JPH0433465B2

JPH0433465B2 -

Info

Publication number: JPH0433465B2
Application number: JP59182554A
Authority: JP
Inventors: Seimoaa Rindaa Jerarudo
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-06-28
Filing date: 1984-08-31
Publication date: 1992-06-03
Also published as: GB8419831D0; JPS6113973A; DE3430736C2; GB2160773A; GB2160773B; DE3430736A1; US4655214A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、カテーテルを挿入する改良された装
置に関し、特に、閉じたまるい先端を有する円筒
状膨張可能なシース（筒体）に関するものであ
る。シースはカテーテルを介して挿入され、挿入
の前にカテーテルの先端を膨張し、その後、円筒
状シースはしぼみ膨張に引続いて退却する。

〔従来の技術〕

様々なカテーテルが、必要に応じ、患者の異な
る空洞に挿入するように外科用に使われている。
カテーテルのサイズ、長さ、及び組成も様々なも
のがある。

麻酔の前に患者の気管に挿入するように設計さ
れた気管内用チユーブとして知られているカテー
テルの種類は麻酔医にとつて重要なものである。
気管内用チユーブは端部を折返したものと折返さ
れないものとがあり、後者は開口基端及び先端を
有する、なめらかな、長い、中空の、可撓性管で
ある。従来の折返し気管内用チユーブは、先端の
上方で管の外側先端部を囲む膨張可能な折返し部
またはふうせん部を有している。折返した端部は
管の外壁に固着され、外壁と折返し部の内部とを
気密シールしている。折返し管の挿入後、折返し
部は加圧膨張され、折返し部の外壁が患者の気管
を包囲する。

従来のカテーテル及び気管内用チユーブの先端
は、ある程度使用されるカテーテルのタイプによ
り、通常、30°から60°の角度で面取されている。
この面取り先端に加えて、ある種のカテーテル及
び気管内用チユーブは、面取り先端の上で管の先
端部においてカテーテルの側壁を介して小側溝を
有している。この種のカテーテルはマーフイチツ
プと言われている。

折返すタイプが折返さないタイプかの気管内用
チユーブを使うかは、患者の口を介して気管へ先
端部を挿入通過させるか、あるいは、ある条件下
で患者の鼻の孔、咽頭を介して気管へ先端部を挿
入通過させるかによる。前者の場合、気管内用チ
ユーブはオーラル気管内用チユーブと同じサイズ
及びタイプでよい。オーラル用又は鼻用の気管内
用チユーブは患者の口又は鼻を介して挿入され
る。

カテーテルと気管内用チユーブの挿入には問題
が残る。口用の気管内用チユーブの挿入を補助す
るため、外科医が気管内用チユーブを扱えるよう
に挿入の前に、麻酔医は気管内用チユーブに挿入
されるカテーテルガイドあるいはスタイレツトを
使用し、管の構造の剛性を増し、管を把持取扱い
挿入させる改良手段を提供している。本出願人に
よる米国特許第3957055号及び第4185639号はカテ
ーテル及び気管内用チユーブの挿入の改良に関す
るものである。

口からの挿入ができない患者の場合患者の呼吸
を確保しながら鼻孔へ挿入するように設計された
鼻用カテーテルも外科医にとつて重要なカテーテ
ルのタイプである。従来の鼻用カテーテルは比較
的短く、高変形可能な可撓性材料からなり、面取
りされた開口先端部及び拡張された開口基端部を
有している。鼻用カテーテルの径は、６から8.5
mmである。鼻孔の粘膜は非常に敏感でありデリケ
ートなものであるから、鼻用カテーテル及び気管
内用チユーブの挿入で患者に外傷を与えやすい。
外傷を防ぐため、鼻用カテーテルの外側円筒面は
繊維質やせん毛状にして挿入を助けている。一般
的には、鼻用カテーテルの壁厚は気管内用チユー
ブよりも薄く、外傷を減じ挿入を助けるため前も
つて鼻用カテーテルは形を決めたり曲げてある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、カテーテル及び気管内用チユーブの
挿入を改良するものであり、特に、鼻用カテーテ
ルの挿入の改良に関するものである。閉じたまる
い先端シースを有する柔軟な膨張可能な導入器が
中空の円筒状カテーテルまたは気管内用チユーブ
の開口先端に挿入され、先端シースがカテーテル
の開口先端から突出している。挿入の前に、先端
シースはカテーテルの外径よりも少し大きいか同
じまで膨張される。カテーテル及び導入器の両者
は、患者の空洞に挿入される。膨張したシースは
ガイドとして働くばかりでなく人体の空洞の敏感
な粘膜の柔軟で可撓性の拡大器としても働き、カ
テーテルは形を変え障害物を越え曲がつて挿入さ
れて行く。カテーテルが空洞内に所定長さ挿入さ
れた後、先端シースはしぼまされ導入管が引き抜
かれる。

本発明の主たる目的は、患者を傷つけないカテ
ーテルの挿入の改良された装置を提供することで
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明によると、開口した基端及び先端を有
し、所定長さ及び内径を有する中空カテーテルに
挿入されるようになした柔軟な膨張可能な導入器
を提供することであり、導入器は、患者の空洞に
カテーテルが挿入されるのを助けるため膨張可能
であり、膨張後にしぼみ引き抜かれ、開口した基
端及び先端を有した長い、中空の、可撓性の管を
有しており、この管が前記所定の内径よりも小さ
い外径と前記所定の長さとほぼ等しい長さを有し
ており、円筒状の膨張可能なシースが前記中空の
可撓性の管の開口先端と基端とを包囲収納してお
り、前記膨張可能なシースは柔軟な可撓性材料で
できており、密封されたなめらかなまるい先端を
有しており、このなめらかなまるい先端が中空の
可撓性の管の開口先端を越えて延在し、このシー
スのなめらかなまるい先端の反対側の端部が中空
の可撓性の管の外側円筒面に固着されており、シ
ースの内側と管の先端部との間に空密状態を形成
しており、前記円筒状シースと前記中空の可撓性
管の先端部とが前記中空カテーテルの中に挿入さ
れるようになつており前記膨張可能なシースのな
めらかなまるい端部が中空カテーテルの開口端部
を越えて延在しており、前記中空の可撓性管の開
口基端が充分な圧力を受けるようになつており前
記中空カテーテルの内径と少なくとも同じ径まで
前記円筒状膨張可能なシースを膨張させ、前記中
空の可撓性管の開口基端部と協働する装置を備え
ており、前記カテーテルが膨張されたとき前記膨
張可能なシースが膨張され前記シースを膨張状態
に保持したあとに、前記中空の可撓性管の開口基
端を閉じるようになつている。

本発明の他の特徴によると、開口基端及び先端
を有する中空カテーテルと共に用いられる膨張可
能な導入器が提供され、前記導入器は、前記中空
カテーテルの内径よりも小さい外径を有し、かつ
開口基端及び先端を有する可撓性材料の長い中空
管を有しており、この管が前記中空カテーテル内
に位置しており、前記中空の可撓性管の先端部及
び基端部を包囲収納する短い円筒状の膨張可能な
シースを備えており、このシースは柔軟な可撓性
材料からできており、閉じたなめらかなまるい先
端を有しており、この先端は前記長い中空の管の
開口端を越えて位置していると共に前記中空カテ
ーテルの開口先端を越えて延在しており、前記な
めらかなまるい先端の反対側の膨張可能な端部は
前記中空可撓性管の外側円筒面に固着されてお
り、前記膨張可能なシースの内側と前記中空可撓
性管の円筒状外面とを空密しており、前記なめら
かなまるい先端の反射側の膨張可能なシースの端
部は前記中空カテーテルの先端部内に位置してお
り、前記膨張可能なシースが膨張した後に前記中
空可撓性管の開口基端部をシールするために前記
中空可撓性管の開口基端と協働する装置を備えて
おり、前記中空カテーテルの先端部内に位置して
いる前記膨張可能なシースの先端部は、前記中空
カテーテルの先端部の内壁に係合接触するように
膨張する。

本発明の他の特徴によると、患者の空洞に挿入
するため、開口基端及び先端を有する中空カテー
テルを提供する方法が提供され、所定のタイプ、
サイズ、及び長さのカテーテルを選択するステツ
プを備えており、中空カテーテルの中に中空管を
挿入するステツプを備えており、挿入された前記
中空管は開口基端を有しており、膨張可能なシー
スが前記先端を包囲収納し前記膨張可能なシース
が前記中空カテーテルの開口先端を越えて突出す
る部分を有しており、前記中空カテーテルの先端
を越えて突出する膨張可能なシースの部分が前記
中空カテーテルの外径とほぼ等しい外径になるま
で、中空管の基端から加圧することにより挿入さ
れた前記中空管の先端を包囲収納するシースを膨
張させるステツプを備えており、挿入された前記
中空管の基端を閉じるステツプを有しており、膨
張状態において前記中空カテーテルの先端から突
出する膨張したシースを保持している。

〔実施例〕

本発明の実施例を以下に詳述する。

第１図において、導入器１１はゴム、ポリビニ
ル塩化物その他の医療機器用管材のような可撓性
の材料からなる中空の円筒状管１２を有してお
り、開口基端１３及び開口先端１４を有してい
る。比較的薄い材料からなる中空の円筒状シース
１５は閉じた柔軟なまるい先端１６と位置１８で
管１２の外側円筒面に固着シールされた基端１７
とを有している。シース１５の内側と管１２の外
側円筒面は気密状態に保たれている。シース１５
の約1/3が管１２の開口端部１４を越えつ延在し
ている。図示のようにシース１５の約2/3が管１
２の先端部を覆つている。シース１５の径は管１
２の外径よりも少し大きくなつている。

管１２の長さは共に用いられるカテーテルまた
は気管内用チユーブの長さにより決定され、管１
２の径とシース１５の径は共にカテーテルの内径
よりも小さい。

シース１５はフラツクスラバー、パリビニル塩
化物等の医療用材料からなる。シース１５は後述
するように中空管１２を介して供給される加圧空
気によつて膨張されるように構成されている。

管１２の開口基端１３は、ストツプコツク２１
として示される手動操作弁装置を有している。ス
トツプコツク２１は従来のルアー（Luer）のコ
ネクター固着部材として形成された中空の開口基
端を有しており、従来の医療用注射器と係合する
ようになつている。ストツプコツク２１の中空開
口先端２３はテーパーしており、管１２の開口基
端１３に係合している。ストツプコツク２１は垂
直軸線ａ−ａの回りで回動可能なハンドル２４に
より操作され、ストツプコツク２１は第１図に示
されるように開口位置にある。ストツプコツク２
１は管１２の開口基端に取付けられうる弁装置の
一例を示している。他の弁２６が第２図に示され
ている。弁２６は、テーパーした中空の開口基端
２７と、テーパーした開口先端２８と、開口基端
２７と開口先端２８との間の通路を通常閉じてい
る内部弾性プランジヤーまたはボールとを有して
いる。ピストン及びシリンダー型の従来の医療用
注射器は開口基端２７に直接に取付けられるよう
に構成されており、内部弾性プランジヤーを押し
て弁を開口するようになつている。注射器からの
加圧空気は弁２６を介して中空管１２に達する。
注射器を取付けるとき、内部弾性プランジヤーは
通常の閉位置に復帰し、開口基端２７と開口先端
２８との間の通路をシールし、管１２の端部を閉
じる。

第３図は中空の可撓性管１２に沿つて摺動する
ように構成された従来のバネ式管クランプ３１を
示している。第３図に示される状態では、クラン
プ３１は底部材３３に頂部の板バネ部材３２を押
しつけることにより管１２が閉じておりジヨー３
４，３５により管１２が押しつけられている。ク
ランプ３１は、板バネ部材３２の頂部３７がラツ
チ３６の下方にあるときラツチ３６により閉位置
に保持される。管１２はこのようにして、ラツチ
３６が頂部３７を開放するかぎりシールされてい
る。

第４図は本発明による従来の鼻用カテーテル４
１内に設けられた膨張可能な導入器１１を示して
いる。カテーテル４１は拡張した開口基端４２と
面取りした開口先端４３を有している。導入器１
１はカテーテル４１の中に位置しており、シース
１５のなめらかなまるい先端１６が開口先端４３
を越えて突出している。管１２の開口先端１４は
図示するようにカテーテル４１の開口先端４３の
内部に位置している。閉じたなめらかなまるい先
端１６を正確に位置決めするのを助けるために先
端１６はカテーテル４１の端部と整合するバンド
４５により位置決めされる。

円筒状のシース１５は、カテーテル４１に挿入
するときしぼんだ状態になり、シース１５の約2/
３が図示するようにカテーテル４１の先端部内に
位置している。管１２の開口基端１３に取付けら
れたストツプコツク２１はカテーテル４１の開口
基端４２の外側に位置しており、開口状態になつ
ている。第４図に示すように、シースと弁装置と
共にカテーテル、膨張可能な導入器のユニツトは
シース１５を膨張させる状態になる。

第５図は鼻用カテーテル５１の形態で使用さ
れ、膨張状態にある。カテーテル５１は拡張した
開口基端５２とまるい、あるいは矩形の開口端５
３とを有している。開口した矩形の先端５３を越
えて突出するシース１５の閉じたなめらかなまる
い先端１６は膨張され、カテーテル５１の外径よ
りも少し大きいか、または同じ径にまで拡張す
る。矩形の先端５３により、カテーテル５１が挿
入されるとシースの膨張された先端16が当接する
肩部が形成される。

シース１５の2/3はカテーテル５１の先端部内
に位置しており、カテーテル５１の先端の円筒状
内壁に接触するように膨張される。シース１５の
膨張された2/3の部分とカテーテル５１の円筒状
内壁との接触により、カテーテル５１が膨張した
ときに摺動しないように膨張したシース１５を保
持固定する。中空管１２の先端１４はシース１５
の膨張状態においてカテーテル５３の内部に位置
しており先端部１４によるシース１５の捕獲に対
する警告として働く。

管１２の基端１３に取付けられたストツプコツ
ク２１は閉じた状態で示されており、管１２を密
閉している。シース１５は、閉じたなめらかなま
るい先端を有するカテーテル５１が患者の空洞に
挿入されたとき、膨張状態に保持される。この膨
張状態後にハンドル２４を第１図及び第４図に示
す位置まで回動させることによりストツプコツク
２１が開き管１２及びシース１３内の空気圧を開
放する。そして導入器１１がカテーテルからひき
抜かれる。

第６図は折返しタイプの可撓性気管内用チユー
ブ６１内に位置しており頑丈な可撓性の通気性パ
ツケージ７１内にシールされている膨張可能な導
入器１１を示している。気管内用チユーブ６１は
開放した基端６２の先端６３とを有している。シ
ース１５のまるい先端１６は内気管用チユーブ６
１の開放先端を越えて突出しており、導入器１１
の管１２の開放基端は基端６２の外に突出してい
る。

気管内用チユーブ６１は、その開放先端６３の
近くで管６１の外側円筒部に固着された薄い円筒
状折返し部６４を有している。折返し部６４の内
側は小さい可撓性パイロツト管６５に接続されて
おり管６５の一部は気管内用チユーブ６１の中で
従来のパイロツトバルーン６６を介して膨張バル
ブコネクター６７に埋設されている。

パツケージ７１は矩形の裏面７２と透明な前面
７３とを有している。パツケージ７１は線７４で
示されるごとくシールされており前面７３を取り
はずすフラツプ７５によりシールを開放し取扱う
ことができる。

管１２の開放基端１３に取付けられたストツプ
コツク２１はハンドル２４により示される開放状
態にある。この状態において管１２は開放されパ
ツケージ内の装置がガスを封入する従来のエチレ
ン酸化方法または医療用の放射方法により殺菌さ
れる。

本発明はカテーテル及び気管内用チユーブの改
良された方法を提供するものであり、なめらかな
柔軟なまるい可撓性のガイドを用いて挿入される
空洞を拡張するものである。患者に対する外傷が
低減される。カテーテル及び導入器がパツケージ
の中に完全に封入されながら、パツケージのシー
ルを開放したあと、導入器の膨張可能なシースが
容易に膨張される。手動操作弁は外科医により取
扱われ膨張密封が容易になされる。膨張した装置
を取りはずした後になめらかな柔軟なまるい先端
がカテーテルの外側円筒面に沿つて外科医により
組立てられ装置の挿入が準備完了する。挿入後に
弁が開かれ空気圧が開放されシースをしぼませ
る。シースを有する導入器が廃棄される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による膨張可能な導入器の好適
実施例を示し、第２図は膨張可能な導入器と共に
用いられる空気弁の変更例を示し、第３図は膨張
可能な導入器と共に用いることができる管クラン
プの典型例を示し、第４図は従来の鼻用カテーテ
ル内に位置したしぼんだ状態の第１図の導入器を
示し、第５図は所定の鼻用カテーテル内に位置し
てしぼんだ導入器を示し、第６図は気管内用チユ
ーブ内に位置するしぼんだ状態で殺菌されシール
された導入器を示す。１１……導入器、１２……管、１３……開放基
端、１４……開放先端、１５……シース、１６…
…シース先端、１７……シース基端、１８……取
付け位置、２１……ストツプコツク、２２……開
放基端、２３……開放先端、２４……ハンドル、
２６……弁、２７……開放基端、２８……開放先
端、３１……管クランプ、３２……板バネ部材、
３３……底部材、３４，３５……ジヨー、３６…
…ラツチ、３７……先端、４１……カテーテル、
４２……開放基端、４３……開放先端、４５……
バンド、５１……鼻用カテーテル、５２……開放
基端、５３……開放先端、６１……気管内用チユ
ーブ、６２……開放基端、６３……開放先端、６
４……折返し部、６５……パイロツト管、６６…
…パイロツトバルーン、６７……コネクター、７
１……パツケージ、７２……裏面、７３……表
面。

Claims

【特許請求の範囲】１開口した基端４２及び先端４３を有し、所定
長さ及び内径を有する中空カテーテル４１を介し
て挿入する導入器において、開口した基端１３及
び先端１４を有し、前記内径よりも小さい外径及
び前記所定長さとほぼ等しい長さを有する可撓性
の管１２と、前記管１２の先端部及び開口した前
記先端部１４を包囲収納する膨張可能なシース１
５とを備えており、前記膨張可能なシースが柔軟
な可撓性材料でできておりかつ密封されたなめら
かなまるい端部１６を前記管１２の開口先端を越
えて位置させており、なめらかなまるい端部１６
から離れた位置の前記膨張可能なシースの端部１
７が前記管１２の外側面に固着され前記膨張可能
なシースの内側と前記管の前記末端部との間を空
密しており、前記膨張可能なシースが前記中空の
カテーテルを越えて延在するように円筒状の前記
シースと前記管の先端部とが前記カテーテルを介
して挿入されるようになつており、前記シース
が、前記管の開口基端部に導入された流体の圧力
により前記中空のカテーテルの内径と少なくとも
同じ径まで膨張可能であり、前記管１２の開口端
部１３と協働し前記管を閉じ前記膨張可能なシー
スの膨張を維持する閉止装置を備えていることを
特徴とする導入器。２特許請求の範囲第１項記載の導入器におい
て、前記シース１５が膨張可能であり、膨張した
とき、前記導入器の使用時、中空のカテーテル４
１の前記末端部の前記所定長さの円筒内面と係合
することを特徴とする挿入器。３特許請求の範囲第１項または第２項記載の導
入器において、前記管の開口基端部と協働する閉
止装置が加圧空気の供給装置に取付けるコネクタ
装置を有していることを特徴とする導入器。４特許請求の範囲第１項から第３項までのいず
れか一項記載の導入器において、前記管の開口基
端部と協働する閉止装置２１が、前記導入器を使
用した中空カテーテルの挿入後、前記柔軟な中空
の管の開口基端部を開口するようになつており、
前記流体圧を低減し円筒の前記シースをしぼま
せ、前記管としぼんだシースが挿入器の使用時の
前記カテーテルの挿入に続いて退却可能であるこ
とを特徴とする導入器。５特許請求の範囲第１項から第４項までのいず
れか一項記載の導入器において、前記管の開口基
端部と協働する閉止装置が前記開口基端１３に取
付けられた手動操作弁２１を有していることを特
徴とする導入器。６特許請求の範囲第５項記載の導入器におい
て、前記弁が前記管の開口基端部に取付けられた
開口端と、コネクタ取付部として形成された開口
基端とを有しており、加圧空気源に取付けること
を特徴とする導入器。７特許請求の範囲第１項から第６項までのいず
れか一項記載の導入器において、中空のカテーテ
ル４１が、その中に前記可撓性の管を位置させ、
かつ、開口基端４２と先端４３とを有しており、
前記シース１５の閉じた、なめらかなまるい端部
１６が前記中空のカテーテル４１の開口端部４３
を越えて延びており、前記カテーテルの先端部内
に位置した前記膨張可能なシースの先端部が拡張
して、膨張したとき前記カテーテルの先端部の内
壁に係合することを特徴とする導入器。８特許請求の範囲第７項記載の導入器におい
て、前記カテーテル４１の先端４３の最先端がほ
ぼ矩形であり、前記シースが膨張したとき前記円
筒状のシースの閉じた、なめらかなまるい端部１
６が接触する肩部を形成することを特徴とする導
入器。９特許請求の範囲第７項または第８項記載の導
入器において、シールパツケージ７１内に収納さ
れることを特徴とする導入器。