニ
ウム化合物、特に星印(*)を付けた化合物を用
いる場合に特に顕著である。 一般式()の化合物をギベレリンと組合せて
用いることは該化合物の植物生長調整効果を低下
させるのが望ましい場合(たとえば該化合物を殺
菌剤として用いようとする場合)に有用である。
本発明の化合物を、植物を包囲する土壌又は植物
の根に施用しようとする場合には、該化合物の植
物生長調整効果はある種のフエノキシ安息香酸及
びそれらの誘導体を用いることによつても低下し
得るであろう。 つぎに本発明を実施例によつて説明する。実施
例中、温度はすべて摂氏(℃)である。 実施例 1 本実施例は式: (第表 化合物No.1)をもつ化合物の製造を説
明するものである。 工程 1 式: の化合物の製造: グリニヤール試薬、臭化アリルマグネシウム、
を常法により無水エーテル(150ml)中の臭化ア
リル((18g)及びマグネシウム切削屑(7.5g)
から調製した。これに無水エーテル(50ml)中の
ω−クロルアセトフエノン(15g)を室温で滴加
した。1時間後、混合物を1時間還流した。冷却
後、このエーテル溶液を傾瀉によつてゴム状マグ
ネシウム残渣から分離しそして飽和塩化アンモニ
ウム溶液中に注入した。洗滌したエーテル抽出物
を硫酸マグネシウム上で乾燥しそして蒸発させて
黄色液体を得た。NMR及びIRスペクトルにより
この粗生成物は次の反応に直接使用するために十
分純粋なものであることが確認された。しかしな
がら、この生成物は蒸留(70゜/0.01mm)するこ
ともできる。収量=6.8g。 NMR(CDCl3)δ2.68(d,2H),3.80(s,2H),
4.90−5.20(m,2H),5.40−5.95(m,
1H),7.10−7.60(m,5H) IR(液膜) 3550,3485cm-1 工程 2 式: の化合物の製造: 無水DMF(5ml)中のトリアゾール(0.69g)
を無水DMF(30ml)中の水素化ナトリウム(油中
の50%分散物0.5g)の撹拌しつつある懸濁物に
添加することによつて1,2,4−トリアゾール
のナトリウム塩を形成させた。これに無水DMF
(5ml)中の前記工程1の反応から得られたアリ
ルクロルヒドリン(1.0g)を添加しそして混合
物を60℃に3時間加熱した。反応混合物を水
((100ml)中に注入しそしてエーテル(2×30ml)
で抽出した。乾燥後、エーテル抽出物を蒸発させ
て褐色油状物を得、これをシリカゲル上のカラム
クロマトグラフイーにより酢酸エチルを溶離剤と
して精製した。その結果得られる透明油状物は放
置すると結晶化して融点61−4℃の白色結晶を生
成した(収量0.45g)。 NMR(CDCl3)δ2.44(dd,1H),2.80(dd,1H),
416(s,1H),4.16(s,1H),4.44(s,
2H),4.96−5.24(m,2H),5.40−5.90
(m,1H),7.20−7.50(b3,5H),7.81(s,
1H),7.90(s,1H) 実施例 2 本実施例は式: (第表,化合物No.2)をもつ化合物の製造を説
明するものである。 工程 1 式: 及び の化合物の製造: 無水エーテル(50ml)中の臭化アリル(5.4g)
及びマグネシウム切削屑(2.0g)から還流下常
法により臭化アリルマグネシウムを製造し、その
際還流を臭化アリルの添加後0.5時間続けた。こ
のグリニヤール試薬溶液をついで注意深くかつ速
やかに均圧ロート中に傾瀉して過剰のマグネシウ
ムから分離しそして無水エーテル(150ml)中の
2,2′,4′−トリクロルアセトフエノン(5.0g)
の撹拌しつつある溶液に滴加した。添加速度は緩
徐な還流が達成されるように調整した。添加完了
後、反応混合物を冷却しそして水中に注入した。
エーテル層を単離し、乾燥しそして蒸発させて黄
色油状物を得、これをシリカゲル上で、石油/エ
ーテル(50:50)を溶離剤として使用してクロマ
トグラフ処理した。NMR及びIRスペクトルは未
精製の混合物はクロルヒドリン,エポキシド及び
ごく少量の出発物質を含有し、つぎの反応に直接
使用し得るものであることを示した。 工程 2 式: の化合物の製造: 上記工程1の反応からの粗生成物を常法により
1,2,4−トリアゾールと反応させそしてトリ
アゾール生成物をシリカゲル上、酢酸エチルを溶
離剤とするクロマトグラフイーにより単離した。 収量0.16g,融点82〜4゜。 微量分析 C H N 計算値:52.34 4.36 14.09 実測値:52.03 4.34 13.73 NMR(CDCl3)δ2.58(dd,1H),3.12(dd,1H),
4.52(d,1H),4.90−5.24(m,2H),5.12
(d,1H),5.40−5.84(m,1H),7.10
(dd,1H),7.30(d,1H),7.56(d,
1H),7.76(s,1H),7.92(s,1H) IR(ヌジヨール) 3250−3050cm-1 実施例 3 本実施例は式: (第表、化合物No.3)をもつ化合物の製造を説
明するものである。 工程 1 式: 及び の化合物の製造: エーテル中の塩化2−メタアリルマグネシウム
(塩化メタアリル5.3g及びマグネシウム切削屑
2.8gから製造した)と2,2′,4′−トリクロルア
セトフエノン(5.0g)との反応を前記した臭化
アリルマグネシウムと上記と同じケトンとの反応
に使用した逆添加法を用いて行なつた。たゞし本
実施例では添加完了後、混合物を30分間還流しそ
して室温で一晩放置した。NMR及びIRスペクト
ルは生成物がクロルヒドリンとエポキシドとの混
合物であることを示し、この生成物を直接つぎの
反応に使用した。収量2.0g。 工程 2 式: の化合物の製造: 工程1で得られたクロルヒドリン/エポキシド
混合物(1.5g)を無水DMF(25ml)中で1,2,
4−トリアゾールのナトリウム塩(トリアゾール
1.25g及び油中の50%分散物の形の水素化ナトリ
ウム0.9gから製造したもの)とともに50〜60゜で
6時間撹拌し、ついで室温で一晩放置した。常法
で仕上げ処理し、ついでシリカゲル上で酢酸エチ
ルを溶離剤としてクロマトグラフ処理して所要の
生成物を得た。融点68〜70゜,収量0.19g。 NMR(CDCl3)δ1.56(s,3H),2.52(d,1H),
3.15(d,1H),4.44(s,1H),4.54(d,
1H),4.74((s,1H),4.84(s,1H),
5.19(d,1H),7.05−7.40((m,2H),
7.60(d,1H),7.80(s,1H),7.96(s,
1H) IR(ヌジヨール) 3300−3100cm-1 参考例 本参考例は式: をもつ化合物の製造を説明するものである。 工程 1 式: の中間体化合物の製造: 無水エーテル(5ml)中のマグネシウム切削屑
(0.70g)に、15℃で無水エーテル中の臭化プロ
パルギル2,3滴を添加した。これに塩化第二水
銀(0.025g)を添加しそして混合物を発熱が観
察されるまで撹拌した。温度を約5℃に保持しな
がら、臭化プロパギルの残部をゆつくり添加し
(全量で無水エーテル20ml中の臭化プロパルギル
2.97g)、ついでその温度で1時間撹拌した。つ
いで−20℃に冷却したこのグリニヤール試薬溶液
に無水DMF(15ml)中の2,2′,4′−トリクロル
アセトフエノン(3.0g)を滴加した。添加完了
後、温度を室温までゆつくり上昇させそして一晩
放置した。この混合物を飽和塩化アンモニウム溶
液中に注入し、エーテル(3×20ml)で抽出しそ
して抽出物を乾燥しかつ蒸発させて淡黄色液体
3.4gを得た。 IR(液膜)3540,3300(鋭角、強大)。 工程 2 式: の化合物の製造: 工程1で製造されたクロルヒドリン(2.0g)
を無水DMF(20ml)中で50℃でトリアゾールのナ
トリウム塩(トリアゾール2.1g及び油中の50%
分散物の形の水素化ナトリウム1.45gから製造し
た)とともに6時間撹拌し、ついで室温で一晩放
置した。常法により仕上げ処理した後、黄色油状
物を得た。これをエーテル中で器壁をこすること
によつて結晶化させて所望の生成物0.23gを得
た。融点159−61゜。 NMR(CDCl3and DMSO−d6)δ 2.36(t,1H),2.84(dd,1H),3.38(dd,
1H),3.36(s,1H),4.70(d,1H),4.92
(d,1H),6.14(s,1H),7.22(dd,
1H),7.40(d,1H),7.62(d,1H),7.68
(s,1H),8.22(s,1H) 実施例 4 本実施例は式: (第表、化合物No.5) をもつ化合物の製造を説明するものである。 工程 1 無水DMF(10ml)中の1,2,4−トリアゾー
ル(1.2g)の溶液を無水DMF(10ml)中の水素
化ナトリウム(100%当該物質、0.42g)の懸濁
物に滴加しそして添加完了後、反応混合物を室温
で1時間撹拌した。この混合物に無水DMF(10
ml)中の後記のごとく製造されたエポキシド
(2.1g)を2,3分かかつて滴加しそして得られ
る溶液を60℃まで3時間静かに加温した。反応混
合物を冷却し、水中に注入しそしてエーテル中に
抽出した。エーテル抽出物を水で十分洗滌し、つ
いで塩水で洗滌し、ついで硫酸マグネシウム上で
乾燥した。エーテルを蒸発させて褐色油状物
(1.0g)を得、この油状物を注意深くエーテルと
ともに研和して固形物(350mg)を得、これを再
結晶(クロロホルム/石油)して融点125〜7℃
の生成物(300mg)を得た。 NMR(CDCl3)δ1.50−2.70(m,4H),4.60(d,
1H),4.90−5.10(m,2H),5.24(d,
1H),5.60−6.00(m,1H),7.24(dd,
1H),741(d,1H),7.75(d,1H),7.90
(s,1H),8.06(s,1H) IR(ヌジヨール) 3150cm-1 中間体である式: のエポキシドはつぎのごとく製造した。 水素化ナトリウム(100%当該物質,1.0g)及
び沃化トリメチルスルホキシニウムを無水条件下
で混合した。これに無水DMSO(50ml)を滴加す
ると直ちに反応が生起した。室温で1.5時間撹拌
を続けて乳白色溶液を得た。この溶液にDMSO
(10ml)中の後述のごとく製造したケトン(粗生
成物、4.5g)を一度に添加すると反応混合物は
赤変した。この溶を50℃に2時間加熱した。つい
で反応物を冷却し、水中に注入しそしてエーテル
で抽出した。エーテル留分を水でよく洗滌し、硫
酸マグネシウム上で乾燥しそして蒸発させて橙色
液体(2.2g)を得た。NMRスペクトル分析によ
りこの化合物は実質的に純粋であることが確認さ
れた。 NMR(CDCl3)δ1.40−2.40(m,4H),2.72(d,
1H),3.00(d,1H),4.80−5.10(m,
2H),5.50−6.00(m,1H),7.00−7.70
(m,3H) 式: の中間体化合物はつぎのごとく製造した。 後述のごとく製造された粗製アルコール(15.0
g)を氷酢酸(30ml)に溶解しそして室温で撹拌
し、ついで15℃に冷却した。これに水(20ml)中
の三酸化クロム(18.0g)を滴加した。この添加
を開始すると温度は50℃まで上昇した。ついで添
加速度を温度が50℃以上にならないように制御し
た。50℃で2時間撹拌後、反応物を冷却し、水中
に注入し、エーテルで抽出しそしてエーテル抽出
物を水洗し、2M水酸化ナトリウムで洗滌し、つ
いでMgSO4上で乾燥した。溶剤を蒸発させて黄
色液体(6.0g)を得た。NMRスペクトルはこれ
が約60%の所望の生成物を含有し、残余は2,4
−ジクロルベンズアルデヒド及び他の不純物であ
ることを示した。 NMR(CDCl3)δ2.3−2.6(m,2H),3.00(t,
2H),4.90−5.20(m,2H),5.64−6.06
(m,1H),7.20−7.50(m,3H) IR(液膜) 1700cm-1 式: の中間体化合物はつぎのごとく製造した。 無水エーテル(250ml)中の4−ブロムブテン
(10.0g)及び金属マグネシウム(1.9g)から製
造されたグリニヤール試薬の溶液を室温で撹拌し
つつ、これに無水エーテル(30ml)中の2,4−
ジクロルベンズアルデヒド(13.0g)を滴加し
た。直ちに反応が生起し、添加速度を還流(15分
間)を維持するように調整した。添加完了後、こ
の溶液をさらに2時間還流し、ついで稀塩酸中に
注入した。エーテル留分を水洗し、MgSO4上で
乾燥しそして蒸発させて粘稠油状物(15.0g)を
得た。NMRスペクトルはこれが所望の生成物と
2,4−ジクロルベンジルアルコールとの約1:
1比の混合物であることを示した。しかしながら
この粗生成物を次工程の反応に使用した。 NMR(CDCl3)δ1.55(m,2H),1.9−2.3(m,
2H),4.80−5.15(m,2H),5.60−6.00
(m,1H),7.05−7.45(m,3H) IR(液膜) 3350cm-1(強大) 実施例 5 本実施例は式: (第表、化合物No.6) をもつ化合物の製造を説明するものである。 クロロホルム(5ml)中の臭素(0.54g,
0.0034モル)を、室温で、クロロホルム(10ml)
中の参考例で製造されたアルキン(1.0g)の撹
拌下にある懸濁物に一度に添加した。この混合物
に200ワツトのタングステンランプを照射すると
2分間で淡橙色に変色した。15分後に反応を停止
した。得られる透明溶液をごく少量の水酸化ナト
リウムを含有する水中に注入しそして混合物を振
とうした。ついでクロロホルム層を水洗し、硫酸
マグネシウム上で乾燥しそして蒸発させて黄色油
状物を得た。これは放置すると結晶化した。収量
0.32g,融点170−175℃。NMRスペクトル分析
は4:1比のE:Z異性体の混合物であることを
示した。 NMR(CDCl3)δ1. E異性体についてのピーク
3.15−3.90(m,2H),4.88(d,1H),5.16
(d,1H),6.05(s,1H),6.96(s,
1H),7.35−7.90(m,3H),7.84−(s,
1H),8.50(s,1H) 2 Z異性体についてのピーク3.15−3.90
(m,2H),4.70−5.30(m,2H),6.16
(s,1H),7.04(s,1H),7.35−7.90
(m,4H),8.40(s,1H) IR(ヌジヨール) 3150cm-1 実施例 6 本実施例は式: (第表、化合物No.7) をもつ化合物の製造を説明するためのものであ
る。 クロロホルルム(5ml)中の塩素(0.12g)を
室温でクロロホルム(5ml)中の参考例で製造さ
れたアルキン(0.50g)の撹拌下にある懸濁物に
添加した。この混合物に200ワツトのタングステ
ンランプを30分間照射した。ついでこの溶液をご
く少量の水酸化ナトリウムを含有する水中に注入
しそして混合物を振とうした。クロロホルム抽出
物を水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥しそして
蒸発させて褐色油状物を得た。これは放置すると
結晶化した。ついでこの混合物を石油/クロロホ
ルムから再結晶化してクリーム色粉末0.26gを得
た。融点149〜150℃。NMR及び気液クロマトグ
ラフイー(GLP)分析は単一の異性体のみの存
在を示した。 NMR(CDCl3)δ3.20−3.60(m,2H),4.68(d,
1H),5.32(d,1H),5.16(6s,1H),6.32
(s,1H),7.12(dd,1H),7.32(d,
1H),7.62(d,1H),7.76(s,1H),8.05
(s,1H) IR(ヌジヨール)ν3160cm-1 実施例 7 つぎの成分を混合し、そしてすべての成分が溶
解するまで混合物を撹拌することにより乳化性濃
厚液を製造した。 実施例1の化合物 10% 二塩化エチレン 40% ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 5% “ルブロール”L 10% “アロマゾール”H 35% 実施例 8 液体、たとえば水に易分散性の微粒の形の組成
物を、添加水の存在下に後記する最初の3成分を
一緒に粉砕し、次いで酢酸ナトリウム中に混入す
ることにより製造した。得られる混合物を乾燥し
そして英国標準篩、寸法44〜100,を通過させて
所望の粒径の微粒を得た。 実施例2の化合物 50% “デイスパーゾル”T 25% “ルブロール”APN5 1.5% 酢酸ナトリウム 23.5% 実施例 9 後記の成分をすべて一緒に粉砕して液体に易分
散性の粉末組成物を製造した。 実施例3の化合物 45% “デイスパーゾル”T 5% “リサポール”NX 0.5% “セロフアス”B600 2% 酢酸ナトリウム 47.5% 実施例 10 活性成分を溶剤に溶解し、得られる液体を陶土
の顆粒上に噴霧した。次いで溶剤を蒸発させて顆
粒状組成物を製造した。 実施例4の化合物 5% 陶土顆粒 95% 実施例 11 種子ドレツシング剤として用いるに適当な組成
物を下記の3成分を混合することにより製造し
た。 実施例1の化合物 50% 鉱油 2% 陶土 48% 実施例 12 有効成分をタルクと混合することにより散布用
粉剤を製造した。 実施例2の化合物 5% タルク 95% 実施例 13 以下に示す成分をボールミル粉砕し、次いで粉
砕混合物と水との水性懸濁物を形成することによ
り分散(Col)組成物を製造した。 実施例3の化合物 40% “デイスパーゾル”T 10% “ルブロール”APN5 1% 水 実施例 14 以下に示す成分を一緒に混合し、次いで全量が
完全に混合されるまで該混合物を粉砕することに
より分散性粉末組成物を製造した。 実施例4の化合物 25% “エアロゾル”OT/B 2% “デイスパーゾル”A.C. 5% 陶土 28% シリカ 40% 実施例 15 本例は分散性粉末組成物の製造を説明するもの
である。後記する成分を混合し、そして混合物を
次いで微粉砕ミルで粉砕した。 実施例5の化合物 25% “パーミナル”BX 1% “デイスパーゾル”T 5% ポリビニルピロリドン 10% シリカ 25% 陶土 34% 実施例 16 以下に示す成分を混合し、次いで粉砕して分散
性粉末を製造した。 実施例5の化合物 25% “エアロゾル”OT/B 2% “デイスパーゾル”A 5% 陶土 68% 実施例7−16において、使用した各成分の割合
は重量%である。 第表中に示したその他の化合物も実施例7−
16に記載したと同様に処方することができる。 前記処方に示した種々の商標名及び商品名によ
つて表わされる組成物又は物質の説明を以下に示
す。 ルブロールL:ノニルフエノール(1モル)と
エチレンオキシド(13モル)との縮合物 アロマゾールH:アルキルベンゼン類の溶剤混合
物 デイスパーゾルT&AC:硫酸ナトリウムと、ホ
ルムアルデヒドとナフタリンスルホン酸ナ
トリウムとの縮合物との混合物 ルブロールAPN5:ノニルフエノール(1モル)
とナフタリンオキシド(5.5モル)との縮
合物 セロフアスB600:ナトリウムカルボキシメチル
セルロース増稠剤 リサポールNX:ノニルフエノール(1モル)と
エチレンオキシド(8モル)との縮合物 エアロゾルOT/B:スルホコハク酸ジオクチル
ナトリウム パーミナルBX:アルキルナフタリンスルホン酸
ナトリウム 実施例 17 本発明の化合物を植物の葉に生ずる種々の菌類
による病害に対して試験した。使用した試験法は
下記のとおりである。 供試植物を直径4cmの小型鉢の中でジヨンイン
ネス鉢植用堆肥(No.1又はNo.2)中で生育させ
た。供試化合物の根による吸収を容易にするため
に、細かい砂の層を双子葉植物を含む鉢の底部に
入れた。供試化合物は水性デイスパーゾルTとビ
ーズ混練するかあるいはアセトン中又はアセト
ン/エタノール中の溶液として製剤化し、これを
使用直前に所要の濃度に希釈した。葉の病害に対
して、活性成分100ppmの懸濁液を土壌に噴霧し
た。例外として、灰色カビ病(Botorytis
cinerea)、ベト病(Plasmopara viticola)及び
クロホシ病(Venturia inaequalis)に対する試
験では、噴霧液を保留が最大になるように施し、
根ドレンチ液は最終濃度が乾燥土壌当り活性成分
約40ppmに等しくなるように施した。噴霧液を穀
物に施す場合にはトウイーン(Wteen)20を最終
濃度が0.05%になるように添加した。 大部分の試験の場合、供試化合物は植物に病原
菌を接種する1日〜2日前に土壌(根)及び葉
(噴霧による)に施したが、例外として大麦のウ
ドンコ病(Erysiphe graminis)の場合には、植
物の処理24時間前に病菌を接種した。接種後、植
物を適当な環境に移して病菌に感染せしめ、つい
で病害の程度を容易に評価し得るようになるまで
培養した。接種から評価までの期間は病害の種類
及び環境に応じて4〜14日であつた。 病害の抑制度を下記の等級により記録した: 4=病害なし 3=痕跡〜5%の病害(非処理植物に対して) 2=6〜25%の病害( 〃 ) 1=26〜59%の病害( 〃 ) 0=60〜100%の病害( 〃 ) 試験結果を第表に示す。表中のダツシユ
“−”は試験せずの意味を示す。 【表】 実施例 18 本実施例は本発明による化合物の植物生長調整
活性について説明する。供試化合物を第表に示
した濃度を与えるように希釈した乳液の形で全体
への噴霧剤として施した。植物は泥炭堆肥を含む
3インチの鉢中で生育させ、その二葉期段階で噴
霧処理した。噴霧12日後に植物生長調整効果を評
価した。第表につぎの等級を用いて評価した植
物の生育に及ぼす供試化合物の抑制効果を示す。 1=抑制率0〜30% 2= 〃 31〜75% 3= 〃 75%以上 付随する植物生長調整作用を下記の記号により
示す: G=より暗い緑色の葉 A=先端生長作用 T=分げつ/側芽生成作用 H=より淡い緑色の葉 *=植物の葉が真直ぐになる 【表】 第表における供試植物類の記号の説明 SY Glycine max(大豆) CT Gossypium hirsutum(綿花) SB Beta vulgaris(テンサイ) AT Agrostis tenuis(ヌカボ) CC Cynosurus cristatus(クシガヤ) DA Dactylis glomerata(カモガヤ) WW Triticum aestivum(冬小麦) BR Hordeum vulgare(大麦) MZ Zea mays(トウモロコシ) LT Lactuca sativa(レタス) TO Lycopersicon esculentum(トマト)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(): 〔式中、Rはフエニル基であるか又はハロゲン
    原子で置換されたフエニル基であり;R1及びR2
    は水素原子であり;Zは基【式】又は −C≡C−R4 (基中のR3,R4及びR5は水素原子、ハロゲン
    原子又は炭素数1〜6個の直鎖状もしくは分枝鎖
    状アルキル基である)であり;nは1又は2であ
    る:但し、R1及びR2が水素原子であり、nが1
    であり且つZが基−C≡C−R4である場合には、
    R4は水素原子、臭素原子又は沃素原子であるこ
    とはない〕をもつトリアゾール誘導体及びそれら
    の立体異性体並びにそれらの酸付加塩、エーテ
    ル、エステル及び金属錯体。 2 nが1又は2であり;R1,R2,R3,R4及び
    R5が水素原子である特許請求の範囲第1項記載
    のトリアゾール誘導体。 3 基Rが4−クロルフエニル基又は2,4−ジ
    クロルフエニル基である特許請求の範囲第1項又
    は第2項のいずれかに記載のトリアゾール誘導
    体。 4 基R3が水素原子又はメチル基であり;R4
    びR5が水素原子である特許請求の範囲第1項な
    いし第3項のいずれかに記載のトリアゾール誘導
    体。 5 次式: の化合物である特許請求の範囲第1項記載のトリ
    アゾール誘導体。 6 一般式()又は(): (式中、R,R1,R2,n及びZは後記の意義
    を有し、Xはハロゲン原子である)の化合物を溶
    剤中で酸結合剤の存在下における又はアルカリ金
    属塩の形における1,2,4−トリアゾールと反
    応させることからなる一般式(): 〔式中、Rはフエニル基であるか又はハロゲン
    原子で置換されたフエニル基であり;R1及びR2
    は水素原子であり;Zは基【式】又は −C≡C−R4 (基中のR3,R4及びR5は水素原子、ハロゲン
    原子又は炭素数1〜6個の直鎖状もしくは分枝鎖
    状アルキル基である)であり;nは1又は2であ
    る:但し、R1及びR2が水素原子であり、nが1
    であり且つZが基−C≡C−R4である場合には、
    R4は水素原子、臭素原子又は沃素原子であるこ
    とはない〕をもつトリアゾール誘導体及びそれら
    の立体異性体並びにそれらの酸付加塩、エーテ
    ル、エステル及び金属錯体の製造法。 7 一般式(): 〔式中、Rはフエニル基であるか又はハロゲン
    原子で置換されたフエニル基であり;R1及びR2
    は水素原子であり;Zは基【式】又は −C≡C−R4 (基中のR3,R4及びR5は水素原子、ハロゲン
    原子又は炭素数1〜6個の直鎖状もしくは分枝鎖
    状アルキル基である)であり;nは1又は2であ
    る:但し、R1及びR2が水素原子であり、nが1
    であり且つZが基−C≡C−R4である場合には、
    R4は水素原子、臭素原子又は沃素原子であるこ
    とはない〕をもつトリアゾール誘導体及びそれら
    の立体異性体並びにそれらの酸付加塩、エーテ
    ル、エステル及び金属錯体から選んだ化合物を有
    効成分とする殺菌又は植物生長調整剤。
JP58105081A 1982-06-14 1983-06-14 トリアゾ−ル誘導体、それらの製造法及びそれらを有効成分とする殺菌剤及び植物生長調整剤 Granted JPS595171A (ja)

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JPS5921667A (ja) * 1982-06-12 1984-02-03 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト ヒドロキシアルキニル−アゾリル誘導体、その製法及び殺菌剤としてのその利用

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