JPH0431495A - 重質ナフサの改質方法 - Google Patents

重質ナフサの改質方法

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JPH0431495A
JPH0431495A JP13638790A JP13638790A JPH0431495A JP H0431495 A JPH0431495 A JP H0431495A JP 13638790 A JP13638790 A JP 13638790A JP 13638790 A JP13638790 A JP 13638790A JP H0431495 A JPH0431495 A JP H0431495A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は重質ナフサの改質方法に関し、より詳しく言う
と、従来の重質ナフサの接触改質反応によって得られる
リフオーメートを、より高オクタン価のガソリンもしく
はその基材等として有用な、芳香族炭化水素に富み、オ
クタン価の高い高品質のリフォーメートに改質し、結果
として重質ナフサから芳香族炭化水素に富み、オクタン
価の高い高品質のリフォーメートな高収率で経済的に製
造するという重質ナフサの改質方法に関する。
[従来の挟術と発明か解決しようとする課題]近年、ナ
フサ留分の接触改質反応による改質油(リフオーメート
)の生産か益々重要になってきている。こうしたリフォ
ーメートは、ガソリン基材への利用を主とするものであ
るのて、芳香族炭化水素に富み、オクタン価が高いこと
が要求される。
従来の重質ナフサの接触改質反応によるリフオーメート
の製造は、一般に、第3図に略示するように、C−、〜
C1l留分からなる脱硫ナフサで代表される重質ナフサ
1゛を接触改質反応塔2°によって改質し、その改質反
応生成物3°をスタビライザー 4°によって、炭素数
4以下あるいは3以下の軽質炭化水素を主成分とする0
4″′留分と水素からなるガス留分5°と主として炭素
数5以上あるいは4以上の炭化水素からなり、芳香族炭
化水素を含有する液状生成物であるリフオーメート6°
に分離することによって行われている。
しかしながら、このような従来の、重質ナフサの接触改
質反応の液状生成物であるリフオルメートもしくはその
製造方法においては、次のような重大な問題点かある。
重質ナツツの接触改質反応によって得られるリフオーメ
ート中のC6−C’y留分には多量のパラフィン系炭化
水素か含まれており、この留分は他の炭素数の留分と比
較するとオクタン価か低い。
これによって、リフオーメト■・全体のオクタン価か引
き下げられるという問題点かある。
すなわち、従来臥により重質ナツツから生産されるリフ
オーメートのオクタン価は、高オクタン価ガソリン基材
としては不十分てあり、より−層のオクタン価の向上か
望まれている。
そこで、リフオーメート中の06〜C9留分のオクタン
価の向−Lを目的に接触改質反応の反応条件を厳しくす
る処置、特に反応温度を高くする処置か取られる場合か
ある。
しかし、この場合には、オクタン価は向上するものの、
副生物であるメタン等の分解生成物の収率か増加し、そ
れに伴って水素の発生量か減少し2また、リフオーメト
[・の液収率すなわちガソリン留分の低Fを招くなどの
新たな問題か生しる。
ところで、ナフサ留分から芳香族炭化水素を製造する方
法として、白金担持l、型ゼオライト触媒等の白金族金
属相持巨大細孔ゼオライ1−を用いる方法か提案されて
いる(特開昭59−80333号公報、特開昭61−5
7653号公報、特開昭63−91334号公報、特開
昭63−11985号公報、特開平1−127043号
公報、特願昭63−280348号、特願昭61−22
6273号、米国特許明細書第4416806号等参照
)。
これらの触媒は、比較的温和な反応条件Fても、特に0
6〜C7留分のパラフィン系炭化水素から芳香族炭化水
素を得る際の転化率および選択率か高いという特徴を有
している。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたちのである。
本発明の目的は、前記問題点を解決し、重質ナフサの接
触改質反応によって得られるリフオーメトを、芳香族炭
化水素に富み、オクタン価の高い、高品質のリフォーメ
ートに改質し、重質ナフサから芳香族炭化水素に富み、
高オクタン価のガソリン基材等として有用な高品質のリ
フォーメートを収率よく、しかも経済的に生産すること
かできる重質ナフサの改質方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは2前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた
結果、従来の重質ナフサの接触i!に質反応によっC得
られるリフオーメートのオクタン価の低減の原因となっ
ていたパラフィン系炭化水素を多量に含有するC6〜C
2留分を、該リフオーメート・から分離し、この分離し
た06〜C7留分を特定の触媒て処理して、主に芳香族
炭化水素と水素とを生成するように芳香族化し、得られ
た芳香族炭化水素に富んだ液状生成物留分な、前記06
〜C7留分な分離除去したリフォーメートに混合するこ
とによって、3香放炭化水素に富み。
オクタン価の向上した高品質のリフオーメ−1〜を、収
率よ<、1ノかも水素の発生量を高く鮒持し、経済的に
製造することができることを見出し、その知見に基づい
て未発1」を完成するに至った。
すなわち、本発明は、重質ナフサの接触改質反応によっ
て得られるリフオーメートから少なくとも70容fit
%以上のパラフィン系炭化水素を含む06〜C7留分を
分離し、この06−C7留分な少なくとも一種類の周期
表第■族金属を含有する巨大網孔ゼオライ1−からなる
触媒に接触させて芳香族化し、得られた反応混合物から
液生成物留分を分離し、この分離した液生成物留分を前
記c6〜C7留分を分離除去したリフォーメートに混合
することを特徴とする重質ナフサの改質方法に係る。
以下に1本発明の方法を、適宜に図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
第1図は1本発明の方法を実施するに当たって好適に採
用されるリフオーメートの製造工程の一例を流れ図とし
て示したものである。
以下、主として第1図を用いて本発明の詳細な説明する
か、この第1図に示す流れ図は1本発明の方法を分かり
易く説明するために簡略化して示したものであり、実際
の製造工程は、必ずしもこれに限定されるものではなく
1種々の変形および応用が可能である。
たとえば、第2図に示すように、第1図にある分留塔7
を用いずに、スタビライザー4において、前記芳香族化
に供する前記所定のC6〜C7留分(C,〜C7留分8
)を分留して取り出す方式を採用することがてきる。
この第2図による方式では、従来型のリフォーメート(
第1図におけるリフオーメート6)をそのままスタビラ
イザー4から取り出さない、この第2図の方式を用いる
例は、vk記の実施例2において述べることにし、以下
においては、第1図に例示するような分留塔を用いる方
式に沿って詳細に説明する。
本発明の方法においては、第1図に例示するように重質
ナフサlと必要に応じて使用される水素ガスとを接触改
質反応塔2に供給して接触改質反応し、得られた改質反
応生成物3からスタビライザー4によって、炭素数が通
常1〜4程度である低級炭化水素を主成分とする軽質炭
化水素留分(以下、これを04−留分と称すことがある
。)と水素からなるガス留分5を分離し、主として炭素
数4もしくは5以上の炭化水素からなり、芳香族炭化水
素を含有する液状生成物であるリフオーメート6を得る
前記重質ナフサ(重質ナフサl)としては、従来のこの
種の重質ナフサの接触改質反応に使用されるもの、すな
わち、炭素数が通常5〜11程度である炭化水素の混合
物を使用することがてきる。
前記重質ナフサにイオウ成分が含まれている場合には、
接触改質反応塔2の前に脱硫塔を設けるなどして、常法
に従って脱硫処理を施したのち接触改質反応に供するこ
とが望ましい。
このように脱硫塔を設ける場合には、前記水素の一部も
しくは全部を重質ナフサとともに脱硫反応塔に供給して
もよい。
なお、前記重質ナフサの接触改質反応および脱硫処理の
条件ならびに従来型のリフォーメートであるリフオーメ
ート6の製造工程までは、従来法と同様にして好適に行
うことができるので、その詳細な説明は省略する。
本発明の方法においては、このように従来の方法によっ
て得られたリフォーメート(リフオーメート6)を原料
油として用い、これに対して以下に示すような特定の処
理を施して、より一層芳香族炭化水素に富み、オクタン
価かより一層向上した所望のリフォーメートを製造する
すなわち、本発明の方法において実質的な改善処理の対
象となるリフオーメート(以下、原料リフオーメートと
称すことがある。)としては、公知の各種のリフォーミ
ング触媒を用いて重質ナフサの接触改質反応によって得
られる種々の組成のリフオーメートを使用することがで
きる。
この原料リフオーメートとして使用する従来型のリフォ
ーメート(第1図におけるリフオーメート6)の組成は
、接触改質反応の条件やその反応生成物の気液分離条件
等によって多少異なるが。
通常の場合、炭素数4から11程度の炭化水素混合物で
あり、具体的には、イソブタン、n−ブタン、インペン
タン、n−ペンタン、2−メチル−2−ブテン、2.3
−ジメチルブタン、2−メチルペンタン、3−メチルペ
ンタン、n−ヘキサン、2−メチル−2−ペンテン、メ
チルシクロペンタン、2.4−ジメチルペンタン、ベン
ゼン。
3.3−ジメチルペンタン、2−メチルヘキサン、3−
メチルヘキサン、l−)ランス−2−ジメチルシクロペ
ンタン、n−へブタン、4−メチル−1−ヘキセン、2
,4−ジメチルヘキサン。
トルエン、4−メチルへブタン、n−オクタン。
エチルベンゼン、m−キシレン、P−キシレン、0−キ
シレン、■−メチルー2−エチルベンゼン、1,2.4
−)−リメチルベンゼン等が主な成分である。
本発明の方法において、前記原料リフオーメートの改善
処理(すなわち、選択的改質処理)は、以下に示す工程
によって行うことができる。
すなわち1本発明の方法においては、前記リフオーメー
トから、まず、少なくとも70容饅%以上のパラフィン
系炭化水素を含むCt、〜Cア留分を分離する。
この分離は、たとえば、第2図に例示するように従来の
スタビライザー4を改造し、適切な分留条件を設定して
、06〜Cγ留分のサイドカットを行うことによりでも
可能であるが1分離精度をより高く、安定に確保するに
は、以下に詳述するように分留塔によりて行うのがよい
すなわち、通常の場合は、分留塔を1塔あるいは2基稈
度設置し、これを用いて前記C6〜C7留分の分離を行
うのか望ましい。
第1I間には、iqのこの分留塔7を設けて行う場合の
例を示しである。以f、この場合を例として説明する。
まず、スタビライザー4の塔底付近から抜き出されるリ
フオーメート6すなわち[4リフオーメートを分留塔7
の中段付近に供給する。そして、分留塔7の塔頂付近か
ら炭素数5以下の留分および炭素数68度の炭化水素の
一部からなる軽質留分9を、また、その塔底付近から主
として炭素数8以上の重質留分lOをそれぞれ抜き出し
、それらを混合し、前記所定の06〜C7留分を分離除
去したリフォーメートであるリフオーメート11とする
また、場合によっては前記重質留分lOをそのままり)
オーメート11として使用することもできる(たとえば
、後記の実施例2て述べるような第2図の方式を採用す
る場合には、スタビライザー4から直接取り出した重質
留分10をリフオーメート+1として使用する例である
。)。
一方、前記所定の06〜C7留分(すなわち。
少なくと670容1%以上のパラフィン系炭化水素を含
む06〜C7留分)であるC6〜C?留分8を分留塔7
の中段付近(通常、 M114ワフォーメート6の供給
段より少し上の蒸留トレイとするのか好ましい、)から
抜き出し、C6〜C1留分8を水素含有リサイクルガス
17と共に芳香族化反応塔12に供給する。なお、分留
塔7による分留の際、軽質留分9および/またはC8〜
C?留分8をそれぞれ分留塔7にリフラックスすること
によヮて分留効果をより一層向上させることかてきる。
この分留塔7の操作条件は、通常、次のように選定する
のが好適である。
すなわち、蒸留トレイを、通常、10〜70段、好まし
くは30〜65段とし、蒸留操作の温度を、通常、60
〜250℃、好ましくは80〜170℃とし、また、圧
力な0〜20 Kg/cm”G、好ましくは1〜15 
Kg/cm”Gとするのが好適である。
また、リフラックス比は、0.5〜4.5■ol/膳o
1とするのか好ましく、D、B 〜3.5 mol/■
o1の範囲に設定するのかより一層好ましい。
一方、z塔の分留塔を設置して行う場合には、まず、第
1塔で原車1リフオーメート(リフす一メート6)を重
質留分lOに対応するC6゛留分とそれより低沸留分で
あるC7−留分に分留し、次に、第2塔てこのC7−留
分を軽質留分9に対応する留分(C,の一部と炭素数5
以下の炭化水素を主成分とする留分)と前記所定のC6
〜C7留分(C6〜C7留分8)に分留し、該C6〜C
7留分な芳香族化反応塔12に供給する方式か好適に採
用される。
ところて、ベンゼンはアンチノック性か高い反面、有害
物質であることか知られている。また、ガソリン中のベ
ンゼンはエンジン排ガスから多環芳香族となって排出さ
れることがあり、その発癌性等などが問題視されている
。このことは、ガソリン中のベンゼン含有縁如何によっ
ては、ガソリンの使用規制を受ける根拠になる。したが
って、この観点からガソリンの製造にあたっては、ベン
ゼンの生成なてきるだけ抑制することが望ましい。よっ
て、原料リフオーメート(リフオメート6)から前記C
6〜C7留分(CS〜C2留分8)を分離する際には、
てきるだけC6留分の含有量を減らし、C7留分な多く
し、これを芳香族化することか好ましい。
本発明の方法においては2次に、原料リフオーメート(
リフオーメート6)から分離された前記06〜C7留分
を少なくとも一種類の周期表第■族金属を含有する巨大
細孔ゼオライトからなる触媒に接触させて芳香族化する
前記06〜C?留分(C6〜Ct留分8)の芳香族化反
応に使用する触媒としては1、少なくとも一種の周期表
第■族金属を含有する巨大細孔ゼオライトからなる触媒
が使用される。
この巨大細孔ゼオライトとしては、L型ゼオライト、X
型ゼオライト、Y型ゼオライト等の各種の巨大細孔ゼオ
ライトを使用することもてきるが、特にL型ゼオライト
が好ましい。
なお、これらの巨大細孔ゼオライトは、一種単独て使用
してもよいし、必要に応じて、二種以上を併用してもよ
いし、あるいは本発明の目的を阻害することなく前記芳
香族化反応を行いつる限り、他のゼオライトやシリカア
ルミナ、アルミナ、シリカ等の他の酸化物等の相体やバ
インダーなどと適宜に混合して用いることもできる。
ここて、Lfiゼオライトは一般に次の組成式0式% (たたし1式中のMは、アルカリ金属またはアルカリ土
類金属を示し、nはMの原子価を示す、) て表すことができ、具体的には1例えば、特開昭58−
133835号公報第9〜10頁および特開昭59−8
0333号公報第5頁などに開示されているものである
なお、この芳香族化反応に使用する前記触媒には、フロ
ン等のハロゲン含有化合物によって処理してハロゲンを
含有させることが好ましい。
前記触媒中に巨大細孔ゼオライトとハロゲンとを含有さ
せるために、ハロゲン含有化合物で処理した巨大細孔ゼ
オライトを使用することが好ましい。
前記ハロゲン含有化合物としては、弗素含有化合物か最
も好ましいのであるか、塩素含有化合物、臭素含有化合
物、沃素含有化合物も使用することかできる。
前記弗素含有化合物としては、通常はフロンガスと称さ
れるフッ化炭化水素あるいはフッ化塩化炭化水素等が好
適であり、具体的には、たとえば、トリクロロモノフル
オロメタンCCFCIL、:フロン11) 、ジクロロ
ジフルオロメタン(CF++CJl 2:フロン12)
、モノクロロトリフルオロメタン(CF、C1:フロン
13)、ジクロロモノフルオロメタン(CIIFI 、
 :フロン21)、モノクロロジフルオロメタン(CH
F、 C1:フロン22)、)−リフルオロメタン(C
HF+:フロン23)、テトラフルオロメタン(CF、
:フロン14) 、 1,1.2− )ジクロロ−1,
2,2−トリフルオロエタン(ChCRCF C1t:
フロン113)あるいは】、2−シクロロー1.1,2
.2−テトラフルオロエタン(CF、CI CFIC文
:フロン114)などが挙げられる。
また、フッ素含有化合物以外のハロゲン含有化合物とし
ては、たとえば4四塩化炭素(Ccs14)。
クロロホルム(CIICJ13)、ジクロロメタン(C
Il。
C旦、)、ヘキサクロロエタン(CaC2g ) 、テ
トラクロロエタン(C2H,i4 )あるいはジクロロ
エタン(C,11,C文2)等の塩素化炭化水素などが
挙げられる。
このハロゲン含有化合物処理は、第■族金属の相持前に
行ってもよく、また担持後に行ってもよい。また、ハロ
ゲン含有化合物は、窒素、および/または水素等とのガ
ス混合物の状態で使用することもできる。
巨大細孔ゼオライトをハロゲン含有化合物で処理する際
の条件は、特に制限はなく各種の状況に応して適宜に定
めればよいが1通常300〜550℃、好ましくは45
0〜sso’cの温度にて、通常1〜40時間の時間を
かけて、巨大細孔ゼオライトをハロゲン含有化合物と接
触させるのがよい、なお、ハロゲン含有化合物の種類お
よび濃度に応じて適宜に設定することかできる。
前記周期表第■族金属としては、白金、パラジウム、ニ
ッケル、ロジウム等を挙げることかできる。これらの中
でも、特に白金か好ましい、なお、これらの金属は、一
種単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよい
白金源としては、各種のものが考えられるか、具体的に
は塩化白金酸塩、臭化白金酸、およびヨウ化白金酸等の
ハロゲン化白金酸、塩化白金酸ナトリウム等のハロゲン
化白金酸塩、塩化テトラアンミン白金、水酸化テトラア
ンミン白金、およびジニトロジアミノ白金等の白金アン
ミン錯塩などが挙げられる。また、白金ニトリル錯体、
白金ニトロシル錯体、白金ホスフィン錯体、白金アヤチ
ルアセトナト錯体等も使用することができる。
これら白金源はその一種単独を使用することもできるし
、またその二挿具」−を併用することもできる。
前記各種の白金源の中でも、塩化テトラアンミン白金、
塩化白金酸、塩化白金酸墳、水酸化テトラアンミン白金
、ジニトロアシアミン白金等が好ましい。
パラジウム源としては、各種のものか考えられるか、具
体的には、塩化パラジウム等のハロゲン化パラジウム、
硝酸パラジウム、塩化テトラアンミンパラジウム、テト
ラクロロパラジウム酸アンモニウム、酸化パラジウム、
水酸化パラジウムなどが挙げられる。
これらパラジウム源はその一種単独を使用することもて
きるし、またその二種以上を併用することもてきる。
前記各種のパラジウム源の中でも、ハロゲン化パラジウ
ムが好ましく、特に塩化パラジウムが好ましい。
ニッケル源としては、各種のものか考えられるか、具体
的には塩化ニッケル、臭化ニッケル、ヨウ化ニッケル等
のハロゲン化ニッケル、硝酸二・ンケル、硫酸ニッケル
、水酸化ニッケル、硝酸二・ンケル、炭酸ニッケル、酸
化ニッケル、酢酸ニッケル、ギ酸ニッケル、シュウ酸ニ
ッケル、ニッケルアセチルアセトナトなどが挙げられる
これらニッケル源はその一種単独を使用することもでき
るし、またその二M以上な併用することもてきる。
前記各種のニッケル源の中でも、ハロゲン化ニッケルが
好ましく、特に塩化ニッケルが好ましい 前記ロジウムの金属源としては、各種のものが考えられ
るが、具体的には塩化ロジウム等のハロン化ロジウム、
塩化ロジウム酸ナトリウム等のへロゲン化ロジウム酸墳
、塩化ロジウム酸アンモニウム等のハロゲン化ロジウム
酸アンモニウム、水酸化ロジウム、酸化ロジウム、硝酸
ロジウムなどが挙げられる。
これらロジウム源はその一種単独を使用することもでき
るし、またその二種以上を併用することもできる。
前記各種のロジウム源の中でも、ハロゲン化ロジウムが
好ましく、特に塩化ロジウムが好ましい。
前記巨大細孔ゼオライトに含有(Ml $、¥ )させ
る周期表第■族金属の割合(相持量)は、触媒全体に対
する金属の乗値として、通常0.1〜5.0重積%、好
ましくは0.3〜1.5重量%の範囲とするのか適当で
ある。
この巨大細孔ゼオライトに周期表第■族金属を含有させ
る方法としては特に制限はなく、たとえば、巨大細孔ゼ
オライトの調製と共に含有させてもよく、あるいは予め
用意した巨大細孔ゼオライトに担持することにより含有
させてもよいか1通常は、後者の手法か好適に採用され
る。相持方法としても、特に制限はなく、公知の方法等
の各種の方法を使用することができるが、−船釣には、
湿式担持法、たと犬ば、真空含浸法や常圧含浸法等の含
侵法、吸着法、浸漬法、イオン交換法、溶媒蒸発法など
により行えばよい。
削記芳香族化反応に使用する前記触媒の形状としては特
に制限はなく、所望に応じて各種の形状のものに成形し
て使用することができる。この成形に際して、ittバ
インダーを使用することができる、このバインダーとし
ては、本発明の目的に支障なく前記芳香族化反応を達成
することができるものであればどのようなものも使用す
るすることができ、具体例としては1例えば、アルミナ
シリカ、シリカ・アルミナ、各種の粘土鉱物などを挙げ
ることができる。
また、前記触媒には本発明の目的なく前記芳香族化反応
を行いつる限りにおいて、他の成分を含有させることも
できる。
なお、前記触媒は、その調製工程において、あるいは芳
香族化反応に供する前に、必要に応じて、乾燥、焼成、
還元、その他の活性化処理、再生処理等の各種の処理を
施してもよい、こうした各種の処理は、常法に従ワて行
うことができる。
前記芳香族化反応の反応操作方式としては、連続流通法
、半連続法1回分法あるいはこれらの組合せ方式など、
原理的にはどのような方式によっても可能であるが、連
続流通法が好ましい、連続流通法としては、固定床方式
、流動床方式、移動床方式など各種の方式が採用可能で
あるが、通常は、固定床方式が好適に採用される。
第1図の例では、この芳香族化反応は芳香族化反応hI
112において連続流通法、好ましくは固定床方式で行
われる。
なお、この芳香族化反応は、通常−段反応法で十分であ
るが、必要に応じて、二段以上の多段反応法により行つ
てもよい。
また、前記芳香族化反応は1本発明の目的を阻害しない
範囲内で1例えば、窒素ガス、アルゴン、ヘリウムなど
の不活性ガスの共存下で行うこともできる。
この芳香族化反応は1通常、以下に示す反応条件て好適
に行うことができる。
すなわち1反応源度は、通常、400〜550℃、好ま
しくは430〜530℃のiK囲に設定するのが適当で
あり1反応圧力は、通常、大気圧〜35にg7cm”G
、好ましくは2〜lOにg/cm”Gの範囲とするのが
適当である。
反応温度が、あまり高すぎると不都合な分解反応生成物
が多くなり、芳香族化合物の収率が低下したり、触媒の
劣化や破壊が起こり易くなり。
方、温度があまり低すぎると十分な反応速度が得られな
いことがある。
前記芳香族化反応を連続流通法で行うに際しての重量基
準の空間速度(WHSV)は、供給する前記06〜C7
留分(Ca〜C7留分8)に対して、通常、0.1〜1
Ohr−’、好ましくは0.5〜5hr−’の範囲にす
るのが適当である。
なお、前記芳香族化反応は、前記06〜Cツ留分(Ct
、〜C7留分8)と共に水素を反応系(芳香族化反応塔
12)に供給して行うことができる。
この供給する水素の割合は、供給する前記06〜C2留
分(Ca〜C7留分8)1モル当たり。
通常、0〜20モル、好ましくは0〜10モルの範囲に
するのが適当である。
この水素の供給割合があまり多すぎると、過度の水素化
分解が起こり易くなり、また、水素分圧と化学平衡組成
の関係から、芳香族炭化水素の生成にとっては不利にな
り、芳香族炭化水素の収率が低下することがある。しか
しながら、反応系に適当な水1g濃度を保つことによつ
て、コーキングを抑制し、触媒寿命を増加させることが
できる。
また、前記芳香族化反応は、該反応の生成物の一部、特
に水素を含有するガス生成物の一部を該反応系にリサイ
クルして行うことができる。具体的には、たとえば、第
1図を例として後述するように、芳香族化反応生成物1
3を分離槽14で液生成物留分15とガス生成物留分1
6とに分離後、そのガス生成物留分16の一部を水素含
有リサイクルガス17として芳香族化反応塔12にリサ
イクルする形で行うのが好ましい。
以上のようにして、芳香族化反応を行うことによって、
前記C,〜C7留分(CS〜C7留分8)は前触媒の作
用によって、脱水素環化や異性化を主にする改質反応に
よって、主に水素と芳香族炭化水素に転化される。
本発明の方法においては、前記芳香族化反応によって得
られた生成物を液生成拘留分とガス生成拘留分とに分離
する。
ここてガス生成物留分とは、水素および炭素数1〜3の
炭化水素を主成分とし、これに一部の炭化水素4の炭化
水素を含有する留分てあり、通常、これはC4−留分と
も呼ばれることがある。
一方、前記液生成物留分とは、炭素数5以上の炭化水素
を主成分とし、これに一部の炭素数4程度の低級炭化水
素成分を含有する留分てあり、通常、これはC1留分と
呼ばれることがある。
この液生成物留分は、前記芳香族化によって多量の芳香
族炭化水素が生成しているので、芳香族炭化水素を主体
にする炭化水素の混合物であり。
具体的には、イソブタン、n−ブタン、イソペンタン、
n−ペンタン、2−メチル−2−ブテン、シクロペンタ
ン、2.3−ジメチルブタン、2−メチルペンタン、3
−メチルペンタン、n−ヘキサン、2−メチル−2−ペ
ンテン、メチルシクロペンタン、2.4−ジメチルペン
タン、ベンゼン、3,3−ジメチルペンタン、シクロヘ
キサン、2−メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、l
−トランス−2−ジメチルシクロペンタン、n−へブタ
ン、l−ヘプテン、メチルシクロヘキサン、4−メチル
−1−ヘキセン、2,4−ジメチルヘキサン、エチルシ
クロペンタン、トルエン等の混合物である。
前記芳香族化反応生成物を前記ガス生成物留分と前記液
生成物留分に分離する方法としては特に制限はなく、通
常は、公知の蒸留法もしくは気液分離法によって容易に
行うことができる。具体的には、たとえば、第117に
例示のように、芳香族化反応塔12から得られた芳香族
化反応生成物13を分離槽14によって気液分離し、前
記ガス生成物留分16と液生成物留分15に分離する方
杖を好適に採用することかてきる。
本発明の方杖においては、このようにして分離した液生
I&物留分(液生成拘留分15)を、前記C6〜C7留
分(C6〜C7留分8)を分離したリフォーメート(リ
フオーメート11)に混合し、目的にする最終生成物で
あるリフオーメート(リフオーメート18)にする。
このように本発明の方法によって製造されたリフォーメ
ート(リフオーメート18)は、芳香族炭化水素に富み
、オクタン価が高い高品質のリフォーメートであり、高
オクタン価ガソリン基材をはじめにする種々の用途、た
とえば、石油化学M料や溶剤等として好適に利用するこ
とができる。
一方、ガス生成物留分(ガス生成物留分15)は、必要
に応じて、w41図に示すように、その−部を水素含有
リサイクルガス17として適宜前記芳香族化反応系(芳
香族化反応塔12)にリサイクルし、有効に利用するこ
とができ、この残りのガス生成物留分(ガス生成物留分
16)は排出ガス生成物留分19として系外に排出され
る0通常、このガス生成物はプラント水素の供給源にな
り、灯・軽油あるいは重油の脱硫などに用いられる。
[実施例] 次に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
が、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発
明の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形および応用がr
j(能である。
(実施例1) 第1図に示す装とを用いて、公知のりフォーミング触媒
により公知の方法に従って、重質ナフジの接触改質反応
を行い、スタビライザー4によって分離された従来型の
リフォーメート(リフオルメート6)を得た。
このリフオーメート(リフオーメート6)は、炭素数4
〜11程度の炭化水素の混合物であり、その具体的な組
成および性状を第1表に示す。
第1表CrX料リフオーメート、 C5”留分)次に、
このリフオーメート(リフオーメート6)を原料油とし
て用い、これを分留塔7に中段付近から供給し1次に示
す操作条件で、少なくとも70容量%以上のパラフィン
系炭化水素を含む06〜C7留分である06〜C7留分
8(サイドカット06〜Cテ留分)と、炭素数4および
5の炭化水素を主成分とし一部のC6留分を含有する軽
質留分9と炭素数8以上の炭化水素を主成分にする重質
留分lOに分留した。
なお、C6〜C?留分8は1分留塔7におけるリフオー
メート6の供給段の少し上の蒸留トレイから抜き出し、
重質留分10は塔底付近より、方、軽質留分9は塔頂付
近より取り出した。
また、第1図には示さないが、C6〜c7留分8および
軽質留分9の一部をそれぞれ、下記のりフラックス比で
リフラックスさせた。
−分留塔7の操作条件− 蒸留トレイ段数    60段 温度 塔頂       91″C 塔底      167℃ 圧力 塔頂      1 、4 Kg/cs”G塔底   
   1.8Kg/c■2Gリフラックス比 軽質留分9   3.3モル1モル C6〜C7留分8  1.0モル1モル以上のようにし
て、供給リフオーメート(リフオーメート6)に対して
IO容量%のC6〜C7留分8を得た。
次に1以上のようにして分留塔7から抜き出された06
〜C7留分8を水素と共に芳香族化反応塔12に連続的
に供給し、固定床方式により1.0重量%白金相持フロ
ン処理し型ゼオライト触媒(以下の方法により調製した
。)を用いて1次の反応条件て反応させ、芳香族化した
0次いで、得られた芳香族化反応生成物13を分離槽1
4に供給し、ガス生成物留分16と液生成物留分15に
分離した。
−触媒調整法− シリカバインダー成型り型ゼオライト[球状:直径的1
.5ms ] 15gを口径20m mの石英反応管に
充填し、空気を流通しながら200℃に30分間加熱し
た後、流通ガスを空気からCF3 C1(フロン]3)
に切付えて、500℃に昇温し、120分間かけて加熱
処理した。その後、ガスを再び空気に切替えて降温し、
ハロゲン含有し型ゼオライトを得た。
次に、ハロゲン含有し型ゼオライトに対して。
白金として1.0重量%の担持率になるように、テトラ
アンミン白金を前記フロン処理し型ゼオライトの飽和含
水量に相当する脱イオン水に溶解した水溶液を含浸し、
白金を担持した。担持後、乾燥器で80℃、3時間乾燥
し、粉砕後、16〜32メツシユにふるい分けて触媒を
得た。
上記で得た触媒1.5 gを採取し1石英反応管に充填
し、水素の流通下に540℃に加熱しながら24時間か
けて還元処理を行った。
−芳香族化反応の反応条件− 反応温度      460℃ 反応圧力        5 Kg/cm”G空間速度
(Wl(SV)   2hr−’供給(水素/原料油1
)比 5モル1モル本この場合、原料油は06〜C7留
分8を示す。
第2表 一分離槽14の操作条件− 温度      5℃ 圧力      4にg/cs”G 以」−の芳香族化反応と分離による成績を第2表に示す
選択率の定義 水素から生成した芳香族炭化水素を含まないものとした
次に、以−Lのようにして分離槽14から回収された液
生成物留分15を、前記分留塔7の塔底付近から取り出
した重質留分10と塔頂付近より取り出した軽質留分9
とを混合して得られたリフオーメー)11に混合し、目
的にするリフォーメート18を得た。
このリフオーメート18は、第2表からも明らかなよう
に、芳香族炭化水素含有量が少なく、オクタン価も低い
従来のリフォーメート中の06〜C7留分8が芳香族炭
化水素に富み、オクタン価か著しく向上した液生成物留
分15に置き換えられた組成を有しており、したがって
、芳香族炭化水素に富み、オクタン価が高い高品質のリ
フォーメートである。
(実施例2) 第2図に示す装置を用い、第1図における分留塔7とス
タビライザー4とを兼ねる形で1分留塔を用いずにスタ
ビライザー4によって改質反応生成物3から直接、リフ
オーメー)−11および06〜C?留分8を分留により
取り出し、かつ、重質留分lOに軽質留分9を混合しな
かった以外は、実施例1と同様にして実施した。
なお、スタビライザー4による分留条件は、以rの通り
とした。
−スタビライザ−4の操作条件− 蒸留トレイ段数    60段 温度 塔頂 90℃ 塔底 228℃ 圧力 塔頂     15 、 OKg/cs2G塔底   
  15.4Kg/c■2Gリフラックス比 塔頂(LPG) C6〜b 2.0モル1モル 0.9モル1モル 以上のようにして、供給リフオーメート(第1図の方式
による実施例1におけるリフオーメート6に相当する組
成のリフォーメート)に対してIO容量%のC6〜C7
留分8を得た。
このスタビライザー4から抜き出された06〜C7留分
8を実施例1と同様にして芳香族化反応に供し1次いて
得られた芳香族化反応生成物13を実施例1と同様にし
て分離槽14で分離し、液生成物留分15を得た。
以上の芳香族化反応と分離による成績を第3表に示す。
第3表 選択率の定義 選択率 ただし、ここでは芳香族生成量はナフテン系炭化水素か
ら生成した芳香族炭化水素を含まないものとした。
次に、スタビライザー4の塔底刊近から取り出した重質
留分11と上記分離槽14によって分離した液生成物留
分15を混合し、目的にするリフォーメート(リフオー
メート18)を得た。
このリフオーメート18は、第3表からも明らかなよう
に、芳香族炭化水素含有量が少なく、オクタン価も低い
従来のリフォーメート中の06〜C7留分8か芳香族炭
化水素に富み、オクタン価か著しく向上した液生成物留
分15に置き換えられた組成を有しており、したがって
、芳香族炭化水素に富み、オクタン価が高い高品質のリ
フォーメートである。
[発明の効果] 本発明によると、以下に示す効果を奏することかできる
■ 従来の重質ナフサの接触改質反応による従来型のリ
フォーメートから、そのオクタン価を引き下げている特
定の留分であるC6〜C7留分を分離し、これを特定の
触媒系にて芳香族化し、芳香族炭化水素に富みオクタン
価の向上した液生成物留分をC6〜C7留分を分離した
リフォーメートに戻し、新たに目的にするリフォーメー
トを構成するという特定の方法を用いているので、従来
のリフォーメートに比べて、芳香族炭化水素に富み、オ
クタン価が向上した高品質のリフォーメートを収率よく
製造することができる。
■ 上記の芳香族化反応において、パラフィン系炭化水
素を主成分にする06〜C7留分に対して高活性および
高選択率を示す特定の触媒を用いているので、比較的温
和な反応条件下で該06〜C7留分な芳香族炭化水素に
富む留分に改質することがてき、その結果、上記のよう
にリフオーメートの芳香族炭化水素含有量およびオクタ
ン価を増加させた上に、水素の発生量を増加させること
もてきるので、経済的に極めて有利である。
すなわち、本発明によると、重質ナフサから芳香族炭化
水素に富み、高オクタン価のガソリン基材等として有用
な高品質のリフォーメートを収率よく、しかも経済的に
生産することができる重質ナフサの改質方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ、本発明の重質ナフサ
の改質方法に使用する装置の主な構成および主な留分の
流れ図の一例な略示した説明図である。 第3図は、従来の重質ナフサの改質方法に使用される装
置の主な構成および主な留分の流れ図の一例な略示した
説明図である。 1.1°・・・・・・重質ナフサ、2,2°・・・・・
・接触改質反応塔、3,3°・・・・・・改質反応生成
物、4,4゛・・・・・・スタビライザー、5,5′・
・・・・・ガス留分、6.6゛・・・・・・リフオーメ
ート(従来型)、7・・・・・・分留塔、8・・・・・
・C6〜C7留分(少なくとも70容量%以上のパラフ
ィン系炭化水素を含む)、9・・・・・・軽質留分、l
O・・・・・・重質留分、11・・・・・・リフオーメ
ート(06〜C?留分8を分離除去したもの)、12・
・・・・・芳香族化反応塔、13・・・・・・芳香族化
反応生成物、14・・・・・・分離槽、15・・・・・
・液生成物留分、1ト・・・・・ガス生成物留分、17
・・・・・・水素含有リサイクルガス、 18・・・・
・・リフオーメート (目的生成物) 19・・・・・・排出ガス生成 物留分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重質ナフサの接触改質反応によって得られるリフ
    ォーメートから少なくとも70容量%以上のパラフィン
    系炭化水素を含むC_6〜C_7留分を分離し、このC
    _6〜C_7留分を少なくとも一種類の周期表第VIII族
    金属を含有する巨大細孔ゼオライトからなる触媒に接触
    させて芳香族化し、得られた反応混合物から液生成物留
    分を分離し、この分離した液生成物留分を前記C_6〜
    C_7留分を分離除去したリフォーメートに混合するこ
    とを特徴とする重質ナフサの改質方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115558521A (zh) * 2022-11-11 2023-01-03 山东海化集团有限公司 一种优化的重石脑油加工工艺

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