JPH0431342Y2 - - Google Patents

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JPH0431342Y2
JPH0431342Y2 JP6080286U JP6080286U JPH0431342Y2 JP H0431342 Y2 JPH0431342 Y2 JP H0431342Y2 JP 6080286 U JP6080286 U JP 6080286U JP 6080286 U JP6080286 U JP 6080286U JP H0431342 Y2 JPH0431342 Y2 JP H0431342Y2
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JP
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valve
diameter cylindrical
branch
water
cleaning device
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JP6080286U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、便器洗浄用タンクと、局部洗浄装置
とへ供給水を分岐して供給する分岐バルブに関す
るものである。
〔従来の技術〕
肛門洗浄やビデ洗浄を行う局部洗浄装置を備え
た便器は、通常、第3図のように構成されてい
る。給水本管1より供給される水道水等は、分岐
バルブ2へ流入し、該分岐バルブ2において二方
向へ分岐され、その一方は、サプライ管3を介し
て便器4を洗浄するためのタンク5へ供給される
ようになつている。また他方は、連結管6を介し
て便座ボツクス7内に設けられた温水タンク(図
示せず)等へ供給されるようになつている。
ところで、従来の分岐バルブ2は、第4図及び
第5図に示すような構造となつている。バルブ本
体8は、上下に貫通する孔9と、該孔9に連通す
る分岐室10と、更に分岐室10に並設された小
室11とを有している。そして、前記貫通孔9の
一方側を給水本管1へ接続される流入口12と
し、他方側を便器洗浄用タンク5へ接続される流
出口13としている。また小室11には、局部洗
浄装置へ接続される流出口14が形成されてい
る。前記貫通孔9と分岐室10との間の隔壁に
は、弁座15が形成されており、該弁座15に着
座し得べく止水栓16が、バルブ本体8の側面側
から分岐室10内に臨んで螺合配置されている。
更に、分岐室10と小室11との間の隔壁には、
逆止弁17の外周側面に網材18を装着してスト
レーナ19とした一体型のカートリツジ20が、
バルブ本体8の側面側から分岐室10に臨んで螺
合配置されている。
この従来の分岐バルブ2において、局部洗浄装
置を洗浄操作することで給水管1より供給される
水は、流入口12から貫通孔9を介して直接流出
口13側へ流れ、サプライ管3を介して便器洗浄
用タンク5へ流れる。また貫通孔9の側面に開口
された孔9aから分岐室10へ流入し、ストレー
ナ19により濾過された後、逆止弁17を通つて
小室11へ流入し、流出口14から局部洗浄装置
側へ流れるようになつている。局部洗浄装置の洗
浄操作を停止することにより、逆止弁17はカー
トリツジ20のケース20aへ着座し、両室11
と12間の連通を遮断する。また局部洗浄装置側
への給水をストツプする場合には、止水栓16の
先端側を弁座15へ当接させて、貫通孔9側と分
岐室10側との連通を遮断すればよい。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来の分岐バルブ2にあつては、バ
ルブ本体8内に、貫通孔9と、分岐室10と、小
室11とを設けなければならず、通水経路が複数
の室に分かれているため、通水経路の型(中子
型)が複雑となり、歩留りが悪く、コスト高であ
つた。またこのような各室の分配された配置構造
であるため、流入口12から局部洗浄装置側の流
出口14へ至るまでの流路が曲折し、流路抵抗の
増大となり、洗浄ノズルの吐出勢いが低下すると
いう欠点があつた。更に、前記止水栓16と、カ
ートリツジ20とをそれぞれ別個の所定の箇所へ
配置しなければならず、組立作業の工数が増加す
ると共に、メンテナンスについても止水栓16と
カートリツジ20を個々に取り外して別個に行う
必要があつた。
〔考案の目的〕
本考案は従来の前記問題点に鑑みてこれを改良
除去したものであつて、バルブ本体内の流路構造
を簡略化すると共に、止水栓、逆止弁、ストレー
ナの三者を一体化することにより、組立作業及び
メンテナンスを容易且つ効率的に行える局部洗浄
便器用の分岐バルブを提供せんとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するための本考案の手段は、
水道水等からの供給水を便器洗浄用タンクと、局
部洗浄装置とへ分岐して供給するための分岐バル
ブにおいて、バルブ本体に、給水本管へ連通する
流入口と、便器洗浄用タンク及び局部洗浄装置へ
それぞれ連通する二つの流出口と、これらの各流
出入口へ連通する分岐室とを設け、該分岐室の前
記流入口と便器洗浄用タンクへの流出口との間の
連通接続部に弁座を形成すると共に、前記分岐室
に弁体カートリツジを前記弁座に対向すべく配置
して成り、前記弁体カートリツジは、周側面に穿
設された環状の凹部が局部洗浄装置への流出口へ
連通する大径の筒状部と該大径の筒状部に連通し
て連続形成された小径の筒状部とを備えたケース
本体と、小径の筒状部の先端側に取り付けられ、
前記弁座に着座し得る止水栓と、小径の筒状部の
周側面に形成された連通孔の外周面側に網材を配
設したストレーナと、大径の筒状部と小径の筒状
部との連通孔の接続部に配設され、局部洗浄装置
への流出口からの逆流を防止する逆止弁とを有し
ていることを特徴とする局部洗浄便器用分岐バル
ブである。
〔作 用〕
第1図及び第2図の実施例で明らかな如く、分
岐バルブ22は、その本体28内に上下の貫通孔
29と、該貫通孔29とほぼ直交する方向の分岐
室30を有するのみである。このような単純な通
水経路構造なので通水経路の型(中子型)を単純
化でき、歩留り向上、コストダウンが図れる。ま
たより一掃のコストダウンが図れる鍛造による制
作も可能である。それに加えて、止水栓36と、
逆止弁37と、ストレーナ39とが一体化されて
一つの弁体カートリツジ40となつている。その
ため、全体の組立及びメンテナンス作業が容易で
ある。
以下に本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。なお、従来の場
合と同一符号は同一部材である。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
のであり、第1図は分岐バルブ22の横断面平面
図、第2図は同バルブ22の縦断面正面図であ
る。同図に示す如く、この分岐バルブ22は、バ
ルブ本体28の上下方向に貫通する貫通孔29
と、該貫通孔29に対してほぼ直交する方向で孔
加工され、連通孔29aを介して前記貫通孔29
に連通する分岐室30とが形成されている。この
ように本実施例では、ほぼ直交する二つの孔が存
在するだけであり、従来の場合に比較して流路構
造の簡略化が図れ、流路抵抗を少なくすることか
可能である。前記貫通孔29は、その一方側を給
水本管1に連通する流入口32とし、他方側をサ
プライ管3に連通する流出口33としている。こ
れは第4図及び第5図に示す分岐バルブ2の場合
と同じである。また分岐室30の左端(第1図及
び第2図の左端)側に、局部洗浄装置への連結管
6を接続するための流出口34を形成している。
而して、本実施例の分岐バルブ22にあつて
は、止水栓36と、ストレーナ39と、逆止弁3
7とを一体化して弁体カートリツジ40とし、こ
れをバルブ本体28の一端側から分岐室30内へ
螺合配置している。弁体カートリツジ40は、一
端側が閉塞端面とされた大径の筒状部41と、先
端側に開口面42が形成された小径の筒状部43
とよりなるケース本体44を有している。大径の
筒状部41には、環状の凹部46が形成され、該
凹部46の適宜箇所にケース内外を連通状態にす
る連通孔47が穿設されている。なお、前記凹部
46は、流出口34と重なるように、予め軸方向
の位置が決定されている。大径の筒状部41と小
径の筒状部43との接続部には、弁座48が形成
され、該弁座48に常時は着座するようにスプリ
ング49で付勢された逆止弁37が配置されてい
る。また小径の筒状部43の周方向適宜箇所に
は、ケース内外を連通状態にする連通孔50が穿
設され、その外周面側に網材38が装着されてい
る。つまり、連通孔50と網材38とは、ストレ
ーナ39を構成するものである。更に、小径の筒
状部43の先端には、止水栓36が螺合装着さ
れ、ケース内外を閉塞するようにしている。
このような構成の弁体カートリツジ40は、バ
ルブ本体28の左端側から、分岐室30内へ螺合
装着して配置され、先端の止水栓36が分岐室3
0と貫通孔29との間の隔壁に形成された弁座3
5へ着座し得るようになされている。なお、通常
の使用状態では、止水栓36は弁座35から離れ
て位置し、連通孔29aを連通状態にしている。
次に上述の如く構成された分岐バルブ22の動
作態様並びに作用効果を説明する。
給水本管1より供給される水は、先ず、流入口
32から貫通孔29内へ流入し、その上端側の流
出口33からサプライ管3を経て便器洗浄用タン
ク5へ流れる。また貫通孔29の途中において、
連通孔29aから分岐室30内へ流入する。そし
て、網材38を通過することで濾過され、連通孔
50からケース44の小径筒状部43内へ流入す
る。この小径筒状部43内へ流入した供給水は、
その水圧により逆止弁37を第1図及び第2図の
左側方向へ押圧し、弁座48と逆止弁37との間
に環状の間隙を形成する。小径筒状部43内へ流
入した水は、この間隙から大径の筒状部41内へ
流入し、更に連通孔47及び環状の凹部46を介
して流出口34から連結管6へ流れ、局部洗浄装
置の温水タンク等へ供給される。
局部洗浄装置への給水を止めたい場合は、ケー
ス44の全体を更に螺子込んで前進させ、止水栓
36を弁座35へ着座させて、連通孔29aを遮
断すればよい。またストレーナ39の網材38に
堆積付着した細かいゴミ等を除去したい場合や、
止水栓36の先端のシール材36a等を取り替え
たい場合等は、ケース44をバルブ本体28から
螺脱して取り出せばよい。尚、この場合には、給
水本管1側に設けられた元栓(図示せず)を閉塞
して行う。このように、弁体カートリツジ40の
全体を取り出して、止水栓36、ストレーナ3
9、逆止弁37のメンテナンスを同時に行うこと
ができるので、従来のように個々に行う場合に比
較して、その脱着作業を簡略化でき、また効率の
良いメンテナンスが可能である。
ところで、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく、バルブ本体28の形状や、貫通孔2
9に対する分岐室30の配置角度等は適宜の変更
が可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあつては、単純な
通水経路構造なので通水経路の型(中子型)を単
純化でき、歩留りの向上、コストダウンが図れ
る。またより一層のコストダウンが図れる鍛造に
よる製作も可能である。加えて、流路構造が簡単
であるので、局部洗浄装置側の水圧低下が少なく
なり、洗浄ノズルから吐出される洗浄水の勢いに
充分なものを得ることが可能である。更に、止水
栓、ストレーナ、逆止弁を一体化して弁体カート
リツジとしたので、各部のメンテナンスを一括し
て行うことができ、脱着作業の簡略化及び効率の
良いメンテナンスの実現が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分岐バルブの
横断面平面図、第2図は同バルブの縦断面正面
図、第3図乃至第5図は従来技術に関するもので
あり、第3図は局部洗浄便器の全体を示す斜視
図、第4図は従来の分岐バルブの一部横断面平面
図、第5図は同バルブの一部縦断面正面図であ
る。 5……便器洗浄用タンク、22……分岐バル
ブ、1……給水本管、32……流入口、33,3
4……流出口、30……分岐室、35……弁座、
36……止水栓、39……ストレーナ、37……
逆止弁、40……弁体カートリツジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水道水等からの供給水を便器洗浄用タンクと、
    局部洗浄装置とへ分岐して供給するための分岐バ
    ルブにおいて、バルブ本体に、給水本管へ連通す
    る流入口と、便器洗浄用タンク及び局部洗浄装置
    へそれぞれ連通する二つの流出口と、これらの各
    流出入口へ連通する分岐室とを設け、該分岐室の
    前記流入口と便器洗浄用タンクへの流出口との間
    の連通接続部に弁座を形成すると共に、前記分岐
    室に弁体カートリツジを前記弁座に対向すべく配
    置して成り、前記弁体カートリツジは、周側面に
    穿設された環状の凹部が局部洗浄装置への流出口
    へ連通する大径の筒状部と該大径の筒状部に連通
    して連続形成された小径の筒状部とを備えたケー
    ス本体と、小径の筒状部の先端側に取り付けら
    れ、前記弁座に着座し得る止水栓と、小径の筒状
    部の周側面に形成された連通孔の外周面側に網材
    を配設したストレーナと、大径の筒状部と小径の
    筒状部との連通孔の接続部に配設され、局部洗浄
    装置への流出口からの逆流を防止する逆止弁とを
    有していることを特徴とする局部洗浄便器用分岐
    バルブ。
JP6080286U 1986-04-22 1986-04-22 Expired JPH0431342Y2 (ja)

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JPS62172780U JPS62172780U (ja) 1987-11-02
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JP2629897B2 (ja) * 1988-10-24 1997-07-16 松下電器産業株式会社 衛生洗浄装置
JP5229573B2 (ja) * 2009-04-28 2013-07-03 株式会社Lixil ストレーナユニット及びストレーナの清掃方法

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