JPH043127Y2 - - Google Patents

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JPH043127Y2
JPH043127Y2 JP1985160685U JP16068585U JPH043127Y2 JP H043127 Y2 JPH043127 Y2 JP H043127Y2 JP 1985160685 U JP1985160685 U JP 1985160685U JP 16068585 U JP16068585 U JP 16068585U JP H043127 Y2 JPH043127 Y2 JP H043127Y2
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side plate
casing
pin
shaped
wayway
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JP1985160685U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、レール状の軌道台両側壁の長手方向
に形成された軌道溝と、この軌道溝に対応する位
置に軌道溝を形成したケーシングとの軌道溝間に
ころ又はボールを転動体として無限循環させてな
る無限直線運動用転がり軸受において、転動体を
軌道溝からケーシングのリターン孔へ円滑に案内
する側板に関するものである。
従来の技術 第4図から第8図までは本考案の技術分野に属
する直線運動用転がり軸受の従来の一つの形態を
示すもので、第8図はこの従来例の軸受に使用さ
れる側板の斜視図である。ケーシングと側板の無
限循環路の位置を合わせるために通常、位置決め
ピン方式が採用されている。この方式の側板の精
度については第7図に示すように各l寸法で示す
ものが精度良く加工され、側板とケーシングが組
み立てられた後もこの精度を維持することが大切
である。
しかし、位置決めピンとリターン路及び軌道と
の位置関係はケーシングと側板が必ずしも一致し
ているとは限らず、一般には合成樹脂材などで射
出成形される側板の方が加工精度が悪い。特に側
板のスカート部はコ字状の形状から加工による変
形が大きい。側板のピンとケーシングの穴が合わ
ないときは組み立て時に側板の位置決めピンをケ
ーシングのピン用穴に無理に挿入することになつ
た。
考案が解決しようとする問題点 この側板の変形は、側板の中央部とスカート部
との強度関係によつて次のような問題が発生し
た。
(1) スカート部の方が強い場合は側板全体が変形
しにくいためピンの強度不足となりやすく、無
理に挿入しようとするとピンが破損する。
(2) 中央部の方が強い場合には側板の方向転換路
が変形してしまい、位置決めピンの効果がほと
んど無くなる。
よつて、軸受の組立作業が繁雑になつたり、側
板とケーシングにおけるリターン孔と軌道溝との
位置関係が狂つてしまい、方向転換路から次の循
環路(リターン路又は軌道)への転動体の移動が
円滑にいかないことになつた。
また、この種の軸受における先願発明(特開昭
58−142017号)に側板や保持器を二等分して無限
循環路の各絡ぎ目のズレを無くすという提案があ
るが、この発明では側板の二等分線上にグリース
ニツプル用の孔があり、ニツプルを確実に固着す
ることができず、さらには側板の絡ぎ目からゴミ
やほこりが侵入して軸受の寿命を減少させること
にもなつた。
問題点を解決するための手段 本考案の無限直線運動用転がり軸受は、以上の
ように、ケーシングと側板の位置決めを正確に行
なうために、位置決めピンを側板に突出形成し、
これに対応するケーシングの位置にピン穴を設け
て穴にピンを挿入してなる形式の位置決め装置に
おいて、ケーシングと側板における転動体の無限
循環路の継ぎ目のズレを無くし、かつ安価に高精
度な直線運動用転がり軸受を提供することを目的
とし、この目的達成のため下記の構成を具えてい
る。
レール状の軌道台の両側壁の長手方向に軌道溝
を形成し、転動体をこの軌道溝を介してケーシン
グ内で無限循環させることによりケーシングを軌
道台に沿つて往復運動させる形式の直線運動用転
がり軸受において、該ケーシングの運動方向両端
には転動体の無限循環路の一部が形成されている
コ字状の側板が取り付けられており、側板の両端
スカート部には一つ以上の位置決めピンが突出形
成されていてケーシングの対向位置におけるピン
穴に挿入できるようになし、かつ該コ字状の側板
には、側板の左右対称位置に開口部を凹所内に形
成したスリツトが一つ以上形成されていると共に
スリツトから位置決めピンまでの距離が左右で等
しいこと。
作 用 本考案によると、コ字状の側板が単にスリツト
を形成することにより変形が容易になり、しかも
該スリツトを側板の凹所内に開口するように形成
し、かつ位置決めピンまでの距離が左右で等しい
ようにしたので、塵埃が溝に付着することを防止
するとともに、位置決めピンに無理を生ずること
なく左右対称的に変形して位置決めピンを容易に
ピン穴に挿入し、ケーシングと側板における継ぎ
目のズレを無くすることができる。
実施例 第1図〜第3図はそれぞれ本考案の実施例を示
し、第4図〜第8図は本考案の技術分野に属する
直線運動用転がり軸受の従来例を示すものであ
る。
第4図〜第8図において、第4図は従来例の斜
視図、第5図は同じく側面図、第6図は同じく一
部切断正面図、第7図は同じく要部拡大図であ
る。図中、1は軌道台、2はケーシング、3はボ
ール、4は側板およびシール板、5は保持器、1
a,2aは軌道溝、2bは位置決めピン用の穴で
ある。第7図において、各部寸法l1〜l5の寸法を
精度良くすることが軸受の摺動抵抗を減少させる
上に必要である。
第8図は従来の側板を示す斜視図で、側板のス
カート部4cの端面には位置決めピン6が突出形
成されており、組み立て時にケーシングのピン用
の穴2bに嵌合される。4aは方向転換溝で方向
転換溝スペーサ7によりカバーされている。
第1図は本考案の実施例を示す側板を示し、コ
字状の側板4の中央部4bの底面(上下面のどち
らからでもスリツトは形成できる)にスリツト8
を形成して、側板の位置決めピン間の寸法違いに
よる変形が方向転換路の変形にまで及ばないよう
にすると共に中央部の弾性変形量が大きくなるの
で側板のピン間距離に狂いがあつても容易にケー
シングに組み立てることができる。スリツトの形
状は図示したものに限定されるものではなく、切
欠形状は三角・丸・円弧など、側板の強度やスペ
ース量によつて設定すればよい。
A図:比較的小形の軸受に適用された実施例で
あつて、軸受全体がコンパクトであり、取り
付け穴位置の関係から2列のスリツトを形成
するスペースがないため1列のスリツト8が
形成されている。
B図:通常の寸法で、スリツトを形成するスペ
ースがある場合は、グリースニツプル用孔4
eを挾んで各1列ずつ形成すれば、スカート
部4cの移動はスリツトによつて吸収され、
より効果的に方向転換路の変形が押さえられ
る。
C図:B図よりも幅方向にゆとりがない場合
は、平行な2列のスリツトをV字状に形成す
ることによつて解決できる。
第2図は軌道台側壁に各2条列で計4条列の方
向転換溝4aを有する場合の側板の実施例で、コ
字状形状の二つのコーナーに45度傾斜させたスリ
ツト8が形成されたもので、加工精度の比較的良
好な中央部とスカート部の境目であるから、中央
部精度が維持される。
第3図は軌道台の上面に2条列、側面に2条列
で計4条列の方向転換溝4aが形成されている形
式のものである。側板の中央部に2条列の方向転
換溝が形成され、これらの加工精度は比較的良い
ため、スカート部に形成された方向転換溝の反ピ
ン側にスリツト8が水平に形成されている。
考案の効果 (1) 位置決めピンの効果を十分に発揮させること
ができる。
(2) スリツトを形成するだけで高精度の軸受が組
み立てられる。
(3) 組み立て作業が容易となり、安価にできる。
(4) 軸受の摺動抵抗を減少させることができる。
(5) 軸受の密封性能を減少させない。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,C,第2図および第3図はそれ
ぞれ本考案実施の1例を示す正面図、第4図は従
来例の軸受を示す斜視図、第5図は同じく側面
図、第6図は同じく一部切断正面図、第7図は同
じく要部拡大図、第8図A,Bは従来例の側板を
示す斜視図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。1……
軌道台、2……ケーシング、3……ボール、4…
…側板、5……保持器、6……位置決めピン、7
……方向転換溝スペーサ、8……スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レール状の軌道台の両側壁の長手方向に軌道溝
    を形成し、転動体をこの軌道溝を介してケーシン
    グ内で無限循環させることによりケーシングを軌
    道台に沿つて往復運動させる形式の直線運動用転
    がり軸受において、該ケーシングの運動方向両端
    には転動体の無限循環路の一部が形成されている
    コ字状の側板が取り付けられており、側板の両端
    スカート部には一つ以上の位置決めピンが突出形
    成されていてケーシングの対向位置におけるピン
    穴に挿入できるようになし、かつ該コ字状の側板
    には、側板の左右対称位置に開口部を凹所内に形
    成したスリツトが一つ以上形成されていると共に
    スリツトから位置決めピンまでの距離が左右で等
    しいことを特徴とする無限運動用転がり軸受の側
    板。
JP1985160685U 1985-10-22 1985-10-22 Expired JPH043127Y2 (ja)

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JP1985160685U JPH043127Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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JPS6269623U JPS6269623U (ja) 1987-05-01
JPH043127Y2 true JPH043127Y2 (ja) 1992-01-31

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ID=31086293

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01126422A (ja) * 1987-11-12 1989-05-18 Nippon Thompson Co Ltd 狭隘形直動案内ユニツト
JP4634223B2 (ja) * 2005-05-30 2011-02-16 日本トムソン株式会社 直動案内ユニット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848776A (ja) * 1981-09-18 1983-03-22 Toyota Motor Corp 内燃機関の点火時期制御装置

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JPS5848776A (ja) * 1981-09-18 1983-03-22 Toyota Motor Corp 内燃機関の点火時期制御装置

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JPS6269623U (ja) 1987-05-01

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