JPH0434077Y2 - - Google Patents

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JPH0434077Y2
JPH0434077Y2 JP1987179376U JP17937687U JPH0434077Y2 JP H0434077 Y2 JPH0434077 Y2 JP H0434077Y2 JP 1987179376 U JP1987179376 U JP 1987179376U JP 17937687 U JP17937687 U JP 17937687U JP H0434077 Y2 JPH0434077 Y2 JP H0434077Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はX−Yプロツタにおけるペンストツカ
ーに関する。
〔従来の技術〕
X−Yプロツタのテーブル側にペンストツカー
を設け、該ペンストツカーに形成された複数個の
筆記具保持機構とペンヘツド側の筆記具保持機構
との間で相互に筆記具の交換を行うことができる
ようにしたX−Yプロツタの筆記具交換装置は、
米国特許第4288798号公報、特開昭60−31999号公
報その他によつて公知である。種々の筆記具交換
装置のうちの一つのタイプが第7図に示されてい
る。ペンストツカー2の本体4の天板4aには各
筆記具保持機構6ごとに揺動アーム8がテーブル
面に対して水平な平面内で揺動自在に軸10支さ
れ、各揺動アーム8は該アーム8ごとに設けたば
ね12によつて、筆記具14を保持する方向に付
勢されている。本体4に形成された固定アーム1
6と上記揺動アーム8と、前記天板4aに形成さ
れた、筆記具14の位置を規制するガイド面18
は前記筆記具保持機構6を構成している。この筆
記具保持機構6と略同様な構成の、揺動アーム2
0と、固定アーム22と、ガイド面24とから成
る筆記具保持機構26がペンヘツド28側にも設
けられている。ペンヘツド28側の固定アーム2
2はペンストツカー2側の固定アーム16と衝突
しないように、互いに高さ方向に段差が形成され
ている。
上記した構成において、空の即ち筆記具無保持
状態のペンヘツド28がペンストツカー2側にお
いて保持する筆記具14を取りに行く場合につい
て説明する。ペンヘツド28がペンストツカー2
側の選択した筆記具保持機構6と向き合つた状態
から、ペンヘツド28が−Y方向に直進移動する
と、揺動アーム20の先端20aが揺動アーム8
の内側即ち先端の内側傾斜面8aに衝突する。な
をも、ペンヘツド28が−Y方向に移動すると、
揺動アーム8は、ばね12の弾力に抗して、ペン
ヘツド28側の揺動アーム20から押圧力によつ
て、第7図中、軸10を中心として反時計方向に
押し広げられるとともに、ペンヘツド28側の固
定アーム22と揺動アーム20は、ペンストツカ
ー2側の筆記具14を保持する。次に、ペンヘツ
ド28が+Y方向に後退移動すると、ペンヘツド
28の筆記具保持機構26は、筆記具14を保持
したまま+Y方向に移動し、筆記具14は、ペン
ストツカー2側からペンヘツド28側に移る。次
に、ペンヘツド28が保持する筆記具14をペン
ストツカー2の空の筆記具保持機構6に置きにゆ
く場合について説明する。まず、ペンヘツド28
はペンストツカー2の空の筆記具保持機構6と体
面する状態から−Y方向に移動する。この移動に
よつて、揺動アーム20の先端の内側の傾斜面2
0bが、揺動アーム8の先端8bに衝突し、なを
も、ペンヘツド28が−Y方向に移動すると、揺
動アーム20の内側に揺動アーム8が入り込ん
で、揺動アーム20は外方に押し広げられ、筆記
具保持機構6,26が互いに重なつたとき、筆記
具14は、ペンストツカー6側の固定アーム16
と揺動アーム8に保持される。
次に、ペンヘツド28が+Y方向に移動する
と、筆記具14は、ペンストツカー2側の筆記具
保持機構6に保持された状態で筆記具14は、ペ
ンヘツド28の筆記具保持機構26から外れ、ペ
ンヘツド28は、筆記具14をペンストツカー2
側に置いた状態でペンストツカー2から+Y方向
に離反する。
第8図に示す、ペンキヤツプ30は、ペンスト
ツカー2の各筆記具保持機構6ごとに設けられ、
該保持機構6に保持されている筆記具の先端に嵌
入して該先端のインクの乾きを防止する。通常
は、ばね31によつて筆記具の先端を嵌入する位
置まで上昇している。ペンストツカー2とペンヘ
ツド間で筆記具の交換を行うとき、筆記具がこの
ペンキヤツプ30に引掛からないようにするた
め、ペンヘツドがペンストツカー2に接近する
と、ペンヘツド側に設けた突起がペンキヤツプ3
0のホルダー32に設けたカム34の傾斜面36
を押圧し、この押圧力によつて、ホルダー32
は、第8図中、ばね31の引張弾力に抗して、軸
38を中心として時計方向に揺動し、ペンキヤツ
プ30が下降する。これによつて、筆記具交換
時、筆記具の先端がペンキヤツプ30に引掛かる
のを防いでいる。ペンストツカー2からペンヘツ
ドが離反すると、キヤツプホルダー32はばね3
1の引張力によつてストツパー面(図示省略)に
係止されるまで反時計方向に揺動し、ペンキヤツ
プ30は所定の上昇位置に復帰する。このとき、
対応する筆記具保持機構6が筆記具を保持してい
る場合には、ペンキヤツプ30はその筆記具の先
端に嵌入する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように、ペンストツカー側の複数の揺動
アームごとに、筆記具保持用のばねを取り付けて
いると、コスト高になるとともに、組み立て作業
が複雑となるという欠陥が存した。
本考案は上記欠陥を除去することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的を達成するため本考案は本体66に複
数の揺動アーム64を回転自在に枢支し、各揺動
アーム64を一定方向にばね力で付勢する装置に
おいて、前記本体66に一本のロープ状のばね8
4を掛け渡し、該ばね84に前記揺動アーム64
の各変位部を連結したものである。
〔作用〕
上記した構成において、一本のロープ状のばね
84に各揺動アーム64が連結されているので、
各揺動アーム64には、このばね84によ筆記具
保持方向に弾発力が付勢される。ペンストツカー
58の組み立て作業時、揺動アーム64ごとにば
ねを取り付ける煩わしさがなく、その作業が極め
て簡略化されるものである。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。
第6図において、40はX−Yプロツタであ
り、本体にテーブル41が固設されている。本体
の両側部42,44に沿つて移動レール46がY
座標軸方向に沿つて移動自在に支承され、該レー
ル46に移動自在にカーソル(図示省略)が取り
付けられ、該カーソルにペンヘツド48が取り付
けられている。前記レール46のY座標軸方向に
沿つた移動及びカーソルのレール46に沿つた移
動は、計算機によつて制御される公知のX−Y数
値制御機構によつて行なわれる。前記ペンヘツド
48は、固定アーム50とガイド面52と、揺動
アーム54とから成る筆記具保持機構56を備え
ている。前記揺動アーム54はばね力によつて筆
記具保持方向即ち、固定アーム50方向に付勢さ
れている。58はXYプロツタ40の本体側に設
けられたペンストツカーであり、8個の筆記具保
持機構60を備えている。
前記筆記具保持機構60の主たる構成要素は、
固定アーム62と揺動アーム64とからなり、前
記固定アーム62は、ペンストツカー58の本体
66に一体的に固設され、前記揺動アーム64
は、前記本体66に形成された天板68に軸70
によつて揺動自在に枢支されている。前記天板6
8には、筆記具72の後部周面に当接して筆記具
72の位置を規制する後部ガイド面74が形成さ
れている。
第5図において76はペンキヤツプであり、こ
れのホルダー78は前記本体66に回転自在に軸
80支されている。前記ホルダー78にはカム8
2が固設され、該カム82に対応して、前記ペン
ヘツド48には突起(図示省略)が突設されてい
る。84はペンストツカー本体66の後部の両側
面間の溝に掛け渡されたロープ状のばねであり、
該ばねの上位水平部は、第5図に示すようにペン
ストツカー58の各揺動アーム64の後部に形成
された凹溝86に嵌合し、且つ、該ばね84の下
位水平部は、各ホルダー78の後部に形成された
凹溝88に嵌合している。前記ペンストツカー5
8の後部の上段には一定間隔ごとにストツパー9
0が形成され、該ストツパー90に前記ばね84
の上位水平部が弾接している。前記ペンストツカ
ー58の後部の下段には一定間隔ごとにストツパ
ー92が形成され、該ストツパー92に前記ばね
84の下位水平部が弾接している。前記ばね84
の弾力によつて前記揺動アーム64は、対向する
固定アーム62に接近する方向に付勢され、キヤ
ツプホルダー78は、第5図に示す如く、ペンキ
ヤツプ76が上昇する方向に付勢され、且つホル
ダー76は本体66に形成されたストツパー面9
4に弾接している。上記ペンストツカー58の各
筆記具保持機構60と前記ペンヘツド48の筆記
具保持機構56との間で相互に筆記具の交換を行
うことができるように構成されている。この筆記
具交換の動作は、前述した従来例のX−Yプロツ
タの動作と同じなので、その説明を省略する。
尚、X−Yプロツタにおける筆記具交換の構成
は、第7図に示す構成以外に、種々のタイプのも
のが開発されているので、本考案の筆記具保持機
構の構成は図示する構成に特に限定されるもので
はない。第1図において、揺動アーム64が軸7
0を中心として反時計方向にペンヘツド48の押
動力によつて押圧されると、揺動アーム64は、
軸70を中心として、ばね84の弾力に抗して反
時計方向に回動し、上記押圧力が解除されると、
揺動アーム64は、所定のストツパー(図示省
略)に係止されるまで、ばね84の弾力によつて
軸70を中心として時計方向に復帰する。
第5図において、カム82が下方向に押圧され
ると、ホルダー78は、ばね84の弾力に抗して
軸80を中心として時計方向に揺動し、ペンキヤ
ツプ76が下降する。カム82に対する押圧力が
解除されると、ホルダー78は、ばね84の弾力
によつてストツパー面94に係止されるまで反時
計方向に復帰し、ペンキヤツプ76が所定位置ま
で上昇する。
〔効果〕
本考案は上述の如く一本のばねで複数の揺動ア
ームを一定方向に付勢することができるので、コ
ストの低減及び組み立ての簡略化を図ることがで
きる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
第1図は平面図、第2図は正面図、第3図は背
面図、第4図は側面図、第5図A−A線断面図、
第6図は平面図、第7図は従来技術の平面図、第
8図は同、側面図である。 2……ペンストツカー、4……本体、4a……
天板、6……筆記具保持機構、8……揺動アー
ム、10……軸、12……ばね、14……筆記
具、16……固定アーム、18……ガイド面、2
0……揺動アーム、22……固定アーム、24…
…固定アーム、26……筆記具保持機構、28…
…ペンヘツド、30……ペンキヤツプ、32……
ホルダー、34……カム、36……傾斜面、38
……軸、40……XYプロツタ、41……テーブ
ル、46……移動レール、48……ペンヘツド、
50……固定アーム、52……ガイド面、54…
…揺動アーム、56……筆記具保持機構、58…
…ペンストツカー、60……筆記具保持機構、6
2……固定アーム、64……揺動アーム、66…
…本体、68……天板、70……軸、72……筆
記具、74…ガイド面、76……ペンキヤツプ、
78……ホルダー、80……軸、82……カム、
84……ばね、86……凹溝、88……凹溝、9
0……ストツパー、94……ストツパー面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体66に複数の揺動アーム64を回転自在に
    枢支し、各揺動アーム64を一定方向にばね力で
    付勢する装置において、前記本体66に一本のロ
    ープ状のばね84を掛け渡し、該ばね84を前記
    揺動アーム64の溝86に嵌合し、該ばね84に
    前記揺動アーム64の各変位部を連結したことを
    特徴とするX−Yプロツタにおけるペンストツカ
    ー。
JP1987179376U 1987-11-25 1987-11-25 Expired JPH0434077Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987179376U JPH0434077Y2 (ja) 1987-11-25 1987-11-25

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JP1987179376U JPH0434077Y2 (ja) 1987-11-25 1987-11-25

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Publication Number Publication Date
JPH0183594U JPH0183594U (ja) 1989-06-02
JPH0434077Y2 true JPH0434077Y2 (ja) 1992-08-13

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Family Applications (1)

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JP1987179376U Expired JPH0434077Y2 (ja) 1987-11-25 1987-11-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58131073A (ja) * 1982-01-30 1983-08-04 Nippon Tsushin Gijutsu Kk ドツトプリンタの印字ヘツド

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58131073A (ja) * 1982-01-30 1983-08-04 Nippon Tsushin Gijutsu Kk ドツトプリンタの印字ヘツド

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JPH0183594U (ja) 1989-06-02

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