JPH0432725Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0432725Y2
JPH0432725Y2 JP16379487U JP16379487U JPH0432725Y2 JP H0432725 Y2 JPH0432725 Y2 JP H0432725Y2 JP 16379487 U JP16379487 U JP 16379487U JP 16379487 U JP16379487 U JP 16379487U JP H0432725 Y2 JPH0432725 Y2 JP H0432725Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
arm member
hole
operating shaft
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16379487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0167702U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16379487U priority Critical patent/JPH0432725Y2/ja
Publication of JPH0167702U publication Critical patent/JPH0167702U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0432725Y2 publication Critical patent/JPH0432725Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば或る物体の位置の計測や精
密工作機械においてある移動体の位置制御或いは
デイスプレイ装置においてカーソルを位置制御す
る場合等に用いて好適な可変抵抗器を変換器とし
て内部に一体に組込んだジヨイステイツクコント
ローラに関する。
〔考案の概要〕
この考案は、筐体内に操作軸と連動して回動す
るように取付けられたが腕部材と、この腕部材の
側部に受台を介して取付けられ、筐体の側壁に設
けられた抵抗体部と摺接する摺動子とを備えたジ
ヨイステイツクコントローラにおいて、受台に設
けられた突起と腕部材の側部に設けられた穴によ
り受台を回動自在に腕部材に取付けると共に腕部
材の側部又は受台のいずれかに長穴を設け、この
長穴を介して受台を腕部材の側部に固定するよう
にすることにより、受台を介して腕部材の側部に
取付られた摺動子の位置調整時間を大幅に短縮
し、摺動子の微調整を可能となし、しかも組立完
了後又は或る期間使用後に再調整が必要となつた
場合、その再調整作業を容易に出来るようにした
ものである。
〔従来の技術〕
可変抵抗器を変換器として内部に一体に組込ん
だ従来のジヨイステイツクコントローラとして例
えば第4図〜第6図に示すようなものが提案され
ている。すなわち、第4図は従来のジヨイステイ
ツクコントローラの側面断面図、第5図はその筐
体凸状部を下から見た図、第6図はその摺動子機
構部の分解斜視図である。
図において、1は操作軸であつて、この操作軸
1は、外部に突出した側の端に固定部2と、摘子
部3を取付け、その内部に可変抵抗器(図示せ
ず)を内蔵させ、摘子部3を廻すことにより内蔵
する可変抵抗器の軸が回動する構造となつてい
る。また、この可変抵抗器の出力は、操作軸1の
中空部を通して操作軸1の他端からリード線4に
より筐体部5の外に導出されている。
筐体部5は、筐体6と抵抗基板7と蓋8とから
成り、その筐体6は、一方の端面は開放端、他方
の面は取付面9から成る筒状体、その取付面中央
の内側に凸状部10を設け、その中心部に操作軸
保持機構の入る穴11を、また筐体側面上部の互
に180°の相対する位置に、一対のネジ穴12を設
けている。抵抗基板7は、内面に抵抗体13と集
電体14を並設した抵抗体部15が取付けられ、
その抵抗体13両端の電極16と集電体14に
は、外部に突出した端子17がそれぞれ連結さ
れ、そして筐体6に下方より凹凸部をもつて挿脱
可能に嵌着されている。また蓋8は、筐体6にネ
ジ等で固定されている。
内側及び外側腕部材18,19は、U字形の板
材から成り、その腕部の両端側面に一対の穴20
を、腕部の一端側面の中間部にはネジ穴21を、
そして彎曲部には長穴22を設け、一対の穴20
には先端部が円柱状を成す腕部材保持用ネジ23
がそれぞれ筐体6に螺合された後それぞれの腕部
材に枢着され、中間部のネジ穴21には、抵抗体
部15と摺接する摺動子24を取付けた摺動子受
台25を固定するネジ26を螺着させ、彎曲部の
長穴22には操作軸1の先端部を遊貫させ、操作
軸1を旋回させることにより、内側及び外側腕部
材18,19はそれぞれの腕部材保持用ネジ23
を支点とし、回動する様に構成されている。
操作軸1を筐体6に保持し、常に中心位置に付
勢させておく機構は、筐体6中央の凸状部10側
壁に螺着された円柱体27保持用の一対のネジ2
8と、その保持用ネジの先端円柱部に枢着された
円柱体27と、その円柱体27に螺合した後操作
軸1に枢着し、操作軸1を回動自在に保持する先
端円柱部を有する一対の操作軸保持用ネジ29
と、操作軸1を貫通し、操作軸1を中心位置に付
勢させる機構、すなわち滑板30、滑板受台3
1、圧縮コイルバネ32、コイルバネ受台33、
止め座金34から成つている。更に一対のそれぞ
れの保持用ネジ28,29は、先端部が円柱状の
一体品から成り、その部分に円柱体27又は操作
軸1が回動自在に枢着されている。また円柱体2
7は、両端面部に穴35を、両側面にネジ穴を、
そして周面の中央部に操作軸1を貫通させる長穴
36を有している。
付勢機構の滑板30は、中央に穴を設けた頭部
が円錐台状で、その斜面部37は筐体6の凸状部
端面に固定された中心に穴を有する滑板受台31
の皿状部と滑動自在に当接し、その中央穴部には
操作軸1が上下移動自在に貫通し、その庇部には
圧縮コイル32の端部が当接している。
コイルバネ受台33は、中央に穴を設けたフラ
ンジ形の台座から成り、穴部には操作軸1が上下
自在に貫通し、フランジ部には圧縮コイルバネが
当接している。
止め座金34は、操作軸1周面のリング状溝に
嵌着され、付勢されたコイルバネ受台33が操作
軸1から外れるのを防止している。
上述のような構成において、操作軸1を操作す
ると、操作軸1は凸状部10及び円柱体27に螺
着されたそれぞれの保持用ネジ28,29を支点
として全方向自在に回動し、滑板30は滑板受台
31と接した状態で滑動、圧縮コイルバネ32は
滑板30、滑板受台31に付勢した状態で伸び縮
みし、筐体6に内蔵する可変抵抗器の摺動子24
は、内側及び外側腕部材18,19と一体となつ
て回動し、抵抗体部15上の両電極16間を摺動
し、操作軸1の回動に応じた電圧を可変抵抗器か
ら出力している。
この操作において、操作軸1が中心位置にある
とき、可変抵抗器の摺動子24の抵抗体部電極1
6間の中心に位置する様に調整されている。この
位置がずれると、出力零となるべき所でならない
ために、この出力でサーボモータ等を駆動させる
ときに悪い影響を与えることになる。このため、
第6図に示すように、摺動子受台25に摺動子2
4を固定するために設ける穴を長穴38とし、こ
の摺動子24の長穴38の範囲で摺動子24を移
動させることにより、中心位置が取れる様な構造
としている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述のように、摺動子位置を決めるときは、ま
ず操作軸1を中心位置に保持し、次に抵抗体部1
5の両端電極16間に+(プラス)−(マイナス)
電圧を印加し、零電圧(又は印加電圧の1/2の電
圧)が得られているかどうかをみる。
この時、摺動子の位置がずれていて、零電圧
(又は印加電圧の1/2の電圧)が得られない場合
は、抵抗基板7を取外し、摺動子24を固定して
いるネジを緩め、摺動子24の位置をずれの大き
さに応じて移動させ、その後ネジで再固定し、抵
抗基板7を取付けて、所定の出力が得られている
かどうかを確認する。この時、位置がまだずれて
いる場合は再度上述の作業を繰り返す。
このように従来のジヨイステイツクコントロー
ラの場合、所定の出力を得るまでに数回上述の手
順を繰り返すことになり、作業工数が大となり、
そのため短時間での精密な調整も難しかつた。
従つて、この考案は、上述のように調整の度に
抵抗基板7を取外し、摺動子24のネジを緩めて
摺動子24を移動させることなくい、組付けたま
まの状態で調整することを可能にしたジヨイステ
イツクコントローラを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、筐体6内に操作軸1と連動して回
動するように取付けられた腕部材18′,19′
と、この腕部材の側部に受台25′を介して取付
られ、筐体の側壁に設けられた抵抗体部15と摺
接する摺動子24′とを備えたジヨイステイツク
コントローラにおいて、受台に設けられた突起4
1と、この突起と対向して腕部材の側部に設けら
れ、受台を回動自在に枢着する穴39と、腕部材
の側部又は受台のいずれかに設けられた長穴4
4,46とを備え、長穴を介して受台を腕部材の
側部に固定するように構成している。
〔作用〕
摺動子24′を受台25′に複数の突起42を挿
通して取付けた後突起41を腕部材18′,1
9′の側部に設けられた穴39に回動自在に枢着
する。そして、受台に設けられ長穴44にネジ4
5を挿通し、受台をその下方端の突起43に力を
加えて所定の位置に設定した後ネジ45の頭を廻
し、腕部材に固定するか、又は腕部材の側部に設
けられた長穴46に受台の突起47を挿通し、受
台をその下方端の突起43に力を加えて所定の位
置に設定した後突起47を軽くかしめて腕部材に
固定する。これにより、摺動子の位置調整時間が
大幅に短縮され、摺動子の微調整が可能となり、
しかも組立完了後又は或る期間使用後に再調整必
要となつた場合、その再調整作業が容易となる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図〜第3図に
基づいて詳しく説明する。なお、第1図〜第3図
において、第4図〜第6図と対応する部分には同
一符号を付し、その詳細説明は省略する。
先ずこの考案の一実施例を第1図及び第2図を
参照し乍ら説明する。本実施例では内側及び外側
腕部材18′,19′は、外形、ネジにより回動自
在に枢着される穴20及び操作軸1を遊貫する長
穴22は従来例と同じであるが、枢着用穴20の
下方に摺動子受台25′を回動自在に枢着する穴
39を、またその下方に摺動子受台25′を固定
するためのネジ穴40を設けるようにしている。
また、摺動子受台25′は、ポリアセタール、弗
素等の熱可塑性樹脂材を用い、そして内側及び外
側腕部材18′,19′と対面し、腕部材の枢着用
穴39に対応する位置に突起41を、中間部反対
側の抵抗基板7′と対面し、抵抗体部15と対応
する所定の位置に摺動子融着用の複数の突起42
を、そして下方端部には、内側及び外側腕部材1
8′,19′の下面よりも突出し、押圧し易い形状
とした突起43を、それぞれ一体に設けている。
また摺動子受台25′の中間部に、枢着用突起
41を同心とし、摺動子24′の回動する方向に
長穴44を設ける。この長穴44は、ネジ頭が入
つて着座するような座グリの長穴としてもよい。
組付けは、まず摺動子24′を複数の突起42
に挿通融着後、枢着用突起41を穴39に挿通し
て内側及び外側腕部材18′,19′回動自在に枢
着し、そして六角等の頭付きネジ45を長穴44
に挿通して内側及び外側腕部材18′,19′のネ
ジ穴40に螺合させ、摺動子24′を抵抗体部1
5の所定位置に合わせた後、ネジ45を下方から
締付治具を用いて締付け、摺動子受台25′をそ
れぞれの腕部材18′,19′に固定する。
この摺動子24′を所定の位置に合わせる際に
従来例と異なる点は、操作軸1を中心位置に保持
した状態で、摺動子24′が抵抗体部15の中心
に位置するように、摺動子受台25′の下方突起
部43に力を加えて、内側及び外側腕部材18′,
19′との枢着部を支点しとて回動調整後、摺動
子受台25′を内側及び外側腕部材18′,19′
に固定するところにある。
このように本実施例では、摺動子24′が抵抗
体部15に当接した状態で、出力を見ながら調整
出来るため、従来の調整作業を繰り返す必要もな
く、短時間に、したも精密な調整が可能となつ
た。
第3図はこの考案の他の実施例を示すもので、
上述の実施例が摺動子受台25′を腕部材18′,
19′に固定するのに腕部材18′,19′にネジ
穴40を設けると共にこれに対向して摺動子受台
25′に長穴44を設け、ネジ45を長穴44に
挿通してネジ穴40に螺合して行つたのに対し、
本実施例では腕部材18′,19′の下方に長穴4
6を設けると共にこれに対向して摺動受台25′
の下方に突起47を設け、突起41を穴39に挿
通して腕部材18′,19′に回動自在に枢着した
後突起47を長穴46に挿通し、摺動子24′を
抵抗体部15の所定位置に合わせて、突起47の
遊端をかるくかしめて摺動子受台25′を腕部材
18′,19′に固定するようにしている。
この場合、摺動子24′を所定の位置に合わせ
る際に、操作軸1を中心位置に保持した状態で、
摺動子24′が抵抗体部15の中心に位置するよ
うに、摺動子受台25′の下方突起部43に力を
加えて腕部材18′,19′との枢着部を支点とし
て回動調整後、摺動子受台25′を腕部材18′,
19′に固定するようにする。
このようにして本実施例でも上述の実施例と
略々同様の作用効果が得られると共に更に本実施
例では摺動子受台25′を腕部材18′,19′に
固定するのに、突起47の遊端を軽くかしめるだ
けでよいので作業が簡単となる。
なお、上述の実施例では腕部材が2個存在する
場合であるが、単一の場合も同様に適用可能であ
る。また、抵抗基板を筐体の両側に取付け、腕部
材の両側に摺動子機構を取付けた場合も同様に適
用可能である。
〔考案の効果〕
上述の如くこの考案によれば、受台と腕部材の
側部に夫々対向して突起と穴を設けて受台を回動
自在に腕部材に取付けると共に腕部材の側部又は
受台のいずれかに長穴を設け、この長穴を介して
受台を腕部材の側部に固定するようにしたので、
摺動子の位置調整時間を大幅に短縮出来る。ま
た、摺動子の微調整が可能となり、このため精密
な調整が出来る。更に組立完了後、又はある期間
使用後に再調整が必要となつた場合、再調整作業
が容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す側面断面
図、第2図はこの考案の要部の分解斜視図、第3
図はこの考案の要部の他の例の分解斜視図、第4
図は従来のジヨイステイツクコントローラの一例
を示す側面断面図、第5図は第4図の筐体凸状部
を下方から見た図、第6図は第4図の摺動子機構
部の分解斜視図である。 1は操作軸、6は筐体、15は抵抗体部、1
8′、19′は腕部材、24′は摺動子、25′は摺
動子受台、39は穴、41は突起、44,46は
長穴である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筐体内に操作軸と連動して回動するように取付
    けられた腕部材と、 該腕部材の側部に受台を介して取付られ、上記
    筐体の側壁に設けられた抵抗体部と摺接する摺動
    子とを備えたジヨイステイツクコントローラにお
    いて、 上記受台に設けられた突起と、 該突起と対向して上記腕部材の側部に設けら
    れ、上記受台を回動自在に枢着する穴と、 上記腕部材の側部又は上記受台のいずれかに設
    けられた長穴とを備え、 上記長穴を介して上記受台を上記腕部材の側部
    に固定するようにしことを特徴とするジヨイステ
    イツクコントローラ。
JP16379487U 1987-10-27 1987-10-27 Expired JPH0432725Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16379487U JPH0432725Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16379487U JPH0432725Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0167702U JPH0167702U (ja) 1989-05-01
JPH0432725Y2 true JPH0432725Y2 (ja) 1992-08-06

Family

ID=31448836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16379487U Expired JPH0432725Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0432725Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0167702U (ja) 1989-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4938642A (en) Portable electric router
KR101149805B1 (ko) 다방향 입력장치
US7271523B2 (en) Closed loop mover assembly with measurement system
WO2004011874A1 (ja) 測定ヘッド
US20200067619A1 (en) Fader device
KR20050007162A (ko) 아우터미러 경동장치
JPH0432725Y2 (ja)
JP3104385B2 (ja) 測量機の粗微動装置
JPH0868931A (ja) 面角度調整装置
JP2540604Y2 (ja) 光学素子取付装置
JP3301569B2 (ja) 電気式レバー装置
JP2712204B2 (ja) ジョイステック型コントローラ
JPH057619Y2 (ja)
JPH0536593Y2 (ja)
JPS6319939Y2 (ja)
JPS6213116Y2 (ja)
WO1982002455A1 (en) Potentiometer
JPH0678021U (ja) ダンパー開閉装置
JPH0343642Y2 (ja)
JPH0441471Y2 (ja)
JPH0827920B2 (ja) ヘッド取付装置
JPH057627Y2 (ja)
JPS6331214Y2 (ja)
JP2526365Y2 (ja) 光ピックアップのホトダイオード支持台
JPS5828178Y2 (ja) 血圧計の指度調整装置における微動調整機構