JPH0431836B2 - - Google Patents
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- JPH0431836B2 JPH0431836B2 JP60117711A JP11771185A JPH0431836B2 JP H0431836 B2 JPH0431836 B2 JP H0431836B2 JP 60117711 A JP60117711 A JP 60117711A JP 11771185 A JP11771185 A JP 11771185A JP H0431836 B2 JPH0431836 B2 JP H0431836B2
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- Japan
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- tip
- work
- tool
- visual sensor
- line
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J9/00—Programme-controlled manipulators
- B25J9/16—Programme controls
- B25J9/1679—Programme controls characterised by the tasks executed
- B25J9/1684—Tracking a line or surface by means of sensors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Robotics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、アームの先端に作業工具を備え、補
間機能を有するテイーチングプレイバツク制御の
ロボツトの作業開始点検出制御方法に関する。
間機能を有するテイーチングプレイバツク制御の
ロボツトの作業開始点検出制御方法に関する。
[従来技術]
テイーチングプレイバツク制御のロボツトで
は、教示されているロボツトエンドエフエクタ先
端の軌跡と作業対象物の作業線とが一致するよう
に作業対象物を精度良く位置決めしなければなら
ない。その作業対象物そのものの寸法精度上のば
らつきやその位置決めが悪いと教示軌跡データで
のロボツト作業はできなくなる。その問題を解決
するために位置誤差検出センサ付きロボツトが研
究、開発され、一部実用化されている。
は、教示されているロボツトエンドエフエクタ先
端の軌跡と作業対象物の作業線とが一致するよう
に作業対象物を精度良く位置決めしなければなら
ない。その作業対象物そのものの寸法精度上のば
らつきやその位置決めが悪いと教示軌跡データで
のロボツト作業はできなくなる。その問題を解決
するために位置誤差検出センサ付きロボツトが研
究、開発され、一部実用化されている。
[発明が解決しようとする課題]
センサとして機械式、磁気式、アーク自身を情
報源とするアークセンサ式、光学式と種々提案さ
れている。機械式は対象物に接触することに起因
する種々の欠点を有し、磁気式は検出感度の点で
ロボツトエンドフエクタ近傍に設置される種々の
欠点を有し、アークセンサ式は溶接条件の変動や
溶接アーク自身の特性変動に対して十分な精度が
出ないという欠点を有している。光学式は作業ワ
ークの形状を認識できるという点で優れている。
光学式のうち、外部発光源(例えば、レーザスリ
ツト光)の反射により画像信号を得る方式は、作
業ワークの作業点および線の認識はできても、作
業工具の作業線の相対位置合わせを「センサと作
業工具の相対位置は狂わない」という前提で演算
により実行するため、作業工具そのものが変形し
たり、センサを取り付けている機構にガタ、変
形、ずれが生じたときにはセンサと作業工具の作
業点との相対位置が変動し、作業工具をワークに
対して正確に位置合せができなくなるという欠点
がある。
報源とするアークセンサ式、光学式と種々提案さ
れている。機械式は対象物に接触することに起因
する種々の欠点を有し、磁気式は検出感度の点で
ロボツトエンドフエクタ近傍に設置される種々の
欠点を有し、アークセンサ式は溶接条件の変動や
溶接アーク自身の特性変動に対して十分な精度が
出ないという欠点を有している。光学式は作業ワ
ークの形状を認識できるという点で優れている。
光学式のうち、外部発光源(例えば、レーザスリ
ツト光)の反射により画像信号を得る方式は、作
業ワークの作業点および線の認識はできても、作
業工具の作業線の相対位置合わせを「センサと作
業工具の相対位置は狂わない」という前提で演算
により実行するため、作業工具そのものが変形し
たり、センサを取り付けている機構にガタ、変
形、ずれが生じたときにはセンサと作業工具の作
業点との相対位置が変動し、作業工具をワークに
対して正確に位置合せができなくなるという欠点
がある。
本発明の目的は、ワークが教示時の位置からず
れてワークと作業工具の先端の相対位置がずれた
り、作業工具そのものが変形したり、センサを取
り付けている機構にガタ、変形、ずれが生じてセ
ンサと作業工具の作業点との相対位置が変動して
も、ロボツト手首に装着された作業工具を作業対
象物の作業開始点に正しく位置決めする、ロボツ
トの作業開始点検出制御方法を提供することであ
る。
れてワークと作業工具の先端の相対位置がずれた
り、作業工具そのものが変形したり、センサを取
り付けている機構にガタ、変形、ずれが生じてセ
ンサと作業工具の作業点との相対位置が変動して
も、ロボツト手首に装着された作業工具を作業対
象物の作業開始点に正しく位置決めする、ロボツ
トの作業開始点検出制御方法を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段]
本発明の第1のロボツトの作業開始点検出制御
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に照明源と視覚センサを備えた、補間機能を
有するテイーチングプレイバツク制御のロボツト
で、前記視覚センサからの位置修正信号に応答し
てロボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前
記作業工具の位置を調整する方法において、次の
ステツプからなる。
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に照明源と視覚センサを備えた、補間機能を
有するテイーチングプレイバツク制御のロボツト
で、前記視覚センサからの位置修正信号に応答し
てロボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前
記作業工具の位置を調整する方法において、次の
ステツプからなる。
(1) 前記照明源により前記作業工具の陰を生成す
る。
る。
(2) 作業対象物の作業線と前記作業工具と前記作
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。
(3) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1および第2の修正方向それぞれに沿
つた前記位置修正信号を発生する。
づいて第1および第2の修正方向それぞれに沿
つた前記位置修正信号を発生する。
(4) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
の距離を減少させるように前記作業工具の先端
を前記第1の修正方向に沿つて移動させる。
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
の距離を減少させるように前記作業工具の先端
を前記第1の修正方向に沿つて移動させる。
(5) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端との距離を減少させるように前記作
業工具の先端を前記第2の修正方向に沿つて移
動させる。
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端との距離を減少させるように前記作
業工具の先端を前記第2の修正方向に沿つて移
動させる。
(6) 認識された前記画像上で、前記作業線と前記
作業工具の先端と前記作業工具の陰の先端とが
すべて一致するまで前記ステツプ(3),(4),(5)を
くりかえす。
作業工具の先端と前記作業工具の陰の先端とが
すべて一致するまで前記ステツプ(3),(4),(5)を
くりかえす。
本発明の第2のロボツトの作業開始点検出制御
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に照明源と視覚センサを備えた補間機能を有
するテイーチングプレイバツク制御のロボツト
で、前記視覚センサからの位置修正信号に応答し
てロボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前
記作業工具の位置を調整する方法において、次の
ステツプからなる。
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に照明源と視覚センサを備えた補間機能を有
するテイーチングプレイバツク制御のロボツト
で、前記視覚センサからの位置修正信号に応答し
てロボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前
記作業工具の位置を調整する方法において、次の
ステツプからなる。
(1) 前記照明源により前記作業工具の陰を生成す
る。
る。
(2) 作業対象物の作業線と前記作業工具と前記作
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。
(3) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1および第2の修正方向それぞれに沿
つた前記位置修正信号を発生する。
づいて第1および第2の修正方向それぞれに沿
つた前記位置修正信号を発生する。
(4) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
の距離を減少させるように前記作業工具の先端
を前記第1の修正方向に沿つて移動させる。
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
の距離を減少させるように前記作業工具の先端
を前記第1の修正方向に沿つて移動させる。
(5) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端との距離を減少させるように、前記
作業工具の先端を前記第2の修正方向に沿つて
移動させる。
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端との距離を減少させるように、前記
作業工具の先端を前記第2の修正方向に沿つて
移動させる。
(6) 認識された前記画像上で、前記作業線と前記
作業工具の先端と前記作業工具の陰の先端とが
すべて一致するまで前記ステツプ(3),(4),(5)を
くりかえす。
作業工具の先端と前記作業工具の陰の先端とが
すべて一致するまで前記ステツプ(3),(4),(5)を
くりかえす。
(7) 前記ステツプ(6)で得られた一致点と教示時の
作業開始点との変位ベクトルだけ教示時の作業
終了点を変位させた点と前記一致点とを結ぶ直
線の延長上を教示された作業方向と逆方向にた
どりながら、認識された前記画像上の作業線の
急峻な屈曲点を前記視覚センサが検出するまで
前記ステツプ(3),(4),(5)をくりかえす。
作業開始点との変位ベクトルだけ教示時の作業
終了点を変位させた点と前記一致点とを結ぶ直
線の延長上を教示された作業方向と逆方向にた
どりながら、認識された前記画像上の作業線の
急峻な屈曲点を前記視覚センサが検出するまで
前記ステツプ(3),(4),(5)をくりかえす。
本発明の第3のロボツトの作業開始点検出制御
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に視覚センサを備え、更に前記作業工具の先
端が作業対象物に接触すると接触信号を発生する
接触センサを備えた補間機能を有するテイーチン
グプレイバツク制御のロボツトで、前記視覚セン
サからの位置修正信号に応答してロボツトを構成
する複数の駆動軸を制御して前記作業工具の位置
を調整する方法において、次のステツプからな
る。
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に視覚センサを備え、更に前記作業工具の先
端が作業対象物に接触すると接触信号を発生する
接触センサを備えた補間機能を有するテイーチン
グプレイバツク制御のロボツトで、前記視覚セン
サからの位置修正信号に応答してロボツトを構成
する複数の駆動軸を制御して前記作業工具の位置
を調整する方法において、次のステツプからな
る。
(1) 作業対象物の作業線と前記作業工具を前記視
覚センサによつて画像認識する。
覚センサによつて画像認識する。
(2) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1の修正方向に沿つた前記位置修正信
号を発生する。
づいて第1の修正方向に沿つた前記位置修正信
号を発生する。
(3) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。
(4) 前記作業工具の先端を、前記接触センサが接
触信号を発生する方向に作業工具の軸方向に沿
つて一定量移動させる。
触信号を発生する方向に作業工具の軸方向に沿
つて一定量移動させる。
(5) 認識された前記画像上で、前記作業線と前記
作業工具の先端とが一致し、かつ前記接触信号
が発生するまで前記ステツプ(2),(3),(4)をくり
かえす。
作業工具の先端とが一致し、かつ前記接触信号
が発生するまで前記ステツプ(2),(3),(4)をくり
かえす。
本発明の第4のロボツトの作業開始点検出制御
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に照明源と視覚センサを備えた、補間機能を
有するテイーチングプレイバツク制御のロボツト
で、前記視覚センサからの位置修正信号に応答し
てロボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前
記作業工具の位置を調整する方法において、次の
ステツプからなる。
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に照明源と視覚センサを備えた、補間機能を
有するテイーチングプレイバツク制御のロボツト
で、前記視覚センサからの位置修正信号に応答し
てロボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前
記作業工具の位置を調整する方法において、次の
ステツプからなる。
(1) 前記照明源により前記作業工具の陰を生成す
る。
る。
(2) 作業対象物の作業線と前記作業工具と前記作
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。
(3) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1および第2の修正方向それぞれに沿
つた前記位置修正信号を発生する。
づいて第1および第2の修正方向それぞれに沿
つた前記位置修正信号を発生する。
(4) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。
(5) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端とが一致するまで前記作業工具の先
端を前記第2の修正方向に沿つて移動させると
同時に、前記画像上の前記作業線と前記作業工
具の先端とのずれを減少させるように前記第1
の修正方向に沿つて前記作業工具の先端の位置
の修正動作を行なう。
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端とが一致するまで前記作業工具の先
端を前記第2の修正方向に沿つて移動させると
同時に、前記画像上の前記作業線と前記作業工
具の先端とのずれを減少させるように前記第1
の修正方向に沿つて前記作業工具の先端の位置
の修正動作を行なう。
本発明の第5のロボツトの作業開始点検出制御
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に照明源と視覚センサを備えた、補間機能を
有するテイーチングプレイバツク制御のロボツト
で、前記視覚センサからの位置修正信号に応答し
てロボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前
記作業工具の位置を調整する方法において、次の
ステツプからなる。
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に照明源と視覚センサを備えた、補間機能を
有するテイーチングプレイバツク制御のロボツト
で、前記視覚センサからの位置修正信号に応答し
てロボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前
記作業工具の位置を調整する方法において、次の
ステツプからなる。
(1) 前記照明源により前記作業工具の陰を生成す
る。
る。
(2) 作業対象物の作業線と前記作業工具と前記作
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。
(3) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1および第2修正方向それぞれに沿つ
た前記位置修正信号を発生する。
づいて第1および第2修正方向それぞれに沿つ
た前記位置修正信号を発生する。
(4) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。
(5) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端とが一致するまで前記作業工具の先
端を前記第2の修正方向に沿つて移動させると
同時に、前記画像上の前記作業線と前記作業工
具の先端とのずれを減少させるように前記第1
の修正方向に沿つて前記作業工具の先端の位置
の修正動作を行なう。
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端とが一致するまで前記作業工具の先
端を前記第2の修正方向に沿つて移動させると
同時に、前記画像上の前記作業線と前記作業工
具の先端とのずれを減少させるように前記第1
の修正方向に沿つて前記作業工具の先端の位置
の修正動作を行なう。
(6) 前記ステツプ(5)で得られた一致点と教示時の
作業開始点との変位ベクトルだけ教示時の作業
終了点を変位させた点と前記一致点とを結ぶ直
線の延長上を教示された作業方向と逆方向にた
どりながら認識された前記画像上の作業線の急
峻な屈曲点を視覚センサが検出するまで前記ス
テツプ(3),(4),(5)をくりかえす。
作業開始点との変位ベクトルだけ教示時の作業
終了点を変位させた点と前記一致点とを結ぶ直
線の延長上を教示された作業方向と逆方向にた
どりながら認識された前記画像上の作業線の急
峻な屈曲点を視覚センサが検出するまで前記ス
テツプ(3),(4),(5)をくりかえす。
本発明の第6のロボツトの作業開始点検出制御
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に視覚センサを備え、更に前記作業工具の先
端が作業対象物に接触すると接触信号を発生する
接触センサを備え、補間機能を有するテイーチン
グプレイバツク制御のロボツトで、前記視覚セン
サからの位置修正信号に応答してロボツトを構成
する複数の駆動軸を制御して前記作業工具の位置
を調整する方法において、次のステツプからな
る。
方法は、アームの先端に作業工具を備え、その手
首部に視覚センサを備え、更に前記作業工具の先
端が作業対象物に接触すると接触信号を発生する
接触センサを備え、補間機能を有するテイーチン
グプレイバツク制御のロボツトで、前記視覚セン
サからの位置修正信号に応答してロボツトを構成
する複数の駆動軸を制御して前記作業工具の位置
を調整する方法において、次のステツプからな
る。
(1) 作業対象物の作業線と前記作業工具を前記視
覚センサによつて画像認識する。
覚センサによつて画像認識する。
(2) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1の修正方向に沿つた前記位置修正信
号を発生する。
づいて第1の修正方向に沿つた前記位置修正信
号を発生する。
(3) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。
(4) 前記接触センサが接触信号を発生するまで前
記作業工具の先端を前記作業工具の軸方向に沿
つて移動させると同時に、前記画像上の前記作
業線と前記作業工具の先端とのずれを減少させ
るように前記第1の修正方向に沿つて前記作業
工具の先端の位置の修正動作を行なう。
記作業工具の先端を前記作業工具の軸方向に沿
つて移動させると同時に、前記画像上の前記作
業線と前記作業工具の先端とのずれを減少させ
るように前記第1の修正方向に沿つて前記作業
工具の先端の位置の修正動作を行なう。
[作用]
本発明は作業工具の先端と作業線の相対位置を
画像上で認識して、作業工具の先端を作業開始点
に正しく位置決めするもので、大別すると、 (1) アームの手首部に、視覚センサと、作業工具
の陰を生成するための照明源を備え、画像上で
作業線と作業工具の先端と作業工具の陰の先端
とが全て一致するように作業工具の先端を第1
および第2の修正方向に移動させる方法と、 (2) アームの手首部に視覚センサを備え、さらに
作業工具の先端が作業対象物と接触すると接触
信号を発生する接触センサを備え、画像上で作
業線と作業工具の先端とが一致し、接触センサ
が接触信号を発生するまで作業工具の先端を第
1の修正方向および作業工具の軸方向に移動さ
せる方法とがある。
画像上で認識して、作業工具の先端を作業開始点
に正しく位置決めするもので、大別すると、 (1) アームの手首部に、視覚センサと、作業工具
の陰を生成するための照明源を備え、画像上で
作業線と作業工具の先端と作業工具の陰の先端
とが全て一致するように作業工具の先端を第1
および第2の修正方向に移動させる方法と、 (2) アームの手首部に視覚センサを備え、さらに
作業工具の先端が作業対象物と接触すると接触
信号を発生する接触センサを備え、画像上で作
業線と作業工具の先端とが一致し、接触センサ
が接触信号を発生するまで作業工具の先端を第
1の修正方向および作業工具の軸方向に移動さ
せる方法とがある。
さらに、(1)の方法は4つの方法に別れ、(2)の方
法は2つの方法に別れる。以下、それらを簡単に
説明する。
法は2つの方法に別れる。以下、それらを簡単に
説明する。
第1の方法は、ロボツト手首部に照明源と視覚
センサを設け、作業工具の先端を、作業線との距
離が減少するように第1の修正方向に移動させる
動作と、作業工具の陰の先端との距離が減少する
ように第2の修正方向に移動させる動作を、画像
上で作業線と作業工具の先端と作業工具の陰の先
端とが全て一致するまで交互に行なうものであ
る。
センサを設け、作業工具の先端を、作業線との距
離が減少するように第1の修正方向に移動させる
動作と、作業工具の陰の先端との距離が減少する
ように第2の修正方向に移動させる動作を、画像
上で作業線と作業工具の先端と作業工具の陰の先
端とが全て一致するまで交互に行なうものであ
る。
第2の方法は、第1の方法で作業線と作業工具
の先端と作業工具の陰の先端とが全て一致した
後、その点から画像上の作業線の急峻な屈折点
(ワークの実際の作業開始点に対応)まで作業工
具の先端を移動させるものである。
の先端と作業工具の陰の先端とが全て一致した
後、その点から画像上の作業線の急峻な屈折点
(ワークの実際の作業開始点に対応)まで作業工
具の先端を移動させるものである。
第3の方法は、ロボツト手首部に視覚センサを
設け、さらに接触センサを設け、接触センサが接
触信号を発生するまで作業工具の先端を、それが
画像上で作業線に一致するまで第1の修正方向に
移動させる動作と、作業工具をその軸方向に移動
させる動作を交互に行なうものである。
設け、さらに接触センサを設け、接触センサが接
触信号を発生するまで作業工具の先端を、それが
画像上で作業線に一致するまで第1の修正方向に
移動させる動作と、作業工具をその軸方向に移動
させる動作を交互に行なうものである。
第4の方法は、ロボツト手首部に照明源と視覚
センサを設け、作業工具の先端を、それが作業線
と画像上で一致するまで第1の修正方向に移動さ
せた後、作業工具の先端を、それが作業工具の陰
の先端と画像上で一致するまで第2の修正方向に
移動させると同時に、画像上の作業工具の先端と
作業線のずれを減少させるように第1の修正方向
に作業工具の先端の位置の修正動作を行なうもの
である。
センサを設け、作業工具の先端を、それが作業線
と画像上で一致するまで第1の修正方向に移動さ
せた後、作業工具の先端を、それが作業工具の陰
の先端と画像上で一致するまで第2の修正方向に
移動させると同時に、画像上の作業工具の先端と
作業線のずれを減少させるように第1の修正方向
に作業工具の先端の位置の修正動作を行なうもの
である。
第5の方法は、第4の方法で作業線と作業工具
の先端と作業工具の陰の先端が全て一致した後、
その点から画像上の作業線の急峻な屈折点(ワー
クの実際の作業開始点に対応)まで作業工具の先
端を移動させるものである。
の先端と作業工具の陰の先端が全て一致した後、
その点から画像上の作業線の急峻な屈折点(ワー
クの実際の作業開始点に対応)まで作業工具の先
端を移動させるものである。
第6の方法は、ロボツト手首部に視覚センサを
設け、さらに接触センサを設け、作業工具の先端
を、それが作業線と画像上で一致するまで第1の
修正方向に移動させた後、作業工具の先端を、接
触センサが接触信号を発生するまで、作業工具の
軸方向に移動させると同時に、画像上の作業線と
作業工具の先端のずれを減少させるよう第1の修
正方向に作業工具の先端の位置の修正動作を行な
うものである。
設け、さらに接触センサを設け、作業工具の先端
を、それが作業線と画像上で一致するまで第1の
修正方向に移動させた後、作業工具の先端を、接
触センサが接触信号を発生するまで、作業工具の
軸方向に移動させると同時に、画像上の作業線と
作業工具の先端のずれを減少させるよう第1の修
正方向に作業工具の先端の位置の修正動作を行な
うものである。
なお、画像上で作業工具の先端と作業線が一致
しても、実際の三次元空間ではこれらは必ずしも
一致しないので、高さ方向での作業工具の先端を
作業線に合わせるために、作業工具の陰や接触セ
ンサを用いている。
しても、実際の三次元空間ではこれらは必ずしも
一致しないので、高さ方向での作業工具の先端を
作業線に合わせるために、作業工具の陰や接触セ
ンサを用いている。
第1,第3,第4,第6の方法で得られる、作
業線と作業工具の先端と作業工具の先端の陰が全
て一致する点は厳密には作業開始点ではないが、
実際の作業開始点が教示時の作業開始点とたいし
てずれていない場合には作業開始点と見做すこと
ができる。
業線と作業工具の先端と作業工具の先端の陰が全
て一致する点は厳密には作業開始点ではないが、
実際の作業開始点が教示時の作業開始点とたいし
てずれていない場合には作業開始点と見做すこと
ができる。
このように、本発明は、ワーク(作業線)と作
業工具の先端の相対位置を画像上で認識して作業
工具の先端の作業開始点への位置決めを行なうの
で、ワークが教示時の位置からずれても、作業工
具とロボツトの相対位置がずれても作業開始点へ
の位置決めが可能になる。また、作業工具のロボ
ツト(手首部)への取り付け位置がずれても、作
業工具が画像内と入るように調整すればよいの
で、作業工具の位置合わせが容易になる。
業工具の先端の相対位置を画像上で認識して作業
工具の先端の作業開始点への位置決めを行なうの
で、ワークが教示時の位置からずれても、作業工
具とロボツトの相対位置がずれても作業開始点へ
の位置決めが可能になる。また、作業工具のロボ
ツト(手首部)への取り付け位置がずれても、作
業工具が画像内と入るように調整すればよいの
で、作業工具の位置合わせが容易になる。
[実施例]
次に、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
以下、作業工具として溶接トーチを例にあげ詳
細説明を行なうが、溶接トーチの代わりにのり付
けガン、バリとり工具、ネジ締め工具、把みハン
ド等も使用可能であるため、本発明は溶接用に止
まらないことをここで強調しておく。
細説明を行なうが、溶接トーチの代わりにのり付
けガン、バリとり工具、ネジ締め工具、把みハン
ド等も使用可能であるため、本発明は溶接用に止
まらないことをここで強調しておく。
第1図は、ワークずれにより溶接開始点がずれ
る様相を重ね継手の例で示す図である。1は教示
時のワーク位置、2は実際のワーク位置、3は教
示時の溶接開始点、4は教示時の溶接線、3′は
実際の溶接開始点、4′は実際の溶接線、5,
5′は重ね継手を構成する下板、6,6′はその上
板、7,7′は溶接方向を示す矢印、8,8′は溶
接終了点である。
る様相を重ね継手の例で示す図である。1は教示
時のワーク位置、2は実際のワーク位置、3は教
示時の溶接開始点、4は教示時の溶接線、3′は
実際の溶接開始点、4′は実際の溶接線、5,
5′は重ね継手を構成する下板、6,6′はその上
板、7,7′は溶接方向を示す矢印、8,8′は溶
接終了点である。
第2図は教示時の溶接開始点3に溶接トーチが
ある時の図である。10は溶接トーチ、11はワ
イヤ電極、12はロボツト手首、13はロボツト
の上腕、14は2次元カメラ、15は2次元カメ
ラ14の映像信号出力用ケーブル、16は照明源
(例えばハロゲンランプ)、17はワイヤ電極11
の陰、18はカメラコントローラ、20はモニタ
テレビ、21はイメージプロセツサである。照明
源16を備えているのは、ワイヤ電極11の陰1
7を周囲光に影響されずに常に発生させるためで
ある。2次元カメラ14で溶接線、ワイヤ電極1
1およびその陰17の相対位置関係を認識しよう
とするものである。
ある時の図である。10は溶接トーチ、11はワ
イヤ電極、12はロボツト手首、13はロボツト
の上腕、14は2次元カメラ、15は2次元カメ
ラ14の映像信号出力用ケーブル、16は照明源
(例えばハロゲンランプ)、17はワイヤ電極11
の陰、18はカメラコントローラ、20はモニタ
テレビ、21はイメージプロセツサである。照明
源16を備えているのは、ワイヤ電極11の陰1
7を周囲光に影響されずに常に発生させるためで
ある。2次元カメラ14で溶接線、ワイヤ電極1
1およびその陰17の相対位置関係を認識しよう
とするものである。
第3図a〜gはワークが教示時の位置から3次
元的にずれを生じたときのカメラ映像信号出力を
モニタテレビ20で観察したときの模式図で、教
示時のワーク位置1の溶接開始点3からみた実際
のワーク位置1′での溶接開始点3′のずれを示す
図である。図中、3″は溶接開始点3′の映像信
号、4″は溶接線4′の映像信号、11″はワイヤ
電極11の映像信号、17″はその陰17の映像
信号、9″はワイヤ電極11の映像信号11″の先
端と映像信号17″の先端が溶接線4′の映像信号
4″上にあるときの映像信号である。第3図では
ワイヤ電極11の先端は教示された溶接開始点3
に位置しているものとする。なお、以下の説明で
は、左右方向とは第2図のワークを左側面から見
た場合を示す。第3図aは溶接開始点3からみて
溶接開始点3′が例えば左側下方にずれた状態
(第2図の状態)を示している。第3図bは溶接
開始点3′が左側にずれ、かつワイヤ電極11の
先端がワークの下板5′の上面に接触している状
態を示している。第3図cは溶接開始点3からみ
て溶接開始点3′が例えば右側下方にずれた状態
で、第2図の上板6′の上方にワイヤ電極11の
先端がある場合に相当する。第3図dは溶接開始
点3′が右側にずれ、かつワイヤ電極11の先端
がワークの上板6′の上面に接触している状態を
示している。第3図eは2次元カメラ14がとら
えた画像上ではワイヤ電極11の先端と溶接線
4′との間の左右のずれはないが、溶接開始点
3′は溶接開始点3の下方にある場合を示してい
る。第3図fはワイヤ電極11の先端と溶接線
4′との間の左右のずれもなく、かつワイヤ電極
11の先端とその陰17の先端も一致している
が、溶接開始点3と溶接開始点3′とが一致して
いない場合を示している。第3図gはワイヤ電極
11の先端と溶接線4′との間の左右のずれもな
く、かつワイヤ電極11の先端とその陰17の先
端も一致し、なお、溶接開始点3と溶接開始点
3′とが一致している場合を示している。教示時
の溶接開始点3と実際の溶接開始点3′が第3図
a〜eのようにずれているときには、図より明ら
かなように、まず溶接線映像信号4″上でワイヤ
電極映像信号11″の先端とその陰信号17″の先
端を合わせるようにロボツト駆動軸を制御し(第
3図fの状態にする)、しかる後に溶接線映像信
号4″上を溶接方向と逆にたどりながら溶接線映
像信号4″上で同様のロボツト駆動軸制御を行な
いつつ(第3図fの状態を継続する)溶接開始点
映像信号3″上にワイヤ電極映像信号11″の先端
を合わせれば(第3図gの状態にする)、実際の
溶接開始点3′とワイヤ電極11が一致し、溶接
開始点が正しく位置決めされる。
元的にずれを生じたときのカメラ映像信号出力を
モニタテレビ20で観察したときの模式図で、教
示時のワーク位置1の溶接開始点3からみた実際
のワーク位置1′での溶接開始点3′のずれを示す
図である。図中、3″は溶接開始点3′の映像信
号、4″は溶接線4′の映像信号、11″はワイヤ
電極11の映像信号、17″はその陰17の映像
信号、9″はワイヤ電極11の映像信号11″の先
端と映像信号17″の先端が溶接線4′の映像信号
4″上にあるときの映像信号である。第3図では
ワイヤ電極11の先端は教示された溶接開始点3
に位置しているものとする。なお、以下の説明で
は、左右方向とは第2図のワークを左側面から見
た場合を示す。第3図aは溶接開始点3からみて
溶接開始点3′が例えば左側下方にずれた状態
(第2図の状態)を示している。第3図bは溶接
開始点3′が左側にずれ、かつワイヤ電極11の
先端がワークの下板5′の上面に接触している状
態を示している。第3図cは溶接開始点3からみ
て溶接開始点3′が例えば右側下方にずれた状態
で、第2図の上板6′の上方にワイヤ電極11の
先端がある場合に相当する。第3図dは溶接開始
点3′が右側にずれ、かつワイヤ電極11の先端
がワークの上板6′の上面に接触している状態を
示している。第3図eは2次元カメラ14がとら
えた画像上ではワイヤ電極11の先端と溶接線
4′との間の左右のずれはないが、溶接開始点
3′は溶接開始点3の下方にある場合を示してい
る。第3図fはワイヤ電極11の先端と溶接線
4′との間の左右のずれもなく、かつワイヤ電極
11の先端とその陰17の先端も一致している
が、溶接開始点3と溶接開始点3′とが一致して
いない場合を示している。第3図gはワイヤ電極
11の先端と溶接線4′との間の左右のずれもな
く、かつワイヤ電極11の先端とその陰17の先
端も一致し、なお、溶接開始点3と溶接開始点
3′とが一致している場合を示している。教示時
の溶接開始点3と実際の溶接開始点3′が第3図
a〜eのようにずれているときには、図より明ら
かなように、まず溶接線映像信号4″上でワイヤ
電極映像信号11″の先端とその陰信号17″の先
端を合わせるようにロボツト駆動軸を制御し(第
3図fの状態にする)、しかる後に溶接線映像信
号4″上を溶接方向と逆にたどりながら溶接線映
像信号4″上で同様のロボツト駆動軸制御を行な
いつつ(第3図fの状態を継続する)溶接開始点
映像信号3″上にワイヤ電極映像信号11″の先端
を合わせれば(第3図gの状態にする)、実際の
溶接開始点3′とワイヤ電極11が一致し、溶接
開始点が正しく位置決めされる。
本発明の目的はこの動作を行なわせるロボツト
の作業開始点検出制御方法を提供することにあ
る。第4図は、イメージプロセツサ21内での画
像処理法の基本概念を説明する図である。40は
2値化された映像信号のフレームメモリ、41は
ワイヤ電極映像信号11″を画像認識するための
窓、42は陰映像信号17″を認識するための窓、
43は溶接線映像信号4″を認識するための窓、
44はワイヤ電極映像信号11″の軸線、44″は
その先端、45は陰映像信号17″の軸線、4
5″はその先端である。これらの窓41,42,
43はワークのばらつき、即ち溶接線4′のばら
つきを勘案して軌跡データの教示時(第1図のワ
ーク位置1での溶接開始点3、溶接線4の教示)
オペレータがモニタテレビ20を見ながら設定す
る。ワークがばらついてもそれぞれの窓41,4
2,43の中にそれぞれが存在するように窓を設
定する。
の作業開始点検出制御方法を提供することにあ
る。第4図は、イメージプロセツサ21内での画
像処理法の基本概念を説明する図である。40は
2値化された映像信号のフレームメモリ、41は
ワイヤ電極映像信号11″を画像認識するための
窓、42は陰映像信号17″を認識するための窓、
43は溶接線映像信号4″を認識するための窓、
44はワイヤ電極映像信号11″の軸線、44″は
その先端、45は陰映像信号17″の軸線、4
5″はその先端である。これらの窓41,42,
43はワークのばらつき、即ち溶接線4′のばら
つきを勘案して軌跡データの教示時(第1図のワ
ーク位置1での溶接開始点3、溶接線4の教示)
オペレータがモニタテレビ20を見ながら設定す
る。ワークがばらついてもそれぞれの窓41,4
2,43の中にそれぞれが存在するように窓を設
定する。
第5図はセンサ付きロボツトの制御ブロツク図
である。50はイメージプロセツサ21で画像処
理された結果として発生される溶接開始点サーチ
指令信号、51はロボツト制御装置、52〜54
は公知のロボツト基本3軸(図示せず)の位置サ
ーボ回路、55〜56は公知のロボツト手首2軸
(図示せず)の位置サーボ回路、57〜61は各
軸の位置サーボ回路52,53,54,55,5
6への指令パルス、611,621,631,6
41,651は偏差カウンタ、612,622,
632,642,652はD/A変換器、61
3,623,633,643,653はサーボア
ンプ、614,624,634,644,654
は各駆動軸モータ、615,625,635,6
45,655は速度ループ補償用タコゼネレー
タ、616,626,636,646,656は
各軸位置検出用パルスゼネレータである。各軸の
位置サーボ回路52,53,54,55,56
は、指令パルス57,58,59,60,61と
パルスゼネレータ616,626,636,64
6,656からのフイードバツクパルスとの差を
偏差カウンタ611,621,631,641,
651にため、その出力をD/A変換し、その出
力であるアナログ速度指令とタコゼネレータ61
5,625,635,645,655よりの速度
フイードバツク信号との差をサーボアンプ61
3,623,633,643,653で補償、増
幅し、モータ614,624,634,644,
654を駆動制御する公知のサーボ制御により構
成されている。この位置サーボ系により、ロボツ
ト手首12に装着された溶接トーチ10先端のワ
イヤ電極11の先端が指令パルス通りに追従制御
される。ロボツト制御装置51は公知の直線補間
機能、即ち本出願人による昭和56年3月18日出願
の特願昭56−38872号「関節形産業用ロボツトの
制御装置」に記述されている機能を有し、しか
も、本出願人による昭和56年10月7日出願の特願
昭56−158627号「溶接ロボツトの制御方式」記述
の予め決められた第2の修正方向、たとえばワイ
ヤ電極方向(上下方向)及び予め決められた第1
の修正方向、たとえばワイヤ電極方向に直交する
方向(左右方向)へのロボツト基本3軸制御によ
る移動機能(シフト機能と称す)を有している。
即ち、第1図に示す溶接開始点3、溶接終了点8
の2点を結ぶ直線上を所望の速度でワイヤ電極1
1の先端がロボツト軸制御により移動可能であ
り、また第6図に示す溶接方向への垂直断面内で
の上下方向及び左右方向へのセンサ指令に応答し
てワイヤ電極11の先端を、ロボツト基本3軸を
制御することによりセンサ指令通りにシフトさせ
ることができる機能を有している。
である。50はイメージプロセツサ21で画像処
理された結果として発生される溶接開始点サーチ
指令信号、51はロボツト制御装置、52〜54
は公知のロボツト基本3軸(図示せず)の位置サ
ーボ回路、55〜56は公知のロボツト手首2軸
(図示せず)の位置サーボ回路、57〜61は各
軸の位置サーボ回路52,53,54,55,5
6への指令パルス、611,621,631,6
41,651は偏差カウンタ、612,622,
632,642,652はD/A変換器、61
3,623,633,643,653はサーボア
ンプ、614,624,634,644,654
は各駆動軸モータ、615,625,635,6
45,655は速度ループ補償用タコゼネレー
タ、616,626,636,646,656は
各軸位置検出用パルスゼネレータである。各軸の
位置サーボ回路52,53,54,55,56
は、指令パルス57,58,59,60,61と
パルスゼネレータ616,626,636,64
6,656からのフイードバツクパルスとの差を
偏差カウンタ611,621,631,641,
651にため、その出力をD/A変換し、その出
力であるアナログ速度指令とタコゼネレータ61
5,625,635,645,655よりの速度
フイードバツク信号との差をサーボアンプ61
3,623,633,643,653で補償、増
幅し、モータ614,624,634,644,
654を駆動制御する公知のサーボ制御により構
成されている。この位置サーボ系により、ロボツ
ト手首12に装着された溶接トーチ10先端のワ
イヤ電極11の先端が指令パルス通りに追従制御
される。ロボツト制御装置51は公知の直線補間
機能、即ち本出願人による昭和56年3月18日出願
の特願昭56−38872号「関節形産業用ロボツトの
制御装置」に記述されている機能を有し、しか
も、本出願人による昭和56年10月7日出願の特願
昭56−158627号「溶接ロボツトの制御方式」記述
の予め決められた第2の修正方向、たとえばワイ
ヤ電極方向(上下方向)及び予め決められた第1
の修正方向、たとえばワイヤ電極方向に直交する
方向(左右方向)へのロボツト基本3軸制御によ
る移動機能(シフト機能と称す)を有している。
即ち、第1図に示す溶接開始点3、溶接終了点8
の2点を結ぶ直線上を所望の速度でワイヤ電極1
1の先端がロボツト軸制御により移動可能であ
り、また第6図に示す溶接方向への垂直断面内で
の上下方向及び左右方向へのセンサ指令に応答し
てワイヤ電極11の先端を、ロボツト基本3軸を
制御することによりセンサ指令通りにシフトさせ
ることができる機能を有している。
イメージプロセツサ21は、第4図で説明した
ワイヤ電極映像信号11″の軸線先端44″が陰映
像信号17″の軸先端45″と一致していないとき
(例えば第3図a,c,e及び第4図)には“下”
方向信号を、軸線先端44″が溶接線映像信号
4″上にないときには“左”“右”方向信号のどち
らかを(第3図a,bおよび第4図では“左”信
号を、第3図c,dでは“右”信号を)溶接開始
点サーチ指令信号50として発生する。イメージ
プロセツサ21は順次、カメラ14より映像信号
をとり込み、前記画像処理を行ない“左”、“右”、
“上”、“下”信号をロボツト制御装置51へ順次
送り出す。ロボツト制御装置51はこの信号50
を受ける毎に前記シフト動作を行なわせるようロ
ボツト基本3軸を駆動制御する。これらの追従制
御により第3図a〜eの状態から第3図fの状態
にならしめることができる。
ワイヤ電極映像信号11″の軸線先端44″が陰映
像信号17″の軸先端45″と一致していないとき
(例えば第3図a,c,e及び第4図)には“下”
方向信号を、軸線先端44″が溶接線映像信号
4″上にないときには“左”“右”方向信号のどち
らかを(第3図a,bおよび第4図では“左”信
号を、第3図c,dでは“右”信号を)溶接開始
点サーチ指令信号50として発生する。イメージ
プロセツサ21は順次、カメラ14より映像信号
をとり込み、前記画像処理を行ない“左”、“右”、
“上”、“下”信号をロボツト制御装置51へ順次
送り出す。ロボツト制御装置51はこの信号50
を受ける毎に前記シフト動作を行なわせるようロ
ボツト基本3軸を駆動制御する。これらの追従制
御により第3図a〜eの状態から第3図fの状態
にならしめることができる。
なお、以上はワイヤ電極11の先端の移動を第
1の修正方向(左右方向)、第2の修正方向(上
下方向)へ交互に行なうものであるが、第2の修
正方向の移動を殺してワイヤ電極11の先端を画
像上で溶接線4′とワイヤ電極11の先端とが一
致するまで第1の修正方向へ移動させ、その後画
像上でワイヤ電極11の先端とワイヤ電極11の
陰17の先端とが一致するまでワイヤ電極11の
先端を第2の修正方向に沿つて移動させると同時
に、画像上の溶接線とワイヤ電極11の先端との
ずれを減少させるように第1の修正方向に沿つて
ワイヤ電極11の先端の位置の修正動作を行なつ
てもよい。
1の修正方向(左右方向)、第2の修正方向(上
下方向)へ交互に行なうものであるが、第2の修
正方向の移動を殺してワイヤ電極11の先端を画
像上で溶接線4′とワイヤ電極11の先端とが一
致するまで第1の修正方向へ移動させ、その後画
像上でワイヤ電極11の先端とワイヤ電極11の
陰17の先端とが一致するまでワイヤ電極11の
先端を第2の修正方向に沿つて移動させると同時
に、画像上の溶接線とワイヤ電極11の先端との
ずれを減少させるように第1の修正方向に沿つて
ワイヤ電極11の先端の位置の修正動作を行なつ
てもよい。
また、この代り、
(1) 画像上で溶接線4′とワイヤ電極11の先端
とが一致するまでワイヤ電極11の先端を第1
の修正方向に沿つて移動させる。
とが一致するまでワイヤ電極11の先端を第1
の修正方向に沿つて移動させる。
(2) 画像上でワイヤ電極11の先端とワイヤ電極
11の陰17の先端との距離を減少させるよう
にワイヤ電極11の先端を第2の修正方向に沿
つて一定量移動させる。
11の陰17の先端との距離を減少させるよう
にワイヤ電極11の先端を第2の修正方向に沿
つて一定量移動させる。
(3) 画像上で、溶接線4′とワイヤ電極11の先
端とワイヤ電極11の陰17の先端とがすべて
一致するまで前記(1),(2)のステツプをくりかえ
す動作を行なうこともできる。
端とワイヤ電極11の陰17の先端とがすべて
一致するまで前記(1),(2)のステツプをくりかえ
す動作を行なうこともできる。
次に、第3図fの状態から第3図gの状態への
制御について説明する。
制御について説明する。
第7図aはその説明図で、第7図bは第7図a
のA部拡大図で、最初、溶接開始点3にあつたワ
イヤ電極11の先端が上記動作により溶接線4′
上の点9′に到達する(第3図fに相当する)。教
示時の溶接開始点3と溶接終了点8の演算直交系
の座標データP3(x3,y3,z3)、P8(x8,y8,z8)
はあらかじめ計算されている。ロボツト制御装置
51はイメージプロセツサ21からの図示しない
「f状態」信号を受けとると、そのときのロボツ
ト各軸の現在値から第3図中の画像点9″に対応
するワイヤ電極11の先端の点の演算直交系での
座標データP9′(x9′,y9′,z9′)を計算する。
P9′(x9′,y9′,z9′)とP3(x3,y3,z3)との変
位ベクトルΔをP8(x8,y8,z8)に加算した点8
の座標P8(x8,y8,z8)を計算する。
点8と点9′を結んだ直線の延長線38――――
→を
点9′→点3′(第3図ではf→g)移動制御の基
準線とする)。点9′で溶接開始点サーチ指令信号
50がイメージプロセツサ21から与えられない
ときには、直線83――――→に沿つてワイヤ電極
11
を移動させる。この移動は公知の直線補間法によ
り例えば前記特願昭56−38872号に記述されてい
るように行なわれる。第7図bの拡大図に示され
るように点9″まで進行するとワイヤ電極11の
先端が溶接線4′上にないから間欠的にサンプリ
ング画像処理された信号50が第3図a〜eのう
ちいずれかの状態を示すように発生される。その
信号50をロボツト制御装置51が受け、上記の
ようにロボツト基本3軸を制御して点9上にワ
イヤ電極11の先端をシフトさせる。その後、次
の信号50が与えられるまで直線83――――→に
平行
な直線上をワイヤ電極11の先端が進行するよう
にロボツト基本3軸を制御する。この平行移動モ
ードの詳細は公知の技術として特願昭56−158627
号に詳述されている。点9′′′′に到達すると信号
50により上記と同様のシフト動作が行なわれ
る。以後このくり返しにより点3′に到達し、溶
接開始点検出動作は完了する。
のA部拡大図で、最初、溶接開始点3にあつたワ
イヤ電極11の先端が上記動作により溶接線4′
上の点9′に到達する(第3図fに相当する)。教
示時の溶接開始点3と溶接終了点8の演算直交系
の座標データP3(x3,y3,z3)、P8(x8,y8,z8)
はあらかじめ計算されている。ロボツト制御装置
51はイメージプロセツサ21からの図示しない
「f状態」信号を受けとると、そのときのロボツ
ト各軸の現在値から第3図中の画像点9″に対応
するワイヤ電極11の先端の点の演算直交系での
座標データP9′(x9′,y9′,z9′)を計算する。
P9′(x9′,y9′,z9′)とP3(x3,y3,z3)との変
位ベクトルΔをP8(x8,y8,z8)に加算した点8
の座標P8(x8,y8,z8)を計算する。
点8と点9′を結んだ直線の延長線38――――
→を
点9′→点3′(第3図ではf→g)移動制御の基
準線とする)。点9′で溶接開始点サーチ指令信号
50がイメージプロセツサ21から与えられない
ときには、直線83――――→に沿つてワイヤ電極
11
を移動させる。この移動は公知の直線補間法によ
り例えば前記特願昭56−38872号に記述されてい
るように行なわれる。第7図bの拡大図に示され
るように点9″まで進行するとワイヤ電極11の
先端が溶接線4′上にないから間欠的にサンプリ
ング画像処理された信号50が第3図a〜eのう
ちいずれかの状態を示すように発生される。その
信号50をロボツト制御装置51が受け、上記の
ようにロボツト基本3軸を制御して点9上にワ
イヤ電極11の先端をシフトさせる。その後、次
の信号50が与えられるまで直線83――――→に
平行
な直線上をワイヤ電極11の先端が進行するよう
にロボツト基本3軸を制御する。この平行移動モ
ードの詳細は公知の技術として特願昭56−158627
号に詳述されている。点9′′′′に到達すると信号
50により上記と同様のシフト動作が行なわれ
る。以後このくり返しにより点3′に到達し、溶
接開始点検出動作は完了する。
第8図a,bは溶接開始点3′の2値化画像
3″より溶接開始点3′の画像認識を行なう方法の
説明図である。第7図で説明した点9′→点3′へ
のワイヤ電極11の先端の移動に伴い、第2図に
示すようにワイヤ電極11とある幾何学的関係で
ロボツト手首12に固定されたカメラ14も溶接
線4′に沿つて移動する。よつて、第4図で説明
した窓43も溶接線4′、画像上では直線
4″3″――――→に沿つて移動する。第8図aから第
8図
bのように窓43が点3″を含む領域に移動する
と溶接線映像信号4″に連なる画線が急峻に変化
している点を溶接開始点3″、即ち溶接開始点
3′と認識できる。溶接開始点3′にワイヤ電極1
1の先端を位置決め後本溶接(3′8′――――→)を
開始
する。本溶接軌跡実行では、(1)点9′→点3′への
逆行直線軌跡をメモリ(図示せず)に記憶してお
き、直線3′9′――――→の延長線上に溶接終了点8
′が
あると考え前記直線補間により求める方法、(2)溶
接開始点3′ら何らかのセンサで倣い溶接を実行
する方法が考えられるが、この溶接法は本発明の
主旨には直接関係がないため、ここではそれに触
れないこととする。なお、第1図、第2図、第7
図のワークずれは説明の便宜上現実のワークずれ
より誇張して大きいものとしているが、現実には
高々数mmのばらつきであり、点9′と点3′をとり
だてて区別する必要のない場合も多い。その場合
は、第3図f→gへの移動は不要で、点9′を溶
接開始点とし、第7図、第8図で説明した動作を
割愛してもよい。ここで強調しておきたいのは、
ワークがずれなくてもカメラ14とワイヤ電極1
1の相対位置が何らかの理由でずれたとき(第2
図でのロボツト手首12まわりの取付け機構のガ
タ等でずれたとき)でもそれぞれの設定窓内に軸
線44,45、溶接映像信号4″が存在する限り
第3図f,gへの一連の正しい制御動作は可能で
るということである。即ち、ワークが教示時の位
置からずれても作業工具とロボツトの相対位置が
ずれてもワイヤ電極11先端の溶接開始点3′へ
の位置決めを可能ならしめるのが本発明の特徴の
一つである。
3″より溶接開始点3′の画像認識を行なう方法の
説明図である。第7図で説明した点9′→点3′へ
のワイヤ電極11の先端の移動に伴い、第2図に
示すようにワイヤ電極11とある幾何学的関係で
ロボツト手首12に固定されたカメラ14も溶接
線4′に沿つて移動する。よつて、第4図で説明
した窓43も溶接線4′、画像上では直線
4″3″――――→に沿つて移動する。第8図aから第
8図
bのように窓43が点3″を含む領域に移動する
と溶接線映像信号4″に連なる画線が急峻に変化
している点を溶接開始点3″、即ち溶接開始点
3′と認識できる。溶接開始点3′にワイヤ電極1
1の先端を位置決め後本溶接(3′8′――――→)を
開始
する。本溶接軌跡実行では、(1)点9′→点3′への
逆行直線軌跡をメモリ(図示せず)に記憶してお
き、直線3′9′――――→の延長線上に溶接終了点8
′が
あると考え前記直線補間により求める方法、(2)溶
接開始点3′ら何らかのセンサで倣い溶接を実行
する方法が考えられるが、この溶接法は本発明の
主旨には直接関係がないため、ここではそれに触
れないこととする。なお、第1図、第2図、第7
図のワークずれは説明の便宜上現実のワークずれ
より誇張して大きいものとしているが、現実には
高々数mmのばらつきであり、点9′と点3′をとり
だてて区別する必要のない場合も多い。その場合
は、第3図f→gへの移動は不要で、点9′を溶
接開始点とし、第7図、第8図で説明した動作を
割愛してもよい。ここで強調しておきたいのは、
ワークがずれなくてもカメラ14とワイヤ電極1
1の相対位置が何らかの理由でずれたとき(第2
図でのロボツト手首12まわりの取付け機構のガ
タ等でずれたとき)でもそれぞれの設定窓内に軸
線44,45、溶接映像信号4″が存在する限り
第3図f,gへの一連の正しい制御動作は可能で
るということである。即ち、ワークが教示時の位
置からずれても作業工具とロボツトの相対位置が
ずれてもワイヤ電極11先端の溶接開始点3′へ
の位置決めを可能ならしめるのが本発明の特徴の
一つである。
ここで多少のコメントが必要なのはカメラ14
がワイヤ電極11と溶接線4′の斜め前方に配さ
れ、第6図で説明した溶接方向7′に垂直な断面
内の“上”、“下”、“左”、“右”信号を厳密な意味
では発生していないことである。映像信号4″,
11″,17″は実際の溶接線4′、実際のワイヤ
電極11、実際の陰17のカメラ面上への投影画
像であり、カメラ面とそれらのなす角度の正弦な
いしは余弦角だけの減少はともなう。しかし、こ
れはセンサの感度上の問題であり、その大きさ寸
法値が変るだけで、その方向(“左”、“右”、
“上”、“下”)弁別のカメラセンサ分解能がロボツ
トの必要位置決め精度以上であれば誤検出するこ
とはない。即ち、第3図a〜gの状態を正しく認
識できるだけのカメラセンサ分解能がありさえす
れば、カメラ面と溶接線4′、ワイヤ電極11、
その陰17とのなす角の補正演算を必要としな
い。この条件を満足すれば、前記特願昭56−
158627号に詳述されている「センサから発生され
る“左”、“右”、“上”、“下”方向指令に追従する
ロボツト制御方式」を公知の技術として使用する
ことにより、カメラセンサ指令に応答してゼロメ
ソツド的にロボツト駆動軸を制御して所望の溶接
線4′上にワイヤ電極11の先端を位置決めする
ことができる。
がワイヤ電極11と溶接線4′の斜め前方に配さ
れ、第6図で説明した溶接方向7′に垂直な断面
内の“上”、“下”、“左”、“右”信号を厳密な意味
では発生していないことである。映像信号4″,
11″,17″は実際の溶接線4′、実際のワイヤ
電極11、実際の陰17のカメラ面上への投影画
像であり、カメラ面とそれらのなす角度の正弦な
いしは余弦角だけの減少はともなう。しかし、こ
れはセンサの感度上の問題であり、その大きさ寸
法値が変るだけで、その方向(“左”、“右”、
“上”、“下”)弁別のカメラセンサ分解能がロボツ
トの必要位置決め精度以上であれば誤検出するこ
とはない。即ち、第3図a〜gの状態を正しく認
識できるだけのカメラセンサ分解能がありさえす
れば、カメラ面と溶接線4′、ワイヤ電極11、
その陰17とのなす角の補正演算を必要としな
い。この条件を満足すれば、前記特願昭56−
158627号に詳述されている「センサから発生され
る“左”、“右”、“上”、“下”方向指令に追従する
ロボツト制御方式」を公知の技術として使用する
ことにより、カメラセンサ指令に応答してゼロメ
ソツド的にロボツト駆動軸を制御して所望の溶接
線4′上にワイヤ電極11の先端を位置決めする
ことができる。
以上、第1図のワーク形状について第2図に示
す機器配置で説明した。次に、複数の溶接開始点
が存在する場合につき説明する。第9図に教示の
ワーク位置101にセツトされたワーク例を示
す。103A,103Bが溶接開始点、104
A,104Bが溶接線、105が溶接線を形成す
る下板、106A,106Bが上板ないしは上側
母材、107A,107Bが溶接方向を示す矢
印、108A,108Bが溶接終了点、110が
カメラ14を手首まわりに回転させる回転モータ
(以降R軸ないしR軸データと称す)及び位置検
出器である。溶接方向107Aと107Bは大略
反対方向であり、カメラ14は溶接線方向斜め前
方から溶接線104A,104B、ワイヤ電極1
1、その陰17を観察するので、溶接開始点10
3Aと103B近傍でのカメラ位置はR軸モータ
110により大略180°回転されている。溶接線1
04Aは円弧状の曲線で構成されているので第7
図で説明した点9′→点3′への追跡運動と等価な
追跡運動中の平行移動モードが直線でなく円弧補
間をベースに行なわれることを除いて、溶接開始
点103A,103Bへのワイヤ電極11の位置
決め動作は前記動作と全く同一に可能である。こ
のR軸回転角操作及び前記窓設定は教示時オペレ
ータがモニタテレビ20を見ながら、ワークのば
らつきを勘案して決定する。R軸を駆動すると第
4図の映像信号4″,11″,17″は回転する。
回転後の映像信号4″,11″,17″のばらつき
を勘案して窓41〜43を決定するのである。各
溶接開始点103A,103B近傍での第4図に
記した窓41,42,43の教示値は特にここで
はふれないカメラ座標系に基づく座標値としてイ
メージプロセツサ21のRAMメモリに格納され
る。プレイバツク時、教示された各溶接開始点1
03A,103Bに対応してRAMメモリよりこ
れらの座標データが読出され、それぞれの窓41
〜43内の実線の映像信号4″,44″,45″が
画像処理認識される。
す機器配置で説明した。次に、複数の溶接開始点
が存在する場合につき説明する。第9図に教示の
ワーク位置101にセツトされたワーク例を示
す。103A,103Bが溶接開始点、104
A,104Bが溶接線、105が溶接線を形成す
る下板、106A,106Bが上板ないしは上側
母材、107A,107Bが溶接方向を示す矢
印、108A,108Bが溶接終了点、110が
カメラ14を手首まわりに回転させる回転モータ
(以降R軸ないしR軸データと称す)及び位置検
出器である。溶接方向107Aと107Bは大略
反対方向であり、カメラ14は溶接線方向斜め前
方から溶接線104A,104B、ワイヤ電極1
1、その陰17を観察するので、溶接開始点10
3Aと103B近傍でのカメラ位置はR軸モータ
110により大略180°回転されている。溶接線1
04Aは円弧状の曲線で構成されているので第7
図で説明した点9′→点3′への追跡運動と等価な
追跡運動中の平行移動モードが直線でなく円弧補
間をベースに行なわれることを除いて、溶接開始
点103A,103Bへのワイヤ電極11の位置
決め動作は前記動作と全く同一に可能である。こ
のR軸回転角操作及び前記窓設定は教示時オペレ
ータがモニタテレビ20を見ながら、ワークのば
らつきを勘案して決定する。R軸を駆動すると第
4図の映像信号4″,11″,17″は回転する。
回転後の映像信号4″,11″,17″のばらつき
を勘案して窓41〜43を決定するのである。各
溶接開始点103A,103B近傍での第4図に
記した窓41,42,43の教示値は特にここで
はふれないカメラ座標系に基づく座標値としてイ
メージプロセツサ21のRAMメモリに格納され
る。プレイバツク時、教示された各溶接開始点1
03A,103Bに対応してRAMメモリよりこ
れらの座標データが読出され、それぞれの窓41
〜43内の実線の映像信号4″,44″,45″が
画像処理認識される。
オペレータによる教示作業をより簡便化するた
めに、オペレータはモニタテレビ20を見ながら
フレームメモリ40上に溶接線信号4″、ワイヤ
電極信号11″、その陰信号17″が適正に存在す
るようにR軸の位置のみを各溶接開始点近傍で教
示するだけの方法も考えられる。その際には窓4
1〜43の自動生成機能が必要になる。
めに、オペレータはモニタテレビ20を見ながら
フレームメモリ40上に溶接線信号4″、ワイヤ
電極信号11″、その陰信号17″が適正に存在す
るようにR軸の位置のみを各溶接開始点近傍で教
示するだけの方法も考えられる。その際には窓4
1〜43の自動生成機能が必要になる。
照明源16は第9図に図示したようにR軸に直
結しているので、R軸回転により照明方向は変ら
ない。よつて、R軸に連結されているカメラ14
の光軸とロボツト手首12に連結されているトー
チ軸線方向(ワイヤ電極11の方向)と陰が生成
されるワーク面との幾何学的関係からR軸駆動に
よるフレームメモリ40上の映像信号4″,1
1″,17″の位置を演算し、それに許容ばらつき
幅をもつ窓41〜43を演算する必要がある。こ
の演算は公知の数理技術を使えば可能でるので、
ここではその考え方を述べるにとどめその詳細は
省略する。
結しているので、R軸回転により照明方向は変ら
ない。よつて、R軸に連結されているカメラ14
の光軸とロボツト手首12に連結されているトー
チ軸線方向(ワイヤ電極11の方向)と陰が生成
されるワーク面との幾何学的関係からR軸駆動に
よるフレームメモリ40上の映像信号4″,1
1″,17″の位置を演算し、それに許容ばらつき
幅をもつ窓41〜43を演算する必要がある。こ
の演算は公知の数理技術を使えば可能でるので、
ここではその考え方を述べるにとどめその詳細は
省略する。
なお、このR軸を必要とする時には、その制御
回路としては第5図にロボツト5軸と同じ構成の
R軸位置サーボ回路を追加するだけでよい。カメ
ラとワークの干渉問題から、R軸動作範囲に規約
が生じ、フレームメモリ40上の適正な位置に陰
映像信号17″が生成されないときには、“左”、
“右”方向の制御(第4図中44″と4″の位置合
わせ制御)は前記と同様に行ない、“上”、“下”
方向の制御を接触センサを用いてワイヤ電極11
と母材との接触で行なう公知の技術(例えば特開
昭55−22488号)を使用すれば溶接開始点へのワ
イヤ電極の誘導は可能となる。
回路としては第5図にロボツト5軸と同じ構成の
R軸位置サーボ回路を追加するだけでよい。カメ
ラとワークの干渉問題から、R軸動作範囲に規約
が生じ、フレームメモリ40上の適正な位置に陰
映像信号17″が生成されないときには、“左”、
“右”方向の制御(第4図中44″と4″の位置合
わせ制御)は前記と同様に行ない、“上”、“下”
方向の制御を接触センサを用いてワイヤ電極11
と母材との接触で行なう公知の技術(例えば特開
昭55−22488号)を使用すれば溶接開始点へのワ
イヤ電極の誘導は可能となる。
以上、本発明の説明をカメラを例に挙げて行な
つたが、フアイバスコープ等の小形の軽量視覚機
器をロボツト手首に装着し、フアイバスコープ先
端の撮像信号を遠隔に設置(例えばロボツト上腕
上に設置)したカメラに伝送する方式をとつても
よいことは当然である。
つたが、フアイバスコープ等の小形の軽量視覚機
器をロボツト手首に装着し、フアイバスコープ先
端の撮像信号を遠隔に設置(例えばロボツト上腕
上に設置)したカメラに伝送する方式をとつても
よいことは当然である。
[発明の効果]
以上発明したように本発明は、作業工具と作業
線の先端の相対位置を画像上で認識して、画像上
で作業線と作業工具の先端と作業工具の陰の先端
とが全て一致するまで作業工具の先端を第1およ
び第2の修正方向に移動させるか、画像上で作業
線と作業工具の先端が一致し、接触センサが接触
信号を発生するまで作業工具の先端を第1の修正
方向および作業工具の軸方向に移動させることに
より、作業対象ワークがずれてもロボツト手首サ
イドがずれても作業工具の先端とワークの作業開
始点との相対位置合わせが可能になり、ワークの
精度上の厳密な管理や作業工具の取替え時の厳密
な位置管理が不要となり、作業の自動化がはかれ
る効果がる。
線の先端の相対位置を画像上で認識して、画像上
で作業線と作業工具の先端と作業工具の陰の先端
とが全て一致するまで作業工具の先端を第1およ
び第2の修正方向に移動させるか、画像上で作業
線と作業工具の先端が一致し、接触センサが接触
信号を発生するまで作業工具の先端を第1の修正
方向および作業工具の軸方向に移動させることに
より、作業対象ワークがずれてもロボツト手首サ
イドがずれても作業工具の先端とワークの作業開
始点との相対位置合わせが可能になり、ワークの
精度上の厳密な管理や作業工具の取替え時の厳密
な位置管理が不要となり、作業の自動化がはかれ
る効果がる。
第1図はワークずれにより溶接開始点がずれる
様相を重ね継手の例で示す図、第2図は第1図に
おいて教示時の溶接開始点3に溶接トーチ10が
ある時の図、第3図a〜gはワークの種々の3次
元ずれを生じたときのカメラ映像信号4″,1
1″,17″をモニタテレビ20で観察した模式
図、第4図はイメージプロセツサ21内での画像
処理法の基本概念を説明する図、第5図はセンサ
付ロボツトの制御ブロツク図、第6図は溶接トー
チ10の溶接方向への垂直断面内での上下方向お
よび左右方向への動きを示す図、第7図は第3図
fの状態から第3図gの状態への制御についての
説明図、第8図は溶接開始点映像信号3″より溶
接開始点3′の画像認識を行なう方法の説明図、
第9図は複数の溶接開始点が存在する場合の第2
図に対応する図である。 1……教示時のワーク位置、2……実際のワー
ク位置、3……教示時の溶接開始点、3′……実
際の溶接開始点、3″……溶接開始点映像信号、
4……教示時の溶接線、4′……実際の溶接線、
4″……溶接線映像信号、5,5″……下板、6,
6′……上板、7′……溶接方向、8……教示時の
溶接終了点、8′……実際の溶接終了点、9,
9″……点、10……溶接トーチ、11……ワイ
ヤ電極、11″……ワイヤ電極映像信号、12…
…ロボツト手首、14……2次元カメラ、15…
…ケーブル、16……照明源、17……ワイヤ電
極11の陰、17″……陰映像信号、18……カ
メラコントローラ、20……モニタテレビ、21
……イメージプロセツサ。
様相を重ね継手の例で示す図、第2図は第1図に
おいて教示時の溶接開始点3に溶接トーチ10が
ある時の図、第3図a〜gはワークの種々の3次
元ずれを生じたときのカメラ映像信号4″,1
1″,17″をモニタテレビ20で観察した模式
図、第4図はイメージプロセツサ21内での画像
処理法の基本概念を説明する図、第5図はセンサ
付ロボツトの制御ブロツク図、第6図は溶接トー
チ10の溶接方向への垂直断面内での上下方向お
よび左右方向への動きを示す図、第7図は第3図
fの状態から第3図gの状態への制御についての
説明図、第8図は溶接開始点映像信号3″より溶
接開始点3′の画像認識を行なう方法の説明図、
第9図は複数の溶接開始点が存在する場合の第2
図に対応する図である。 1……教示時のワーク位置、2……実際のワー
ク位置、3……教示時の溶接開始点、3′……実
際の溶接開始点、3″……溶接開始点映像信号、
4……教示時の溶接線、4′……実際の溶接線、
4″……溶接線映像信号、5,5″……下板、6,
6′……上板、7′……溶接方向、8……教示時の
溶接終了点、8′……実際の溶接終了点、9,
9″……点、10……溶接トーチ、11……ワイ
ヤ電極、11″……ワイヤ電極映像信号、12…
…ロボツト手首、14……2次元カメラ、15…
…ケーブル、16……照明源、17……ワイヤ電
極11の陰、17″……陰映像信号、18……カ
メラコントローラ、20……モニタテレビ、21
……イメージプロセツサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アームの先端に作業工具を備え、その手首部
に照明源と視覚センサを備えた、補間機能を有す
るテイーチングプレイバツク制御のロボツトで、
前記視覚センサからの位置修正信号の応答してロ
ボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前記作
業工具の位置を調整する方法において、次のステ
ツプからなるロボツトの作業開始点検出制御方
法。 (1) 前記照明源により前記作業工具の陰を生成す
る。 (2) 作業対象物の作業線と前記作業工具と前記作
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。 (3) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1および第2の修正方向それぞれに沿
つた前記位置修正信号を発生する。 (4) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
の距離を減少させるように前記作業工具の先端
を前記第1の修正方向に沿つて移動させる。 (5) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端との距離を減少させるように前記作
業工具の先端を前記第2の修正方向に沿つて移
動させる。 (6) 認識された前記画像上で、前記作業線と前記
作業工具の先端と前記作業工具の陰の先端とが
すべて一致するまで前記ステツプ(3),(4),(5)を
くりかえす。 2 アームの先端に作業工具を備え、その手首部
に照明源と視覚センサを備えた、補間機能を有す
るテイーチングプレイバツク制御のロボツトで、
前記視覚センサからの位置修正信号の応答してロ
ボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前記作
業工具の位置を調整する方法において、次のステ
ツプからなるロボツトの作業開始点検出制御方
法。 (1) 前記照明源により前記作業工具の陰を生成す
る。 (2) 作業対象物の作業線と前記作業工具と前記作
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。 (3) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1および第2の修正方向それぞれに沿
つた前記位置修正信号を発生する。 (4) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
の距離を減少させるように前記作業工具の先端
を前記第1の修正方向に沿つて移動させる。 (5) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端との距離を減少させるように前記作
業工具の先端を前記第2の修正方向に沿つて移
動させる。 (6) 認識された前記画像上で、前記作業線と前記
作業工具の先端と前記作業工具の陰の先端とが
すべて一致するまで前記ステツプ(3),(4),(5)を
くりかえす。 (7) 前記ステツプ(6)で得られた一致点と教示時の
作業開始点との変位ベクトルだけ教示時の作業
終了点を変位させた点と前記一致点とを結ぶ直
線の延長上を教示された作業方向と逆方向にた
どりながら、認識された前記画像上の作業線の
急峻な屈曲点を前記視覚センサが検出するまで
前記ステツプ(3),(4),(5)をくりかえす。 3 アームの先端に作業工具を備え、その手首部
に視覚センサを備え、更に前記作業工具の先端が
作業対象物に接触すると接触信号を発生する接触
センサを備えた、補間機能を有するテイーチング
プレイバツク制御のロボツトで、前記視覚センサ
からの位置修正信号に応答してロボツトを構成す
る複数の駆動軸を制御して前記作業工具の位置を
調整する方法において、次のステツプからなるロ
ボツトの作業開始点検出制御方法。 (1) 作業対象物の作業線と前記作業工具を前記視
覚センサによつて画像認識する。 (2) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1の修正方向に沿つた前記位置修正信
号を発生する。 (3) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。 (4) 前記作業工具の先端を、前記接触センサが接
触信号を発生する方向に前記作業工具の軸方向
に沿つて一定量移動させる。 (5) 認識された前記画像上で、前記作業線と前記
作業工具の先端とが一致し、かつ前記接触信号
が発生するまで前記ステツプ(2),(3),(4)をくり
かえす。 4 アームの先端に作業工具を備え、その手首部
に照明源と視覚センサを備えた、補間機能を有す
るテイーチングプレイバツク制御のロボツトで、
前記視覚センサからの位置修正信号に応答してロ
ボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前記作
業工具の位置を調整する方法において、次のステ
ツプからなるロボツトの作業開始点検出制御方
法。 (1) 前記照明源により前記作業工具の陰を生成す
る。 (2) 作業対象物の作業線と前記作業工具と前記作
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。 (3) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1および第2の修正方向それぞれに沿
つた前記位置修正信号を発生する。 (4) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。 (5) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端とが一致するまで前記作業工具の先
端を前記第2の修正方向に沿つて移動させると
同時に、前記画像上の前記作業線と前記作業工
具の先端とのずれを減少させるように前記第1
の修正方向に沿つて前記作業工具の先端の位置
の修正動作を行なう。 5 アームの先端に作業工具を備え、その手首部
に照明源と視覚センサを備えた、補間機能を有す
るテイーチングプレイバツク制御のロボツトで、
前記視覚センサからの位置修正信号に応答してロ
ボツトを構成する複数の駆動軸を制御して前記作
業工具の位置を調整する方法において、次のステ
ツプからなるロボツトの作業開始点検出制御方
法。 (1) 前記照明源により前記作業工具の陰を生成す
る。 (2) 作業対象物の作業線と前記作業工具と前記作
業工具の陰を前記視覚センサによつて画像認識
する。 (3) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1および第2の修正方向それぞれに沿
つた前記位置修正信号を発生する。 (4) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。 (5) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業工具の先端と前記作業工具
の陰の先端とが一致するまで前記作業工具の先
端を前記第2の修正方向に沿つて移動させると
同時に、前記画像上の前記作業線と前記作業工
具の先端とのずれを減少させるように前記第1
の修正方向に沿つて前記作業工具の先端の位置
の修正動作を行なう。 (6) 前記ステツプ(5)で得られた一致点と教示時の
作業開始点との変位ベクトルだけ教示時の作業
終了点を変位させた点と前記一致点とを結ぶ直
線の延長上を教示された作業方向と逆方向にた
どりながら認識された前記画像上の作業線の急
峻な屈曲点を前記視覚センサが検出するまで前
記ステツプ(3),(4),(5)をくりかえす。 6 アームの先端に作業工具を備え、その手首部
に視覚センサを備え、更に前記作業工具の先端が
作業対象物に接触すると接触信号を発生する接触
センサを備え、補間機能を有するテイーチングプ
レイバツク制御のロボツトで、前記視覚センサか
らの位置修正信号に応答してロボツトを構成する
複数の駆動軸を制御して前記作業工具の位置を調
整する方法において、次のステツプからなるロボ
ツトの作業開始点検出制御方法。 (1) 作業対象物の作業線と前記作業工具を前記視
覚センサによつて画像認識する。 (2) 前記視覚センサは認識された前記画像にもと
づいて第1の修正方向に沿つた前記位置修正信
号を発生する。 (3) 前記位置修正信号に応答して、認識された前
記画像上で前記作業線と前記作業工具の先端と
が一致するまで前記作業工具の先端を前記第1
の修正方向に沿つて移動させる。 (4) 前記接触センサが接触信号を発生するまで前
記作業工具の先端を前記作業工具の軸方向に沿
つて移動させると同時に、前記画像上の前記作
業線と前記作業工具の先端とのずれを減少させ
るように前記第1の修正方向に沿つて前記作業
工具の先端の位置の修正動作を行なう。
Priority Applications (4)
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