JPH04345589A - 船体の汚損防止方法 - Google Patents
船体の汚損防止方法Info
- Publication number
- JPH04345589A JPH04345589A JP11862391A JP11862391A JPH04345589A JP H04345589 A JPH04345589 A JP H04345589A JP 11862391 A JP11862391 A JP 11862391A JP 11862391 A JP11862391 A JP 11862391A JP H04345589 A JPH04345589 A JP H04345589A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hull
- seawater
- film
- flexible membrane
- ship
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title description 15
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 title 1
- 239000013535 sea water Substances 0.000 claims abstract description 35
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims description 31
- 239000013505 freshwater Substances 0.000 abstract description 5
- 238000007654 immersion Methods 0.000 abstract description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 5
- 241000238586 Cirripedia Species 0.000 description 4
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 4
- 241000237502 Ostreidae Species 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 235000020636 oyster Nutrition 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000003373 anti-fouling effect Effects 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 210000004712 air sac Anatomy 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003912 environmental pollution Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 1
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船体の汚損防止方法、
より詳しくは係船中の船体の海水浸漬面へフジツボやカ
キ等の海中生物の付着を防止するようにした船体の汚損
防止方法に関するものである。
より詳しくは係船中の船体の海水浸漬面へフジツボやカ
キ等の海中生物の付着を防止するようにした船体の汚損
防止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、船体の側面の吃水下にはフジツ
ボやカキ等の海中生物が付着して成長してこれが抵抗を
増加させ、速力の低下を来すと共に必要馬力を増大する
と言う問題がある。この海中生物は船体が航走中には殆
ど付着しないが、港湾に係船されている間に付着するこ
とが確認されている。このような海中生物の付着を防止
する方法としては、防汚塗料を塗布する方法や船体の表
面に弱電流を流して海水の電気分解により防汚する方法
が知られている。最も一般的には、ドック内に船体を収
容して人力や機械力によって付着物を除去する方法があ
る。また、浮いている船全体を海水と共にシートで包み
、その中に薬品を投入して海中生物の発生を防ぐ方法も
ある。
ボやカキ等の海中生物が付着して成長してこれが抵抗を
増加させ、速力の低下を来すと共に必要馬力を増大する
と言う問題がある。この海中生物は船体が航走中には殆
ど付着しないが、港湾に係船されている間に付着するこ
とが確認されている。このような海中生物の付着を防止
する方法としては、防汚塗料を塗布する方法や船体の表
面に弱電流を流して海水の電気分解により防汚する方法
が知られている。最も一般的には、ドック内に船体を収
容して人力や機械力によって付着物を除去する方法があ
る。また、浮いている船全体を海水と共にシートで包み
、その中に薬品を投入して海中生物の発生を防ぐ方法も
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の船体汚損防止方法には問題がある。即ち、防汚塗料
を船体に塗布する方法は、塗料中に含有されている有害
物質が海中に溶出し、これが環境汚染を来すこととなっ
ており、この方法は使用が制限される傾向になっている
。一方、電気分解を利用する方法においては船体の表面
に電極として特殊金属を配置したり、通電性塗料を塗布
しなければならず、それだけコストアップとなる問題が
あった。また、人力や機械力を使用する方法は付着物を
確実に除去することができるが、収容するドックとこれ
を付着物を掻き落とす作業者が必要であり、メンテナン
ス費用が増加すると言う問題がある。また、船全体をシ
ートが包む方法はボートのような小型の船舶には適用で
きても、大型のものには適用が困難である上に、実際に
は包み作業が困難であるので実施されることは極めて稀
である。
来の船体汚損防止方法には問題がある。即ち、防汚塗料
を船体に塗布する方法は、塗料中に含有されている有害
物質が海中に溶出し、これが環境汚染を来すこととなっ
ており、この方法は使用が制限される傾向になっている
。一方、電気分解を利用する方法においては船体の表面
に電極として特殊金属を配置したり、通電性塗料を塗布
しなければならず、それだけコストアップとなる問題が
あった。また、人力や機械力を使用する方法は付着物を
確実に除去することができるが、収容するドックとこれ
を付着物を掻き落とす作業者が必要であり、メンテナン
ス費用が増加すると言う問題がある。また、船全体をシ
ートが包む方法はボートのような小型の船舶には適用で
きても、大型のものには適用が困難である上に、実際に
は包み作業が困難であるので実施されることは極めて稀
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記したよう
な従来技術の問題点を解決するためになされたものであ
って、係留する船体の、少なくとも海水浸漬面を可撓膜
で覆い、船体と可撓膜との間の海水を排出して前記海水
浸漬面に新たな海水が供給されないようにしてなる船体
の汚損防止方法である。
な従来技術の問題点を解決するためになされたものであ
って、係留する船体の、少なくとも海水浸漬面を可撓膜
で覆い、船体と可撓膜との間の海水を排出して前記海水
浸漬面に新たな海水が供給されないようにしてなる船体
の汚損防止方法である。
【0005】可撓膜は、海水が係留中の船体の表面に接
触ないしは供給されないようにするものであって、海水
浸漬面を簡単に覆うことができるものであれば良い。場
合によってはこの可撓膜を二重構造にすると共に、海水
より重くしておき、必要に応じてこの二重構造の浮き袋
内に水を供給したり、排出したりして船底部分に配置が
容易にできるようにすることもできる。
触ないしは供給されないようにするものであって、海水
浸漬面を簡単に覆うことができるものであれば良い。場
合によってはこの可撓膜を二重構造にすると共に、海水
より重くしておき、必要に応じてこの二重構造の浮き袋
内に水を供給したり、排出したりして船底部分に配置が
容易にできるようにすることもできる。
【0006】
【作 用】船体の海水浸漬面を可撓膜で覆い、この船
体と可撓膜との間に収容されている海水を排出すること
により、この可撓膜を船体の表面に密着させる。あるい
は海水を排出した部分に淡水を注入して海中生物が生存
できない状態とすることによって、船体の表面が直接に
海水に接することがなくなり、船体の海水浸漬面に海中
生物が付着して成長し、船体の抵抗となることを防止す
ることができる。
体と可撓膜との間に収容されている海水を排出すること
により、この可撓膜を船体の表面に密着させる。あるい
は海水を排出した部分に淡水を注入して海中生物が生存
できない状態とすることによって、船体の表面が直接に
海水に接することがなくなり、船体の海水浸漬面に海中
生物が付着して成長し、船体の抵抗となることを防止す
ることができる。
【0007】
【実 施 例】以下、図1ないし図4に基づき本発
明による船体の汚損防止方法の一実施例を説明する。図
1において、1は岸壁であり、この岸壁1の近傍の海底
2にビニールシートやゴムシート等の不浸透性の可撓膜
3を配置する。この可撓膜3の周縁には図4に示すよう
に複数本のロープ4が連結され、このロープ4の先端に
はブイ5が連結されている。そしてこの可撓膜3の中央
部には、複数個の逆止弁6が設けてあり、船体側より外
部に海水あるいは淡水か排出されるようになっている。 また、この可撓膜3は海底2か、船底部分に速やかに配
置できるために適当に重量調整を行なっておく。
明による船体の汚損防止方法の一実施例を説明する。図
1において、1は岸壁であり、この岸壁1の近傍の海底
2にビニールシートやゴムシート等の不浸透性の可撓膜
3を配置する。この可撓膜3の周縁には図4に示すよう
に複数本のロープ4が連結され、このロープ4の先端に
はブイ5が連結されている。そしてこの可撓膜3の中央
部には、複数個の逆止弁6が設けてあり、船体側より外
部に海水あるいは淡水か排出されるようになっている。 また、この可撓膜3は海底2か、船底部分に速やかに配
置できるために適当に重量調整を行なっておく。
【0008】このように構成された可撓膜3を海底2上
に設置しておく。そして図2のように係留すべき船体7
を進入させる。そして図示しない巻上装置によりロープ
4を巻上げることにより可撓膜4は引上げられ、船体7
の海水浸漬面を覆うことになる。この時、先づ可撓膜4
の周縁が引上げられ船体7の吃水上に達すると図3に示
すように区画8が形成され、更にこの可撓膜3の隅部に
取付けられているロープ4を巻上げることにより区画8
内、即ち船体7と可撓膜3との間にある海水は逆止弁6
を通って排出される。そして可撓膜4は水圧によって船
体7の表面に密着することとなる。この状態になると海
水浸漬面に海水が供給されなくなり、フジツボ等の海中
生物が付着して成長しなくなる。
に設置しておく。そして図2のように係留すべき船体7
を進入させる。そして図示しない巻上装置によりロープ
4を巻上げることにより可撓膜4は引上げられ、船体7
の海水浸漬面を覆うことになる。この時、先づ可撓膜4
の周縁が引上げられ船体7の吃水上に達すると図3に示
すように区画8が形成され、更にこの可撓膜3の隅部に
取付けられているロープ4を巻上げることにより区画8
内、即ち船体7と可撓膜3との間にある海水は逆止弁6
を通って排出される。そして可撓膜4は水圧によって船
体7の表面に密着することとなる。この状態になると海
水浸漬面に海水が供給されなくなり、フジツボ等の海中
生物が付着して成長しなくなる。
【0009】別の方法として、可撓膜4の周縁がロープ
4を利用して船体7の吃水線上に引上げられて船体7と
この可撓膜4との間に区画8が形成されると、図示しな
い排水装置によりこの区画8内の海水を排出した後、淡
水をこの区画内に注入して海水と入換えることができる
。
4を利用して船体7の吃水線上に引上げられて船体7と
この可撓膜4との間に区画8が形成されると、図示しな
い排水装置によりこの区画8内の海水を排出した後、淡
水をこの区画内に注入して海水と入換えることができる
。
【0010】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明に係る船体
の汚損防止方法は、係留する船体の、少なくとも海水浸
漬面を可撓膜で覆い、船体と可撓膜との間の海水を排出
して前記海水浸漬面に新たな海水が供給されないように
構成している。従って、船底等の海水浸漬面に大量の海
水が接触することがないので、船体の海水浸漬面にフジ
ツボやカキ等の海中生物が付着してこれが成長して大き
な船体抵抗となるのを防止できる。
の汚損防止方法は、係留する船体の、少なくとも海水浸
漬面を可撓膜で覆い、船体と可撓膜との間の海水を排出
して前記海水浸漬面に新たな海水が供給されないように
構成している。従って、船底等の海水浸漬面に大量の海
水が接触することがないので、船体の海水浸漬面にフジ
ツボやカキ等の海中生物が付着してこれが成長して大き
な船体抵抗となるのを防止できる。
【0011】なお、ヨットや小型のモーターボートは、
使用時期が土曜と日曜、あるいは祭日に限定されるため
に係留される期間が長いが、本発明によれば船舶の海水
浸漬面を海水が浸透しない可撓膜で保護し、あるいは船
体とこの可撓膜との間に淡水を供給するので、実質的に
海水が排出されたような状態となり、海中生物が付着し
て成長し、更にこれが船体抵抗となって船の速力の低下
や馬力アップとなることがない。
使用時期が土曜と日曜、あるいは祭日に限定されるため
に係留される期間が長いが、本発明によれば船舶の海水
浸漬面を海水が浸透しない可撓膜で保護し、あるいは船
体とこの可撓膜との間に淡水を供給するので、実質的に
海水が排出されたような状態となり、海中生物が付着し
て成長し、更にこれが船体抵抗となって船の速力の低下
や馬力アップとなることがない。
【0012】
【図1】可撓膜を岸壁の近傍に配置した説明図である。
【図2】可撓膜の上方に船舶を係留させた状態を示す図
である。
である。
【図3】船体の海水面積面を可撓膜で覆って係船した状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図4】可撓膜を示す斜視図である。
1 岸壁 2 海底 3 可撓膜
4 ロープ 5 ブイ 6 逆止弁 7 船体 8 区画。
4 ロープ 5 ブイ 6 逆止弁 7 船体 8 区画。
Claims (1)
- 【請求項1】係留する船体の、少なくとも海水浸漬面を
可撓膜で覆い、船体と可撓膜との間の海水を排出して前
記海水浸漬面に新たな海水が供給されないようにしてな
る船体の汚損防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11862391A JPH04345589A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 船体の汚損防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11862391A JPH04345589A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 船体の汚損防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04345589A true JPH04345589A (ja) | 1992-12-01 |
Family
ID=14741114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11862391A Pending JPH04345589A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 船体の汚損防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04345589A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0270594A (ja) * | 1988-09-07 | 1990-03-09 | Yasunori Takahashi | 小型船舶における船底付着生物等の付着防止方法およびその装置 |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP11862391A patent/JPH04345589A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0270594A (ja) * | 1988-09-07 | 1990-03-09 | Yasunori Takahashi | 小型船舶における船底付着生物等の付着防止方法およびその装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU707725B2 (en) | Barnacle shield | |
US20110120362A1 (en) | Apparatus and method for protecting boats from fouling | |
US5279244A (en) | Combined mooring slip and underwater body protector against marine growth | |
US4046094A (en) | Antifouling system for active ships at rest | |
US4215644A (en) | Boat hull anti-fouling shroud | |
AU2005222514A1 (en) | A protection apparatus | |
EP0944521B1 (en) | A device and method for protecting boat hulls, especially against biologically active organisms | |
US20050087117A1 (en) | Yacht barnacle inhibitor system | |
US4337716A (en) | Marine growth wiper | |
KR101453741B1 (ko) | 유압실린더-작동식 선박 부양 또는 침수용 보트리프트 장치 | |
KR101453740B1 (ko) | 선박 부양 또는 침수용 보트리프트 장치 | |
JPH04345589A (ja) | 船体の汚損防止方法 | |
US20200298943A1 (en) | System and method for preventing fouling and/or corrosion on vessels and marine objects | |
US12030599B2 (en) | Device for the cleaning of vessels | |
WO2018021957A1 (en) | Methods and assemblies for treating bio-fouling on water-borne vessels | |
JP4466915B2 (ja) | 船底等への水生生物の着生防止装置並びに着生防止方法 | |
US1430773A (en) | Method and apparatus for freeing the bottoms of vessels from barnacles and the like | |
JPS6332076Y2 (ja) | ||
JPS59128095A (ja) | 船底の保護具 | |
JPH0329279Y2 (ja) | ||
KR0157675B1 (ko) | 침수 구획부를 가진 크레인 바지선 | |
JP3002558U (ja) | 船底のフジツボ類付着防止用繋留架台 | |
BRPI0805737A2 (pt) | revestimento submerso para cascos de embarcações | |
JPH11245888A (ja) | 船舶類喫水面保護シート | |
JPH0270594A (ja) | 小型船舶における船底付着生物等の付着防止方法およびその装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970708 |