JPH04346500A - パレット編成システム - Google Patents

パレット編成システム

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JPH04346500A
JPH04346500A JP3148175A JP14817591A JPH04346500A JP H04346500 A JPH04346500 A JP H04346500A JP 3148175 A JP3148175 A JP 3148175A JP 14817591 A JP14817591 A JP 14817591A JP H04346500 A JPH04346500 A JP H04346500A
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pallet
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Shozo Suzuki
省三 鈴木
Satomi Furukawa
古川 さと美
Katsuji Kobayashi
小林 勝治
Yutaka Wakizaka
脇阪 裕
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、実装部品のカートリッ
ジが搭載されたパレットと部品実装すべきプリント配線
板とが供給される部品実装機に適用可能なパレット編成
システムに関し、さらに詳しくは、複数のパレットから
なるパレット群のいずれのチャネルにいずれのカートリ
ッジを搭載するのかを表すチャネル設定データを作成す
るパレット編成システムに関する。
【0003】近年、電子機器の分野においては、製品の
小型化、軽量化、多機能化が進み、それらを構成するプ
リント配線板ユニットも増々高密度実装化している。そ
れに伴い実装部品点数の増大や部品の小型化、複雑化に
より、人手で部品を実装するのが困難になっており、自
動部品実装機が数多く導入されるようになってきた。一
方、工場における人件費の高騰から、導入されたそれら
の高額な設備を効率良くしかもできるだけ無人で稼動さ
せたいという要求がある。
【0004】
【従来の技術】従来、実装部品のカートリッジが搭載さ
れたパレットと部品実装すべきプリント配線板とが供給
され、実装部品をプリント配線板上の所定位置に実装す
るように動作する部品実装機が公知である。この種の部
品実装機においては、パレットの各チャネルに搭載され
ているカートリッジから実装部品が所定の順序で取り出
され、この取り出された実装部品は、所定の順序でプリ
ント配線板上に実装されてゆく。従って、部品実装機を
自動運転しようとする場合には、いずれのチャネルにい
ずれのカートリッジを搭載するのかを表すチャネル設定
データや部品の実装位置等を特定するための数値制御デ
ータを予め作成しておく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生産ライン
において多品種少量生産を実施するために異なる製品種
のものを流す場合、各工程では、処理条件の設定又は変
更、即ち設備の調整や材料の取り替え等の前準備(段取
り替え)が必要になる。例えば上述の部品実装機におけ
る段取り替えに際しては、パレットの交換に多大な工数
が必要とされるから、同一の処理条件のもとで処理が可
能なプリント配線板については、できるだけまとめて処
理することが望ましい。しかし、従来は、このような点
を考慮したパレット編成システムは提案されていなかっ
た。
【0006】本発明の目的は、相互に共通する部品を使
用するプリント配線板への部品実装を前後して行い得る
ようにすることにより、多品種少量生産の場合でも、段
取り替え等の作業回数を少なくして、部品実装機の稼動
率を大幅に向上できるようにしたパレット編成システム
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
を示す原理ブロック図である。
【0008】本発明のパレット編成システムは、多数の
同一種類の実装部品をそれぞれ備えた複数のカートリッ
ジがそれぞれ搭載された複数のパレットからなるパレッ
ト群を、上記実装部品をプリント配線板上の所定位置に
実装するように動作する部品実装機に投入するに際して
、上記パレット群のいずれのチャネルにいずれのカート
リッジを搭載するのかを表すチャネル設定データを作成
するパレット編成システムであって、上記プリント配線
板の製品種に関する製造オーダ情報を記憶する製造オー
ダテーブル1と、上記プリント配線板のそれぞれについ
て上記製造オーダ情報から得られる部品実装情報を記憶
する実装テーブル2と、上記製造オーダ情報及び上記部
品実装情報に基づき部品実装すべきプリント配線板毎に
それぞれの実装部品の種類を求め、該実装部品の種類及
び上記チャネルの数の設定可能上限から、上記部品実装
機における上記パレット群の交換回数が最小となるよう
に、プリント配線板を同一パレット群で部品実装可能な
グループにグルーピングするグルーピング手段3と、こ
のグルーピングの結果に基づき該当するパレット群につ
いて上記チャネル設定データを作成するチャネル設定デ
ータ作成手段4とを備えて構成される。
【0009】
【作用】部品チャネル設定データを作成するに際しては
、まず、製造オーダテーブル1の製造オーダ情報と実装
テーブル2の部品実装情報とから、部品実装すべきプリ
ント配線板毎に、それぞれの部品の種類が求められる。 そして、これらの部品の全体について、部品の種類とチ
ャネルの設定可能上限から、部品実装機におけるパレッ
ト群の交換回数が最小となるように、即ち段取り替えの
回数が最小となるように、グルーピング手段3によりプ
リント配線板のグルーピングが行われる。このグルーピ
ングに際しては、同一パレット群で部品実装可能なプリ
ント配線板が同一グループに属するようにグルーピング
される。チャネル設定データ作成手段4は、グルーピン
グの結果に基づいて該当するパレット群についてチャネ
ル設定データを作成する。
【0010】パレット群は例えば7つのパレットからな
り、各パレットのカートリッジ搭載チャネル数は、最大
で例えば30である。従って、この場合には、パレット
群全体でのチャネル数の設定可能上限は210となる。 本発明において複数のパレットからなるパレット群を用
いているのは、例えば上述の210チャネルを単一のパ
レットに設定した場合と比べて、パレットから部品実装
機への実装部品の供給を迅速に行い得るからである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を詳細に説明
する。尚、全図を通して同一符号は同一対象物を表す。
【0012】図2は本発明の実施に適した生産ラインの
説明図である。符号11〜22はこの生産ラインの各工
程を構成する処理設備のセルであり、各セルの具体的な
機能は次の通りである。
【0013】先頭工程としてのID付与機11は、供給
されたプリント配線板28にIDラベルを貼り付けてこ
れを製品種毎にラック34に収容して搬出する。
【0014】自動編成装置12は、供給されたカートリ
ッジ35を所定の順序でパレット36に収容して搬出す
る。
【0015】半田印刷機13は半田クリーム(半田ペー
スト)をプリント配線板にスクリーン印刷する。
【0016】接着剤塗布機14は、プリント配線板の裏
面側に部品を実装する場合に、部品の仮固定のための接
着剤をプリント配線板に塗布する。プリント配線板の片
面(表面側)にのみ部品が実装される場合には、この接
着剤塗布機14は使用されない。
【0017】小型部品実装機15及び異形部品実装機1
6は、それぞれ小型部品及び異形部品をプリント配線板
上に自動的に実装する。
【0018】小型部品は、同一仕様の多数の部品が長手
方向に等間隔で収容された帯状部品ケースをリール状に
巻回した形で納入される。この小型部品を多数備えたリ
ール31はカートリッジ35に装着され、前述のパレッ
ト36に収容された状態で部品実装機に供給される。
【0019】リフロー炉17は、表側の面に部品が実装
されたプリント配線板についてリフロー半田付を行う。 全面洗浄機18はリフロー半田付されたプリント配線板
を洗浄する。硬化炉19は接着剤塗布機14でプリント
配線板に塗布された接着剤を硬化させる。
【0020】外観検査装置20は、半田付が済んだプリ
ント配線板について光学的に或いはX線により外観検査
を行う。マニュアル修正装置21は、外観検査装置20
における不良品等に対してマニュアル修正を行う作業者
の近傍の位置にプリント配線板を供給し或いは上記位置
からのプリント配線板の排出を行う。最終工程としての
排出ステーション22は、検査及び修正が済んで完成品
となったプリント配線板ユニットをベルトコンベア等に
より排出する。
【0021】23はラック及びパレットが一時的に収納
されるラック・パレットストレージである。各セル11
〜22の搬入及び/又は搬出ポートの相互間或いは上記
ポートとストレージ23間におけるラック及びパレット
の搬送は、搬送装置24によりなされる。
【0022】搬送装置24は、各セルとストレージの間
に布設されたレール25と、ラック又はパレットを搭載
してレール25上を走行する単一又は複数の自走車26
と、自走車26の運行を制御する搬送制御システム27
とからなる。
【0023】工場に納入されたプリント配線板28は、
そのデータを基板入荷管理用のパソコン29に入力され
た後、一旦部材保管棚30に収納される。また、リール
31等の部品(或いは部品の集合体)は、そのデータを
部品入荷管理用のパソコン32に入力された後、IDラ
ベル33を貼付されて部材保管棚30に収納される。
【0024】ID付与機11からラインに供給されたプ
リント配線板は、ラック34に収容された状態で自走車
26により自動編成装置12を除く各セルとストレージ
23の間で搬送される。また、リール31は対応するカ
ートリッジ35に装着された状態で自動編成装置12に
供給され、このリール31及びカートリッジ35は、パ
レット36に所定の順序で搭載された状態でラインに供
給される。このパレット36は、自走車26により、自
動編成装置12と小型部品実装機15とストレージ23
との間で搬送される。
【0025】このような生産ラインへの本発明の適用は
、例えば、自動編成装置12においてカートリッジをパ
レットに搭載し、これを小型部品実装機15に搬入する
場合に実現可能である。
【0026】図3はパレットにカートリッジを搭載した
状態を示す斜視図である。リール31は多数(例えば1
000〜2000)の同一種類の実装部品(チップ部品
等)が長手方向に等間隔で収容された帯状部品ケースを
リール状に巻回したものであり、このリール31は、帯
状部品ケースを送り出すためのカートリッジ35にセッ
トされている。
【0027】カートリッジ35はパレット36の各チャ
ネルに所定の順序で搭載されている。この例では、1つ
のパレットのチャネル数は30であり、カートリッジ3
5の占有幅が1チャネル分に相当する場合には、1つの
パレットには30のカートリッジを搭載可能である。カ
ートリッジの占有幅が2チャネル分にまたがる場合には
、その分だけカートリッジの最大搭載可能数が減少する
【0028】本実施例では、このようにカートリッジが
搭載されたパレットを同時に複数(例えば7つ)小型部
品実装機にセットするようにして、見かけ上のチャネル
数の増大を図っている。
【0029】図4を参照して小型部品実装機の機能の概
要を説明する。自走車から小型部品実装機15に対して
搬入されたラック34は、供給用のベルトコンベア41
によりリフタ42上に供給され、プッシャ43により所
望のプリント配線板28が小型部品実装機15に送られ
る。
【0030】一方、カートリッジが搭載されたパレット
36は、小型部品実装機15の動作単位毎に複数ずつ投
入される。以後、この小型部品実装機の動作単位毎に投
入される複数のパレット36をパレット群(36A)と
称する。
【0031】小型部品実装機15では、パレット群36
Aから供給される小型部品がプリント配線板28上の所
定位置に実装される。部品実装を完了したプリント配線
板28は、再びラック34に戻されて、排出用のコンベ
ア44により自走車に搬出される。セルコントローラ4
5は、上述のような一連の動作を監視しており、このセ
ルコントローラ45から出力される搬入要求信号及び搬
出要求信号に基づいて、ラック及びパレットの搬送が制
御されるようになっている。
【0032】図5は小型部品実装機におけるパレットの
循環を説明するための図である。小型部品実装機15は
、投入されたパレット群を循環させて部品受取り位置に
順送りされてきたパレットから実装部品を受取るように
構成されている。
【0033】図示された例では、パレット36−1が部
品受取り位置に位置しており、36−2はパレット36
−1の次に部品受取り位置に移動するパレットを表して
いる。符号SPは部品受取り位置にパレットが即座に移
動することができるスタンバイ位置を表している。
【0034】このように構成された小型部品実装機にお
いては、機構上の制約から、各パレットの移動動作は、
完全に同期して行われるのではなく、若干の時間的なず
れを伴って行われるものである。
【0035】従って、パレット36−1が部品受取り位
置にセットされてから、次のパレット36−2がスタン
バイ位置SPにセットされるまでには、ある所定の時間
を要する。
【0036】このため、パレット36−2がスタンバイ
位置SPにセットされるより前にパレット36−1につ
いての部品受取りが完了してしまうと、ロスタイムが生
じることとなる。
【0037】例えば、あるプリント配線板に対して各パ
レットから供給される部品を実装する場合に部品受取り
に関与するパレットと関与しないパレットとがあると、
部品受取りに関与しないパレットは、そのプリント配線
板に対しては単にロスタイムを生じさせるためだけに循
環していることになる。
【0038】一方、部品受取りに関与するパレットに関
しては、部品受取りに関与する時間が、そのパレットが
部品受取り位置にセットされてから次のパレットがスタ
ンバイ位置にセットされるまでの時間よりも長ければ、
ロスタイムが生じないことになる。
【0039】従って、パレット群のいずれのチャネルに
いずれのカートリッジを搭載するのかを表すチャネル設
定データを作成するに際しては、各パレットが部品実装
すべきプリント配線板に対してできるだけ均等な時間ず
つ関与するように考慮されることが望ましい。これによ
り、ロスタイムを少なくすることができる。
【0040】図6は本発明の実施例におけるパレット編
成システムに関係するデータベースの関連図である。5
1は図2に示された生産ラインが設置されるフロア全体
の制御を行うフロアコントローラ、52は図2に示され
た生産ラインの制御を行うラインコントローラである。
【0041】フロアコントローラ51内のオーダファイ
ル59及びCAMデータファイル60からの情報は、イ
ンタフェース58を介してラインコントローラ52内に
取り込まれ、必要なデータ変換処理がなされた後に、部
品仕様テーブル53、オーダ管理テーブル54、図番マ
スタテーブル55、ソースデータテーブル56及びパー
ツデータテーブル57に記憶される。61は部品仕様テ
ーブル53からのIDコードに基づきラベル発行機を制
御するラベル発行機制御プロセスであり、このプロセス
からのリールIDに関するデータはリール管理テーブル
62に記憶される。
【0042】部品仕様テーブル53、オーダ管理テーブ
ル54、図番マスタテーブル55、ソースデータテーブ
ル56、パーツデータテーブル57及びリール管理テー
ブル62からの情報に基づいて、パレット編成プロセス
63ではパレット編成等の処理がなされる。パレット編
成結果等に関する情報は、パレット管理テーブル64、
ラック管理テーブル65、グループ管理テーブル66、
NC管理テーブル67及びNCデータテーブル68に記
憶される。
【0043】69はパレット編成結果等に基づきラック
及びパレットの投入制御を行う投入制御プロセスであり
、70はパレット編成結果等に基づき部品実装機等のセ
ルの管理を行うセル管理プロセスである。投入制御プロ
セス69及びセル管理プロセス70は、ソケットインタ
フェース71を介して或いは直接に物流制御プロセス7
2及びセル制御プロセス73に接続されている。74は
セル管理プロセス70からの稼動実績データを記憶する
稼動実績テーブルである。
【0044】部品実装機において実際に使用された部品
数に関する情報は、セル管理プロセス70からリール管
理テーブル62に送られ、これにより各リールにおける
部品残数管理がなされる。75はリール管理テーブル6
2にカートリッジIDに関するデータを送る部品ID管
理プロセスである。
【0045】76はリール管理テーブル62及びパレッ
ト管理テーブル64に接続された自動編成装置制御プロ
セスであり、77はラック管理テーブル65に接続され
たID付与機制御プロセスである。物流制御プロセス7
2にはストレージ管理テーブル79が備えられており、
自動編成装置制御プロセス76にはアドレス管理テーブ
ル80が備えられている。オーダ管理テーブル54は投
入制御プロセス69からの工程進捗状況に関するデータ
に基づき更新され、これに伴いオーダファイル59も更
新される。
【0046】パレット編成プロセス63の主な機能は次
の通りである。
【0047】■  作業オーダ抽出機能種々の作業オー
ダの中からパレット編成が可能なオーダを自動抽出する
ものである。また、種々の作業オーダの中からパレット
編成の対象とするオーダをマニュアルにより選択するも
のである。
【0048】■  グルーピング機能部品実装機におけ
る段取り替えの回数が最小になるようにプリント配線板
の製品種をグルーピングするものである。この場合、パ
レットの前述のスタンバイ位置への移動に伴うロスタイ
ムを考慮した手法により、プリント配線板の製品種のグ
ルーピングが妥当か否かの判断が予めなされる。ここで
、「製品種」というのは、完成したプリント配線板ユニ
ットが使用される製品の種類を表し、本願明細書中では
、製品の構成要素の設計図に共通する番号という意味で
、「図番」と称することがある。
【0049】■  チャネル設定データを作成する機能
パレット群のいずれのチャネルにいずれのカートリッジ
を搭載するかを決定する機能である。チャネル設定デー
タの作成に際しては、パレット群を構成しているパレッ
トのそれぞれが、部品実装すべきプリント配線板に対し
てできるだけ均等な時間ずつ関与するように考慮される
【0050】また、同一種類のリールを備えたカートリ
ッジが複数ある場合には、収容部品数の少ないカートリ
ッジを優先するように考慮される。
【0051】さらに、比較的背の低い部品が比較的背の
高い部品よりも先にプリント配線板に実装されるような
考慮がなされる。
【0052】尚、作成されたチャネル設定データは、モ
ニタ画面及び/又は帳票により搭載指示書として発行さ
れ、或いは自動編成装置に送られる。前者の場合パレッ
トへのカートリッジの搭載はマニュアルによりなされ、
後者の場合パレットへのカートリッジの搭載は自動編成
装置により自動的になされる。
【0053】以下、図7に示されたフローチャートを参
照しながら、パレット編成プロセスの機能を順を追って
説明する。図7Aはパレット編成プロセスの前段部分の
フローチャート、図7Bは同プロセスの中段部分のフロ
ーチャート、図7Cは同プロセスの後段部分のフローチ
ャートである。
【0054】まず、ステップ201では、オーダ管理テ
ーブル54を参照して、作業オーダの中からパレット編
成に該当する全てのオーダを抽出する。次いで、ステッ
プ202に進み、ソースデータテーブル56、部品仕様
テーブル53及びパーツデータテーブル57を参照して
、図番毎に、使用する部品の種類及び数量並びに必要と
されるチャネル数を求める。
【0055】続いてステップ203に進み、リール管理
テーブル62等を参照して、使用される部品及びプリン
ト配線板の残数をチェックした後、製品の納期順で作業
オーダを決定する。決定された作業オーダは、ステップ
204でモニタ画面等に表示される。このときの表示内
容の一例を図8Aに示す。
【0056】マニュアルにより製造オーダを選択する場
合には、ステップ204における表示内容を参照して、
ステップ205でオーダを選択する。
【0057】続いて、ステップ206では、プリント配
線板の製品種のグルーピングに先立ち、対象となるプリ
ント配線板同士のグルーピングが妥当か否かの判断がな
される。ここでは、グループ条件テーブル82が参照さ
れ、このテーブルにはパレット群のチャネル数及び実装
部品数をパラメータとするマトリックスが設定されてい
る。このマトリックスを参照したグルーピングが妥当か
否かの判断については後述する。
【0058】次いでステップ207に進み、グルーピン
グが妥当であると判断された対象に対してグルーピング
が実行される。このグルーピングの具体的な手法につい
ては後述する。
【0059】続いてステップ208に進み、グループ毎
の使用部品数を算出し、その後、ステップ209では、
リール管理テーブル62を参照して、所要の数量の部品
を備えたリールがカートリッジに装着された状態で在庫
しているか否かをチェックする。
【0060】そして、ステップ210でリールが不足す
るグループがある場合にはステップ211に進み、該当
する図番を削除して、ステップ212で不足しているリ
ールを表示し、ステップ207に戻り再度グルーピング
を実行する。不足リールの表示内容の一例を図8Bに示
す。
【0061】ステップ210においてリールが不足する
グループがないと判断された場合にはステップ213に
進み、空カートリッジが不足しているか否かが判断され
る。空カートリッジが不足している場合にはステップ2
14に進み、該当する図番を削除して、ステップ215
で不足しているカートリッジを表示し、ステップ207
に戻り再度グルーピングを実行する。ステップ215で
の表示内容の一例を図8Cに示す。
【0062】ステップ213で空カートリッジが不足し
ていないと判断された場合にはステップ216に進み、
グループ毎にチャネル割り当てを行う。即ち、パレット
群のいずれのチャネルにいずれのカートリッジを搭載す
るのかを表すチャネル設定データを作成する。
【0063】チャネル設定データの作成に際しては、第
1に、該当するパレット群を構成しているパレットのそ
れぞれが、部品実装すべきプリント配線板に対してでき
るだけ均等な時間ずつ関与するように考慮される。
【0064】第2に、同一種類のリールを備えたカート
リッジが複数ある場合には、収容部品数の少ないカート
リッジを優先して該当するチャネルに割り当てるように
考慮される。これにより、中途半端に部品が残ったリー
ル(所謂虫喰いリール)が多数発生することが防止され
る。
【0065】第3に、同一プリント配線板に実装すべき
部品として背の高い部品と背の低い部品とがある場合に
は、背の低い部品が先に実装されるように考慮される。 その理由は、プリント配線板への部品の実装に際しては
、プリント配線板を比較的高速に移動させることが必要
とされ、このため背の高い部品を先に実装するとプリン
ト配線板の移動時の加速度に伴って発生する慣性力によ
り背の高い部品が倒れてしまう恐れがあるからである。
【0066】次にステップ217に進み、使用されるパ
レット群でチャネルオーバーが生じるか否かが判断され
る。チャネルオーバーする場合にはステップ218に進
み、該当する図番をそのグループから削除してステップ
207に戻り再度グルーピングが実行される。チャネル
オーバーしない場合にはステップ219に進む。
【0067】ステップ219では、パレット編成の結果
をモニタ画面等に表示する。表示内容の一例を図8Dに
示す。そして、ステップ220でパレット編成の結果が
判定され、ステップ221でそのパレット編成を実行す
るか否かが判断される。実行しないという判断がなされ
た場合には、ステップ222を介して、パレット編成処
理を中止してこのルーチンから抜け出すか、或いはステ
ップ204に戻り、表示されたオーダ内容に基づいてオ
ーダ再選択が行われる。
【0068】ステップ221でそのパレット編成を実行
すると判断された場合には、ステップ223に進み、そ
のパレット編成結果を出力するとともに、ステップ22
4でパレット編成結果を表示し、ステップ225で編成
指示書を発行する。ステップ224,225における表
示内容の一例をそれぞれ図8E、図8Fに示す。
【0069】続いてステップ226では、出力されたパ
レット編成結果に基づいて、データベースのメンテナン
スがなされる。ここで対象となるデータベースは、リー
ル管理テーブル62、オーダ管理テーブル54、ラック
管理テーブル65、パレット管理テーブル64、グルー
プ管理テーブル66及びNC管理テーブル67である。
【0070】次いでステップ227では、小型部品実装
機を動作させるためのNCデータを作成し、その内容を
NC管理テーブル67及びNCデータテーブル68に記
憶する。上記処理で作成されたNCデータは、ラックが
セルに供給されたとき、セルコントローラにより自動的
に引き出され、小型部品実装機に送られる。そして、自
動的に部品実装が実行される。
【0071】図9は図7Aのステップ206で予めグル
ーピングが妥当か否かの判断をなす場合に使用されるマ
トリックスの一例を示す図である。
【0072】このマトリックスは、あるプリント配線板
に部品実装する場合に必要とされるパレット群のチャネ
ル数と実装部品数とをパラメータとしている。
【0073】また、そのマトリックス要素には、小型部
品実装機においてパレットが循環して前述のスタンバイ
位置まで移動するときのロスタイムが生じないように決
定されたパレット数上限と、実装部品数に応じたチャネ
ルを確保するのに必要とされるパレット数下限とがそれ
ぞれ設定されている。
【0074】例えば行番号xが3で列番号yが5のマト
リックス要素についてみてみると、チャネル数は91〜
120、部品数は121〜140であり、この条件での
パレット数上限は6、パレット数下限は4となる。
【0075】即ち、実装部品数に応じたチャネル数を確
保するためには少なくとも4つのパレットが必要とされ
、ロスタイムを生じさせないためにはパレット数が6以
下であることが必要とされるものである。
【0076】また、行番号xが3で列番号yが3のマト
リックス要素についてみてみると、チャネル数は91〜
120、部品数は81〜100であり、パレット数上限
及び下限ともに4であることをわかる。従って、このマ
トリックス要素に該当するものにはパレット数の自由度
がない。
【0077】このマトリックスにおいて、行のパラメー
タであるチャネル数が30の倍数で区切られているのは
、パレット1つ当りのチャネル数が30だからである。
【0078】また、列のパラメータである部品数が20
の倍数で区切られているのは次の理由による。即ち、本
実施例で使用される部品実装機においては、いずれかの
パレットが部品受取り位置にセットされてから次のパレ
ットがスタンバイ位置にセットされるまでに必要とされ
る時間は8秒であり、部品受取り位置にセットされたパ
レットからの部品受取りには1部品当り0.4秒必要と
され、従って、あるパレットから20以上の部品を部品
実装機が受取るとすれば、次のパレットのスタンバイ位
置への移動に伴うロスタイムが生じないからである。
【0079】以下の説明でマトリックス要素を特定する
必要がある場合には、その行番号x及び列番号yを用い
たGTコードG(x,y)を使用する。
【0080】このマトリックスにおいて、行番号xが増
大すると、即ちチャネル数が増大すると、これに伴って
パレット数下限も増大していく。
【0081】また、列番号yが増大すると、即ち部品数
が増大すると、これに伴ってパレット数上限も増大する
【0082】また、行番号xと列番号yが等しいマトリ
ックス要素においては、パレット数上限とパレット数下
限が一致しパレット数の自由度がない。
【0083】従って、グルーピングに先立って、あるプ
リント配線板の図番(製品種)と他のあるプリント配線
板の図番とを同一グループに属させることができるか否
かを判断する場合において、一方の図番が該当するマト
リックス要素の行番号xと列番号yが等しいときには、
上記一方の図番を基準にして他方の図番を上記一方の図
番に丸め込み可能であるか否かを判断する。
【0084】具体的には、列番号yが同一であるマトリ
ックス要素に該当する図番同士については、行番号xが
小さいマトリックス要素に該当する図番を行番号xが大
きいマトリックス要素に該当する図番に丸め込み可能で
ある。
【0085】また、行番号xが同一であるマトリックス
要素に該当する図番同士については、列番号yが大きい
マトリックス要素に該当する図番を列番号yが小さいマ
トリックス要素に該当する図番に丸め込み可能である。
【0086】さらに具体的には、図10に示されるよう
に、G(1,4)に該当する図番については、G(1,
1),G(2,2),G(3,3),G(4,4)のい
ずれかに該当する図番に丸め込み可能である。つまり、
G(1,4)に該当する図番は、G(5,5),G(6
,6)に該当する図番と同一のグループにグルーピング
されることはない。
【0087】このようにグルーピングに先立ち予めグル
ーピングが妥当か否かの判断を行っておくことにより、
グルーピングに際してグルーピングすべき図番の組み合
わせが著しく減少し、グルーピングのための計算量が少
なくて済むようになる。
【0088】図11は図7Bのステップ207における
グルーピング及びステップ216におけるチャネル設定
の概念を説明するための図である。プリント配線板の図
番(製品種)に関する製造オーダ情報を記憶する製造オ
ーダテーブル93(1)は、具体的には、プリント配線
板の図番(Z1〜Z6)毎の製造オーダに基づいた製造
指令数を記憶している。
【0089】実装テーブル91(2)はプリント配線板
のそれぞれについて製造オーダ情報から得られる部品実
装情報を記憶するものである。係る部品実装情報とは、
部品に付けられた部品記号、その部品の装着位置(X,
Y)及び装着角度(θ)並びに部品の種別(部品名)等
である。
【0090】そして、これらの製造オーダ情報及び部品
実装情報に基づいて、まず図番のグルーピングがなされ
、グルーピングの結果に基づいてチャネル設定データが
作成される。作成されたチャネル設定データは部品チャ
ネル設定テーブル92に記憶される。部品チャネル設定
データは、各チャネルに対応してそれぞれ設定された搭
載すべきカートリッジの部品の種別(部品名)である。 尚、部品チャネル設定テーブル92はパレット群毎に作
成される。
【0091】図12はグルーピング手段の具体的構成例
を示すブロック図である。この例では、グルーピング手
段は、部品使用テーブル101と、部品チャネル設定準
備テーブル102と、部品アンマッチ数テーブル103
と、これら各テーブルとの間で情報のやりとりを行って
グルーピングのための演算を実行する演算装置104と
から構成される。
【0092】部品使用テーブル101は、部品実装すべ
きプリント配線板に使用される全ての実装部品の種類を
記憶している。部品チャネル設定準備テーブル102は
、部品使用テーブル101に記憶されている情報を順次
記憶していく。部品アンマッチ数テーブル103は、部
品チャネル設定準備テーブル102へ順次記憶していく
際に部品使用テーブル101に記憶されているが部品チ
ャネル設定準備テーブル102には記憶されていない実
装部品の種類の数で表されるアンマッチ数を製品種毎に
順次記憶していく。
【0093】演算装置104における処理プロセスは次
の各ステップを含んでいる。
【0094】(a)製造オーダ情報で指定された全ての
プリント配線板に対し、これら各プリント配線板に対応
する実装テーブル91から部品実装情報のうち各プリン
ト配線板に使用される実装部品の種類に関する部品情報
を読み出して、この部品情報を部品使用テーブル101
に書き込むステップ。
【0095】(b)部品チャネル設定準備テーブル10
2に順次部品情報を記憶していく際に、部品使用テーブ
ル101と部品チャネル設定準備テーブル102とを比
較して、その都度、上記アンマッチ数を部品アンマッチ
数テーブル103に順次書き込んでいき、その結果得ら
れた部品アンマッチ数テーブル103の内容から、各回
毎に、アンマッチ数が最小になる製品種を選択して、チ
ャネル数の設定可能上限を超えない範囲で、部品情報を
部品チャネル設定準備テーブル102に書き込んでいく
ステップ。
【0096】図13は図12に示された各テーブルの作
成の流れを説明するための図である。部品使用テーブル
101には、製造オーダ情報及び部品実装情報に基づき
、オーダ指令のあった所要数(この例では6)の製品種
Z1〜Z6と、その製品種Z1〜Z6のそれぞれに用い
られる部品であるかどうかが、全部品種類a〜oについ
て書き込まれている。また、部品チャネル設定準備テー
ブル102は、この例では2つのテーブル部102A,
102Bを有している。
【0097】部品チャネル設定準備テーブル102につ
いては、まずそのテーブル部102Aが作成される。こ
のテーブル部102Aは、1回目の書込み動作で設定が
クリアされ、2回目の動作で製品種Z1の使用部品のa
,b,d,e,g,hについて使用設定書込み動作が行
われる。次いで3回目の動作で、部品アンマッチ数テー
ブル103における2回目演算に際しての最小アンマッ
チ数「2」の製品種Z2に関し、アンマッチ分の使用部
品f,iについて付加した書込み動作が行われる。さら
に4回目の動作で、部品アンマッチ数テーブル103に
おける3回目演算に際しての最小アンマッチ数「2」の
製品種Z5に関し、アンマッチ分の使用部品j,kにつ
いて付加した書込み動作が行われる。
【0098】このようにして、テーブル部102Aには
、部品a,b,d,e,f,g,h,i,j,kの10
部品について使用設定書込みが行われる。
【0099】その後は、テーブル部102Bが同様にし
て作成され、このテーブル部102Bには、部品a,b
,c,h,j,k,l,m,n,oについての使用書込
みが行われる。
【0100】尚、図示された例では、各プリント配線板
へ実装する部品の数は6〜7程度になっていて、チャネ
ル数も10(No.1〜10)になっているが、これは
説明する上の便宜を図って少なく設定したものであって
、実際には部品数やチャネル数はこれよりもずっと大き
いものである。
【0101】図14は図12に示されたグルーピング手
段における処理プロセスのフローチャートである。
【0102】まず、開始フラグの入力によりグルーピン
グ処理が開始され(ステップ301)、製造オーダ情報
から、オーダ指令のあった製品種Z1〜Z6についての
実装テーブル(図11参照)が選択され、これらの実装
テーブルから部品使用テーブル101が作成される(ス
テップ302)。即ち、製品種Z1については部品a,
b,d,e,g,hについて使用設定がなされ、以下製
品種Z2については部品d,e,f,g,h,i、Z3
については部品c,h,k,l,m,n,o、Z4につ
いては部品b,c,j,k,m,o、Z5については部
品a,b,f,i,j,k、Z6については部品a,c
,h,j,k,n,oについて、それぞれ使用設定がな
される。
【0103】その後、ステップ303,304において
、回数を示す変数I及びフラグKをそれぞれ零にリセッ
トクリアした後、ステップ305においてI=1となっ
て、部品チャネル設定準備テーブル102のテーブル部
102Aの回数1の部分がスペースクリアされる(ステ
ップ306)。
【0104】次いで、製品種を示す制御変数Jがクリア
リセットされ(ステップ307)、ステップ308で、
フラグKが零かどうかが判定とされる。最初はK=0で
あるから、J=J+1とするステップ310及び既に部
品チャネル設定準備テーブル102に設定された製品種
(J)があるかどうかを判定するステップ311をジャ
ンプし、その代わりに、ステップ309で、J=J+1
としてから、ステップ312の処理を施す。
【0105】ステップ312では、部品チャネル設定準
備テーブル102の内容と、部品使用テーブル101の
製品種J(=1:Z1)との比較演算が行われ、この場
合は部品チャネル設定準備テーブル102のテーブル部
102Aの回数1の部分はクリアされているので、製品
種Z1の部品数である「6」がマッチしない部品数とし
て、部品アンマッチテーブル103の回数1,J=1の
位置に書き込まれる(ステップ313)。
【0106】次いで、製品種J=1〜6の演算が終了し
たかどうか判断され(ステップ314)、この場合J=
1であるため、ステップ308を経てステップ309に
戻り、J=2についての比較演算動作が行われる。
【0107】即ち、部品アンマッチ数が部品アンマッチ
数テーブル103の回数1,J=2の位置に書き込まれ
る。
【0108】このような動作が、J=2〜6について順
次繰り返され、J=6になると、全製品種についてアン
マッチ数の演算が終わったため、ステップ314からス
テップ315へ動作が移行し、回数1:J=1〜6にお
けるアンマッチ数の最小値が検討される。この回におい
ては、最小値が「6」であるため、最初に設定されたJ
=1のものがアンマッチ数最小として出力される。
【0109】そして、部品チャネル設定が全て終わって
いるかどうかを確認するため、全製品種J=1〜6のア
ンマッチ数が零であるかどうかを判断し(ステップ31
6)、この回では全てのJについてアンマッチ数は零で
ないためNO側に進む。
【0110】次いで、空チャネル数を求める(ステップ
317)。この場合は、チャネル設定可能部品種類が「
10」に設定されているため、空チャネル数は「10」
となる。その後は、この空きチャネル数と使用チャネル
数との差を求める(ステップ318)。
【0111】今回はチャネルが全部クリアされているた
め、この段階での空チャネル数は「10」であり、この
「10」とアンマッチ数「6」とが比較され、空チャネ
ル数の方が多いため、チャネル設定が可能であるとして
ステップ319に進み、ここで、I=I+1としてから
、ステップ320で、製品種J=1に対応する部品a,
b,d,e,g,hが読み出され、これらの部品が部品
チャネル設定準備テーブル102のテーブル部102A
の回数I(2)のところに設定される。
【0112】この後、ステップ307に戻り、次の回数
2の動作が行われる。即ち、J=0にリセットが行われ
(ステップ307)、ステップ308のYESルートを
経て、スペース309で、J=1に設定されて、部品チ
ャネル設定準備テーブル102のテーブル部102Aと
部品使用テーブル101のJ=1に対応する製品種Z1
の使用部品とが比較される(ステップ312)。
【0113】この場合、部品チャネル設定準備テーブル
102のテーブル部102Aに設定されている部品は製
品種Z1の使用部品であるため、アンマッチ数は「0」
となり、部品アンマッチ数テーブル103の回数に、J
=1の位置に「0」が書き込まれる。
【0114】次いで、ステップ314を経てさらにはス
テップ308を経てステップ309に戻り、Jが「2」
に更新されて部品チャネル設定準備テーブル102のテ
ーブル部102Aの内容と、部品使用テーブルのJ=2
に対応する製品種Z2の使用部品d,e,f,g,h,
iとが比較される(ステップ312)。
【0115】この場合、部品チャネル設定準備テーブル
102のテーブル部102Aは回数2の状態にあるため
、アンマッチ部品は部品f,iであり、アンマッチ数「
2」である。
【0116】このアンマッチ数「2」が回数2,J=2
の位置に書き込まれ(ステップ313)、ステップ31
4及びステップ308を経てステップ309に戻る。
【0117】さらに、このような動作がJ=3〜6まで
繰り返され、部品アンマッチ数テーブル103の回数2
,J=3〜6の位置にそれぞれ書き込まれる。
【0118】これにより、全製品種J=1〜6における
検討が終わり(ステップ314)、ステップ315でア
ンマッチ数テーブルの回数2からアンマッチ数が零以外
の最小の製品種を見つける。
【0119】この場合、J=2のアンマッチ数「2」が
該当するため、このJ=2が出力され、全製品種J=1
〜6でのアンマッチ数は全て零ではないため(ステップ
316)、ステップ316で空チャネルを求めてから、
ステップ318へ進む。
【0120】ステップ318では、空チャネル数とアン
マッチ数との比較が行われるが、この場合空チャネル数
は「4」、アンマッチ数は「2」であるため、ステップ
319で、I=3とされてから、ステップ320が実行
されて、部品チャネル設定準備テーブル102のテーブ
ル部102Aの回数3の部分に、J=2に対応する製品
種Z2の使用部品d,e,f,g,h,iが登録される
【0121】このとき、部品d,e,g,hは重複登録
であるため、部品f,gが新たに付加登録されることに
なる。
【0122】そして、回数3について上記と同様の動作
が行われ、部品チャネル設定準備テーブル102のテー
ブル部102Aの回数3のところには、アンマッチ数最
小の「2」に対応するJ=5:製品種Z5の使用部品a
,b,f,i,j,kが登録される。
【0123】このとき、部品a,b,f,iは重複登録
であるため、部品j,kが新たに付加登録され、図13
中部品チャネル設定準備テーブル102のテーブル部1
02Aの回数4に示す登録設定状態となり、合計10個
の部品が登録されたことになる。
【0124】そして、回数4について同様の動作が行わ
れるが、この回については空チャネル数が「0」になっ
ており、ステップ318において、空チャネル数<アン
マッチ数となって、NOルートをとり、部品チャネル設
定準備テーブル102のテーブル部102Aへの登録設
定を行わず、ステップ321で、フラグK=1としてか
ら、ステップ305に戻る。
【0125】この場合、ステップ305で、I=I+1
となるため、I=5から部品チャネル設定準備テーブル
102のテーブル部102Bの作成動作が開始するので
ある。
【0126】そして、前述と同様の動作で回数5のJ=
1〜6に対応するアンマッチ数の演算が行われる。ここ
では、製品種Z1,Z2,Z5については部品チャネル
設定準備テーブル102のテーブル部102Aの段階で
製作が終了しているため、ステップ308,310,3
11の作用により、この回からはJ=3,4,6が対象
となる。
【0127】即ち、回数5に関し、J=3,4,6につ
いてのアンマッチ数「7」,「6」,「7」が算出され
(ステップ313)、アンマッチ数「6」の製品種Z4
に使用れる部品種b,c,j,k,m,oが登録設定さ
れて(ステップ320)、部品チャネル設定準備テーブ
ル102のテーブル部102Bは図中回数6に示す状態
となる。
【0128】次いで、回数6に関し、J=3,4,6に
ついてのアンマッチ数「3」,「0」,「3」が算出さ
れ(ステップ313)、「0」以外のアンマッチ数最小
に対応するJ=3が出力され、アンマッチ数「3」のJ
=3に対応する製品種Z3に使用される部品種c,h,
k,l,m,n,oが登録設定されて(ステップ320
)、部品チャネル設定準備テーブル102のテーブル部
102Bは図中回数7に示す状態となる。
【0129】さらに回数7に関し、J=3,4,6につ
いてのアンマッチ数「0」,「0」,「1」が算出され
(ステップ313)、「0」以外のアンマッチ数最小「
1」に対応するJ=6が出力され、J=6に対応する製
品種Z6に使用される部品種a,c,h,j,k,n,
oが登録設定されて(ステップ320)、部品チャネル
設定準備テーブル102のテーブル部102Bは図中回
数8に示す状態となる。
【0130】そして、回数8に関し、J=3,4,6に
ついてのアンマッチ数「0」,「0」,「0」が算出さ
れ(ステップ313)、全製品種J=3,4,6につい
てのアンマッチ数が「0」であるため、ステップ316
でYESルートをとり、演算は終了する。
【0131】このように本実施例によると、プリント配
線板を、同一パレット群で部品実装可能なグループにグ
ルーピングするようにしているので、相互に共通する部
品を使用するプリント配線板ユニットの製造を前後して
行うことができるようになり、段取り替え等の作業回数
が少なくて済むようになる。
【0132】また、グルーピングに先立ち予めグルーピ
ングが妥当か否かの判断を、特定のマトリックスを用い
て行うようにしているので、グルーピングのための計算
量を著しく減少させることができ、迅速なパレット編成
が可能になる。
【0133】さらに、上記グルーピングに基づくチャネ
ル設定データの作成に際しては、パレット群を構成して
いるパレットのそれぞれが、部品実装すべきプリント配
線板に対してできるだけ均等な時間ずつ関与するように
考慮されているので、部品実装機におけるロスタイムの
発生を最小限に抑えて、部品実装機の効率的な稼動が可
能になる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
多品種少量生産の場合でも、段取り替え等の作業回数を
少なくして、部品実装機の稼動効率を大幅に向上できる
ようにしたパレット編成システムの提供が可能になると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明を適用するのに適した生産ラインの説明
図である。
【図3】パレットにカートリッジを搭載した状態の斜視
図である。
【図4】小型部品実装機の機能の説明図である。
【図5】小型部品実装機におけるパレットの循環を説明
するための図である。
【図6】パレット編成システムに関するデータベースの
関連図である。
【図7A】パレット編成プロセスの前段部分のフローチ
ャートである。
【図7B】パレット編成プロセスの中段部分のフローチ
ャートである。
【図7C】パレット編成プロセスの後段部分のフローチ
ャートである。
【図8A】図7Aのステップ204での表示内容の一例
を示す図である。
【図8B】図7Bのステップ212での表示内容の一例
を示す図である。
【図8C】図7Bのステップ215での表示内容の一例
を示す図である。
【図8D】図7Cのステップ219での表示内容の一例
を示す図である。
【図8E】図7Cのステップ224での表示内容の一例
を示す図である。
【図8F】図7Cのステップ225での表示内容の一例
を示す図である。
【図9】図7Aのステップ206で作成されるマトリッ
クスの一例を示す図である。
【図10】図9のマトリックス上での丸め込みの説明図
である。
【図11】グルーピング及びチャネル設定の概念の説明
図である。
【図12】グルーピング手段の具体的構成例を示すブロ
ック図である。
【図13】図12における各データテーブルの作成の流
れを説明するための図である。
【図14】図12のグルーピング手段における処理プロ
セスのフローチャートである。
【符号の説明】
1,93  製造オーダテーブル 2,91  実装テーブル 3  グルーピング手段 4  チャネル設定データ作成手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多数の同一種類の実装部品をそれぞれ
    備えた複数のカートリッジ(35)がそれぞれ搭載され
    た複数のパレット(36)からなるパレット群(36A
    ) を、上記実装部品をプリント配線板(28)上の所
    定位置に実装するように動作する部品実装機(15)に
    投入するに際して、上記パレット群のいずれのチャネル
    にいずれのカートリッジを搭載するのかを表すチャネル
    設定データを作成するパレット編成システムであって、
    上記プリント配線板の製品種に関する製造オーダ情報を
    記憶する製造オーダテーブル(1) と、上記プリント
    配線板のそれぞれについて上記製造オーダ情報から得ら
    れる部品実装情報を記憶する実装テーブル(2) と、
    上記製造オーダ情報及び上記部品実装情報に基づき部品
    実装すべきプリント配線板毎にそれぞれの実装部品の種
    類を求め、該実装部品の種類及び上記チャネルの数の設
    定可能上限から、上記部品実装機における上記パレット
    群の交換回数が最小となるように、プリント配線板を同
    一パレット群で部品実装可能なグループにグルーピング
    するグルーピング手段(3) と、このグルーピングの
    結果に基づき該当するパレット群について上記チャネル
    設定データを作成するチャネル設定データ作成手段(4
    ) とを備えたことを特徴とするパレット編成システム
  2. 【請求項2】  上記グルーピング手段は、部品実装す
    べきプリント配線板に使用される全ての実装部品の種類
    を記憶する部品使用テーブル(101) と、該部品使
    用テーブルに記憶されている情報を順次記憶していく部
    品チャネル設定準備テーブル(102) と、該部品チ
    ャネル設定準備テーブル(102) へ順次記憶してい
    く際に上記部品使用テーブル(101) に記憶されて
    いるが上記部品チャネル設定準備テーブル(102) 
    には記憶されていない実装部品の種類の数で表されるア
    ンマッチ数を製品種毎に順次記憶していく部品アンマッ
    チ数テーブル(103) とを備え、上記グルーピング
    手段における処理プロセスは、上記製造オーダ情報で指
    定された全てのプリント配線板に対し、これら各プリン
    ト配線板に対応する上記実装テーブル(91)から上記
    部品実装情報のうち上記各プリント配線板に使用される
    実装部品の種類に関する部品情報を読み出して該部品情
    報を上記部品使用テーブル(101) に書き込むステ
    ップと、上記部品チャネル設定準備テーブル(102)
     に順次上記部品情報を記憶していく際に、上記部品使
    用テーブル(101) と上記部品チャネル設定準備テ
    ーブル(102)とを比較して、その都度、上記アンマ
    ッチ数を上記部品アンマッチ数テーブル(103) に
    順次書き込んでいき、その結果得られた上記部品アンマ
    ッチ数テーブル(103) の内容から、各回毎に、上
    記アンマッチ数が最小になる製品種を選択して、上記チ
    ャネルの数の設定可能上限を超えない範囲で、上記選択
    された製品種に対応する部品情報を上記部品チャネル設
    定準備テーブルに書き込んでいくステップとを備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のパレット編成シス
    テム。
  3. 【請求項3】  上記部品実装機(15)は、上記パレ
    ット群(36A) を循環させて部品受取り位置に順送
    りされてきたパレットから実装部品を受取るように構成
    され、且つ、上記部品受取り位置にいずれかのパレット
    (36−1)がセットされてから、上記部品受取り位置
    にパレットが即座に移動することができるスタンバイ位
    置(SP)に次のパレット(36−2)がセットされる
    までにある所定の時間を要するものであり、上記グルー
    ピングは、予め上記グルーピングが妥当か否かの判断を
    なされたプリント配線板に対して実行されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のパレット編成システム。
  4. 【請求項4】  上記判断に際しては、プリント配線板
    に部品実装する場合に必要とされる上記パレット群のチ
    ャネル数及び実装部品数をパラメータとするマトリック
    スであって、そのマトリックス要素には上記パレットの
    上記スタンバイ位置への移動に伴うロスタイムが生じな
    いように決定されたパレット数上限と上記実装部品数に
    応じたチャネル数を確保するのに必要とされるパレット
    数下限とがそれぞれ設定されたマトリックスを作成し、
    判断対象となるプリント配線板が属する製品種相互間で
    上記パレット数上限及び下限を比較することにより上記
    判断をなすようにしたことを特徴とする請求項3に記載
    のパレット編成システム。
  5. 【請求項5】  上記チャネル設定データの作成に際し
    ては、該当するパレット群を構成しているパレットのそ
    れぞれが、部品実装すべきプリント配線板に対してでき
    るだけ均等な時間ずつ関与するように考慮されているこ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載のパレット編成シ
    ステム。
  6. 【請求項6】  上記カートリッジ(35)は多数の同
    一種類の実装部品を帯状部品ケース内に収容してなるリ
    ール(31)を備えており、上記チャネル設定データの
    作成に際して同一種類のリールを備えたカートリッジが
    複数あるときには、収容部品数の少ないリールを備えた
    カートリッジを優先して上記パレット群のチャネルに割
    り当てるようにしたことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載のパレット編成システム。
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