【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は除草剤組成物に関し、特
に湛水下の水田に発生する雑草の防除に好適な水田除草
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、湛水下水田において用いられる除
草剤の製剤形態としては、一般に、粒剤を散布する方法
、田植前に乳剤の原液を散布する方法、あるいは乳剤、
水和剤を大量の水で希釈し散布する方法が用いられる。
また、最近では水を分散媒として懸濁安定化させた水性
懸濁製剤を直接滴下散布する方法が開発されている。粒
剤を散布する方法は比較的容易であるため最も多く採用
されている。この方法に用いられている粒剤の製剤化に
は除草活性化合物をベントナイト、タルク、クレー等の
微粉末キャリアーと混合粉砕し、その後に造粒工程を経
るか又は、微粉末キャリアーを造粒して得た粒状キャリ
アーに除草活性化合物を均一に混合し、吸着させる方法
等各種の方法がある。この粒剤を均一に水田に散布する
ためには、ある程度の量を必要とし、現在では10アー
ル当り3〜4kgの製品を散布している。散布は水田の
中に入り手散布または散粒機に依っている。また、均一
に散布する必要があるため、また、水田中での作業のた
め、粒剤の散布には多くの労力を費やしている。
【0003】乳剤は田植え前に原液を散布する方法が取
られている。この方法も粒剤を散布する方法と同様に簡
便である。しかし、田植後散布すると、乳剤に含まれて
いる有機溶剤に起因する水稲への重大な薬害を引き起こ
すという欠点がある。このため乳剤の散布は田植前にし
か適用できない。また、乳剤の散布も水田の中に入り散
布するか、トラクター等に取りつけ原液を滴下する方法
もあるが労力とコストがかかる。
【0004】乳剤あるいは粉末上の水和剤を多量の水で
希釈し散布する方法は、10アール当たり50〜100
l 程度の水に薬剤を希釈するために散布時に多大の労
力を要する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これまで述べてきたよ
うに、従来湛水下の水田において適用されている除草剤
の散布方法はいずれも各種の問題点を有している。
【0006】本発明者等は、湛水下の水田において粒剤
を散布する方法、乳剤を散布する方法、水和剤を散布す
る方法と同様に除草活性化合物の有する除草効果を持ち
、しかも、粒剤、乳剤、水和剤を散布する方法よりも簡
易に散布することのできる除草剤組成物を開発すべく鋭
意研究を重ねた結果、本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は除草活
性化合物に、炭酸塩と有機酸とを含有する発泡性組成物
を配合したことを特徴とする除草剤組成物である。
【0008】本発明の除草剤組成物は錠剤に成型して使
用される。かかる錠剤を直接水田に投げこむことにより
、錠剤に含まれる炭酸塩と有機酸とが反応し炭酸ガスが
発生し、その発泡力により除草活性化合物が広く田面水
中に拡散し、充分な除草効果を発揮するものである。
また散布はいたって簡便であり、水田中に入らなくとも
錠剤を水田畦畔より投げこむことにより十分な除草効果
が期待できる。
【0009】本発明の水田除草剤組成物の製法としては
、例えば、エアーミルあるいはハンマーミル等で除草活
性化合物と界面活性剤および粘土鉱物等のキャリアーを
混合粉砕した除草活性化合物の水和剤と、エアーミルあ
るいはハンマーミル等で微粉砕した炭酸塩と有機酸等か
らなる発泡性組成物とを混合し、打錠機あるいは成型機
等で成型し錠剤を得る方法、あるいは、エアーミルある
いはハンマーミル等で除草活性化合物と炭酸塩、有機酸
とを混合粉砕し、打錠機あるいは成型機等で成型し錠剤
を得る方法、または、必要に応じ製剤の安定化のため除
草活性化合物、炭酸塩、有機酸等をあらかじめポリエチ
レングリコール等の水溶性高分子化合物でコーティング
するか、あるいは配合し成型する方法等が挙げられる。
【0010】使用し得る界面活性剤としては特に制限は
なく、従来より農薬製剤分野において使用されているも
のが用いられる。
【0011】また、粘土鉱物は炭酸カルシウム、ケイソ
ウ土、タルク、クレー、ジークライト、ベントナイト、
ホワイトカーボン、酸性白土等を挙げることができる。
【0012】本発明に使用できる除草活性化合物は特に
制限はなく、具体例として以下の化合物を挙げることが
できる。本発明の組成物において用いることができる除
草剤化合物は、この具体例の化合物に限定されないこと
はいうまでもない。この化合物No. は以下の記載に
引用される。
【0013】
化合物No. 化合物名1
1−(2−クロロベンジル)−3−(α,α
−ジメチルベンジル)ウ レア[試
験名:JC−940]2 O−3−te
rt−ブチルフェニル=6−メトキシ−2−ピリジル(
メチ ル)チオカルバマート[一般
名:ピリブチカルブ]3 2−(2,4
−ジクロロ−3−メチルフェノキシ)プロピオンアニリ
ド[一般名:クロメプロップ]4
4−(2,4−ジクロロ−3−メチル
ベンゾイル)−1,3−ジメチ ル
−5−(4−メチルフェナシルオキシ)ピラゾール[一
般名:ベン ゾフェナップ] 5
4−(2,4−ジクロロベンゾイル)
−1,3−ジメチル−5−ピラ ゾ
リル−p−トルエンスルホネート[一般名:ピラゾレー
ト] 6 2,4−ジクロロフェ
ニル−3−メトキシカルボニル−4−ニトロフ
ェニルエーテル[一般名:ビフェノックス
]7 4−(2,4−ジクロロベンゾイ
ル)−1,3−ジメチル−5−フェ
ナシルオキシピラゾール[一般名:ピラゾキシフェン
]8 1−(α,α−ジメチルベンジル
)−3−(4−メチルフェニル)ウ
レア[一般名:ダイムロン] 9
N−(α,α−ジメチルベンジル)−2−ブロモ−
3,3−ジメチル ブチルアミド[
一般名:ブロモブチド]10 2´,3´−
ジクロロ−4−エトキシメトキシベンズアニリド[試験
名:HW−52] 11
N−[2´−(3´−メトキシ)−チエニルメチ
ル]−N−クロロア セト−2,6
−ジメチルアニリド[試験名:NSK−850] 【
0014】これらの除草活性化合物は、除草の対象とす
る雑草の草種に応じて単独で、あるいは二種以上混合し
て配合してもよく、混合する場合の混合比も任意に選択
できる。これらの除草活性化合物は、本発明の除草剤組
成物中に1〜60重量%の範囲で含有される。
【0015】本発明の除草剤組成物に使用する炭酸塩と
しては、例えば、乾燥した炭酸水素ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸アンモニウム等が挙げられる。炭酸
塩の含有量は全組成物重量に対して5〜80重量%、特
に10〜50重量%が好ましい。
【0016】また、有機酸としては、例えば乾燥したク
エン酸、酒石酸、リンゴ酸、マロン酸、ピリドンカルボ
ン酸、コハク酸、アジピン酸、フマル酸、リン酸、クエ
ン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、フマル酸ナトリ
ウム、リン酸ナトリウム等が挙げられる。有機酸の含量
は、該除草剤組成物に共存する当該炭酸塩の重量に対し
て10〜300重量%、特に30〜150重量%が好ま
しい。
【0017】また、製剤の安定化剤としては、ポリエチ
レングリコール、ポリビニルピロリドン、ハイドロキシ
セルロース、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子が
挙げられる。安定化剤は、組成物全量に対して0.1〜
15重量%の割合で配合される。
【0018】本発明の除草剤組成物は、代かき後および
田植後すなわち稚苗水稲移植後の湛水下の水田における
除草剤散布用の製剤形態として適している。
【0019】本発明除草剤組成物は、水田の畦畔より除
草剤組成物の錠剤を投げ入れることにより、手軽にしか
も容易に散布することができ、田植前、原液散布用乳剤
に比べ勝るとも劣らない範囲まで除草効果を発揮するこ
とができる事実はまさに驚くべきことである。
【0020】一方、粒剤等を散布する場合は、水田中に
入り均一に散布する必要がある。この際の労力は多大な
ものがあり、本発明組成物は労力を大幅に減少すること
ができる。
【0021】本発明で用いられる除草剤組成物の量は特
に制限はないが、組成物として好ましくは10アール当
たり200g〜3000g、さらに好ましくは200g
〜1000gの範囲である。また散布する錠剤は、1錠
当たり1g〜100g、さらに好ましくは10g〜50
g程度の大きさに成型する。また10アール当りの錠剤
の散布個数は好ましくは5個〜500個、さらに好まし
くは10〜200個の範囲である。
【0022】
【実施例】次に、本発明の水田除草剤組成物の製剤の実
施例および比較に用いた粒剤、水和剤の製剤の比較例を
説明する。実施例および比較例中「部」は重量部を示す
。
【0023】実施例1
化合物 No.1を60部、ソフトデタージェント95
(商品名:ライオン(株)製界面活性剤)2部、ジーク
ライトMC(商品名:クニミネ工業(株)の粘土鉱物)
38部とともに混合粉砕し60%水和剤を得た。ついで
、この水和剤50部とあらかじめ微粉砕したコハク酸2
0部、炭酸水素ナトリウム15部、炭酸ナトリウム15
部を混合し、この混合物を円筒状成型容器内に加え、圧
力300kg/cm2で加圧し、直径3.5cm、25
gの錠剤を得た。
【0024】実施例2
化合物 No.1を75部、ソフトデタージェント95
を2部、ジークライトMC23部とともに混合粉砕し7
5%水和剤を得た。ついで、コハク酸90部とポリエチ
レングリコール(平均分子量6000)10部とを混合
し、75℃まで昇温し攪拌して溶解した後、冷却し、粉
砕し、粉末状の前処理物を得た。この前処理物30部と
炭酸水素ナトリウム25部と炭酸ナトリウム5部と75
%水和剤40部を加え実施例1と同様に製剤し、直径3
.5cm、25gの錠剤を得た。
【0025】比較例1
化合物 No.1を5部、ハイテノールNF−13(商
品名:第一工業製薬(株)製界面活性剤)2部、トキサ
ノンGR−30(商品名:三洋化成工業(株)製界面活
性剤)2部、ベントナイト41部、タルク50部を混合
粉砕した後、適量の水を加えて混練し、造粒機を用いて
通常の方法により造粒し粒剤を得た。
【0026】比較例2
化合物 No.1を10部、ジークライトMCを88部
、ソフトデタージェント95を2部とともに混合粉砕し
て、10%水和剤を得た。
【0027】実施例3〜4および比較例3〜4水田を耕
起し、代かきを行った後、ホタルイの種子を播種し、2
.5葉期の水稲苗(品種:コシヒカリ)を田植機を用い
移植した。田植後、畦波板を用いて50m2 (10×
5m)に仕切った。翌日3〜5cmの湛水を行った。水
稲移植3日後に各薬剤の所定量を処理した。処理は各薬
剤毎に以下に述べる方法で行った。
【0028】除草剤組成物[錠剤](実施例1、2)実
施例1、2で調整した錠剤を試験区のほぼ中央に試験区
あたり1個投げ入れた。
【0029】粒剤(比較例1)
比較例1に準じて調整した粒剤の所定量を田水面にほぼ
等間隔になるよう均一に散布した。
【0030】水和剤(比較例2)
比較例2に準じて調整した水和剤の所定量を2.5lの
水(10アールあたり散布量に換算して50lに相当)
に希釈後、田水面全面に滴下を行った。
【0031】各薬剤処理は3〜5cmの湛水深を保った
。
薬剤処理後1ケ月後に除草効果および水稲に対する薬害
を観察にて評価した。除草効果および水稲薬害は下記の
基準に従い判定した。水稲移植3日後の処理結果を表1
に示した。
【0032】除草効果の判定基準
評価
5 100%防除(残草量 0%
)4 80%防除(残草量 20
%)3 60%防除(残草量 4
0%)2 40%防除(残草量
60%)1 20%防除(残草量
80%)0 0%防除(残草量
100%)【0033】水稲薬害の判定基準
評価 薬害程度
− 無害
+− 微小害
+ 小害
++ 中害
+++ 大害
× 枯死
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】以上のごとく本発明の水田除草剤組成物は
多くの優れた特徴を有しており、実用性の高いものであ
る。
【0037】実施例5
化合物 No.6を84部、ソフトデタージェント95
を2部、ジークライトMC14部とともに混合粉砕し8
4%水和剤を得た。ついで、この水和剤を50部とあら
かじめ微粉砕したコハク酸20部、炭酸水素ナトリウム
15部、炭酸ナトリウム15部を混合し、この混合物を
円筒状成型容器内に加え、圧力300kg/cm2で加
圧し、直径3.5cm、25gの錠剤を得た。
【0038】実施例6
化合物 No.6を84部、ソフトデタージェント95
を2部、ジークライトMC14部とともに混合粉砕し8
4%水和剤を得た。ついで、コハク酸90部とポリエチ
レングリコール(平均分子量6000)10部とを混合
し、75℃まで昇温し攪はんして溶解した後、冷却し、
粉砕し、粉末状の前処理物を得た。この前処理物25部
と炭酸水素ナトリウム15部と炭酸ナトリウム10部と
84%水和剤50部を加え実施例5と同様に製剤し、直
径3.5cm、25gの錠剤を得た。
【0039】比較例5
化合物 No.6を7部とハイテノールNF−13を2
部、トキサノンGR−30を2部、ベントナイト39部
、タルク50部を混合粉砕した後、適量の水を加えて混
練し、造粒機を用いて通常の方法により造粒し粒剤を得
た。
【0040】比較例6
化合物 No.6を21部とジークライトMCを77部
、ソフトデタージェント95を2部とともに混合粉砕し
て、10%水和剤を得た。
【0041】実施例7〜8及び比較例7〜8水田を耕起
し、代かきを行った後、ノビエの種子を播種し、2.5
葉期の水稲苗(品種:コシヒカリ)を田植機を用い移植
した。田植後、畦波板を用いて50m2(10×5m)
に仕切った。翌日3〜5cmの湛水を行った。
水稲移植5日後に各薬剤の所定量を処理した。処理は各
薬剤毎に以下に述べる方法で行った。
【0042】除草剤組成物[錠剤](実施例7、8)実
施例5、6で調整した錠剤を試験区のほぼ中央あたり1
個投げ入れた。
【0043】粒剤(比較例7)
比較例5に準じて調整した粒剤の所定量を田水面にほぼ
等間隔になるように均一に散布した。
【0044】水和剤(比較例8)
比較例6に準じて調整した水和剤の所定量を2.5lの
水(10アールあたり散布量に換算して50lに相当)
に希釈後、田水面全面に滴下を行った。各薬剤処理は3
〜5cmの湛水深を保った。薬剤処理後1ケ月後に除草
剤効果および水稲薬剤に対する薬害を観察にて評価した
。
除草効果および水稲薬害は上記の基準に従い判定した。
水稲移植5日後処理の結果を表2に示した。
【0045】
【発明の効果】実施例および比較例より、本発明水田除
草剤組成物を用いると、粒剤、水和剤と同等の除草効果
を発揮する。また、10アール当りの3〜4kg散布す
る粒剤、10アール当り50〜100lの水に希釈して
散布する水和剤に比べ、10アール当りの散布量を少な
くすることが可能である。また、散布方法はいったって
簡便であり、散布に要する労力は著しく軽減する。また
、輸送、保管の面からも有利である。Description: [0001] The present invention relates to a herbicidal composition, and more particularly to a paddy herbicide composition suitable for controlling weeds that grow in flooded rice fields. [0002] Conventionally, the formulation forms of herbicides used in flooded sewage paddy fields are generally a method of spraying granules, a method of spraying an undiluted solution of an emulsion before rice planting, or a method of spraying an emulsion,
The method used is to dilute a wettable powder with a large amount of water and then spray it. Furthermore, recently, a method has been developed in which an aqueous suspension preparation stabilized using water as a dispersion medium is directly dripped and sprayed. The method of distributing granules is the most commonly used method because it is relatively easy. To formulate the granules used in this method, the herbicidally active compound is mixed and pulverized with a fine powder carrier such as bentonite, talc, clay, etc., and then a granulation process is performed, or the fine powder carrier is granulated. There are various methods, such as a method in which a herbicidally active compound is uniformly mixed into a granular carrier obtained by the process and adsorbed. In order to uniformly spread this granule over rice fields, a certain amount is required, and currently 3 to 4 kg of the product is spread per 10 ares. Spraying is carried out by hand or by using a granulator. Furthermore, because the granules need to be spread evenly and because the work is done in rice fields, a lot of effort is spent on dispersing the granules. [0003] Emulsion is prepared by spraying the undiluted solution before rice planting. This method is also simple, similar to the method of dispersing granules. However, spraying after rice transplantation has the disadvantage that it causes serious chemical damage to paddy rice due to the organic solvent contained in the emulsion. For this reason, emulsion spraying can only be applied before rice planting. There are also methods for spraying the emulsion, such as entering rice fields and spraying, or attaching it to a tractor or the like and dropping the undiluted solution, but these methods are laborious and costly. [0004] A method of diluting a wettable powder on an emulsion or powder with a large amount of water and dispersing the powder is 50 to 100 powder per 10 ares.
It takes a lot of effort during spraying to dilute the chemicals in about 1 liter of water. [0005] As described above, all the herbicide spraying methods conventionally applied to flooded paddy fields have various problems. [0006] The present inventors have proposed a method that has the herbicidal effect of a herbicidally active compound similar to that of a method of dispersing granules, a method of distributing an emulsion, and a method of dispersing a wettable powder in a flooded paddy field, and furthermore, The present invention was completed as a result of intensive research to develop a herbicide composition that can be sprayed more easily than the methods of spraying granules, emulsions, and wettable powders. [0007] That is, the present invention is a herbicidal composition characterized in that a foaming composition containing a carbonate and an organic acid is blended with a herbicidally active compound. [0008] The herbicidal composition of the present invention is used after being formed into tablets. By directly throwing such tablets into rice fields, the carbonate and organic acids contained in the tablets react to generate carbon dioxide gas, and due to its foaming power, the herbicidally active compound is widely diffused into the rice field water, resulting in a sufficient herbicidal effect. It is something that can be demonstrated. Furthermore, spraying is very simple, and a sufficient herbicidal effect can be expected by throwing the tablets from the paddy ridge without entering the paddy field. The method for producing the paddy herbicide composition of the present invention includes, for example, mixing and pulverizing a herbicidally active compound with a surfactant and a carrier such as a clay mineral using an air mill or a hammer mill; A method of obtaining tablets by mixing a carbonate finely ground with an air mill or hammer mill, etc. and an effervescent composition consisting of an organic acid, etc., and molding the mixture with a tablet press or molding machine, or weeding with an air mill or hammer mill, etc. The active compound, carbonate, organic acid, etc. are mixed and pulverized, and then molded using a tablet machine or molding machine to obtain tablets, or if necessary, the herbicidally active compound, carbonate, organic acid, etc. are added to stabilize the formulation. Examples include a method in which the material is coated in advance with a water-soluble polymer compound such as polyethylene glycol, or the material is mixed and molded. [0010] There are no particular restrictions on the surfactant that can be used, and those conventionally used in the field of agricultural chemical formulations can be used. [0011] Clay minerals include calcium carbonate, diatomaceous earth, talc, clay, ziecrite, bentonite,
Examples include white carbon and acid clay. The herbicidally active compounds that can be used in the present invention are not particularly limited, and specific examples include the following compounds. It goes without saying that the herbicide compounds that can be used in the compositions of the present invention are not limited to the compounds of this specific example. This compound no. are cited in the following description. Compound No. Compound name 1
1-(2-chlorobenzyl)-3-(α,α
-dimethylbenzyl)urea [Test name: JC-940] 2 O-3-te
rt-butylphenyl=6-methoxy-2-pyridyl (
methyl)thiocarbamate [generic name: pyributicarb] 3 2-(2,4
-dichloro-3-methylphenoxy)propionanilide [generic name: clomeprop] 4
4-(2,4-dichloro-3-methylbenzoyl)-1,3-dimethyl-5-(4-methylphenacyloxy)pyrazole [generic name: benzofenap] 5
4-(2,4-dichlorobenzoyl)
-1,3-dimethyl-5-pyrazolyl-p-toluenesulfonate [generic name: pyrazolate] 6 2,4-dichlorophenyl-3-methoxycarbonyl-4-nitroph
phenyl ether [generic name: bifenox] 7 4-(2,4-dichlorobenzoyl)-1,3-dimethyl-5-phene
Naciloxypyrazole [generic name: pyrazoxifene] 8 1-(α,α-dimethylbenzyl)-3-(4-methylphenyl)u
Rare [generic name: Daimeron] 9
N-(α,α-dimethylbenzyl)-2-bromo-
3,3-dimethyl butyramide [
Generic name: Bromobutide] 10 2', 3'-
Dichloro-4-ethoxymethoxybenzanilide [Test name: HW-52] 11
N-[2'-(3'-methoxy)-thienylmethyl]-N-chloroacet-2,6
-Dimethylanilide [Test name: NSK-850] [
[0014] These herbicidally active compounds may be blended singly or in a mixture of two or more depending on the species of weeds to be weeded, and the mixing ratio when mixed can be selected arbitrarily. These herbicidally active compounds are contained in the herbicidal composition of the present invention in an amount of 1 to 60% by weight. Examples of the carbonate used in the herbicidal composition of the present invention include dry sodium hydrogen carbonate, sodium carbonate, sodium sesquicarbonate, potassium carbonate, potassium hydrogen carbonate, ammonium carbonate, and the like. The carbonate content is preferably 5 to 80% by weight, particularly 10 to 50% by weight based on the total weight of the composition. Examples of organic acids include dry citric acid, tartaric acid, malic acid, malonic acid, pyridonecarboxylic acid, succinic acid, adipic acid, fumaric acid, phosphoric acid, sodium citrate, sodium succinate, and fumaric acid. Examples include sodium, sodium phosphate, and the like. The content of the organic acid is preferably 10 to 300% by weight, particularly 30 to 150% by weight, based on the weight of the carbonate coexisting in the herbicidal composition. [0017] Further, as stabilizers for the formulation, water-soluble polymers such as polyethylene glycol, polyvinylpyrrolidone, hydroxycellulose, and polyvinyl alcohol can be mentioned. The stabilizer is added in an amount of 0.1 to 0.1 to the total amount of the composition.
It is blended in a proportion of 15% by weight. The herbicide composition of the present invention is suitable as a formulation for spraying the herbicide in flooded paddy fields after puddling and after rice transplantation, that is, after transplanting young rice seedlings. The herbicide composition of the present invention can be easily and easily sprayed by throwing tablets of the herbicide composition from the ridges of rice fields, and is superior to emulsions for spraying undiluted solution before rice planting. The fact that the herbicidal effect can be exerted to a certain extent is truly surprising. On the other hand, when spraying granules, etc., it is necessary to enter the paddy field and spread them uniformly. This requires a lot of labor, and the composition of the present invention can significantly reduce the labor. [0021] The amount of the herbicidal composition used in the present invention is not particularly limited, but it is preferably 200g to 3000g, more preferably 200g per 10 ares.
~1000g. The tablets to be dispersed are 1 g to 100 g per tablet, more preferably 10 g to 50 g per tablet.
Mold into a size of about g. The number of tablets distributed per 10 ares is preferably in the range of 5 to 500, more preferably 10 to 200. [Example] Next, Examples of formulations of the paddy herbicide composition of the present invention and comparative examples of formulations of granules and wettable powders used for comparison will be described. In Examples and Comparative Examples, "parts" indicate parts by weight. Example 1 Compound No. 1 60 copies, soft detergent 95
(Product name: Surfactant manufactured by Lion Co., Ltd.) 2 parts, Zeeklite MC (Product name: Clay mineral manufactured by Kunimine Kogyo Co., Ltd.)
The mixture was mixed and ground with 38 parts to obtain a 60% wettable powder. Next, 50 parts of this hydrating agent and 2 parts of succinic acid, which had been finely ground in advance, were added.
0 parts, 15 parts of sodium bicarbonate, 15 parts of sodium carbonate
This mixture was put into a cylindrical molded container, pressurized at a pressure of 300 kg/cm2, and made into a cylindrical molded container with a diameter of 3.5 cm and a
g tablets were obtained. Example 2 Compound No. 75 copies of 1, 95 copies of Soft Detergent
Mix and crush 2 parts of Sieglite MC with 23 parts of 7
A 5% hydrating powder was obtained. Next, 90 parts of succinic acid and 10 parts of polyethylene glycol (average molecular weight 6000) were mixed, heated to 75° C. and stirred to dissolve, cooled and pulverized to obtain a powdery pretreated product. 30 parts of this pretreated product, 25 parts of sodium hydrogen carbonate, 5 parts of sodium carbonate, and 75 parts of sodium bicarbonate.
% hydrating agent was added and prepared in the same manner as in Example 1.
.. A 5 cm, 25 g tablet was obtained. Comparative Example 1 Compound No. 1, 5 parts of Hytenol NF-13 (trade name: surfactant manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.), 2 parts of Toxanone GR-30 (trade name: surfactant manufactured by Sanyo Chemical Industries, Ltd.) After mixing and pulverizing 41 parts of bentonite and 50 parts of talc, an appropriate amount of water was added and kneaded, and the mixture was granulated by a conventional method using a granulator to obtain granules. Comparative Example 2 Compound No. 1, 88 parts of Sieglite MC, and 2 parts of Soft Detergent 95 were mixed and ground to obtain a 10% hydrating powder. Examples 3 to 4 and Comparative Examples 3 to 4 After plowing and plowing the paddy fields, seeds of firefly were sown, and
.. Paddy rice seedlings (variety: Koshihikari) at the 5-leaf stage were transplanted using a rice transplanter. After rice planting, 50m2 (10×
5m). The next day, water was flooded to a depth of 3 to 5 cm. Three days after transplanting paddy rice, a prescribed amount of each drug was applied. The treatment was performed using the method described below for each drug. Herbicide Composition [Tablets] (Examples 1 and 2) One tablet prepared in Examples 1 and 2 was thrown into approximately the center of each test plot. Granules (Comparative Example 1) A predetermined amount of granules prepared according to Comparative Example 1 were uniformly spread on the surface of a field water at approximately equal intervals. Wettable powder (Comparative Example 2) A predetermined amount of the wettable powder prepared according to Comparative Example 2 was added to 2.5 liters of water (equivalent to 50 liters of sprayed amount per 10 ares).
After diluting it, it was dropped onto the entire surface of the rice field. [0031] For each chemical treatment, a water depth of 3 to 5 cm was maintained. One month after the chemical treatment, the herbicidal effect and the chemical damage to paddy rice were evaluated by observation. Herbicidal effects and paddy rice chemical damage were evaluated according to the following criteria. Table 1 shows the treatment results 3 days after transplanting paddy rice.
It was shown to. [0032] Evaluation criteria for weeding effectiveness 5: 100% control (residual weed amount: 0%)
) 4 80% control (residual weed amount 20
%) 3 60% control (residual weed amount 4
0%) 2 40% control (residual weed amount
60%) 1 20% control (residual weed amount
80%) 0 0% control (residual weed amount
100%) Judgment criteria evaluation of paddy rice chemical damage Degree of chemical damage - Harmless + - Minor damage + Small damage + + Medium damage + + + Major damage × Death 0034] [Table 1] [Table 2] [Table 2] 0036 The paddy field herbicide composition of the present invention has many excellent features and is highly practical. Example 5 Compound No. 6 84 copies, soft detergent 95
2 parts and 14 parts of Sieglite MC were mixed and crushed to give 8
A 4% hydrating powder was obtained. Next, 50 parts of this wettable powder were mixed with 20 parts of succinic acid, 15 parts of sodium bicarbonate, and 15 parts of sodium carbonate that had been finely ground in advance, and this mixture was added into a cylindrical molded container and heated at a pressure of 300 kg/cm2. It was pressed to obtain tablets with a diameter of 3.5 cm and a weight of 25 g. Example 6 Compound No. 6 84 copies, soft detergent 95
2 parts and 14 parts of Sieglite MC were mixed and crushed to give 8
A 4% hydrating powder was obtained. Next, 90 parts of succinic acid and 10 parts of polyethylene glycol (average molecular weight 6000) were mixed, heated to 75°C, stirred to dissolve, and then cooled.
It was pulverized to obtain a powdery pretreated product. 25 parts of this pretreated product, 15 parts of sodium bicarbonate, 10 parts of sodium carbonate, and 50 parts of an 84% hydrating powder were added to formulate the same as in Example 5 to obtain 25 g tablets with a diameter of 3.5 cm. Comparative Example 5 Compound No. 7 parts of 6 and 2 parts of Hitenol NF-13
After mixing and pulverizing 2 parts of toxanone GR-30, 39 parts of bentonite, and 50 parts of talc, an appropriate amount of water was added and kneaded, and the mixture was granulated using a granulator in a conventional manner to obtain granules. . Comparative Example 6 Compound No. 6, 77 parts of Sieglite MC, and 2 parts of Soft Detergent 95 were mixed and ground to obtain a 10% hydrating powder. Examples 7 to 8 and Comparative Examples 7 to 8 After plowing and puddling the paddy fields, wild field seeds were sown.
Paddy rice seedlings (variety: Koshihikari) at the leaf stage were transplanted using a rice transplanter. After rice planting, 50m2 (10 x 5m) using corrugated boards
It was divided into The next day, water was flooded to a depth of 3 to 5 cm. Five days after transplanting paddy rice, a prescribed amount of each drug was applied. The treatment was performed using the method described below for each drug. Herbicide composition [tablet] (Examples 7 and 8) One tablet prepared in Examples 5 and 6 was applied to approximately the center of the test area.
I threw in some. Granules (Comparative Example 7) A predetermined amount of granules prepared according to Comparative Example 5 were uniformly scattered on the surface of a rice field at approximately equal intervals. Wettable powder (Comparative Example 8) A predetermined amount of the wettable powder prepared according to Comparative Example 6 was added to 2.5 liters of water (equivalent to 50 liters of sprayed amount per 10 ares).
After diluting it, it was dropped onto the entire surface of the rice field. Each drug treatment is 3
The water depth was maintained at ~5 cm. One month after the chemical treatment, the herbicide effect and the chemical damage to paddy rice chemicals were evaluated by observation. Herbicidal effects and paddy rice damage were evaluated according to the above criteria. The results of the treatment 5 days after paddy rice transplantation are shown in Table 2. Effects of the Invention From the Examples and Comparative Examples, it is clear that when the paddy herbicide composition of the present invention is used, it exhibits a herbicidal effect equivalent to that of granules and wettable powders. Furthermore, compared to granules that are sprayed at 3 to 4 kg per 10 ares or wettable powders that are diluted in 50 to 100 liters of water per 10 ares and sprayed, the amount of spraying per 10 ares can be reduced. Furthermore, the method of spraying is quite simple, and the labor required for spraying is significantly reduced. It is also advantageous in terms of transportation and storage.