JPH04346773A - 加湿システムの殺菌装置及び殺菌方法 - Google Patents

加湿システムの殺菌装置及び殺菌方法

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JPH04346773A
JPH04346773A JP3142646A JP14264691A JPH04346773A JP H04346773 A JPH04346773 A JP H04346773A JP 3142646 A JP3142646 A JP 3142646A JP 14264691 A JP14264691 A JP 14264691A JP H04346773 A JPH04346773 A JP H04346773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
oxygen
ozone
ultrasonic humidifier
gaseous
Prior art date
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Pending
Application number
JP3142646A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketoshi Fujita
武敏 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication of JPH04346773A publication Critical patent/JPH04346773A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、販売用のショ−ケ−ス
に陳列した野菜等の鮮度保持を目的として噴霧される霧
状の水をその発生源において殺菌すると共に、該霧状の
水とオゾンを共存せしめることにより、該商品の微生物
汚染、特にレジオネラ細菌の繁殖を防止することを目的
とした超音波加湿器を利用した加湿システムの殺菌装置
及び殺菌方法に関する。
【0002】
【従来の技術】野菜等の鮮度は商品価値に直接関係する
ので、産地から消費者に渡るまでの流通ル−トにおいて
、■運送のスピ−ド・アップ、■該商品の冷暗所での保
存及び■該商品の加湿等の配慮がなされている。
【0003】前記加湿の手段として、一般に、超音波加
湿器が用いられるが、該加湿器の水溜め部は、適度な湿
分と温度条件を有するので、該部分に雑菌が繁殖するこ
とがある。
【0004】特に、急性で且つ高い死亡率を有するレジ
オネラ肺炎を引き起こすレジオネラ細菌は、水中で繁殖
しやすく、前記部分は、該細菌にとってその最適成育条
件となりうる。
【0005】加熱することなく生のまま食物として利用
されることの多い野菜等が、その流通段階において、前
記細菌に汚染されることは、重大な社会問題となりかね
ない。
【0006】かかる事態の予防策として、前記部分及び
霧化せしめられた加湿水と接触する部分を定期的に洗浄
することが一般に行なわれ、更にはそれに加え該加湿水
に紫外線を照射することが行なわれている例もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レジオ
ネラ細菌は、短時間で急激に繁殖する例が報告されてい
るため、前記洗浄は、頻繁に行なわなければその用をな
さず、そのような頻繁な洗浄は、加湿装置の使用者に多
大な労苦を強いるものであった。
【0008】更に、紫外線による殺菌は、レジオネラ細
菌に直接照射されるならばその効果が期待できるものの
、前記加湿水中に存在する該細菌には殆どその効果が期
待できない。
【0009】一方、レジオネラ細菌の殺菌方法としては
、殺菌剤を使用することも考えられるが、該薬剤の商品
への付着・残留等の問題から、好ましくない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記従来技
術の課題を解決する、即ち、簡便且つ確実で、効率的な
超音波加湿器を利用した加湿システムの殺菌装置及び殺
菌方法を提供すべく鋭意検討を行なった。
【0011】その結果、加湿水源である水溜め部の貯留
水に酸素を微細気泡の形で分散せしめ、そのガス状酸素
に紫外線を照射すればオゾンが生成し、該オゾンにて該
水中はおろか霧化せしめられた加湿水が接触する部分(
域)も殺菌されるのでレジオネラ細菌の繁殖を防止でき
ることを見出し、本発明に到達した。
【0012】即ち、本発明の装置は、超音波加湿器の水
溜め部の水貯留域に紫外線照射手段と酸素供給手段を配
設してなることを特徴とし、本発明の方法は、該水溜め
部の貯留水に酸素含有気体を吹き込み、該貯留水中に酸
素をガス状で分散せしめ、該ガス状酸素を紫外線にてオ
ゾンに変換することを特徴とする。
【0013】以下、本発明を添付図面を参照しつつ詳細
に説明する。
【0014】本発明の装置は、加湿水源となる水を一時
貯留する水溜め部(2)と、該貯留水を霧化せしめる超
音波振動子(3)と、生成した加湿水の排出口(4)と
、を備えた超音波加湿器(1)の該水溜め部に紫外線照
射手段(5)と酸素供給手段(8)とを該貯留水中に没
するように配設したものである。
【0015】前記紫外線照射手段としては、通常、保護
管(6)内に納められた低圧水銀ランプを用いる(符号
(7)は、電源である)が、前記水溜め部の貯留水中に
分散せしめたガス状酸素をオゾンに変換し得るエネルギ
−を発することができるものであればよく、他の光源の
使用を制限するものではない。
【0016】一方、前記酸素供給手段としては、通常、
水処理等にて多用される散気装置を用いるが、効率よく
水中に酸素を分散し得るものであればよく、例えば、ス
パ−ジャ−やエジェクタ−等を用いてもよい。
【0017】ここで、酸素含有気体として、通常、空気
(送風機にて前記酸素供給手段に供給)を用いるが、純
酸素を含む酸素冨化空気を用いてもよい(符号(9)は
、酸素源である)。
【0018】尚、図では、紫外線照射手段と空気供給手
段とが水平に配設されたものを示したが、前記水溜め部
を縦長構造の容器、例えばパイプとし、その長手方向に
該紫外線照射手段を配し、その外周面を酸素含有気体が
、微細気泡の形で上昇するよう該水溜め部底部にリング
状にした前記空気供給手段を配する態様にしても良い。
【0019】そうすることによって、供給酸素の装置内
滞留時間を稼ぐことができ、ひいては該供給酸素のオゾ
ンへの変換効率が良くなるからである。
【0020】又、前記貯留水は、バッチ式に供給しても
よいが、前記水溜め部に別途設けられた水位調節計(図
示せず)を介して、加湿水として消費された水量に見合
った量を自動的に外部から補給するシステムにしてもよ
い。
【0021】加湿水は、水溜め部(2)に水を張った上
で超音波振動子(3)を付勢すれば発生するが、本発明
では、更に、酸素供給手段(8)より酸素を供給しつつ
紫外線照射手段を付勢することによって該供給酸素がオ
ゾンに変換される。
【0022】前記操作によって、前記水溜め部の貯留水
及び加湿水中にはオゾンが含まれることになるので、超
音波加湿器内部及び加湿水排出口は、該オゾンにて殺菌
される。
【0023】勿論、気相にもガス状のオゾンが存在する
(超音波加湿器の加湿水出口において、ガス状オゾンは
加湿水中の溶解オゾンの約5〜7倍存在する)ので、加
湿水の消費先(ショウケ−ス及びその収納物等)及びそ
こまでの搬送経路、即ち加湿水が接触する部分(域)も
、該オゾン及び加湿水溶解オゾンにて殺菌される。
【0024】
【実施例】下記の装置諸元を有する超音波加湿器を用い
、表1に示す条件にて実験を行なった。
【0025】(1)  酸素供給手段:エア−ポンプ(
定格送風量:0.5Nm3/Hr、送風圧力:2.5K
g/cm2.g)に接続された市販の散気装置
【0026】(2)  紫外線照射手段:低圧水銀ラン
プ(0.6Kw)
【0027】(3)  水溜め部の空容積:5リットル
【0028】(4)  超音波振動子の高周波出力:9
0W (加湿水発生量:100ml/min.)
【00
29】(5)  酸素供給手段及び紫外線照射手段の配
設態様:水平
【0030】尚、加湿水源として、前記水溜め部に張り
込んだ滅菌水3リットルにレジオネラ細菌[(legi
onella pneumophia) ATCC33
216]を3×107 CFU (1×104 CFU
/ml)植菌し、各実験毎に供した。
【0031】表1中、「レジオネラ細菌数」は、各実験
の試験開始からの各経過時間における水溜め部の水中残
存菌数(B−SYE[buffered−starch
−yeast−extract]寒天培地を用いた定量
培養法による)を、「オゾン濃度」は、各実験の試験開
始から1時間後の水溜め部の水中濃度(溶解オゾンとガ
ス状オゾンの総量である。ヨウ素吸光光度法による)を
、「ND」は、100CFU/ml以下であることを、
各々示す。
【0032】結果を、ブランク(実験No.1)及び比
較例(実験No.2、4及び6)と共に表1に示す。
【0033】尚、表1中に記載しなかったが、実施例(
実験No.3及び5)においては加湿水の排出口におい
ても「レジオネラ細菌数」は「ND」であった。
【0034】
【表1】
【0035】
【効果】上記の通り、本発明によれば、超音波加湿器内
部のみならず加湿水が接触する部分(域)をも確実に殺
菌することができ、レジオネラ細菌はもとよりその他の
有害な雑菌が繁殖することのないきわめて衛生的且つ簡
便な加湿システムを形成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の構成を例示した図
【符号の説明】
1・・・・超音波加湿器、2・・・・水溜め部、3・・
・・超音波振動子、4・・・・加湿水の排出口、5・・
・・紫外線照射手段、6・・・・保護管、7・・・・電
源、8・・・・酸素供給手段、9・・・・酸素源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  超音波加湿器の水溜め部の水貯留域に
    紫外線照射手段と酸素供給手段を配設してなることを特
    徴とする超音波加湿器を利用した加湿システムの殺菌装
    置。
  2. 【請求項2】  超音波加湿器の水溜め部の貯留水に酸
    素含有気体を吹き込み、該貯留水中に酸素をガス状で分
    散せしめ、該ガス状酸素を紫外線にてオゾンに変換する
    ことを特徴とする超音波加湿器を利用した加湿システム
    の殺菌方法。
JP3142646A 1991-05-20 1991-05-20 加湿システムの殺菌装置及び殺菌方法 Pending JPH04346773A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0622337A1 (de) * 1993-03-12 1994-11-02 UTG - UMWELTTECHNIK UND GERÄTEBAU GmbH Vorrichtung zum Behandeln mikrobakteriell belasteter, insbesondere einen Erreger der Gattung Legionella enthaltender Wässer mittels UV-Strahlung
JP2006524493A (ja) * 2003-04-25 2006-11-02 シュテッフェン,ハンスペーター 真空において、o3、o2、co2、アルゴン、uv−c光および超音波の使用により、食料品およびその他の製品を殺菌および保存する方法および技術的実施

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0622337A1 (de) * 1993-03-12 1994-11-02 UTG - UMWELTTECHNIK UND GERÄTEBAU GmbH Vorrichtung zum Behandeln mikrobakteriell belasteter, insbesondere einen Erreger der Gattung Legionella enthaltender Wässer mittels UV-Strahlung
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JP4733013B2 (ja) * 2003-04-25 2011-07-27 シュテッフェン,ハンスペーター 真空において、o3、o2、co2、アルゴン、uv−c光および超音波の使用により、食料品およびその他の製品を殺菌および保存する方法および技術的実施

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