JPH04318046A - 分散剤を含有する充填剤入り熱可塑性組成物およびその使用 - Google Patents

分散剤を含有する充填剤入り熱可塑性組成物およびその使用

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JPH04318046A
JPH04318046A JP4006000A JP600092A JPH04318046A JP H04318046 A JPH04318046 A JP H04318046A JP 4006000 A JP4006000 A JP 4006000A JP 600092 A JP600092 A JP 600092A JP H04318046 A JPH04318046 A JP H04318046A
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JP4006000A
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Pierre Blanchard
ピエール・ブランシヤール
Jean-Bernard Egraz
ジヤン−ベルナール・エグラズ
Georges Ravet
ジヨルジユ・ラベ
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Coatex SAS
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/06Ethers; Acetals; Ketals; Ortho-esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
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    • C08K5/521Esters of phosphoric acids, e.g. of H3PO4
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L71/00Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L71/02Polyalkylene oxides

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微粉末鉱物充填剤をた
とえばポリスチレンおよびその誘導体のような熱可塑性
樹脂および分散剤に添加して得られる新規な高充填の液
体均質熱可塑性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性組成物から加工されるプラスチ
ック物品のコストを減少させるには、増量の充填剤を熱
可塑性樹脂に添加することが望ましい。しかしながら、
多量の鉱物物質を用いる主たる欠点の1つは、鉱物充填
剤とたとえばポリスチレンおよびその誘導体のような重
合体とにより形成された混合物の不均質性である。その
後に使用する際、この混合物の不均質性は有害となる。 何故なら、これは加工プラスチック物品の機械的性質を
劣化させるからである。
【0003】加工プラスチック物品の機械的性質の劣化
を減少させるため、各種のカップリング剤が充填剤入り
熱可塑性組成物に使用されている。
【0004】ドイツ特許出願第2  735  160
号公報はアルキル、アルキレン、アリールアルキルもし
くはアラルケニル基をラジカルとして有する有機リン酸
付着促進剤を含有した組成物を開示している。ヨーロッ
パ特許第100  066号公報は、熱可塑性組成物中
に表面活性剤として有機リン酸化合物の使用を特定して
いる。 しかしながら、ポリスチレンベースもしくはポリスチレ
ン共重合体ベースの組成物におけるこれら薬剤の使用は
経験的に不均質な凝集体粉末の混合物をもたらし、その
効果は劣ったままである。
【0005】フランス特許第2  582  310号
公報は、エトキシル化アルキルもしくはアリール基を有
する有機リン酸液化剤を含有した熱可塑性凝集体を開示
している。しかしながら、この液化剤を含有する凝集体
は重合体物質に再分散されねばならず、充填剤入りプラ
スチック物質の熱的および機械的性質が低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の1
つの目的は、向上した熱的および機械的性質を有する加
工プラスチック物品を製造するための新規な高充填の液
体均質熱可塑性組成物を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、この高充填の液体均
質可塑性組成物から製造される向上した外観を持った加
工プラスチック物品を提供することにある。
【0008】さらに本発明の目的は、この高充填の液体
均質熱可塑性組成物から製造された低コストを有する加
工プラスチック物品を提供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、分散剤と微粉
末鉱物充填剤とを熱可塑性樹脂(たとえばポリスチレン
およびその誘導体、たとえばスチレン−ブタジエン、ア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン、スチレン−ア
クリロニトリルおよびスチレン−ブタジエン−スチレン
)中に含有する新規な熱可塑性組成物を提供することに
ある。
【0010】さらに本発明の目的は、微粉末鉱物充填剤
と熱可塑性樹脂との適合性を向上させる分散剤を含有し
た新規な熱可塑性組成物を提供することにある。
【0011】他の本発明の目的は、添加された分散剤の
ため流体かつ物質である新規な高充填の熱可塑性組成物
を提供することにある。
【0012】さらに本発明の目的は、微粉末鉱物充填剤
と熱可塑性樹脂との適合性を増大させる新規な分散剤を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、(a)
ポリスチレンおよびその誘導体を含む熱可塑性樹脂と、
(b)微粉末鉱物充填剤と、(c)一般式(I):
【0
014】
【化10】
【0015】[式中、Aは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポ
リアリール基であり、xおよびyはx+yが1〜100
の整数となるような0〜100の整数であり、
【001
6】
【化11】
【0017】Bは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリー
ル基またはアルキル、アリール、アリールアルキル、ア
ルキルアリール、アルカノイルもしくはアミン基であり
、x1およびy1はx1+y1が1〜100の整数とな
るような0〜100の整数であり、
【0018】
【化12】
【0019】Eは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリー
ル基またはアルキル、アリール、アリールアルキル、ア
ルキルアリール、アルカノイルもしくはアミン基であり
、x2およびy2はx2+y2が1〜100の整数とな
るような0〜100の整数であり、R1 およびR2 
は同一でも異なってもよい]を有する分散剤と(d)任
意に1種以上の慣用の添加剤、たとえば熱もしくは光化
学安定剤、酸化防止剤、滑剤、可塑剤、静電防止剤、難
燃剤、繊維およびガラス球とを含んでなる充填剤入り熱
可塑性組成物を作成することにより達成される。
【0020】一般式(I):
【0021】
【化13】
【0022】[式中、Aは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポ
リアリール基であり、xおよびyはx+yが40より大
かつ100以下の整数となるような0〜100の整数で
あり、
【0023】
【化14】
【0024】x1およびy1はx1+y1が100以下
の整数となるような0〜100の整数であり、Bは分枝
鎖もしくは非分枝鎖のポリアリール基またはアルキル、
アリール、アリールアルキル、アルキルアリール、アル
カノイルもしくはアミン基であり、
【0025】
【化15】
【0026】x2およびy2はx2+y2が100未満
もしくは100に等しい整数を示すような0〜100の
整数であり、Eは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリー
ル基またはアルキル、アリール、アリールアルキル、ア
ルキルアリール、アルカノイルもしくはアミン基であり
、R1 およびR2 は同一でも異なってもよい]を有
する新規な分散剤が提供される。
【0027】本発明およびそれに伴う利点の一層完全な
理解は、添付図面と組合せて以下の詳細な説明を参照す
ることにより一層容易に得られるであろう。
【0028】一般式(I)に相当する分散剤は、分枝鎖
もしくは非分枝鎖のポリアリール基Aを有し、好ましく
は154〜2,000の分子量を有する。分枝鎖もしく
は非分枝鎖ポリアリール基Aの例は一般にジスチリルフ
ェノールと呼ばれるジ(フェニル−1−エチル)フェノ
ール、一般にトリスチリルフェノールと呼ばれるトリ(
フェニル−1−エチル)フェノール、並びにポリスチレ
ンもしくは他のモノマーとのスチレン共重合体オリゴマ
ーである。BおよびEはポリアリール基またはアルキル
、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、ア
ルカノイルもしくはアミン基とすることができ、1〜1
8個の炭素原子を有する。その例はラウリル、ステアリ
ルおよびノニルフェノール基を包含する。
【0029】ポリスチレンおよびその誘導体からなる熱
可塑性樹脂(a)はスチレン−ブタジエン、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン、スチレン−アクリロニ
トリル、スチレン−ブタジエン−スチレンおよびスチレ
ン重合体とすることができる。
【0030】微粉末鉱物充填剤(b)は、少なくとも1
種の金属元素を含有する無機塩および/または酸化物、
たとえばアルカリ土類炭酸塩、たとえば炭酸カルシウム
、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、ドロマイト、チョーク
、酸化マグネシウム、硫酸バリウムおよびカルシウム、
水酸化アルミニウム、二酸化珪素、粘土、並びに他のア
ルミノシリケート、たとえばカオリンおよび雲母、金属
酸化物、たとえば酸化亜鉛、酸化鉄、酸化チタンおよび
ケイ灰石とすることができる。炭酸カルシウムが微粉末
充填剤として好適に使用される。
【0031】慣用の添加剤(d)は熱もしくは光化学安
定剤、酸化防止剤、滑剤、可塑剤、静電防止剤、難燃剤
、繊維およびガラス球とすることができる。
【0032】本発明による熱可塑性組成物は、特には:
(a)ポリスチレンおよびその誘導体からなる熱可塑性
樹脂、(b)充填剤および樹脂の全重量に対して5〜8
5重量%の比率の微粉末鉱物充填剤、(c)充填剤の重
量に対し0.5〜5重量%の比率の、一般式(I)に相
当する分散剤、および(d)任意に他の慣用の添加剤を
含有する。
【0033】本発明による熱可塑性組成物は流動性指数
(MFI)を特徴とし、この指数はツイック・カンパニ
ー社により市販されるモデル4105型装置を用いて測
定される。この指数は、標準ASTM1238により決
定され、その量は所定の標準化された荷重(この場合に
は5kg)の下で所定の直径(2.09〜2.10mm
)を有する引出プレートを介し測定間隔にわたり溶融温
度と転移温度との間の選択温度で流動する重合体および
/または共重合体の量(10分間当りのg数として表わ
す)として決定される。
【0034】分散剤は、基準T30−402にしたがっ
て滴定法により決定されるその酸価、およびパーキン・
エルマー社により市販される3600DATA型データ
端末を有するIR398赤外分光光度計を用いて生じる
その赤外スペクトルを特徴とする。
【0035】本発明による熱可塑性組成物は液体かつ均
質であって、少なくとも1個のポリアリール基および1
〜100のオキシアルキレン価を有する分散剤の存在の
ため85%までの比率にて充填剤を含有することができ
る。熱可塑性組成物は低い粘度と増大した流動性指数M
FIとを有する。
【0036】
【実施例】本発明の他の特徴は、限定を意図するもので
はない本発明を例示するために示す以下の実施例の説明
から明らかとなるであろう。
【0037】実施例1 熱可塑性組成物の作成:4.5l容量と電気加熱式容器
とを有し、グエズ・カンパニー社により市販される急速
ミキサーにて、次のものを220℃の温度で混合した:
ラックレン(LACQRENE)商品番号7240の名
称でアトケム・カンパニー社により市販されるMFI=
2.4(180℃)を有するポリスチレン300g、ミ
リカルブ(MILLICARB)の名称でオムヤ・カン
パニー社により作成される2m2 g−1の比表面積を
有する天然炭酸カルシウム700g、および試験すべき
分散剤7g。
【0038】次いで、この混合物を急速ミキサーにて、
この急速ミキサーの速度調整の「D」設定で30分間混
合した。全混合操作の間、媒体の温度を220℃に維持
した。
【0039】組成物の流動性指数の測定:混合物が均質
の凝集性ペーストとなった後(混合物の品質は良好と呼
ぶ)、これをペーストとして圧延し、次いでこれを1辺
が2〜3mmの寸法を有する小立方体に切断した。流動
性指数MFIは300℃にて測定した。
【0040】この手順により8種の混合物を作成した。 試験No.1は分散剤を用いずに行なった。試験No.
2〜8は次の7種の異なる分散剤を用いて行なった:試
験No.2:従来技術のリン酸ステアリルであってIA
 =283mg/gの酸価(標準NF  T30−40
2にしたがって測定)を有する。赤外スペクトルを図2
に示す。
【0041】試験No.3:従来技術のリン酸トリフェ
ニルであって名称10585−6としてアルドリッチ・
カンパニー社により市販され、標準NFT30−402
により測定してIA =0mg/gの酸価を有する。赤
外スペクトルを図1に示す。
【0042】試験No.4:10モルのエチレンオキシ
ドを含有する従来技術のリン酸ノニルフェノールであっ
てフィリップA.ハント・カンパニー社によりウェイホ
ス(WAYFOS)M100の名称で市販され、標準N
F  T30−402により測定してIA =148m
g/gの酸価を有する。赤外スペクトルを図3に示す。
【0043】試験No.5:50モルのエチレンオキシ
ドを含有する従来技術のリン酸ノニルフェノールであっ
て、標準NF  T30−402により測定してIA 
=55mg/gの酸価を有する。赤外スペクトルを図4
に示す。
【0044】試験No.6:本発明の組成物に使用する
16モルのエチレンオキシドを含有したリン酸トリスチ
リルフェノールであって、一般式(I)に相当する90
%のリン酸モノエステルと10%のリン酸ジエステルと
を含有する混合物で構成される。一般式(I)において
、モノエステルについては:
【0045】
【化16】
【0046】ジエステルについては:
【0047】
【化17】
【0048】IA =60mg/gの酸価が標準NF 
 T30−402にしたがって測定された。赤外スペク
トルを図5に示す。
【0049】試験No.7:本発明の組成物に使用する
40モルのエチレンオキシドを含有したリン酸トリスチ
リルフェノールであって、一般式(I)に相当するリン
酸モノエステルで構成される。一般式(I)において、
【0050】
【化18】
【0051】IA =55mg/gの酸価が標準NF 
 T30−402にしたがって測定された。赤外スペク
トルを図6に示す。
【0052】試験No.8:本発明の組成物に使用する
60モルのエチレンオキシドを含有したリン酸トリスチ
リルフェノールであって、一般式(I)に相当するリン
酸モノエステルで構成される。一般式(I)において、
【0053】
【化19】
【0054】IA =40mg/gの酸価が標準NF 
 T30−402にしたがって測定された。赤外スペク
トルを図7に示す。
【0055】これらの結果を下記表Iに示す。
【0056】
【表1】
【0057】混合物が不均質であって不規則な寸法を有
する凝集体により形成されると、組成物の品質は不良で
ある。
【0058】表Iは、従来技術による熱可塑性組成物が
不均質であるか或いは極めて低い流動性を有することを
示している。他方、一般式(I)に相当する分散剤、す
なわち少なくとも1個のポリアリール基と1〜100の
アルキレンオキシド数とを有する薬剤を用いて得られた
本発明の熱可塑性組成物は流体であり、すなわち或るレ
ベルのMFIを有する。
【0059】実施例2 実施例1におけると同じ操作手順および同量の各種材料
を用いて、本発明により8種の試験を行なった。試験9
〜16は、本発明による組成物の分散剤につき式中に存
在するアルキレンオキシドのモル数の関数としてMFI
の変動を評価するため、8種の薬剤を使用する。本発明
による組成物につき使用した分散剤は全て、異なるモル
数のアルキレンオキシドを有するリン酸トリスチリルフ
ェノールのモノエステルもしくはジエステルであって、
次の通りである: 試験  9:試験6におけると同じ薬剤、すなわち16
モルのエチレンオキシド。
【0060】試験10:20モルのエチレンオキシドを
含有すると共に標準NF  T30−402にしたがい
測定してIA =27mg/gの酸価を有するモノエス
テル。 赤外スペクトルを図8に示す。
【0061】試験11:18モルのエチレンオキシドと
4モルのプロピレンオキシドとを含有し、標準NF  
T30−402にしたがい測定してIA =37mg/
gの酸価を有する75%のモノエステルと25%のジエ
ステルとの混合物。赤外スペクトルを図9に示す。
【0062】試験12:25モルのエチレンオキシドを
含有し、標準NF  T30−402にしたがい決定し
てIA =72mg/gの酸価を有するモノエステル。 赤外スペクトルを図10に示す。
【0063】試験13:26モルのエチレンオキシドを
含有し、標準NF  T30−402にしたがい測定し
てIA =33mg/gの酸価を有する84%のモノエ
ステルと16%のジエステルとの混合物。赤外スペクト
ルを図11に示す。
【0064】試験14:試験7におけると同じ薬剤、す
なわち40モルの酸化エチルンを含有する。
【0065】試験15:試験8におけると同じ薬剤、す
なわち60モルの酸化エチルンを含有する。
【0066】試験16:100モルのエチレンオキシド
を含有し、標準NFT30−402にしたがい測定して
IA =25mg/gの酸価を有するモノエステル。赤
外スペクトルを図12に示す。
【0067】各組成物の流動性指数(MFI)の測定は
、実施例1で使用したのと同じ手順により得られた。 その結果を下表IIに示す。
【0068】
【表2】
【0069】表IIは、分散剤がポリアリール基と16
〜40のアルキレンオキシド数とを有する場合、最良の
流動性指数(したがって最も流動性の組成物)が得られ
ることを示している。
【0070】実施例3 実施例1と同じ操作手順を用い4種の試験(試験17〜
20)を行なって、他の2種の樹脂を試験した。次の混
合物を作成した: 試験17:商品番号18242−7としてアルドリッチ
・カンパニー社により市販される280000の分子量
とMFI=4(200℃)とを有するポリスチレン30
0g、ミリカルブの名称でオムヤ・カンパニー社により
製造される2m2 g−1の比表面積を有する天然炭酸
カルシウム700g、および試験2にて先に使用したリ
ン酸ステアリル7g。
【0071】試験18:商品番号20054−9として
アルドリッチ・カンパニー社により市販される18.5
(180℃)のMFIを有するスチレン−ブタジエン樹
脂600g、ミリカルブの名称でオムヤ・カンパニー社
により製造される2m2 g−1の比表面積を有する天
然炭酸カルシウム600g、および先に試験2にて使用
したリン酸ステアリル6g。
【0072】試験19:試験17に使用したと同量の同
じ生成物であるが、リン酸ステアリルの代りに試験9で
先に使用した16モルのエチレンオキシドを含有するリ
ン酸トリスチリルフェノールを用いる。
【0073】試験20:試験18に使用したと同量の同
じ生成物であるが、リン酸ステアリルの代りに先に試験
9で使用した16モルのエチレンオキシドを含有するリ
ン酸トリスチリルフェノールを用いる。
【0074】組成物の流動性指数(MFI)は、実施例
1に使用した手順により測定した。その結果を下表II
I に示す。
【0075】
【表3】
【0076】表III は、本発明による熱可塑性組成
物が均質な外観を有しかつ従来技術の組成物とは異なり
流動性であることを示している。
【0077】実施例4 実施例1の手順を用いて次の成分を混合した:ラックレ
ンの名称でアトケム・カンパニー社により商品番号72
40として市販されるMFI=2.4(180℃)を有
するポリスチレン500g、試験すべき微粉末鉱物材料
500g、すなわち粒子の50%が2μm より小であ
りかつ粒子の全部が50μm より小であるマルチナー
ル(MARTINAL)OL104−Cの名称でマルチ
ンスウェルク・カンパニー社により市販される水酸化ア
ルミニウム(試験21および22)、名称AT1でサン
・アンド・ムルハウス・カンパニー社により市販される
水酸化チタン(試験23および24)、または15μm
 の平均粒度を有する水和硫酸カルシウム、および試験
9および試験No.22,24および26で先に使用さ
れた16モルのエチレンオキシドを含有するリン酸トリ
スチリルフェノール10g。
【0078】これら組成物の流動性指数(MFI)は実
施例1の手順にしたがったが、200℃にて測定した。 その結果を下表IVに示す。
【0079】
【表4】
【0080】表IVは、一般式(I)に相当する分散剤
によりたとえば水酸化アルミニウム、酸化チタンおよび
硫酸カルシウムのような種々の微粉末鉱物材料を充填し
た、流体である本発明の熱可塑性組成物の製造が可能に
なることを示している。
【0081】実施例5 実施例1の手順を用い、樹脂における充填剤の比率を増
加させて3種の試験(試験27〜29)を行なった。ミ
ルカルブの名称でオムヤ・カンパニー社により製造され
る天然炭酸カルシウムおよび20モルのエチレンオキシ
ドを含有するリン酸トリスチリルフェノール(先に試験
10で使用)の増加量を、ラックレンの名称でアトケム
・カンパニー社により、商品番号7240として市販さ
れる2.4(180℃)のMFIを有するポリスチレン
に添加した。組成物の流動性指数(MFI)は実施例1
の手順にしたがい測定した。その結果を下表Vに示す。
【0082】
【表5】
【0083】表Vは、一般式(I)に相当する分散剤が
、流体かつ均質であって樹脂と充填剤との合計重量に対
し85重量%の比率で微粉末鉱物材料が充填された熱可
塑性組成物をもたらすことを示している。これは従来技
術による組成物とは異なる。
【0084】実施例6 実施例1と同じ操作条件および同じ量を用いて、従来技
術による薬剤(試験30)を一般式(I)に対応する2
種の他の分散剤(試験31および32)と比較した。各
組成物の流動性指数は実施例1と同様に測定した。これ
ら測定値を下表VIに示す。
【0085】
【表6】
【0086】表VIは、一般式(I)に相当するこれら
2種の他の薬剤を用いて本発明による均質かつ流動性の
熱可塑性配合物が得られることを示している。
【0087】実施例7 この実施例は、従来技術および本発明による充填剤入り
熱可塑性組成物から作成されたプラスチック材料の脆性
または強度を評価する。標準NF  T51−035に
対応するプラスチックのシャルピー試験に対する耐性を
決定するため、試験35および34を行なった。
【0088】試験33は、MFIが180℃にて2.3
であり、657gのラックレン商品番号7240として
アトケム・カンパニー社により市販されるポリスチレン
と、343gのオムヤ・カンパニー社によりオムヤレン
(OMYALENE)G200の名称で市販される高濃
度の充填剤を含有したマスター混合物とで構成される従
来技術による熱可塑性組成物につき行なった。9.7m
m(幅)、60mm(長さ)および5mm(厚さ)の寸
法を有するスロットなしの試験試料を射出によって得た
【0089】試験34は、MFI=2.1(180℃)
を有しかつ700gの名称ラックレン商品番号7240
としてアトケム・カンパニー社により市販されるポリス
チレンと、300gの名称ミリカルブとしてオムヤ・カ
ンパニー社により作成される2m2 g−1の比表面積
を有する天然炭酸カルシウムと、16モルのエチレンオ
キシドを含有する3gのリン酸トリスチリルフェノール
とで構成された本発明による熱可塑性組成物につき行な
った。9.8mm(幅)、60mm(高さ)および5.
05(厚さ)の寸法を有するスロットなしの試験試料を
射出によって得た。
【0090】シャルピー試験に対する耐性を、標準NF
  T51−035にしたがい、これら試料について測
定した。その結果を下表VII に示す。
【0091】
【表7】
【0092】試験VII は、本発明の充填剤入り熱可
塑性組成物から得られた試料が、従来技術の充填剤入り
熱可塑性組成物を用いて得られた試料よりもシャルピー
試験に対し大きい耐性を有することを示している。
【0093】上記の教示に鑑み、本発明の多くの改変が
可能であることは明らかであろう。したがって、本発明
の範囲内において、ここに特に記載したとは異なって本
発明を実施しうることが了解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】リン酸トリフェニルの赤外スペクトル図。
【図2】リン酸ステアリルの赤外スペクトル図。
【図3】WAYFOS  M100 の赤外スペクトル
図。
【図4】リン酸ノニルフェノール50エチレンオキシド
の赤外スペクトル図。
【図5】リン酸トリスチリルフェノール16エチレンオ
キシドの赤外スペクトル図。
【図6】リン酸トリスチリルフェノール40エチレンオ
キシドの赤外スペクトル図。
【図7】リン酸トリスチリルフェノール60エチレンオ
キシドの赤外スペクトル図。
【図8】リン酸トリスチリルフェノール20エチレンオ
キシドの赤外スペクトル図。
【図9】リン酸トリスチリルフェノール18エチレンオ
キシド4プロピレンオキシドの赤外スペクトル図。
【図10】リン酸トリスチリルフェノール25エチレン
オキシドの赤外スペクトル図。
【図11】リン酸トリスチリルフェノール26エチレン
オキシドの赤外スペクトル図。
【図12】リン酸トリスチリルフェノール100 エチ
レンオキシドの赤外スペクトル図。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)ポリスチレンおよびその誘導体
    を含む熱可塑性樹脂と、(b)微粉末鉱物充填剤と、(
    c)一般式(I): 【化1】 [式中、Aは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリール基
    であり、xおよびyはx+yが1〜100の整数となる
    ような0〜100の整数であり、 【化2】 Bは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリール基またはア
    ルキル、アリール、アリールアルキル、アルキルアリー
    ル、アルカノイルもしくはアミン基であり、x1および
    y1はx1+y1が1〜100の整数となるような0〜
    100の整数であり、 【化3】 Eは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリール基またはア
    ルキル、アリール、アリールアルキル、アルキルアリー
    ル、アルカノイルもしくはアミン基であり、x2および
    y2はx2+y2が0〜100の整数となるような0〜
    100の整数であり、R1 およびR2 は同一でも異
    なってもよい]を有する分散剤とを含んでなることを特
    徴とする充填剤入り熱可塑性組成物。
  2. 【請求項2】  1種以上の慣用の添加剤、たとえば熱
    もしくは光化学安定剤、酸化防止剤、滑剤、可塑剤、静
    電防止剤、難燃剤、ガラス繊維およびガラス球をさらに
    含む請求項1に記載の熱可塑性組成物。
  3. 【請求項3】  熱可塑性樹脂が、ポリスチレン、スチ
    レン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジ
    エン−スチレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル
    共重合体またはスチレン−ブタジエン−スチレン共重合
    体樹脂である請求項1に記載の熱可塑性組成物。
  4. 【請求項4】  熱可塑性樹脂がスチレン樹脂である請
    求項3に記載の熱可塑性組成物。
  5. 【請求項5】  微粉末鉱物充填剤が天然もしくは沈澱
    炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン、硫
    酸カルシウムまたはその混合物である請求項1に記載の
    熱可塑性組成物。
  6. 【請求項6】  一般式(I)を有する分散剤における
    ポリアリール基Aが154〜2000の分子量を有する
    請求項1に記載の熱可塑性組成物。
  7. 【請求項7】  一般式(I)を有する分散剤における
    アルキレンオキシドの整数x+yが16〜40の範囲内
    である請求項1に記載の熱可塑性組成物。
  8. 【請求項8】  組成物が樹脂および充填剤の全重量に
    対し5〜85重量%の比率で微粉末鉱物充填剤を含有し
    、さらに一般式(I)に相当する分散剤を充填剤の重量
    に対し0.5〜5重量%の比率で含有する請求項1に記
    載の熱可塑性組成物。
  9. 【請求項9】  一般式: 【化4】 [式中、Aは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリール基
    であり、xおよびyはx+yが40より大かつ100以
    下の整数となるような0〜100の整数であり、【化5
    】 x1およびy1はx1+y1が100以下の整数となる
    ような0〜100の整数であり、Bは分枝鎖もしくは非
    分枝鎖のポリアリール基またはアルキル、アリール、ア
    リールアルキル、アルキルアリール、アルカノイルもし
    くはアミン基であり、 【化6】 x2およびy2はx2+y2が100未満もしくは10
    0に等しい整数を示すような0〜100の整数であり、
    Eは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリール基またはア
    ルキル、アリール、アリールアルキル、アルキルアリー
    ル、アルカノイルもしくはアミン基であり、R1 およ
    びR2 は同一でも異なってもよい]を有することを特
    徴とする熱可塑性組成物を製造するための分散剤。
  10. 【請求項10】  一般式(I)を有する分散剤におけ
    るポリアリール基Aが154〜2000の分子量を有す
    る請求項9に記載の分散剤。
  11. 【請求項11】  (a)ポリスチレンおよびその誘導
    体を含む熱可塑性樹脂と、(b)微粉末鉱物充填剤と、
    (c)一般式(I): 【化7】 [式中、Aは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリール基
    であり、xおよびyはx+yが1〜100の整数となる
    ような0〜100の整数であり、 【化8】 Bは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリール基またはア
    ルキル、アリール、アリールアルキル、アルキルアリー
    ル、アルカノイルもしくはアミン基であり、x1および
    y1はx1+y1が1〜100の整数となるような0〜
    100の整数であり、 【化9】 Eは分枝鎖もしくは非分枝鎖のポリアリール基またはア
    ルキル、アリール、アリールアルキル、アルキルアリー
    ル、アルカノイルもしくはアミン基であり、x2および
    y2はx2+y2が0〜100の整数となるような0〜
    100の整数であり、R1 およびR2 は同一でも異
    なってもよい]を有する分散剤とを含んでなる充填剤入
    り熱可塑性組成物を用いることからなるプラスチック物
    品の加工方法。
JP4006000A 1991-01-16 1992-01-16 分散剤を含有する充填剤入り熱可塑性組成物およびその使用 Pending JPH04318046A (ja)

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FR2671556B1 (fr) 1995-01-27
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