JPH04311395A - モノクローナル抗体の取得法、ビオゲンアミンとカップリング試薬とからのカップリング生成物、モノクローナル抗体及び1級又は2級のビオゲンアミンの測定法 - Google Patents

モノクローナル抗体の取得法、ビオゲンアミンとカップリング試薬とからのカップリング生成物、モノクローナル抗体及び1級又は2級のビオゲンアミンの測定法

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JPH04311395A
JPH04311395A JP3202650A JP20265091A JPH04311395A JP H04311395 A JPH04311395 A JP H04311395A JP 3202650 A JP3202650 A JP 3202650A JP 20265091 A JP20265091 A JP 20265091A JP H04311395 A JPH04311395 A JP H04311395A
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amine
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Erasmus Huber
フーバー エラスムス
Peter Dr Stahl
シュタール ペーター
Hans-Georg Batz
ハンス−ゲオルク バッツ
Christa Dr Huebner-Parajsz
クリスタ ヒュープナー−パライツ
Barbara Jungfer
バルバラ ユングファー
Christian Dr Klein
クライン クリスティアン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1級又は2級のビオゲ
ンアミンに対するモノクローナル抗体(この抗体は、ビ
オゲンアミンとカップリング試薬とからのカップリング
生成物に対向している)の取得法並びに試料溶液中の1
級又は2級アミンを免疫学的に測定する方法に関する。
【0002】本発明の方法は、1級又は2級のアミノア
ルキル官能基、アミノアルキルアリール官能基又はグア
ニジノ官能基を有する生物学的に重要な物質の測定のた
めに好適である。このような化合物を以後ビオゲンアミ
ンと称する。特に、この方法は、200ダルトン以下の
分子量を有するこのようなビオゲンアミンの測定のため
に好適である。
【0003】本発明の意味におけるビオゲンアミンの例
は、カテコールアミン殊にアドレナリン、ノルアドレナ
リン、ドーパミン並びにスペルミジン、スペルミン、カ
ダヴェリン、トリプタミン、チラミン、セロトニン、ク
レアチニン及びヒスタミンである。
【0004】
【従来の技術】カテコールアミンは、交感神経系の伝達
物質(神経伝達物質)である。これは、生体内で、ドー
パを経てトリプシンから合成され、3−ヒドロキシ基の
所でのメチル化、引続く酸化性の脱アミノ反応により代
謝される。
【0005】その臨床的重要性は、カテコールアミン産
生性腫瘍又は心臓血管異常の診断から明白である。体液
中に現われるその濃度は、一般に非常に低い。
【0006】例えば、血清中のアドレナリン濃度は約5
.9〜35×10−10モル/l、ノルアドレナリン濃
度は約0.5〜4.0×10−10モル/l及びドーパ
ミン濃度は約0.4〜6.0×10−10モル/lであ
る。
【0007】ビオゲンアミンヒスタミンは、その放出時
にアレルギー反応の範囲内で多くの種々の反応を開始さ
せ、特に気管支狭窄、平滑筋の収縮、組織の透過性上昇
及びこれに伴なう浮腫の生成並びに毛細血管の拡張(発
熱現象)及びかゆみ刺激を起こさせる媒介物質である。 消化管内では、これは、胃酸分泌を高め、腸を収縮させ
る。
【0008】ヒスタミンの生理学的濃度は次の範囲内に
ある:完全血液        20〜100ng/m
l血  漿                    
  0.1〜1ng/ml。
【0009】血漿及び血清中のヒスタミンの測定は、主
として、多くのアレルギー性及び擬アレルギー性疾病に
おける診断及び経過管理のために、更にその発生メカニ
ズムの解明及び媒体相互の多様な関係の研究のために使
用される。
【0010】従来使用されているビオゲンアミンの測定
法は、主としてクロマトグラフィ法(HPLC)で行な
われ、質量スペクトル法、電気化学的又は蛍光測定法(
ここで後者は血漿には不適)による検出を伴なう。しか
しながら、従来の測定法(オートアナライザー、マスス
ペクトル法、HPLC、ラジオ酵素的方法)は、作業経
費及び時間がかかり、不充分な特異性及び感度を有する
。もう1つの非常に経費のかかるラジオ酵素的方法は、
3−ヒドロキシ基の3H−メチル化(Pharmaci
a,Uppsala,Schwedenのヒスタミンテ
スト)を経て進行し、16〜20時間を要する。
【0011】ビオゲンアミンの測定のためには、抗原と
してのホルモンをこれに対向する抗体を用いて測定する
特別な免疫学的テスト法が好適である。
【0012】しかしながら、従来は、実際に使用可能な
ビオゲンアミンに関するイムノアッセイの開発は、得ら
れる抗体の不充分な特異性並びにこの抗体の低すぎる親
和性(これは、テストの低すぎる感度をもたらす)によ
り失敗した。
【0013】例えば、スペクト−ル(Spector)
等の実験(Frontiers  in  Catec
holamin  Research,E.Usdin
undS.H.Snyder,Pergamon  P
ress,New  York(1973)、345〜
349頁)が行なわれ、ここでは、そのアミノ官能基を
介して、ポリマー担体のカルボキシル基に結合したドー
パミンが免疫原として使用されており、しかも、その特
異性が低く、他のカテコールアミンへのその交叉反応が
非常に高い抗体が使用されていた。
【0014】ゲファード(Geffard)等(Neu
rochem.Int.7(1985)、403〜41
3)も、ドーパミンを、そのアミノ官能基を介してポリ
マー担体に結合させており、この際、ドーパミンと担体
との間のリンカーとしてグルタールジアルデヒドが使用
された。こうして得られたドーパミン−抗体は、ドーパ
ミン(6.7×103)及びノルアドレナリン(6.4
×105)に対して低い親和性定数を示したが、相応す
るカテコールアミン−グルタールジアルデヒド−誘導体
に対しては明らかに高い値(6.7×107及び3.8
×107)を示した。この作用は、小さいハプテン(こ
れにはビオゲンアミンが挙げられる)に関して典型的で
あり、「リンカー作用(Linkereffekt)」
と称される。
【0015】それによって、得られた抗体が、かなりの
程度で、免疫原中で使用されたハプテンと担体物質との
間のリンカーを認識し、ハプテンそのものを認識しない
ことが理解される。ハプテン−リンカー接合体に対する
この抗体の親和性は、しばしば、誘導体化されていない
ハプテンに対するよりも高い。
【0016】従って、分析質溶液中のこのビオゲンアミ
ンをリンカーで誘導体化することができ、引続き、この
分析質の免疫学的測定を、この誘導体の測定により行な
う方法を開発することが試みられた。
【0017】例えば、N−ヒドロキシスクシンイミドエ
ステル(EP−A  0161195)もしくはベンゾ
キノン(EP−A  0192565)を用いると同様
に、ビオゲンアミンのこのような誘導体化及び引続くこ
の誘導体の測定を実施することが記載されている。しか
しながら、N−ヒドロキシスクシンイミドエステルを用
いる誘導体化は、これにより、実質的に1級アミンのみ
が、充分に把握されうる欠点を有する。2級アミン(例
えばアドレナリン)に対するこのような活性エステルの
反応性は、水性媒体中では、1級アミン(例えばノルア
ドレナリン又はドーパミン)に比べて明らかに低い。
【0018】媒体例えば、多数の種々のアミノ基含有化
合物を含有しうる完全血液又は血清中でのアミンとベン
ゾキノンとの反応の際に、更に、2官能性のベンゾキノ
ンを介しての交叉結合により多くの副反応が起こる。こ
れにより、測定すべきアミンの有効に測定される濃度は
、再現不能な程度に低減されうる。
【0019】西ドイツ特許(DE−A)第260809
6号明細書中には、部分的にメタネフリン(Metan
ephrin)及びシネフリン(Synephrin)
に対して高い交叉反応をも有する、アドレナリンに対す
る抗体が記載されている。
【0020】この免疫原合成は、ホルムアルデヒドを用
いるマンニヒ縮合による芳香族化合物の5−位を介して
の担体蛋白質のリジン残基へのカップリングにより行な
った。
【0021】しかしながら、この結果は、他の研究者(
Diener等のClin.Chim.Acta109
(1981)、1〜11)によっては確認できなかった
。西ドイツ特許(DE−A)第2608096号に基づ
く市販のテストも、その研究が10年以上も前からなさ
れているのに、未知であった事実は、実際に評価可能な
結果は得られていないことを示している。
【0022】従って、従来、慣用の免疫原合成によって
は、それを用いて障害性の交叉反応なしに充分に敏感な
免疫学的テストを行なうことのできる、1級及び2級の
ビオゲンアミンに対する抗体を得ることは成巧していな
い。文献で追跡された評価の1つが理論的な結果見込み
を保証しているよりもパラメータの濃度は、一方では低
すぎ、他方では交叉反応する代謝生成物の数が多すぎる
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、低分子量の、殊に分子量<200を有する一級又は
2級のアミン(ビオゲンアミン)例えばカテコールアミ
ンを測定する方法を開発することであった。この方法は
、原理的に、1級及び2級のアミノ官能基を有する全て
の低分子量ハプテン(これに対して、従来は、充分な親
和性を有する抗体は得ることができなかった)上で使用
可能であるべきである。
【0024】
【課題を解決するための手段】この本発明の課題は、1
級又は2級ビオゲンアミンに対するモノクローナル抗体
(ここで、この抗体は、ビオゲンアミンとカップリング
試薬とからのカップリング生成物に対向している)の取
得法により解決され、これは(1) 1級又は2級のビ
オゲンアミンをそのアミノ官能基を介して、一般的化学
構造:X=C=N−R−Y[式中XはO又はSを表わし
、Rは非置換の又は置換された芳香族、ヘテロ芳香族又
はシクロアルキル基を表わし、Yは一般式:
【0025
【化5】
【0026】のカルボキシ基を表わし、ここでZは(a
)OH又はO−であるか又は(b)カップリング反応の
条件下にアミノ官能基と反応しないが1以上の反応工程
で反応性のエステル−、酸クロリド−又は酸アンヒドリ
ド基に変換可能である基Z1である]を有するカップリ
ング試薬に結合させ、(2) 工程(1)で生じるカッ
プリング生成物のカルボキシル基の残基Zを、反応性の
エステル−、酸クロリド−又は酸アンヒドリド基に変え
、(3) 工程(2)からの活性化カップリング生成物
を担体物質に結合させて、免疫原としての作用をする担
体結合カップリング生成物を得、(4) 工程(3)か
らの免疫原を用いて実験動物を免疫化し、(5) この
免疫化された実験動物から、公知方法で、ビオゲンアミ
ンとカップリング試薬とからのカップリング生成物に対
するモノクローナル抗体を取得することより成る。
【0027】本発明方法により得られたこのモノクロー
ナル抗体は、1級又は2級のビオゲンアミンとカップリ
ング試薬とからのカップリング生成物に対向している。 この場合、ビオゲンアミンのアミノ官能基は、イソシア
ネートもしくはイソチオシアネートとの反応により尿素
もしくはイソ尿素にされ、迅速にかつ副反応なしに誘導
体化され、この際、1級又は2級のアミンよりも良好に
免疫化に好適である大きいハプテンが生じる。
【0028】このカップリング試薬は、一般的化学構造
:X=C=N−R−Y[式中XはO又はS、有利にSを
表わし、Rは、非置換の又は置換された芳香族、ヘテロ
芳香族又はシクロアルキル基を表わし、有利なRはフェ
ニル−、ニトロフェニル−、ジニトロフェニル−、ナフ
チル−、ベンジル−、キシリル−、ピリジル−又はシク
ロヘキシル基である]を有する。特に有利なRはフェニ
ル基である。
【0029】本発明の特に有利な実施形では、カップリ
ング試薬として3−イソチオシアナト安息香酸(ITC
B)又はその誘導体を使用する。ITCBは、比較的容
易に、公知方法で、3−アミノ−安息香酸及びチオホス
ゲンから得ることができる。
【0030】カップリング試薬がイソシアネートである
場合には、これは、簡単な方法で、相応する1級アミン
とホスゲンとの反応により得られる。このカップリング
試薬がイソチオシアネートである場合には、これは相応
する1級アミンとチオホスゲンとの反応により得られる
。苛性ソーダの存在で適当な1級アミンと二硫化炭素と
を反応させる際に、イソシアネートを製造するもう1つ
の可能性がある。この場合、生じるN−置換ジチオカル
バミド酸のNa−塩は、クロルギ酸エチルエステルと反
応してCOS、エタノール及びイソチオシアネートを生
じる。
【0031】Yは、一般式:
【0032】
【化6】
【0033】[式中Zは(a)OH又はO−又は(b)
カップリングの条件下にアミノ官能基と反応しないが、
1個以上の反応工程で反応性エステル−、酸クロリド−
又は酸アンヒドリド基に変換しうる基Z1である]を有
するカルボキシル基を表わす。
【0034】Zが例えばOH又はO−を表わしうる場合
には、カルボキシル基Yはカルボン酸−又はカルボキシ
レート基である。カルボン酸−又はカルボキシレート基
は、カップリング反応即ち尿素−又はチオ尿素形成の条
件下で、当業者に公知であるようにアミノ基とは反応し
ない。
【0035】このカップリング反応のためにビオゲンア
ミンでの誘導体化反応の間の良好な可溶性を達成するた
めに、カルボキシル基Yは基R1で置換されていてもよ
い。従ってZ1は、水性媒体中でのカップリング試薬の
溶解性を高める親水性基を表わす。Zは有利にOR1又
はNR2R3を表わしてよく、この際、R1はアルコー
ルR1OHの残基であり、これは、そのヒドロキシル官
能基と共に少なくとももう1個の親水性基を含有し、こ
の際、R2及びR3の少なくとも1方は、アミノ基と共
になお少なくとも1個の他の親水性基を含有するアミノ
化合物HNR2R3の残基であり、他方は水素又はC1
〜C3−アルキルであってよい。
【0036】R1、R2及びR3は、少なくとももう1
個の他の親水性基を含有する基であってよい。ここで、
親水性基とは、ヒドロキシ−、エーテル−、カルボン酸
−、カルボン酸アミド−、アセタール−、ケタール−又
はアミノ基である。基R1、R2及びR3は、数個の同
じかつ/又は異なる親水性基を含有していてもよい。
【0037】好適なアルコールR1OHの例は次のもの
である:エチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル及び類似物。アルコールR1OHはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール又はトリエチレングリコール
が有利である。
【0038】アミノ化合物R2R3NHは、例えばエタ
ノールアミン、アミノプロパノール、アミノプロパンジ
オール、アミノブタノール、アミノブタンジオール、ジ
エタノールアミン、メトキシエチルアミン、アミノエト
キシエタノール、モルホリン、4−アミノモルホリン、
3−モルホリノ−1−エチルアミン、3−モルホリノ−
1−プロピルアミン、グリシン、セリン、アラニン、グ
リシルグリシン、グルコサミン、フルクトサミン、ガラ
クトサミン又は類似物であってよい。アミノ化合物R2
R3NHは特にエタノールアミン又はグルコサミンが有
利である。
【0039】基Z1で置換されたカップリング試薬は、
例えば、相応するアミノカルボン酸H2N−R−CO2
Hの代りに置換されたアミノ酸H2N−R−COZ1を
ホスゲンもしくはチオホスゲンと反応させることにより
得られる。
【0040】ビオゲンアミンを用いる誘導体化のために
、親水性基と結合したカップリング試薬を使用すると、
誘導体化反応の後に、反応性カップリング生成物を製造
するために、有利な親水性基Z1を脱離させることが必
要になりうる。この際、酸アミド−もしくはエステル結
合の加水分解は、当業者に公知の慣用法で行なうことが
できるが、ビオゲンアミンとカップリング試薬との間の
尿素−もしくはチオ尿素結合を破壊しないような反応条
件を選択することに注意すべきである。
【0041】加水分解は、エステル結合の場合には、例
えばこの化合物をメタノール性苛性カリ中での数時間撹
拌によるか又はアミド結合の場合には例えば1N塩酸中
での数時間撹拌により行なうことができる。
【0042】基R1が遊離のカルボン酸基(例えばグリ
シン又は他のアミノ酸を化合物R2R3NHとして使用
する場合)を含有すると、遊離のカルボン酸が直接的に
(後記のように)反応性の基に変じることができるので
、Z1の脱離は必ずしも必要ではない。
【0043】有利な親水性基Z1の生成の後に、カップ
リング試薬の基Zはカルボン酸又はカルボキシル基とし
て存在し、これは、引続き、反応性エステル−、酸クロ
リド−又は酸アンヒドリド基に変じられる。このことは
、全ての当業者に公知の方法で行なうことができる。 例えば、有利に、カルボン酸基を塩化チオニルとの反応
により反応性の酸クロリド基に変じることができる。
【0044】カップリング生成物のカルボン酸基YをN
−ヒドロキシスクシンイミド及びジシクロヘキシルカル
ボジイミドとの反応により反応性のN−ヒドロキシスク
シンイミドエステル基に変じるのが有利である。このこ
とは、例えば、ほぼ当モル量の反応成分をジオキサン中
に添加し、20℃で数時間撹拌することにより行なうこ
とができる。
【0045】引続き、活性化されたカップリング生成物
を担体物質に結合させると、免疫原としての作用をする
担体結合カップリング生成物が得られる。担体物質とし
ては、この目的にとって当業者に公知の全ての物質例え
ば蛋白質例えば免疫グロブリン又は牛血清アルブミン又
は固体担体物質を使用することができる。担体物質とし
て蛋白質を使用するのが有利である。特に、担体物質と
して、β−ガラクトシダーゼ又はそのフラグメントを使
用するのが有利である。
【0046】次の工程は抗体の製造である。これは、免
疫原による実験動物の免疫化により行なう。本発明方法
によりこの工程は、通例当業者に公知の慣用法で行なう
ことができる。この免疫原を、アジュバントと組み合せ
て実験動物に適用するのが有利である。特に、アジュバ
ントとして、フロインドのアジュバント又は水酸化アル
ミニウムを百日咳菌(Bordetella  per
tussis)と共に使用するのが有利である。免疫化
は、有利に数ケ月にわたり、4〜6週間隔での少なくと
も4回免疫化により行なう。免疫原の注射は有利に腹腔
内で行なう。
【0047】このように免疫化された動物から、B−リ
ンパ球を得、これを永久骨髄腫セルラインと融合させる
。この融合は、ケーラー及びミルスタイン(Koehl
erund  Milstein)の公知方法(Nat
ure256、1975、495〜497)により行な
う。この場合に生じたハイブリッド細胞の1次培養物を
、常法で、例えば市販のセルソーターを用いて又は制限
稀釈(limiteddilution)によりクロー
ニングする。それぞれ、適当な試験法で例えば酵素−免
疫−検定(ELISA−法)でビオゲンアミンとカップ
リング試薬(例えばヒスタミン−ITCB)とからのカ
ップリング生成物に対して陽性で、他の使用血清成分(
例えばヒスチジン、リジン、メチルヒスタミン、アセチ
ルヒスタミン等)に対して陰性もしくは僅かにのみ陽性
であり、それらのITCB−誘導体と反応する培養液を
更に加工する。こうして、本発明によるモノクローナル
抗体を産生する多数のハイブリドーマ−セルラインが得
られる。公知方法でこのセルラインを培養し、それから
産生されるモノクローナル抗体を単離することができる
【0048】本発明の方法のためのビオゲンアミンとし
て、有利に、ヒスタミン又はアドレナリン、ノルアドレ
ナリン及びドーパミンから選択されたカテコールアミン
を使用する。ビオゲンアミンとカップリング試薬との反
応の際に、反応速度は、水性媒体中でも、数分以内で殆
んど完全な反応が達成される程度に高い。この反応は、
単一にかつ安定な生成物(尿素もしくはチオ尿素)を生
じるように進行する。この反応は、1級アミン例えばド
ーパミン及びヒスタミンにおいて、2級アミン例えばア
ドレナリンにおけると同様に円滑に進行する。
【0049】本発明のもう1つの目的物は、1級又は2
級のビオゲンアミンHNR4R5とカップリング試薬と
からの生成物であり、このカップリング生成物は、次の
一般的構造を有する:
【0050】
【化7】
【0051】[式中R4及びR5は、それぞれのビオゲ
ンアミンに相応する基を表わし、XはO又はSを表わし
、Rは非置換の又は置換された芳香族、ヘテロ芳香族又
はシクロアルキル基であり、Yは一般式:
【0052】
【化8】
【0053】のカルボキシル基を表わし、ここでZは(
a)OH又はO−又は(b)カップリング反応の条件下
にアミノ官能基と反応しないが、反応性エステル−、酸
クロリド−又は酸アンヒドリド基に変換可能である基Z
1である]。
【0054】このビオゲンアミンHNR4R5は、ヒス
タミン又はアドレナリン、ノルアドレナリン及びドーパ
ミンから選択されたカテコールアミンが有利である。カ
ップリング試薬は、イソチオシアナト安息香酸(ITC
B)、その塩又は誘導体が有利である。
【0055】ハプテンとして用いられたビオゲンアミン
のITCBによる誘導体化により、新規の免疫学的方法
及び試薬が準備でき、これを用いて、ビオゲンアミンは
、多数の交叉反応物質の存在で、生理学的に非常に低い
濃度(0〜1ng/ml)でも、血液中で特異的に把握
することができる。この課題は、本発明による免疫学的
方法及び試薬で解決され、ここでは、ビオゲンアミンと
カップリング試薬とからのカップリング生成物に対して
特異的に対向していて、血清中の重要な物質とは0.1
%以下で交叉反応するモノクローナル抗体少なくとも1
種を使用する。
【0056】本発明の本質は、カップリング試薬による
ビオゲンアミンの誘導体化及び引続くカップリング生成
物での免疫化により、カップリング生成物に特異的に対
向していて、従ってその都度の誘導体化されたアミンの
特異的測定を可能にするモノクローナル抗体を調製する
ことが意外にも成巧したことが認められることである。
【0057】従って、本発明のもう1つの目的物は、ビ
オゲンアミンとイソ(チオ)シアネート−カップリング
試薬(例えばヒスタミン−ITBC)とからの本発明に
よるカップリング生成物に対するモノクローナル抗体で
ある。
【0058】本発明の方法により、0.1%より低い重
要物質との交叉活性を有するモノクローナル抗体を得る
ことができる。ここで、重要物質(Kritische
  Substanzen)とは、類似構造を有する他
のビオゲンアミン並びにそのカップリング生成物と解す
べきである。
【0059】本発明のモノクローナル抗体は、有利に、
これが本発明のカップリング生成物に対して非常に高い
親和性を有することによっても優れている。特に有利な
モノクローナル抗体は、他の1級又は2級のアミン例え
ばヒスチジン、リジン、セロトニン及びそのカップリン
グ生成物(例えばITCB−誘導体)に比べて0.01
%より低い交叉反応性を有する。相対的親和性及び重要
物質との交叉反応の測定のために、当業者に公知の慣用
法を提供する。
【0060】本発明によるモノクローナル抗体は、従っ
て、試料例えば血清又は血漿中で、他の構造類似の物質
の存在下で、カップリング生成物(例えばヒスタミン−
ITCB)を特異的に測定するために極めて好適である
。この測定法のために、モノクローナル抗体そのもの又
は相応する免疫学的特性を有するそのフラグメント(F
ab−フラグメント)を使用することができる。従って
、モノクローナル抗体とは、完全な抗体ともそのフラグ
メントとも解される。
【0061】本発明のモノクローナル抗体の例は、ヒス
タミン及びイソチオシアナト安息香酸からのカップリン
グ生成物に対向していて、ハイブリドーマ−セルライン
1.47.74(ECACC  90071902)も
しくは1.17.44(ECACC  9007190
1)から産生される抗体である。
【0062】更に、本発明の目的は、試料溶液中の1級
又は2級のビオゲンアミンの測定法であり、これは、(
1) 試料溶液中のビオゲンアミンを、そのアミノ官能
基を介して、一般構造式:X=C=N−R−Y[式中X
はO又はSであり、Rは非置換の又は置換された芳香族
、ヘテロ芳香族又はシクロアルキル基であり、Yは一般
式:
【0063】
【化9】
【0064】のカルボキシル基を表わし、ここでZは(
a)OH又はO−又は(b)カップリングの条件下にア
ミノ官能基と反応しないが、反応性エステル−、酸クロ
リド−又は酸アンヒドリド基に変換可能である基Z1で
ある]を有するカップリング試薬に結合させ、(2) 
この試料溶液を、工程(1)で生じるビオゲンアミンと
カップリング試薬とからのカップリング生成物に対する
モノクローナル抗体1種以上と共にインキュベートし、
(3) 常法による抗体/抗原−反応の定量により、試
料中のビオゲンアミンの濃度を測定することより成る。
【0065】カップリング試薬として、イソチオシアナ
ト安息香酸、その塩又は誘導体を使用するのが有利であ
る。測定すべきビオゲンアミンは、有利に、ヒスタミン
又はアドレナリン、ノルアドレナリン及びドーパミンか
ら選択されたカテコールアミンである。
【0066】試料溶液中のビオゲンアミンの測定のため
の第1工程で、カップリング試薬との反応により、本発
明の抗体がそれに対向している本発明のカップリング生
成物を得るべきである。このために、過剰のカップリン
グ試薬を試料溶液に加え、この混合物を高められた温度
有利に30〜70℃特に有利に50〜60℃でインキュ
ベートすることが好適であると判明した。こうして、試
料溶液中に、測定すべきビオゲンアミンと、カップリン
グ試薬とからの本発明によるカップリング生成物が生じ
る。
【0067】引続き、試料溶液中の過剰のカップリング
試薬を把握すべきである。このことは、有利に、適当な
アミノ化合物の添加により行なうことができる。このた
めに好適なアミノ化合物は、アンモニア、1級又は2級
のアミンであってよい。ここで、捕捉アミノ化合物とカ
ップリング試薬とからの付加生成物はカップリング試薬
に対する抗体(後に使用される)及び測定すべきビオゲ
ンアミンと交叉反応しないことに注目すべきである。こ
の目的にとって、アンモニア及びトリス(Tris)が
特に好適であると立証された。このように準備された試
料は、直接、本発明の抗体を用いるカップリング生成物
として誘導体化されて存在するビオゲンアミンの濃度測
定のために使用することができる。
【0068】測定すべきカップリング生成物と共に、試
料中には、しばしば、なお他の誘導体化された化学的関
連性のビオゲンアミンが存在する。ヒスタミン−ITC
Bの測定のための試験の際に、ここで例えば殊にヒスチ
ジンとリジンとのITCB−カップリング生成物は重要
である。意外にも、ここで、8個の検査モノクローナル
ヒスタミン−ITCB−抗体のリジン−ITCB(0%
)及びヒスチジン−ITCB(0〜0.01%)に対す
る極く僅かな交叉反応性が認められた。このことから、
本発明の抗体は、カップリング生成物及び特定のビオゲ
ンアミンに対して、試料溶液中のビオゲンアミンの僅少
量(<1ng/ml)の測定のために充分である程度に
高い特異性を有することが明らかである。
【0069】免疫反応の正確な条件及び抗体/抗原−反
応の定量による試料中の誘導体化されたビオゲンアミン
の濃度の測定は、当業者に公知の慣用の方法で行なうこ
とができる。抗原/抗体−反応を競争ELISA−テス
トにより定量するのが有利である。しかしながら、抗原
/抗体−反応の免疫学的測定のための他のすべての公知
方法も好適である(例えば、Oellerich、J.
Clin.Chem.Clin.Biochem.22
(1984)、895〜904又はKage及びKoe
ttenのMTA3(1988)、797〜804参照
)。
【0070】
【実施例】次の実施例につき、反応式1、2及び3と関
連させて本発明を説明する。
【0071】反応式1は、カップリング試薬として3−
イソチオシアナト安息香酸を用いるヒスタミンからの誘
導体化及び免疫原製造を示している。
【0072】反応式2は、カップリング試薬として3−
イソチオシアナト安息香酸を用いるドーパミン及びアド
レナリンからの誘導体化及び免疫原製造を示している。
【0073】反応式3は、カップリング試薬として5−
イソチオシアナト−2−ニトロ安息香酸を用いるアドレ
ナリンからの誘導体化及び免疫原製造を示している。
【0074】
【化10】
【0075】
【化11】
【0076】
【化12】
【0077】例1ITCB誘導体化ヒスタミンの製造(
免疫原合成)免疫原製造の原則は、反応式1に示されて
おりかつ3−イソチオシアナト−安息香酸1(ITCB
)でのヒスタミン2の誘導体化に基づく。ITCBは、
ヒスタミンのような1級及び2級のアミンと、水溶液中
で数分間以内で殆んど完全に反応して、相応するチオ尿
素−誘導体3になる。この誘導体もしくはカップリング
生成物を単離しかつヒドロキシ−スクシンイミドエステ
ル4に変換させる。そうして得られる活性化ハプテンを
担体蛋白質としてのβ−ガラクトシダーゼにカップリン
グさせる。
【0078】a)  N−(3−カルボキシフェニル)
−N′−[2−(4−イミダゾリル)エチル]チオ尿素
(ヒスタミン−ITCB)33−イソチオシアナト安息
香酸1(1.79g)10mモル及びヒスタミン2(1
.11g)10mモルをTHF/水2/1(v/v)1
50ml中に溶かしかつ20℃で24時間撹拌する。引
続き溶液を水流真空で蒸発させ、残分をメタノール約2
0ml中に溶かしかつ粗生成物を珪酸ゲルカラム(8.
5×30cm)のクロマトグラフィにより精製する。溶
離剤としてメタノール/酢酸エステル1/1(V/V)
を使用する。相応するフラクションを合一し、溶剤を回
転蒸発器で除去しかつ残分を高圧真空ポンプで乾燥させ
る。
【0079】収量:粘性のやや帯褐色の油状物  2.
05g(理論値の71%)。
【0080】DC:珪酸ゲル、メタノール/酢酸エステ
ル/氷酢酸49/49/2(v/v/v);Rf=0.
24。
【0081】b)  N−[2−(4−イミダゾリル)
エチル]−N′−[3−(N−スクシンイミジルオキシ
カルボニルフェニル)]チオ尿素4(ヒスタミン−IT
CB−NHS)ヒスタミン−ITCB3(290mg)
1mモルを無水ジオキサン/DMF5/1(v/v)5
0ml中に溶かしかつN−ヒドロキシスクシンイミド1
38mg(1.2mモル)及びN,N′−ジシクロヘキ
シルカルボジイミド247mg(1.2mモル)を加え
る。溶液を20℃で18時間撹拌し、次いで溶剤を高圧
真空中で除去しかつ残分をジオキサン/メタノール5/
1(v/v)50ml中に入れる。溶けずに残った尿素
を濾別し、再び蒸発乾固させかつDMF約3ml中に溶
かす。撹拌下でジオキサンを、僅かな混濁が生じるまで
混合する。次いで1時間4℃で放置し、濾過しかつ濾液
にジイソプロピルエーテル約50mlを滴加することに
より生成物4が沈殿する。吸引濾過器を介して吸引しか
つエステルを高圧真空ポンプで乾燥させる。
【0082】収量:白色粉末  165mg(理論値の
43%)。
【0083】DC:珪酸ゲル、メタノール/酢酸エステ
ル/氷酢酸  49/49/2(v/v/v);Rf=
0.53。
【0084】c)  ヒスタミン−ITCB−β−ガラ
クトシダーゼ−免疫原5ヒスタミン−ITCB−NHS
4(100mg)をDMF5ml中に溶かしかつ0.1
N燐酸カリウム緩衝液pH8.5(500ml)中のβ
−ガラクトシダーゼ1gの溶液に加える。20℃で20
時間撹拌し、水に対して透析させかつ凍結乾燥させる。 出来上った免疫原を−20℃で貯蔵しかつ免疫化のため
に0.1N燐酸カリウム緩衝液、pH7.0+0.9%
NaCl中に溶かす。
【0085】d)  N−(3−カルボキシフェニル)
−N′−[2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)エチ
ル]チオ尿素(ド−パミン−ITCB)7aド−パミン
−塩酸塩6a(反応式2)1.90g(10mモル)を
3−イソチオシアナト安息香酸1(1.79)10mモ
ルと一緒にTHF10ml中に懸濁させかつトリエチル
アミン1mlを加える。20℃で18時間撹拌し、次い
で混濁溶液を珪酸ゲルカラム(8.5×30cm)上に
加えかつ酢酸エステル/メタノール1/1(v/v)で
溶離させる。相応するフラクションを合一し、1時間活
性炭0.5gで処理しかつ次いで濾過する。溶剤を水流
真空中で除去しかつ残分を高圧真空ポンプで乾燥させる
【0086】収量:やや帯褐色の粘性油状物  2.3
5g(理論値の71%)。
【0087】DC:珪酸ゲル、酢酸エステル/氷酢酸 
 19/1(v/v);Rf=0.73。
【0088】e)  N−[2−(3,4−ジヒドロキ
シフェニル)エチル]−N′−[3−(N−スクシンイ
ミジルオキシカルボニルフェニル)]チオ尿素8a(ド
−パミン−ITCB−NHS)ド−パミン−ITCB7
a(反応式2)332mg(1mモル)をジオキサン1
0ml中に溶かしかつN−ヒドロキシスクシンイミド1
27mg(1.1mモル)及びジシクロヘキシル尿素2
27mg(1.1mモル)を加える。溶液を18時間2
0℃で撹拌し、次いで沈殿したジシクロヘキシル尿素を
濾別し、溶剤を水流真空中で除去しかつ残分を酢酸エス
テル20ml中に入れる。新たに濾過し、溶液を濃縮し
て約5mlにし、これを5cm厚さの珪酸ゲル層(吸引
濾過器、直径約5cm)上に加える。酢酸エステル50
mlで後洗浄しかつ溶離液を濃縮して約10mlにする
。 撹拌下に溶液にジイソプロピルエーテル50mlを添加
することによって、生成物8a(反応式2)を沈殿させ
、吸引濾過しかつ乾燥器中で五酸化燐上で乾燥させる。
【0089】収量:殆んど無色の粉末  205mg(
理論値の48%)。
【0090】DC:珪酸ゲル、酢酸エステル/氷酢酸 
 99/1(v/v);Rf=0.50。
【0091】f)  ド−パミン−ITCB−β−ガラ
クトシダーゼ−免疫原9a製造(反応式2)は例1c)
と同様にして行なう。
【0092】g)  N′−(3−カルボキシフェニル
)−N−[2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−2
−ヒドロキシエチル]−N−メチル尿素7b(アドレナ
リン−ITCB)製造(反応式2)はトリエチルアミン
の添加無しで例1d)と同様にして行なう。
【0093】アドレナリン6bの使用量1.83g(1
0mモル)。
【0094】収量:殆んど無色の粘性油状物  2.8
5g(理論値の79%)。
【0095】DC:珪酸ゲル、酢酸エステル/氷酢酸1
9/1(v/v);Rf=0.62。
【0096】h)  N−[2−(3,4−ジヒドロキ
シフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−N−メチル−
N′−[3−(N−スクシンイミジルオキシカルボニル
フェニル)]チオ尿素8b(アドレナリン−ITCB−
NHS)製造(反応式2)は例1e)と同様に行なう。
【0097】アドレナリン−ITCB7bの使用量3.
62g(1mモル)。
【0098】収量:無色の粉末250mg(理論値の5
4%)。
【0099】DC:珪酸ゲル、酢酸エステル/氷酢酸9
9/1(v/v);Rf=0.48。
【0100】i)  アドレナリン−ITCB−β−ガ
ラクトシダーゼ−免疫原9b製造(反応式2)は例1c
)と同様に行なう。 例2ヒスタミン−ITCBに対するモノクローナル抗体
の取得  免疫化生後8〜12週間のBalb/c−マ
ウスを、フロインド(Freund’schem)アジ
ュバント中に乳化させたヒスタミン−ITCB−β−ガ
ラクトシダーゼ(例1cによる製造)100μgで、腹
腔内で免疫化させる。6週間後にもう3回の免疫化を4
週間の間隔で実施する。その際、不完全フロインドアジ
ュバント中に乳化させた免疫原各100μgを腹腔内投
与する。
【0101】融合最初の免疫化の約4ケ月間後に融合さ
せる。融合前の最後の3日間に各々更に、PBS(ホス
フェート・緩衝食塩水;phosphate  buf
feredsaline)中のヒスタミンITCB−β
−ガラクトシダーゼ100μで1回及び50μgで2回
静脈内で免疫化する。
【0102】融合のために、ガルフレ(Galfre)
、メソーズ・イン・エンツィモロジイ(Methods
  in  Enzymology)、73巻(198
1年)、3頁に記載の方法依り、免疫化マウスの脾臓細
胞108を骨髄腫細胞(P3×63Ag8−653、A
TCC−CRL  8375)2×107と混合しかつ
引続いて10分間遠心分離する(300g、4℃)。細
胞をもう1回BSS(=バランスド・ソルト・ソルーシ
ョン(Balanced  Salt  Soluti
on))で洗浄しかつ400gで遠心分離する。上澄み
を捨てる。細胞沈殿物にPBS(MG4000、メルク
(Merck))中のPEG50%w/v−溶液1ml
を加える。次いで室温で、胎児の子牛血清(FKS)無
しのRPMI  1640(5ml)、引続きもう1度
10%FKSを有するRPMI1640(5ml)を徐
々に滴加し、媒体で50mlに満たしかつ10分間40
0gで遠心分離する。沈殿した細胞を新たに10%FK
Sを有するRPMI1640−媒体中に入れる。脾臓細
胞1×105もしくは5×104ずつを24個のウエル
(well)−細胞培養プレート(ヌンク社(Firm
a  Nunc))上に播種する。ヒポキサンチン−ア
ザセリン−選択培地(ヒポキサンチン100mモル、ア
ザセリン1μg/ml)に、インターロイキン6(IL
6)5U/mlを増殖因子として添加する。約7〜10
日間後にすでに多くのクローンが可視である。一次培養
物の上澄みを例3に記載したELISA−方法により試
験する。抗原−特異性抗体を含有する一次培養物を螢光
活性セルソルター(Zellsorter)により96
個のウエル−細胞培養プレート(ヌンク社)上で更にク
ローン化する。培地に増殖因子としてIL6(5U/m
l)を添加する。
【0103】この方法で例えば、寄託機関ECACC(
=ヨーロピアン・コレクション・オブ・アニマル・セル
・カルチャーズ(European  Collect
ionof  Animal  Cell  Cult
res))で寄託番号1.47.74  ECACC 
 900719021.17.44  ECACC  
90071901で寄託されている2種のハイブリドー
マーセルラインクローン1.47.74及びクローン1
.17.44を単離することができた。
【0104】腹水取得腹水を得るために、前もってプリ
スタン0.5mlで1〜2回予備処理をしておいたマウ
スにハイブリッド細胞5×106を腹腔内注射する。そ
の1〜3週間後に、マウスから腹水液を得ることができ
る。これからHPCL又はFPLCにより抗体を単離す
ることができる。このモノクローナル抗体はヒスタミン
−ITCBに特異的に適合しかつ他の1級及び2級のア
ミンとの交叉反応性を示さないもしくは僅かしか示さな
い。
【0105】相対的親和性を調べるために、相同抗原と
の競争曲線を調べかつ評価する。このために必要な測定
は例4と同様に実施される。
【0106】例3ヒスタミン−ITCBに対する抗体に
ついてのスクリーニング試験免疫化マウスの血清中又は
ハイブリッド細胞の培養上澄中又は腹水中のヒスタミン
−ITCBに対する抗体の存在及び特異性を決定するた
めに、競争的ELISA(=エンチーム・リンクド・イ
ムノソルベント・アセイ(enzym  linked
  immunosorbent  assay))を
実施する。
【0107】ヒスタミン−ITCB−DADOO−ビチ
オン1の製造ヒスタミン−ITCB−NHS4(反応式
2)97mg(0.25mモル)をジオキサン/DMF
  5/2(v/v)10ml中に溶かしかつN−ビオ
チニル−1,8−ジアミノ−3,6−ジオキサオクタン
(ビオチン−DADOO、ベーリンガー・マンハイム社
)(Fa.Boehringer  Mannheim
)、No.1112074)94mg(0.25mモル
)を加える。16時間20℃で撹拌し、次いで溶剤を真
空中で除去しかつ油状残分を酢酸エステル/メタノール
50/50(v/v)約5ml中に溶かす。溶液を珪酸
ゲルカラム(2.5×40cm)上に加えかつ酢酸エス
テル/メタノール/氷酢酸50/50/1(v/v/v
)で溶離させる。生成物よりも早く溶出する不純物が溶
離した後に、展開剤を酢酸エステル/メタノール/アン
モニア50/50/1(v/v/v)に変える。生成物
をカラムで洗浄しかつ相応するフラクションを合一する
。残分を真空中で蒸発濃縮させ、残った粘性油状の生成
物を水20ml中に溶かしかつ凍結乾燥させる。
【0108】収量:白色凍結乾燥物  68mg(理論
値の42%)。
【0109】DC:珪酸ゲル、酢酸エステル/メタノー
ル/アンモニア50/50/1(v/v/v);Rf=
0.28。
【0110】試験経過マイクロ滴定プレートを緩衝液p
H9.6中のサーモ−SA−ストレプトアビジン(Th
ermo−SA−Streptavidin)(欧州特
許機構(EP−A)第0269092号明細書により製
造)10μg/mlよりなる溶液100μl(1ウエル
当り)で1時間室温で被覆する。皿を0.9%塩化ナト
リウム溶液で洗浄する。引続き、PBS/1%RSA(
=1%子牛血清アルグミンを有する燐酸緩衝食塩水)中
のヒスタミン−ITCB−DADOO−ビチオン(製造
前記参照)5ng/mlの溶液200μl(1ウエル当
り)で1時間室温で被覆しかつ新たに0.9%塩化ナト
リウム溶液で洗浄する。その後にPBS中の試料100
μlを1時間室温でインキュベートしかつ新たに0.9
%塩化ナトリウム溶液で洗浄する。PBS/0.5%R
SA中の羊−抗−マウス−IgG−ペオキシダーゼ−接
合体(ベーリンガーマンハイム社、Best.No.8
21489)150mU/mlの溶液100μl/ウエ
ルと共にもう1回のインキュベーション(1時間室温で
)を行なう。0.9%塩化ナトリウム溶液でのもう1回
の洗浄過程後に、ペルオキシダーゼ活性を30分間室温
でABTS−溶液(ABTS100mg;過硼酸ナトリ
ウム3.25mモル/l;クエン酸39.8mモル/l
;燐酸ナトリウム60mモル/l;pH4.4〜4.5
)100μl/ウエルの添加によりかつ引続いて405
nmでの吸光測定により決定する。
【0111】 ─────────────────────────
──────────               
              測    定    値
(E)                      
     免疫化マウスの血清───────────
──────────────────────── 
 希釈     マウス番号   1:      1       2      
 3       3       5       
6       7────────────────
───────────────────   100
    1.098    1.262    1.0
64    1.028    1.333    1
.136    0.908  1000    0.
736    1.135    0.801    
0.955    0.973    0.835  
  0.874 10000    0.252   
 0.353    0.273    0.390 
   0.252    0.262    0.48
7100000  −0.037  −0.027  
−0.031  −0.002  −0.042  −
0.038  −0.036────────────
───────────────────────この
際1:10000の希釈では全7匹のマウスにおいて全
般に極めて高い測定値(明らかに0.050以上)が得
られ、要するに全マウスにおける滴定量が極めて高いこ
とが注目される。
【0112】従って、低分子量のハプテンのITCB−
誘導体に対する抗体を生産するという第一の目的は達成
される。
【0113】例4種々の本発明によるモノクロール抗体
と他の血清成分との相対的親和性及び交叉反応性の測定
例3に記載したように行なった。先ずヒスタミンITC
Bに対する抗体の相対的親和性を測定した。
【0114】ヒスタミン−ITCBに対する相対的親和
性を測定するために、抗体に分析質(Analyt)ヒ
スタミン−ITCBを増加性濃度で添加しかつ試料を例
3で記載したELISAで使用した。
【0115】図1は、ヒスタミン−ITCBに対する相
対的親和性を測定する試験原理を示す模式図である。
【0116】図2は、抗体の相対的親和性を、ELIS
Aにおける50%信号減少に必要なヒスタミン−ITC
Bの量(ng/ml)として定義づけてこの信号減少を
50%インターセプトとして表示した関係図である。
【0117】抗体の相対的親和性は、前記のELISA
で50%の信号減少を得るために必要とするヒスタミン
−ITCBの量(ng/ml)として定義される。この
信号減少は50%インターセプト(50%IC)として
示される。
【0118】mE(50%IC)=1/2Emax−−
−→対応するヒスタミン−ITCB−濃度は、抗体の相
対的親和性に相応する。
【0119】この時各モノクロナール抗体に、交叉反応
性について試験すべき物質(ヒスチジン、リジン、セロ
トニン等)を増加濃度で各々添加した。
【0120】引続き交叉反応を次の式で計算した:C=
最高信号の50%の達成のために必要である各抗体の濃
度。
【0121】
【数1】
【0122】測定値を第1表にまとめる。
【0123】
【表1】
【0124】例5血漿中の分析質ヒスタミン−ITCB
の測定受容体溶液:クローン1.47.74の腹水、P
BS中で1:200000希釈。
【0125】試料:非希釈血漿(EDTA1mg/ml
)、−20℃で貯蔵。
【0126】較正曲線:ヒスタミン−ITCB原液1m
g/メタノールml(血清又は血漿中の希釈列)A)試
料準備供血者から大口径(grosslumigen)
カニューレで血液50mlをプラスチック注射器に取り
かつこれを直ちにEDTA−被覆の小管に入れかつ10
分間2600UPM及び+4℃で遠心分離する。得られ
る血漿を0.5ml及び1mlの部分に分けかつ−20
℃で低温凍結する。
【0127】B)実験経過試料の誘導体化:先ずヒスタ
ミン−ITCB(血清又は血漿中)よりなる標準希釈列
を調整する。反応開始のために、重炭酸ナトリウム−緩
衝液(1モル/l)、pH9.0、14mlをITCB
溶液(DMSO中ITCB61mg/ml)2mlと混
合する。このITCB−緩衝液混合物280μl及び標
準もしくは試料80μlを各々30秒間振動しかつ1時
間56℃で水浴中でインキュベートする。反応を止める
ために、トリス(Tris)−緩衝液pH4.1(1.
8モル/l)40μlをピペットで入れかつ再び振動す
る。
【0128】ELISA−試験における試料の使用:1
2−溝−ピペットで、希釈腹水(抗体)50μl及び試
料50μlを、例2により被覆されたマイクロ滴定プレ
ートの各深部に各々入れかつ1時間室温で振動下でイン
キュベートする。0.9%塩化ナトリウム溶液での2回
の洗浄後に、羊−抗−マウス−POD−接合体(例3参
照)100μlを上に加えかつ1時間室温でインキュベ
ートする。洗浄緩衝液で3回の洗浄後に、ABTS−基
質溶液100μlを上に加えかつ30分間呈色反応後に
、ELISA−リーダー(Reader)(ダイナテッ
ク(Dynatec))中で405nmで吸光を測定す
る。
【0129】測定範囲:ヒスタミン750pg〜100
ng/mlの試料試料希釈(1:10)試験の感度:7
5pg〜ng/ml。
【0130】例6好塩基性白血球(Basophile
n  Leukozyten)からのヒスタミン−遊離
光度測定によるアレルギー−脱顆粒試験(Allerg
ie−Degranulationstest)(PA
D−Test:ベーリング−マンハイム社、Best.
No.854506)に記載された方法により、完全血
液から白血球を富化しかつアレルゲンと共にインキュベ
ートする。抗原−/抗体反応で遊離されるヒスタミン量
を後記の方法により(ITCBでの誘導体化→競争的E
LISA)上澄み中で測定する。
【0131】白血球取得:静脈完全血液20mlを大口
径カニューレでEDTA−被覆小管(EDTA−溶液2
ml)に取りかつ次の物質:ブドウ糖溶液(6%)4m
l(溶液8)デキストラン(6%)4ml(溶液2)ゼ
ラチン(2%)0.8ml(溶液7)よりなる混合物が
前もって装入されているザルステット(Sarsted
t)血清−血漿−濾過器(Best.No.53422
;25ml)中に加える。
【0132】慎重な混合の後に、赤血球の沈降を60〜
90分間以内に室温で行なう。血漿上澄み(約10ml
)をできるだけ完全に取りかつ2本のプラスチック−遠
心分離小管(ザルステット55468;13ml)に均
一に分配する。小管にTRIS−緩衝液(溶液9)を各
々添加しかつ引続き15分間400〜500gで遠心分
離する。上澄みをデカンテーション除去し、細胞をTR
IS−緩衝液10mlで洗浄しかつ再び15分間遠心分
離する。
【0133】上澄みのデカンテーション除去後に細胞を
氷冷TRIS−緩衝液/ブドウ糖(溶液10)合計12
ml(2×6ml)中に再懸濁させ、かつ脱顆粒のため
に使用する。
【0134】細胞数の測定のために、細胞懸濁液50μ
lを3%の酢酸450μlで希釈しかつトーマ(Tho
ma)−計数室で数える。
【0135】抗原とのインキュベーション(脱顆粒)エ
ッペンドルフ(Eppendorf)−反応容器にピペ
ットで入れる:           緩  衝  液        
     試料空値  試  料 抗−IgE/アレル
ゲン  空 値  空 値 TRIS−緩衝液/ブドウ糖(37℃)(10)  1
30μl   130μl   130μl   13
0μl白血球−懸濁液               
     300μl   300μl    −  
     −TRIS−緩衝液/ブドウ糖(37℃)(
10)   −       −      300μ
l   300μl37℃で5分間インキュベート アレルゲン溶液(12)              
   −       30μl    30μl  
  −TRIS−緩衝液/ブドウ糖(10)     
    30μl    −       −    
   30μl37℃で1分間インキュベート 開始剤−溶液(CaCl2)(4)         
    30μl    30μl    30μl 
   30μl慎重に混合、37℃で60分間インキュ
ベート停止剤−溶液(氷冷)(3)         
  170μl   170μl   170μl  
 170μl   試料を、ヒスタミン−遊離後に、5分間エッペンド
ルフ−遠心分離器中で900g及び4℃で遠心分離した
。 上澄みを15分間以内で細胞残渣から分離しかつ4℃又
は低温凍結(−20℃)でヒスタミン測定まで貯蔵した
【0136】溶液 A.原液(1)TRIS−濃縮物(225mモル/l)
TRIS  27.2g、NaC  l69.0g及び
KC  l3.7gを再蒸留水(Aqua  bide
st.)1l中に溶かしかつ濃HClでpH9.6に調
整する。
【0137】(2)デキストランデキストラン溶液:デ
キストラン(MW75000)60gを0.9%NaC
l  1l中に溶かす。
【0138】(3)EDTA(100mモル/l)ED
TA3.72gを0.9%NaCl  100ml中に
溶かしかつNaOHでpH7.6に調整する。
【0139】(4)開始−溶液(CaCl2):CaC
l×2H2O1.82gを0.9%NaCl  100
ml中に溶かす。
【0140】(5)TRIS/HCl−緩衝液TN(0
.075モル/l;pH7.6)。
【0141】原液a:TRIS36.354gを再蒸留
水1lに溶かす。
【0142】原液b: HCl  0.1モル/l 緩衝液:原液a25ml +原液b58.95ml (6)NaCl(0.9%) B.使用溶液 (7)ゼラチン(2%) ゼラチン2.0gを0.9%NaCl  100ml中
に加熱下(最高50℃)で溶かす。
【0143】(8)ブドウ糖(6%)α−D−ブドウ糖
(無水) 6.0gを0.9%NaCl  100ml
中に溶かす。
【0144】(9)TRIS−緩衝液(22.5mモル
/l) TRIS−濃縮物(溶液1)50ml 再蒸留H2O  400ml ゼラチン溶液(溶液7)12.4ml EDTA−溶液(溶液3)5.0ml 再蒸留水で500mlに満たし、pH(7.6)を検査
しかつ場合により調整する。
【0145】(10)TRIS−緩衝液/ブドウ糖ブド
ウ糖溶液(溶液8)2.7mlをTRIS−緩衝液(溶
液9)150mlと混合する。
【0146】(11)ヒト−IgEに対する抗血清(1
:500) ベーリング社(Fa.Behring)(OTNP04
/05)例えば464748IU/ml)抗血清10μ
lをTRIS−緩衝液/ブドウ糖(溶液12)5000
μlで希釈する。
【0147】(12)アレルゲン−抽出物0.1/1/
10μg/mlのアレルゲン濃度をTRIS−緩衝液/
ブドウ糖(溶液10)での希釈により製造する。
【0148】例7完全血液からのヒスタミン遊離シラガ
ニアン(Siraganian)(マニュアル・オブ・
クリニカル・イムノロジイ(Manual  of  
Clinical  Immunology)、197
6、チャプター(Chapter)80、602)によ
って記載された方法により、完全血液を抗原と共にイン
キュベートしかつ引続き遠心分離する。抗原−/抗体反
応で遊離されるヒスタミン量を記載方法:ITCBでの
誘導体化及び引続いて上澄み中の競争的ELISAによ
り測定する。
【0149】試料取得静脈完全血液20mlをプラスチ
ック注射器で取りかつヘパリン(リクエミン・ナトリウ
ム(Liquemin  sodium)10、1ml
=1,000U;オルガノ社(Organo  Inc
.)、ウエスト・オレンジ(West  Orange
)、N.J.)0.5mlを有するプラスチック小管(
ファルコン(Falcon、50ml)中に入れる。 試験に使用するまで血液を4℃で24時間まで冷蔵庫中
に貯蔵してよい。血液をPIPES  ACM(溶液7
)5mlで希釈しかつ直接試験に使用する。
【0150】抗原とのインキュベーション(ヒスタミン
遊離反応)反応を75mmプラスチック小管(ファルコ
ン2052)中で実施する。
【0151】                          
 試料空値      試  料      試料の総
ヒスタミン────────────────────
────────────────PIPES  AC
M(7)    500μl     −      
      −      氷浴中アレルゲン溶液(8
)        −          500μl
       −─────────────────
───────────────────希釈完全血液
                500μl    
 500μl       500μl12%過塩素酸
(4)        −          −  
          500μl小管を37℃−水浴中
に移す 1時間インキュベーション(10分毎に振動)────
─────────────────────────
───────反応の停止:小管を氷浴に移す 遠心分離:30分間2,500UPMで(1,200x
g)、4℃────────────────────
────────────────上澄みをヒスタミン
測定まで−20℃で凍結させる。
【0152】溶液: A.原液: (1)PIPES−緩衝液(10倍に濃縮する)PIP
ES          75.60gNaCl   
         69.28gKCl       
         3.72g10N  NaOH  
  43ml を再蒸留水1l中に溶かす(pH7.48)。
【0153】(2)ヒト血清アルブミン−溶液(25%
)(3)EDTA−溶液(0.1モル/l)EDTA3
7.23gを再蒸留水600ml中に溶かしかつ50%
NaOHでpH7.18〜7.20に調整しかつ再蒸留
水で1lに満たす。
【0154】(4)過塩素酸(12%)60%HClO
4 200mlを再蒸留水800mlで希釈する。
【0155】(5)Ca2+−溶液(0.1モル/l)
(6)Mg2+−溶液(0.1モル/l)B.使用溶液
(7)PIPES  ACM−緩衝液(Ca2+  1
mモル/l、Mg2+0.5mモル/l)PIPES 
 A−緩衝液: PIPES−原液(10倍濃縮)10mlを二重蒸留水
で100mlに希釈しかつ25%のヒト血清アルブミン
−溶液0.125mlをそれに加える。
【0156】Ca2+  0.1モル/l−溶液  1
mlMg2+  0.1モル/l−溶液0.5mlをP
IPES  A−緩衝液で100mlに希釈する。
【0157】(8)アレルゲン溶液 PIPES  ACM−緩衝液中のアレルゲン希釈液を
調整しかつ分割して−20℃で貯蔵する。
【0158】例8 ニトロ−ITCB誘導体化アドレナリンの合成(同様に
反応式3参照)a)  5−イソチオシアナト−2−ニ
トロ安息香酸125−アミノ−2−ニトロ安息香酸11
(1.82g)10mモルを濃塩酸10ml及び水80
mlよりなる混合物中に100℃への加熱によって溶か
す。20℃への溶液の冷却後に、チオホスゲン1.37
g(12mモル)を滴加する。短時間の誘導相後に生成
する沈殿を6時間後に吸引濾過し、水で洗浄しかつ乾燥
器中で塩化カルシウムを介して乾燥させる。
【0159】収量:黄色粉末  0.78g(理論値の
44%)IR(KBr):ν=1984、1964cm
−1DC:珪酸ゲル、酢酸エステル/氷酢酸  99/
1(v/v);Rf=0.59。
【0160】b)  N′−(3−カルボキシ−4−ニ
トロフェニル)−N[2−(3,4−ジヒドロキシフェ
ニル)−2−ヒドロキシエチル]−N−メチルチオ尿素
13L−アドレナリン6b  1.83g(10mモル
)及び5−イソチオシアナト−2−ニトロ安息香酸12
  2.24g(10mモル)を、無水THF50ml
中に溶かしかつ20時間20℃で撹拌する。引続き溶剤
を水流真空中で除去し、残分をメタノール/酢酸エステ
ル1/1(v/v)25ml中に入れかつ粗生成物を珪
酸ゲルカラム(5×5cm)のクロマトグラフィーによ
り精製する。溶離剤としてメタノール/酢酸エステル1
/1(v/v)を用いる。生成物13を含有するフラク
ションを合しかつ100mlに濃縮する。次いで溶液に
活性炭200mgを加えかつ16時間20℃で撹拌する
。活性炭を濾別し、溶剤を水流真空中で除去しかつ残分
を高圧真空−ポンプで乾燥させる。
【0161】収量:黄色固体  3.45g(理論値の
85%)DC:珪酸ゲル、酢酸エステル/氷酢酸  9
9/1(v/v);Rf=0.27。
【0162】c)  N−[2−(3,4−ジヒドロキ
シフェニル)−2−ヒドロキシエチル]−N−メチル−
N′−[4−ニトロ−3−(N−スクシンイミジルオキ
シカルボニル)フェニル]−チオ尿素14(アドレナリ
ン−ニトロ−ITCB−NHS)アドレナリン−ニトロ
−ITCB13  2.03g(5mモル)を無水ジオ
キサン50ml中に溶かしかつ撹拌下でN−ヒドロキシ
スクシンイミド0.61g(5.3mモル)及びジシク
ロヘキシルカルボジイミド1.24g(6mモル)を加
える。20℃で20時間撹拌後、生成したジシクロヘキ
シル尿素を濾別しかつ溶剤を水流真空中で50℃で除去
する。残分をもう一度ジオキサン20ml中に入れかつ
不溶物を濾別する。引続き蒸発乾固させかつ粗生成物を
珪酸ゲル(5×5cm)のカラムクロマトグラフィーに
より精製する。溶離剤として酢酸エステルを用いる。生
成物14を含有するフラクションを10mlに濃縮しか
つ撹拌下でジイソプロピルエーテル100mlに徐々に
滴加する。生成する沈殿を分離しかつ高圧真空−ポンプ
で乾燥させる。
【0163】収量:黄色固体  0.6g(理論値の2
4%)d)  アドレナリン−ニトロ−ITCB−β−
ガラクトシダーゼ−免疫原15製造は5と同様に行なう
(例1c)。
【図面の簡単な説明】
【図1】  ヒスタミンITCBに対する抗体の相対的
親和性を測定するための、試験原理を示す模式図。
【図2】抗体の相対的親和性を、ELISAにおける5
0%信号減少に必要なヒスタミン−ITCB量として定
義づけて、この信号減少を50%インターセプトとして
表示した関係図。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  1級又は2級のビオゲンアミンに対す
    るモノクローナル抗体(この抗体はビオゲンアミンとカ
    ップリング試薬とからのカップリング生成物に対向して
    いる)を取得する場合に、(1) 1級又は2級ビオゲ
    ンアミンを、そのアミノ官能基を介して、一般的化学構
    造:X=C=N−R−Y[式中XはO又はSを表わし、
    Rは非置換の又は置換された芳香族、ヘテロ芳香族又は
    シクロアルキル基を表わし、Yは一般式: 【化1】 のカルボキシル基を表わし、ここでZは(a)OH又は
    O−であるか又は(b)カップリング反応の条件下にア
    ミノ官能基と反応しないが1以上の反応工程で反応性の
    エステル−、酸クロリド−又は酸アンヒドリド基に変換
    可能である基Z1である]を有するカップリング試薬に
    結合させ、(2) 工程(1)で生じるカップリング生
    成物のカルボキシル基の残基Zを、反応性のエステル−
    、酸クロリド−又は酸アンヒドリド基に変え、(3) 
    工程(2)からの活性化されたカップリング生成物を担
    体物質に結合させて、免疫原としての作用をする担体結
    合カップリング生成物を得、(4) 工程(3)からの
    免疫原を用いて実験動物を免疫化し、(5) この免疫
    化された実験動物から、公知方法で、ビオゲンアミンと
    カップリング試薬とからのカップリング生成物に対する
    モノクローナル抗体を取得することを特徴とする、1級
    又は2級のビオゲンアミンに対するモノクローナル抗体
    を取得する方法。
  2. 【請求項2】  3−イソチオシアナト安息香酸又はそ
    の塩又は誘導体をカップリング試薬として使用する、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  ビオゲンアミンとして、ヒスタミン又
    はアドレナリン、ノルアドレナリン及びドーパミンから
    選択されたカテコールアミンを使用する、請求項1又は
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】  1級又は2級のビオゲンアミンHNR
    4R5とカップリング試薬とからの、次の一般的構造:
    【化2】 [式中R4及びR5はその都度のビオゲンアミンに相応
    する基を表わし、XはO又はSを表わし、Rは非置換の
    又は置換された芳香族、ヘテロ芳香族又はシクロアルキ
    ル基を表わし、Yは一般式: 【化3】 のカルボキシル基を表わし、ここでZは(a)OH又は
    O−であるか又は(b)他の、カップリング反応の条件
    下にアミノ官能基と反応しないが、反応性のエステル−
    、酸クロリド−又は酸アンヒドリド基に変換可能である
    基Z1である]を有するカップリング生成物。
  5. 【請求項5】  1級又は2級のビオゲンアミンとカッ
    プリング試薬とからの請求項4記載のカップリング生成
    物に対するモノクローナル抗体。
  6. 【請求項6】  ハイブリドーマ−セルライン1.47
    .74(ECACC90071902)から分泌された
    、ヒスタミンとイソチオシアナト安息香酸とからのカッ
    プリング生成物に対する、モノクローナル抗体。
  7. 【請求項7】  ハンブリドーマ−セルライン1.17
    .44(ECACC90071901)から分泌された
    、ヒスタミンとイソチオシアナト安息香酸とからのカッ
    プリング生成物に対する、モノクローナル抗体。
  8. 【請求項8】  試料溶液中の1級又は2級のビオゲン
    アミンを測定する場合に、(1) 試料溶液中のビオゲ
    ンアミンをそのアミノ官能基を介して、一般的化学構造
    :          X=C=N−R−Y[式中Xは
    O又はSを表わし、Rは非置換の又は置換された芳香族
    、ヘテロ芳香族又はシクロアルキル基を表わし、Yは、
    一般式:【化4】 のカルボキシル基を表わし、ここで、Zは(a)OH又
    はO−であるか又は(b)他の、カップリング反応の条
    件下にアミノ官能基と反応しないが反応性のエステル−
    、酸クロリド−又は酸アンヒドリド基に変換可能である
    基Z1である]を有するカップリング試薬に結合させ、
    (2) 試料溶液を、工程(1)で生じたビオゲンアミ
    ンとカップリング試薬とからのカップリング生成物に対
    するモノクローナル抗体1種以上と共にインキュベート
    し、(3) この抗体/抗原−反応を常法で定量するこ
    とにより試料中のビオゲンアミンの濃度を測定すること
    を特徴とする、試料溶液中の1級又は2級のビオゲンア
    ミンを測定する方法。
  9. 【請求項9】  カップリング試薬として、3−イソチ
    オシアナト安息香酸、その塩又は誘導体を使用する、請
    求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】  測定すべきビオゲンアミンとして、
    ヒスタミン又はアドレナリン、ノルアドレナリン及びド
    ーパミンから選択されたカテコールアミンを使用する、
    請求項8又は9記載の方法。
JP3202650A 1990-08-14 1991-08-13 モノクローナル抗体の取得法、ビオゲンアミンとカップリング試薬とからのカップリング生成物、モノクローナル抗体及び1級又は2級のビオゲンアミンの測定法 Pending JPH04311395A (ja)

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MOLECULAR PHARMACOLOGY=1973 *

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