JPH04327845A - 下顎運動機能再整器及び位置決めセツト器具 - Google Patents

下顎運動機能再整器及び位置決めセツト器具

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JPH04327845A
JPH04327845A JP3122956A JP12295691A JPH04327845A JP H04327845 A JPH04327845 A JP H04327845A JP 3122956 A JP3122956 A JP 3122956A JP 12295691 A JP12295691 A JP 12295691A JP H04327845 A JPH04327845 A JP H04327845A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下顎運動機能再整器及
び位置決めセット器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願発明の発明者が先に、特公昭51−
42874号として提案した機能的咬合器は、図10乃
至図11に示すように構成していた。即ち、下顎模型H
を固定する基台Aの一端に固定した門型支柱Bの両側よ
り突出している顆頭に相当する球頭C,Cを有する球頭
支柱D,Dを夫々コイルスプリングEの弾発力で常時上
方に押上げるように設け、門型支柱Bの上面に両側に即
硬性材料を充填する皿状盤F,F´と基台の先端に皿状
盤Iとを設ける。  一方、上顎模型Gを固定する回動
枠Jの両側袖片K,K´にスタイラスL,L´を垂下し
、回動枠Jの先端にスタイラスMを垂下させ、袖片K,
K´の一部に前記球頭C,Cに係合する係合する係合用
空間N,N´を設け、回動枠Jを前歯臼歯が共に摺れる
範囲に移動させ、前方の中心咬合位における記録を各ス
タイラスL,L´,Mにより各皿状盤F,F´,Iの即
硬性材料に表現するようになっている。
【0003】又、後方の中心咬合位については前記係合
用空間N,N´の夫々一部に垂直方向に回動できるよう
に設けた回動間隔片O,O´を垂下させて係合用空間N
,N´を広くして球頭Cの後方移動を可能にして前記前
方の中心咬合位と同時期に、各スタイラスL,L´,M
で即硬性材料上に記録するようになっている。前記の運
動範囲を越えて動く場合には螺子P,Pで球頭支柱D,
Dを動かないように固定し、皿状盤Iの近傍に設けた案
内装置Qにある傾斜自在の案内突条Rと別のスタイラス
Sと前記係合空間にN,N´に設けた傾斜台Tと案内片
U及び球頭Cにより案内するように構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の咬合器にあ
っては、表現不可能であった前方及び後方中心咬合位が
表現可能になったが、それを越える範囲については傾斜
自在であっても単一平面としての二次元の動きとしてと
らえることにより、実際の患者の下顎運動を正しく表現
できなかった。そこで、本発明においては上顎模型を固
定する上支持板を自由に運動できるようにして下顎運動
を正しく表現できる下顎運動機能再整器を提供するのが
目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、前方に一つの受皿を、後方に2つの受皿を
夫々3角形状をなすように下支持板上に固定し、下支持
板と対向する上支持板に、前記受皿に充填した即硬性材
料に浸す前方描記針と両後方描記針を高さ調整して固定
し、蝶番で開閉できるように取付けた上スプリングと下
スプリングの端部を夫々上支持板の両側と下支持板の両
側とに固定した下顎運動機能再整器を構成したものであ
る。
【0006】又、蝶番に上側を開放したコ字形の上スプ
リング連結管と、下側を開放したコ字形の下スプリング
連結管を固定し、上スプリング連結管の両端に夫々垂直
方向に一巻した上スプリングの一端を嵌入し、上スプリ
ングの他端を上支持板の両側に取付け、下スプリング連
結管の両端に夫々水平方向に一巻した下スプリングの他
端を下支持板の両側に取付けた下顎運動機能再整器を構
成したものである。
【0007】又、上下支持板を夫々ほぼ3角形状に形成
し、その両側辺に沿うように上スプリング支持管と下ス
プリング支持管とを固定し、両側の上スプリング支持管
と下スプリング支持管とに夫々上スプリングと下スプリ
ングの一端を嵌入して取付けた下顎運動機能再整器を構
成したものである。
【0008】下支持板の前方に位置した受皿の更に前方
に、前端に円弧状の案内壁を突設し、受皿側に円弧状の
目盛りを施した調整盤を設け、調整盤に案内壁に沿って
移動及び固定できる2個の扇形をした調整片を載置し、
前方描記針にスプリングで常時下降方向に付勢された上
端側に目盛りを施した位置決めロッドの下端を前記調整
盤に常時接触するように保持片を介して上下及び左右位
置を調整固定した下顎運動機能再整器を構成したもので
ある。
【0009】又、下支持板に取付けた両側の下スプリン
グ支持管に上面が台形をなし両平行辺に亘って中央に案
内溝を設け、両平行辺の下端両側に、下支持板に取付け
た両側のスプリング支持管に嵌入する嵌合部を設けた鍵
形をした係止片を設けた位置決定具と、上顎模型の歯と
噛合う上顎歯牙の印象を設けた模型製造用化合物を両側
の舌片上に取付け、模型製造用化合物の両側の印象の中
央に位置するように、下端を前記案内溝に嵌入し上端を
上顎模型の正中口蓋縫合を指すように2個の前後ガイド
ピンを取付けた咬合平面板とからなる下顎運動機能再整
器に用いる位置決めセツト器具を構成したものである。
【0010】又、咬合平面板に設けた両側の舌片を2本
の連結片で連結して中間に溝を設け、両側舌片の末端に
溝を設け、両溝に嵌入する前後ガイドピンの中央に径の
大きいストッパーを設けて溝上に載置し、下端に固定用
ナットを螺合できるように設けた下顎運動機能再整器に
用いる位置決めセット器具を構成したものである。
【0011】
【作用】本発明は前記のように構成したもので、上支持
板を蝶番から開き、上支持板に上顎模型を下支持板に下
顎模型を夫々固定する。その後前方の受皿に即硬性材料
を充填し、上下顎模型を咬合させ、上支持板を上スプリ
ング及び下スプリングの弾発力に抗して前方運動および
両側方運動させ、即硬性材料上にその運動を前方描記針
で記録して下顎運動路を形成させ、硬化させる。その後
、後方側の両受皿に即硬性材料を充填し、上支持板を前
記と同様に前方運動及び両側方運動させ、両後方描記針
で即硬性材料上に運動の結果を記録させて硬化させる。
【0012】次に、上下顎模型の欠損部に人工歯を挿入
し、前記即硬性材料の下顎運動路を前方描記針と両後方
描記針でなぞり、患者の実際の咬合運動が再現され、人
工歯の不備な面には当たりが現れるので、その修正を行
えば、完全に患者に適した人工歯が得られる。又、下ス
プリングは水平方向に一巻し、上スプリングは垂直方向
に一巻しているので、前方運動及び側方運動と上下運動
に伴う運動を十分に行わしめる。
【0013】又、調整盤を用いた場合には側方運動の際
に位置決めロツドの移動に伴い、位置決めロッドに接触
するように調整片を移動させて固定し、正常な側の調整
片の位置を目盛りで読み取り、他方の調整片を目盛に合
わせて移動させ、即硬性材料上の下顎運動路を左右対称
になるように調整する。
【0014】又、位置決めセツト器具は、位置決め具の
嵌合部を両側の下スプリング支持管に嵌合して位置を定
め、上面の案内溝に咬合平面板の前後ガイドピンを嵌入
し、この前後がガイドピンに上顎模型の正中口蓋縫合を
合わせ、その状態で上顎模型を上支持板に取付けて上顎
模型を正確な位置にセットする。
【0015】その後、位置決め具と咬合平板とを取り去
り、上顎模型と咬合するように、下顎模型を下支持板上
に固定する。尚、印象した模型製造用化合物の位置に合
わせて前後ガイドピンは両溝中を移動させて位置決めを
行った後に固定する。
【0016】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図3に基いて
詳細に説明する。各隅部を切断した状態の3角形状をし
た上下支持板1,2を上下に位置させている。そして上
下支持板1,2の底辺に該当する一辺に、夫々に突片3
,4を対向方向に突設し、両側辺に上スプリング支持管
5,5と下スプリング支持管6,6とを夫々突片3,4
を貫通させ項点(以下前方端と称す)の近傍まで位置さ
せるように固定している。両側の上スプリング支持管5
,5と下スプリング支持管6,6は間隔をおいた2本の
補強棒8,8,9,9で連結されている。
【0017】一方、上側のコ字形をした上スプリング連
結管10は、上方に解放側が位置し、下側のコ字形をし
た下スプリング連結管11は、下方に解放側を位置させ
、蝶番ピン12で開閉できるようになっている蝶番13
に夫々固定している。そして、上スプリング連結管10
には縦方向に一巻している上スプリング14,14の夫
々の一端を嵌入し、上スプリング14,14の夫々他端
を上スプリング支持管5,5に嵌入し、下スプリング連
結管11には横方向に一巻している下スプリング15,
15の一端を嵌入し、下スプリング15,15の夫々他
端を下スプリング支持管6,6に嵌入して、上下支持板
1,2を連結して上支持板1を前後、左右及び上下に運
動できるように形成している。
【0018】又、下支持板2の上面で各隅部に位置した
個所に夫々受皿16,17,18を固定している。一方
、上支持板1の各隅部には透孔19,20,21を設け
、前方端に位置した透孔19には、貫通孔22を有する
前ピン受け23の一部を嵌入し、上面を上支持板1の裏
面に固定している。又、両底辺が(後端側)の透孔20
,21には夫々ネジ孔24,25を有する後ピン受26
,27の一部を嵌入し、上面を上支持板1の裏面に固定
している。そして、前ピン受23には前方描記針28の
上端を嵌入し、高さを調整した後に、止ネジ棒29を前
ピン受23の側面から螺合して前方描記針28を固定す
る。又、両後ピン受26,27には夫々後方描記針30
,31の上端を螺合し、高さ調整後に止ナツト32,3
3で移動しないように固定する。
【0019】第1実施例は前記のように構成したもので
、上支持板1は蝶番13で下支持板2に対して開閉でき
るようになっており、上支持板1を開いた状態で患者の
下顎模型Hである下顎34の一部34´を下支持板2の
両補強棒9,9上に取付台35を介して、又上顎模型G
である上顎36の一部36´を上支持板1の両補強棒8
,8の下面に取付台37を介して上下顎模型G,Hが中
心咬合位にあるように取付ける。その後、前方の受皿1
6に即硬性材料(レジン等)を充填し、上支持板1を蝶
番13により閉じて、上下顎模型G,Hを噛合わせ、両
模型G,Hがこすれるように、前方運動及び両側方運動
させると、上支持板1は上スプリング14,14と下ス
プリング15,15による連結により、前後、側方及び
上下に移動し、前方の前方描記針28でその運動を即硬
性材料上に記録して下顎運動路を構成する。この時上下
顎模型G,Hの咬合面間には、薄いビニールシートを挟
んで石膏の上下顎模型G,Hの破損を防止するとよい。 受皿16内の即硬性材料が硬化後に、該材料の収縮を補
い、前方の即硬性材料に記録された下顎運動路の案内に
よって前方描記針28が円滑に可動するように朱肉を使
用して該硬性材料の摺合わせを行う。そして、前方描記
針28が円滑に、前方、側方運動と中心咬合位を示すよ
うになったら、後方の両受皿17,18に即硬性材料を
充填する。
【0020】次に、前方の受皿16内の即硬性材料によ
る下顎運動路の案内と上下顎模型G,Hの前方及び側方
の運動を後方の両受皿17,18内の即硬性材料上に、
夫々両後方描記針30,31によって記録して下顎運動
路を形成させる。そして、前方の受皿16と同様に後方
の受皿17,18内の即硬性材料が硬化後に、該材料の
収縮を補い、記録された案内によって、両後方描記針3
0,31が円滑にこすれるように朱肉を使用して摺合わ
せを行う。この時、中心咬合の記録が即硬性材料から消
失しないようにあらかじめ、鉛筆でマークしておくとよ
い。
【0021】次に上下顎模型G,Hの欠損部に人工歯を
挿入し、前記硬性材料の下顎運動路を前方描記針28、
両後方描記針30,31でなぞれば、患者の実際の咬合
運動が再現され、人工歯の不備な面には当たりが現れる
ので、そこを修正すれば完全に患者に適した人工歯が得
られる。
【0022】次に、図4乃至図7に基いて上顎模型にお
ける上顎の正中線を正しい位置にセットするための位置
決めセット器具の実施例を説明する。したがって、下顎
運動機能再整器は第1実施例のものを使用する。この位
置決めセット器具40は位置決定具41と咬合平面板4
2とで構成されている。位置決定具41は上面に台形を
した載置板43(図7参照)の非平行な両辺下面に垂直
壁44,44を設け、垂直壁44,44の下端を内側に
折曲げて前記下支持板2上の下スプリング支持管6,6
の下面に係合する下面係合片45,45を形成し、垂直
壁44,44の夫々前後に鍵形の係止片46,46,4
6´,46´を垂直壁44,44と直交するように突設
し、垂直壁44,44との間に夫々嵌合部47,47,
47,47を形成して前記下支持板2に設けた下スプリ
ング支持管6,6に嵌合するようになっている。そして
、載置板43の平行する2辺を結ぶように中央に案内溝
48を設けている。  一方、咬合平面板42は、ほぼ
台形をした平板49の長辺側に、中央部を除いた両側に
切込部50,50´を設け、中央に2つに分離した舌片
51,51´を設け、この舌片51,51´の先端側を
2本の平行した連結片52,53で連結して中間に溝5
4を形成している。そして、両舌片51,51´に模型
製造用化合物(modeling compound 
)55,55´を厚みが約1mmで患者の4〜7番に該
当する長さに適合するように焼付ける。この模型製造用
化合物55,55´に上顎の4〜7番の咬合面を浅く印
象させる。その後、両連結片52,53´間の溝54と
舌片51,51´の末端に設けた溝56の上下に突出す
るように前後ガイドピン57,58を夫々両側の印象の
中心に位置するように調整して平板49に取付ける。尚
、前後ガイドピン57,58は前ガイドピン57を短か
く、後ガイドピン58を長く形成し夫々中央部に径の大
きいストッパー59を設けて溝54,56から落下しな
しようにし、下端を固定用ナット60を螺合して取付位
置で固定し、下端を固定用ナット60から突出させてい
る。
【0023】前記のように構成した咬合平面板42は、
位置決定具41を下支持板2の下スプリング支持管6,
6に嵌合部47,47,47,47を嵌合し、補強棒9
,9に係合させて位置を定めた後に、載置板43上の案
内溝48内に前後ガイドピン57,58の下面を突出し
ている部分を嵌入して、咬合平面板42の中心位置を定
め、模型製造用化合物55,55´に上顎模型Gを噛み
合わせ、上面に突出している前後ガイドピン57,58
に上顎模型Gの正中口蓋縫合を合致させ、上顎模型Gを
取付台37を介して上支持板1に固定させる。この上顎
模型Gの固定後に、下顎模型Hを上顎模型Gと噛合わせ
て下支持板2に下顎模型Gを固定すると、上下顎模型G
,Hを正確な位置に固定することができる。
【0024】次に、下顎運動機能再整器の第2実施例を
図8乃至図9に基いて説明すると、第1実施例とほぼ同
様であるが、一部を付加させたものなので、その付加さ
せた部分についてのみ説明する。下支持板2の先端側を
延長して取付部61を設け、この取付部61の上面に調
整盤62を固定する。この調整盤62の先端側に円弧状
の案内壁63を上面に突設し、案内壁63の内側に扇型
をした2個の調整片64,64´(図9参照)を位置さ
せている。一方、案内壁63の側面に案内溝65を設け
、この案内溝65に2本の止めネジ棒66,66´を通
して前記の調整片64,64´に螺合させるようになっ
ている。又、前記調整盤62の案内壁63と反対側の上
面に目盛り67を施している。
【0025】又、第1実施例における前方描記針28の
高さ方向における中間に一端がスリットになっている保
持片68を嵌入して、スリット部分に上ネジ69を螺合
して高さ及び左右の位置を調整して固定する。この保持
片68の先端に位置決め片70を乗架し、保持片68に
対する左右位置を定めて止めネジ71で固定するように
なっている。この位置決め片70の先端に位置決めロッ
ド72がスプリング(図示省略)で常時下降位置を保持
できるように取付けられ、位置決めロッド72の上端部
に、水平方向に目盛り73を施している。他は第1実施
例と同様なので、同一符号を付し、説明を省略する。
【0026】本実施例は前記のように構成したもので、
上下顎模型G,Hを夫々取付け、上支持板1を前方及び
側方に移動させて、受皿16,17,18に充填した即
硬性材料の表面に下顎運動路を形成する手段は第1実施
例と同様である。そして、本実施例においては、上支持
板2を側方へ移動させた時に位置決めロッド72が左右
へ移動する。この移動に伴い位置決めロッド72の位置
へ扇形の調整片64,64´を接触するように移動させ
、止めネジ棒66,66´で調整片64,64´を固定
する調整片64,64´の固定位置を目盛り67で読み
、例えば正常な側の調整片64の位置に合わせて他方の
調整片64´を移動させて固定することにより、左右の
運動を対称的な運動にすることができ、即硬性材料上の
下顎運動路を調整する。又、前方への移動の際に位置決
めロッドが上下するとその上下動を目盛り73で読み取
り高さ方向の調整を行う。
【0027】
【発明の効果】本発明は前記のような構成、作用を有す
るもので、上スプリングと下スプリングとにより上支持
板を自由に運動させることができるので、側方運動では
機能側の上顎頬側咬頭の丸味のあるところの手前までと
すると、下顎頬側に咬頭との水平被蓋が0.5mm位余
っている位置で、上下非支持先端の頬舌径(下顎と上顎
との水平被蓋量)が必然的に決定され、模型の作製及び
水平被蓋量の不正をチェックするのに役立つ。又、前方
運動も左右1,2番の歯牙が共に咬合接触するところま
での範囲とすることにより、上顎前歯の水平被蓋と切縁
の位置を決定でき、審美感を満足させることができる。
【0028】又、上下歯牙の離開を無くして観察するこ
とができるので離開量の不正をチェックすることができ
る。又、筋力の強弱により、三次元的に複雑な下顎運動
を表現できるので、機能咬頭と窩の形態、咬合接触のタ
イミングを正しく作ることができる。又、下顎を前側方
に移動することにより咀嚼運動時の下顎運動を再現でき
、咬合面間を平等に開くことによって咀嚼能率の良い人
工歯を作成することが可能である。
【0029】又、位置決め具と咬合平面板とを用いるこ
とにより上顎正中口蓋縫合を頭蓋の正中線としての基準
として上下顎の模型を性格に位置せしめることができ、
歯列の機能分析を行うことができる。更に位置決めロッ
ドを用いることにより正中線に対して対称的に運動方向
を作り上げることによって、顎関節を正しく成長させ、
小児期における歯列、顎骨、筋神経系等口腔系の正常な
機能を維持、回復させることができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る下顎運動機能再整器の第1実施例
の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】その背面図。
【図4】本発明に係る案内器具を取付けた下顎運動機能
再整器の正面図。
【図5】その上支持板を蝶番から開いて分解した状態を
示す正面図。
【図6】咬合平面板の平面図。
【図7】位置決定具の平面図。
【図8】本発明に係る下顎運動機能再整器の第2実施例
の側面図。
【図9】図8の(9)〜(9)線に沿って見た要部平面
図。
【図10】従来の機能的咬合器の斜視図。
【図11】その要部の分解斜視図。
【符号の説明】
G    上顎模型 H    下顎模型 1    上支持板 2    下支持板 3    突片 4    突片 5    上スプリング支持管 6    下スプリング支持管 8    補強棒 9    補強棒 10    上スプリング連結管 11    下スプリング連結管 12    蝶番ピン 13    蝶番 14    上スプリング 15    下スプリング 16    受皿 17    受皿 18    受皿 19    透孔 20    透孔 21    透孔 22    貫通孔 23    前ピン受 24    雌ネジ孔 25    雌ネジ孔 26    後ピン受 27    後ピン受 28    前方描記針 29    止ネジ棒 30    後方描記針 31    後方描記針 32    止ナツト 33    止ナツト 34    下顎 34´  一部 35    取付台 36    上顎 36´  一部 37    取付台 40    位置決めセット器具 41    位置決定具 42    咬合平面板 43    載置板 44    垂直壁 45    下面係合片 46    係止片 46´  係止片 47    嵌合部 48    案内溝 49    平板 50    切込部 50´  切込部 51    舌片 51´  舌片 52    連結片 53    連結片 54    溝 55    模型製造用化合物 55´  模型製造用化合物 56    溝 57    前ガイドピン 58    後ガイドピン 59    ストッパー 60    固定用ナット 61    取付部 62    調整盤 63    案内壁 64    調整片 64´  調整片 65    案内溝 66    止ネジ棒 66´  止ネジ棒 67    目盛 68    保持片 69    止ネジ 70    位置決め片 71    止ネジ 72    位置決めロッド 73    目盛

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  前方に一つの受皿を、後方に2つの受
    皿を夫々3角形状をなすように下支持板上に固定し、下
    支持板と対向する上支持板に、前記受皿に充填した即硬
    性材料に浸す前方描記針と両後方描記針を高さ調整して
    固定し、蝶番で開閉できるように取付けた上スプリング
    と下スプリングの端部を夫々上支持板の両側と下支持板
    の両側とに固定したことを特徴とする下顎運動機能再整
    器。
  2. 【請求項2】  蝶番に上側を開放したコ字形の上スプ
    リング連結管と、下側を開放したコ字形の下スプリング
    連結管を固定し、上スプリング連結管の両端に夫々垂直
    方向に一巻した上スプリングの一端を嵌入し、上スプリ
    ングの他端を上支持板の両側に取付け、下スプリング連
    結管の両端に夫々水平方向に一巻した下スプリングの他
    端を下支持板の両側に取付けたことを特徴とする請求項
    1記載の下顎運動機能再整器。
  3. 【請求項3】  上下支持板を夫々ほぼ3角形状に形成
    し、その両側辺に沿うように上スプリング支持管と下ス
    プリング支持管とを固定し、両側の上スプリング支持管
    と下スプリング支持管とに夫々上スプリングと下スプリ
    ングの一端を嵌入して取付けたことを特徴とする請求項
    1,2記載の下顎運動機能再整器。
  4. 【請求項4】  下支持板の前方に位置した受皿の更に
    前方に、前端に円弧状の案内壁を突設し、受皿側に円弧
    状の目盛りを施した調整盤を設け、調整盤に案内壁に沿
    って移動及び固定できる2個の扇形をした調整片を載置
    し、前方描記針にスプリングで常時下降方向に付勢され
    た上端側に目盛りを施した位置決めロッドの下端を前記
    調整盤に常時接触するように保持片を介して上下及び左
    右位置を調整固定したことを特徴とする請求項1,2,
    3記載の下顎運動機能再整器。
  5. 【請求項5】  下支持板に取付けた両側の下スプリン
    グ支持管に上面が台形をなし両平行辺に亘って中央に案
    内溝を設け、両平行辺の下端両側に、下支持板に取付け
    た両側のスプリング支持管に嵌入する嵌合部を設けた鍵
    形をした係止片を設けた位置決定具と、上顎模型の歯と
    噛合う上顎歯牙の印象を設けた模型製造用化合物を両側
    の舌片上に取付け、模型製造用化合物の両側の印象の中
    央に位置するように、下端を前記案内溝に嵌入し上端を
    上顎模型の正中口蓋縫合を指すように2個の前後ガイド
    ピンを取付けた咬合平面板とからなる請求項1,2,3
    ,4記載の下顎運動機能再整器に用いる位置決めセツト
    器具。
  6. 【請求項6】  咬合平面板に設けた両側の舌片を2本
    の連結片で連結して中間に溝を設け、両側舌片の末端に
    溝を設け、両溝に嵌入する前後ガイドピンの中央に径の
    大きいストッパーを設けて溝上に載置し、下端に固定用
    ナットを螺合できるように設けたことを特徴とする請求
    項5記載の下顎運動機能再整器に用いる位置決めセット
    器具。
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