JPH04332652A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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Publication number
JPH04332652A
JPH04332652A JP10138191A JP10138191A JPH04332652A JP H04332652 A JPH04332652 A JP H04332652A JP 10138191 A JP10138191 A JP 10138191A JP 10138191 A JP10138191 A JP 10138191A JP H04332652 A JPH04332652 A JP H04332652A
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JP
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ink
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Application number
JP10138191A
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English (en)
Inventor
Hisashi Fukushima
福島 久史
Haruhiko Moriguchi
晴彦 森口
Akio Suzuki
章雄 鈴木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH04332652A publication Critical patent/JPH04332652A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に関する。さ
らに具体的には、被記録材の種類に対応した最大インク
許容量と入力画像特性に応じた高い印字品位、かつ高い
階調性をもって記録することができる、複写機、ファク
シミリ、コンピュ−タ、ワ−ドプロセッサあるいはこれ
らの複合機器等に好適な記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、濃度が異なる複数種のインク
を用いて階調性を得る画像形成装置が、例えば本出願人
の出願に係る特公平2−14905号公報に開示されて
いる。係る画像形成装置によれば、1種類のドットだけ
では表現できない階調の表現も可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の特公平2−14
905号公報に開示された画像形成装置のように、被記
録材上にインクを吐出し記録を行うインクジェット記録
装置専用の被記録材としては、たとえばベ−ス紙の上に
シリカとバインダ等のコ−ト層を有するコ−ト紙が開発
されている。しかしながら、上記コ−ト紙を使用した場
合であっても、コ−ト層の厚さ等で決定される単位面積
当りの最大許容インク量を越えてインクの吐出が行われ
た場合、ベ−ス紙側への裏抜けを起こしたり、コックリ
ングと呼ばれる紙の波打ち現象(いわゆるボコ付き)を
起こしてしまい、印字品位に影響を与えることがあった
【0004】一方、上記従来例に係る画像形成装置にお
いては、画像の濃度に応じて濃度の異なる複数のインク
を搭載した記録ヘッドを選択するよう構成されているた
め、階調性をあまり必要としない画像を再現する場合に
、淡インクを使用しなくても十分な画像形成が可能であ
るにもかかわらず、濃度が低いという理由のみにより使
用する必要のない淡インクを使用して無駄なインク量が
発生するとともに淡インク記録ヘッドを消耗してしまう
問題があった。また、濃度が高く、かつ粒状感の少ない
画像再現が必要な場合が発生しても、濃度が高いという
理由により濃インク記録ヘッドを使用することになるた
め、粒状感の少ない画像を形成することが困難であった
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、被記録材の種類に応じた最大インク許容量
と入力画像特性等に応じて最適なスピ−ド、かつインク
の裏抜けや被記録材の波打ち現象が生ずることなく高い
印字品位で記録を行うことができる、記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の記録装置は、被記録材上にインクを吐出する同系色
の濃色記録手段と前記濃色記録手段とは別個の淡色記録
手段を用いて記録を行う記録装置であって、濃色記録手
段と淡色記録手段を用いた複数の記録方法の中から、被
記録材上に吐出するインク量が被記録材の種類に対応し
たインク許容量を越えることがなく、かつ他の記録条件
に応じた記録方法を選択する選択手段を備えることを特
徴とする。
【0007】ここで、前記複数の記録方法としては、濃
色記録手段と淡色記録手段を併用した第1の記録方法、
濃色記録手段を用いた第2の記録方法、および淡色記録
手段を用いた第3の記録方法を挙げることができる。
【0008】また、前記記録装置の一例は、カラ−記録
装置であり、濃色記録手段と淡色記録手段を、複数の色
ごとにそれぞれ備えるものが挙げられる。なお、前記複
数の色は、イエロ−、マゼンタ、シアン、およびブラッ
クが含まれる。
【0009】前記選択手段は、記録方法の選択を、入力
画像信号から算出した必要階調数に応じて行うようにす
ることが好ましい。
【0010】カラ−記録の場合、必要階調数の算出は複
数の色ごとに行われ、選択手段は、算出された複数の必
要階調数のうち最大値に基づき記録方法の選択を行う。 前記選択手段による選択の具体例を以下に挙げる。まず
、前記選択手段は、前記第3の記録方法により記録した
場合の最大インク使用量が、被記録材の種類に対応した
インク許容量以下である場合に、前記第1の記録方法、
第2の記録方法および第3の記録方法のいずれかを選択
する。
【0011】また、前記選択手段は、前記第3の記録方
法により記録した場合の最大インク使用量が、被記録材
の種類に対応したインク許容量より多い場合に、前記第
1の記録方法または第2の記録方法を選択する。
【0012】また、前記選択手段は、前記第3の記録方
法により記録した場合の最大インク使用量が、被記録材
の種類に対応したインク許容量より多い場合に、前記第
1の記録方法により記録した場合の最大インク使用量と
被記録材の種類に対応したインク許容量とを比較し、前
記第1の記録方法により記録した場合の最大インク使用
量が被記録材の種類に対応したインク許容量より多い場
合に、前記第2の記録方法を選択する。
【0013】また、前記選択手段は、前記第3の記録方
法により記録した場合の最大インク使用量が、被記録材
の種類に対応したインク許容量より多い場合に、前記第
1の記録方法により記録した場合の最大インク使用量と
被記録材の種類に対応したインク許容量とを比較し、前
記第1の記録方法により記録した場合の最大インク使用
量が被記録材の種類に対応したインク許容量以下である
場合に、前記第1の記録方法または第2の記録方法を選
択する。
【0014】前記選択手段は、前記記録手段の選択を、
入力画像の特性に応じて行うことが好ましい。さらに上
記記録装置は、入力画像の特性、たとえば入力画像の最
大レベルや入力画像の必要階調数を検出する特性検出手
段を備えることが好ましい。
【0015】また、上記記録装置は、前記濃色記録手段
と淡色記録手段を予め備えていることが好ましい。さら
に、上記記録装置は、記録材の種類を判別する手段を備
えていることが好ましい。前記記録手段としては、熱エ
ネルギ−を利用してインクを吐出する記録ヘッドであっ
て、インクに与える熱エネルギ−を発生するための電気
熱変換体を備えており、前記電気熱変換体によって印加
される熱エネルギ−により生じる膜沸騰による気泡の成
長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よ
りインクを吐出させるものを使用することが好ましい。
【0016】また、本発明に係る記録装置は、複写機、
ファクシミリ装置、ワ−ドプロセッサ、コンピュ−タ等
の記録装置として好適に用いられる。
【0017】さらに、本発明によって、被記録材上にイ
ンクを吐出する同系色の濃色記録手段と前記濃色記録手
段とは別個の淡色記録手段を用いて記録を行う記録装置
であって、濃色記録手段と淡色記録手段を用いた複数の
記録方法の中から、被記録材上に吐出するインク量が被
記録材の種類に対応したインク許容量を越えない記録方
法を選択するとともに、他の記録条件に応じた記録方法
を任意に選択可能な選択手段を備えることを特徴とする
記録装置が提供される。
【0018】
【作用】本発明によれば、被記録材上に吐出するインク
量が被記録材の種類に対応した所定のインク許容量を越
えないように、かつ他の記録条件に応じて、濃色記録手
段と淡色記録手段のうち使用する記録手段を選択して記
録が行われるので、被記録材上への過剰なインクの付着
がなく、インクの裏抜けや被記録材の波打ち現象が生ず
ることなく高い印字品位で記録を行うことができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
詳細に説明する。図4は、本発明に係る記録装置の一例
としてのインクジェット記録装置の記録部斜視図である
。図中、11は記録媒体としての記録紙で、プラテン1
3とピンチロ−ラ14により矢印12の方向に移動しつ
つ、その上に画像記録が行われる。紙送りモ−タ15の
駆動力はギア16〜21を介してプラテン13に伝達さ
れ、プラテン13を回転駆動する。22はキャリッジモ
−タ24によって駆動されるキャリッジ23上に取り付
けられた記録ヘッドであり、イエロ−、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各濃淡インクを吐出するヘッド22YK
,22YU,22MK,22MU,22CK,22CU
,22KK,22KUを有する。
【0020】次に、本発明における記録手段として本実
施例の記録装置に用いられるインクジェット記録ヘッド
の吐出原理について説明する。インクジェット記録装置
に適用される記録ヘッドは、一般に微細な液体吐出口(
オリフィス)、液路およびこの液路の一部に設けられる
エネルギ−作用部と、該作用部にある液体に作用させる
液滴形成エネルギ−を発生するエネルギ−発生手段とを
備えている。
【0021】このようなエネルギ−を発生するエネルギ
−発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いたもの、レ−ザ等の電磁波を照射して、そこにある液
体に吸収させて発熱させ、該発熱による作用で液滴を吐
出、飛しょうさせるようにしたもの、あるいは電気熱変
換体によって液体を加熱して液体を吐出させるようにし
たもの等がある。その中でも熱エネルギ−によって液体
を吐出させるインクジェット記録方式に用いられる記録
ヘッドは、記録用の液滴を吐出して飛しょう用液滴を形
成するための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列
することができるために高解像力の記録をすることが可
能である。
【0022】また、電気熱変換体をエネルギ−発生手段
として用いた記録ヘッドは、記録ヘッドとして全体的な
コンパクト化も容易で、かつ、最近の半導体分野におけ
る技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイク
ロ加工技術の長所を十二分に活用でき、長尺化及び面状
化(2元化)が容易であること等から、マルチノズル化
/高密度実装化が容易で、しかも大量に生産性よく、製
造コストも安価なインクジェット記録用ヘッドを提供す
ることが可能である。
【0023】このようにエネルギ−発生手段に電気熱変
換体を用い、半導体製造プロセスを経て製造されたイン
クジェット用記録ヘッドは、一般には各インク吐出口に
対応した液路を設け、該液路ごとに該液路を満たす液体
に熱エネルギ−を作用させて、対応するインク吐出口か
ら液体を吐出して飛しょう用液滴を形成する手段として
の電気熱変換体が設けられ、各液路には、各液路に連通
している共通液室から液体が供給される構造となってい
る。なお、インク吐出部の製造方法について本出願人は
第1の基板上に少なくとも液路を形成するための固体層
と、少なくとも液路の壁の形成に利用する活性エネルギ
−線硬化性材料層と、第2の基板を順次積層した後、該
第2の基板上にマスクを積層し、該マスクの上方から活
性エネルギ−線を照射して、活性エネルギ−線硬化性材
料層の少なくとも液路の壁を構成部分として硬化させ、
更に固体層と活性エネルギ−線硬化性材料層の未硬化部
分を二つの基板間から除去し、少なくとも液路を形成す
る方法を出願した(特開昭62−253457号公報参
照)。図5は、上述したインクジェット記録ヘッドの概
略構成を示す斜視図である。この図から明らかなように
記録ヘッド101はエッチング蒸着、スパッタリング等
の半導体製造プロセス工程を経て、第1の基板である基
板102上に成膜された電気熱変換体103、電極10
4、液路110を有する硬化した活性エネルギ−線硬化
性材料層210および天板106で構成されている。
【0024】しかしてこのような記録ヘッド101では
記録液体112が図示していない液体貯蔵室から液体供
給管107を通して共通液室108内に供給される。1
09は液体供給管用コネクタである。共通液室108内
に供給された記録液体112は毛管現象により液路11
0内に供給され、液路先端のインク吐出口111でメニ
スカスが形成されることにより安定に保持される。そこ
で電気熱変換体103に通電されることにより、電気熱
変換体面上の液体が加熱され、発泡現象が発生し、その
発泡のエネルギ−によりインク吐出口111から液滴が
吐出する。上述の構成により、吐出口密度400dpi
といった高密度の液路配管でマルチノズルのインクジェ
ット記録ヘッドを形成することができた。
【0025】図2は、本発明における記録装置の主要部
の構成を示すブロック図である。本明細書において最大
許容インク量とは、被記録材上に液体インクを付着させ
たときにウラ抜けや紙の波打ち現象を起こさない程度に
被記録材の単位面積(例えば1mmx1mm)当りに付
着させ得る最大のインク量をいう。上記最大許容インク
量は被記録材の材質等によって決まるものである。
【0026】そこで、例えば被記録材の包装体の一部に
上記最大許容インク量をコ−ド化して記載しておき、そ
のコ−ドをサ−ビスマンやユ−ザ−等が記録装置の図2
において56で示す最大許容インク量設定手段にマニュ
アルで入力することができる。
【0027】一方、オ−バ−ヘッドプロジェクタ(OH
P)用紙は、最大インク許容量が紙に比して小さいが、
紙とOHP用紙を使い分ける場合には、例えば発光素子
と受光素子を組み合わせたフォトインタラプタ中に被記
録材を通過させることにより、その光透過性から被記録
材の種類を判別することができる。この場合、フォトイ
ンタラプタを記録装置に装着することにより、被記録材
の種類の自動検知が可能となる。そして記録装置は判別
した被記録材の種類に基づき予め記憶しておいた被記録
材の種類に対応した複数の最大許容インク量の中から該
当する最大許容インク量を選択する。この例においては
、上記フォトインタラプタとその出力に基づき最大許容
インク量を選択する手段とにより最大許容インク量設定
手段56を構成する。
【0028】なお、被記録材の最大許容インク量を記録
装置に入力する方法の一例としてサ−ビスマン等が包装
体上のコ−ドを読み取りマニュアルで入力する方法を示
したが、本発明はこれに限られるものではなく、包装体
上に付されたバ−コ−ド等を読み取る光学手段を記録装
置に装着してもよい。
【0029】また、最大許容インク量は、被記録材の吸
湿量に依存するため、被記録材の記録領域近傍の湿度や
温度によってはバラツキが生ずることがある。これは、
被記録材の含水率が環境の湿度によって変化すると共に
被記録材に付着した液体の溶媒成分の蒸発速度が湿度に
大きく依存しているためである。特に高湿のときには被
記録材が空気中の水分を多く吸収しているために被記録
材中に吸収されるインク量が低下する。
【0030】そこで、被記録材の記録領域近傍の湿度に
関係する量を測定する手段を記録装置に具備させて、そ
の測定結果によって被記録材の標準状態における最大許
容インク量を補正することが好ましい。
【0031】図2に示す湿度検出手段60としては、例
えばセラミック感湿素子を用いた電気抵抗変化や親水性
高分子による静電容量変化あるいは毛髪やナイロン等の
伸縮を利用して湿度を検出するものを挙げることができ
る。ここで、湿度検出手段60は被記録材供給部、例え
ば紙カセット内部やインクジェット記録部、例えばプラ
テン近傍等の環境湿度を検出できる位置に設けることが
望ましい。また、被記録材表面の電気抵抗値を直接測定
することにより被記録材の吸湿量を検出することにして
もよい。補正手段58は前記湿度検出手段60からの信
号に基づき、最大許容インク量設定手段56により設定
された最大許容インク量の値を補正するために演算を行
い、補正後の最大許容インク量の値を比較手段54へ出
力する。例えば測定した湿度が所定値を越える場合は、
越える分に対応した量だけ最大許容インク量を減じる補
正を行う。なお、湿度に対応した最大許容インク量の補
正は図14に示す制御部1010中のMPU1000,
ROM1001,RAM1002等によって行われる。 従って、記録ヘッドからは湿度の変化を考慮した吐出量
のインクが吐出されることになる。
【0032】さらに、被記録材上におけるインクのにじ
み易さは、被記録材表面の繊維の毛羽立ち具合により異
なるが、インクの量が多過ぎると横方向にインクがにじ
んで広がってしまうことがある。したがって、このよう
な毛羽立ちを有する被記録材を使用する場合には、イン
ク量を少なくコントロ−ルすることが、にじみ防止の点
で好ましい。このような毛羽立ちを測定するには被記録
材上に実際に所定量のインクを打ち込み、にじみ具合を
エリアセンサで検知したり、予め紙質が判明している場
合は、紙質を示すコ−ド等を前述の最大許容インク量の
入力と同様に記録装置に入力することにより、最大許容
インク量に補正を加えることとしてもよい。
【0033】また、被記録材上の、例えば10mmx1
0mmの領域に濃インクでベタ打ちしたテストパタ−ン
、淡インクで2度打ちしてベタを形成したテストパタ−
ン、濃インクと淡インクをそれぞれ50%ずつ打ち込み
ベタとしたテストパタ−ンを形成し、インクが裏抜けす
るか否かを、例えばLEDとフォトセンサを組み合わせ
て光学的に検知することにより被記録材の最大許容イン
ク量を判定することとしてもよい。
【0034】この場合、上記LEDとフォトセンサは、
図4に13で示すプラテンの上方かつ記録紙11の裏面
側の所定位置に設置する。
【0035】また、上記テストパタ−ンの代りにたとえ
ば0.1cc/mm2ずつインクを被記録材上の同一部
分に蓄積していき、裏抜けするか否かを同様な方法で光
学的に検知し、最大許容インク量を知るようにすること
もできる。これらの最大許容インク量判定工程は、図1
や図3に示す工程を行う前に、別工程で図14に示す制
御部1010により制御されて実行される。
【0036】図1は、本発明において画像モ−ドを決定
するアルゴリズムを示すフロ−チャ−トである。以下、
被記録材上に吐出するインク量が、被記録材の種類に対
応した所定のインク許容量を越えないように、濃インク
記録ヘッドと淡インク記録ヘッドのうち使用する記録ヘ
ッドをする選択手段について、図1と図2を参照しなが
ら説明する。なお、上記選択手段は、図2に示す例では
、入力画像特性検出手段55、比較手段54及び濃淡モ
−ド切換信号発生手段57から構成され、図14では1
010で示されるように各部を制御するMPU1000
,プログラム等を格納したROM1001,ワ−クエリ
アとして用いられるRAM1002等から構成される。
【0037】入力画像51は、CCD等を備えた読取手
段53により電気的に読み取られ(ステップS1)、読
み取られた入力画像信号は、入力画像特性検出手段55
に入力される。入力画像特性検出手段55においては、
前記入力画像信号に基づき、入力画像特性、例えば入力
画像信号の最大レベルが検出される。入力画像信号の最
大レベルとは、入力画像信号のうち、記録時に単位面積
当りで最もインク量を多く消費することになる部分、例
えばベタの部分を検出し、その部分における信号の大き
さを表わしたものである。
【0038】検出方法の一例を挙げると、まず、CCD
等の読取手段53によって一画像のうち、ある1mmx
1mmの領域における画像信号を読み取り、信号レベル
の平均値を算出する。そして次に読み取った1mmx1
mmの領域における信号レベルの平均値と比較し、その
値が最初の平均値より大きければ最大値を更新していく
。この作業を順次繰り返すことにより一画像中の最大レ
ベルを検出することができる。
【0039】信号レベルを黒ベタのときに255、白ベ
タのときに0、およびその中間濃度のときに127とし
たとき、淡インク記録ヘッドのみ使用する画像モ−ドC
,濃インク記録ヘッドと淡インク記録ヘッドの両方を併
用する画像モ−ドAおよび濃インク記録ヘッドのみ使用
する画像モ−ドBの各画像モ−ドについて上記画像信号
の信号レベルと、そのレベルにおける単位面積(1mm
x1mm)当りの最大インク使用量の関係を図15に示
す。
【0040】なお、本実施例においては、濃インクの染
料濃度が淡インクの2倍程度とし、上記画像モ−ドCに
おいては淡インクは2度打ちすることにより濃インクの
2倍の量のインクを打ち込み、濃インクと同等の濃度を
得るようにしている。また、濃淡両インク記録ヘッド併
用モ−ドにおいては、濃インク記録ヘッドと淡インク記
録ヘッドはそれぞれ一度打ちとする。
【0041】また、図15においてインク使用量は最大
値が4、最小値が0である。インク使用量は、記録ヘッ
ドによる1度打ちの場合、信号レベルが255のときに
2、信号レベルが0のときに0、それらの中間レベル1
27のときに1であるが、淡インク記録ヘッドのみ使用
する画像モ−ドCの場合は、2度打ちを行うためインク
は2倍量使用され、信号レベルが255のときに4、信
号レベルが0のときに0、それらの中間レベル127の
ときに2である。一方、濃淡両インク記録ヘッドを併用
する画像モ−ドAのときは、図6からも明らかなとおり
、信号レベル255のときは濃インク記録ヘッドのみを
1度打ちするため、インク使用量は2、信号レベルが0
のときは0、それらの中間レベル127のときには淡色
インク記録ヘッドのみを1度打ちするため、インク使用
量は2となる。
【0042】また、濃インク記録ヘッドのみを使用する
画像モ−ドBのときは、信号レベル255のときは濃イ
ンク記録ヘッドのみを1度打ちするため、インク使用量
は2、信号レベルが0のときは0、それらの中間レベル
127のときには1となる。
【0043】ステップS2において、入力画像特性検出
手段55は、前記検出した入力画像信号の最大信号レベ
ル値に基づき、画像モ−ドC,すなわち淡インク記録ヘ
ッドのみ使用するモ−ドにおける記録領域1mmx1m
m当りの最大インク使用量を算出する。最大インク使用
量は、カラ−画像処理の方法によって異なるが、例えば
濃インク記録ヘッドのみ使用するモ−ドの場合、アンダ
−カラ−除去100%の条件下でインクを2色重ねた量
とする。また、淡インク記録ヘッドのみ使用するモ−ド
の場合、アンダ−カラ−除去100%の条件下でインク
を4色重ねた量とする。
【0044】このようにして信号レベル0〜255の各
段階について算出したインク使用量を図15のようなテ
−ブルに表し、図14に1001で示すROMに予め格
納しておくことにより、入力画像信号の最大濃度レベル
さえ検出すれば、そのレベルに対応した最大インク使用
量はMPU1000が前記格納したテ−ブルから読み取
ることができる。なお、画像モ−ドCにおいて、信号レ
ベル0〜255に対応する最大インク使用量は比例関係
にあるため、図15に示されていない信号レベルにおけ
る最大インク使用量は、MPU1000が計算により求
めることとしてもよい。
【0045】また、同様に画像モ−ドAにおける信号レ
ベル0〜127に対応した最大インク使用量、および画
像モ−ドBにおける信号レベル0〜255に対応した最
大インク使用量も比例関係にあるため、計算により求め
ることとしてもよい。  次に、比較手段54は、算出
された記録領域1mmx1mm当りの最大インク使用量
と前述の被記録材の種類に対応した記録領域1mmx1
mm当りの最大許容インク量とを比較する(ステップS
3)。
【0046】この結果、ステップS3において、最大イ
ンク使用量が前記最大許容インク量以下であれば、ステ
ップS4へ移行し、濃淡モ−ド切換信号発生手段57は
画像モ−ドCを設定し、濃淡モ−ド切換信号を出力する
。一方、前記最大インク使用量が前記最大許容インク量
を越える場合は、ステップS5へ移行し、画像モ−ドA
,すなわち濃インク記録ヘッドと淡インク記録ヘッドの
両方を併用するモ−ドにおける最大インク使用量を算出
する。
【0047】この結果、ステップS6において、最大イ
ンク使用量が前記最大許容インク量以下であれば、ステ
ップS7へ移行し、濃淡モ−ド切換信号発生手段57は
画像モ−ドAを設定し、濃淡モ−ド切換信号を出力する
【0048】一方、前記最大インク使用量が前記最大許
容インク量を越える場合は、ステップS8へ移行し、濃
淡モ−ド切換信号発生手段57は画像モ−ドB、すなわ
ち濃インク記録ヘッドのみ使用するモ−ドを設定し、濃
淡モ−ド切換信号を出力する。
【0049】このようにして設定された画像モ−ドに従
い記録を行うことにより、インクの裏抜けや被記録材の
波打ち現象を防止して記録を行うことができる。しかし
ながら前述の操作で例えば画像モ−ドCが設定された場
合は、被記録材の特性上、画像モ−ドCを採り得るとい
うことであり、画像モ−ドBまたはAを使用した場合に
も前記最大許容インク量を越えることはない。したがっ
て、所望の記録画質が高い階調性を必要としない場合に
は、画像モ−ドCほどの画質は必要としないため、必要
に応じて、例えば図14において70で示す操作手段に
設けられた選択スイッチ72または73を操作して、画
像モ−ドAまたは画像モ−ドBを任意に選択して記録を
行ってもよい。また、前述の操作で画像モ−ドAが設定
された場合は、画像モ−ドBを使用した場合にも前記最
大許容インク量を越えることはない。したがって、同様
に選択スイッチ73を操作して画像モ−ドBを任意に選
択して記録を行ってもよい。このようにして、被記録材
の最大許容インク量を越えない範囲で、任意に画像モ−
ドを選ぶことにより、最適な記録スピ−ドにより、また
無駄なインクを消費することなく記録を行うことができ
る。
【0050】一方、入力画像の必要階調数に対応した画
像モ−ドを選択して記録を行うことも好ましい態様とし
て挙げることができる。以下に入力画像の必要階調数を
考慮して画像モ−ドを決定し、記録を行う方法について
図2及び図3を参照しながら説明する。まず、入力画像
51が、CCD等の読取手段53により電気的に読み取
られた後(ステップS1)、読み取られた入力画像信号
は、前述の入力画像特性検出手段55へ入力される。ス
テップS2で入力画像特性検出手段55が、画像モ−ド
Cにおける最大インク使用量を算出した後、比較手段5
4が、算出された最大インク使用量と被記録材に対応し
た最大許容インク量とを比較する(ステップS3)。
【0051】得られた最大インク使用量が前記最大許容
インク量以下であれば、入力画像信号は必要階調数検出
手段52にも入力される。必要階調数検出手段52は、
前記入力画像信号に基づき、入力画像中で連続階調部を
抽出して必要階調数を計算する(ステップS9)。
【0052】ここでポ−トレ−トモ−ドを使用する必要
がある場合は、ユ−ザ−等が図14に74で示すポ−ト
レ−トモ−ドスイッチを操作してポ−トレ−トモ−ドを
任意に設定することができる。ポ−トレ−トモ−ドとは
、人の顔の肌の部分等、粒状感が少ない(平均2乗誤差
(RMS)粒状度が小さい)、きめ細かな表現をする必
要がある場合に設定されるモ−ドであり、淡インク記録
ヘッドのみ使用の画像モ−ドCにより記録を行う。なお
、上記説明においてはポ−トレ−トモ−ドスイッチをユ
−ザ−等がマニュアルで設定したが、記録装置が画像信
号に基づき、図14に1010で示す制御部により計算
を行い、自動的に設定するように構成してもよい。例え
ば、各画像信号の濃度レベルが所定範囲内に含まれる領
域(面積)、すなわち均一濃度領域の大きさが所定値以
上である場合にポ−トレ−トモ−ドを自動設定するもの
とする。
【0053】次に濃淡モ−ド切換信号発生手段57は、
計算した必要階調数が濃インク記録ヘッドのみ使用した
とき表現し得る最大階調数(ここではNとする。)より
多いか否かを判断し(ステップS10)、N未満の場合
には画像モ−ドBを設定し、濃インク記録ヘッドのみ使
用するものとし(ステップS11),濃淡モ−ド切換信
号を出力する。ちなみに、Nの値の一例を挙げると64
である。
【0054】一方、必要階調数がN以上の場合、濃淡モ
−ド切換信号発生手段57は、ポ−トレ−トモ−ドが設
定されているか否かを判断する(ステップS12)。ポ
−トレ−トモ−ドが設定されていると判断し、淡インク
記録ヘッドのみ使用する必要があると判断したときは、
ステップS13へ移行し、濃淡モ−ド切換信号発生手段
57は、画像モ−ドC、すなわち淡インク記録ヘッドの
み使用するモ−ドを設定し、濃淡モ−ド切換信号を出力
する。
【0055】また、ステップS12においてポ−トレ−
トモ−ドが設定されていないと判断し、淡インク記録ヘ
ッドのみ使用する必要がないと判断したときはステップ
S14に移行し、濃淡モ−ド切換信号発生手段57は画
像モ−ドA、すなわち濃淡両インク記録ヘッドを併用す
るモ−ドを設定し、濃淡モ−ド切換信号を出力する。
【0056】一方、ステップS2において算出された最
大インク使用量が、前記最大許容インク量を越える場合
は、入力画像特性検出手段55は、画像モ−ドAにおけ
る最大インク使用量を計算する(ステップS5)。ステ
ップS6において、算出した最大インク使用量が前記最
大許容インク量以下であれば、入力画像信号は必要階調
数検出手段52に入力される。以下、ステップS15に
おいて上述の説明と同様に必要階調数を計算する。
【0057】次に濃淡モ−ド切換信号発生手段57は、
必要階調数がN以上か否かを判断し(ステップS16)
、N未満の場合には画像モ−ドBを設定し、濃インク記
録ヘッドのみ使用するものとし(ステップS17)、濃
淡モ−ド切換信号を出力する。
【0058】一方、必要階調数がN以上の場合、ステッ
プS18に移行し、濃淡モ−ド切換信号発生手段57は
、画像モ−ドA,すなわち濃淡両インク記録ヘッドを併
用するモ−ドを設定し、濃淡モ−ド切換信号を出力する
。一方、ステップS6において、算出した最大インク使
用量が前記最大許容インク量を越える場合は、濃淡モ−
ド切換信号発生手段57は、ステップS8へ移行して画
像モ−ドBを設定し、濃淡モ−ド切換信号を出力する。
【0059】このようにして、入力画像信号の階調数を
考慮した画像モ−ドを選択することにより、インクの裏
抜けや被記録材の波打ち現象を防止するだけでなく、必
要な階調性に対応した画像モ−ドで記録を行うことがで
きるので、無駄なインク量を消費することなく、かつ最
適のスピ−ドで高品位の記録を行うことができる。
【0060】なお、上述の説明に従いカラ−記録を行う
場合は、各色について同一の画像モ−ドを用いて記録を
行うことになる。しかしながら、これに限らず、色の違
いに応じて画像モ−ドを変えてもよい。次に濃淡モ−ド
切換信号発生手段57から出力された濃淡モ−ド切換信
号は、画像信号とともに濃淡振分け処理部41へ入力さ
れる。画像モ−ドAの場合には濃淡モ−ド切換信号は濃
淡両インク記録ヘッドを併用とし、濃淡振分け処理部4
1における濃淡振分けテ−ブルは図6のごとくし、濃イ
ンク用の画像信号と淡インク用の画像信号とに振り分け
、それぞれ2値化処理部42へ送られる。2値化処理部
42では送られてきた画像信号をそれぞれ2値化し、ヘ
ッドドライバ43Kおよび43Uへ送る。次にヘッドド
ライバ43Kおよび43Uはそれぞれ記録ヘッド22K
および22Uを駆動し、画像記録を行う。
【0061】図6のような濃淡振り分けテ−ブルを選ん
だ理由は以下の通りである。即ちハイライト部は粒状感
を軽減するため一つ一つのドットが目立たぬように淡イ
ンクによるドットだけで埋めていく。淡インクのベタま
で埋めるとそれより上の画像信号レベルでは濃インクド
ットを加えていくが濃インクを打ち込んだところの淡イ
ンクドットは間引いていく。記録ヘッドは、移動速度選
択手段81により選択された移動速度で記録ヘッド移動
手段83により駆動される。
【0062】濃淡両インク記録ヘッド併用の画像モ−ド
Aの記録ヘッドの移動速度vは、400dpiヘッドを
4kHzで駆動し、記録ヘッド送り(図4に示す矢印2
9)方向に400dpiに印字密度を有する画像を得る
ためにはv1 =(4000dot/sec)/(40
0dot/inch)=10inch/secとする。 画像モ−ドBの場合には階調再現性を大きくは必要とせ
ず、濃インク記録ヘッドによる階調再現能力で十分であ
るため、図2の濃淡モ−ド切換信号は濃インク記録ヘッ
ドのみ使用するモ−ドに切り換わる。このとき濃淡振分
け処理部41における濃淡振り分けテ−ブルは図7のご
とくして濃インク記録ヘッド画像信号のみを取り出し、
2値化処理し濃インク記録ヘッドのみドライブし、画像
形成する。
【0063】濃インク記録ヘッドのみ使用モ−ドの際の
記録ヘッドの移動速度v2 は、4kHz駆動ヘッドを
記録ヘッド送り(矢印29)方向に400dpiの印字
密度を有する画像を得るためにv2 =v1 =10i
nch/secの移動速度とする。
【0064】また、後述する画像モ−ドCの場合には、
より粒状感のない画像再現を達成するため、画像上、濃
インクドットを存在させず、即ち図2の濃淡モ−ド切換
信号は淡インク記録ヘッドのみ使用するモ−ドに切り換
わる。このとき濃淡振分け処理部41における濃淡振分
テ−ブルは図8のごとくし、淡インク記録ヘッドのみド
ライブし、画像形成する。淡インク記録ヘッドのみ使用
するモ−ドの際の記録ヘッドの移動速度v3 は、4k
Hz駆動ヘッドを記録ヘッド送り(矢印29)方向に8
00dpiの印字密度を有する画像を得るためにv3=
5inch/secの移動速度とする。ここで淡インク
ヘッドを800dpiで打ち込んだが、これは淡インク
濃度が濃インク濃度の1/2の場合には淡インクを2倍
の量打ち込むとほぼ濃インクで形成した画像と同等の画
像を得ることができるという実験結果に基づいている。
【0065】尚、濃淡両インク記録ヘッドの併用モ−ド
、濃インク記録ヘッドのみ使用モ−ド、淡インク記録ヘ
ッドのみ使用モ−ドの印字密度比(ここでは記録ヘッド
の移動速度変更によって印字密度を変えたため移動速度
の逆数比と等しい。)の最適値は、上述の値に限られる
わけではなく、濃淡インクの染料比、記録媒体の発色性
等に応じて最適に決められるべき値である。このように
、画像の濃度が高く必要階調数が低いときには濃インク
記録ヘッドを使用し、また、画像の濃度が低く必要階調
数も低いときには濃インク記録ヘッドを使用することに
より早いスピ−ドの画像形成が可能となる。一方、画像
の濃度が高くても必要階調数が高いときは淡インク記録
ヘッドを使用し、さらに、画像の濃度は低くても階調数
が高いときには淡インク記録ヘッドを使用することによ
り、高い階調性の再現が可能となる。
【0066】次に前述の濃淡振分け処理部41および2
値化処理部42をさらに詳細に説明する。図9は、図2
に示す濃淡振分け処理部41がROM  A91および
ROMB93から構成され、2値化処理部42が5ライ
ンメモリ95および誤差拡散回路97から構成されてい
ることを示す図である。図6,図7及び図8の濃淡振分
けテ−ブルは、図9の10bitアドレス、8ビットデ
−タのROMA91およびROM  B93中にある。
【0067】ROM  A91およびROM  B93
の上位アドレスに入力されるヘッドセレクト信号(濃淡
モ−ド切換え信号)α、βと選択されるテ−ブルの関係
は図10および図11に示すとおりである。すなわち、
ヘッドセレクト信号(α、β)が(0、0)、(0、1
)、(1、1)の場合、それぞれ画像モ−ドC,画像モ
−ドA,画像モ−ドBを選択するように、図10および
図11で示すテ−ブルを選択する。
【0068】尚、各モ−ドで印字密度比を変える方法と
して上記実施例では記録ヘッドの駆動周波数を一定にし
、記録ヘッドの移動速度を切り換える方法を示したが、
本発明はこれに限られるものではなく、記録ヘッドの移
動速度を一定にし、記録ヘッドの駆動周波数を切り換え
る方法、移動速度と駆動周波数の双方を切り換える方法
等によってもよい。例えば上記例において、800dp
iの印字密度を得るためには10inch/secの移
動速度と8kHzの駆動周波数を組み合わせればよい。
【0069】必要階調数検出手段52による必要階調数
の計算手順の一例を図12および図13を用いて説明す
る。 (1)まず、図13に示すエッジ検出回路61を用いて
入力画像信号から、濃度が急に変化するエッジ成分を検
出し二次フィルタ−等を用いてエッジ成分を除いた連続
階調信号を得る。 (2)次に、得られた連続階調信号を各領域メモリ(A
〜I)63に取り込む。各領域メモリはそれぞれ1mm
x1mm程度の領域に相当する大きさ、例えば16ドッ
ト/mmx16ドット/mmの解像度の場合には16ド
ットx16ドットのメモリを有する。なお、領域メモリ
は図12に示すようにA領域を中心に隣接する8領域(
B〜I)を有する。 (3)領域内の信号レベルを平均化手段65を用いて平
均化する。 (4)A〜B、A〜C、A〜D、A〜E、A〜F、A〜
G、A〜H、A〜Iについて領域平均値の差をとる。 (5)領域平均値の差の最小値(差が等しい場合は除く
。)を最小値検出回路67を用いて検出し、記憶する。 (6)全画像領域について上記(1)〜(5)を行い、
全画像領域での領域平均値の差の最小値が表現の必要な
濃度差である。この値をdとする。 (7)全ベタ印字時の濃度(1.5程度)をDとすると
、必要階調数はD/dとして求められる。なお、上記階
調数の計算方法は一例であり、同様に階調数を求め得る
他の計算方法があれば本発明に適用可能である。
【0070】なお、カラ−記録を行う場合は、イエロ−
、マゼンタ、シアン、ブラックの各色ごとに上記階調数
の計算を行い、このうち最も高い階調数に基づき画像モ
−ドを決定する。
【0071】以下、カラ−記録を行う場合の例に基づき
、図3を参照しながら本発明を説明する。まず、ステッ
プS1において読み取った入力画像信号の最大信号レベ
ルがイエロ−255、マゼンタ255、シアン0、ブラ
ック0であると仮定する。この結果、ステップS2にお
いて計算された画像モ−ドCにおける最大インク使用量
は図15より求めて8となる。被記録材の最大許容イン
ク量が10と設定されている場合、ステップS3におい
て比較の結果、8<10であるからステップS9へ移行
し必要階調数が計算される。Nが64、必要階調数が3
2であるとすると、ステップS10において比較の結果
、32<64であるからステップS11へ移行し、画像
モ−ドBが設定される。一方、必要階調数が70である
とすると、64<70であるからステップS12へ移行
する。ここでポ−トレ−トモ−ドが設定されている場合
、ステップS13において画像モ−ドCが設定される。 ポ−トレ−トモ−ドが設定されていない場合は、ステッ
プS14において画像モ−ドAが設定される。
【0072】次に、前記最大許容インク量が6と設定さ
れている場合、ステップS3における比較の結果、6<
8であるから、ステップS5へ移行し、画像モ−ドAに
おける最大インク使用量を計算する。最大インク使用量
が4であれば、ステップS6における比較の結果、4<
6であるからステップS15へ移行しステップS9と同
様に必要階調数が計算され、ステップS16における比
較の結果、32<64であるからステップS17へ移行
し画像モ−ドBが設定される。一方、必要階調数が70
であるとすると、64<70であるからステップS18
へ移行し、画像モ−ドAが設定される。一方、ステップ
S6において最大インク使用量が8であるとすると、6
<8であるからステップS8へ移行し画像モ−ドBが設
定される。
【0073】図14は、以上の構成による記録装置の制
御系の構成を示すブロック図である。同図において10
10は被記録材上に吐出するインク量が被記録材の種類
に対応した所定のインク許容量を越えないように制御す
る制御部であり、1000は、各部を制御するMPU,
1001はその制御手順に対応したプログラム等を格納
したROM,1002は制御手順実行時におけるワ−ク
エリアとして用いられるRAMである。CCD等の読取
手段53からの入力画像信号、最大許容インク量設定手
段56からの被記録材の種類に対応した最大許容インク
量のデ−タ、温度検出手段59からの温度デ−タ、湿度
検出手段60からの湿度デ−タ、ならびに操作手段70
からの信号は、それぞれ制御部1010へ入力され処理
される。そして、MPU1000から出力された制御信
号は、ヘッド22、キャリッジモ−タ24及び紙送りモ
−タ15を駆動する。
【0074】上記実施例では、濃淡色記録手段として2
値記録するインクジェット記録ヘッドを用いた画像形成
手段を示したが、本発明はこれに限られるものではない
。例えば濃度が異なる複数種の微小ドットを多数用い各
ドットのサイズを制御することにより階調数を得る画像
形成手段や密度変調による画像形成手段あるいは本出願
人が特公平2−14905号公報に開示したようなドッ
ト変調可能なインクジェット記録ヘッドを用いた画像形
成手段等も適用可能である。
【0075】また、高画質を得るために、ある画素で生
じた誤差(入力画像の濃度と出力画像の濃度の差)を次
の複数の画素の濃度へ反映・拡散させる誤差拡散法や、
例えば『黒沢:「平均濃度近似による濃淡画像の2値化
表示方式」情報処理学会論文誌(1985)vol.2
6,No.1,pp153−160』に記載してあるよ
うな2値化されたデ−タより得られる平均濃度を閾値と
して2値化し、近似的に中間調を表現する平均濃度近似
法、またディザ法等をさらに採用して記録することがで
きる。
【0076】また、本発明は印字する際の記録ヘッドの
移動方向が一方向であるものにだけ適用されるものでは
なく往復印字する記録装置にも適用され得る。さらに濃
淡両インク記録ヘッド併用モ−ドの際は一方向印字、濃
インク記録ヘッドのみ使用モ−ド及び淡インク記録ヘッ
ドのみ使用モ−ドの際は往復印字とすることにより、濃
淡の打ち込み順の違いによる色の変化を伴わず記録速度
の速い記録装置を提供することができる。
【0077】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギ−を利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用いて記録
を行う記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。
【0078】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが
、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が
保持されているシ−トや液路に対応して配置されている
電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギ−を
発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせ
て、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(イ
ンク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡
の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)
を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆
動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収
縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)
の吐出が達成でき、より好ましい。
【0079】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。なお
、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第
4313124号明細書に記載されている条件を採用す
ると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0080】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としてもよい。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギ−の圧力波を吸収
する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としてもよい。
【0081】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0082】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカ−トリッジタイプの記録ヘッドを用いることもで
きる。
【0083】また、記録ヘッドに対しての回復手段、予
備的な補助手段等を付加することは記録を一層安定でき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば
、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリ−ニン
グ手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいは
これとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによ
る予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ−
ドを行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0084】さらに、記録装置の記録モ−ドとしては黒
色等の主流色のみの記録モ−ドだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラ−、または混色によるフ
ルカラ−の少なくとも一つを備えた装置にしてもよい。
【0085】以上説明した本発明の実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化するもの、もしく
は液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式
ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0086】加えて、積極的に熱エネルギ−による昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギ−として使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギ−の記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギ−によって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シ−ト凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0087】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワ−ドプロセッサやコンピュ
−タ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リ−ダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を採るものであってもよい。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
被記録材上に吐出するインク量が被記録材の種類に対応
した所定のインク許容量を越えないように、かつ他の記
録条件に応じて、濃色記録手段と淡色記録手段のうち使
用する記録手段を選択して記録が行われるので、被記録
材上への過剰なインクの付着がなく、インクの裏抜けや
被記録材の波打ち現象が生ずることがなく、最適なスピ
−ドで、かつ無駄なインク量を消費することなく高い印
字品位で記録を行うことができる等、優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における画像モ−ドを決定するアルゴリ
ズムの一例を示すフロ−チャ−トである。
【図2】本発明における記録装置の主要部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明における画像モ−ドを決定するアルゴリ
ズムの他の例を示すフロ−チャ−トである。
【図4】本発明の記録装置の一例としてのインクジェッ
ト記録装置の記録部斜視図である。
【図5】インクジェット記録ヘッドの概略構成を示す斜
視図である。
【図6】濃淡振分けテ−ブルの第1の例を示す図である
【図7】濃淡振分けテ−ブルの第2の例を示す図である
【図8】濃淡振分けテ−ブルの第3の例を示す図である
【図9】図2に示す濃淡振分け処理部及び2値化処理部
を詳細に示す図である。
【図10】ROM  Aに入力されるヘッドセレクト信
号と選択されるテ−ブルの関係を示す図である。
【図11】ROM  Bに入力されるヘッドセレクト信
号と選択されるテ−ブルの関係を示す図である。
【図12】各領域メモリ(A〜I)の構成図である。
【図13】必要階調数検出手段の主要部を示すブロック
図である。
【図14】本発明の記録装置の制御系の構成を示すブロ
ック図である。
【図15】各信号レベルにおける最大インク使用量を画
像モ−ドごとに示した表である。
【符号の説明】
22K,22U  記録ヘッド 52  必要階調数検出手段 53  読取手段 54  比較手段 55  入力画像特性検出手段 56  最大許容インク量設定手段 57  濃淡モ−ド切換信号発生手段

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被記録材上にインクを吐出する同系色
    の濃色記録手段と前記濃色記録手段とは別個の淡色記録
    手段を用いて記録を行う記録装置であって、濃色記録手
    段と淡色記録手段を用いた複数の記録方法の中から、被
    記録材上に吐出するインク量が被記録材の種類に対応し
    たインク許容量を越えることがなく、かつ他の記録条件
    に応じた記録方法を選択する選択手段を備えることを特
    徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】  前記複数の記録方法は、濃色記録手段
    と淡色記録手段を併用した第1の記録方法、濃色記録手
    段を用いた第2の記録方法、および淡色記録手段を用い
    た第3の記録方法を含む請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】  前記記録装置は、カラ−記録装置であ
    り、濃色記録手段と淡色記録手段を、複数の色ごとにそ
    れぞれ備える請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】  前記複数の色は、イエロ−、マゼンタ
    、シアン、およびブラックを含む請求項3記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】  前記選択手段は、記録方法の選択を、
    入力画像信号から算出した必要階調数に応じて行う請求
    項1記載の記録装置。
  6. 【請求項6】  必要階調数の算出は複数の色ごとに行
    われ、選択手段は、算出された複数の必要階調数のうち
    最大値に基づき記録方法の選択を行う請求項5記載の記
    録装置。
  7. 【請求項7】  前記選択手段は、前記第3の記録方法
    により記録した場合の最大インク使用量が、被記録材の
    種類に対応したインク許容量以下である場合に、前記第
    1の記録方法、第2の記録方法および第3の記録方法の
    いずれかを選択する請求項2記載の記録装置。
  8. 【請求項8】  前記選択手段は、前記第3の記録方法
    により記録した場合の最大インク使用量が、被記録材の
    種類に対応したインク許容量より多い場合に、前記第1
    の記録方法または第2の記録方法を選択する請求項2記
    載の記録装置。
  9. 【請求項9】  前記選択手段は、前記第3の記録方法
    により記録した場合の最大インク使用量が、被記録材の
    種類に対応したインク許容量より多い場合に、前記第1
    の記録方法により記録した場合の最大インク使用量と被
    記録材の種類に対応したインク許容量とを比較し、前記
    第1の記録方法により記録した場合の最大インク使用量
    が被記録材の種類に対応したインク許容量より多い場合
    に、前記第2の記録方法を選択する請求項2記載の記録
    装置。
  10. 【請求項10】  前記選択手段は、前記第3の記録方
    法により記録した場合の最大インク使用量が、被記録材
    の種類に対応したインク許容量より多い場合に、前記第
    1の記録方法により記録した場合の最大インク使用量と
    被記録材の種類に対応したインク許容量とを比較し、前
    記第1の記録方法により記録した場合の最大インク使用
    量が被記録材の種類に対応したインク許容量以下である
    場合に、前記第1の記録方法または第2の記録方法を選
    択する請求項2記載の記録装置。
  11. 【請求項11】  前記選択手段は、前記記録手段の選
    択を、入力画像の特性に応じて行うものである請求項1
    記載の記録装置。
  12. 【請求項12】  入力画像の特性検出手段を備えてい
    る請求項11記載の記録装置。
  13. 【請求項13】  入力画像の特性検出手段は、入力画
    像の最大レベル検出手段を含む請求項12記載の記録装
    置。
  14. 【請求項14】  入力画像の特性検出手段は、入力画
    像の必要階調数算出手段を含む請求項12記載の記録装
    置。
  15. 【請求項15】  被記録材の種類を判別する手段を備
    えている請求項1記載の記録装置。
  16. 【請求項16】  前記記録手段は、熱エネルギ−を利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギ−を発生するための電気熱変換体を備
    えているインクジェット記録ヘッドである請求項1記載
    の記録装置。
  17. 【請求項17】  前記インクジェット記録ヘッドは、
    前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギ−によ
    り生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる
    圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させるも
    のである請求項16記載の記録装置。
  18. 【請求項18】  前記濃色記録手段と淡色記録手段を
    備えている請求項1乃至17のいずれかに記載の記録装
    置。
  19. 【請求項19】  請求項1乃至18のいずれかに記載
    の記録装置を備えた複写機。
  20. 【請求項20】  請求項1乃至18のいずれかに記載
    の記録装置を備えたファクシミリ装置。
  21. 【請求項21】  請求項1乃至18のいずれかに記載
    の記録装置を備えたワ−ドプロセッサ。
  22. 【請求項22】  請求項1乃至18のいずれかに記載
    の記録装置を備えたコンピュ−タ。
  23. 【請求項23】  被記録材上にインクを吐出する同系
    色の濃色記録手段と前記濃色記録手段とは別個の淡色記
    録手段を用いて記録を行う記録装置であって、濃色記録
    手段と淡色記録手段を用いた複数の記録方法の中から、
    被記録材上に吐出するインク量が被記録材の種類に対応
    したインク許容量を越えない記録方法を選択するととも
    に、他の記録条件に応じた記録方法を任意に選択可能な
    選択手段を備えることを特徴とする記録装置。
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