JPH04322930A - 工作機械の摺動案内台 - Google Patents
工作機械の摺動案内台Info
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- JPH04322930A JPH04322930A JP3086486A JP8648691A JPH04322930A JP H04322930 A JPH04322930 A JP H04322930A JP 3086486 A JP3086486 A JP 3086486A JP 8648691 A JP8648691 A JP 8648691A JP H04322930 A JPH04322930 A JP H04322930A
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- Japan
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- guide surface
- sliding body
- moving speed
- lubricating oil
- guide
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/25—Movable or adjustable work or tool supports
- B23Q1/26—Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の摺動案内台
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の代表的なものとして、平面研削
盤や旋盤におけるベットがある。これらのベットは摺動
体を摺動自在に案内するために、図７に示すように、案
内面１の表面に油溝２とこの油溝２の底部に開口された
複数の油供給孔３を形成し、これらの油供給孔３から供
給された潤滑油を油溝２に溜めることにより、案内面１
と摺動体との摺動面の潤滑を行っている。案内面１は、
キサゲ加工、グラインダ加工、ミーリング加工等により
仕上げられるのが一般である。その理由は、これらの加
工方法によって仕上げられた案内面１の表面粗さが、潤
滑油を溜めるのに適しているからである。
盤や旋盤におけるベットがある。これらのベットは摺動
体を摺動自在に案内するために、図７に示すように、案
内面１の表面に油溝２とこの油溝２の底部に開口された
複数の油供給孔３を形成し、これらの油供給孔３から供
給された潤滑油を油溝２に溜めることにより、案内面１
と摺動体との摺動面の潤滑を行っている。案内面１は、
キサゲ加工、グラインダ加工、ミーリング加工等により
仕上げられるのが一般である。その理由は、これらの加
工方法によって仕上げられた案内面１の表面粗さが、潤
滑油を溜めるのに適しているからである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ここで、案内面１をラ
ッピング加工により仕上げた場合を考える。３０４ｃ．
Ｓ．ｔの粘度の潤滑油を用いた場合において、案内面１
の摩擦係数と摺動体の移動速度との関係は図８のグラフ
によって示される。すなわち、摩擦係数は摺動体の移動
速度が速くなるに従い急激に増加し、４０ｍｍ／ｓの速
度では０．５と大きな値を示す。その理由は、移動速度
の増加により案内面１と摺動体との間の油膜の厚さが薄
くなり潤滑作用が損なわれ、むしろ潤滑油の物性により
一種の凝着状態になるものと考えられる。
ッピング加工により仕上げた場合を考える。３０４ｃ．
Ｓ．ｔの粘度の潤滑油を用いた場合において、案内面１
の摩擦係数と摺動体の移動速度との関係は図８のグラフ
によって示される。すなわち、摩擦係数は摺動体の移動
速度が速くなるに従い急激に増加し、４０ｍｍ／ｓの速
度では０．５と大きな値を示す。その理由は、移動速度
の増加により案内面１と摺動体との間の油膜の厚さが薄
くなり潤滑作用が損なわれ、むしろ潤滑油の物性により
一種の凝着状態になるものと考えられる。
【０００４】同じ条件において、キサゲ加工により案内
面１を仕上げた場合において、案内面１の摩擦係数と摺
動体の移動速度との関係は図９のグラフによって示され
る。すなわち、静止摩擦係数は０．２２であり、摺動体
の移動速度が速くなるに従い摩擦係数は一旦低下して２
０ｍｍ／ｓの移動速度で０．１の最低値を示し、その後
、移動速度の増加とともに摩擦係数が大きくなるが、３
〜２０ｍｍ／ｓの移動速度の範囲では潤滑混合状態にあ
り、摺動体の送り剛性が低い場合にスティックスリップ
（付着滑り）の発生が高くなるものと考えられる。
面１を仕上げた場合において、案内面１の摩擦係数と摺
動体の移動速度との関係は図９のグラフによって示され
る。すなわち、静止摩擦係数は０．２２であり、摺動体
の移動速度が速くなるに従い摩擦係数は一旦低下して２
０ｍｍ／ｓの移動速度で０．１の最低値を示し、その後
、移動速度の増加とともに摩擦係数が大きくなるが、３
〜２０ｍｍ／ｓの移動速度の範囲では潤滑混合状態にあ
り、摺動体の送り剛性が低い場合にスティックスリップ
（付着滑り）の発生が高くなるものと考えられる。
【０００５】次に、粘度が３０４ｃ．Ｓ．ｔの潤滑油を
用い、約２秒のサイクルタイムで摺動体を往復動させ、
その移動方向が反転する時におけるラッピング仕上げの
案内面１に対する摺動体の浮き量と案内面１の摩擦係数
と摺動体の移動速度との関係は図１０のグラフに示され
る。すなわち、摺動体の移動速度が４０ｍｍ／ｓに達す
るまでは摩擦係数が小さくなる傾向にあり、それ以上に
移動速度が速くなると摩擦係数は増加する。また、ラッ
ピング加工面は平面度が１μｍ以下であるために、摺動
体の移動方向が反転する場合における案内面１に対する
摺動体の浮き量は、移動速度が１００ｍｍ／ｓの場合で
も２μｍと小さいことが分かる。
用い、約２秒のサイクルタイムで摺動体を往復動させ、
その移動方向が反転する時におけるラッピング仕上げの
案内面１に対する摺動体の浮き量と案内面１の摩擦係数
と摺動体の移動速度との関係は図１０のグラフに示され
る。すなわち、摺動体の移動速度が４０ｍｍ／ｓに達す
るまでは摩擦係数が小さくなる傾向にあり、それ以上に
移動速度が速くなると摩擦係数は増加する。また、ラッ
ピング加工面は平面度が１μｍ以下であるために、摺動
体の移動方向が反転する場合における案内面１に対する
摺動体の浮き量は、移動速度が１００ｍｍ／ｓの場合で
も２μｍと小さいことが分かる。
【０００６】同じ条件において、キサゲ加工により仕上
げた案内面１に対する摺動体の浮き量と摩擦係数と摺動
体の移動速度との関係は図１１のグラフによって示され
る。摩擦係数は、摺動体の移動速度が１８ｍｍ／ｓの時
に０．０８と最小となり、その後、摺動体の移動速度の
増加に伴い直線的に増加する傾向を示す。これに対して
、案内面１に対する摺動体の浮き量は摺動体の移動速度
が速くなるに従い急激に大きくなり、１００ｍｍ／ｓの
移動速度に達した場合には８μｍと大きな値を示す。
げた案内面１に対する摺動体の浮き量と摩擦係数と摺動
体の移動速度との関係は図１１のグラフによって示され
る。摩擦係数は、摺動体の移動速度が１８ｍｍ／ｓの時
に０．０８と最小となり、その後、摺動体の移動速度の
増加に伴い直線的に増加する傾向を示す。これに対して
、案内面１に対する摺動体の浮き量は摺動体の移動速度
が速くなるに従い急激に大きくなり、１００ｍｍ／ｓの
移動速度に達した場合には８μｍと大きな値を示す。
【０００７】
【表１】
【０００８】ここで、表１に示すように、案内面の仕上
面の種類を、それぞれラッピング、キサゲ（１０ｂｅａ
ｒｉｎｇ）、キサゲ（２０ｂｅａｒｉｎｇ）、グライン
ダ（カップ砥石研削）、ミーリング等の加工方法別に分
け、これらの種類別に図１２及び図１３のような試料４
を形成し、それぞれの試料４の仕上面５における潤滑油
の浸透率を測定する。すなわち、仕上面５には潤滑油を
溜めるための油溝２と油供給孔３とを形成し、仕上面５
にオプチカルフラットを接触させ、油供給孔３から潤滑
油を注入し潤滑油が仕上面５に浸透する状態をカメラで
撮影し、仕上面５の面積に対する潤滑油の浸透面積の比
率を測定する。この測定に際しては粘度が３０４ｃ．Ｓ
．ｔの潤滑油を用い、潤滑油を注入した後の時間経過と
潤滑油の浸透率との関係を図１４に示す。この結果によ
れば、ラッピングによる仕上面が最も潤滑油の浸透率が
悪い。その理由は、仕上面５の平面度が数μｍ或いはそ
れ以下と小さく、表面の粗さも他の加工方法による仕上
面５と異なって小さいため、油溝２内の空気が大気に抜
け難くなることによるものと考えられる。これに対して
、他の加工方法による仕上面５の潤滑油の浸透率は高い
ことが分かる。
面の種類を、それぞれラッピング、キサゲ（１０ｂｅａ
ｒｉｎｇ）、キサゲ（２０ｂｅａｒｉｎｇ）、グライン
ダ（カップ砥石研削）、ミーリング等の加工方法別に分
け、これらの種類別に図１２及び図１３のような試料４
を形成し、それぞれの試料４の仕上面５における潤滑油
の浸透率を測定する。すなわち、仕上面５には潤滑油を
溜めるための油溝２と油供給孔３とを形成し、仕上面５
にオプチカルフラットを接触させ、油供給孔３から潤滑
油を注入し潤滑油が仕上面５に浸透する状態をカメラで
撮影し、仕上面５の面積に対する潤滑油の浸透面積の比
率を測定する。この測定に際しては粘度が３０４ｃ．Ｓ
．ｔの潤滑油を用い、潤滑油を注入した後の時間経過と
潤滑油の浸透率との関係を図１４に示す。この結果によ
れば、ラッピングによる仕上面が最も潤滑油の浸透率が
悪い。その理由は、仕上面５の平面度が数μｍ或いはそ
れ以下と小さく、表面の粗さも他の加工方法による仕上
面５と異なって小さいため、油溝２内の空気が大気に抜
け難くなることによるものと考えられる。これに対して
、他の加工方法による仕上面５の潤滑油の浸透率は高い
ことが分かる。
【０００９】以上のように、ラッピングによる仕上面５
は潤滑性が悪いため案内面１として用いることができな
い。また、他のキサゲ、グラインダ、ミーリング等の加
工方法により案内面１を仕上げた場合は、潤滑性が良好
であるが、図１１に示すように、案内面１からの摺動体
の浮き量を小さくするためには、摺動体の移動速度を制
限しなければならず、高速運転には適さない問題がある
。
は潤滑性が悪いため案内面１として用いることができな
い。また、他のキサゲ、グラインダ、ミーリング等の加
工方法により案内面１を仕上げた場合は、潤滑性が良好
であるが、図１１に示すように、案内面１からの摺動体
の浮き量を小さくするためには、摺動体の移動速度を制
限しなければならず、高速運転には適さない問題がある
。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面粗さ及び
平面度がラッピング加工によるものと同等以上の精度に
定められて摺動体を摺動自在に保持する案内面を設け、
この案内面の表面に潤滑油を溜める油溝を形成し、前記
案内面の表面に前記油溝を横切って両端が前記案内面の
両側に突き抜ける複数の細溝を形成した。
平面度がラッピング加工によるものと同等以上の精度に
定められて摺動体を摺動自在に保持する案内面を設け、
この案内面の表面に潤滑油を溜める油溝を形成し、前記
案内面の表面に前記油溝を横切って両端が前記案内面の
両側に突き抜ける複数の細溝を形成した。
【００１１】
【作用】案内面の表面粗さ及び平面度が高精度に維持さ
れるため、摺動体を高速で移動させても案内面に対する
摺動体の浮き量を小さくすることができ、これにより、
摺動体を始動させた直後に案内面と摺動体との間の潤滑
油の膜厚を定常状態に維持することができ、さらに、細
溝の形成により案内面への潤滑油の浸透率を向上させる
ことができ、したがって、摺動体の移動速度の変化に拘
らず摺動体の案内特性を向上させるとともに潤滑性を向
上させることができる。
れるため、摺動体を高速で移動させても案内面に対する
摺動体の浮き量を小さくすることができ、これにより、
摺動体を始動させた直後に案内面と摺動体との間の潤滑
油の膜厚を定常状態に維持することができ、さらに、細
溝の形成により案内面への潤滑油の浸透率を向上させる
ことができ、したがって、摺動体の移動速度の変化に拘
らず摺動体の案内特性を向上させるとともに潤滑性を向
上させることができる。
【００１２】
【実施例】本発明の一実施例を図１ないし図６に基づい
て説明する。第７図において説明した部分と同一部分は
同一符号を用い説明も省略する。図１に示すように、ラ
ッピング加工により形成された案内面１には、油溝２と
この油溝２の底部に開口された複数の油供給孔３とが形
成されている。また、案内面１の表面には油溝２を横切
って両端がこの案内面１の両側に突き抜ける複数の細溝
６が平行に形成されている。これらの細溝６は案内面１
にレーザー光を照射することにより、案内面１の長手方
向に沿う直線に対してα（６０度）なる傾斜角度をもっ
て形成され、隣接する細溝６の幅及び配列間隔は毛細管
現象が生ずるような値に定められ、また、細溝６の深さ
は６０μｍに定められている。図３は案内面１の一部を
拡大して示す説明図で、図中、７はラッピング仕上面で
ある。このような案内面１には刃物台等の摺動体（図示
せず）が摺動自在に保持されている。
て説明する。第７図において説明した部分と同一部分は
同一符号を用い説明も省略する。図１に示すように、ラ
ッピング加工により形成された案内面１には、油溝２と
この油溝２の底部に開口された複数の油供給孔３とが形
成されている。また、案内面１の表面には油溝２を横切
って両端がこの案内面１の両側に突き抜ける複数の細溝
６が平行に形成されている。これらの細溝６は案内面１
にレーザー光を照射することにより、案内面１の長手方
向に沿う直線に対してα（６０度）なる傾斜角度をもっ
て形成され、隣接する細溝６の幅及び配列間隔は毛細管
現象が生ずるような値に定められ、また、細溝６の深さ
は６０μｍに定められている。図３は案内面１の一部を
拡大して示す説明図で、図中、７はラッピング仕上面で
ある。このような案内面１には刃物台等の摺動体（図示
せず）が摺動自在に保持されている。
【００１３】このような構成において、摺動体は案内面
１に案内されて往復駆動される。この時、案内面１はラ
ッピング加工により仕上げられているため、その表面粗
さ及び平面度が高精度であり、しかも、細溝６をレーザ
ー加工によって形成する時の表面硬化によって案内面１
の耐摩耗性を向上させることができる。したがって、摺
動体を高速で移動させても案内面１に対する摺動体の浮
き量を小さくすることができ、これにより、摺動体を始
動させた直後に案内面１と摺動体との間の潤滑油の膜厚
を定常状態に維持することができる。さらに、細溝６の
形成により案内面１への潤滑油の浸透率を向上させるこ
とができる。したがって、摺動体の移動速度の変化に拘
らず摺動体の案内特性を向上させるとともに潤滑性を向
上させることができる。
１に案内されて往復駆動される。この時、案内面１はラ
ッピング加工により仕上げられているため、その表面粗
さ及び平面度が高精度であり、しかも、細溝６をレーザ
ー加工によって形成する時の表面硬化によって案内面１
の耐摩耗性を向上させることができる。したがって、摺
動体を高速で移動させても案内面１に対する摺動体の浮
き量を小さくすることができ、これにより、摺動体を始
動させた直後に案内面１と摺動体との間の潤滑油の膜厚
を定常状態に維持することができる。さらに、細溝６の
形成により案内面１への潤滑油の浸透率を向上させるこ
とができる。したがって、摺動体の移動速度の変化に拘
らず摺動体の案内特性を向上させるとともに潤滑性を向
上させることができる。
【００１４】因に、３０４ｃ．Ｓ．ｔの粘度の潤滑油を
油溝２に注油した場合において、案内面１に対する摺動
体の浮き量と、案内面１の摩擦係数と、摺動体の移動速
度との関係を図４に示す。図４で理解されるように、摺
動体の移動速度が変化しても案内面１に対する摺動体の
浮き量は少ない。移動速度が１００ｍｍ／ｓに達しても
、摺動体の浮き量は１．７μｍと小さく、案内面１の摩
擦係数も０．３８と小さい。
油溝２に注油した場合において、案内面１に対する摺動
体の浮き量と、案内面１の摩擦係数と、摺動体の移動速
度との関係を図４に示す。図４で理解されるように、摺
動体の移動速度が変化しても案内面１に対する摺動体の
浮き量は少ない。移動速度が１００ｍｍ／ｓに達しても
、摺動体の浮き量は１．７μｍと小さく、案内面１の摩
擦係数も０．３８と小さい。
【００１５】図５は、案内面１に供給される潤滑油の粘
度を変えた場合において、案内面１の摩擦係数と摺動体
の移動速度との関係を示すグラフであり、潤滑油の粘度
を８２ｃ．Ｓ．ｔ又は１７ｃ．Ｓ．ｔと小さくすること
により、キサゲ加工によって形成された案内面の摩擦係
数と略同等の摩擦係数とすることが可能である。
度を変えた場合において、案内面１の摩擦係数と摺動体
の移動速度との関係を示すグラフであり、潤滑油の粘度
を８２ｃ．Ｓ．ｔ又は１７ｃ．Ｓ．ｔと小さくすること
により、キサゲ加工によって形成された案内面の摩擦係
数と略同等の摩擦係数とすることが可能である。
【００１６】図６は、本発明における細溝６を有する案
内面１の仕上面と、従来のラッピング仕上面と、従来の
キサゲ仕上面との潤滑油の浸透率の比較を示すグラフで
、縦軸は潤滑油の浸透率、横軸は潤滑油の粘度である。 各測定値は潤滑油を注油した後３０秒経過後の値である
。この測定は従来と同様の方法で行われる。この図６か
らも分かるように、本発明の案内面１の潤滑油の浸透率
が最も高いことが分かる。
内面１の仕上面と、従来のラッピング仕上面と、従来の
キサゲ仕上面との潤滑油の浸透率の比較を示すグラフで
、縦軸は潤滑油の浸透率、横軸は潤滑油の粘度である。 各測定値は潤滑油を注油した後３０秒経過後の値である
。この測定は従来と同様の方法で行われる。この図６か
らも分かるように、本発明の案内面１の潤滑油の浸透率
が最も高いことが分かる。
【００１７】なお、細溝６は摺動体の摺動方向に対して
傾斜されているため、細溝６を摺動体の摺動方向に対し
て直交させた場合に比較して、摺動抵抗を小さくするこ
とができる。
傾斜されているため、細溝６を摺動体の摺動方向に対し
て直交させた場合に比較して、摺動抵抗を小さくするこ
とができる。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、表面粗さ及び平面度がラッピ
ング加工によるものと同等以上の精度に定められて摺動
体を摺動自在に保持する案内面を設け、この案内面の表
面に潤滑油を溜める油溝を形成し、前記案内面の表面に
前記油溝を横切って両端が前記案内面の両側に突き抜け
る複数の細溝を形成したので、案内面の表面粗さ及び平
面度が高精度に維持されるため、摺動体を高速で移動さ
せても案内面に対する摺動体の浮き量を小さくすること
ができ、これにより、摺動体を始動させた直後に案内面
と摺動体との間の潤滑油の膜厚を定常状態に維持するこ
とができ、さらに、細溝の形成により案内面への潤滑油
の浸透率を向上させることができ、したがって、摺動体
の移動速度の変化に拘らず摺動体の案内特性を向上させ
るとともに潤滑性を向上させることができる等の効果を
有する。
ング加工によるものと同等以上の精度に定められて摺動
体を摺動自在に保持する案内面を設け、この案内面の表
面に潤滑油を溜める油溝を形成し、前記案内面の表面に
前記油溝を横切って両端が前記案内面の両側に突き抜け
る複数の細溝を形成したので、案内面の表面粗さ及び平
面度が高精度に維持されるため、摺動体を高速で移動さ
せても案内面に対する摺動体の浮き量を小さくすること
ができ、これにより、摺動体を始動させた直後に案内面
と摺動体との間の潤滑油の膜厚を定常状態に維持するこ
とができ、さらに、細溝の形成により案内面への潤滑油
の浸透率を向上させることができ、したがって、摺動体
の移動速度の変化に拘らず摺動体の案内特性を向上させ
るとともに潤滑性を向上させることができる等の効果を
有する。
【図１】本発明の一実施例に係るもので案内面を示す平
面図である。
面図である。
【図２】その案内面に形成した細溝の断面形状を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図３】その案内面の表面の一部を拡大して示す説明図
である。
である。
【図４】その案内面の摩擦係数と案内面に対する摺動体
の浮き量と摺動体の移動速度との関係を示すグラフであ
る。
の浮き量と摺動体の移動速度との関係を示すグラフであ
る。
【図５】その潤滑油の粘度と案内面の摩擦係数と摺動体
の移動速度との関係を示すグラフである。
の移動速度との関係を示すグラフである。
【図６】従来例と本発明との潤滑油の浸透率の比較を示
すグラフである。
すグラフである。
【図７】従来の案内面を示す平面図である。
【図８】そのラッピング加工により形成された案内面の
摩擦係数と摺動体の移動速度との関係を示すグラフであ
る。
摩擦係数と摺動体の移動速度との関係を示すグラフであ
る。
【図９】そのキサゲ加工により形成された案内面の摩擦
係数と摺動体の移動速度との関係を示すグラフである。
係数と摺動体の移動速度との関係を示すグラフである。
【図１０】そのラッピング加工により形成された案内面
の摩擦係数と案内面に対する摺動体の浮き量と摺動体の
移動速度との関係を示すグラフである。
の摩擦係数と案内面に対する摺動体の浮き量と摺動体の
移動速度との関係を示すグラフである。
【図１１】そのキサゲ加工により形成された案内面の摩
擦係数と案内面に対する摺動体の浮き量と摺動体の移動
速度との関係を示すグラフである。
擦係数と案内面に対する摺動体の浮き量と摺動体の移動
速度との関係を示すグラフである。
【図１２】その潤滑油の浸透率を測定する試料の平面図
である。
である。
【図１３】その試料の縦断側面図である。
【図１４】潤滑油注油後の時間経過と潤滑油の浸透率と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
１ 案内面
２ 油溝
６ 細溝
Claims (1)
- 【請求項１】 表面粗さ及び平面度がラッピング加工
によるものと同等以上の精度に定められて摺動体を摺動
自在に保持する案内面を設け、この案内面の表面に潤滑
油を溜める油溝を形成し、前記案内面の表面に前記油溝
を横切って両端が前記案内面の両側に突き抜ける複数の
細溝を形成したことを特徴とする工作機械の摺動案内台
。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3086486A JP2563686B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 工作機械の摺動案内台 |
| KR1019910014647A KR920019475A (ko) | 1991-04-18 | 1991-08-23 | 공작기계의 미끄럼이동 안내대 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3086486A JP2563686B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 工作機械の摺動案内台 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04322930A true JPH04322930A (ja) | 1992-11-12 |
| JP2563686B2 JP2563686B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=13888314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3086486A Expired - Fee Related JP2563686B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 工作機械の摺動案内台 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2563686B2 (ja) |
| KR (1) | KR920019475A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003091070A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-28 | Ricoh Opt Ind Co Ltd | 三次元構造体とその製造方法 |
| JP2005297167A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Tottori Univ | すべり案内及び同すべり案内を備えた工作機械 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57141228U (ja) * | 1981-02-27 | 1982-09-04 |
-
1991
- 1991-04-18 JP JP3086486A patent/JP2563686B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-23 KR KR1019910014647A patent/KR920019475A/ko not_active Application Discontinuation
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57141228U (ja) * | 1981-02-27 | 1982-09-04 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003091070A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-28 | Ricoh Opt Ind Co Ltd | 三次元構造体とその製造方法 |
| JP2005297167A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Tottori Univ | すべり案内及び同すべり案内を備えた工作機械 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2563686B2 (ja) | 1996-12-11 |
| KR920019475A (ko) | 1992-11-19 |
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