JPH04353526A - 長繊維強化材料及びその製造方法 - Google Patents
長繊維強化材料及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH04353526A JPH04353526A JP15760291A JP15760291A JPH04353526A JP H04353526 A JPH04353526 A JP H04353526A JP 15760291 A JP15760291 A JP 15760291A JP 15760291 A JP15760291 A JP 15760291A JP H04353526 A JPH04353526 A JP H04353526A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- thermoplastic elastomer
- continuous
- reinforcing fibers
- molding material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 5
- 229920002725 thermoplastic elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 24
- 239000012778 molding material Substances 0.000 claims abstract description 23
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims abstract 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 32
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 claims description 28
- 239000008188 pellet Substances 0.000 claims description 9
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 8
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 8
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 6
- 238000000465 moulding Methods 0.000 abstract description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 abstract description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 abstract 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 10
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 10
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 7
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 4
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 4
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 4
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 4
- 229920002292 Nylon 6 Polymers 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 2
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 2
- 238000002074 melt spinning Methods 0.000 description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 2
- 206010001497 Agitation Diseases 0.000 description 1
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 1
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 239000004433 Thermoplastic polyurethane Substances 0.000 description 1
- 238000013019 agitation Methods 0.000 description 1
- 239000004760 aramid Substances 0.000 description 1
- 229920006231 aramid fiber Polymers 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229920006351 engineering plastic Polymers 0.000 description 1
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920006124 polyolefin elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長繊維強化成形材料に
関し、さらに詳細には熱可塑性エラストマーをマトリッ
クスとする、柔軟性を有し耐衝撃性に優れる、成形材料
を提供する長繊維強化成形材料およびその製造方法に関
する。
関し、さらに詳細には熱可塑性エラストマーをマトリッ
クスとする、柔軟性を有し耐衝撃性に優れる、成形材料
を提供する長繊維強化成形材料およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の繊維強化成形材料は、チョップさ
れた補強繊維と熱可塑性樹脂を溶融混練して押し出し、
切断したペレット状物が用いられていた。しかしながら
、混練により、補強繊維が切断されるため、補強作用が
低下し、衝撃強度、曲げ強度等、機械物性が低下する。 上記問題点を解決するため、特公昭63−37694号
公報に連続的に連続補強繊維に樹脂を溶融含浸し、含浸
された棒状物を適当な長さに切断することにより成形材
料ペレットを得る製造方法および成形材料が開示されて
いる。得られたペレットは、ペレット長と同じ長さを有
した補強繊維がペレット中に長さ方向に平行に配列した
長繊維強化成形材料であり、射出成形等の供される。も
ともと補強繊維が長いため、成形品中でも補強繊維が長
く保たれ、機械物性が向上するものである。
れた補強繊維と熱可塑性樹脂を溶融混練して押し出し、
切断したペレット状物が用いられていた。しかしながら
、混練により、補強繊維が切断されるため、補強作用が
低下し、衝撃強度、曲げ強度等、機械物性が低下する。 上記問題点を解決するため、特公昭63−37694号
公報に連続的に連続補強繊維に樹脂を溶融含浸し、含浸
された棒状物を適当な長さに切断することにより成形材
料ペレットを得る製造方法および成形材料が開示されて
いる。得られたペレットは、ペレット長と同じ長さを有
した補強繊維がペレット中に長さ方向に平行に配列した
長繊維強化成形材料であり、射出成形等の供される。も
ともと補強繊維が長いため、成形品中でも補強繊維が長
く保たれ、機械物性が向上するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記長繊維強
化成形材料は、樹脂を含浸する際に補強繊維を棒状物で
しごきながら、樹脂を含浸したり、ダイで樹脂を圧入し
たりしなければならず、生産性を高めることは非常に困
難である。さらに、マトリックスとして一般的なエンプ
ラを用いた場合、剛性、衝撃強度は優れるが、柔軟性及
び衝撃エネルギー吸収性には劣り、柔軟性及び衝撃エネ
ルギー吸収性の要求に加えて、ある程度の剛性を有する
部品、例えば靴底、レガース等には使用できない。
化成形材料は、樹脂を含浸する際に補強繊維を棒状物で
しごきながら、樹脂を含浸したり、ダイで樹脂を圧入し
たりしなければならず、生産性を高めることは非常に困
難である。さらに、マトリックスとして一般的なエンプ
ラを用いた場合、剛性、衝撃強度は優れるが、柔軟性及
び衝撃エネルギー吸収性には劣り、柔軟性及び衝撃エネ
ルギー吸収性の要求に加えて、ある程度の剛性を有する
部品、例えば靴底、レガース等には使用できない。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、鋭意研究した結果、本発明に至った。すなわち本発
明は、長繊維強化成形材料において、マトリックスが、
バルク状態での引張モジュラスが10kg/cm2 以
上、400kg/cm2 以下、かつ、引張伸びが20
0%以上、650%以下の熱可塑性エラストマー樹脂を
用い、該マトリックス中に実質的に平行に補強繊維が配
列しており、該補強繊維の長さがペレットの長さと実質
的に同じ長さであり、該ペレットの長さが3mm〜30
0mmであることを特徴とする長繊維強化成形材料およ
びバルク状態での引張モジュラスが10kg/cm2
以上、400kg/cm2 以下、かつ、引張伸びが2
00%以上、650%以下の熱可塑性エラストマー樹脂
を紡糸した連続熱可塑性エラストマー繊維と連続補強繊
維とを混繊した混繊糸を、連続的に該連続熱可塑性エラ
ストマー繊維の融点以上の温度に加熱し、該連続熱可塑
性エラストマー繊維を溶融し連続的に加圧し該連続補強
繊維間に含浸させ、賦形し棒状物を得、該棒状物を3m
m〜300mmに切断することを長繊維強化成形材料の
製造方法である。
に、鋭意研究した結果、本発明に至った。すなわち本発
明は、長繊維強化成形材料において、マトリックスが、
バルク状態での引張モジュラスが10kg/cm2 以
上、400kg/cm2 以下、かつ、引張伸びが20
0%以上、650%以下の熱可塑性エラストマー樹脂を
用い、該マトリックス中に実質的に平行に補強繊維が配
列しており、該補強繊維の長さがペレットの長さと実質
的に同じ長さであり、該ペレットの長さが3mm〜30
0mmであることを特徴とする長繊維強化成形材料およ
びバルク状態での引張モジュラスが10kg/cm2
以上、400kg/cm2 以下、かつ、引張伸びが2
00%以上、650%以下の熱可塑性エラストマー樹脂
を紡糸した連続熱可塑性エラストマー繊維と連続補強繊
維とを混繊した混繊糸を、連続的に該連続熱可塑性エラ
ストマー繊維の融点以上の温度に加熱し、該連続熱可塑
性エラストマー繊維を溶融し連続的に加圧し該連続補強
繊維間に含浸させ、賦形し棒状物を得、該棒状物を3m
m〜300mmに切断することを長繊維強化成形材料の
製造方法である。
【0005】すなわち本発明は、柔軟性を有し衝撃エネ
ルギー吸収性に優れる成形品を提供する成形材料および
その製造方法である。以下に本発明を詳細に説明する。 本発明に用いられる熱可塑性樹脂は、バルク状態でAS
TM D638によって測定した引張モジュラスが1
0kg/cm2 以上、400kg/cm2 以下、か
つ、引張伸びが200%以上、650%以下の熱可塑性
エラストマー樹脂である。本発明の製造方法に用いる場
合には、上記熱可塑性エラストマー樹脂を溶融紡糸した
連続マルチフィラメント繊維を用いる。上記樹脂の引張
モジュラスが10kg/cm2 以下になると繊維に成
らず、一方400kg/cm2 以上では柔軟性と耐衝
撃性を有する成形品が得られない。また、引張伸びが6
50%以上では繊維状になってもよく伸びるため、形態
を保持することができない。一方200%以下では成形
品において満足のいく性能が得られない。
ルギー吸収性に優れる成形品を提供する成形材料および
その製造方法である。以下に本発明を詳細に説明する。 本発明に用いられる熱可塑性樹脂は、バルク状態でAS
TM D638によって測定した引張モジュラスが1
0kg/cm2 以上、400kg/cm2 以下、か
つ、引張伸びが200%以上、650%以下の熱可塑性
エラストマー樹脂である。本発明の製造方法に用いる場
合には、上記熱可塑性エラストマー樹脂を溶融紡糸した
連続マルチフィラメント繊維を用いる。上記樹脂の引張
モジュラスが10kg/cm2 以下になると繊維に成
らず、一方400kg/cm2 以上では柔軟性と耐衝
撃性を有する成形品が得られない。また、引張伸びが6
50%以上では繊維状になってもよく伸びるため、形態
を保持することができない。一方200%以下では成形
品において満足のいく性能が得られない。
【0006】熱可塑性エラストマー樹脂としては、熱可
塑性ポリウレタン系エラストマー、ポリオレフィン系エ
ラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド
系エラストマーなどがあるが、目的に応じて選定すれば
よく、特に限定しない。これら樹脂を通常の方法によっ
て溶融紡糸したマルチフィラメント繊維を用いるのであ
る。上記繊維は延伸せずに巻き取るのが好ましく、巻き
取り速度は50m/分〜4000m/分、好ましくは5
00m/分〜4000m/分である。一方、繊維として
の熱収縮は低いのが好ましく、融点より50℃低い温度
での乾燥状態の収縮率が30%以下、好ましくは15%
以下が良い。上記繊維の単糸デニールは、1〜30デニ
ール、フィラメント本数5〜1000本程度であり特に
限定しない。必要に応じてこれらの繊維を組合せ、引き
揃えて所定の混率に合わせるのがよい。一方、連続補強
繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維な
どが挙げられるが、用いる熱可塑性エラストマー繊維の
融点以上の融点を有しているものであれば特に限定しな
い。これら補強繊維は連続のマルチフィラメントであり
、各々単独で用いてもよいが、二種以上組み合わせて用
いてもよい。これらの補強繊維には、熱可塑性エラスト
マーとの接着を良くする処理が施されているのが好まし
い。
塑性ポリウレタン系エラストマー、ポリオレフィン系エ
ラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド
系エラストマーなどがあるが、目的に応じて選定すれば
よく、特に限定しない。これら樹脂を通常の方法によっ
て溶融紡糸したマルチフィラメント繊維を用いるのであ
る。上記繊維は延伸せずに巻き取るのが好ましく、巻き
取り速度は50m/分〜4000m/分、好ましくは5
00m/分〜4000m/分である。一方、繊維として
の熱収縮は低いのが好ましく、融点より50℃低い温度
での乾燥状態の収縮率が30%以下、好ましくは15%
以下が良い。上記繊維の単糸デニールは、1〜30デニ
ール、フィラメント本数5〜1000本程度であり特に
限定しない。必要に応じてこれらの繊維を組合せ、引き
揃えて所定の混率に合わせるのがよい。一方、連続補強
繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維な
どが挙げられるが、用いる熱可塑性エラストマー繊維の
融点以上の融点を有しているものであれば特に限定しな
い。これら補強繊維は連続のマルチフィラメントであり
、各々単独で用いてもよいが、二種以上組み合わせて用
いてもよい。これらの補強繊維には、熱可塑性エラスト
マーとの接着を良くする処理が施されているのが好まし
い。
【0007】該連続熱可塑性エラストマー繊維と、該連
続補強繊維を混繊する方法としては、公知の空気による
乱流攪乱処理によるのが、簡易で効率的であるが、特に
これに限定されるものではない。一方、連続補強繊維と
連続熱可塑性エラストマーとの混率は、目的に応じて選
定すればよいが、補強繊維の混率を高くすることは、成
形品の柔軟性を損なうため、あまり高くするのは好まし
くない。好ましくは補強繊維の混率が、5〜60重量%
がよい。このようにして得られた混繊糸を、図1に示す
ように連続的に加熱し、連続熱可塑性エラストマー繊維
の融点以上の温度まで混繊糸を加熱する。連続熱可塑性
エラストマー繊維が溶融したところを、連続的に加圧す
ることによって、連続補強繊維間に熱可塑性エラストマ
ーを含浸させ、賦形し連続の棒状物を得る。加圧、賦形
方法としては、図2の雄雌ローラーによる方法が効率的
であり、速度を高めることも可能であり生産性を高くす
ることが可能である。これはすなわち混繊糸を用いてい
るため、含浸性に優れているから可能となる。このよう
にして得られた棒状物を3mm〜300mmに切断して
成形材料とする。
続補強繊維を混繊する方法としては、公知の空気による
乱流攪乱処理によるのが、簡易で効率的であるが、特に
これに限定されるものではない。一方、連続補強繊維と
連続熱可塑性エラストマーとの混率は、目的に応じて選
定すればよいが、補強繊維の混率を高くすることは、成
形品の柔軟性を損なうため、あまり高くするのは好まし
くない。好ましくは補強繊維の混率が、5〜60重量%
がよい。このようにして得られた混繊糸を、図1に示す
ように連続的に加熱し、連続熱可塑性エラストマー繊維
の融点以上の温度まで混繊糸を加熱する。連続熱可塑性
エラストマー繊維が溶融したところを、連続的に加圧す
ることによって、連続補強繊維間に熱可塑性エラストマ
ーを含浸させ、賦形し連続の棒状物を得る。加圧、賦形
方法としては、図2の雄雌ローラーによる方法が効率的
であり、速度を高めることも可能であり生産性を高くす
ることが可能である。これはすなわち混繊糸を用いてい
るため、含浸性に優れているから可能となる。このよう
にして得られた棒状物を3mm〜300mmに切断して
成形材料とする。
【0008】例えば、射出成形材料として用いる場合は
、成形機の大きさにもよるが3mm〜15mm程度が良
い。一方、上記成形材料を溶融後、プランジャーで押し
出し、マッチドダイ上に吐出した後、マッチドダイにて
圧縮成形することも可能である。この場合は、射出成形
よりも大型でかつ強度を有する成形品に適する。すなわ
ちスクリューではなくプランジャーにて押し出すので、
成形時の補強繊維の損傷がほとんどなく補強繊維の長い
ものを使用できるので、成形材料としては3mm〜30
0mmのものが使用でき、成形品の必要強度を考慮して
選定すればよい。このような成形材料を用いて得られた
成形品は、剛性と柔軟性を有しつつ、耐衝撃性にすぐれ
ている。また、補強繊維の効果で寸法安定性もよく、熱
変形温度も高くなる。
、成形機の大きさにもよるが3mm〜15mm程度が良
い。一方、上記成形材料を溶融後、プランジャーで押し
出し、マッチドダイ上に吐出した後、マッチドダイにて
圧縮成形することも可能である。この場合は、射出成形
よりも大型でかつ強度を有する成形品に適する。すなわ
ちスクリューではなくプランジャーにて押し出すので、
成形時の補強繊維の損傷がほとんどなく補強繊維の長い
ものを使用できるので、成形材料としては3mm〜30
0mmのものが使用でき、成形品の必要強度を考慮して
選定すればよい。このような成形材料を用いて得られた
成形品は、剛性と柔軟性を有しつつ、耐衝撃性にすぐれ
ている。また、補強繊維の効果で寸法安定性もよく、熱
変形温度も高くなる。
【0009】
(実施例1)連続熱可塑性繊維として、東洋紡績株式会
社製ポリエステル系エラストマーのペルプレンP−15
0B、(バルク状態でのASTM D638によって
測定した引張モジュラスが181kg/cm2 、引張
伸びが500%)をノズル温度236℃で溶融紡糸した
。巻取り速度1000m/分で未延伸糸を得た。デニー
ルは350、フィラメント本数は48本であった。この
熱可塑性エラストマー繊維15本と、575テックスガ
ラス繊維のダイレクトロービング(単糸径13μ)1本
を、インターレーサーを用いて混繊した。混率は、ガラ
ス繊維含有率が49重量%であった。上記混繊糸を5本
引き揃えて赤外線ヒーターで熱可塑性エラストマー繊維
の融点以上に加熱後、雄雌ローラーにて含浸、賦形し棒
状物を得た。この棒状物を10mmの長さに切断し、型
締力100tの射出成形機にて射出成形を行った。その
際に用いたスクリューの寸法は、スクリュー径30mm
、L/D=21.6、溝深さ2.7mm、圧縮比(深さ
比)2.26、圧縮比(断面積比)2.00であった。 物性を表1に示す。
社製ポリエステル系エラストマーのペルプレンP−15
0B、(バルク状態でのASTM D638によって
測定した引張モジュラスが181kg/cm2 、引張
伸びが500%)をノズル温度236℃で溶融紡糸した
。巻取り速度1000m/分で未延伸糸を得た。デニー
ルは350、フィラメント本数は48本であった。この
熱可塑性エラストマー繊維15本と、575テックスガ
ラス繊維のダイレクトロービング(単糸径13μ)1本
を、インターレーサーを用いて混繊した。混率は、ガラ
ス繊維含有率が49重量%であった。上記混繊糸を5本
引き揃えて赤外線ヒーターで熱可塑性エラストマー繊維
の融点以上に加熱後、雄雌ローラーにて含浸、賦形し棒
状物を得た。この棒状物を10mmの長さに切断し、型
締力100tの射出成形機にて射出成形を行った。その
際に用いたスクリューの寸法は、スクリュー径30mm
、L/D=21.6、溝深さ2.7mm、圧縮比(深さ
比)2.26、圧縮比(断面積比)2.00であった。 物性を表1に示す。
【0010】(比較例1)実施例のペルプレンの代わり
にナイロン6を用いた。このナイロン6のバルク状態で
のASTM D638によって測定した引張モジュラ
スは33000kg/cm2 、引張伸びは30%であ
る。 このナイロン6をノズル温度260℃で溶融紡糸した。 巻取り速度1000m/分で未延伸糸を得た。デニール
は350デニール、フィラメント本数は48本であった
。その後は実施例と同様にして成形品を得た。その物性
を表1に示す。
にナイロン6を用いた。このナイロン6のバルク状態で
のASTM D638によって測定した引張モジュラ
スは33000kg/cm2 、引張伸びは30%であ
る。 このナイロン6をノズル温度260℃で溶融紡糸した。 巻取り速度1000m/分で未延伸糸を得た。デニール
は350デニール、フィラメント本数は48本であった
。その後は実施例と同様にして成形品を得た。その物性
を表1に示す。
【0011】(比較例2)実施例のペルプレンのみを射
出成形した。得られた成形品の物性を表1に示す。
出成形した。得られた成形品の物性を表1に示す。
【0012】(比較例3)実施例のペルプレンとチョプ
ドガラス繊維を1軸混練機で混練し押し出し、3mm長
さのペレットを得た。ガラス繊維含有率は10重量%で
あった。射出成形品の物性を表1に示す。
ドガラス繊維を1軸混練機で混練し押し出し、3mm長
さのペレットを得た。ガラス繊維含有率は10重量%で
あった。射出成形品の物性を表1に示す。
【0013】
【発明の効果】本発明によるとき、柔軟性、耐衝撃性及
び耐振動性に優れる成形体を提供しうる。
び耐振動性に優れる成形体を提供しうる。
図1は連続熱可塑性エラストマー繊維と連続補強繊維と
の混繊糸を前者の融点以上の温度に連続的に加熱・加圧
して棒状物を製造する装置を示し、図2は図1における
雄雌ローラを用いて加圧賦形する部分を示す。 図1,2における ■ 混繊糸 ■ クリールスタンド ■ 赤外線ヒータ炉 ■ 雄ローラ ■ 雌ローラ ■ 樹脂含浸棒状物 ■ ペレット状成形材料 ■ カッター を示す。
の混繊糸を前者の融点以上の温度に連続的に加熱・加圧
して棒状物を製造する装置を示し、図2は図1における
雄雌ローラを用いて加圧賦形する部分を示す。 図1,2における ■ 混繊糸 ■ クリールスタンド ■ 赤外線ヒータ炉 ■ 雄ローラ ■ 雌ローラ ■ 樹脂含浸棒状物 ■ ペレット状成形材料 ■ カッター を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 長繊維強化成形材料において、マトリ
ックスがバルク状態での引張モジュラスが10kg/c
m2 以上、400kg/cm2以下、かつ、引張伸び
が200%以上、650%以下の熱可塑性エラストマー
樹脂を用い、該マトリックス中に実質的に平行に補強繊
維が配列しており、該補強繊維の長さがペレットの長さ
と実質的に同じ長さであり、該ペレットの長さが3mm
〜300mmであることを特徴とする長繊維強化成形材
料。 - 【請求項2】 バルク状態での引張モジュラスが10
kg/cm2 以上、400kg/cm2 以下、かつ
、引張伸びが200%以上、650%以下の熱可塑性エ
ラストマー樹脂を紡糸した連続熱可塑性エラストマー繊
維と連続補強繊維とを混繊した混繊糸を、連続的に該連
続熱可塑性エラストマー繊維の融点以上の温度に加熱し
、該連続熱可塑性エラストマー繊維を溶融し連続的に加
圧し、該連続補強繊維間に含浸させ、賦形し棒状物を得
、該棒状物を3mm〜300mmに切断することを特徴
とする長繊維強化成形材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15760291A JPH04353526A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 長繊維強化材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15760291A JPH04353526A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 長繊維強化材料及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04353526A true JPH04353526A (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=15653313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15760291A Pending JPH04353526A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 長繊維強化材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04353526A (ja) |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP15760291A patent/JPH04353526A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5401154A (en) | Apparatus for compounding a fiber reinforced thermoplastic material and forming parts therefrom | |
US5213889A (en) | Fibre-reinforced compositions and methods for producing such compositions | |
JP2569380B2 (ja) | 繊維強化成形品 | |
US4549920A (en) | Method for impregnating filaments with thermoplastic | |
US5019450A (en) | Fiber reinforced compositions and method of producing such compositions | |
US5725954A (en) | Fiber reinforced thermoplastic composite with helical fluted surface and method of producing same | |
JPS6337694B2 (ja) | ||
GR3020639T3 (en) | Process of manufacturing a composite moulded product | |
JPS63264326A (ja) | 連続した長繊維で強化された熱可塑性樹脂製異形断面材の製造方法と、この異形断面材を得るための装置 | |
CA2333126C (en) | Continuous-strand pellets and method and device for preparing continuous-strand pellets | |
US3217074A (en) | Process for producing a filament having a fibrous linearly oriented core | |
KR960014548B1 (ko) | 액정수지 복합체의 성형방법 및 그 장치 | |
KR101439150B1 (ko) | 탄소연속섬유/열가소성수지섬유 복합사 및 이의 제조방법 | |
CN1315463A (zh) | 一种树脂/纤维复合材料及其制备方法 | |
JPH04353526A (ja) | 長繊維強化材料及びその製造方法 | |
JP3178562B2 (ja) | 熱可塑性コンポジット用ヤーン | |
JPH02308824A (ja) | 熱可塑性コンポジット用材料 | |
JPH0617027B2 (ja) | 複合体の製造方法 | |
JPH0462109A (ja) | 異形断面強化繊維を含有する熱可塑性樹脂成形材 | |
JP3237716B2 (ja) | 熱可塑性複合材料の製造方法 | |
JP3237717B2 (ja) | 熱可塑性複合材料の製造方法 | |
JP2827456B2 (ja) | ペレット状繊維強化熱可塑性コンポジット成形材 | |
JP3027540B2 (ja) | 長繊維強化熱可塑性樹脂複合材料の製造法 | |
JPS61118235A (ja) | 強化プラスチツク成形物の製造方法 | |
WO1991006410A1 (en) | Composite material |