JPH0431039Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は携帯用鋏等の鞘に関するものであ
る。

（従来の技術） 従来、例えば携帯用の眉毛切り鋏や鼻毛切り鋏
を使用する場合には鏡を補助用具として必要と
し、爪切りを使用した後には爪ヤスリを補助用具
として使用する。そこで、このような携帯用具で
は、各用具に対応する専用の補助用具をそれぞれ
備えている。

（考案が解決しようとする問題点） 上記のような携帯用具では各用具に対応する補
助用具がそのケース等に別個に収納されているの
で紛失し易い。そこで、各用具の鞘に補助用具を
取着することが考えられるが、それぞれ別個の形
状の鞘に対応する補助用具を取着することは製造
コストを引上げるという問題点があつた。

考案の構成 （問題点を解決するための手段） この考案は上記問題点を解決するために、鋏等
の複数の用具の鞘３を共通の形状とし、その鞘３
の表面に共通する形状の取付凹部５を設け、その
取付凹部５に取付可能とした複数の機能追加部材
６，７，８，９，１０，１１，１２を設け、その
機能追加部材のいずれか一つを前記取付凹部５に
取付けた構成としている。

（作用） 上記手段により、鞘３の取付凹部５には複数の
中から選択された機能追加部材６，７，８，９，
１０，１１，１２が取着される。

（実施例） 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
従つて説明すると、第１図に示すように鼻毛切り
鋏１はその柄部２が合成樹脂で被覆されている。
その鼻毛切り鋏１の鞘３は合成樹脂で成型され、
第２図に示すように柄部２のみを残して鼻毛切り
鋏１を収納可能となつている。従つて、鼻毛切り
鋏１を鞘３に収納した状態では金属部分が露出さ
れないので、美観を向上させることができる。

鞘３の内部には対向する係止突部４が形成さ
れ、その係止突部４が鼻毛切り鋏１を挟着して鞘
３を容易には脱落しないようにしている。

鞘３の一方側面には取付凹部５が形成され、そ
の取付凹部５内には鏡６が接着固定され、鼻毛切
り鋏１の使用時にはこの鏡６を使用可能となつて
いる。従つて、鏡６は鞘３に保持されて容易に紛
失することはなく、鼻毛切り鋏１の使用に便利で
ある。

この鞘３は上記のような鼻毛切り鋏１以外に柄
部が同様な形状に形成された眉毛切り、あま皮押
し、毛抜き、ピンセツト等の鞘として使用され、
取付凹部５に取着可能な機能追加部材として次の
ようなものが用意されている。すなわち、第３図
に示すように磁石７、クリツプ８、ピン９、面フ
アスナー１０、爪ヤスリ１１、埃取り１２や折り
たたみ式の櫛、ペーパーカツト等が取付凹部５内
に接着固定可能な形状に形成されている。従つ
て、鞘３に収納する用具に応じて取付凹部５に接
着固定する機能追加部材を適宜に選択して所望の
機能を追加することができる。

考案の効果 以上詳述したように、この考案は同一の鞘３に
機能追加部材を適宜に選択して接着固定すること
により、多数の用具に適した機能を有する鞘を安
価に提供することができる優れた効果を発揮す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案を具体化した鼻毛切り鋏とそ
の鞘を示す正面図、第２図はその収納状態を示す
断面図、第３図は機能追加部材の別例を示す斜視
図である。 鞘……３、取付凹部……５、鏡……６、磁石…
…７、クリツプ……８、ピン……９、面フアスナ
ー……１０、爪ヤスリ……１１、埃取り……１
２。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鋏等の複数の用具の鞘３を共通の形状とし、そ
   の鞘３の表面に共通する形状の取付凹部５を設
   け、その取付凹部５に取付可能とした複数の機能
   追加部材６，７，８，９，１０，１１，１２を設
   け、その機能追加部材のいずれか一つを前記取付
   凹部５内に接着固定したことを特徴とする鋏等の
   鞘。