JPH0432890Y2 - - Google Patents

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JPH0432890Y2
JPH0432890Y2 JP13069287U JP13069287U JPH0432890Y2 JP H0432890 Y2 JPH0432890 Y2 JP H0432890Y2 JP 13069287 U JP13069287 U JP 13069287U JP 13069287 U JP13069287 U JP 13069287U JP H0432890 Y2 JPH0432890 Y2 JP H0432890Y2
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compost
shaft
conveyor device
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floor conveyor
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車体に載架した堆肥箱の床部に配設
した床コンベア装置と、堆肥箱の後方の開口部に
装着したビータとを互いに連動させて正逆回転さ
せることにより、堆肥の積込みと散布との双方を
行う積込み・散布兼用マニアスプレツダにおける
駆動装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第7図は、散布専用の従来のマニアスプレツダ
M′の動力の伝達経路を示す図であり、第8図は
堆肥の散布時におけるマニアスプレツダM′の側
面図である。
車体51に設けられた入力軸52には、トラク
タのPTO軸からの動力が入力され、入力軸52
に入力された動力は主軸53に伝達され、主軸5
3に伝達された動力は、ギヤーボツクス54内に
設けたベベルギヤーによつて主軸53と直交する
中間軸55に伝達される。
車体51には堆肥箱56が載架され、堆肥箱5
6の床部には積込まれた堆肥57を後方に搬送す
るための床コンベア装置58が配設され、堆肥箱
56の後方の開口部には堆肥57を散布するため
のビータ59が装着されている。
床コンベア装置58は、堆肥箱56の前後端部
の床部に支承した前軸61及び後軸62の間に搬
送チエーン63を掛け渡したもので、搬送チエー
ン63の上側は堆肥箱56の床板64の上方に配
置されており、その下側は床板64の下方に配置
されている。
中間軸55に伝達された動力は、チエーン65
を介してビータ59の回転軸66に伝達されてビ
ータ59を回転させると共に、減速装置67を介
して床コンベア装置58の後軸62に伝達されて
床コンベア装置58を走行させている。
このため、床コンベア装置58の後軸62が駆
動軸となつているので、床板64の上方に位置し
ている搬送チエーン63の上側が引張り側とな
り、これにより積込まれた堆肥を後方に搬送する
搬送力を大きくしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 床コンベア装置とビータとを連動させながら正
逆回転させることにより、堆肥の積込みと散布と
を兼用したマニアスプレツダが開発されている。
この種のマニアスプレツダにおいては、堆肥の
積込み時の方が散布時よりも大きな動力を必要と
する。これは、堆肥の積込み時においては、ビー
タによつて堆積堆肥を切上げて堆肥箱に積込み、
積込まれた堆肥を床コンベア装置によつて前方に
搬送しており、堆肥の積込み量が多くなつてその
先頭部が堆肥箱の前部に設けられた傾斜板(第8
図で68で示される板)に当たると、以後先頭部
の堆肥を傾斜板に沿つて押し上げなければなら
ず、このため積込まれた堆肥の先頭部が傾斜板に
当たつた時点を境にして床コンベア装置の負荷が
急激に大きくなるためである。
よつて、積込みと散布とを兼用したマニアスプ
レツダにおいては、散布時よりも積込み時におい
て床コンベア装置の必要動力が大きくなり、本考
案はこの点に着目してなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、車体に載架した堆肥箱の前後端部の
床部にそれぞれ前軸及び後軸を該堆肥箱の幅方向
に沿つて支承し、この前軸と後軸との間に搬送チ
エーンを掛け渡した床コンベア装置と、堆肥箱の
後方の開口部に装着したビータとを有し、正逆回
転装置を介して床コンベア装置、及びビータに回
転動力を伝達して堆肥の積込みと散布とを行う構
成の積込み・散布兼用マニアスプレツダにおい
て、前記床コンベア装置の前軸を駆動軸にし、堆
肥の積込み時に搬送チエーンの上側が引張り側と
なるようにしたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
第1図は、本考案に係わる積込み・散布兼用マ
ニアスプレツダM1の動力伝達経路を示す図であ
り、第2図は、正逆回転装置Aの構成を示す図、
第3図ないし第5図は、本考案の作用を説明する
ための図である。
車体1には堆肥箱2(第3図参照)が載架さ
れ、この堆肥箱2の床部には後述のビータ4によ
つて切上げた堆肥3を前方に搬送したり、或いは
積込まれている堆肥3を後方に搬送するための床
コンベア装置Cが配設され、堆肥箱2の後方の開
口部には堆肥の積込みと散布とを行うためのビー
タ4が装着されている。
堆肥箱2の前後端部の床部には該堆肥箱2の幅
方向に沿つて前軸5及び後軸6がそれぞれ支承さ
れ、床コンベア装置Cは、この前軸5及び後軸6
の間に搬送チエーン7を掛け渡した構成である。
搬送チエーン7の上側及び下側は、それぞれ堆肥
箱2の床板8の上方及び下方に配置されている。
搬送チエーン7は、所定の間隔をおいて配置した
一対の無端状のチエーンを多数本の搬送板9で連
結したものである。
堆肥箱2の前端部には傾斜板10が取付けられ
ている。
車体の前側に正逆回転装置A及び減速装置Bが
取付けられている。
マニアスプレツダM1を牽引するトラクタの
PTO軸からユニバーサルジヨイント(いずれも
図示せず)を介して正逆回転装置Aの入力軸11
に動力が伝達される。正逆回転装置Aの第1の出
力軸13と、堆肥箱2の側方に支承された第1の
伝動軸15とがチエーン16で連結され、第1の
伝動軸15と第2の伝動軸17とがベベルギヤー
18を介して連結され、第2の伝動軸17とビー
タ4の回転軸19とがチエーン20で連結されて
ビータ4が設定の方向に回転されるようになつて
いる。
一方、正逆回転装置Aの第2の出力軸14と、
減速装置Bの入力軸21とがチエーン22で連結
され、減速装置Bの出力軸23と床コンベア装置
Cの前軸5とがチエーン24で連結されて前軸5
が駆動回転されるようになつている。
第2図に示されるように、正逆回転装置Aは歯
車装置で構成され、堆肥の散布時には、入力軸1
1の歯車11a、中間軸12の歯車12a、第1
の出力軸13の歯車13a、同じく13b、第2
の出力軸14の歯車14aがこの順序で噛合つて
減速される。堆肥の積込み時には、入力軸11の
歯車11b、第1の出力軸13の歯車13d、同
じく13c、第2の出力軸14に歯車14bがこ
の順序で噛合つて減速される。
堆肥の散布時と積込み時における第1の出力軸
13及び第2の出力軸14の回転方向はいずれも
逆方向である。また、第2の出力軸14の回転数
は、堆肥の散布時よりも積込み時の方が大きくな
つており、これにより堆肥積込み時の床コンベア
装置Cの走行速度を散布時に比較して速くして堆
肥の積込みに要する時間の短縮を図つていると共
に、第1の出力軸13の回転数は、堆肥の積込み
時よりも散布時の方が大きくなつており、これに
より散布時における堆肥の粉砕力を高めると同時
に、散布幅が広くなるようにしてある。
尚、第1図において、25は車体1に対して昇
降自在に取付けられた走行輪、26は正逆回転装
置Aの切替レバーを示す。
堆積堆肥27を堆肥箱2に積込むには、第3図
に示されるように、走行輪25を車体1に対して
上昇させて車体1を下げ、アツプカツト状態で堆
積堆肥27が切上げられるようにビータ4を回転
させると共に、床コンベア装置Cの上方の搬送チ
エーン7が前方に走行するようにしておく。
ビータ4によつて切上げられた堆肥3は該ビー
タ4の回転作用によつて堆肥箱2の後部に放てき
されて床コンベア装置Cの搬送板9により前方に
向かつて搬送される。
床コンベア装置Cは、前軸5が駆動軸となつて
いるので、堆肥3の積込み時においては搬送チエ
ーン7の上側が引張り側となつている。第4図に
示されるように、積込まれる堆肥3の増大によつ
て先頭部の堆肥3が傾斜板10に当たると、以後
堆肥3は徐々に圧縮され始めて床コンベア装置C
の負荷が急激に増大するが、上側の搬送チエーン
7が引張り側となつているため搬送板9による堆
肥3の搬送力が大きくなり、堆肥積込み時におけ
る負荷の増大に対処している。
堆肥箱2に積込まれた堆肥3を散布するには、
第5図に示されるように車体1を正規の高さに戻
して、切替レバー26によつて正逆回転装置Aを
構成している歯車の噛合を変更し、床コンベア装
置C及びビータ4を積込み時と逆方向に走行或い
は回転させる。床コンベア装置Cによつて後方に
搬送されてきた堆肥3はビータ4の回転作用によ
つて、粉砕されながら圃場に散布される。
また、散布時においては堆肥箱に満載にした堆
肥を順次後方に搬送して作業を行うため、堆肥箱
の後方に重心が移動して、トラクタとマニアスプ
レツダとを連結しているヒツチ部に加わる荷重が
小さくなる。これによりトラクタの重量負荷が小
さくなつて牽引力が小さくなるが、床コンベア装
置の前軸を駆動軸としたために、車体の前側に正
逆回転装置、減速装置等の重量物が設けられる。
これにより散布時における堆肥箱の重心が極度に
後方に移動することがなくなつてトラクタの牽引
力が減少するのを防止することができる。
第6図は、油圧によつて床コンベア装置Cの前
軸5とビータ4の回転軸19とを駆動回転する構
成の積込み・散布兼用マニアスプレツダM2の平
面図である。
床コンベア装置Cの前軸5、及びビータ4の回
転軸19にはそれぞれ油圧モータ31,32が取
付けられている。油圧ホース33によつてマニア
スプレツダM2を牽引しているトラクタから圧油
を取出し、正逆回転装置である切替バルブ34を
通してトラクタから取出した圧油を前記油圧モー
タ31,32に供給して、床コンベア装置Cの前
軸5とビータ4の回転軸19とを駆動回転してい
る。切替バルブ34によつて床コンベア装置Cの
前軸5、及びビータ4の回転方向を切替える。
この油圧駆動の場合、油タンク、油圧ポンプ等
の油圧装置をマニアスプレツダM2に装備させ、
油圧ポンプを回転させるための回転動力をトラク
タから取出す構成にしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、車体に載架した堆肥箱の前後端部の
床部にそれぞれ前軸及び後軸を該堆肥箱の幅方向
に沿つて支承し、この前軸と後軸との間に搬送チ
エーンを掛け渡した床コンベア装置と、堆肥箱の
後方の開口部に装着したビータとを有し、正逆回
転装置を介して床コンベア装置、及びビータに回
転動力を伝達して堆肥の積込みと散布とを行う構
成の積込み・散布兼用マニアスプレツダにおい
て、前記床コンベア装置の前軸を駆動軸にし、堆
肥の積込み時に搬送チエーンの上側が引張り側と
なるようにして搬送力を大きくしてあるので、堆
肥の積込み時において生ずる負荷の増大に対処し
て堆肥の積載効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係わる積込み・散布兼用マ
ニアスプレツダM1の動力伝達経路を示す図であ
り、第2図は、正逆回転装置Aの構成を示す図、
第3図ないし第5図は、本考案の作用を説明する
ための図、第6図は、油圧駆動による本考案に係
わる積込み・散布兼用マニアスプレツダM2の平
面図、第7図は、散布専用の従来のマニアスプレ
ツダM′の動力の伝達経路を示す図であり、第8
図は堆肥の散布時におけるマニアスプレツダ
M′の側面図である。 主要部分の符号の説明、A……正逆回転装置、
B……減速装置、C……床コンベア装置、M1
M2……積込み・散布兼用マニアスプレツダ、1
……車体、2……堆肥箱、3……積込まれた堆
肥、4……ビータ、5……前軸、6……後軸、7
……搬送チエーン、8……床板、9……搬送板、
10……傾斜板、34……切替バルブ(正逆回転
装置)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に載架した堆肥箱の前後端部の床部にそれ
    ぞれ前軸及び後軸を該堆肥箱の幅方向に沿つて支
    承し、この前軸と後軸との間に搬送チエーンを掛
    け渡した床コンベア装置と、堆肥箱の後方の開口
    部に装着したビータとを有し、正逆回転装置を介
    して床コンベア装置、及びビータに回転動力を伝
    達して堆肥の積込みと散布とを行う構成の積込
    み・散布兼用マニアスプレツダにおいて、前記床
    コンベア装置の前軸を駆動軸にし、堆肥の積込み
    時に搬送チエーンの上側が引張り側となるように
    したことを特徴とする積込み・散布兼用マニアス
    プレツダにおける駆動装置。
JP13069287U 1987-08-27 1987-08-27 Expired JPH0432890Y2 (ja)

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JP13069287U JPH0432890Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

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JP13069287U JPH0432890Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

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Publication Number Publication Date
JPS6434914U JPS6434914U (ja) 1989-03-03
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