JPH0432419A - 瓦製品の反転・積み重ね装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、コンベヤによって搬送されてくる桟瓦等の
瓦製品を１８０°反転させて所定の枚数積み重ねて搬出
する瓦製品の反転・積み重ね装置に関するものである。

（従来の技術） 従来より、瓦製品の瓦製品の反転・積み重ね装置として
、特開昭５９−１３８５２８号公報に記載の如き、搬送
ライン上を送られてくる瓦を反転機で１８０”反転させ
た後、反転完了位置からブツシャ−で順次受台上に押し
出し、積み重ねるようにしたもの、或は、特開昭６０−
２０２０１８号公報に記載の如き、搬送ライン上を送ら
れてくる瓦を反転機で１８０°反転させた後、瓦を間欠
搬送する積み重ねコンベヤの上方に、所定の積み重ね枚
数よりも一個少ない吸着器を設け、該吸着器の下面に吸
盤を個別に昇降させるシリンダー等の個別昇降装置を取
り付け、これらの個別昇降装置を一個の枠体に取り付け
、個別昇降装置の昇降運動と吸着器の吸着・解除運動及
び積み重ねコンベヤの間欠搬送運動とを連動させて所望
の枚数の瓦を積み重ねたら後段の結束装置に送るように
したもの等が知られている。

（発明が解決しようとする課題） 従来公知の瓦製品の反転・積み重ね装置のうち、前者（
特開昭５９−１３８５２８号）は、積み重ねる二枚目以
降の瓦をすでに受台の上に載置した瓦の上を滑らせるよ
うにブツシャ−で押し出して積み重ねるため、瓦同志が
摺接して疵つくと共に、プッシャーの押し出しストロー
クが一定しないと下積みの瓦の剣先を破損する等の不具
合を免れない。

また、後者、（特開昭６０−２０２０１８号）は、瓦を
吸盤によって吸着して上下方向に積み重ねるため、前者
のように瓦を疵つけたり、破損させたりする可能性は少
ないものの、瓦の積み重ね枚数よりも一個少ない吸着装
置を必要とするため、広いスペースが必要になると共に
、設備も大型化して高価なものになる等の不具合を免れ
ない。

本発明は、比較的簡単な装置にして、瓦を疵つけたり、
破損したりすることなく反転・積み重ねが可能な装置を
得ることを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） この発明によれば、瓦製品を一枚宛間欠的に搬入する搬
入コンベヤ１と、該コンベヤ１上の瓦製品Ｗを一枚宛掬
い取り１８０°反転させる間欠的に回転する反転機２と
、反転完了位置で瓦製品Ｗを挟持して受台３１まで移送
する移載装置１５と、前記受台３１を瓦製品Ｗの剣先長
さ孟と厚さｔとから合成される方向に受台３１を昇降さ
せる昇降装置３４と、受台３１の下方に配置された積み
重ねた瓦製品Ｗを搬出する搬出コンベヤ３５とにより構
成したことを特徴とする瓦製品の反転・積み重ね装置　
、就中、反転機２の間欠回転速度を、起動時から停止前
迄は高速とし、停止直前に低速となるように制御すると
共に、移載装置１５の瓦製品Ｗを挟持する挟持推力を左
右異ならしめたことを特徴とする瓦製品の反転・積み重
ね装置。が得られる、 （実施例） 以下、第１図及び第２図に示した実施例に沿って説明す
る。

１は搬入コンベヤで、桟瓦等の瓦製品Ｗを剣先側を後に
して間欠的に反転機２に搬入する。該搬入コンベヤ１は
搬送方向と平行に瓦製品Ｗの幅よりも小さい間隔を置い
て配設した二本のベルトＬａ、ｌｂにより構成されてい
る。

３は前記搬入コンベヤ１を間欠的に駆動するモータ等の
駆動源で、チェーン・スプロケット等の動力伝導装置４
を介してコンベヤ１を駆動する。

５は前記コンベヤ１の輸送面よりも下に設けたセンサで
、前記瓦製品Ｗが搬送されてきたか否かを検出する。

６は前記瓦製品Ｗの反転機２への搬入位置を規制するス
トッパである。

前記反転機２には、円筒状のドラム７の表面に該ドラム
７の軸方向に間隔を置いて設けた複数本（本実施例では
２本）−組の受棒８が一定の角度ピッチを持って放射方
向に８〜２０組程度設けられている。なお、この受棒８
の組数は反転機２の外径等に応じて適宜選択すれば良い
。

そして、前記受棒８の間隔は、前記２本のベルトｌａ、
ｌｂの間隔よりも小さく設定されている。

９は前記ドラム７の両端部に設けた受座で、反転時に瓦
製品Ｗが直接ドラム７に当たるのを防止している。

なお、前記受棒８と受座９の表面は瓦製品Ｗよりも柔ら
かい耐摩耗性材料で被覆されている。

１０は前記反転機の駆動装置で、高速モータ１１と低速
モータ１２を選択的にクラッチ１３により切り換えて、
チェーン或いはベルト等の動力伝導装置１４を介して反
転機２を１ピッチ分宛間欠的に回転させる。

この反転機２の駆動速度は、起動時から停止前までは高
速モータで速く駆動し、停止前にクラッチ１３を切り換
えて低速モータ１２によって停止直前は遅く駆動する。

なお、この駆動装置１０は、高速・低速の２台のモータ
１１，１２とクラッチ１３を用いたものを例示したが、
可変速モータを使用すれば１台のモータで良いことは言
うまでもない。

１５は移載装置で、架台１６上にガイドローラ］７７を
介して移動可能に載置された台車１８に垂下した支持腕
１９の下端部にチャック２０が前記反転機２の反転完了
位置に位置するように装着されている。

該チャック２０は、前記瓦製品Ｗを挟んで両側（左右）
に夫々、エヤーシリンダ２１と該シリンダ２１を挟んで
両側に設けたガイド２２とロッド２３とを有しており、
かつ、瓦製品Ｗ側に対向して設けた挟持部２４で瓦製品
Ｗを一時的に保持し、後述する受台３１まで移送する。

そして、前記左右のエヤーシリンダ２１は左右で推力を
異ならしめると共に、推力の大きい方のシリンダのスト
ロークを規制しており、瓦製品Ｗを挟持する際に瓦製品
Ｗが位置ズレを生じるのを防止している。

また、前記台車１８は架台１６上に載置したクラッチ付
ブレーキモータ２５によってクランク軸２６．クランク
アーム２７及び連結ロッド２８を介して、前記反転機２
の反転完了位置と受台３１との閏を往復動するようにな
っている。

２９ａ、２９ｂは台車１８の往復動ストロークを検知す
るセンサである。

３０は前記反転機の反転完了位置の下面に設けた瓦セン
サである。

３１は受台で、前記架台１６に固定したシリンダ３２及
びスライドガイド３３により構成した昇降装置３４によ
って瓦製品Ｗの剣先が重ならないように積み重ねるため
に、剣先長さｊと厚さｔとにより合成した斜め下方に沿
って昇降するように支持されている。

前記受台３１及び昇降装置３４は搬出コンベヤ３５の移
送方向と平行に間隔を置いて設けたベルト３６ａ、３６
ｂの間に位置するように設けられており、受台３１を昇
降装置３４により搬出コンベヤ３５の下面味で下降させ
ると、該受台３１上に積み重ねた瓦製品Ｗが自動的に搬
出コンベヤ３５上に乗り移るようになっている。

３７は受台３１上に積み重ねた瓦製品Ｗの上面位置を検
出するセンサで、受台３１上の瓦製品Ｗと移載装置１５
によって運ばれてくる瓦製品Ｗとが積み重ね時に衝突す
るのを防止する。

３８は受台３１の位１検出センサで、瓦製品Ｗの積み重
ね枚数に応じた受台３１の下降位１を検出する。

また、３９は搬出コンベヤ３５上に瓦製品Ｗが有るか無
いかを検出するセンサで、瓦製品Ｗが無いことを検出す
ると、前記昇降装置３４によって受台３１を上昇させる
。

４０は前記搬出コンベヤ３５の駆動装置である。

次に、本発明による瓦製品Ｗの積み重ね工程について説
明する。

搬入コンベヤ１を駆動して、瓦製品Ｗを反転機２に間欠
的に搬入する４反転機２に瓦製品Ｗが搬入されたことを
センサ５により検出するとコンベヤ１は停止する。

そして、運転初期、即ち、反転機２の反転完了位置迄の
間の受棒８に瓦製品Ｗが乗ってしまう迄は、センサ３０
で瓦製品Ｗを検知することがないので駆動装置１０が自
動駆動され間欠的に搬入されてくる瓦製品Ｗを順次反転
機２を回転させて反転機２の受棒８により掬い取る。

このようにして、反転完了位置迄の間の受棒８に瓦製品
Ｗが乗ってしまうと、反転完了位置に設けたセンサ３０
が瓦製品Ｗが来たことを検知し、移載装置１５が作動し
て瓦製品Ｗを受台３１に移載する。次に、前記センサ３
０が瓦製品Ｗが無くなったことを検知すると、搬入コン
ベヤ１を駆動して新しい瓦製品Ｗを反転機２に搬入する
。

そして、前記センサ３０が瓦製品Ｗが無いことを検知す
ると共に、センサ５が瓦製品Ｗが有ることを検知したら
、反転機２を駆動して搬入コンベヤ１上の瓦製品Ｗを受
棒８で掬い取る。この反転機２の回転によって前記した
と同様に反転完了位置に瓦製品Ｗが送られて来るので、
これを前記センサ３０が検知すると前記したと同様に移
載装置１５によって瓦製品Ｗを受台３１上に移載する。

このようにして、瓦製品Ｗの搬入・反転・移載を繰り返
して受台３１上に所定の枚数積み重ねたことをセンサ３
８によって検出すると、搬出コンベヤ３５を駆動して積
み重ねた瓦製品Ｗを次工程に送る。

そして、センサ３９が搬出コンベヤ３５上に瓦製品Ｗが
無いことを検知すると、受台３１は直ちに上昇して前記
したと同様に積み重ね動作を開始する。

（発明の効果） 本発明によれば、移載装置によって順次上から積み重ね
るので、従来のプッシャー式積み重ね装置のように、す
でに積み重ねた瓦製品の上を滑らせるようにして押し出
すことがないから、瓦製品を疵つけたり、破損したりす
ることがない。

しかも、移載装置は一枚宛順次積み重ねるので複数枚同
時に吸着して積み重ねる吸着式の如く広いスペースも必
要としないと共に、装置自体の小型化・軽量化も図れる
等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の瓦製品の反転・積み重ね装置の概略正
面図、第２図は同平面図である。 １：搬入コンベヤ　　　　２：反転機 １５：移載装置　　　　　３１：受台 ３４：昇降装置　　　　　３５：搬出コンベヤＷ：瓦製
品　　　　　　　β：剣先長さｔ：　（瓦製品の）厚さ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）瓦製品を一枚宛間欠的に搬入する搬入コンベヤと、
   該コンベヤ上の瓦製品を一枚宛掬い取り１８０°反転さ
   せる間欠的に回転する反転機と、反転完了位置で瓦製品
   を挟持して受台まで移送する移載装置と、前記受台を瓦
   製品の剣先長さと厚さとから合成される方向に受台を昇
   降させる昇降装置と、受台の下方に配置された積み重ね
   た瓦製品を搬出する搬出コンベヤとにより構成したこと
   を特徴とする瓦製品の反転・積み重ね装置。 ２）反転機の間欠回転速度を、起動時から停止前迄は高
   速とし、停止直前に低速となるように制御することを特
   徴とする請求項１に記載の瓦製品の反転・積み重ね装置
   。 ３）移載装置の瓦製品を挟持する挟持推力を左右異なら
   しめたことを特徴とする請求項１に記載の瓦製品の反転
   ・積み重ね装置。