JPH04333535A - Ｗ焼結合金の製造方法 - Google Patents
Ｗ焼結合金の製造方法Info
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- JPH04333535A JPH04333535A JP13212091A JP13212091A JPH04333535A JP H04333535 A JPH04333535 A JP H04333535A JP 13212091 A JP13212091 A JP 13212091A JP 13212091 A JP13212091 A JP 13212091A JP H04333535 A JPH04333535 A JP H04333535A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、線体をなすタングステ
ンを主成分とするＷ焼結合金の製造方法に関するもので
ある。
ンを主成分とするＷ焼結合金の製造方法に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】戦車砲の弾心材には高い貫
徹性能が求められ、従つて高靱性及び高密度が求められ
ている。このため、従来、タングステンを主成分とし、
残部にニツケル及び鉄のバインダーを含む混合粉末を材
料とするＷ焼結合金にて弾心材が製作されている（例え
ば特公昭６３−３０３９１号）。しかして、従来のＷ焼
結合金は、９０〜９７％のタングステン粉末と、残りが
Ｎｉ，Ｆｅ等のバインダー成分からなる粉末を混合させ
、圧粉体とした後に焼結して製造している。
徹性能が求められ、従つて高靱性及び高密度が求められ
ている。このため、従来、タングステンを主成分とし、
残部にニツケル及び鉄のバインダーを含む混合粉末を材
料とするＷ焼結合金にて弾心材が製作されている（例え
ば特公昭６３−３０３９１号）。しかして、従来のＷ焼
結合金は、９０〜９７％のタングステン粉末と、残りが
Ｎｉ，Ｆｅ等のバインダー成分からなる粉末を混合させ
、圧粉体とした後に焼結して製造している。
【０００３】その焼結の状態は、図６に拡大して示すよ
うであり、タングステン粒１０の回りをバインダー層１
１が包み、タングステン粒１０同士をいわばろう付けに
て接合した状態である。従つて、このＷ焼結合金の強度
及び延性並びに密度は、バインダー層の強度及び延性並
びに密度に大きく依存し、強靱化及び高密度化には自ず
と限度がある。
うであり、タングステン粒１０の回りをバインダー層１
１が包み、タングステン粒１０同士をいわばろう付けに
て接合した状態である。従つて、このＷ焼結合金の強度
及び延性並びに密度は、バインダー層の強度及び延性並
びに密度に大きく依存し、強靱化及び高密度化には自ず
と限度がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、タングステンを主成分とし、残部にニツケル及び鉄
を含有するＷ焼結合金の製造方法であつて、タングステ
ン線の外周面にニツケルと鉄とを含むバインダーの粉末
を付着させてバインダー被覆層を形成し、このバインダ
ー被覆層を有するタングステン線の複数本を束ねた状態
で圧縮成形して疑似接合体と成し、この疑似接合体をバ
インダー被覆層の液相発生温度以上の温度にて焼結する
Ｗ焼結合金の製造方法である。
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、タングステンを主成分とし、残部にニツケル及び鉄
を含有するＷ焼結合金の製造方法であつて、タングステ
ン線の外周面にニツケルと鉄とを含むバインダーの粉末
を付着させてバインダー被覆層を形成し、このバインダ
ー被覆層を有するタングステン線の複数本を束ねた状態
で圧縮成形して疑似接合体と成し、この疑似接合体をバ
インダー被覆層の液相発生温度以上の温度にて焼結する
Ｗ焼結合金の製造方法である。
【０００５】
【作用】このようなＷ焼結合金の製造方法によれば、材
料としてタングステン線を使用し、このタングステン線
の外周面にニツケルと鉄とを含むバインダーの粉末を付
着させてバインダー被覆層を形成する以外は、従来のタ
ングステン粉末を使用するＷ焼結合金の製造方法と実質
的に同様の工程を経て、Ｗ焼結合金が製造される。
料としてタングステン線を使用し、このタングステン線
の外周面にニツケルと鉄とを含むバインダーの粉末を付
着させてバインダー被覆層を形成する以外は、従来のタ
ングステン粉末を使用するＷ焼結合金の製造方法と実質
的に同様の工程を経て、Ｗ焼結合金が製造される。
【０００６】このようにして製造されるＷ焼結合金は、
複数本のタングステン線が中心軸線方向に延在し、各タ
ングステン線の外周のみをバインダー被覆層の成分が包
んでいるので、中心軸線方向にきわめて大きな強度を有
すると共に、タングステン粉末を使用する従来のＷ焼結
合金と比較して、バインダー被覆層に使用するバインダ
ーの量を減少することが可能である。更にこのＷ焼結合
金は、中心軸線方向に関しては純タングステンに近い高
耐熱性が得られる。
複数本のタングステン線が中心軸線方向に延在し、各タ
ングステン線の外周のみをバインダー被覆層の成分が包
んでいるので、中心軸線方向にきわめて大きな強度を有
すると共に、タングステン粉末を使用する従来のＷ焼結
合金と比較して、バインダー被覆層に使用するバインダ
ーの量を減少することが可能である。更にこのＷ焼結合
金は、中心軸線方向に関しては純タングステンに近い高
耐熱性が得られる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１〜図５は、本発明の１実施例を示す。 先ず、タングステン線１を準備する（Ａ工程）。タング
ステン線１は、純タングステンを直径が０．１５ｍｍ程
度となるように熱間にて線引加工し、所定長さに切断し
たもので、比重が１９．４程度と大きく、かつ、熱間加
工を経ているので大きな強度及びある程度の延性を具有
する。
て説明する。図１〜図５は、本発明の１実施例を示す。 先ず、タングステン線１を準備する（Ａ工程）。タング
ステン線１は、純タングステンを直径が０．１５ｍｍ程
度となるように熱間にて線引加工し、所定長さに切断し
たもので、比重が１９．４程度と大きく、かつ、熱間加
工を経ているので大きな強度及びある程度の延性を具有
する。
【０００８】このタングステン線１の外周面に予め準備
したバインダー（Ｂ工程）を均一に付着させてバインダ
ー被覆層３を形成する（Ｃ工程）。バインダーは、ニツ
ケルと鉄とを含む粉末であり、これに微量のタングステ
ン粉末を含ませることができる。バインダー被覆層３は
、断面積でバインダー被覆層３が１０％程度以上を占め
、タングステン線１が残りの９０％程度以下を占めるよ
うに、バインダーをタングステン線１にコーテイングす
るなどして形成され、バインダー被覆層３がタングステ
ン線１の外周に付着不良部分がないように均一に配して
ある。
したバインダー（Ｂ工程）を均一に付着させてバインダ
ー被覆層３を形成する（Ｃ工程）。バインダーは、ニツ
ケルと鉄とを含む粉末であり、これに微量のタングステ
ン粉末を含ませることができる。バインダー被覆層３は
、断面積でバインダー被覆層３が１０％程度以上を占め
、タングステン線１が残りの９０％程度以下を占めるよ
うに、バインダーをタングステン線１にコーテイングす
るなどして形成され、バインダー被覆層３がタングステ
ン線１の外周に付着不良部分がないように均一に配して
ある。
【０００９】このバインダー被覆層３を有するタングス
テン線１の複数本を中心軸線方向を合致させて緊密に束
ね、図４に示すように円筒形のゴム袋５に入れて静水圧
（ＣＩＰ）成形にて圧縮成形し、疑似接合体４を形成す
る（Ｄ工程）。
テン線１の複数本を中心軸線方向を合致させて緊密に束
ね、図４に示すように円筒形のゴム袋５に入れて静水圧
（ＣＩＰ）成形にて圧縮成形し、疑似接合体４を形成す
る（Ｄ工程）。
【００１０】この疑似接合体４は、ゴム袋５から取り出
して水素気流中又は真空中で還元処理を施し、不純物と
して含まれる酸素及び炭素を低減した後に焼結し、製品
であるＷ焼結合金となす（Ｅ工程）。この焼結温度は、
バインダー被覆層３の液相発生温度以上、具体的には１
５００℃程度の温度とする。
して水素気流中又は真空中で還元処理を施し、不純物と
して含まれる酸素及び炭素を低減した後に焼結し、製品
であるＷ焼結合金となす（Ｅ工程）。この焼結温度は、
バインダー被覆層３の液相発生温度以上、具体的には１
５００℃程度の温度とする。
【００１１】このようにして製造されるＷ焼結合金は、
複数本のタングステン線１のそれぞれが中心軸線方向に
延在し、焼結状態を図５に示すように各タングステン線
１の外周のみをバインダー被覆層３の成分が包んでいる
ので、中心軸線方向にきわめて大きな強度を有すると共
に、タングステン粉末を使用する従来のＷ焼結合金と比
較して、バインダー被覆層３に使用するバインダーの量
を減少することが可能であり、容易に１８．５Ｋｇ／ｍ
３ 以上の高密度体となし得る。
複数本のタングステン線１のそれぞれが中心軸線方向に
延在し、焼結状態を図５に示すように各タングステン線
１の外周のみをバインダー被覆層３の成分が包んでいる
ので、中心軸線方向にきわめて大きな強度を有すると共
に、タングステン粉末を使用する従来のＷ焼結合金と比
較して、バインダー被覆層３に使用するバインダーの量
を減少することが可能であり、容易に１８．５Ｋｇ／ｍ
３ 以上の高密度体となし得る。
【００１２】従つて、このＷ焼結合金は戦車砲の弾芯材
として好適であり、Ｗ焼結合金を機削りして所定形状の
弾芯材を形成することができる。なお、弾芯材では通常
、上記成分のＷ焼結合金に冷間にて鍛造又はスエージン
グ加工を施し、加工硬化による硬度の向上が図られる。 更にこのＷ焼結合金は、中心軸線方向に関しては純タン
グステンに近い高耐熱性が得られる。
として好適であり、Ｗ焼結合金を機削りして所定形状の
弾芯材を形成することができる。なお、弾芯材では通常
、上記成分のＷ焼結合金に冷間にて鍛造又はスエージン
グ加工を施し、加工硬化による硬度の向上が図られる。 更にこのＷ焼結合金は、中心軸線方向に関しては純タン
グステンに近い高耐熱性が得られる。
【００１３】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明にかかるＷ焼結合金の製造方法によれば、複数本
のタングステン線が中心軸線方向に延在するＷ焼結合金
が得られるので、中心軸線方向にきわめて大きな強度を
有すると共に、タングステン粉末を使用する従来のＷ焼
結合金と比較して、バインダーの量を減少して高密度体
となすことが可能である。従つて、戦車砲の弾芯材とし
て好適である。更にこのＷ焼結合金は、中心軸線方向に
関しては純タングステンに近い高耐熱性が得られ、従来
のＷ焼結合金には存在しない多機能の性質を有している
。
本発明にかかるＷ焼結合金の製造方法によれば、複数本
のタングステン線が中心軸線方向に延在するＷ焼結合金
が得られるので、中心軸線方向にきわめて大きな強度を
有すると共に、タングステン粉末を使用する従来のＷ焼
結合金と比較して、バインダーの量を減少して高密度体
となすことが可能である。従つて、戦車砲の弾芯材とし
て好適である。更にこのＷ焼結合金は、中心軸線方向に
関しては純タングステンに近い高耐熱性が得られ、従来
のＷ焼結合金には存在しない多機能の性質を有している
。
【図１】 本発明の１実施例にかかる製造工程を示す
図。
図。
【図２】 同じくタングステン線を示す図。
【図３】 同じくバインダー被覆層を有するタングス
テン線を示す図。
テン線を示す図。
【図４】 同じくＣＩＰ工程を示す断面図。
【図５】 同じくＷ焼結合金を示す図。
【図６】 従来のＷ焼結合金を示す図。
１：タングステン線、３：バインダー被覆層、４：疑似
接合体、５：ゴム袋。
接合体、５：ゴム袋。
Claims (1)
- 【請求項１】 タングステンを主成分とし、残部にニ
ツケル及び鉄を含有するＷ焼結合金の製造方法であつて
、タングステン線の外周面にニツケルと鉄とを含むバイ
ンダーの粉末を付着させてバインダー被覆層を形成し、
このバインダー被覆層を有するタングステン線の複数本
を束ねた状態で圧縮成形して疑似接合体と成し、この疑
似接合体をバインダー被覆層の液相発生温度以上の温度
にて焼結することを特徴とするＷ焼結合金の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13212091A JPH04333535A (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | Ｗ焼結合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13212091A JPH04333535A (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | Ｗ焼結合金の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04333535A true JPH04333535A (ja) | 1992-11-20 |
Family
ID=15073882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13212091A Pending JPH04333535A (ja) | 1991-05-09 | 1991-05-09 | Ｗ焼結合金の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04333535A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008073783A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Yamanaka Gookin:Kk | 放電加工用電極及びその製法 |
| CN102806351A (zh) * | 2012-08-30 | 2012-12-05 | 西安瑞福莱钨钼有限公司 | 一种镍合金/钨复合棒材的制备方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60114539A (ja) * | 1983-11-22 | 1985-06-21 | Toyota Motor Corp | 繊維強化金属複合材料の製造方法及び装置 |
| JPS62196306A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-29 | Mitsubishi Metal Corp | 複層タングステン合金の製造方法 |
| JPS6330391A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 単結晶育成用仮溶融るつぼ |
-
1991
- 1991-05-09 JP JP13212091A patent/JPH04333535A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60114539A (ja) * | 1983-11-22 | 1985-06-21 | Toyota Motor Corp | 繊維強化金属複合材料の製造方法及び装置 |
| JPS62196306A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-29 | Mitsubishi Metal Corp | 複層タングステン合金の製造方法 |
| JPS6330391A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 単結晶育成用仮溶融るつぼ |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008073783A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Yamanaka Gookin:Kk | 放電加工用電極及びその製法 |
| CN102806351A (zh) * | 2012-08-30 | 2012-12-05 | 西安瑞福莱钨钼有限公司 | 一种镍合金/钨复合棒材的制备方法 |
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