JPH04332630A - 押出機による直接成形方法及びその装置 - Google Patents

押出機による直接成形方法及びその装置

Info

Publication number
JPH04332630A
JPH04332630A JP3198972A JP19897291A JPH04332630A JP H04332630 A JPH04332630 A JP H04332630A JP 3198972 A JP3198972 A JP 3198972A JP 19897291 A JP19897291 A JP 19897291A JP H04332630 A JPH04332630 A JP H04332630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extruder
resin
mold clamping
clamping device
recycled material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3198972A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Oshitani
孝治 忍谷
Kazuyuki Nakamura
和之 中村
Shigeki Inoue
茂樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP3198972A priority Critical patent/JPH04332630A/ja
Publication of JPH04332630A publication Critical patent/JPH04332630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押出機による直接成形
方法及びその装置に関し、詳細には、押出機から押出さ
れる樹脂を溶融状態で型締装置に供給し成形品に成形す
る方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】押出機による直接成形技術は、押出機か
ら押出される樹脂をペレツト化することなく型締装置に
直接供給し成形品に成形することから、多量の原料を必
要とする大型成形品の大量生産に一般に採用されており
、例えば図4に示す直接成形装置が知られている。図に
示す直接成形装置80は、成形時に押出機81のホツパ
ー82に原料を投入し、この原料を押出機のシリンダ8
3内で混練溶融し所定の樹脂に生成し、この樹脂を溶融
状態で型締装置84に供給する。型締装置84に供給さ
れた樹脂は、アキユムレータ85に流入しピストン86
を押下げて貯留され、貯留量が所定量に達した時にアキ
ユムレータのピストン86を油圧シリンダ87により押
上げ射出される。そして、注入通路88を通り型締装置
本体89の金型90内に注入され、成形品Wに成形され
る。アキユムレータ85から型締装置本体89に注入す
る際には、供給管91に設けられた切換弁92を切換え
、アキュムレータ85から高圧で射出される樹脂が押出
機81側に逆流しないようになつている。その際、押出
機81からは引続いて溶融状態の樹脂が押出されており
、この樹脂は余剰樹脂として切換弁92を通り排出管9
3に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記直接成形技術によ
れば、押出機81を一成形サイクル毎に停止することが
できないため、型締装置84の成形作動中に押出機81
から押出される樹脂が余剰樹脂となり、排出管93に排
出し廃棄されており、材料の無駄が多いという問題点が
ある。
【0004】そこで、押出機に複数台の型締装置を連結
し、各型締装置に交互に供給することが提案されている
。しかし、型締装置のいずれかが故障停止した時には、
押出機の運転条件を変更し押出量を減少するか、又は停
止しなければならない。運転条件を変更する場合には、
樹脂の物性が変化しない範囲内でなければならず、押出
量を過度に減少することができないことがあり、成形に
必要とされる以上の樹脂は余剰樹脂として外部に排出し
廃棄することになる。押出機を停止する場合には、急停
止すると押出機内の樹脂が異常加熱され物性が変化し、
押出機の内部清掃が必要になる恐れがあるため、緩やか
に停止しなければならない。そのため、その間に押出さ
れる樹脂は、余剰樹脂として外部に排出し廃棄すること
になる。また、再起動時には、樹脂の物性が安定するま
でに長時間を要するため、稼動率が低下するとともに、
その間に押出される樹脂が無駄になる等の問題点がある
。特に、二軸押出機により多成分の原料を混練溶融し所
定の樹脂を生成する反応押出成形(ポリマアロイ成形)
については、二軸押出機の回転数、温度、押出量等の運
転条件により反応状態が微妙に変化し樹脂の物性が変化
し易いため、型締装置の故障停止時には上記問題点がよ
り顕著に現れる恐れがある。
【0005】ところで、成形品中には形状不良のものが
あり、これらはすべて廃棄されているが、材質に欠陥の
ないものについては再利用し、材料の無駄を減少するこ
とが要望されている。
【0006】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たものであり、その課題は、材料を有効利用するととも
に、稼動率の低下を抑制し得る押出機による直接成形方
法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、本発明では、押出機で原料を混練溶融して所定の樹脂
を生成し、この樹脂を溶融状態で型締装置に供給し成形
品に成形する直接成形方法において、押出機から押出さ
れる余剰樹脂を粒子状の再生材に形成し、この再生材を
通常運転時に押出機に投入し上記所定の樹脂と混練溶融
するようなつている。上記余剰樹脂を薄板状に形成し、
この薄板状の樹脂を粉砕して粒子状の再生材に形成して
もよい。材質に欠陥のない形状不良の成形品を粉砕して
粒子状の再生材に形成し、この再生材を通常運転時に上
記余剰樹脂を粒子状の再生材にしたものと一緒に押出機
に投入してもよい。また、押出機を二軸押出機とし、型
締装置を複数台の型締装置とし、押出機から押出される
樹脂を各型締装置に交互に供給するようにしてもよい。 さらに、型締装置として1台の型締装置本体に複数台の
アキユムレータを並列に付設したものを使用し、押出機
から押出される樹脂を各アキユムレータに交互に供給す
るようにしてもよい。
【0008】本発明の直接成形装置については、押出機
から押出された余剰樹脂を粒子状の再生材に形成するペ
レタイザーと、この再生材を通常運転時に上記所定の樹
脂と混練溶融するように押出機に投入する再生材供給手
段とを備えている。上記ペレタイザーに替えて、押出機
から押出された余剰樹脂を薄板状に形成する成形ノズル
と、この薄板状の樹脂を粒子状に形成する粉砕機とを備
えていてもよい。再生材供給手段は、材質に欠陥のない
形状不良の成形品を粉砕して粒子状の再生材に形成する
粉砕機を備えていてもよい。また、押出機は二軸押出機
で、型締装置は複数台の型締装置であり、押出機で生成
した所定の樹脂を各型締装置に交互に供給するようにし
てもよい。さらに、型締装置は1台の型締装置本体に複
数台のアキユムレータを並列に付設したものであり、押
出機から押出される樹脂を各アキユムレータに交互に供
給するようにしてもよい。
【0009】
【作用】本発明によれば、1台の型締装置で成形する場
合には、起動時、停止時、型締装置の成形作動時等にお
いて押出機から余剰樹脂が押出されるが、この余剰樹脂
をペレタイザーにより、又は成形ノズルで薄板状に形成
し、この薄板状の樹脂を粉砕機で粉砕することにより粒
子状の再生材に形成する。そして、この再生材を通常運
転時に再生材供給手段により所定割合で押出機に投入し
、押出機で生成する所定の樹脂に混練溶融し、型締装置
に供給して成形品に再利用する。また、材質に欠陥のな
い形状不良の成形品を粉砕機で粉砕して粒子状の再生材
に形成し、この再生材を通常運転時に再生材供給手段に
より上記余剰樹脂の再生材と一緒に押出機に投入し、上
記と同様にして成形品に再利用する。
【0010】一方、複数台の型締装置で成形する場合に
は、各型締装置をバツチ運転し、押出機から押出される
樹脂を交互に供給して成形品を成形する。型締装置の故
障停止時には、押出機内の樹脂の物性が変化しないよう
に押出機の運転条件を変更する。そして、余剰樹脂が生
じた時には、上記と同様にして粒子状の再生材に形成し
、通常運転時に押出機に投入し再利用する。起動時、停
止時等における余剰樹脂についても、同様にして再利用
する。
【0011】また、1台の型締装置本体に複数台のアキ
ユムレータを付設した型締装置を使用する場合には、ア
キユムレータの故障時に上記複数台の型締装置で成形す
る場合と同様にして余剰樹脂を処理する。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。図1は
第1実施例を概念的に説明する説明図である。図1に示
す直接成形装置1は、押出機2から押出される樹脂を溶
融状態で第1型締装置3と第2型締装置4に交互に供給
して成形品に成形するようになつている。
【0013】押出機2は、多成分の原料を混練溶融し所
定の樹脂(熱可塑性樹脂)を生成する二軸押出機で、シ
リンダ5の外周に第1ホツパー6、第2ホツパー7及び
第3ホツパー8が設けられ、第1ホツパー6に原料Aを
第1定量フイーダ9で投入するとともに原料Bを投入し
、第2ホツパー7に原料Cを第2定量フイーダ10で投
入し、第3ホツパー8に後述する再生材42、47を第
3定量フイーダ11で投入するようになつている。各ホ
ツパー6、7、8の配置は、原料Aと原料Bとが混練溶
融した後に原料Cが合流し、これらが混練溶融して所定
の樹脂を生成し、しかる後に再生材42、47が合流し
混練溶融するようになつている。シリンダ5の先端部に
はギヤポンプ12が設けられており、このギヤポンプ1
2によりシリンダ5内で生成した樹脂を押出し、各型締
装置3、4に交互に供給するようになつている。
【0014】各型締装置3、4は、アキユムレータ13
、23と型締装置本体14、24とを備え、押出機2か
ら押出された樹脂がアキユムレータ13、23に流入し
ピストン15、25を押上げて貯留し、貯留量が所定量
に達した時に油圧シリンダ16、26が作動しピストン
15、25を押下げ、シヤツトオフ弁17、27が設け
られた注入通路18、28を通り型締装置本体の金型1
9、29内に注入し、成形品Wに成形するようになつて
いる。型締装置本体14、24は、型開きした状態で樹
脂を注入し、しかる後に型閉して成形するスタンピング
成形法、又は型閉した状態で樹脂を注入し成形する射出
成形法のいずれでも成形し得るようになつている。なお
、スタンピング成形する際には、金型19、29内の樹
脂が逆流しないようにシヤツトオフ弁17、27を閉じ
、射出成形する際には、アキユムレータ13、23から
樹脂を高圧で射出するようになつている。
【0015】押出機2と各型締装置3、4とは、第1供
給管30と第2供給管31又は第3供給管32で連結さ
れている。第1供給管30には第1切換弁33と第2切
換弁34が設けられている。第1切換弁33は、第1供
給管30と主排出管35との連結を切換えるもので、起
動時、停止時、第1又は第2の型締装置3、4の故障停
止時等に押出機2から押出される余剰樹脂を主排出管3
5に排出するように切換作動するようになつている。第
2切換弁34は、第1供給管30と第2供給管31及び
第3供給管32との連結を切換えるもので、通常運転時
に交互に切換えるようになつている。第2供給管31に
は、第1型締装置3の成形作動中にアキユムレータ13
から射出される樹脂が押出機2側に逆流しないように、
第1型締装置3と押出機2間を遮断する第3切替弁36
が設けられている。第3供給管32にも同様に第4切換
弁37が設けられている。第2及び第3の供給管31、
32は、一部がフレキシブルパイプで形成され、熱変形
や押出機2と各型締装置3、4との位置ずれを許容する
ようになつている。
【0016】主排出管35には、第5切換弁38を介し
て副排出管39と外部排出管40が連結されている。第
5切換弁38は、起動時、停止時、第1又は第2の型締
装置3、4の故障停止時等に押出機2から押出される余
剰樹脂を副排出管39に排出し、余剰樹脂の物性が不安
定な場合には外部排出管40に排出するように切換作動
するようになつている。副排出管39にはペレタイザー
41が連結されており、このペレタイザー41により副
排出管39に流入する上記余剰樹脂をペレツト化して粒
子状の再生材42に形成し、この再生材42をコンベア
43で水切り、乾燥した後、第1貯留容器44に収納す
るようになつている。なお、各供給管30、31、32
及び各排出管35、39、40は、押出機2から押出さ
れる樹脂が所定の溶融状態を維持し得るように調温され
ている。
【0017】第1貯留容器44には、第3定量フイーダ
11に再生材42を供給する再生材供給管45が連結さ
れている。この再生材供給管45には、例えば送風機等
の吸引装置(図示せず)が連結されており、再生材42
を吸引し第3定量フイーダ11に空気輸送するようにな
つている。また、再生材供給管45は、材質に欠陥のな
い形状不良の成形品W1を粉砕機46で粉砕し粒子状の
再生材47に形成し、この再生材47を収納する第2貯
留容器48に連結されており、第2貯留容器48内の再
生材47をも第3定量フイーダ11に供給するようにな
つている。なお、再生材供給管45による再生材42、
47の供給は、第3定量フイーダ11で第3ホツパー8
に投入する時に不足しないように行うようになつている
。第3定量フイーダ11による供給は、通常運転時に押
出機2で生成する所定の樹脂の物性に影響を与えない所
定割合で供給するようになつている。
【0018】次に、本実施例の作用を変性ナイロン(ナ
イロン/PPO系)製の成形品を成形する場合について
説明する。起動時、押出機2の第1ホツパー6に原料A
であるポリオレフイン樹脂と原料Bである有機酸相溶剤
を投入し、第2ホツパー7に原料Cであるナイロンを投
入する。押出機2のシリンダ5内では、まず原料Aと原
料Bとが混練分散し変性ポリオレフインを生成し、次い
でこの変性ポリオレフインに原料Cであるナイロンが合
流し、混練溶融して所定の樹脂である変性ナイロンを生
成する。生成する樹脂の物性が安定するまでの間、押出
機2から押出される樹脂は未混練状態のものを含んでい
るが、余剰樹脂として第1切換弁33を介して主排出管
35に排出され、第5切換弁38を介して副排出管39
に排出される。そして、ペレタイザー41でペレツト化
し粒子状の再生材42に形成し、これをコンベア43で
水切り、乾燥した後に第1貯留容器44に収納する。
【0019】生成する樹脂の物性が安定した後に第1切
換弁33を切換えると、押出機2から押出される樹脂は
第1供給管30、第2切換弁34、第2供給管31を通
り第1型締装置3に供給される。第1型締装置3に供給
された樹脂は、アキユムレータ13に流入しピストン1
5を押上げる。そして、貯留量が所定量に達した時に、
第3切換弁36を作動し押出機2との連通を遮断すると
ともに、油圧シリンダ16を作動しピストン15を押下
げ、樹脂を射出する。射出された樹脂は、注入通路18
を通り型締装置本体14の金型19内に注入される。そ
の際、型締装置本体14は型閉状態であり、金型19内
に注入された樹脂が冷却固化し成形品Wに成形され、し
かる後に型開し成形品Wを取り出す。一方、第1型締装
置3の成形作動中には、第1供給管30と第3供給管3
2とが連通するように第2切換弁34が切換られており
、押出機2から押出される樹脂は第1供給管30、第2
切換弁34、第3供給管32を通り第2型締装置4に供
給される。以後、第2切換弁34を切換ることにより、
各型締装置3、4に交互に供給し、成形品Wを成形する
ことになる。
【0020】一方の型締装置、例えば第1型締装置3が
故障停止した時には、押出機2の運転条件を緩やかに変
更し押出量を減少し、第2切換弁34を第1供給管30
と第3供給管32とが連通するように保持する。そして
、第2型締装置4の成形作動中には、第1切換弁33を
切換て押出機2と主排出管35とを連通し、第5切換弁
38を切換て主排出管35と副排出管39を連通し、余
剰樹脂を第1切換弁33、主排出管35、第5切換弁3
8を通り副排出管39に排出し、ペレタイザー41によ
り粒子状の再生材42に形成し、第1貯留容器44に収
納する。
【0021】第1型締装置3を修復した後においては、
押出機2の運転条件を緩やかに変更し押出量を増加する
。そして、通常運転状態になつた時に第1切換弁33を
作動して第1供給管30と主排出管35との連通を断ち
、第2切換弁34を作動し上記と同様に各型締装置3、
4に交互に供給する。その際、各貯留容器44、48内
の再生材42、47を再生材供給管45を通り第3定量
フイーダ11に供給し、第3定量フイーダ11により第
3ホツパー8に投入し、押出機2で生成される所定の樹
脂に混練溶融する。なお、第2貯留容器48内の再生材
47は、材質に欠陥のない形状不良の成形品W1を随時
粉砕機46で粉砕して形成されている。
【0022】直接成形装置1を停止する時には、押出機
2は二軸押出機であるため緩やか停止するが、その間に
押出される余剰樹脂は、上記と同様にしてペレタイザー
41で粒子状の再生材42に形成される。
【0023】上記のように本実施例によれば、2台の型
締装置3、4を使用して成形するため、通常運転時には
押出機2から押出される樹脂を外部に排出することなく
各型締装置3、4により成形品Wに成形することができ
る。起動時、停止時、一方の型締装置の故障停止時等に
は余剰樹脂が生じるが、これらはペレタイザー41によ
り粒子状の再生材42に形成することにより、成形品W
に再利用できる。成形品Wが形状不良であつても材質に
欠陥のないものは、粉砕機46で粉砕し粒子状の再生材
47に形成することにより、成形品Wに再利用できる。 従って、材料を無駄にすることなく有効に利用すること
が可能になつた。
【0024】また、一方の型締装置の故障停止時には、
押出機が二軸押出機であり運転条件が狭くしかも緩やか
に変更しなければならないため大量の余剰樹脂が生じる
が、上記のように余剰樹脂を再利用できるため、押出機
を継続して運転することができる。従って、従来のよう
に押出機を停止し再起動する必要がないため、それだけ
装置全体としての稼動率の低下を防止することが可能に
なつた。
【0025】次に、図2は第2実施例の要部を概念的に
説明する説明図である。この実施例の直接成形装置は、
余剰樹脂の処理手段を除いては第1実施例と同様であり
、副排出管39に成形ノズル50が設けられている。 この成形ノズル50で余剰樹脂を薄板状に成形し、この
薄板状の樹脂をカツター51で所定長に切断し板状再生
材52に形成する。この板状再生材52を水槽53に入
れて冷却し、コンベヤ54で水切り、乾燥した後に形状
不良の成形品W1とともに粉砕機55で粉砕して粒子状
の再生材56に形成し第3貯留容器57に収納するよう
になつている。
【0026】また、図3は第3実施例の要部を概念的に
説明する説明図である。この実施例の直接成形装置は、
1台の型締装置60で成形するようになつている。この
型締装置60は、1台の型締装置本体61に2台のアキ
ユムレータ62、63を並列に付設したもので、型締装
置本体61と各アキユムレータ62、63とは第1注入
通路64、第2注入通路65及び主注入通路66とで連
結されている。第1注入通路64と第2注入通路65と
は、切換弁67を切換作動することにより交互に主注入
通路66に連通するようになつており、各アキユムレー
タ62、63の油圧シリンダ68、69を作動しピスト
ン70、71を押下げることにより樹脂を射出し、シヤ
ツトオフ弁72を介して金型73に注入するようになつ
ている。なお、図3において、図1におけると同一の符
号は同一の機能部材を示す。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、押出機から押出される
余剰樹脂を粒子状の再生材に形成し、この再生材を通常
運転時に押出機に投入し、原料を混練溶融して生成した
所定の樹脂と混練溶融することにより、材料を有効に利
用することが可能になつた。また、複数台の型締装置又
は1台の型締装置本体に複数台のアキユムレータを付設
した型締装置を使用する場合には、その一部が故障停止
したとしても上記のように余剰樹脂を再利用することが
できるため、樹脂の物性が変化しないように押出機の運
転条件を変更することにより押出機の運転を継続するこ
とができる。これにより、従来のように押出機を停止し
再起動する必要がなく、稼動率の低下を抑制し、しかも
、押出機の停止及び再起動により発生する物性不良の樹
脂の発生を抑制することができ、材料の無駄を防止する
ことが可能になつた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明する概念的な説明図
である。
【図2】本発明の第2実施例の要部を説明する概念的な
説明図である。
【図3】本発明の第3実施例の要部を説明する概念的な
説明図である。
【図4】従来の直接成形技術を説明する概念的な説明図
である。
【符号の説明】
1  直接成形装置 2  押出機 3  第1型締装置 4  第2型締装置 8  第3ホツパー 11  第3定量フイーダ 41  ペレタイザー 42  粒子状の再生材 45  再生材供給管 46  粉砕機 47  粒子状の再生材 50  成形ノズル 55  粉砕機 56  粒子状の再生材 60  型締装置 61  型締装置本体 62  アキユムレータ 63  アキユムレータ W    成形品 W1  形状不良の成形品

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  押出機で原料を混練溶融して所定の樹
    脂を生成し、この樹脂を溶融状態で型締装置に供給し成
    形品に成形する直接成形方法において、押出機から押出
    される余剰樹脂を粒子状の再生材に形成し、この再生材
    を通常運転時に押出機に投入し上記所定の樹脂と混練溶
    融することを特徴とする押出機による直接成形方法。
  2. 【請求項2】  押出機で原料を混練溶融して所定の樹
    脂を生成し、この樹脂を溶融状態で型締装置に供給し成
    形品に成形する直接成形方法において、押出機から押出
    される余剰樹脂を薄板状に形成し、この薄板状の樹脂を
    粉砕して粒子状の再生材に形成し、この再生材を通常運
    転時に押出機に投入し上記所定の樹脂と混練溶融するこ
    とを特徴とする押出機による直接成形方法。
  3. 【請求項3】  材質に欠陥のない形状不良の成形品を
    粉砕して粒子状の再生材に形成し、この再生材を通常運
    転時に押出機に投入し上記所定の樹脂と混練溶融する請
    求項1又は2記載の押出機による直接成形方法。
  4. 【請求項4】  押出機は二軸押出機で、型締装置は複
    数台の型締装置であり、押出機から押出される樹脂を各
    型締装置に交互に供給するようにした請求項1、2又は
    3記載の押出機による直接成形方法。
  5. 【請求項5】  型締装置は1台の型締装置本体に複数
    台のアキユムレータを並列に付設してなり、押出機から
    押出される樹脂を各アキユムレータに交互に供給するよ
    うにした請求項1、2又は3記載の押出機による直接成
    形方法。
  6. 【請求項6】  押出機で原料を混練溶融して所定の樹
    脂に生成し、この樹脂を溶融状態で型締装置に供給し成
    形品に成形する直接成形装置において、押出機から押出
    される余剰樹脂を粒子状の再生材に形成するペレタイザ
    ーと、この再生材を通常運転時に上記所定の樹脂と混練
    溶融するように押出機に投入する再生材供給手段とを備
    えることを特徴とする押出機による直接成形装置。
  7. 【請求項7】  押出機で原料を混練溶融して所定の樹
    脂に生成し、この樹脂を溶融状態で型締装置に供給し成
    形品に成形する直接成形装置において、押出機から押出
    される余剰樹脂を薄板状に形成する成形ノズルと、この
    薄板状の樹脂を粒子状の再生材に形成する粉砕機と、こ
    の再生材を通常運転時に上記所定の樹脂と混練溶融する
    ように押出機に投入する再生材供給手段とを備えること
    を特徴とする押出機による直接成形装置。
  8. 【請求項8】  再生材供給手段は、材質に欠陥のない
    形状不良の成形品を粉砕して粒子状の再生材に形成する
    粉砕機を備えている請求項6又は7記載の押出機による
    直接成形装置。
  9. 【請求項9】  押出機は二軸押出機で、型締装置は複
    数台の型締装置であり、押出機から押出される樹脂を各
    型締装置に交互に供給するようにした請求項6、7又は
    8記載の押出機による直接成形装置。
  10. 【請求項10】  型締装置は1台の型締装置本体に複
    数台のアキユムレータを並列に付設してなり、押出機か
    ら押出される樹脂を各アキユムレータに交互に供給する
    ようにした請求項6、7又は8記載の押出機による直接
    成形装置。
JP3198972A 1991-05-07 1991-05-07 押出機による直接成形方法及びその装置 Pending JPH04332630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3198972A JPH04332630A (ja) 1991-05-07 1991-05-07 押出機による直接成形方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3198972A JPH04332630A (ja) 1991-05-07 1991-05-07 押出機による直接成形方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04332630A true JPH04332630A (ja) 1992-11-19

Family

ID=16399994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3198972A Pending JPH04332630A (ja) 1991-05-07 1991-05-07 押出機による直接成形方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04332630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019044139A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 コニカミノルタ株式会社 熱可塑性樹脂組成物の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019044139A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 コニカミノルタ株式会社 熱可塑性樹脂組成物の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101427816B1 (ko) 플라스틱 재료를 사출 성형하기 위한 방법 및 장치
US5332308A (en) Process and apparatus for production of plastics containing additives
US5556039A (en) Crushing machine apparatus and a method for cleaning the crushing machine apparatus
JP4166823B2 (ja) 溶融熱可塑性ポリマーの成形機への分配装置及び分配方法
KR20120065882A (ko) 사출 잔여수지 재활용장치
JPH04332630A (ja) 押出機による直接成形方法及びその装置
US20030211197A1 (en) Method of making formed bodies containing active ingredients
JP2771512B2 (ja) 溶融可塑材の射出成形方法と装置
KR20120065881A (ko) 수지 재활용을 위한 용융압출유닛
JP5775343B2 (ja) 高発泡プラスチック成型体のリサイクル方法
RU98971U1 (ru) Устройство для переработки термопластов
KR0175915B1 (ko) 폐 발포 폴리스티렌 재생장치
JP2001179808A (ja) 発泡物連続成形方法およびその装置
JP2613692B2 (ja) 熱可塑性樹脂成形品の製造方法及び装置
US20090266276A1 (en) Method for producing transport pallets from plastic
KR100411955B1 (ko) 폐 발포 폴리스티렌 자동 재생 장치 및 방법
WO2023248570A1 (ja) 樹脂処理装置、樹脂ペレットの製造方法および樹脂材料の処理方法
CN218256382U (zh) 一种熔体输送系统及包含其的直接配混成型模塑制品装置
CN218227611U (zh) 一种在线配混模塑成型装置
JP4332675B2 (ja) 樹脂成型機で樹脂材料を供給し気体を遮断する方法および装置
CN212602960U (zh) 用复合材料制备注塑产品的生产设备
JPH05338008A (ja) 難混練性材料の押出成形方法及びその成形装置
CN218256383U (zh) 一种熔体输送系统及包含其的直接配混成型模塑制品装置
KR960012430B1 (ko) 재생폐비닐 사출성형장치
US20220324145A1 (en) Plasticizing unit for a shaping machine and method for operating of such one