JPH04345889A - 熱転写プリント方法 - Google Patents

熱転写プリント方法

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JPH04345889A
JPH04345889A JP3145242A JP14524291A JPH04345889A JP H04345889 A JPH04345889 A JP H04345889A JP 3145242 A JP3145242 A JP 3145242A JP 14524291 A JP14524291 A JP 14524291A JP H04345889 A JPH04345889 A JP H04345889A
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JP
Japan
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ink
ink sheet
film
thermal transfer
positively charged
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JP3145242A
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English (en)
Inventor
Hayami Sugiyama
早実 杉山
Shukichi Shutoku
修吉 酒徳
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶融熱転写式のカラ−プ
リンタまたは昇華プリンタに採用して好適な転写効率の
良好な熱転写プリント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写プリンタに用いられるインクシ−
トは通常,図6に示す構造になっている。即ち,ポリエ
ステルフィルム等のインクフィルム(以下PETと略す
)1の一方の面に熱溶融タイプのワックスインク2が塗
布される。このワックスインク2の層の厚さは用途によ
り異なるが標準的には2〜4μm程度であり,一方,P
ET1の厚さは5μm程度である。ワックスインク2の
層とPET1との間には離形処理のコ−ティング3が施
されるが,これは場合により省略されることもある。 またワックスインク2の層の反対面にはサ−マルヘッド
によるスティッキング現象(PETがサ−マルヘッドに
溶着し,プリンタの用紙送りがスム−スでなくなる現象
)を防止するため耐熱性の背面処理剤4がコ−ティング
されている。以上のPET1,ワックスインク2,コ−
ティング3,背面処理剤4によりインクシ−ト5が構成
される。
【0003】図7は熱転写プリンタの概略構成を示すも
ので,7はプリンタ本体,8はサ−マルヘッド,8aは
サ−マルヘッドの放熱フィン,9はプラテン,9aはプ
ラテンシャフト,10はリ−ル16に巻かれた用紙,1
0aは印刷後に取り出された用紙部分である。11は用
紙ガイドロ−ラ,12はインクシ−トガイドロ−ラ,1
3は用紙ガイドロ−ラ,14はインクシ−トロ−ラ,1
5はインクシ−ト巻取りロ−ラ,なお,5はインクシ−
トである。上記構成において,インクシ−ト5はインク
シ−トロ−ラ14に巻かれてプリンタにセットされ,プ
ラテン9とサ−マルヘッド8の間に用紙10と重ね合わ
せてはさまれ,さらにインクシ−ト巻取りロ−ラ15に
巻き取られる。又プラテン9とサ−マルヘッド8にはさ
まれた部分では,サ−マルヘッド8の発熱によりインク
が溶融し,用紙10に転写される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来の熱転
写プリンタにおけるインクシ−トはその構成上負に帯電
しやすいものであり,また負帯電により次の問題点が生
じていた。■ほこりを吸着し易くなる。インクシ−ト表
面に吸着されたほこりがサ−マルヘッド発熱抵抗体部分
に蓄積し,発熱抵抗体部分と,インクフィルムとの接触
を悪くし,サ−マルヘッドからインク層への熱伝導が正
常に行われなくなり,インクの転写を悪くする。■イン
クフィルムの取り扱い時,正帯電では殆ど起こらないま
つわり付きの作用が生じ易く,取り扱いにくい。■これ
は後述の方法で実験的に確認したものであるが,正帯電
に比べ著しく転写特性が劣る。即ち,図8は正帯電と負
帯電のインクシ−トを同一条件で印刷し,この時の印刷
面積率と印刷物のマクベス濃度の測定結果の関係を示し
たものである。また,図9は印刷面積率を50%とした
時のY(イエロ−),M(マゼンタ),C(シアン)の
各色についての印刷物のマクベス濃度の測定結果である
。図8,図9において(イ)及び(ロ)は夫々正帯電さ
れたインクシ−ト(サンプルA)及び負帯電されたイン
クシ−ト(サンプルB)の特性で,各図より同一条件で
印刷しても正帯電のインクシ−トが良く(濃く)印刷さ
れ,負帯電のインクシ−トは劣った(薄く)印刷しかで
きないことが示されている。
【0005】なお,図8,図9に用いたインクシ−トの
正帯電,負帯電のインクシ−トの表面電位の測定は次の
手順で行った。■インクシ−ト5を図10に示すように
アルミ板枠17に粘着テ−プでしわにならないように張
り付ける。■コロナ放電でイオンを発生させ,発生した
イオンをインクシ−ト表面に吹き付け電荷を中和させる
。■インクシ−ト5を除電ブラシではさみ,インクシ−
ト5の両面を一様になで,除電する。実際の作業はアル
ミ板枠17を3次元テ−プルに固定し,除電ブラシを,
たとえばX軸方向の可動軸に固定し,X軸を何回か往復
動させることによりインクシ−ト5表面を一様に除電す
る。除電ブラシにはステンレス製ブラシを用い,除電作
業時の室内湿度は75%RH以上になるように湿度調整
を行った。■インクシ−ト5表面から5mm離れたとこ
ろに表面電位測定器(トレックジャパン製MODEL3
41)のセンサをセットし,インクシ−ト5の表面を2
次元方向夫々5mmピッチで全面測定を行った。この場
合,測定ポイント数は57×36=2052ポイントに
なる。図11は上記のようにして測定した正帯電のイン
クシ−ト(サンプルA)と負帯電のインクシ−ト(サン
プルB)の測定結果を示すもので,前者の特性を(イ)
で,後者の特性を(ロ)で示す。同図に示すように,サ
ンプルAの測定ポイントの全平均が+1.25KV,サ
ンプルBの場合は−0.4KVになっている。なお,表
面電位の測定結果はインク面側とPET面側のいずれの
場合で測定してもほぼ同一であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の考察に基
づき,インクフィルムまたはインクシ−トあるいはイン
ク層を正帯電させることにより,負帯電され易いことに
より生じていた従来のものの課題(問題点)を解決する
ことを骨子とするもので,具体的には,次の4つのいず
れかの手段によりこの課題を達成しようとするものであ
る。 (1)インクシ−トを構成するインクフィルムまたはイ
ンク層を次の■および■の化学的処理方法で正帯電させ
,このように正帯電したインクフィルムまたはインク層
を備えたインクシ−トを用いて,熱転写プリントを行う
ようにした熱転写プリント方法。■ビス(β−ヒドロキ
シエチル)−テレフタレ−トから過剰のグリコ−ルを留
去して重合し,アルキルアミン等の添加剤を加え,ポリ
エステルフィルム樹脂を生成した後,これを乾燥させ,
押し出し・冷却固化し,非晶性無配向フィルムとした後
,このフィルムを縦方向,横方向に延伸配向させ,引き
続き横方向を拘束したまま熱固定し,結晶化させること
によりインクフィルムであるポリエステルフィルムを正
帯電させる。■上記インク層をワックス顔料,染料など
の材料を混練して製造するに際し,オクシデシルアミン
アセテ−ト等のカチオン系の界面活性剤を添加すること
により,インク層を正に帯電(エレクトレット化)させ
る。 (2)インクシ−トまたはその構成材のインクフィルム
を高電圧の加熱炉またはコロナ放電の電気的手段で正に
帯電させ,このように正帯電したインクシ−トまたはイ
ンクフィルムを備えたインクシ−ト用いて,熱転写プリ
ントを行うようにした熱転写プリント方法。 (3)インクシ−トまたはその構成材のインクフィルム
をテフロン等の摩擦帯電材のシャフトと印刷工程におい
て摩擦接触させることにより正に帯電させ,このように
正帯電したインクシ−トまたはインクフィルムを備えた
インクシ−ト用いて,熱転写プリントを行うようにした
ことを熱転写プリント方法。 (4)インクシ−トに対して,印刷工程において,コロ
ナ放電によって生じた正電荷をチャ−ジさせることによ
りインクシ−トを正帯電させ,このように正帯電したイ
ンクシ−トを用いて,熱転写プリントを行うようにした
熱転写プリント方法。
【0007】
【作用】本発明のものではインクシ−トまたはその構成
材であるインクフィルムまたはインク層を正帯電するよ
うにしたため,図8及び図9に示すように印字面積率に
対するマクベス濃度は単一色に対しても,カラ−3原色
においても向上し,インクの転写特性は大幅に向上され
る。また,正帯電のためインクシ−トの取り扱い時のま
つわり付きやほこり(塵埃)の吸着も大幅に緩和される
。なお,インクシ−トが正帯電であると転写特性が良い
理由については必ずしも明確ではないが,下記2つの要
因による複合的な作用ではないかと考えられる。 (要因1)図5はサ−マルヘッド発熱抵抗体近傍の模式
図でPET1が+に帯電している状態を示している。イ
ンクシ−ト5は発熱抵抗体20で加熱されインク2が溶
融する。溶融したインク2はPET1と用紙10にはさ
まれ一体となって矢印M方向に送られる。PET1が発
熱抵抗体20から陽極電極21上に送られた時,陽極電
極21との間に静電反発力が働き,PET1は用紙10
側に押し付けられる。この時溶融したインク2も用紙1
0に押し付けられ,用紙10とインク2が良好な密着状
態になる。なお,22はサ−マルヘッドの保護膜である
。また,図5に示したインクシ−ト5では図6のインク
シ−ト5の構成中,コ−ティング3と背面処理剤4は図
示を省略してある。 (要因2)PET1が帯電するとPET1の表面張力が
低下し溶融した時インク2をはじきやすくなり,はじか
れたインクが用紙10に転写する。
【0008】
【実施例】インクシ−トまたは,インクフィルムあるい
はインク層を正に帯電させる方法には基本的には次の4
つの方法が考えられる。■インクシ−トの構成材である
PET,インクのいずれか一方または,これら両者を化
学的処理によって正に帯電させる方法。■インクシ−ト
またはその構成材のインクフィルムを電気的手段で正に
帯電させる方法。■プリンタ−内でインクシ−トをテフ
ロンなどの摩擦帯電材と接触,摩擦させ帯電させる方法
。■コロナ放電によって作った正電荷をインクシ−ト表
面にチャ−ジさせ,インクシ−トを正に帯電させる方法
。次に,インクシ−ト等を正帯電させるための上記各方
法を各実施例によって説明する。
【0009】(1)インクフィルムまたはインク層等の
構成材料を帯電させる方法 これには夫々次の化学的処理方法がある。 ■PETは通常ジメチルテレフタレ−トまたは,テレフ
タル酸とエチレングリコ−ルからビス(β−ヒドロキシ
エチル)−テレフタレ−トを作り,次いでこの生成物を
270〜280℃の高真空下で過剰のグリコ−ルを留去
して重合する。さらにフィルムにするために添加剤を加
えて生成したPET樹脂を乾燥させ,押し出し機・ダイ
を用いて溶融押し出し,キャスティグドラムで冷却固化
し,非晶性無配向フィルムとする。このフィルムをロ−
ル延伸装置で縦方向,次いでテンタ−を用い,横方向に
延伸配向させる。引き続きテンタ−内で横方向を拘束し
たまま熱固定し,結晶化を進行せしめ寸法安定性を高め
る。一方,PETは本来負に帯電し易すい材料であるか
ら,電荷を中和するため添加剤を混練させる。この場合
の添加剤としては通常アルキルアミン,アルキルアンモ
ニウム,アルキルアンモニウムクロライド,アルキルア
ンモニウムボライドなどが用いられる。これらの添加剤
の添加量を調整することによりPETを正に帯電させる
ものである。
【0010】■インクシ−トに塗布するインクは通常,
ワックス顔料,染料などを混練したものである。これら
の材料を混練する時に,カチオン系の界面活性剤を添加
することにより,インクを正に帯電(エレクトレット化
)させることが可能である。この界面活性剤としては,
オクタデシルアミンアセテ−ト,ラウリルジエタノ−ル
アミン塩酸塩,ステアリルアミン塩酸塩,ラウリルアミ
ンアセテ−ト,トリメチルオクタデシルアンモニウムク
ロライドなどが用いられる。
【0011】(2)インクシ−ト等を電気的手段で正に
帯電させる方法 これには2つの方法があり,以下図1及び図2に示すイ
ンクフィルムに適用した2例について説明する。 ■実施例1 図1において,30は高電圧電源,31は加熱炉で,こ
の炉内に正側及び負側の電極32a,32b間に正側及
び負側に配置した半導体シ−ト33a,33bを介して
インクフィルム34を挟着して収納し,電源30により
高電圧を印加する。  この場合,半導体シ−ト33a
,33bを介在したのは単純に電極間にインクフィルム
34をはさみ電圧を印加すると,インクフィルム34が
絶縁破壊し短絡してしまうためこれを保護するものであ
る。この場合,インクフィルム34には少なくともガラ
ス転移点以上の温度に加熱された状態で高電界がかかる
ため,インクフィルム34内に形成される双極子が電界
方向に配向する。電界をかけたままで冷却すると,双極
子が配向したままで固定されるため,エレクトレット化
が起こり正帯電するものである。なお,炉内の温度は温
度コントロ−ラ35により設定されるもので,インクフ
ィルム34に代えインクシ−トに直接正帯電させる場合
にはインク層を考慮してインクフィルム34よりも低い
適正な温度となるように設定するものとする。
【0012】■実施例2 図2において,40はフィルム押出機,41〜44は夫
々一対の誘導ロ−ラ,45及び46は夫々フィルム延伸
機,47は巻取りロ−ラである。48a及び48bは夫
々コロナ放電手段で,その内,48aは一方向(たとえ
ば,上方向)からコロナ放電を行うもの,48bは上下
方向からコロナ放電を行うもので,このいずれか一方の
手段をフィルム延伸機46と誘導ロ−ラ43内の区間に
配置する。このようにフィルム押出機40から押し出さ
れたインクフィルム49は各ロ−ラ41,42及びフィ
ルム延伸機45,46を経て適正な厚さのインクフィル
ム49とせられた後,放電手段48aまたは48bによ
りフィルム表面に対してコロナ放電をさせることにより
,インクフィルム49の内部に電荷を形成し,エレクト
レット化による正帯電を生ぜしめるものである。なお,
インクフィルムに代えインクシ−トを帯電させる場合に
は,図2における45,46の延伸手段は不必要となり
,48aまたは48bの放電手段の部分でインクシ−ト
に対して正に帯電させることになる。
【0013】(3)インクシ−トを摩擦帯電させる方法
図3がこの場合の実施例を示すものである。同図に示す
ように,図7に示した従来のプリンタの構成において,
プラテン9とインクシ−トロ−ラ14との間にテフロン
などの帯電材(帯電荷列で摩擦によりPETを正に帯電
させることが可能な摩擦帯電材料)で作られたテフロン
シャフト18,19a,19bを中間に設け,これらの
テフロンシャフト18,19a,19bを通過するとき
の摩擦によりインクシ−ト5を正に帯電させるようにし
たものである。前記テフロンシャフト18,19a,1
9bはポリエチレン,塩化ビニ−ル等の他の帯電材のシ
ャフトで代替しても良い。なお,その他の構成5〜16
は従来のものと全く同一で良いので,対応するものに,
図7のものと同一の符号を付して示した。
【0014】(4)コロナ放電によってインクシ−ト表
面にチャ−ジさせる方法 図4がこの場合の実施例である。同図において,プリン
タ本体7内の基本構造は従来のものと同等であるので,
対応部分は図7と同一の符号を付して示した。50,5
1は夫々電極で,直流電源52からの5〜500Vの電
圧が印加され,50は負極,51は正極になっており,
正極51はア−スされている。なお,プリンタ本体7も
ア−スされ,電位的には電極50だけが周囲よりも低く
なる状態となっている 53はコロナ放電用針電極,54はその対向電極,55
はその高電圧の交流電源で,これは直流電源で置換して
も良い。電極53,54間に電源55からの高電圧が印
加すると,針電極53の先端部でコロナ放電が起こり,
空気がイオン化し,プラズマ56が形成される。一方,
このプラズマ56の直下に近接してインクシ−ト5が配
置され,このインクシ−ト5はさらに電極50の表面に
接触している。従って,プラズマ56中の+イオンは電
界に引かれて電極50の表面,即ち,電極50に接する
インクシ−ト5の表面にチャ−ジされる。このため,イ
ンクシ−ト5は正に帯電された状態でサ−マルヘッド8
側に送られるが,電極50から外れる少し手前の部分か
らシ−ルドカバ−57で上面が覆われるようになってい
るため,プラズマ56中の−イオンの浸入は防止され,
電荷の中和は起こらず,インクシ−ト5上の正帯電は保
持される。上記の各実施例は熱転写プリンタに適用され
るインクシ−トまたはインクフィルム等の場合で説明し
たが,昇華プリンタに適用される場合についても同様に
適用できるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明は溶融熱転写プリンタ,昇華プリ
ンタにおいて,エレクトレット化により予めインクシ−
トまたはその構成材のインクフィルムまたはインク層を
正帯電させるか,またはプリンタ内においてテフロンな
どの帯電材との摩擦により,またはコロナ放電によるチ
ャ−ジによりインクシ−トを正帯電させるようにした熱
転写印刷方法であるから,次に述べるような優れた効果
を有する。■インクの転写特性は大幅に向上する。■イ
ンクシ−トの取り扱い時のまつわり付きが緩和される。 ■ほこりの吸着も大幅に緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクシ−トを正に帯電させるための実施例1
を示すもので,その電極部分を断面表示した接続図であ
る。
【図2】インクシ−トを正に帯電させるための実施例2
の正面略図である。
【図3】インクシ−トを摩擦帯電させる方法を適用した
プリンタの構成を示す正面略図である。
【図4】インクシ−トに正電荷をチャ−ジさせる方法を
適用したプリンタの構成を示す正面略図である。
【図5】正帯電したインクシ−トによる作用を説明する
ための要部断面図である。
【図6】インクシ−トの構成を示す縦断正面図である。
【図7】従来のプリンタの構成を示す正面略図である。
【図8】正帯電インクシ−トと負帯電インクシ−トとの
印字面積率に対するマクベス濃度を示す特性図である。
【図9】正帯電インクシ−トと負帯電インクシ−トとの
50%印字面積率における3原色に対するマクベス濃度
の関係を示す特性図である。
【図10】正帯電インクシ−ト及び負帯電インクシ−ト
の表面電位の測定用具を示す平面図である。
【図11】正帯電インクシ−トと負帯電インクシ−トと
の表面電位に対する度数の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1,34,49:インクフィルム(ポリエステルフィル
ム) 2:ワックスインク(インク層) 5:インクシ−ト 18,19a,19b:帯電材のシャフト(テフロンシ
ャフト) 30,55:高電圧電源 31:加熱炉 32a,32b,50,51:電極 33a,33b:半導体シ−ト 48a,48b,53,54:コロナ放電手段52:直
流電源 56:プラズマ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  インクシ−トを構成するインクフィル
    ムまたはインク層を次の■および■の化学的処理方法で
    正帯電させ,このように正帯電したインクフィルムまた
    はインク層を備えたインクシ−トを用いて,熱転写プリ
    ントを行うようにしたことを特徴とする熱転写プリント
    方法。■ビス(β−ヒドロキシエチル)−テレフタレ−
    トから過剰のグリコ−ルを留去して重合し,アルキルア
    ミン等の添加剤を加え,ポリエステルフィルム樹脂を生
    成した後,これを乾燥させ,押し出し・冷却固化し,非
    晶性無配向フィルムとした後,このフィルムを縦方向,
    横方向に延伸配向させ,引き続き横方向を拘束したまま
    熱固定し,結晶化させることによりインクフィルムであ
    るポリエステルフィルムを正帯電させる。■上記インク
    層をワックス顔料,染料などの材料を混練して製造する
    に際し,オクシデシルアミンアセテ−ト等のカチオン系
    の界面活性剤を添加することにより,インク層を正に帯
    電(エレクトレット化)させる。
  2. 【請求項2】  インクシ−トまたはその構成材のイン
    クフィルムを高電圧の加熱炉またはコロナ放電等の電気
    的手段で正に帯電させ,このように正帯電したインクシ
    −トまたはインクフィルムを備えたインクシ−トを用い
    て,熱転写プリントを行うようにしたことを特徴とする
    熱転写プリント方法。
  3. 【請求項3】  インクシ−トまたはその構成材のイン
    クフィルムをテフロン等の摩擦帯電材のシャフトと印刷
    工程において摩擦接触させることにより正に帯電させ,
    このように正帯電したインクシ−トまたはインクフィル
    ムを備えたインクシ−トを用いて,熱転写プリントを行
    うようにしたことを特徴とする熱転写プリント方法。
  4. 【請求項4】  インクシ−トに対して,印刷工程にお
    いて,コロナ放電によって生じた正電荷をチャ−ジさせ
    ることによりインクシ−トを正帯電させ,このように正
    帯電したインクシ−トを用いて,熱転写プリントを行う
    ようにしたことを特徴とする熱転写プリント方法。
JP3145242A 1991-05-22 1991-05-22 熱転写プリント方法 Pending JPH04345889A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103745784A (zh) * 2014-01-09 2014-04-23 深圳琦富瑞电子有限公司 一种特氟龙电线的制造及印字方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103745784A (zh) * 2014-01-09 2014-04-23 深圳琦富瑞电子有限公司 一种特氟龙电线的制造及印字方法

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