JPH0432490B2 - - Google Patents

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JPH0432490B2
JPH0432490B2 JP58139329A JP13932983A JPH0432490B2 JP H0432490 B2 JPH0432490 B2 JP H0432490B2 JP 58139329 A JP58139329 A JP 58139329A JP 13932983 A JP13932983 A JP 13932983A JP H0432490 B2 JPH0432490 B2 JP H0432490B2
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    • H01H2037/5463Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element wherein the bimetallic element is inherently snap acting the bimetallic snap element forming part of switched circuit
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    • H01H2037/5472Thermally-sensitive members actuated due to deflection of bimetallic element wherein the bimetallic element is inherently snap acting having an omega form, e.g. the bimetallic snap element having a ring shape with a central tongue

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、たとえば、カツトアウトスイツ
チ、回路遮断器およびサーモスタツトのような熱
応答電気スイツチのスイツチ接点を駆動するのに
用いるスナツプ作用熱応答バイメタルアクチユエ
ータに関するものである。
先行技術の説明 特開昭51−109482号公報(英国特許第1542252
号)の明細書には、熱変化に対するスナツプ作用
によつて逆ドーム形の形状に移動し、かつドーム
形状の円板からなる公知のバイメタルアクチユエ
ータに関連する問題について議論されている。そ
のような問題は、円板がスナツプ動作する動作温
度が経年変化すること、円板に応力クラツキング
を生じる傾向があること、およびスナツプ作用に
相関して行なわれる有効な動作範囲が非常に小さ
いことである。
特開昭51−109482号公報の明細書は、さらに、
たとえば英国特許第657434号の明細書で述べられ
る公知の矩形板からなるアクチユエータについて
議論している。その公知のアクチユエータは、2
個の外側の脚部の間から中央舌片が切き起こされ
たバイメタルの矩形板または偏平部材を備えてい
る。2個の外側脚部の端部は、舌片の自由端部の
近くにおいて橋部分により結合されている。ま
た、偏平部材は、反対に鉢形に凹んだ形状の間で
温度変化とともにスナツプ作用によつて移動する
ように、予め鉢形に凹んだ形状を与えられてい
る。英国特許第657434号の明細書で述べられてい
るように、鉢形に凹んだ形状が、上記橋部分に形
成されるクリンプのために与えられている。しか
し、ごく最近では、必要な鉢形に凹んだ形状が、
2個の金型の間で偏平部材をプレス加工すること
によつて得られている。英国特許第657434号で示
されるアクチユエータは、公知の円板アクチユエ
ータよりもずつと大きい範囲の有効動作範囲を有
しており、かつ正確に規定される動作温度に対し
て設定することが可能である。しかしながら、こ
の矩形板のアクチユエータは応力クラツキングを
生じやすいことがわかつている。
一方、特開昭51−109482号公報に開示されたア
クチユエータは、先行技術の応力クラツキングの
問題を克服するために特に発明されたものであ
る。その好ましい実施例によれば、湾曲した穴を
有する板状バイメタルの鉢形に凹んだ円形部材を
備えている。また、上記の矩形板のアクチユエー
タと同様に、バイメタル部材から舌片が切り起こ
されている。上記の湾曲した穴は、舌片の付け根
部に隣接する丸みのある端部分のところで穴の内
周と滑らかに合流する。このようにして、その穴
は円弧の形の外周を有する。この形状は、反対に
鉢形に凹んだ形状の間でスナツプ動作する際に生
じるアクチユエータの応力を最小にする。特開昭
51−109482号公報を参照すれば、先行技術に関連
する問題の十分な議論と、この公報に示された新
しいアクチユエータに含まれる設計上の考慮とが
示されている。
特開昭51−109482号公報の改良されたアクチユ
エータはいくつかの有利な特徴を含む。しかしな
がら、このアクチユエータを構成する偏平部材を
製造するには、たとえばパンチ打抜き工程におい
て材料の無駄が生ずる。この問題を考慮して、通
常の形態の矩形板からなる偏平部材を備えたアク
チユエータが広く用いられている。そのような矩
形板からなる偏平部材を備えたアクチユエータが
回路遮断器の過負荷電流を検出するエレメントと
して用いられるとき、偏平部材にはモニタすべき
電流が流され、かつそのような電流の流れによる
発熱効果に偏平部材が応答する。この場合、いく
つかの問題点が見いだされる。
すなわち、バイメタルの偏平部材の加熱パター
ンが不均一となり、偏平部材の両端部は冷たくな
る傾向にある。その結果、バイメタルに複雑な応
力が生ずる。これにより、正確なスイツチング動
作が妨げられる。
さらに、舌片の先端部分に最も近い偏平部材の
一方端部は、舌片の付け根端部に近い偏平部材の
他方端部と異なる温度で、それ自身でスナツプ動
作を行なうことがあり得る。このような動作は低
い温度(たとえば−40℃)において特に顕著であ
る。バイメタルが中央脚部によつて装着された状
態においては、舌片の付け根端部に最も近いバイ
メタルのより大きな他方端部が、中央部分を越え
てスナツプ動作する。それにもかかわらず、バイ
メタルの偏平部材の接点となる一方端部が、それ
と異なる温度でスナツプ動作するまで、スイツチ
の接点が閉じたままとなる。このように、従来の
矩形板からなる偏平部材を備えたアクチユエータ
においては、特にアクチユエータの周囲の温度が
低い場合には、偏平部材の他方端部のスナツプ動
作が一方端部によつて拘束され、スイツチング動
作が不確実になるという問題点がある。
発明の概要 この発明の目的は、バイメタルの偏平部材を備
えたアクチユエータを過負荷電流の検出エレメン
トとして用いる場合において、電流を流したとき
に偏平部材により均一な加熱パターンをもたらす
ことができ、アクチユエータの周囲の温度が低い
ときにも、バイメタルの接点端部がスナツプ動作
とスイツチ接点の解放において他方端部を拘束し
ない、スナツプ作用熱応答バイメタルアクチユエ
ータを提供することである。
この発明の1つの局面に従つたスナツプ作用熱
応答バイメタルアクチユエータは、洋梨形状のバ
イメタルの偏平部材を備えている。その偏平部材
は、第1の端部分と、第1の端部分よりも小さい
第2の端部分と、第1の端部分と第2の端部分の
間で徐々に変化した大きさを有するように延びる
中間部分とを有している。2つの反対の位置に鉢
形に凹んだ形状の間で温度変化とともに移動する
とができるように偏平部材には応力が与えられて
いる。中間部分には、舌片を分離するようにU字
形状の切欠部分が設けられている。舌片は、第1
の端部分に隣接した付け根端部分と、第2の端部
分に隣接した先端部分とを有している。舌片は、
中間部分の2つの外側脚部分の間に延びている。
2つの外側脚部分の各々は、偏平部材の第1の端
部分において第1の幅と、偏平部材の第2の端部
分において第1の幅よりも小さい第2の幅を有す
る。
上記のように構成されるスナツプ作用熱応答バ
イメタルアクチユエータにおいては、偏平部材の
小さい方の第2の端部分で外側脚部分の幅が小さ
くなつている。また、偏平部材の中間部分の大き
さは第1の端部分から第2の端部分に向かつて小
さくなつている。このように、偏平部材は洋梨形
状を有している。過負荷電流の検出エレメントと
して偏平部材が使用されるとき、電流が偏平部材
に流れる。このとき、偏平部材の小さい方の第2
の端部分の近くの外側脚部分で発生する熱が増大
する。その結果、偏平部材の温度分布がバイメタ
ル全体にわたつてより均一になる。したがつて、
バイメタルに複雑な応力が生ずることなく、スイ
ツチング動作の特性が改善される。
また、偏平部材の第2の端部分がより小さくな
つており、その第2の端部分に隣接している外側
脚部分の幅がより小さくなつている。このため、
第2の端部分によつえ第1の端部分に加えられる
機械的な負荷が減らされている。その結果、大き
い方の第1の端部分がスナツプ作用によつてスイ
ツチングするとき、小さい方の第2の端部分が常
にスイツチするという動作が確実に行なわれる。
このことにより、アクチユエータの周囲の温度が
かなり低い場合においても偏平部材の第1の端部
分のスナツプ動作が第2の端部分によつて拘束さ
れず、スイツチング動作の確実性が低温度におい
ても保たれる。
また、この発明のもう1つの局面に従つたスナ
ツプ作用熱応答バイメタルアクチユエータにおい
ては、2つの外側脚部分は偏平部材の第1の端部
分と第2の端部分の双方と連続しかつ一体をなし
ている。外側脚部分の幅が第1の端部分よりも第
2の端部分においてより小さくなるように、中間
部分の大きさは第1の端部分から第2の端部分に
向かつて小さくなつている。これによつて、第1
の端部分が、偏平部材のスナツプ作用による移動
のために優勢的に働き、かつスナツプ作用におい
て第2の端部分との機械的な連結によつて拘束さ
れない。また、舌片の先端部分と偏平部材の第2
の端部分との間で偏平部材に流れる電流のパター
ンが、偏平部材の第2の端部分に向かつて増加す
る電流密度を外側脚部分内に生じさせる。
この発明のさらにもう1つの局面によれば、上
述のように規定されるスナツプ作用熱応答バイメ
タルアクチユエータを利用する熱応答スイツチが
提供される。その熱応答スイツチは、電気絶縁本
体部分と、その本体部分に固定される第1と第2
の導電端子部分と、U字形状の切欠部分を有する
バイメタルの偏平部材とを備える。舌片の先端部
分が第1の導電端子部分に固定されることによつ
て偏平部材はスイツチに装着される。偏平部材の
第2の端部分はスイツチの可動接点を保持し、ス
イツチの固定接点は第2の導電端子部分の上に設
けられて可動接点と協働するようにされている。
これにより、第1の端部分によつて開始される偏
平部材のスナツプ作用の移動に対して第2の端部
分が機械的な拘束を与えない。さらに、偏平部材
を通じて第1と第2の導電端子部分の間に流れる
電流が偏平部材の第2の端部分に向かつて増加す
る電流密度を外側脚部分内に生じさせる。
なお、この発明において偏平部材は、好ましく
は舌片を二分する軸線の両側において対称であ
る。また、応力によつて割れ目が生じる危険を最
小にするために、偏平部材の内部および外部双方
の形状は、好ましくは鋭角のないようにされ、か
つ相互に滑らかに合体するように曲線のみ、また
は曲線と直線部分を含んでいる。
この発明のその他の特徴と利点は、この発明の
好ましい実施例の以下の説明から明らかなよう
に、先行技術のバイメタルの偏平部材と対比され
て説明される。
実施例の説明 第1図を参照して、バイメタルの偏平部材は通
常の矩形状を有する。その偏平部材は中央舌片1
を有する。舌片1は脚部分2と3の間を延びてい
る。脚部分2と3は、橋部分4により舌片1の先
端部分に隣接した位置で結合される。偏平部材が
中央舌片1によつてスイツチに装着されるとき、
橋部分4に可動接点5が装着される。この可動接
点5はスイツチ接点の一方を構成する。第1図に
示される偏平部材は、スナツプ作用熱応答スイツ
チアクチユエータのような偏平部材を採用する電
気スイツチに関する英国特許出願第8031960(明細
書第2061009A)号において典型的な応用が述べ
られている。この応用においては、第1図のタブ
6に対応するスイツチのラツチ部材は偏平部材の
延長タブと協働し、一度駆動されたスイツチは、
ラツチ部材のラツチ作用が解放されるまで、リセ
ツトされるのを防ぐ。このようにして、タブ6
は、この形式のバイメタルの偏平部材の本質的な
部分ではなく、単にラツチ機能の働きをする。第
1図の偏平部材は、当該技術分野で周知のとお
り、鉢形に凹み、かつ2つの反対に湾曲した形状
の間で温度変化に伴うスナツプ作用により移動す
る。
第1図のバイメタルの偏平部材は、バイメタル
偏平部材の他の従来の形態に比べて有利な特徴を
持つている。しかしながら、この偏平部材は多く
の問題の影響を受けやすく、それらが合体して、
または個々に作用して、この発明が促進された。
たとえば、第1図に示される一般の形式のバイメ
タルの偏平部材は、電流保持モードでは、より高
い周囲温度で適切に動作する。しかし、たとえば
−30℃ないし−40℃の低い周囲温度では、偏平部
材の動作端部(すなわち舌片1の付け根端部分に
隣接する端部分)Aはスイツチ(すなわち、その
反対の鉢形に凹んだ形状にスナツプ)しようとす
ることが確認されたが、橋部分4により、そのス
ナツプ動作が拘束されることが観察されている。
よい場合においても、このことは僅かに不正確な
温度で偏平部材がスイツチ動作する結果となり得
る。悪い場合には、結果的に偏平部材の二重作用
のスイツチングにつながるかもしれない。偏平部
材の動作端部Aは中心部を越えるが、偏平部材の
橋部分4がそれ自体のスナツプ温度を越えるま
で、接点5は閉じたままになる。このように、第
1図においてバイメタルの大きい方の端部Aが脚
部分Dと小さい方の端部Bによつて機械的に拘束
される場合、偏平部材のスイツチング動作が確実
に行なわれ得なくなる。
第1図に示されるバイメタルの偏平部材に関連
する他の問題は、切り起こされた舌片1の先端か
ら接点5に偏平部材を通つて流れる電流によつて
偏平部材が不均一に加熱されることである。偏平
部材全体にわたつて絶対に一定した電流密度を得
ることは不可能である。なぜならば、これを実現
するためには、舌片1が外側脚部分2と3の2倍
の広さを有することが必要であり、経験によれ
ば、そのようにした場合、外側脚部分があまりに
も弱くなり、必要なスナツプ作用に寄与せず、そ
のため偏平部材が動作しなくなるからである。舌
片1の相対的な細さのために電流密度が増加す
る。そのため、舌片1が、偏平部材を通る電流に
関して最も加熱される部分となる。このことが不
利とならない範囲では、有利にさえなるかもしれ
ない。なぜならば、舌片1の過度の加熱は偏平部
材の動作部分Aの加熱に寄与し、そのため偏平部
材の応答性に寄与し、また舌片が湾曲して、偏平
部材がその反対の鉢形に凹んだ状態にスナツプす
る瞬間まで接点圧力を正しく増加するからであ
る。しかしながら、舌片1の過度の加熱は、舌片
1から動作部分Aと外側脚部分2と3を通り、偏
平部材の加熱が不十分である橋部分4に至るまで
の範囲で、偏平部材内に温度傾斜を生じさせる。
このことが偏平部材の動作に不正確さをもたら
す。
すなわち、第1図に示されるように、舌片Cの
先端部分はスイツチに固定されている。可動接点
5はバイメタルの小さい方の端部Bの上に設けら
れており、スイツチに与えられる固定接点と協働
する。このようなスイツチの動作において、電流
が負荷されると、その電流は舌片Cの固定された
端部と可動接点5との間で、舌片Cと脚部分Dの
長さに沿つて流れる。このとき、電流密度は舌片
Cにおいて最も大きく、脚部分Dの各々において
その約半分である。舌片Cにおいて電流によつて
発生する熱は、バイメタルの大きい方の端部Aに
伝達される。脚部分Dで発生する熱は大きい方の
端部Aと小さい方の端部Bとに伝えられる。相対
的に大きいために、舌片Cで熱が発生するにもか
かわらず、バイメタルの大きい方の端部Aは相対
的に早く熱を放散し、冷たくなる傾向にある。脚
部分Dで発生する熱の量はより少ないので、小さ
い方の端部Bもまた相対的に冷たくなる傾向にあ
る。熱い舌片Cと、それに次いで熱い脚部分D
と、冷たい端部AとBが、バイメタルにおいて複
雑な応力を引き起こす。これにより、バイメタル
の早い破壊がもたらされ、またスイツチング動作
が妨げられる。
第2図と第3図は、この発明による洋梨形状の
偏平部材を示している。各偏平部材の橋部分の端
部は他方の端部に比べて小さくなつている。これ
により、偏平部材の他方端部がそのスイツチ特性
を確実に支配する。この偏平部材の洋梨状が、偏
平部材内に流れる電流によつて生じる加熱をより
均一にさせる。
第2図の偏平部材は第3図の偏平部材に対し
て、やや異なる形状にされていることに注目され
るべきである。偏平部材は通常の「洋梨」形状の
範囲内で変形可能である。また、任意の特定の応
用のために選択された性格な形状は、所定の偏平
部材の特性に依存する。しかしながら、広くいえ
ば、第2図と第3図の偏平部材の各々は、偏平部
材の動作端部を構成する大きい方の端部7と、偏
平部材の通常の接点保持端部を構成する小さい方
の端部8とを有する。通常のU字状切欠9が外側
脚部分11の間に舌片10を規定する。外側脚部
分11は偏平部材の大きい方の端部7から小さい
方の端部8に至り、その幅が減少している。図示
されるように、各偏平部材は、それぞれの舌片1
0を二分する軸線に関して一般的に対称である。
また、各偏平部材は、内部、すなわちU字状切欠
9の領域内と外部の双方で、応力による割れ目の
始まりとなる中心をなすかもしれない急激な過度
変化を避けるように形状が選ばれている。U字状
切欠9の突き出た部分は、第2図と第3図で示さ
れる実施例では平行であるが、この発明の範囲は
そのような構造に限定されるものではない。
第2図と第3図から明らかなように、各偏平部
材の橋部分12の大きさは、偏平部材の他方の動
作端部7に比べて実質的に小さくなつており、そ
の橋部分12に至つて合体する外側脚部分11の
端部は細くなつている。偏平部材をこのように構
成することにより、第1図の先行技術の偏平部材
に関連する主な問題点が克服される。また、動作
温度によつて、その偏平部材の優れた特性が失わ
れることはない。この発明によつて提案される構
成の変更による相乗的な機械的および電気的な効
果の結果として、実質的に改善された動作特性を
有するバイメタルの偏平部材が得られる。
本発明の偏平部材によつて得られる効果につい
て、具体的に第2図を参照して説明する。第2図
に示されるように、小さい方の端部B′は、第1
図に示される従来の偏平部材と比べて、その大き
さが実質的に小さくされている。脚部分D′は小
さい方の端部B′に近くなるにつれて細くなつて
いる。このような形状を有する偏平部材によつ
て、バイメタルの小さい方の端部B′の近くに位
置する脚部分D′において発生する熱が増加する。
その結果、バイメタル全体にわたつてより均一な
温度分布が得られる。
さらに、従来に比べて、小さい方の端部B′が
より小さく、その小さい方の端部B′に隣接する
脚部分D′がより細くなつている。そのため、小
さい方の端部B′によつて大きい方の端部A′に与
えられる機械的な負荷が減少する。これにより、
大きい方の端部A′がスナツプ作用によりスイツ
チング動作するとき、小さい方の端部B′は常に
スイツチング動作するということが確実にされ
る。
第4図は、第3図に示される形式のバイメタル
の偏平部材を採用するサーモスタツトスイツチの
例示的な形態を示す。モジユール化されたプラス
チツク本体部分40はモジユール化された2個の
真鍮製の端子部分41と42を有する。また、ス
イツチの固定接点が端子部分41に設けられ、バ
イメタルの偏平部材43が端子部分42に装着さ
れる。偏平部材43は、舌片が端子部分42の一
部にスポツト溶接または他の方法で固着されるこ
とにより装着される。可動接点は偏平部材の橋部
分に溶接される。可動接点はスイツチの固定接点
と協働する。接点の位置は第4図において44で
示される。図示されるスイツチにおいて、偏平部
材のタブ部分45はラツチメカニズムとともには
用いられず、むしろモジユール化された本体部分
40に設けられる後方ストツプと単純に協働して
偏平部材のスイツチ開成運動を制限し、かつスナ
ツプ作用による運動の途中で偏平部材に過度の応
力が与えられないように作用する。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、スナツプ作
用熱応答バイメタルアクチユエータが過負荷電流
の検出エレメントとして使用される場合におい
て、偏平部材に与えられる加熱パターンがバイメ
タル全体にわたつてより均一になるので、複雑な
応力が発生することなく、スイツチ動の特性が改
善され得る。また、偏平部材の一方端部によつて
他方端部に加えられる機械的な負荷が減少するの
で、周囲温度が低い場合においてもスイツチング
動作の確実性が保たれ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術の矩形のバイメタルの偏平部
材を示す。第2図はこの発明に従つた第1の洋梨
形状の偏平部材を示す。第3図はこの発明による
第2の洋梨形状の偏平部材を示す。第4図は第3
図の偏平部材を含む例示のスイツチを示す。 図において、7は大きい方の端部、8は小さい
方の端部、9は通常のU字状切欠、10は舌片、
11は外側脚部分である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱応答電気スイツチのスイツチ接点を駆動す
    るために用いられるスナツプ作用熱応答バイメタ
    ルアクチユエータであつて、 洋梨形状のバイメタルの偏平部材を備え、 前記偏平部材は、第1の端部分と、前記第1の
    端部分よりも小さい第2の端部分と、前記第1の
    端部分と前記第2の端部分の間で徐々に変化した
    大きさを有するように延びる中間部分とを有して
    おり、 2つの反対の位置に鉢形に凹んだ形状の間で温
    度変化とともに移動することができるように前記
    偏平部材には応力が与えられており、 前記中間部分には、舌片を分離するようにU字
    形状の切欠部分が設けられており、 前記舌片は、前記第1の端部分に隣接した付け
    根端部分と、前記第2の端部分に隣接した先端部
    分とを有しており、 前記舌片は、前記中間部分の2つの外側脚部分
    の間に延びており、 前記2つの外側脚部分の各々は、前記偏平部材
    の前記第1の端部分において第1の幅と、前記偏
    平部材の前記第2の端部分において前記第1の幅
    よりも小さい第2の幅を有する、スナツプ作用熱
    応答バイメタルアクチユエータ。 2 前記外側脚部分の各々の幅は、前記偏平部材
    の前記第1の端部分から前記第2の端部分に向か
    うに従つて漸次減少する、特許請求の範囲第1項
    に記載のアクチユエータ。 3 前記偏平部材が、前記舌片を二分する軸線の
    両側で対称である、特許請求の範囲第1項または
    第2項に記載のアクチユエータ。 4 前記偏平部材の内部および外部形状が、相互
    に滑らかに合体する曲線のみ、または曲線と直線
    とからなる、特許請求の範囲第1項ないし第3項
    のいずれかに記載のアクチユエータ。 5 熱応答電気スイツチのスイツチ接点を駆動す
    るために用いられるスナツプ作用熱応答バイメタ
    ルアクチユエータであつて、 第1の端部分と、中間部分と、第2の端部分と
    を有するバイメタルの偏平部材を備え、 前記中間部分は、前記中間部分の2つの外側脚
    部分の間に延びる舌片を規定するU字形状の切欠
    部分を有しており、 前記舌片は、前記第1の端部分に隣接した付け
    根端部分と、前記第2の端部分に隣接した先端部
    分とを有しており、 前記2つの外側脚部分は、前記偏平部材の前記
    第1の端部分と前記第2の端部分の双方と連続し
    かつ一体をなし、 2つの反対の位置に鉢形に凹んだ形状の間で温
    度変化に応答したスナツプ作用によつて移動する
    ことができるように前記偏平部材には応力が与え
    られており、 前記第1の端部分が前記第2の端部分よりも大
    きくなるように前記偏平部材は洋梨形状をしてお
    り、 前記外側脚部分の幅が前記第1の端部分よりも
    前記第2の端部分においてより小さくなるように
    前記中間部分の大きさは前記第1の端部分から前
    記第2の端部分に向かつて小さくなつており、そ
    れによつて、 前記第1の端部分が、前記偏平部材の前記スナ
    ツプ作用による移動のために優勢的に働き、かつ
    前記スナツプ作用において前記第2の端部分との
    機械的な連結によつて拘束されず、 前記舌片の前記先端部分と前記偏平部材の前記
    第2の端部分との間で前記偏平部材に流れる電流
    のパターンが、前記偏平部材の前記第2の端部分
    に向かつて増加する電流密度を前記外側脚部分内
    に生じさせる、スナツプ作用熱応答バイメタルア
    クチユエータ。 6 電気絶縁本体部分と、 前記本体部分に固定される第1と第2の導電端
    子部分と、 U字形状の切欠部分を有するバイメタルの偏平
    部材とを備えた熱応答スイツチであつて、 前記U字形状の切欠部分は前記偏平部材の中間
    部分から舌片を分離しており、前記舌片は、前記
    偏平部材の第1と第2の端部分に接続される2つ
    の外側脚部分の間に延びており、 前記偏平部材の第1と第2の端部分は、それぞ
    れ、前記舌片の付け根端部分と前記舌片の先端部
    分とに隣接しており、 前記舌片の先端部分が前記第1の導電端子部分
    に固定されることによつて前記偏平部材は当該ス
    イツチに装着され、 前記偏平部材の第2の端部分は当該スイツチの
    可動接点を保持し、当該スイツチの固定接点は前
    記第2の導電端子部分の上に設けられて前記可動
    接点と協働するようにされており、 温度変化に応答して当該スイツチを動作させる
    ために2つの反対の位置に鉢形に凹んだ形状の間
    でスナツプ作用で移動することができるように前
    記偏平部材には応力が与えられており、 前記偏平部材は洋梨形状をしており、前記第1
    の端部分が前記第2の端部分よりも大きく、前記
    中間部分は前記第1の端部分と前記第2の端部分
    の間で徐々に変化した大きさを有しており、 前記外側脚部分の幅は前記第1の端部分よりも
    前記第2の端部分においてより小さくなつてお
    り、それによつて、 前記第1の端部分によつて開始される前記偏平
    部材のスナツプ作用の移動に対して前記第2の端
    部分が機械的な拘束を与えず、さらに、 前記偏平部材を通じて前記第1と第2の導電端
    子部分の間に流れる電流が、前記偏平部材の第2
    の端部分に向かつて増加する電流密度を前記外側
    脚部分内に生じさせる、熱応答スイツチ。
JP58139329A 1982-07-29 1983-07-28 スナツプ作用熱応答バイメタルアクチユエ−タ Granted JPS5958730A (ja)

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GB8221922 1982-07-29
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FR2531264A1 (fr) 1984-02-03
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