JPH04322106A - 車両の制動装置および駆動補助装置 - Google Patents

車両の制動装置および駆動補助装置

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JPH04322106A
JPH04322106A JP9035091A JP9035091A JPH04322106A JP H04322106 A JPH04322106 A JP H04322106A JP 9035091 A JP9035091 A JP 9035091A JP 9035091 A JP9035091 A JP 9035091A JP H04322106 A JPH04322106 A JP H04322106A
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JP
Japan
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alternating current
vehicle
output
inverter
speed sensor
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Application number
JP9035091A
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English (en)
Inventor
Yukio Eto
江藤 征雄
Kenichiro Tokita
健一郎 時田
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04322106A publication Critical patent/JPH04322106A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L3/00Electric devices on electrically-propelled vehicles for safety purposes; Monitoring operating variables, e.g. speed, deceleration or energy consumption
    • B60L3/10Indicating wheel slip ; Correction of wheel slip
    • B60L3/106Indicating wheel slip ; Correction of wheel slip for maintaining or recovering the adhesion of the drive wheels
    • B60L3/108Indicating wheel slip ; Correction of wheel slip for maintaining or recovering the adhesion of the drive wheels whilst braking, i.e. ABS
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2270/00Further aspects of brake control systems not otherwise provided for
    • B60T2270/60Regenerative braking
    • B60T2270/602ABS features related thereto

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の制動装置および
駆動補助装置に係り、特に車両の制動時における車輪の
ロックを有効に防止して車両の制動能力を向上させるこ
とができる制動装置および車両の発進・加速時における
駆動輪のスリップを抑えて車両の発進・加速性能を向上
させることができる駆動補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の制動時における車輪の
ロック防止のためのアンチロックブレーキシステム(A
BS)および車両の発進・加速時における駆動輪のスリ
ップ防止のためのトラクションコントロール(TRC)
システムが知られている。
【0003】従来のABSでは、車輪速度を検出する車
輪速度センサと、マイクロコンピュータと、ブレーキの
流体圧(油圧または空気圧など)を制御するブレーキア
クチュエータとを備えている。そして、マイクロコンピ
ュータは、前記車輪速度センサから送られる車輪速度と
この車輪速度から算出される推定車体速度とを比較して
車輪のロックの発生の有無を判定する。そしてマイクロ
コンピュータは、車両の制動時(ブレーキ流体圧の増圧
時)に、ロックが発生したと判断したときは前記ブレー
キアクチュエータに制御信号を出力してブレーキ流体圧
を減圧し、その後ロック状態が解消されたと判断したと
きはブレーキ流体圧をいったん保持し、その後、推定車
体速度と車輪速度の差および車輪加速度の大きさなどに
基づいて増圧開始可能と判断したとき再びブレーキ流体
圧を増圧する。以後これらの動作をを繰り返すことによ
り、低μ路でも車両の方向安定性と操縦性を確保しなが
ら有効に制動を得られるようにしている。
【0004】また従来のTRCシステムでは、従動輪速
度センサ、駆動輪速度センサ、ブレーキアクチュエータ
(これらはABSと共用され得る)、マイクロコンピュ
ータ、およびドライバのアクセルワークによって作動す
るメインスロットルとは独立して作動するサブスロット
ルアクチュエータ等を備えている。そしてマイクロコン
ピュータは、車両の発進・加速時において、従動輪速度
から車体速度を推定し、これと駆動輪速度とを比較して
駆動輪のスリップ状態を判定する。そしてマイクロコン
ピュータがスリップ状態を判定したときは前記サブスロ
ットルアクチュエータを作動させ、ドライバのアクセル
ワークによりメインスロットルが開いていても、サブス
ロットルを閉じる制御を行うことによりエンジン出力を
低下させる。またこれと同時に前記ブレーキアクチュエ
ータを作動させて駆動輪(スリップが生じている側の駆
動輪)にブレーキをかけるようにしている。その後駆動
輪のトラクションが回復し駆動輪の空転が収まれば前記
サブスロットルを全開に戻すとともに駆動輪へのブレー
キ流体圧をゼロにする。これにより、低μ路でもタイヤ
と路面とのスリップを抑え発進加速を容易にすることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなABSでは、マイクロコンピュータから出力され
る制御信号によりブレーキアクチュエータを作動してブ
レーキ流体圧を減圧、保持および増圧するようにしてい
るが、実際にはマイクロコンピュータからの制御信号の
出力とブレーキアクチュエータによるブレーキ流体圧の
減圧、保持および増圧との間にタイムラグが生じてしま
うので、高精度な制御ができない、という問題があった
【0006】また、上記TRCシステムにおいても、駆
動輪のスリップ状態を検知したマイクロコンピュータか
ら出力される制御信号によりサブスロットルアクチュエ
ータおよびブレーキアクチュエータを作動させて、スロ
ットル開度を低下させると共にブレーキ流体圧を増圧さ
せるようにしているが、実際にはマイクロコンピュータ
からの制御信号の出力とサブスロットル開度の低下およ
びブレーキ流体圧の増圧との間にタイムラグが生じてし
まうので、高精度な制御ができない、という問題があっ
た。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたもので、低μ路などでの車両の制動時
における車輪のロックを有効に防止して車両の制動能力
を向上させることができる制動装置および低μ路などで
の車両の発進・加速時における駆動輪のスリップを抑え
て車両の発進・加速性能を向上させることができる駆動
補助装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の車両の制動装置は、図1に示すように、パワ
ラインに取り付けられた交流機1と、この交流機1によ
り回生された交流電力を直流電力に変換してバッテリ2
に供給すると共にバッテリ2からの直流電力を所望の周
波数の交流電力に変換して交流機1に供給するインバー
タ回路3と、車輪の回転速度を検出する車輪速度センサ
4と、この車輪速度センサ4からの出力を受けて車体速
度を算出する車体速度算出手段5と、前記車輪速度セン
サ4および車体速度算出手段5からの出力を受けて車輪
のロックの有無を判定するロック判定手段6と、このロ
ック判定手段6からの出力を受けて前記インバータ回路
3に所望の周波数の交流電力を出力するように制御信号
を出力するインバータ制御手段7とを備えたことを特徴
としている。
【0009】またこの制動装置においては、さらに、前
記ロック判定手段6からの出力を受けてブレーキの作動
流体圧を制御するブレーキ流体圧制御手段を備えるのが
よい。
【0010】また本発明による車両の駆動補助装置は、
図2に示すように、パワラインに取り付けられた交流機
1と、この交流機1により回生された交流電力を直流電
力に変換してバッテリ2に供給すると共にバッテリ2か
らの直流電力を所望の周波数の交流電力に変換して交流
機1に供給するインバータ回路3と、車輪の回転速度を
検出する車輪速度センサ4と、この車輪速度センサ4か
らの出力を受けて車体速度を算出する車体速度算出手段
5と、前記車輪速度センサ4および車体速度算出手段5
からの出力を受けて駆動輪のスリップの有無を判定する
スリップ判定手段8と、このスリップ判定手段8からの
出力を受けて前記インバータ回路3に所望の周波数の交
流電力を出力するように制御信号を出力するインバータ
制御手段9とを備えたことを特徴とする。
【0011】またこの駆動補助装置においては、さらに
、前記スリップ判定手段8からの出力を受けてエンジン
のスロットルバルブ開度を制御するスロットル制御手段
11を備えるのがよい。
【0012】さらにこの駆動補助装置においては、前記
スリップ判定手段8からの出力を受けて駆動輪に対する
ブレーキの作動流体圧を制御するブレーキ流体圧制御手
段12を備えるのがよい。
【0013】
【作用】本発明の車両の制動装置では、通常の車両の制
動時には、前記インバータ回路3は、前記インバータ制
御手段7からの制御信号に基づいて、前記バッテリー2
からの直流電圧を、車輪の回転速度(すなわち交流機1
の回転子の回転速度)よりも小さい回転速度の回転磁界
が前記交流機1の固定子に形成されるような周波数の交
流電力に変換して、前記交流機1に供給し、これにより
、前記交流機1は車輪の回転エネルギーを電気エネルギ
ーに変換する交流発電機として動作し、前記車輪にブレ
ーキトルクを発生させる(このとき発電された電気エネ
ルギーは、前記インバータ回路により直流電力に変換さ
れて前記バッテリーに充電される)。
【0014】この車両の制動時において、図1に示すよ
うに、ロック判定手段6が車輪のロック状態を検知しこ
のことを示すロック信号をインバータ制御手段7に出力
すると、インバータ制御手段7は、インバータ回路3か
ら出力される交流電力の周波数を通常の制動時のそれよ
りも大きくなるようにインバータ回路3を制御して、前
記の交流発電機としての交流機1によるブレーキトルク
を減少させる。またこれと同時にロック判定手段10に
よりブレーキ流体圧制御手段10をも制御して、車輪に
かかるブレーキ流体圧を減少させるのがよい。その後ロ
ック判定手段6がロック状態の解消を検知したときは、
その出力を受けて、前記インバータ制御手段7は前記交
流機1からのブレーキトルクを増加するようにインバー
タ回路3を制御する。またこれと同時に前記ブレーキ流
体圧制御手段10が車輪へのブレーキ流体圧を保持する
ように作動するのがよい。
【0015】また本発明による車両の補助駆動装置では
、通常の車両の発進・加速時には、前記インバータ回路
3は、前記インバータ制御手段9からの制御信号に基づ
いて、前記バッテリーからの直流電圧を、車輪の回転速
度(すなわち前記交流機1の回転子の回転速度)よりも
大きい回転速度の回転磁界が前記交流機1の固定子に形
成されるような周波数の交流電力に変換して、前記交流
機1に供給し、これにより、前記交流機1は誘導電動機
として動作し、車輪に補助駆動力を供給する。
【0016】この車両の発進・加速時において、図2に
示すように、前記スリップ判定手段8が車輪のスリップ
状態を検知しこのこと示すスリップ信号をインバータ制
御手段9に出力すると、インバータ制御手段9は、イン
バータ回路3から出力される交流電力の周波数を通常の
発進・加速時のそれよりも小さくなるようにインバータ
回路3を制御して、前記の誘導電動機としての交流機1
による駆動力を減少させる。またそれと同時に前記スリ
ップ判定手段8からの出力に基づいて、スロットル制御
手段11をも制御してスロットル開度を低下させると共
にブレーキ流体圧制御手段10をも制御して空転してい
る側の駆動輪にかかるブレーキ流体圧を増圧させるのが
よい。その後スリップ判定手段8がスリップ状態の解消
を検知したときは、その出力を受けて、前記インバータ
制御手段9は前記交流機1(電動機)の駆動力を増加す
るようにインバータ回路3を制御する。またこれと同時
に前記スロットル制御手段11がサブスロットル開度を
保持(その後増加)すると共に前記ブレーキ流体圧制御
手段12が駆動輪へのブレーキ流体圧を解除するように
作動するのがよい。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0018】図3は、本発明に係るトラックの制動装置
および駆動補助装置の実施例においてトラックのブレー
キドラムの近傍に三相交流機を装着した状態を示す断面
図、図4は本実施例の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【0019】図3において、符号11aはリア・アクス
ル・ハウジング、12aはリヤ・ホイール・ハブ、13
および14はそれぞれこれらの両者の間に介装されたハ
ブ・ベアリング・アウタおよびハブ・ベアリング・イン
ナ、15はアクスル・シャフト、19はホイール、20
はブレーキドラムである。この実施例では、ブレーキド
ラム20の図の左側近傍に、ブレーキドラム20(ある
いはホイール19)に固定されたロータコイル17とア
クスル・ハウジング11側に固定されたステータコイル
18とから成る三相交流機16が装着されている。また
この実施例では、ブレーキドラム20の図の左側近傍に
、ブレーキドラム20(あるいはホイール19)に固定
されたロータコイル17とアクスル・ハウジング11側
に固定されたステータコイル18とから成る三相交流機
16が装着されているが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、例えば、三相交流機がブレーキドラム20の
内側に装着されていてもよいし、また自動車のディファ
レンシャル・シャフトおよびディファレンシャル・キャ
リアに三相交流機を装着するようにしてもよい。また交
流機はエンジンのフライホイール内に装着するようにし
てもよい。
【0020】次に図4は、本実施例に係る車両の制動装
置および駆動補助装置の電気的構成を示している。この
装置には、前記トラックのリア・アクスルのリヤ・ホイ
ール・ハブ12a側に固定されているブレーキドラム2
0にその回転子部(ロータコイル17)が固定された交
流機(例えばかご形多相交流機)16と、バッテリー2
3と、このバッテリー23の直流電圧を所定の周波数の
交流電圧に変換して交流機16に与え、また交流機16
からの交流電力を直流電力に変換するインバータ回路2
4と、このインバータ回路24の交流側電圧の周波数を
設定する制御信号を生成するインバータ制御回路25と
が備えられている。なお図中符号29はタイヤである。
【0021】前記インバータ制御回路25には、自動車
の運転に応じて運転者が制御指令を発生するためのリタ
ーダ調整スイッチ26が接続されている。すなわち、運
転者がスイッチ26の操作レバー26aを図2に示すO
FFの位置から上に移動させるとスイッチS1がオンし
、OFFの位置から下に移動させるとその各位置により
4段に設けられたスイッチS2の各接点が順次オンする
。ここでスイッチS1は、車両の発進時または加速時に
用いるものである。発進時または加速時に運転者がこの
操作レバー26aをスイッチS1の位置にセットするこ
とにより交流機16が電動機として作動され、バッテリ
ー24に蓄積された電気エネルギーがトレーラの車輪2
7の駆動力の補助として用いられる。またスイッチS2
は、車両の制動時に用いられるものである。制動時に操
作レバー26aを図の下方向に下げるほど強い制動力が
得られるような制御指令がインバータ制御回路5に入力
され、交流機16が発電機として作動され、ブレーキト
ルクが発生する。
【0022】また、図4に示すように、トラックの各車
輪(各従動輪および各駆動輪)にはそれぞれ車輪速度セ
ンサ27(図3には1つのみ示している)が取付けられ
ており、この各車輪速度センサ27からの車輪回転速度
を示す信号がマイクロコンピュータ41に入力されるよ
うになっている。マイクロコンピュータ41は、各従動
輪に取り付けられた車輪速度センサ27から推定車体速
度を算出する。そして、マイクロコンピュータ41は、
車両の制動時には、この推定車体速度と各4つの車輪に
取り付けられた車輪速度センサ27からの車輪速度とを
比較して各車輪のロックの有無を判定し、ロック状態を
判定したときはそれを示す信号をインバータ制御回路2
5に出力する。またマイクロコンピュータ41は、車両
の発信加速時には、前記推定車体速度と各駆動輪に取り
付けられた車輪速度センサ27からの駆動輪回転速度と
を比較して各駆動輪のスリップの有無を判定し、スリッ
プ状態を判定したときはそれを示す信号をインバータ制
御回路25に出力する。すなわち、マイクロコンピュー
タ41は、車体速度算出手段、ロック判定手段およびス
リップ判定手段を構成するものである。またインバータ
回路24の出力側にはコンデンサ7および半導体スイッ
チ回路32が接続され、さらにこの半導体スイッチ回路
32を介して抵抗器31が接続されている。
【0023】前記インバータ回路24の出力電圧を検出
する検出回路33の出力および前記抵抗器31の電流の
変化を検出する電流検出器35の出力は、スイッチ制御
回路34に入力される。スイッチ制御回路34は、これ
らの検出回路33および電流検出器35からの出力に基
づいて、半導体スイッチ回路32の周期的な開閉のデュ
ーティー比を変更させることにより、抵抗器31の実効
的な抵抗値を制御する。すなわち、スイッチ制御回路3
4は、インバータ回路24の出力電圧が大きくなり抵抗
器31に流れる電流がそれに比例して多くなるときには
抵抗器31の実効的な抵抗値が大きくなるように半導体
スイッチ回路32を制御する。またスイッチ制御回路3
4は、インバータ回路24の出力電圧が変化しないのに
拘わらず抵抗器31を流れる電流値が低下するとき(抵
抗器31の抵抗値がその発熱により上昇するとき)は、
抵抗器31の実効的な抵抗値が小さくなるように制御し
て抵抗器31により消散できる電力を大きな値に維持す
るようにしている。
【0024】なお本実施例では、前記電流検出器35か
らの出力は前記インバータ制御回路25にも入力される
ようになっている。また前記バッテリー23からの直流
電圧は、DC−DCコンバータにより所定の電圧に変換
されて各種の車両電装品に供給されるようになっている
【0025】次に、この実施例装置の動作を説明する。
【0026】まず自動車の制動時の動作を説明する。
【0027】前記操作レバー26aがスイッチS2の位
置にあるとき(すなわち自動車の制動時)には、インバ
ータ制御回路25は、前記車輪回転センサ27からの信
号に基づいて、前記バッテリー23からの直流電圧が前
記自動車の車輪の回転速度(すなわち回転子の回転速度
)よりも小さい回転速度の回転磁界が前記交流機の固定
子に形成されるような周波数の交流電力に変換されるよ
うに、前記インバータ回路24を制御する。これにより
、前記交流機16は車輪の回転エネルギーを電気エネル
ギーに変換する交流発電機として動作し、自動車の車輪
27にブレーキトルクを発生させる。このとき発電され
た電気エネルギーは、前記インバータ回路24により直
流電力に変換されて前記バッテリー23に充電される。
【0028】なおこのとき、自動車の運転に伴い一時的
に過大なブレーキトルクが発生する場合には、交流機1
6から発生する電気エネルギーをすべてバッテリー23
に回生させることは困難である。そこで本実施例では、
インバータ回路24の直流端子電圧が所定値を越えたと
きは、前記スイッチ制御回路34は、前記インバータ回
路24の直流端子電圧を検出する検出回路33からの出
力に基づいて、前記半導体スイッチ回路32をONにし
て抵抗器31を前記バッテリー23の両端に接続するよ
うにしている。これにより、前記過大な電気エネルギー
が抵抗器31に供給されそこから熱エネルギーとして放
散されるようになる。
【0029】次にこの制動時において車輪のロックが生
じたときの動作を図4および図5に基づいて説明する。
【0030】車両の制動時において、ドライバがブレー
キペダルを踏み込むとこのブレーキ信号によりインバー
タが所定の周波数の交流電力を誘導機に送り発電機とし
て作動させる。またブレーキ流体圧が図5(a)に示す
ように上昇する。この車両の制動時において、マイクロ
コンピュータ41が車輪のロック状態を検知してこれ示
すロック信号をインバータ制御回路25に出力すると、
インバータ制御回路25は、インバータ回路24から出
力される交流電力の周波数(したがって、交流機16に
生じる回転磁界の回転速度)を通常の制動時のそれより
も大きくなるようにインバータ回路3を制御して、前記
の交流発電機としての交流機1によるブレーキトルクを
減少させ(図5(b)の時点p1参照)、その後保持す
る。また図には示していないが、これと同時にマイクロ
コンピュータ41は、ブレーキアクチュエータを作動さ
せて、車輪にかかるブレーキの空気圧を減少させるよう
にしてもよい。その後マイクロコンピュータ41がロッ
ク状態の解消を検知しこれを示す信号を出力したときは
、前記インバータ制御回路25は前記交流機16からの
ブレーキトルクを徐々に増圧するようにインバータ回路
24を制御する(図5の時点p2からp3参照)。また
図示していないが、これと同時に前記ブレーキアクチュ
エータを作動させて車輪へのブレーキ空気圧を徐々に増
圧するように作動してもよい。そして再びマイクロコン
ピュータ41がロック状態を検知すると再び交流機16
からのブレーキトルクを減少させるように制御し(図5
(b)の時点p3参照)、以後これを繰り返して低μ路
での有効な制動を実現するようにしている。
【0031】以上のように本実施例によれば、マイクロ
コンピュータ41による車輪のロック状態の有無の判定
に応じて交流機16の固定子に発生させる回転磁界の回
転速度を制御してブレーキトルクを制御するようにして
いるので、従来のブレーキアクチュエータを使用したA
BSのようにマイクロコンピュータ41の判定とブレー
キトルクの制御との間のタイムラグが生じる事がなくな
る(図5(c)の時点p1およびp3参照)ので、従来
のABSのみによる場合に比べて制動距離を短縮するこ
とができる。
【0032】次に本実施例の自動車の発進または加速時
の動作を説明する。
【0033】前記操作レバー26aがスイッチS1の位
置に移動されると、インバータ制御回路25は、前記バ
ッテリー23からの直流電圧を、自動車の発進または加
速時に適した周波数の交流電力、すなわち、前記自動車
の車輪27の回転速度(すなわち回転子の回転速度)よ
りも大きい回転速度の回転磁界が前記交流機の固定子に
形成されるような周波数の交流電力に変換するように、
前記インバータ回路24を制御する。これにより交流機
16が交流電動機として動作し、バッテリー23に蓄積
された電気エネルギーが、自動車の車輪27の駆動力の
補助として用いられる。
【0034】次にこの発進加速時において車輪のスリッ
プが生じたときの動作を図4および図6に基づいて説明
する。
【0035】車両の発進加速時において、ドライバがア
クセルペダルを踏み込むとメインスロットル開度が図6
(a)に示すように上昇する。この車両の発進加速時に
おいて、マイクロコンピュータ41が車輪のスリップ状
態を検知してこれ示すスリップ信号をインバータ制御回
路25に出力すると、インバータ制御回路25は、イン
バータ回路24から出力される交流電力の周波数を制御
して交流機16に生じる回転磁界の回転速度を小さくさ
せ、これにより、前記の誘導電動機としての交流機1に
よる駆動力をゼロにし(図6(b)の時点q1参照)、
さらに交流機16を発電機(リターダ)として働かせて
ブレーキトルクを発生させ(図6(C)の時点q1参照
)、スリップを解消させるようにする。。また図には示
していないが、これと同時にマイクロコンピュータ41
は、サブスロットルアクチュエータを作動させてサブス
ロットル開度を低下させるとともに、ブレーキアクチュ
エータを作動させて車輪にかかるブレーキの流体圧を増
圧させるようにしてもよい。その後マイクロコンピュー
タ41がスリップ状態の解消を検知しこれを示す信号を
出力したときは、前記インバータ制御回路25は前記リ
ターダとしての交流機16からのブレーキトルクを徐々
に減少させるようにインバータ回路24を制御する(図
6(c)の時点q2からq3参照)。そして交流機16
を再びモータとして作動させてこれによる駆動力を徐々
に増加させていく(図6(c)の時点q4参照)。 また図示していないが、これと同時に前記サブスロット
ルアクチュエータを作動させてスロットル開度を徐々に
増加させるようにしてもよい。これにより、低μ路など
での有効な発進加速を実現するようにしている。
【0036】以上のように本実施例によれば、マイクロ
コンピュータ41による車輪のスリップ状態の有無の判
定に応じてモータとしての交流機16の固定子に発生さ
せる回転磁界の回転速度を制御して駆動力(さらにはリ
ターダとしての交流機16によるブレーキトルク)を制
御するようにしているので、従来のサブスロットルアク
チュエータおよびブレーキアクチュエータを使用したT
RCシステムのようにマイクロコンピュータ41の判定
と駆動力(スロットル開度)およびブレーキトルクの制
御との間のタイムラグが生じる事がなくなる(図6(d
)の時点q1参照)ので、従来のTRCシステムのみに
よる場合に比べて発進加速性能を大幅に向上させること
ができる。
【0037】
【考案の効果】以上のように請求項1の本発明によれば
、ロック判定手段による車輪のロック状態の有無の判定
に応じてリターダとしての交流機の固定子に発生させる
回転磁界の回転速度を制御してそれによるブレーキトル
クを制御するようにしているので、従来のブレーキ流体
圧アクチュエータなどを使用したABSに比べてロック
状態の判定とブレーキトルクの制御との間のタイムラグ
を大幅に短縮でき、従来のTRCシステムのみによる場
合に比べて発進加速性能を向上させることができる。
【0038】以上のように請求項3の本発明によれば、
スリップ判定手段による車輪のスリップ状態の有無の判
定に応じてモータとしての交流機の固定子に発生させる
回転磁界の回転速度を制御してそれによる駆動力を制御
するようにしているので、従来のサブスロットルアクチ
ュエータなどを使用したTRCシステムに比べてスリッ
プ状態のの判定と駆動力(スロットル開度)の制御との
間のタイムラグを大幅に短縮でき、従来のTRCシステ
ムのみによる場合に比べて発進加速性能を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2の発明の構成を示すブロック
図である。
【図2】請求項3、4および5の発明の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の実施例において交流機がブレーキドラ
ムの近傍に装着されている状態を示す断面図である。
【図4】本実施例の電気的構成を示すブロック図である
【図5】本実施例の制動時の動作を説明するための図で
ある。
【図6】本実施例の発進加速時の動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
1,16  交流機 2,23  バッテリ 3,24  インバータ回路 4,27  車輪回転センサ 5  車体速度算出手段 6  ロック判定手段 7,9  インバータ制御手段 8  スリップ判定手段 10  ブレーキ流体圧制御手段 11  スロットル制御手段 12  ブレーキ流体圧制御手段 17,  ロータコイル 18,  ステータコイル 20  ブレーキドラム 25  インバータ制御回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】パワラインに取り付けられた交流機と、こ
    の交流機により発電された交流電力を直流電力に変換し
    てバッテリに供給すると共にバッテリからの直流電力を
    所望の周波数の交流電力に変換して交流機に供給するイ
    ンバータ回路と、車輪の回転速度を検出する車輪速度セ
    ンサと、この車輪速度センサからの出力を受けて車体速
    度を算出する車体速度算出手段と、前記車輪速度センサ
    および車体速度算出手段からの出力を受けて車輪のロッ
    クの有無を判定するロック判定手段と、このロック判定
    手段からの出力を受けて前記インバータ回路に所望の周
    波数の交流電力を出力するように制御信号を出力するイ
    ンバータ制御手段とを備えた車両の制動装置【請求項2
    】請求項1記載の車両の制動装置において、前記ロック
    判定手段からの出力を受けて前記交流機に、より大きい
    周波数の交流電力を供給する制御を優先して行い、さら
    にブレーキの作動流体圧を制御するブレーキ流体圧制御
    手段を備えたことを特徴とする車両の制動装置 【請求項3】パワラインに取り付けられた交流機と、こ
    の交流機により発電された交流電力を直流電力に変換し
    てバッテリに供給すると共にバッテリからの直流電力を
    所望の周波数の交流電力に変換して交流機に供給するイ
    ンバータ回路と、車輪の回転速度を検出する車輪速度セ
    ンサと、この車輪速度センサからの出力を受けて車体速
    度を算出する車体速度算出手段と、前記車輪速度センサ
    および車体速度算出手段からの出力を受けて駆動輪のス
    リップの有無を判定するスリップ判定手段と、このスリ
    ップ判定手段からの出力を受けて前記インバータ回路に
    所望の周波数の交流電力を出力するように制御信号を出
    力するインバータ制御手段とを備えた車両の駆動補助装
    置 【請求項4】請求項3記載の車両の駆動補助装置におい
    て、前記スリップ判定手段からの出力を受けて前記交流
    機に、より小さい周波数の交流電力を供給する制御を優
    先して行い、さらにエンジンのスロットルバルブ開度を
    制御するスロットル制御手段を備えたことを特徴とする
    車両の駆動補助装置 【請求項5】請求項3または4記載の車両の駆動補助装
    置において、さらに、前記スリップ判定手段からの出力
    を受けて駆動輪に対するブレーキの作動流体圧を制御す
    るブレーキ流体圧制御手段を備えたことを特徴とする車
    両の駆動補助装置
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