JPH04320941A - 血液試料から血清を採取する装置 - Google Patents

血液試料から血清を採取する装置

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JPH04320941A
JPH04320941A JP11378791A JP11378791A JPH04320941A JP H04320941 A JPH04320941 A JP H04320941A JP 11378791 A JP11378791 A JP 11378791A JP 11378791 A JP11378791 A JP 11378791A JP H04320941 A JPH04320941 A JP H04320941A
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JP
Japan
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serum
blood
test tube
air
nozzle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11378791A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Anami
穴見 貴幸
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液試料から血清を採
取する装置に関するものであり、特に、臨床検査の前処
理において、患者から採血した血液を遠心分離法を用い
て血清及び血餅に分離した後、この血液試料から血清を
採取する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】臨床検査の前処理においては、患者から
採血した血液を血清と血餅とに分離して、この内の血清
を採取して、検査内容に応じて幾つかの容器に分注する
ことが行われる。このような、血清の採取動作及び分注
操作を自動的に行うために、血清採取装置が用いられる
【0003】図5は、本願人が開発し、特願平2−40
6037号に開示した血液試料から血清を採取する装置
の構成を示す図である。図5に明らかな通り、この従来
の装置においては、患者から採取した血液試料を試験管
31に収容して、ゴム栓32にてこれを密閉して遠心分
離し、この血液試料を血清と血餅に分離した後、前記ゴ
ム栓32に血清吸引用ノズル33及びエアノズル34と
を刺し通し、試料中の血清を血清吸引用ノズル33で吸
引して採取するようにしている。また、血清吸引用ノズ
ル33に並行させて、エアノズル34を試験管31に差
し込んで、血清の吸引量と同量のエアを試験管31内に
供給して、試験管31の内部が陰圧状態になるのを防止
するようにしている。
【0004】これらのノズルの挿入は、血清吸引用ノズ
ル33は、試験官31内に余り深く刺すと、その後の分
析に不要な分離剤や血餅をも吸引してしまうことになる
。またこれらの分離剤や血餅はノズル詰まりの原因とな
る。一方、あまり浅く挿入しても、血清の採取量が少な
くなったり、採取した血清中にエアが混入してしまうと
いう問題がある。従って、血清吸引用ノズル33は、そ
の先端が血清と分離剤との境界面直前で止まるように挿
入する必要がある。一方エアノズル34は血清中に不必
要にエアが混入することを防ぐため、その先端部が試験
管11内の血清上の空隙部に達したところで止めるよう
に挿入する必要がある。血清吸引用ノズル33にはシリ
ンジ35を接続して所定量の血清を吸引し、一方、エア
ノズル34はエアコンプレッサ36を接続して、血清吸
引用ノズル33にて吸引した血清の量に応じて所定量の
エアを試験管31内の空隙部に供給して、効率良く血清
を採取するように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の装
置では、血清吸引用ノズル33を血清と分離剤との境界
面の直前で停止させて、血清を吸引する必要がある。通
常は、真空採血管を用いて患者から採血するが、この採
血される血液量は検査項目によって1体ずつ異なるため
、血清と血餅とを分離したとき、その境界面の位置は検
体毎にそれぞれ異なるのが普通である。このため、従来
の装置ではセンサ37を用いて血清と血餅(分離剤)と
の境界を検知し、血清吸引用ノズル33の挿入をこの境
界面の直前で停止して、血清を吸引するようにしていた
【0006】図6は、従来の装置における試験管31と
センサ37との関係を示す図である。試験管31の側方
に例えば光透過センサ37を配置して、この光透過セン
サを上下方向ににスキャンさせて境界面を検知するよう
にしている。このほかに、反射光を用いて検知する方法
も考えられる。
【0007】しかしながら、通常、試験管31には、図
7に示すように、内部に収容した検体を識別するために
、患者番号、依頼番号、患者名等を記したラベル38、
あるいはバーコードラベルが添付されている。このラベ
ルのサイズはユーザにより多様であり、採血管31のほ
ぼ全周にわたって添付されているものもある。このよう
にラベルが採血管の回りに貼られている場合、上述のよ
うにセンサを用いて境界面を検知する方法では、高い信
頼度をもって境界面を検知することはむずかしい。
【0008】この外にも、非接触による境界面の検知方
法として、静電容量センサを利用すること等も考えられ
るが、これも信頼度において問題がある。
【0009】本発明は、このような問題を解決して、境
界面の検出自体を行うことなく、効率良く血清のみを吸
引することができる血液試料から血清を採取する装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために、本発明の血液試料から血清を採取する装置
は、血清と血餅とが分離剤によって分離された血液試料
を密閉収容した試験管から血清を採取する装置において
、前記試験管を保持する手段と、前記分離された血清を
吸引する血清吸引用ノズルと、前記試験管内に空気を注
入する空気注入用ノズルと、これらのノズルを前記試験
管を密閉している栓を突き刺して前記試験管内に挿入す
る手段と、前記血清吸引用ノズル及び空気注入用ノズル
とを突き刺した状態の試験管を逆さにする手段と、前記
血清吸引用ノズルを介して所定量の前記血清を吸引する
手段と、前記空気注入用ノズルを介して前記試験管内に
所定量の空気を注入する手段とを具えることを特徴とす
るものである。
【0011】図1は、本発明の概念を説明するための図
である。本発明においては、信頼度の低い境界面の検出
自体をおこなわず、血清と血餅とが分離剤によって分離
された血液試料を密閉収容した試験管1に、血清吸引用
ノズル3及び空気注入用ノズル4を突き刺した後、試験
管1を逆さにして血清5を吸引し、同時に試験管1内が
陰圧になるのを防ぐために、空気注入用ノズル4から試
験管1内にエアを注入するようにしている。血清と血餅
の境界面の検出を行わないため、境界面の検出の信頼度
が低いために生ずる血清の採取量が不足する等の失敗が
ない。なお、図1に示すように血餅6は分離剤7により
試験管1の底に張り付けられるため、これが落下するこ
とはなく、誤って分離剤7や血餅6を吸引することもな
い。
【0012】
【実施例】図2は、本発明の一実施例の構成を示す図で
ある。真空採血管1を用いて患者から血液を採取して、
これにシリコン分離剤を加えてゴム栓2にてこの真空採
血管1を密閉した後、遠心分離を行い、検液を上から血
清5、分離剤7、血餅6の順に分離する。上下動及び回
転可能に構成されたブロック8には、真空採血管1を把
持するアーム9が取り付けられている。更に、ステンレ
ス製の血清吸引用ノズル3及び同じくステンレス製のエ
ア注入用ノズル4とがほぼ平行にブロック8に取り付け
られている。ブロック8の、一方の側部にはラック9a
が形成されており、このラック9aにはピニオン9bが
螺合されている。ピニオン9bの端部にはモータ10が
連結されており、モータ10を駆動してブロック8を上
下方向に移動させて、ブロック8に取り付けたノズル3
および4を真空採血管1のゴム栓2に突き刺す。ブロッ
ク1の他方の側部には、半円形のギア11が形成されて
おり、このギア11に噛合するギア12を設置する。ギ
ア12にはモータ13を接続して、このモータ13を駆
動して、ブロック1を回動させるように構成されている
。血清吸引用ノズル3は、ジョイント14およびテフロ
ンチューブ15を介して圧力センサ16及びシリンジ1
7に接続されており、一方エア注入用ノズル4はジョイ
ント18およびテフロンチューブ19を介して、注入速
度調節器20、減圧弁21及びエアコンプレッサ21に
接続されている。
【0013】次に図2及び図3を参照して本発明の装置
の動作を説明する。まず、真空採血管1にて患者から採
取した血液試料にシリコン分離材を添加してゴム栓2に
て密閉した後、これに遠心分離処理を施す。血液検体は
、真空採血管1の底部に下から血餅6、シリコン分離材
7、血清5の順に分離する(図3(a))。アーム9に
て真空採血管1をつかんで固定し、モータ10を駆動さ
せてブロック8を下方へ移動させて、血清吸引用ノズル
3及びエア注入用ノズル4を真空採血管1を密封してい
るゴム栓2に差し込む。これらのノズルは、それぞれの
ノズルの下端部がゴム栓2から僅かに下に位置したとこ
ろで止める(図3(b))。ついでブロック回動用モー
タ13を駆動して、ギア12及びギア13を介してブロ
ック8を回動させ、真空採血管1を逆さにして、真空採
血管1内の血清5を下に落とす(図3(c))。この後
、シリンジ17からピストン17aを引き抜いて所望の
量の血清を血清吸引用ノズル3にて採取する(図3(d
))。これと同時に、エア注入用ノズル4を介してエア
コンプレッサ20にて血清吸引量とほぼ同量の空気を真
空採血管1内に注入する(図3(d))。真空採血管1
内は、通常陰圧状態になっていることが多いが、このよ
うな場合には、血清吸引量に陰圧分の空気を加えた量の
空気を注入するようにする。注入する空気量は減圧弁2
1で調整すると共に、空気の注入速度は、血清の吸引速
度と等しくなるように注入速度調節器22で調節するよ
うにする。一方、血清の吸引は、圧力センサ16で真空
採血管1の内圧をモニタしながら行い、吸引の途中で血
清がなくなった場合は、吸引を停止して空気を吸い込ま
ないようにする。
【0014】吸引完了後は、再度ブロック8を回動させ
て、真空採血管1を元の位置に戻す。吸引した血清は、
所定のサンプルカップ(図示せず)に吐出分注する。
【0015】図4は、上述の実施例の変形例の構成を示
す図である。血清吸引用ノズル3とエア注入用ノズル4
とをゴム栓2に突き刺したとき、両ノズルの先端が同一
レベルにあると、エア注入用ノズル4から注入されるエ
アは気泡となって血清中を通過して真空採血管1内の空
隙部分に注入されるため、血清吸引用ノズル3が血清中
を通過するエアを吸引してしまう恐れがある。従って、
図4に示す変形例では、エア注入用ノズル4の先端を血
清吸引用ノズル3の先端より深く突き刺して、両ノズル
の先端位置に段差を設け、エア注入用ノズル3の先端を
真空採血管1の空隙部分に届くようにしてエアを注入し
、血清吸引用ノズル3からエアが吸引されることを防止
するように構成した。
【0016】
【発明の効果】本発明の血液試料から血清を採取する装
置においては、試料の液面や、血清と血餅の境界面を検
知することなく、試料中の血清のみを採取することがで
きるため、試料を収容する試験管にラベルが貼られてい
たり、試験管の材質が不透明な場合でも、分析に必要な
量の血清を、血餅や分離剤を混入することなく採取する
ことが可能である。
【0017】また、上述した実施例においては、血清吸
引用ノズルをゴム栓からほんの少し突き刺しただけで血
清を採取することができるため、次の試験管に収容され
た別の血液試料から血清を採取する際のコンタミネーシ
ョンを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図3】図2に示す実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図4】本発明の変形例を示す図である。
【図5】従来の血清を採取する装置の構成を示す図であ
る。
【図6】試験管とセンサの関係を示す図である。
【図7】採血管の構成を示す図である。
【符号の説明】
1  真空採血管 2  ゴム栓 3  血清吸引用ノズル 4  エア注入用ノズル 5  血清 6  血餅 7  分離剤 8  回転ブロック 9a,9b  ラックアンドピニオン 10  モータ 11、12  ギア 13  モータ 16  圧力センサ 17  シリンジ 20  エアコンプレッサ 21  減圧弁 22  注入速度調節器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  血清と血餅とが分離剤によって分離さ
    れた血液試料を密閉収容した試験管から血清を採取する
    装置において、前記試験管を保持する手段と、前記分離
    された血清を吸引する血清吸引用ノズルと、前記試験管
    内に空気を注入する空気注入用ノズルと、これらのノズ
    ルを前記試験管を密閉している栓を突き刺して前記試験
    管内に挿入する手段と、前記血清吸引用ノズル及び空気
    注入用ノズルとを突き刺した状態の試験管を逆さにする
    手段と、前記血清吸引用ノズルを介して所定量の前記血
    清を吸引する手段と、前記空気注入用ノズルを介して前
    記試験管内に所定量の空気を注入する手段とを具えるこ
    とを特徴とする血液試料から血清を採取する装置。
JP11378791A 1991-04-19 1991-04-19 血液試料から血清を採取する装置 Withdrawn JPH04320941A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11378791A JPH04320941A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 血液試料から血清を採取する装置
US07/868,878 US5380486A (en) 1991-04-19 1992-04-16 Apparatus for taking liquid content for use in analysis out of container
DE4212821A DE4212821C2 (de) 1991-04-19 1992-04-16 Vorrichtung zum Entfernen eines Verschlusses von der Öffnung eines Behälters und zur Entnahme von flüssigen Inhalten
US08/337,189 US5525298A (en) 1991-04-19 1994-11-07 Apparatus for taking liquid content for use in analysis out of container

Applications Claiming Priority (1)

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JP11378791A JPH04320941A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 血液試料から血清を採取する装置

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JPH04320941A true JPH04320941A (ja) 1992-11-11

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ID=14621088

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JP (1) JPH04320941A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007516421A (ja) * 2003-07-18 2007-06-21 セドゥー ディアグノスチックス 自動分析機用のサンプリング装置および方法
JP2008014638A (ja) * 2006-06-30 2008-01-24 Sakae:Kk 自動分析装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 19980711