JPH04327359A - 振動ドラム - Google Patents

振動ドラム

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JPH04327359A
JPH04327359A JP3126576A JP12657691A JPH04327359A JP H04327359 A JPH04327359 A JP H04327359A JP 3126576 A JP3126576 A JP 3126576A JP 12657691 A JP12657691 A JP 12657691A JP H04327359 A JPH04327359 A JP H04327359A
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vibration
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drum
vibrating
axis
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Keiji Hashimoto
橋本 啓弍
Masayuki Base
馬瀬 昌之
Kazunori Sonobe
和規 園部
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Shinko Electric Co Ltd
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B1/00Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
    • B06B1/02Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D29/00Removing castings from moulds, not restricted to casting processes covered by a single main group; Removing cores; Handling ingots
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D31/00Cutting-off surplus material, e.g. gates; Cleaning and working on castings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、ばら状材料の混
合、乾燥、冷却などに用いて好適な、中でも鋳物の砂ば
らしに用いて特に好適な振動ドラムに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図8及び図9は従来例の
鋳物の砂ばらしに用いられる振動ドラムを示すものであ
るが、図において振動ドラムは全体として70で示され
、そのほゞ円筒状のドラム本体71の側方には駆動部取
付フレーム72が共振用駆動ばね74を介して支持台7
5に固定されており、またこの支持台75は複数の取付
リブ86を介してドラム本体71に固定されている。
【0003】ドラム本体71の図8において左端部には
砂落しをすべき鋳物を供給するための供給口85が設け
られており、またこの右端部には砂ばらしをされた鋳物
を排出する排出口84が形成されている。ドラム本体7
1の両側は端壁82a、82bで閉塞されている。
【0004】ドラム本体71全体は防振ばね76a、7
6b、77a、77bにより地上E上に振動可能に支持
されている。フレーム72には駆動部としての一対の振
動電動機79a、79bから成る加振源73が固定され
ている。振動電動機79a、79bは公知のように構成
されるが、その回転軸81a、81bにほゞ半円形状の
アンバランスウェイト80a、80bが固定されており
、これらは補強隔壁83に関し対称的にフレーム72に
固定されているがアンバランスウェイト80a、80b
は同じ回転位相で回転軸81a、81bに固定されてい
る。ドラム本体71の上壁部には集塵用のダクト78が
固定されており内空間87と連通し、後述するようにド
ラム本体71内の鋳物の砂ばらしにより生ずる塵埃を外
部に導くようにしている。振動ドラム70全体は排出口
84に向って下向きに数度、傾斜している。
【0005】従来例の振動ドラム70は以上のように構
成されるのであるが、加振部73を駆動すると振動電動
機79a、79bは同期して回転するのであるが、これ
は駆動ばね74のばね定数及びドラム本体71全体の質
量及び加振部73の質量などによって定まる共振周波数
に近い周波数で一対の振動電動機79a、79bが回転
駆動される。この回転によりばね74の延在方向に直線
振動力が発生し、これが同ばね74及び支持台86を介
してドラム本体71に伝達される。ドラム本体71は防
振ばね76a、76b、77a、77bにより振動可能
に支持されているので矢印で示す方向に斜方向に振動し
、これによりドラム本体71の内空間87における鋳物
M及び砂Sは矢印で示すように循環運動を行う。なお、
ドラム本体71は排出口84に向って数度下向きに傾斜
しているので、図9の矢印で示すような循環運動と共に
排出口84に向って砂Sと鋳物Mは移動する。この過程
で砂ばらしが行われ排出口84からは砂ばらしされた鋳
物Mと砂Sとは分離されて排出される。
【0006】従来例の振動ドラム70は以上のような構
成を有し、かつ作用を行うのであるが他形式の鋳物の砂
ばらし機、例えば、すのこ状の床面に砂ばらしすべき鋳
物を供給し、これを直線振動させることにより分離した
砂を下方へと排出し、直線振動によりすのこ上を移送さ
せるようにしているのであるが、この形式の鋳物の砂ば
らし機では鋳物に対し衝撃を与えるので傷をつけること
が多く、また鋳物の姿勢変化(反転等)があまりないた
め鋳物の形状によっては砂が落ちないという欠点がある
のに対し、上記従来例の振動ドラム70ではこのような
欠点を除去するものであるが、一対の振動電動機79a
、79bが同期するとは限らず同期がずれた場合にはド
ラム本体71に対し不規則な振動力を与え、これにより
上述のような作用を行うことがなく十分な砂ばらしを行
うことができないばかりか上述の他形式の砂ばらし機と
同様な欠点を有することになる。例えば鋳物Mに傷をつ
けたりすることがある。これに対処するために振動電動
機79a、79bが同期して回転するように、この振動
電動機79a、79bのドラム本体71に対する取付位
置及びばね74の配設などに厳密な設定基準が必要とな
る。従って図8及び図9に示す振動ドラム70は高価と
なるばかりでなく、ドラム本体71内の砂ばらしをすべ
き鋳物Mと砂Sの全体の重量及びその質量分布によって
は共振状態を得ることができないばかりでなく同期回転
を行わせることができない場合がある。
【0007】また他形式の鋳物の砂ばらし機としてドラ
ムを一定方向に所定速度で回転させる、いわゆる回転式
ドラムがあるが、これにより砂ばらしを行った場合には
鋳物が引っかゝりにより持ち上げられたとき、ある高さ
まで行って落下するので、この衝撃により傷がつく場合
がある。また鋳物との接触時間が長いので砂を老化させ
たり添加剤を老化させることになる。また上述したよう
に引っかゝり等での落下が周期的に生ずるので騒音を発
生する。このような難点に対しても本従来例は優れたも
のであるが、なお上述のような改良すべき点を有するも
のである。
【0008】図10及び図11は他従来例を示すもので
あるが、上記従来例に対応する部分については同一の符
号を付し、その詳細な説明は省略する。すなわち本従来
例は、ドラム本体71の周壁部に、上述したように直線
振動力を発生するための加振機構73が取り付けられて
いるのであるが、これは一対の振動電動機82A及び8
2Bからなっており、これらは取付台95に固定されて
いるのであるが、各回転軸83a、83bの一端部には
同径同数のギヤ89a、89bが固定されており、更に
これらに噛合する小径であるが、同径同数のギヤ90a
、90bがベアリングハウジング88’にその軸が回動
可能に取り付けられており、各振動電動機82A及び8
2Bはそれぞれの電源コード85、85に交流電源が接
続されることにより、それぞれ相反する方向に駆動され
るのであるが、これらはギヤ90a、90bの噛合及び
大径ギヤ89a、89bとの噛合により回転軸83a、
83bの一端に固定されている半円形のアンバランスウ
ェイト84a、84bが相反する方向で同一速度で同期
して回転する。これにより図10に示すようにX方向に
直線振動力を発生する。
【0009】他従来例は上記従来例より構成は簡単であ
るが、以下のような欠点を有するものである。
【0010】本従来例においてもドラム本体71は円筒
形状を呈し、その軸心Cに沿って砂ばらしをする鋳物を
移送するのであるが、ドラム本体71は防振ばね77a
、77bで支持されており、又本従来例でも、やはり2
個の振動電動機82Aと82Bとからなる加振機73が
ドラム本体71の周壁部に取り付けられている。
【0011】本従来例でも各振動電動機82A、82B
の駆動軸83a、83bに半円形のアンバランスウェイ
ト84a、84bが固定されているが、駆動軸83a、
83bの一端部には同形、同歯数のギヤが固定されてお
り、これらが相互に噛合しており、従って2個の振動電
動機82A、82Bは相異なる方向に同期して同速で回
転する。これにより図12に示すように矢印P方向に直
線振動力を発生し、これは軸心Cに対しほぼ直角に交わ
るものである。これによりドラム本体71内に未だ砂ば
らしをすべき鋳物が投入されていない場合、すなわち無
負荷である場合にはドラム本体71の周壁部の各点は矢
印で示すように直線振動を行なうのであるが、この方向
は直線振動力Pの方向にほぼ平行であり、この加振機構
73が取り付けられている水平線に対する角度αにほぼ
等しい。すなわち無負荷ではドラム本体71の周壁部の
各点でほぼ均一な振巾及び振動角で振動するのであるが
、図示するように砂ばらしをすべき鋳物Mを投入した時
には、上記従来例と同様に矢印Rで示すような循環運動
を行なうことが考えられるのであるが、無負荷の時の振
巾より大巾に減少する。従って実際には図示するような
循環運動を行ない難く、振巾が小さくなるために循環速
度が小さく、その流動性は上記従来例より劣るものであ
る。これは砂ばらしをすべき鋳物Mが無負荷における振
動方向Pの方向にドラム本体71と共に振動駆動される
のであるが、ドラム本体71の底壁部においてはa1 
で示すようにその振動方向はPの方向にほぼ等しいが、
これより反時計方向に45度の角度位置a2 では無負
荷においては上述したようにPの方向にほぼ平行である
が故に、この点におけるドラム本体71の内周壁面に対
するこの振動の角度は、ほぼ平行であり、従って振動理
論から明らかなように、この面の垂直方向においては1
g以下の加速度であり、跳躍運動をせず、従って振動に
よる移送作用はない。更に、これより反時計方向に、よ
り大きな角度位置において、例えば点a3 においては
ドラム本体71の内壁面に対する振動による移送作用は
ドラム本体71の内壁面に対し、反時計方向の移送が望
ましいのであるが、時計方向となり、これでは最下点a
1 より反時計方向に向う移送力と対向し、これがため
にドラム本体内の鋳物M及び型ばらしされた砂Sが、ド
ラム本体71の内周壁面を押圧してあたかも一体的な剛
体であるかのように一体化して振動する。従って、一定
の加振機73による各点における振巾は当然のことなが
ら小さくなり、よって上述したように流動化が妨げられ
る。
【0012】更に本従来例においては、例えば60Hz
、894r.p.m.で駆動されるのであるが、894
r.p.m.はいわゆる振動の技術分野においては超低
周波に属し、これがためにこの振動ドラムを配設した近
傍の建屋にはこの超低周波による振動と共振状態となり
、建屋の一部、例えば障子やドアなどをガタガタと振動
させている。従って、この振動ドラムを配設している工
場の近くに住む住人が振動公害を受ける。更に図10の
従来例では駆動軸83a、83bの一端にギヤが固定さ
れているので、これらが噛み合って回転するのであるが
、この噛合はいかに精密に設計したとしても、この噛合
音は0とすることができず、又これは高音に属し、この
音が加わり近くの住民には騒音公害となるものである。
【0013】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、同じ回転駆動力であっても無負荷から
負荷状態にしたときの振巾のへたりが小さく、従って処
理すべき材料を、例えば砂ばらしをすべき鋳物を投入し
た場合、これに対する流動化を促進し、且つ又近隣の建
屋に対する超低周波公害を防止し、又騒音公害をも防止
することのできる振動ドラムを提供することを目的とす
る。
【0014】
【問題点を解決するための手段】上記目的は防振ばねで
地上に支持されたドラム本体の周壁部に、不平衡重錘の
回転により円形の加振力を発生させる円形加振力発生機
を、前記円形の加振力の中心と前記ドラム本体の軸心と
を垂直に結ぶ直線が、水平線に対しなす角度が、前記軸
心より上方位置で0度乃至90度をなすように取り付け
たことを特徴とする振動ドラム、によって達成される。
【0015】
【作用】円形加振力発生機はその加振力の中心とドラム
本体の軸心とを垂直に結ぶ直線が水平線に対し、0度〜
90度の角度をなすようにドラム本体の周壁部に固定さ
れているので、特に20度〜30度であるように取り付
けられた場合にはドラム本体の周壁部は各点において楕
円振動を行なうのであるが、この最底部においてはほぼ
直線振動で、ドラム本体の内周壁面に対し円形加振力発
生機の固定角度とほぼ同じ方向の振動を行ない、又ドラ
ム内で時計方向又は反時計方向に角度位置を進めるにつ
れ、上記直線に対する直角方向、すなわち短軸方向でも
振巾が大きくなり楕円振動の短軸比が大きくなってくる
。これにより、ドラム本体に投入された、例えば砂ばら
しする鋳物は効率良く循環作用を受けるのであるが、無
負荷と負荷状態で円形加振力が一定であってもその振巾
の変化が、すなわち“へたり”がほとんどなく、鋳物の
流動性は従来より大巾に上昇させられる。これは各点に
おける振巾のへたりが小さいからであるが、楕円振動の
短軸方向はドラム本体の内壁部の各点において、その接
線方向に対して垂直成分を有するがために、この方向に
おいてある加速度を受け、従って従来のようにドラム本
体とこれに投入された砂ばらしをすべき鋳物とが一体と
なって、あたかもドラムの質量を増大するような振動現
象はなく、砂ばらしをすべき鋳物がドラム本体の周壁部
の各点から跳躍力を受け、且つ又楕円振動の長軸方向に
よる移送力を受け、その循環速度は従来より大巾に大と
することができる。よって、従来と同様に砂ばらしをす
べき鋳物が循環運動を行なうのであるが、この循環速度
が大きく且つ又領域全体において均一な速度で各鋳物が
循環する。従って、鋳物は高温であるが、ばらされた砂
との接触の機会が大きくなり、すなわち熱交換を効率良
く行なうことができ、又砂ばらしをすべき鋳物は水分を
含んでいるので、これが熱交換により蒸発するときに潜
熱を奪い、有効に冷却されて、ドラム本体の一端より砂
ばらしした鋳物が冷却されて排出される。
【0016】更に、本発明の振動ドラムによれば近隣の
建屋に対する超低周波公害を従来よりも大巾に減少させ
ることができる。これはドラム本体の各点において楕円
振動を行なうのであるが、この短軸方向の成分が遠方よ
りこの振動ドラムを見た場合、投影面に対する振動が騒
音の本源となるものであり、この振動が短軸方向におけ
る振巾の振動であるが故に小となるものである。従来の
振動ドラムではドラム本体の周壁部の各点でほぼ一定の
振巾で直線振動を行なうがために、この方向にベクトル
を合わせ大きな振巾で投影面が振動するということによ
り、上述のような超低周波公害を生ずるものである。
【0017】更に、本発明によれば円形の加振力を発生
させるが故に図11の従来例のように、相噛合するギヤ
を用いていないので、騒音公害を生ずることもない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例による振動ドラムにつ
いて図面を参照して説明する。
【0019】図1〜図5は本実施例を示すが図において
振動ドラムは全体として1で示され、ドラム本体2の周
壁部の一側方に本発明に係る加振機3が設けられている
。またドラム本体2は支柱4a、4b、5a、5b上に
配設された防振ばね6a、6b、7a、7bにより図に
おいて下向きに数度傾斜して振動可能に支持されている
。ドラム本体2の図1において左端部には砂ばらしされ
るべき鋳物が供給される供給口8が形成され、また右端
部にはこの砂ばらしされた鋳物を排出するための排出口
9が設けられている。
【0020】ドラム本体2はその周壁部においてリブ1
0により補強されており、また右端部は蓋11により部
分的に閉塞されている。
【0021】次に、加振機3の詳細について特に図2及
び図4を参照して説明する。
【0022】本発明に係る加振機3は円形の振動力を発
生する円形加振機であり、ドラム本体2の側方に配設さ
れた架台23上に電動機24が固定されており、これが
駆動源である。電動機24の回転軸24aにその両端部
においてユニバーサルジョイント機構に結合された第1
リンク25が接続されている。すなわち電動機24の回
転軸24aはユニバーサルジョイント26aを介して第
1リンク25に結合されており、またその左端部はユニ
バーサルジョイント26bを介して第1支軸29に結合
されている。この第1支軸29はドラム本体2に取りつ
けられた取付板27の両側に固定された一対のベアリン
グ28a、28bのインナーレースに嵌着されており、
その一端部に図4に示すようなほぼ半円形状のアンバラ
ンスウェイト30aが固定されており、第1支軸29の
他端部はアンバランスウェイト30aと同形状のアンバ
ランスウェイト30bが固定されている。
【0023】第1支軸29は更にユニバーサルジョイン
ト32a、32bを介して第2リンク31及び第2支軸
35が結合されており、これはドラム本体2の周壁部に
取付られた取付板33の両側に設けられた一対のベアリ
ング34a、34bのインナーレースに挿通して嵌着さ
れており、その両端部には上述のアンバランスウェイト
30a、30bと同一形状のアンバランスウェイト36
a、36bが固定されている。
【0024】又、本発明によれば円形加振力の中心、す
なわち駆動軸25とドラム本体2の軸心Cに対しこれと
垂直に結合する直線L−Lは水平線H−Hに対する角度
βが25度と設定されている。この角度25度を得るよ
うに上述の架台23の高さ位置及び取付板27の形状が
設定されている。さらに、本実例によれば駆動軸25を
駆動する電動機24の回転方向は図3において時計方向
に回転するように駆動される。
【0025】本発明に係る加振機3は以上のように構成
されるがドラム本体2の上壁部には更に一対の点検窓2
1a、21bが設けられており、また図3で示すように
ドラム本体2の排出口9の近傍の内壁の一部には円弧状
の堰板22が固定されている。
【0026】本発明の実施例による振動ドラム本体1は
以上のように構成されるが、次にこの作用について説明
する。
【0027】図示せずとも材料供給口8から砂ばらしを
すべき鋳物が投入されるものとする。電動機24を駆動
すると、この回転軸24aの回転力はユニバーサルジョ
イント26a、26b、第1リンク25を介して一対の
アンバランスウェイト30a、30bを回転駆動させ、
更にこのアンバランスウェイト30a、30bを固定さ
せている第1支軸29、ユニバーサルジョイント32a
、32b、第2リンク31を介して結合される第2支軸
35の両端部に固定されたアンバランスウェイト36a
、36bは同様に回転駆動される。なおアンバランスウ
ェイト30a、30b、34a、34bの回転によって
、その回転軸すなわち支軸29、35の軸心の周りに遠
心力、すなわち円形の加振力が発生するのであるが、後
述するようなモードで加振力によりドラム本体2は振動
する。電動機24の回転軸24aはユニバーサルジョイ
ント26a、26bを介してアンバランスウェイト30
a、30bに結合されており、また第1支軸29はユニ
バーサルジョイント32a、32bを介してアンバラン
スウェイト36a、36bに結合されているので電動機
24の方にはドラム本体2の振動がほとんど伝達される
ことなく、安定に回転駆動を続けることができる。
【0028】図5はドラム本体2の軸心Cと全体の重心
Gと上述の加振機3の円加振力の中心Pとの関係を示す
ものであるが、加振機3の駆動により図5に示すような
円形の加振力Fが発生するのであるが、これと重心Gと
の周りに回転モーメントが発生し、また加振力Fの中心
Pからの距離に応じてドラム本体2を線としての円で示
すが、この周上において図示するような振動モードを行
なう。すなわち加振機3に最も近いドラム本体2の周壁
部上ではa1 、a2 、a3 、a4 で示すような
楕円振動を行なうのであるが、その長軸及び短軸は他の
周壁部分よりも大きく、またその長軸は、ほぼ垂直方向
から反時計方向に順次、傾斜している。またドラム本体
2の底壁部ではb1 、b2 、b3 及びb4 で示
すように直線振動及び楕円振動を行なっているがその長
軸の方向はドラム内壁面に対し接線方向で反時計方向に
振動移送力を有するように傾斜している。
【0029】又、振動ドラム本体2の頂部近くの点にお
いては、d1 、d2 、d3 ・・・・で示すように
、楕円振動を行なうのであるが、その長軸及び短軸は順
次小となり、又上述の振動b2 、b3 、b4 、c
1 、c2 ・・・・は図5において時計方向に回転す
る楕円振動である。振動d1 、d2 、d3 も楕円
振動で、時計方向に回転する振動であるが、その長軸の
方向はドラム本体2の周壁面の各点の接線に対し、ほと
んど平行となり、従ってその振動による移送力は、この
点まで材料は上昇しないが、ほとんどないものである。 そして図5において、反時計方向において軸心Cに関し
振動a1 から見て約170度の角度位置においては、
振動eで示すように直線振動を行なう。この角度位置か
ら楕円振動f1 、f2 、f3 、f4が、その長軸
及び短軸は順次増大するのであるが、反時計方向の回転
であり、振動ドラム本体2の最底部において再び直線振
動b1 となり、この角度位置から反時計方向に向って
再び上述のように楕円振動を行なうのであるが、その回
転方向は時計方向となる。
【0030】なお、以上の振動のモードはX−Y直角座
標の原点は、ドラム断面円の中心C’(軸心C)と同じ
とし、各ディメンジョンを下記のようにした場合コンピ
ュータで計算した結果である。
【0031】 ドラムの直径                D  
        (CM)            1
20.0全体の重量                
  W          (Kg)        
  1970.0全体重心回りの慣性モーメントAI(
KgSqCM)    8820000.0全体重心位
置X座標          XM        (
CM)              18.3全体重心
位置Y座標          YM        
(CM)                7.6加振
力の位置X座標          S       
   (CM)              92.4
加振力の位置Y座標          SS    
    (CM)              38.
3振動数                     
 N        (RPM)          
  900.0ドラムの最下端の振巾        
AT        (mm)           
     9.0加振力              
        F          (Kg)  
        5664.7
【0032】材料の供給
口8から供給された鋳物Mは上述のような振動をドラム
本体2の内壁部から受けながら図1において約2〜3度
下向きに傾斜しているために右方へと移送されるのであ
るが、移送途上において図5に示すように鋳物Mはドラ
ム本体2の内周壁面に沿って図5において反時計方向に
上昇する力を受け、あるレベルまで上昇すると重力の方
が大きくなって下方へと鋳物Mの上層の上表面に沿って
滑落し、再び内周壁面に沿って上昇力を受ける軌跡Qで
示すような運動を行ないながら図1において右方へと移
送され十分な攪拌力を受けて本実施例においては砂ばら
し、冷却作用を受け排出口9から外部へと排出されるの
であるが、図3で示すように排出口9の近傍には内周壁
面に沿って円弧状の堰板22が設けられているので、上
述のような攪拌力を十分に受けて砂ばらしされて排出口
9から外部に排出されることができる。もし堰板22が
なくて、またドラム本体2への砂ばらしすべき鋳物Mの
充填率が少ない場合には十分な攪拌力を受けることなく
排出口9より外部へと排出されるであろう。従って堰板
22の効果はドラム本体2内の鋳物の充填率が少なくな
る場合に大きな効果を奏するものである。
【0033】以上のように振動ドラム本体2内に砂ばら
しをすべき鋳物Mが投入され、撹拌作用を受けるのであ
るが、振動b1 、b2 、b3 、b4 、c1 、
c2 ・・・・は、このドラム本体2内に砂ばらしをす
べき鋳物Mを投入されていない状態、すなわち無負荷状
態における振動状態を表わすものであるが、図示のよう
な充填率で砂ばらしをすべき鋳物Mを投入されて、図示
するように循環運動を行なう場合においても従来よりは
その振巾のへたりはほとんど小さく、上述のb1 、b
2 、b3 ・・・・の振動モードの変化はほとんどな
く、その振巾もわずかに小さくなるだけである。従って
鋳物Mは後述するような移送力を受ける。
【0034】ドラム本体2の最底部においては直線振動
b1 を行なうのであるが、この点においては本体2の
周壁面の点での接線に対し、右上り方向の直線となって
おり、公知のように、このような直線振動では大きな移
送力を受ける。従ってこの上の砂ばらしをすべき鋳物M
は大きな移送力を受け、図において反時計方向に移送さ
れる。更に反時計方向に向ってb2 、b3 、b4 
においては長軸及び短軸における振巾が増大する。その
長軸の方向はドラム本体の周壁面の一点での接線方向に
対し、振動による移送力を受ける振動角を有するので、
これら点においても鋳物M、砂Sは大きな移送力を受け
、反時計方向に移送される力を受け、上昇する。更にc
1 、c2 、c3 においては、長軸の方向は周壁面
の各点においる接線に対してわずかな振動角を有するの
みであるので、その面に沿う振動力による移送速度は非
常に小なるものであるが、やはり従来例と異なり、わず
かながらもドラム本体2の周壁面の反時計方向に向う移
送力を与えるものである。そして最底部から約90度の
反時計方向に回動した位置においてはa1 で振動する
のであるが、この点においては長軸は周壁面の一点での
接線とほぼ平行であり、何ら振動による移送力を受けな
い。更に反時計方向に進んだ角度位置における振動a2
 、a3、a4 では長軸の方向が周壁面の各点に対す
る接線に対する振動角が逆転し、上述の振動c1 、c
2 、c3 ・・・・とは移送方向が逆転する。すなわ
ち時計方向に移送するので、もしこのような振動力で鋳
物が移送される場合には(実際には重力落下してしまう
)、上述のc1 、c2 、c3 の振動による移送速
度を減少させてしまうことになる。
【0035】以上のようにして図5に示されるような充
填率で供給された砂ばらしをすべき鋳物Mが矢印Qで示
すような撹拌力を受けながら振動ドラム本体2の軸心C
に沿って図1において右方に移送されるのであるが、3
次元的にはスパイラル状の撹拌力を受けながら充分に砂
ばらしをされ、かつ鋳物からの水分が蒸発するにつれて
、その潜熱がうばわれるので、効率よく冷却されてドラ
ム本体の排出口から外方に排出される。
【0036】又本実施例では、ドラム本体の最底部から
反時計方向に90度回動する位置までの楕円振動のモー
ドは上述したような変化をするのであるが、楕円の長軸
の方向が振動移送力を受ける方向であり、且つその楕円
振動の回転方向が時計方向であるので、より大きな移送
力を受けて、従って効率よく循環作用を受けるものであ
る。更に上述したように本実施例によれば、無負荷状態
における振動ドラム本体2の周壁部の各点における振動
は、負荷状態にする、すなわち砂ばらしをすべき鋳物M
を供給した場合における状態においても、その振巾、す
なわち楕円振動の長軸及び短軸の振巾はほとんど変化せ
ず、従って図5に示すような振動モードで砂ばらしすべ
き鋳物に振動力を与えられるものと考えてよい。なお振
巾のへたりが少ないのは楕円振動c1 、c2 、c3
 、a4 においては、その長軸の振動角は非常に小な
るものであるが、短軸方向の振巾が充分に大きくなるの
で、この方向に大きな加速度を受け、これが1G以上で
あれば、当然のことながら内周壁面の各点における接線
に対して垂直方向に跳躍力を受けることにより、より効
率良く砂ばらしをすべき鋳物Mはドラム本体内で撹拌力
を受ける。図10の従来例においてはドラム本体2には
直線振動力が与えられるのであるが、この周壁部におい
ては上述したようなモードの直線振動が行なわれ、最底
部から反時計方向に90度の角度位置においては、振動
角が鋳物を移送する方向において小さくのみならず、最
底部から約45度の反時計方向の角度位置においては、
直線の振動角は逆転し、従ってこの点においては鋳物を
時計方向に移送する力を与える。従って最底部において
は反時計方向に移送する力を与えているのであるが、こ
の点における鋳物と、約45度における鋳物とは押し合
う力となり、結局ドラム本体の周壁面に対する押圧力と
なる。 従って上述したようにドラム本体の正味質量に対し、こ
れが剛体として一体的に振動するかのごとくなり、この
有効質量が増大し、同じ、直線振動力の大きさであって
も無負荷と負荷とでは、振巾が大きく変わることになる
。従って図10で示すような振動を負荷状態で得るため
には直線加振力の大きさを更に大としなければならない
。然るに本実施例では振巾がほとんど変わらないのみな
らず、駆動力を小とすることができる。
【0037】又、本実施例によれば振動ドラム1から発
する超低周波(900r.p.m.)騒音の音レベルと
従来技術の図10に示す直線加振力を加えられる振動ド
ラムと比較すると、図7に示すような実験結果が得られ
ている。すなわち、振動ドラム1の中心からの距離が1
00mまでの各点と、その点における超低周波騒音レベ
ルdBとの関係は図7に示すように変化する。いずれも
リニアに減少しているが、従来技術の方が約6dB高い
騒音となっている。従って、dB単位でこの程度である
から100mにおける各建屋に及ぼす超低周波騒音の影
響ははるかに小とすることができる。明らかに上述した
ように従来の振動ドラムは直線振動を行ない、これを遠
方から投影面としてみた場合、この直線振動の振巾は大
きくこのために超低周波騒音で各被害を与えていたが、
本実施例によれば図5に示すように振動ドラム本体2の
各周壁部は楕円振動を行ない、この短軸方向の振巾がこ
の軸心Cから、ある距離を隔てた点に対する騒音源とな
るので、明らかに騒音レベルは小さくなることが予想さ
れる。これは図7によって明らかにされる。
【0038】又、本実施例によれば、円形の加振力機構
には何ら従来技術のように、二つの回転軸のそれぞれに
固定されたギヤの噛合により同期させるという構造は全
くなく、このようなギヤの噛合による騒音は全くない。 すなわち高周波騒音も従来でははるかに高いものであっ
たが、本実施例では“0”となる。
【0039】図6は本発明の第2実施例による振動ドラ
ム50を示すものであるが、第1実施例に対応する部分
については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0040】すなわち本実施例によればドラム本体2の
周壁部には1個の振動電動機51が第1実施例とは異な
り、軸心Cより上方であるが、左方において水平線H−
Hに対して同角度、25度方向に取り付けられている。 すなわち回転軸52には、反円形の平衡重錘53が固定
されているが、この回転軸52が円形加振力の中心とな
るのであるが、これとドラム本体2の軸心Cとを結ぶ直
線L−Lと水平線H−Hとのなす角β’が第1実施例と
同様に25度とされている。このような構造においても
第1実施例と同様な効果を奏することは明らかである。 なお、本実施例では、図6において、回転軸52の回転
方向は時計方向であり、従ってドラム本体2の周壁面で
、各点における楕円振動の回転方向は反時計方向となる
が、ドラム本体2の最底部から時計方向に向って移送す
る力を受け、従ってドラム本体2に投入された砂ばらし
をすべき鋳物MはQ’で示すような循環運動を行なう。
【0041】以上、本発明の実施例について説明したが
、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の
技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0042】例えば、以上の実施例では振動ドラム本体
の軸心Cに関し、移送方向に対向する方向からみて、図
において軸心より上方で右側に円形加振力発生機3を配
設した場合を説明したが、これに代えて上方で左側に配
設してもよい。この場合には架台や取り付けをそれぞれ
図示した位置から反対方向に配設するのみでよいが、大
きな移送力を得るためには同様な方向からみて駆動軸の
回転方向が反時計方向に回動するように電動機を駆動す
ればよい。
【0043】又、以上の実施例では、軸心Cとこれに対
し垂直に円形加振力の中心とを結ぶ直線L−Lと水平線
H−Hとのなす角βは25度としたが、これにより更に
大きく、あるいは小さく、例えば20度あるいは30度
としてもほぼ同様な大きな効果を得られるが、更にこれ
より小さい又は大きい角度10度、20度又は45度、
50度と設定しても従来技術よりは大きな効果を奏する
ことができる。
【0044】又、以上の実施例ではほぼ半円形の不平衡
重錘を回転軸の周りに回動して円形加振力を発生する構
成あるいは公知の振動電動機を1台取り付けることによ
り、円形加振力を発生する機構としたが、更に第2実施
例における振動電動機を複数個直列に接続して取り付け
るようにしてもよい。この場合、各回転軸を例えばカッ
プリングで結合して同軸回転するようにすればよい。
【0045】更に、本明細書において「不平衡重錘」と
は図示したようにほぼ半円形状を呈するもののみならず
、他の形状でもよく、更に他構造、例えば断面が円形の
環状体に鋼球を配設し、管体の一部から圧縮空気を導入
することにより、高速でこの鋼球を回転運動させ、これ
により円形加振力を発生させるような構成も本「不平衡
重錘」に属するものとする。その他、質量の回転により
遠心力を発生し、これを円形加振力とする公知の構造は
全て本発明に適用可能である。
【0046】又、以上の実施例ではドラム本体2の軸心
が鋳物の移送方向に対し、数度下向きに傾斜させた場合
を説明したが、これは水平に配設してもよく、更に逆に
上向き傾斜とするようにしても本発明は適用される。す
なわち上向き傾斜とした場合には図1において、左端部
より砂ばらしすべき鋳物を投入するが、これに充分な流
動性が加えられるために順次、上述のような砂ばらし作
用及び冷却作用を受けて右方に移送され排出口から外部
に排出される。
【0047】又、以上の実施例では振動ドラム本体内に
何ら附属装置を設けなかったが、従来公知の振動ドラム
、例えば鋳物の砂ばらしに適用される振動ドラム内に配
設される付属設備、例えば散水装置を取り付けるように
してもよい。
【0048】又、以上の実施例ではドラム本体の軸心に
沿って移送方向に対向する方向からみて、軸心より上方
で右方に円形加振機構を取り付け、時計方向に回動させ
るようにしたが、回転軸を駆動する電動機の回転方向を
随時切換可能とし、又振動ドラム1の供給口より上流側
に型枠から取り出された鋳物を例えば予備的にシェイク
アウトマシーンでシェイクアウトした後、本実施例の振
動ドラムに供給されるのであるが、このシェイクアウト
マシーンの供給能力が大小二つに分けられている場合、
あるいは一つのシェイクアウトマシーンで時間的に砂ば
らしすべき鋳物の供給速度が大と小となる場合にはこれ
らに応じて切換えるようにし、供給速度が小なる場合に
は電動機の回転方向を反時計方向に、大なる場合には時
計方向に切換えるようにして円滑な連続的鋳物の砂ばら
しをするようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明の振動ドラムに
よれば従来の振動ドラムと同様に他の処理方式のドラム
と比べ大きな利点を有する他に、その加振機構を従来の
振動ドラムに比べてはるかに簡素化し、従ってコストを
大巾に低下させることができるのみならず、無負荷状態
から負荷状態にした時の各部の振巾のへたりが小さく、
更に超低周波公害をほとんどなしとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による振動ドラムの側面図であ
る。
【図2】同平面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同要部の部分拡大正面図である。
【図5】同実施例の作用を説明するための振動ドラムの
簡略正面図である。
【図6】他実施例の振動ドラムの断面図である。
【図7】従来の振動ドラムと本発明の振動ドラムの超低
周波騒音の比較を示すグラフである。
【図8】従来例の振動ドラムの側面図である。
【図9】図8における[9]−[9]線方向断面図であ
る。
【図10】他従来例の振動ドラムの断面図である。
【図11】同従来例の要部の拡大部分破断側面図である
【図12】同従来例の作用を説明するための概略断面図
である。
【符号の説明】
2      ドラム本体 3      加振機 30a  アンバランスウェイト 30b  アンバランスウェイト 36a  アンバランスウェイト 36b  アンバランスウェイト 51    振動電動機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  防振ばねで地上に支持されたドラム本
    体の周壁部に、不平衡重錘の回転により円形の加振力を
    発生させる円形加振力発生機を、前記円形の加振力の中
    心と前記ドラム本体の軸心とを垂直に結ぶ直線が、水平
    線に対しなす角度が、前記軸心より上方位置で0度乃至
    90度をなすように取り付けたことを特徴とする振動ド
    ラム。
  2. 【請求項2】  前記振動ドラム本体の前記軸心に沿う
    材料の移送方向に対向する方向から見て、前記円形加振
    力発生機が前記軸心より右方にあるときには、前記円形
    加振力の回転方向を時計方向の回転とし、同左方にある
    ときには、反時計方向の回転とする請求項1に記載の振
    動ドラム。
  3. 【請求項3】  前記角度は20度乃至30度である請
    求項1に記載の振動ドラム。
  4. 【請求項4】  前記振動ドラム本体内に砂ばらしすべ
    き鋳物を材料として供給する請求項1に記載の振動ドラ
    ム。
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