JPH04349314A - リードスイッチ - Google Patents

リードスイッチ

Info

Publication number
JPH04349314A
JPH04349314A JP12053091A JP12053091A JPH04349314A JP H04349314 A JPH04349314 A JP H04349314A JP 12053091 A JP12053091 A JP 12053091A JP 12053091 A JP12053091 A JP 12053091A JP H04349314 A JPH04349314 A JP H04349314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
reed switch
contact
plating
diffusion layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12053091A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kondo
幸一 近藤
Haruyuki Ogiwara
荻原 春幸
Masanori Baba
馬場 正典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP12053091A priority Critical patent/JPH04349314A/ja
Publication of JPH04349314A publication Critical patent/JPH04349314A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Contacts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードスイッチに係わり
、Rh接点の特性を完全に代替したRu接点を用いたリ
ードスイッチに関する。
【0002】リードスイッチは、磁性材料からなるリー
ド片と、そのリード片を封入したガラス管からなる。そ
して、リード片の先端近傍は貴金属材料がめっきされて
電気接点となっている。この電気接点となる貴金属には
、電気的、化学的、機械的特性の優れたRhが広く用い
られている。
【0003】ところで、Rhは非常に高価な金属材料で
あるため、従来からいろいろな金属による代替が進めら
れている。しかし、Rhを代替した接点を使用したリー
ドスイッチは、限定された領域における特性は優れてい
ても、Rhがもつ接点としての負荷領域、特性などの全
てを満たすものはまだない現状である。そうした金属材
料の中で、Rhと同様に貴金属に属するRuは、Rhに
比べて桁違いに安価でしかも特性も優れているので、R
h代替金属として最も可能性の高い材料として注目され
ており、Ru接点を使用したリードスイッチの実現が望
まれている。
【0004】
【従来の技術】図4は従来のリードスイッチに用いられ
るRu接点の一例を示す側断面図である。図において、
1はリード片、3はRu層、4は密着層である。
【0005】リード片1は、例えば、52アロイ(Ni
50〜52重量%、残Fe)などの磁性材料からなり、
細い棒の一端部を平板状に潰した小片からなる。このリ
ード片1の平板状の表面には、厚みが 0.5μm程度
の例えばAuやPdなどの密着層4がめっきされている
【0006】Ru層3は、密着層4の上に純粋なRuを
めっきして形成される。ところが、Ruめっき膜は膜応
力が非常に高い。そのため、接点としての特性上から望
ましい例えば5μm程度の膜厚をめっきによって安定に
得ることが困難である。
【0007】そこで、この膜応力を緩和して膜厚をもっ
と厚くするために、例えば、Ru合金をめっきしたり、
あるいはめっき液中にRuO2 の微粒子を分散させて
めっきしたりすることも行われている。しかし、こうし
た合金めっきなどによって得られるRu層3は、Ru本
来の優れた特性を損なったものとなり、めっき工程の管
理の上からも厄介である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、純粋なR
uめっきによって得られるRu層は、膜厚を厚くするこ
とができないので、従来のRu接点は、リードスイッチ
の接点として中重負荷領域で使用すると寿命特性が著し
く劣る。
【0009】そのため、従来のRu接点を用いたリード
スイッチは、軽負荷領域用として適用するしかなく、R
h接点に代る接点としては、一部の領域、機能した代替
できなかった。
【0010】そこで本発明は、軽中負荷領域のみならず
中重負荷領域においても優れた寿命特性を有し、Rh接
点を完全に代替できるRu接点を用いたリードスイッチ
を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上で述べた課題は、磁性
材料からなるリード片と、Ni−Cu拡散層と、Ru層
を有し、前記Ni−Cu拡散層は、リード片の上に順次
めっきされたNiとCuを拡散処理して形成されたもの
であり、前記Ru層は、Ni−Cu拡散層の上にRuが
めっきされたものであるように構成されたリードスイッ
チによって解決される。
【0012】
【作用】純粋なRuめっき層からなるRu接点を用いた
リードスイッチは、膜厚を大きくできなかったので寿命
特性がよくなかったが、本発明においては、このRu接
点を中重負荷領域にも適用できるようにしている。
【0013】すなわち、磁性材料からなるリード片の上
に直にRu層をめっきするのではなく、Ni−Cu拡散
層を介在させるようにしている。そして、そのNi−C
u拡散層の上にRu層をめっきするようにしている。
【0014】ところで、Ni−Cu拡散層は、単独でも
リードスイッチの接点として軽中負荷領域に対して耐え
る安価な接点材料である。そして、その拡散層の上にめ
っきするRu層は、重負荷領域に耐える特性改善を行う
ためのものである。
【0015】こうして、めっきで安定に得られる膜厚2
μm程度の極く薄いRu層であっても、軽中負荷領域か
ら中重負荷領域にまで適用領域を拡大することができる
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例の側断面図、図2は
本発明の他の実施例の側断面図、図3は本発明の実施例
の効果を示す図である。図において、1はリード片、2
はNi−Cu拡散層、3はRu層、4は密着層である。
【0017】実施例:1 図1において、リード片1は、従来どおり例えば52ア
ロイなどの磁性材料の小片からなり、平板状に潰した部
分が接点となる。このリード片1の表面には、例えば、
膜厚が 1.5μmのNiめっきと、膜厚が 2.0μ
mのCuめっきが施される。Ni−Cu拡散層2は、こ
のNiとCuのめっき層を、例えば、H2 ガスの還元
雰囲気中で 900°C、15分間の熱処理によって形
成する。Ru層3は、Ni−Cu拡散層2の上に膜厚が
2μmになるようにめっきして形成する。
【0018】こうして、Ru接点が形成されたリード片
1は、図示してないが不活性ガス雰囲気のガラス管内に
封止すれば本発明になるリードスイッチができあがる。 実施例:2 図2において、Ni−Cu拡散層2の上に、膜厚が 0
.5μmのAuとかPdなどをめっきして形成した密着
層4を形成する。そして、その密着層4の上に、膜厚が
2μmになるようにRuをめっきしてRu層3を形成す
る。
【0019】こうして、Ru接点が形成されたリード片
1は、実施例1と同様にガラス管内に封止すれば本発明
になるもう一つのリードスイッチができあがる。ところ
で、こうして得られた本発明になるリードスイッチの特
性を寿命試験を行って評価した結果は図2に示すとおり
である。本発明になる実施例2に示した試料Aの他に、
比較するために図4に示した従来のRu接点からなる試
料Bと、RuをRhに替えた構成の従来のRh接点から
なる試料Cを表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】図3の横軸は、DC 100Vで 0.5
Aの重負荷を掛けながらスイッチング動作させた動作回
数、縦軸は累積故障率を示す。その結果、従来のRu接
点からなる試料Bはほゞ 150万回で故障し始め、従
来のRh接点からなる試料Cはほゞ 300万回の使用
に耐えるのに対して、本発明になるRu接点からなる試
料Aはほゞ 500万回に耐えるよい特性を示す。
【0022】なお、本発明になる試料Aにおいては、A
uなどの密着層4をNi−Cu拡散層2とRu層3の間
に介在させたが、この密着層4を設けなくても図3に示
した寿命特性に有意差がない。
【0023】
【発明の効果】従来のRu接点は、リードスイッチの接
点として軽中負荷領域でしか適用できなかったが、本発
明によれば、軽中負荷領域のみでなく中重負荷領域にお
いても優れた寿命特性示し、適用範囲を拡大することが
できるようになった。
【0024】その結果、本発明になるRu接点は、非常
に高価なRh接点を代替することができるようになり、
リードスイッチの原価低減による生産性の向上に対して
、本発明は寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例の側断面図である。
【図2】  本発明の他の実施例の側断面図である。
【図3】  本発明の実施例の効果を示す図である。
【図4】  従来のリードスイッチに用いられるRu接
点の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1  リード片 2  Ni−Cu拡散層 3  Ru層 4  密着層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  磁性材料からなるリード片(1) と
    、Ni−Cu拡散層(2) と、Ru層(3) を有し
    、前記Ni−Cu拡散層(2)は、前記リード片(1)
     の上に順次めっきされたNiとCuを拡散処理して形
    成されたものであり、前記Ru層(3) は、前記Ni
    −Cu拡散層(2) の上にRuがめっきされたもので
    あることを特徴とするリードスイッチ。
  2. 【請求項2】  前記Ru層(3) は、前記Ni−C
    u拡散層(2) の上にめっきされた密着層(4) を
    介してRuがめっきされたものである請求項1記載のリ
    ードスイッチ。
JP12053091A 1991-05-27 1991-05-27 リードスイッチ Withdrawn JPH04349314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12053091A JPH04349314A (ja) 1991-05-27 1991-05-27 リードスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12053091A JPH04349314A (ja) 1991-05-27 1991-05-27 リードスイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04349314A true JPH04349314A (ja) 1992-12-03

Family

ID=14788560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12053091A Withdrawn JPH04349314A (ja) 1991-05-27 1991-05-27 リードスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04349314A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19930449A1 (de) * 1999-07-02 2001-01-18 Heraeus Gmbh W C Palladiumfreier Kontaktwerkstoff

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19930449A1 (de) * 1999-07-02 2001-01-18 Heraeus Gmbh W C Palladiumfreier Kontaktwerkstoff

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2240270A1 (en) Selectively coated bipolar plate
SE446991B (sv) Material for elektriska kontakter samt forfarande for dess framstellning
US3663777A (en) Reed switch
JPH04505986A (ja) 真空電磁接触器並びに付属接触材用のCuCr接触材の製法
GB1571563A (en) Vacuum switches
JPH04349314A (ja) リードスイッチ
US3627963A (en) Vacuum interrupter contacts
JPH052955A (ja) 真空バルブ用接点材料
US4874430A (en) Composite silver base electrical contact material
JP2000235825A (ja) 真空遮断器用電極部材及びその製造方法
US3423203A (en) Tungsten-indium powder bodies infiltrated with copper
US3697389A (en) Method of forming electrical contact materials
US4348566A (en) Rhodium electrical contact of a switch particularly a reed switch
US3672850A (en) Low current electrical contact comprising a layer of iron-nickel alloy and a layer of ruthenium
US3562574A (en) Articles plated with or comprised of silver-palladium alloys
JP3106598B2 (ja) 電極材料の製造方法
JP3833519B2 (ja) 真空遮断器
JPH0721867A (ja) リードスイッチ
JPS5942066B2 (ja) レニウム−コバルト合金接点
KR890001192B1 (ko) 진공 단속기
JPH04132122A (ja) 電気接点
RU2435243C1 (ru) Магнитоуправляемый герметизированный контакт
JPH1040763A (ja) 封入電気接点材料
JP2905494B2 (ja) 電着ベローズ
JP2511043B2 (ja) 真空バルブ用接点合金の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980806