JPH04350552A - 潤滑油劣化検出装置およびその検出方法 - Google Patents

潤滑油劣化検出装置およびその検出方法

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JPH04350552A
JPH04350552A JP3151108A JP15110891A JPH04350552A JP H04350552 A JPH04350552 A JP H04350552A JP 3151108 A JP3151108 A JP 3151108A JP 15110891 A JP15110891 A JP 15110891A JP H04350552 A JPH04350552 A JP H04350552A
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JP
Japan
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oil
potential difference
deterioration
output potential
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP3151108A
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English (en)
Inventor
Atsuhiko Hirozawa
広沢 敦彦
Ikuo Uchino
内野 郁夫
Kunihiro Yamazaki
山崎 国博
Akira Mori
彰 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油劣化検出装置お
よびその検出方法に係わり、特には、潤滑油の劣化を全
酸価を用いて測定する潤滑油劣化検出装置およびその検
出方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のエンジン、トランスミッシ
ョン等の潤滑油、あるいは、タービン発電機、水力発電
機等の軸受の潤滑油、の劣化を判定する方法としては、
JISやASTMの規格に則った判定規準(全塩基価、
全酸価、不溶解分、粘度等)を用いることが一般的であ
る。しかし、近年では、その装置に適した検出装置が提
案されている。そのうち粘度に関するものとしては、特
開昭61−96262等があり、また、全酸価に関して
は、特開昭59−121297に示した構成のものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のJISやASTMの規格に則った判定規準によれば
、測定に専用の測定装置と専門の知識が必要である。 粘度の特開昭61−96262に関しては、軸受の油膜
を測定し、その値より粘度を求めているため一般的では
ない。また、全酸価の特開昭59−121297に関し
ては、オイルの精秤、溶剤の希釈、塩基での滴定の操作
等から成って立っており非常に煩雑かつ多大な時間がか
かる。さらに、オイルをサンプリングしてしまうとその
分のオイルを補充しなければならず実用面での使用は非
常に困難である。特に、車両等に装着する場合には、装
置が小さく、リアルタイムでの測定が必要であり、現状
では搭載可能な装置で、誰でも容易に、迅速に、安価に
、計測が出来ないという問題がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点に着目し、潤滑
油の劣化を強酸価を用いてリアルタイムでの測定が出来
、装置が小さく車両にも搭載が可能な潤滑油劣化検出装
置およびその検出方法の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の発明では、一対の電極を油に浸し、
油の劣化を検出する潤滑油劣化検出装置において、金、
銀、白金等のいずれかからなる不活性金属の電極と、イ
リジウム、ルテニウム、ロジウムもしくはその酸化物の
うちのいずれかからなる電極と、浸した油の温度を検出
する温度検知部と、温度検知部からの温度に応じて両電
極の出力電位差を補正演算する演算装置と、演算値の出
力電位差を記憶する記憶装置と、出力電位差の変化率を
感知して表示する表示装置と、からなる。
【0006】第2の発明は、金、銀、白金等のいずれか
からなる不活性金属の電極と、イリジウム、ルテニウム
、ロジウムもしくはその酸化物のうちのいずれかからな
る電極と、からなる一対の電極を測定する油の中に浸す
ことによって生ずる出力電位差を測定し、その出力の変
化率により強酸化を検出して、油の劣化を判定する。
【0007】
【作用】上記構成によれば、一対の電極を測定する油の
中に浸すことによって生ずる出力電位差を測定すること
により、その出力の変化率により強酸化を検出して、油
の劣化を判定する。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係わる潤滑油劣化検出装置
の実施例につき、図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明の潤滑油劣化検出装置の1実施例を示す全体構
成図、図2は回路図である。図1において、潤滑油劣化
検出装置1は図示しない車両に搭載されたエンジン20
に装着され、エンジン20を潤滑する潤滑油21(以下
、油21という。)の劣化を測定する。潤滑油劣化検出
装置1は測定する油21に接する一対の電極2、3と、
一対の電極2、3に結線され電流を増幅する電流増幅器
4と、電流増幅器4に結線され電位差を検出する電圧測
定器5と、油21に接する温度検知部6と、電圧測定器
5からの電位差を測定する油21の温度によって補正演
算する演算部7と、演算された電位差を記憶する記憶部
8と、記憶された電位差が所定値の変化率を生じたとき
に油21の劣化を表示する表示装置9と、から構成され
ている。
【0009】図2は回路図であり、差動増幅回路を用い
ている。差動利得は1個の抵抗R1 により変えること
ができ、増幅値V1 、V2 を調整できる。また、油
の種類等により可変の抵抗R3 (M)により出力を調
整することができる。上記において、一対の電極2、3
を測定する油21の中に浸すことによって生ずる電圧V
1 、V2 を電流増幅器4に導き、電圧差V0 を測
定する。この電圧差V0を演算部7に導き、演算部7で
は、電圧差V0 に温度検知部6からの信号を印加して
温度補正を行ない(例えば、図4のような温度特性があ
るため温度と電圧の相関図を用いる。)、図3のような
運転時間の経過に応じて、即ち、油の劣化に応じて出力
電位差を記憶部8に記憶していく。この油の劣化により
、出力電位差の出力が減少から増加に転じた点(S)を
検出して強酸化が生じたことを判定し、表示装置9に表
示する。このとき、表示装置9に表示するのは、強酸化
の推移データでも良く、また、警報するブザー、色彩表
示(ランプ)、あるいは警報音でも良い。
【0010】上記構成において、例えば、電極2に酸化
イリジウム(1mm角)を、他方の電極3に銀(1mm
丸)を用い、この一対の電極を約10mmの長さでディ
ーゼルエンジンの潤滑油の流路に浸して、出力電位差を
記録した。 (実施例1)エンジンの負荷を少なくした場合について
の結果を図5に示す。このとき、運転時間を250時間
継続して出力電位差を測定したが、出力電位差の出力が
減少から増加に転じた点は認められなかった。また、サ
ンプリングした油をJISの規格に沿って強酸化を測定
したがいずれも分析値は零であった。 (実施例2)エンジンの負荷を高くした場合についての
結果を図6に示す。このとき、運転時間を200時間継
続して出力電位差を測定したが、150時間を境に出力
電位差の出力が減少から増加に転じた点は認められた。 また、サンプリングした油をJISの規格に沿って強酸
化を測定した結果、運転時間が5時間経過したとき強酸
化は零、また、運転時間が100時間経過したときにも
強酸化は零であった。運転時間が150時間経過したと
き強酸化は0.08mg.KOH/g、また、運転時間
が200時間経過したときにも強酸化は0.15mg.
KOH/gであった。 (実施例3)実施例2の確認のため再度エンジンの負荷
を高くした場合についての結果を図7に示す。このとき
、運転時間を350時間継続して出力電位差を測定した
が、実施例2と同様に150時間を境に出力電位差の出
力が減少から増加に転じた点は認められた。また、サン
プリングした油をJISの規格に沿って強酸化を測定し
た結果、運転時間が5時間、40時間、100時間およ
び140時間経過したとき強酸化は零であった。運転時
間が200時間経過したとき強酸化は0.20mg.K
OH/g、また、運転時間が200時間経過したときに
も強酸化は1.00mg.KOH/g、さらに、運転時
間が350時間経過したときにも強酸化は1.55mg
.KOH/gであった。以上のテスト結果より、出力電
位差の出力が減少から増加に転じた点の所で強酸化が生
じていることが判明した。なお、上記実施例では、電極
に酸化イリジウムと銀を用いたが、一方の電極に、イリ
ジウム、ルテニウム、ロジウムあるいはその酸化物を、
他方の電極に、金、白金等の不活性金属を用いても良い
。また、強酸化で判定しているが、全酸化で判定しても
良い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つの電極を測定する油の中に浸すことによって生ずる
出力電圧差を測定することにより、強酸化が検出でき油
の劣化を判定する。従ってリアルタイムでの測定が出来
るとともに、その結果が表示装置に表示されるため、誰
でも容易に、迅速に、安価に、計測が出来るという優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潤滑油劣化検出装置の1実施例を示す
全体構成図、
【図2】本発明の回路図、
【図3】出力電位差と潤滑油の劣化経過との関係を説明
する図。
【図4】温度と電圧の関係を示す図。
【図5】ディーゼルエンジンの運転時間の経過と出力電
位差のテストデータを示す図。
【図6】ディーゼルエンジンの運転時間の経過と出力電
位差のテストデータを示す図。
【図7】ディーゼルエンジンの運転時間の経過と出力電
位差のテストデータを示す図。
【符号の説明】
1  潤滑油劣化検出装置、 2、3  電極、 4  電流増幅器、 5  電圧増幅器、 6  温度検知部、 7  演算部、 8  記憶部、 9  表示装置、 20  エンジン 21  潤滑油

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一対の電極を油に浸し、油の劣化を検
    出する潤滑油劣化検出装置において、金、銀、白金等の
    いずれかからなる不活性金属の電極と、イリジウム、ル
    テニウム、ロジウムもしくはその酸化物のうちのいずれ
    かからなる電極と、浸した油の温度を検出する温度検知
    部と、温度検知部からの温度に応じて両電極の出力電位
    差を補正演算する演算装置と、演算値の出力電位差を記
    憶する記憶装置と、出力電位差の変化率を感知して表示
    する表示装置と、からなることを特徴とする潤滑油劣化
    検出装置。
  2. 【請求項2】  金、銀、白金等のいずれかからなる不
    活性金属の電極と、イリジウム、ルテニウム、ロジウム
    もしくはその酸化物のうちのいずれかからなる電極と、
    からなる一対の電極を測定する油の中に浸すことによっ
    て生ずる出力電位差を測定し、その出力の変化率により
    強酸化を検出して、油の劣化を判定することを特徴とす
    る潤滑油劣化検出方法。
JP3151108A 1991-05-27 1991-05-27 潤滑油劣化検出装置およびその検出方法 Pending JPH04350552A (ja)

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JP (1) JPH04350552A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5523692A (en) * 1993-03-23 1996-06-04 Nippondenso Co., Ltd. Oil deterioration detector
US6859039B2 (en) 2002-03-08 2005-02-22 Denso Corporation Device and method for detecting oil deterioration

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US5523692A (en) * 1993-03-23 1996-06-04 Nippondenso Co., Ltd. Oil deterioration detector
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