JPH04317662A

JPH04317662A - セラミック治療体

Info

Publication number: JPH04317662A
Application number: JP3112462A
Authority: JP
Inventors: Michio Kumamoto; 熊　本　　三　千　男
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-04-16
Filing date: 1991-04-16
Publication date: 1992-11-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、人体の皮膚に貼付して
血行を促進し、肩コリなどの筋肉疲労を解消するセラミ
ック治療体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、人体の皮膚に接触させて血行等を
促進させ、肩コリなどの筋肉疲労を解消し、肉体的、精
神的に回復させる治療効果を発揮させる治療器としては
、大別して、磁力によるもの、遠赤外線によるもの、物
理的な刺激によるもの、等が提供されている。

【０００３】なかでも磁力によるものが代表的であり、
例えば、実開昭４９−８８５９５号に示されるような接
着テープの中央部に磁気板を接着してなる磁気治療器を
挙げることができる。しかし、前記磁気板は、直径数ｍ
ｍ程度の円盤状であり、上下面が単なる平面であるため
、磁力線が上下面全体に分布し、治療効果が充分でない
ことから、例えば、実開昭５２−４６５９５号，特開昭
５８−９４８６４号，等に示されるような直径数ｍｍ程
度の円盤状の磁気板の被接着面と反対側の面に、半球状
の凸部を形成した磁気治療器が提案されている。また、
遠赤外線によるものは、前記磁気治療器と同様に遠赤外
線を放射するセラミック小片を、粘着テープや粘着パッ
ド等に貼付したものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の磁力に
よるものは、磁石小片を人体の皮膚に接触させて磁力線
の作用により、治療効果をあげるものであり、遠赤外線
によるものは、遠赤外線の作用により治療効果をあげる
ものであり、また、物理的な刺激によるものは、例えば
押圧による刺激によって治療効果をあげるものであるか
ら、いずれも治療効果は、磁力線による治療効果の範囲
、遠赤外線による治療効果の範囲及び物理的な刺激によ
る治療効果の範囲内に限定されてしまう不都合があった
。本発明は、このような点に鑑み磁力線，遠赤外線及び
微弱電流の相乗効果を発揮できるセラミック治療体を提
供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係るセラミック
治療体は、トルマリン（電気石）粉末と誘電率の低い非
鉄金属粉末の配合物を、水分を与えて混練し、成形乾燥
後、焼成してなることを特徴とする。前記トルマリン（
電気石）は、その生成過程によっていくつかの組成を示
すが、基本的には硼素を含む珪酸塩鉱物で、代表的なも
のの化学式は化１の通りである。

【化１】　　　　　　　　３｛ＮａＸ３　Ａｌ６　（ＢＯ３　）
３　Ｓｉ６　Ｏ１８（ＯＨ９　Ｆ）４　｝　　　　　　
　　　　（Ｘ＝Ｍｇ，Ｆｅ，Ｌｉなど）このトルマリン
がもつ永久電極に着目して、トルマリンを粉砕し粉末に
して微結晶として使用する。粉末の粒子としては、特に
限定はないが、略２〜３ミクロンでよい。また、前記誘
電率の低い非鉄金属は、トルマリン微結晶の間に介在し
、トルマリン微結晶が互に接近し過ぎて、反対符号の電
極どうしがうち消し会うことがないようにする電気絶縁
性の高いセラミックであり、木節粘土，頁岩粘土，がい
ろめ粘土，カオリン，遷移金属顔料（ＣｏＯ，ＭｎＯ２
　，Ｆｅ２　Ｏ３　，ＮｉＯ２　，ＣｕＯ等で、これら
の１つあるいは適宜の混合物），等を挙げることができ
る。使用に際してこれらのうちから適宜選択し、粉末に
して使用する。前記トルマリン（電気石）粉末の配合比
は、５〜３５重量％の範囲がよい。それは５重量％以下
では電気石電極が少なく微弱電流の発生が少なく効果が
期待できなく、３５重量％以上では電気石微結晶が接近
し過ぎて、反対符号の電極どうしがうち消し合ってしま
うからである。従って、誘電率の低い非鉄金属粉末とし
ては、９５〜６５重量％であって、これにより電気石微
結晶の間が、電気絶縁性の高いセラミックで埋められる
ことになる。また、前記焼成温度は、トルマリンの永久
電極は９５０〜１０００℃で消滅することが認められる
から、略９００℃以下がよい。セラミック治療体の具体
的な形状としては、中央に凸起を有するお椀型で、大き
さとしては、例えば直径４ミリメートル，高さ３ミリメ
ートル程度のものを挙げることができる。

【０００６】

【作用】セラミック治療体を、粘着テープ等により人体
、特に経路といわれるツボに貼着して使用すると、セラ
ミック治療体から、磁力線及び電磁波としての遠赤外線
が発生し、皮膚を通して内部の励起エネルギーとなって
筋肉細胞が緩められ、また、セラミック表面に存在して
、永久電極を持つ多数の電気石結晶が、交互にプラスと
マイナスの電極となり、電圧が高いが微弱な電流を発生
させる事により、もともと電流の流れである神経系統を
刺激し、全身の血行を促進する結果、疲労した筋肉の代
謝産物中の老廃物を取り除き、正常な新陳代謝を行って
肩コリなどの筋肉疲労を解消する。

【０００７】

【実施例】以下、実施例について本発明を説明する。配
合例として　　　　　　　　電気石粉末（２〜３ミクロン）　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０重量％　
　　　　　　　木節粘土　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　３０重量％　　　　　　　　カオリン　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　２０重量％　　　　　　　　
　　　　遷移金属顔料　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３０
重量％の配合物を、よく混合した後、適当な水分を与え
て混練し、これを成形して日陰で乾燥させてから、電気
炉により、９００℃を上限として焼成し、セラミック治
療体を得た。前記遷移金属顔料は、ＣｏＯ，ＭｎＯ２　
，Ｆｅ２，Ｏ３　，ＮｉＯ２　，ＣｕＯ等の混合物を使
用した。

【０００８】前記セラミッック治療体としては、その形
状は適宜選択すればよいが、例えば、成形する際に中央
に凸起を有するお椀型に成形して焼成し、図１に示す様
な中央に凸起２を有するお椀型のセラミック治療体１と
する。これを図２に示す様に人体の例えば経路といわれ
るツボ部分の皮膚４に、粘着テープ３等により貼着し、
使用するものである。前記セラミック治療体１の大きさ
としては、例えば、直径Ｒが４ミリメートル，高さＨが
３ミリメートル程度でよい。なお、人体に貼着する場所
は、特に限定されるわけではないが、経路といわれるツ
ボに貼着する方が効果が大きく好ましい。

【０００９】前記実施例のセラミック治療体１を試料と
して、磁力・遠赤外線を測定したところ磁力は３．０ガ
ウスであり、遠赤外線は図３に示す通りであった。図３
からは遠赤外線が発生していることが理解できる。

【００１０】

【発明の効果】以上説明の通り、本発明に係るセラミッ
ク治療体によれば、磁力線・遠赤外線・微弱電流の相乗
効果により、人体を刺激し血行を促進する結果、疲労し
た筋肉の代謝産物中の老廃物を取り除き、正常な新陳代
謝を行って、肩コリなどの筋肉疲労を解消する効果を奏
するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す斜視図である。

【図２】本発明の使用状態を示す断面図である。

【図３】実施例のセラミック治療体の遠赤外線の放射率
を測定したグラフである。

【符号の説明】

１　　セラミック治療体２　　凸起３　　粘着テープ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　トルマリン（電気石）粉末と誘電率の
低い非鉄金属粉末の配合物を、水分を与えて混練し、成
形乾燥後、焼成してなるセラミック治療体。
【請求項２】　　トルマリン粉末と誘電率の低い非鉄金
属粉末の配合比が、トルマリン粉末５〜３５重量％，誘
電率の低い非鉄金属粉末９５〜６５重量％である請求項
１記載のセラミック治療体。
【請求項３】　　形状が中央に凸起を有するお椀型であ
る請求項１記載のセラミック治療体。