JPH04348983A - ドットプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はドットプリンタに関する
。

【０００２】

【従来の技術】図７に従来のドットプリンタの概略構成
を示す。

【０００３】図において、１はプラテン，２は印字ヘッ
ドである。また、１０はリボンカセットである。

【０００４】ここで、印字ヘッド２は、キャリア３等を
介してプラテン１の長手方向に往復移動される構成とさ
れている。また、印字ヘッド２は、所定本数の印字ワイ
ヤ（図示省略）を有している。

【０００５】また、リボンカセット１０は、ドットプリ
ンタの装置本体（図示省略）に装着等されており，リボ
ン走行機構１５を用いて当該カセット１０より引き出さ
れたインクリボン１１が走行され印字ヘッド２へ供給さ
れる構成とされている。通常、リボン走行機構１５は、
巻取軸１６と，この巻取軸１６にインクリボン１１を押
し付ける従動軸１７と，巻取軸１６を矢印方向に回転さ
せるための駆動モータ（図示省略）を含み構成されてい
る。また、インクリボン１１は、継ぎ目部分を有する無
端状とされている。

【０００６】しかして、上記したドットプリンタを用い
て印字するには、プラテン１とインクリボン１１との間
に用紙を送り込む。そして、印字データに基づきインク
リボン１１をリボン走行機構１５を用いて走行させると
ともに印字ヘッド２をキャリア３等を介して往復動させ
つつ各印字ワイヤを突出させて用紙をインクリボン１１
を介して叩く。これにより、用紙に所定文字等が印字さ
れる。

【０００７】なお、インクリボン１１は、所定サイクル
数繰返し使用されるのが一般的である。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したド
ットプリンタのインクリボン１１は、その構造上，継ぎ
目部分が強度的に弱い。そのため、リボン１１の継ぎ目
部分が、印字中に印字ヘッド２の印字ワイヤで叩かれる
と当該部分がほつれたり，極端な場合には切れたりして
しまい円滑印字が阻害されることがある。

【０００９】そこで、最近では、継ぎ目のないインクリ
ボンが開発され実用化されているが、かかるリボンの全
長は継ぎ目部分を有するインクリボン１１の全長の約１
／１０と短いため，リボン交換を頻繁に行わなければな
らず煩雑となる欠点を有している。

【００１０】本発明の目的は、上記事情に鑑み、インク
リボンが印字ヘッドによって叩かれるのを防止して長期
間円滑使用することができるドットプリンタを提供する
ことにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は、継ぎ目部分を
有する無端状のインクリボンをリボン走行機構を用いて
印字ヘッドへ供給して印字するドットプリンタにおいて
、前記インクリボンに、前記継ぎ目部分を検出するため
の識別マークを設け、前記インクリボンの継ぎ目部分が
前記印字ヘッドに供給される直前に前記識別マークを検
出可能なマーク検出手段を設け、前記マーク検出手段に
より前記インクリボンの識別マークが検出された際にこ
のインクリボンが前記印字ヘッドが駆動停止された状態
で所定長さだけ走行されるように前記リボン走行機構お
よび印字ヘッドを駆動制御する制御手段を設けたことを
特徴とする。

【００１２】

【作用】本発明では、インクリボンの継ぎ目部分は印字
ヘッドに供給される直前に識別マークとマーク検出手段
との協働により検出される。すると、制御手段は、これ
を受けてリボン走行機構および印字ヘッドを駆動制御し
てインクリボンを印字ヘッドを駆動停止した状態で所定
長さだけ走行させる。これにより、インクリボンの継ぎ
目部分を印字ヘッドによって叩かれることなく通過させ
ることができる。

【００１３】したがって、インクリボンの継ぎ目部分か
らのほつれや切断等の事故を防止して、当該インクリボ
ンを長期間円滑使用することができる。

【００１４】

【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき説明する。 本実施例に係るドットプリンタは、図１および図２に示
す如く，プラテン１，印字ヘッド２，キャリア３，イン
クリボン１１，リボン走行機構１５ならびに本プリンタ
の特徴部であるリンクリボン１１の識別マーク２１，マ
ーク検出手段（３１）および制御手段４１を含み構成さ
れている。

【００１５】なお、図７に示した構成要素と同一のもの
については同一の符号を付し、その説明を省略もしくは
簡略化する。

【００１６】ここで、インクリボン１１には、図３に示
す如く，継ぎ目部分１２を検出するための識別マーク２
１が設けられている。本実施例においては、識別マーク
２１は、継ぎ目部分１２に対応する印字可能領域外のイ
ンクリボン１１部分に設けられた反射部材（例えばアル
ミニウム部材）より形成されている。なお、かかる識別
マーク２１を、図４に示す如く，反射部材の代りに他の
印字可能領域外部分とはコントラストを有する黒色（も
しくは白色）部分により形成してもよい。

【００１７】また、本ドットプリンタには、インクリボ
ン１１の継ぎ目部分１２が印字ヘッド２に供給される直
前に識別マーク２１を検出可能なマーク検出手段が設け
られている。本実施例においては、マーク検出手段は、
リボンカセット１０のインクリボン引出し側直近（つま
り、走行されるインクリボン１１の最上流部分）に設け
られた光検出型の第１マーク検出センサ３１より形成さ
れている。

【００１８】なお、リボンカセット１０のインクリボン
引込み側直近（走行されるインクリボン１１の最下流部
分）には光検出型の第２マーク検出センサ３２が設けら
れている。

【００１９】さらに、制御手段４１は、マーク検出手段
（３１）によりインクリボン１１の識別マーク２１が検
出された際にこのインクリボン１１が印字ヘッド２が停
止された状態（つまり各印字ワイヤが突出されない状態
）で所定長さだけ走行されるようにリボン走行機構１５
および印字ヘッド２を駆動制御する手段である。

【００２０】本実施例においては、前記した「所定長さ
」としては、識別マーク２１を第１マーク検出センサ３
１で検出してから当該マーク２１が第２マーク検出セン
サ３２によって検出されるまでのリボン走行長さが採ら
れている。また、制御手段４１は、本ドットプリンタ全
体を駆動制御する制御装置の一部機能を利用して形成さ
れている。さらに、制御手段４１には、図２に示す如く
，第１および第２マーク検出センサ３１，３２，リボン
走行機構１５および印字ヘッド２が接続されている。

【００２１】なお、リボン走行機構１５を構成する巻取
軸１６駆動用の駆動モータはステッピングモータから形
成されている。

【００２２】次に、作用について説明する。インクリボ
ン１１の継ぎ目部分１２は、印字ヘッド２に供給される
直前に識別マーク２１と第１マーク検出センサ３１との
協働により検出される。すると、制御手段４１は、これ
を受けて識別マーク２１が第２マーク検出センサ３２に
よって検出されるまでリボン走行機構１５および印字ヘ
ッド２を駆動制御してインクリボン１１を印字ヘッド２
を駆動停止した状態で走行させる。これにより、インク
リボン１１の継ぎ目部分１２が印字ヘッド２によって叩
かれることなく通過される。

【００２３】しかして、この実施例によれば、インクリ
ボン１１に、継ぎ目部分１２を検出するための識別マー
ク２１を設け、インクリボン１１の継ぎ目部分１２が印
字ヘッド２に供給される直前に識別マーク２１を検出可
能なマーク検出手段（３１）を設け、マーク検出手段（
３１）によりインクリボン１１の識別マーク２１が検出
された際にこのインクリボン１１が印字ヘッド２が駆動
停止された状態で所定長さだけ走行されるようにリボン
走行機構１５および印字ヘッド２を駆動制御する制御手
段４１を設けた構成としたので、インクリボン１１の継
ぎ目部分１２からのほつれや切断等の事故を防止して当
該インクリボン１１を長期間円滑使用することができる
。

【００２４】なお、上記実施例によれば、識別マーク２
１を、図３および図４に示す如く，インクリボン１１の
継ぎ目部分１２に対応する印字可能領域外のリボン１１
部分に設けられた反射部材（又は黒色もしくは白色部分
）より形成したが、図５に示す如く，継ぎ目部分１２の
前後のリボン１１部分に設けられた反射部材等から形成
してもよい。また、識別マークを図６に示す如く，継ぎ
目部分１２よりリボン走行方向下流部分に設けられた反
射部材等から形成してもよい。

【００２５】また、識別マーク２１検出後，第１および
第２マーク検出センサ３１，３２の協働によりインクリ
ボン１１を印字ヘッド２駆動停止状態で所定長さだけ走
行させる構成としたが、第２マーク検出センサ３２を設
けることなく第１マーク検出センサ３１が当該マーク２
１検出後にリボン走行機構１５を構成する駆動モータを
所定パルス数だけ駆動してインクリボン１１を所定長さ
だけ走行させる構成としてもよい。

【００２６】さらに、マーク検出手段（３１）は、イン
クリボン１１の継ぎ目部分１２が印字ヘッド２に供給さ
れる直前に識別マーク２１を検出することができれば、
どのように形成してもよい。また、同様に設置位置もリ
ボンカセット１０のインクリボン引出し側直近に限定さ
れない。

【００２７】

【発明の効果】本発明によれば、インクリボンに、継ぎ
目部分を検出するための識別マークを設け、インクリボ
ンの継ぎ目部分が印字ヘッドに供給される直前に識別マ
ークを検出可能なマーク検出手段を設け、マーク検出手
段によりインクリボンの識別マークが検出された際にこ
のインクリボンが印字ヘッドが駆動停止された状態で所
定長さだけ走行されるようにリボン走行機構および印字
ヘッドを駆動制御する制御手段を設けた構成としたので
、インクリボンが印字ヘッドによって叩かれるのを防止
して長期間円滑使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の全体構成を示す図である。

【図２】一実施例のブロック図である。

【図３】一実施例で使用されるインクリボンに設けられ
た識別マークを示す図である。

【図４】識別マークの変形例を示す図である。

【図５】識別マークの別の変形例を示す図である。

【図６】識別マークの更に別の変形例を示す図である。

【図７】従来のドットプリンタの概略構成を示す図であ
る。

【符号の説明】

２　　印字ヘッド １１　　インクリボン １２　　継ぎ目部分 ２１　　識別マーク ３１　　第１マーク検出センサ（マーク検出手段）４１
　　制御手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　継ぎ目部分を有する無端状のインクリ
   ボンをリボン走行機構を用いて印字ヘッドへ供給して印
   字するドットプリンタにおいて、前記インクリボンに、
   前記継ぎ目部分を検出するための識別マークを設け、前
   記インクリボンの継ぎ目部分が前記印字ヘッドに供給さ
   れる直前に前記識別マークを検出可能なマーク検出手段
   を設け、前記マーク検出手段により前記インクリボンの
   識別マークが検出された際にこのインクリボンが前記印
   字ヘッドが駆動停止された状態で所定長さだけ走行され
   るように前記リボン走行機構および印字ヘッドを駆動制
   御する制御手段を設けたことを特徴とするドットプリン
   タ。