JPH04324065A - ターボ冷凍機の減圧機構 - Google Patents

ターボ冷凍機の減圧機構

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JPH04324065A
JPH04324065A JP3095281A JP9528191A JPH04324065A JP H04324065 A JPH04324065 A JP H04324065A JP 3095281 A JP3095281 A JP 3095281A JP 9528191 A JP9528191 A JP 9528191A JP H04324065 A JPH04324065 A JP H04324065A
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JP
Japan
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orifice
load operation
partial load
valve plate
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP3095281A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Adachi
足立 安功
Hiroyuki Kusunoki
楠 裕行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP3095281A priority Critical patent/JPH04324065A/ja
Publication of JPH04324065A publication Critical patent/JPH04324065A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部分負荷運転から全負
荷運転に容量制御可能としたターボ冷凍機の減圧機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種ターボ冷凍機は、容量制
御運転可能としたターボ圧縮機の冷媒吐出側に、凝縮器
と減圧機構及び蒸発器を接続し、前記圧縮機の容量制御
運転に伴い圧縮された高圧のガス冷媒を前記凝縮器に供
給して凝縮液化させ、この後液冷媒を前記減圧機構で減
圧膨張させて前記蒸発器に供給し、該蒸発器で蒸発させ
て前記圧縮機側に戻すようにしている。
【0003】そして、以上のようなターボ冷凍機に使用
される減圧機構として、従来では、例えば特公昭60−
51024号公報に記載され、また、図5で示したよう
に、薄肉板状のオリフィス弁板Aを用い、このオリフィ
ス弁板Aの中心部に、ターボ冷凍機の全負荷運転時にお
ける冷媒流れを補償するオリフィス孔Bを形成している
。また、前記減圧機構としては、図6で示したように、
冷媒流通経路の高圧側となる一次室Cと低圧側となる二
次室Dとの間に冷媒流通孔Eを設け、この流通孔Eにス
プリングFを備えたボペット弁Gを介装させて、容量制
御運転時における吐出流量の増減に比例する差圧で前記
ボペット弁GをスプリングFに抗して移動させることに
より、前記流通孔Eの開度を変更させるようにしたもの
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のようなオ
リフィス弁板Aを使用する場合、このオリフィス弁板A
は可動部分がないため故障が少なく小形かつ安価である
利点を有する反面、前記オリフィス弁板Aにはターボ冷
凍機の全負荷運転時における冷媒流れを補償するオリフ
ィス孔Bが形成され、その開度が常に一定とされている
ため、部分負荷運転時の冷媒減圧特性が悪い問題がある
。また、前記ボペット弁Gを使用する場合は、容量制御
運転時における吐出流量の増減に比例して変化する差圧
に対応して、前記ボペット弁Gを介して前記流通孔Eの
開度が調整されるため、部分負荷運転から全負荷運転に
かけての全運転領域における減圧特性に優れたものとな
る反面、前記ボペット弁Gには可動部分をもっているた
め故障の原因となるし、また、全体構造も大きくなって
コストが高くなる問題がある。尚、前述したオリフィス
弁板Aやボペット弁Gの他にも、フロートバルブ方式の
減圧機構が知られているが、斯かるフロートバルブ方式
のものは、前記ボペット弁Gに比べて特性は優れている
ものの、構造複雑でコストが高く、しかも可動部分が多
くて故障し易い欠点がある。
【0005】本発明は以上のような問題に鑑みてなした
もので、その目的は、故障が少なく小形かつ安価にでき
ながら、部分負荷運転時の減圧特性を改善できるターボ
冷凍機の減圧機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明では、部分負荷運転から全負荷運転に容量制御
可能としたターボ冷凍機の減圧機構において、ばね特性
をもち、中心部に最小部分負荷運転時の冷媒液流れを補
償するオリフィス孔61をもったオリフィス弁板6を形
成すると共に、このオリフィス弁板6に、前記オリフィ
ス孔61と連続する複数のスリット62を放射状に設け
、最小部分負荷より高負荷時の差圧で変位し、前記オリ
フィス孔61の開度を可変とする可変弁部63を設けた
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】以上の減圧機構では、容量制御運転を行う場合
で最小部分負荷運転時に、前記オリフィス弁板6の可変
弁部63が動作することなく、前記オリフィス孔61が
最小部分負荷運転時の冷媒流れを補償する開度に保持さ
れ、また、斯かる最小部分負荷運転から全負荷運転へと
移行するときには、吐出流量の変化に比例して変化する
差圧によって、前記オリフィス弁板6の可変弁部63が
押され、前記オリフィス孔61の開度が差圧に応じて大
きくなるように調整される。従って、前記オリフィス孔
61は、最小吐出流量の部分負荷運転から最大吐出流量
の全負荷運転にかけての全運転領域において、吐出流量
に比例して変化する差圧に応じた開口面積になり、減圧
特性に優れたものとなる。従って、開口面積を一定とし
た従来のオリフィス弁板を使用する場合に比べて特に部
分負荷運転時の減圧特性が改善され、また、従来のボペ
ット弁などを使用する場合と比べ故障が少なく小形かつ
安価に製作できる。
【0008】
【実施例】図4に示したターボ冷凍機は、容量制御運転
可能としたターボ圧縮機1の冷媒吐出側に、凝縮器2と
減圧機構3及び蒸発器4を接続し、前記圧縮機1の容量
制御運転に伴い圧縮されて吐出される高圧のガス冷媒を
前記凝縮器2で凝縮液化させ、この後液冷媒を前記減圧
機構3で減圧膨張させて前記蒸発器4に供給し、該蒸発
器4で蒸発させて前記圧縮機1側に戻すようにしている
【0009】また、前記ターボ圧縮機1に備えるモータ
1aを冷却するため、前記凝縮器2内の液冷媒一部をポ
ンプ8を介して前記モータ1aに供給している。また、
図4中、7はオイルクーラー、9は前記圧縮機1の外周
囲に設けられたガスシールである。
【0010】しかして、以上の如く構成するターボ冷凍
機に用いる前記減圧機構3を、図1,図2で示したよう
に構成するのである。即ち、前記した冷凍サイクルにお
ける高圧液管10に連通する筒体5内に配設される大き
さの円板状で、かつ、後記するばね特性をもったオリフ
ィス弁板6を用い、該オリフィス弁板6には、その中心
部に最小部分負荷運転時の冷媒液流れを補償するオリフ
ィス孔61を形成すると共に、このオリフィス孔61に
連続して前記オリフィス弁板6の半径方向外方に放射状
に延びる複数のスリット62を設けて、該各スリット6
2間に、最小部分負荷より高負荷時の差圧で変位し、前
記オリフィス孔61の開度を可変とする可変弁部63を
形成したものである。
【0011】前記筒体5は、前記高圧液管10と別に形
成して該高圧液管10に接続するか又は、前記高圧液管
10により構成するのであって、この筒体5に前記オリ
フィス弁板6を配設して前記冷凍機を運転することによ
り、前記高圧液管10を流れる液冷媒が前記オリフィス
弁板6の一次室51から二次室52に減圧されて流れる
のであって、前記オリフィス孔61は、吐出流量に比例
して増減する高低差圧に近似的に比例して開口面積が設
定され、所望の圧力に減圧されるのである。
【0012】しかして、以上の如く構成する前記ターボ
冷凍機により容量制御運転を行う場合、吐出流量が少な
い最小部分負荷運転時、例えば10%負荷運転時差圧が
小であるため、図2に示したように、前記オリフィス弁
板6の可変弁部63は動作することなく、前記オリフィ
ス孔61は最小部分負荷運転時の吐出流量に比例する差
圧に応じた開度に保持される。また、斯かる最小部分負
荷運転から吐出流量が増大する全負荷運転へと移行する
ときには、前記差圧が大となることにより、この差圧に
よって前記オリフィス弁板6の可変弁部63が、同図の
仮想線で示したように、前記二次室52側に押されて前
記オリフィス孔61の開度が差圧に応じて大きくなるよ
うに調整される。
【0013】以上のように、前記オリフィス弁板6にお
ける前記可変弁部63の動作によるオリフィス孔61の
開口面積は前記差圧に近似的に比例して制御できるので
あるから、即ち、前記差圧ΔPは、図3の実線aに示し
たように吐出流量Qに比例して増減するのであるが、前
記オリフィス弁板6のばね特性を選択することにより前
記オリフィス孔61の開口面積を前記差圧ΔPに近似的
に比例して制御できるのであるから、最小吐出流量で運
転される部分負荷運転から最大吐出流量で運転される全
負荷運転にかけての全運転領域において、その減圧特性
が優れたものとなるのである。従って、オリフィス孔の
開口面積が一定となっている従来のオリフィス弁板を使
用する場合に比べて、特に部分負荷運転時の減圧特性が
改善され、また、従来のボペット弁を使用する場合と比
べて故障が少なく小形かつ安価に製作でき、しかも省ス
ペースで組付けることができるのである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の減圧機構
は、ばね特性をもち、中心部に最小部分負荷運転時の冷
媒液流れを補償するオリフィス孔61をもったオリフィ
ス弁板6を形成すると共に、このオリフィス弁板6に、
前記オリフィス孔61と連続する複数のスリット62を
放射状に設け、最小部分負荷より高負荷時の差圧で変位
し、前記オリフィス孔61の開度を可変とする可変弁部
63を設けたから、最小流量で運転される部分負荷運転
から最大流量で運転される全負荷運転にかけての全運転
領域において、差圧に近似的に比例して開口面積を制御
でき、従って、オリフィス弁板を用いながらその減圧特
性を高めることができ、開口面積が一定の従来のオリフ
ィス弁板を使用する場合に比べて、特に部分負荷運転時
の減圧特性を改善でき、また、オリフィス弁板6を用い
るのであるから、従来のボペット弁などを使用する場合
と比べて構造簡単にでき、可動部分がないため故障が少
なく小形かつ安価にでき、しかも省スペースで組付ける
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減圧機構を構成するオリフィス弁板の
正面図である。
【図2】同減圧機構の拡大側断面図である。
【図3】オリフィス弁板の可変弁部によるオリフィス孔
の開度制御特性図である。
【図4】ターボ冷凍機の冷媒配管系統図である。
【図5】従来の減圧機構の一例を示す正面図である。
【図6】従来の減圧機構の他例を示す側断面図である。
【符号の説明】
6    オリフィス弁板 61  オリフィス孔 62  スリット 63  可変弁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  部分負荷運転から全負荷運転に容量制
    御可能としたターボ冷凍機の減圧機構であって、ばね特
    性をもち、中心部に最小部分負荷運転時の冷媒液流れを
    補償するオリフィス孔61をもったオリフィス弁板6を
    形成すると共に、このオリフィス弁板6に、前記オリフ
    ィス孔61と連続する複数のスリット62を放射状に設
    けて、最小部分負荷より高負荷時の差圧で変位し、前記
    オリフィス孔61の開度を可変とする可変弁部63を設
    けていることを特徴とするターボ冷凍機の減圧機構。
JP3095281A 1991-04-25 1991-04-25 ターボ冷凍機の減圧機構 Pending JPH04324065A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004509311A (ja) * 2000-09-14 2004-03-25 エックスディーエックス・インコーポレーテッド ベーパ圧縮システム用の膨張装置
EP1722175A2 (de) * 2005-05-12 2006-11-15 Behr GmbH & Co. KG Differenzdruckventil

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152123A (ja) * 1982-03-06 1983-09-09 Shuichi Kitamura 内燃機関の吸気装置
JPS61109740A (ja) * 1984-10-25 1986-05-28 クラリアント ファイナンス(ビーブイアイ)リミティド 塩基性基を含有するオキサジン化合物

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