JPH04309837A - データベースを利用した機構解析シミュレータ - Google Patents
データベースを利用した機構解析シミュレータInfo
- Publication number
- JPH04309837A JPH04309837A JP3072791A JP7279191A JPH04309837A JP H04309837 A JPH04309837 A JP H04309837A JP 3072791 A JP3072791 A JP 3072791A JP 7279191 A JP7279191 A JP 7279191A JP H04309837 A JPH04309837 A JP H04309837A
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- Japan
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims abstract description 56
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 claims abstract description 24
- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 101100272280 Gibberella fujikuroi (strain CBS 195.34 / IMI 58289 / NRRL A-6831) BEA1 gene Proteins 0.000 description 1
- 101000582320 Homo sapiens Neurogenic differentiation factor 6 Proteins 0.000 description 1
- 102100030589 Neurogenic differentiation factor 6 Human genes 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000036544 posture Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボットをはじめとする
各種自動機を対象とした機構・制御系の動特性解析技術
に係り、解析時に必要となる機構形状パラメータの設定
に関する。
各種自動機を対象とした機構・制御系の動特性解析技術
に係り、解析時に必要となる機構形状パラメータの設定
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の機構運動特性解析シミュレータは
、解析の対象となる機構をモデル化し、そのモデルのリ
ンクや対偶の位置、姿勢等の機構形状パラメータを入力
装置より入力し、解析演算部で機構の各種特性を解析し
、さらにその結果を出力装置により出力表示している。 さらに、特開平2−76077号公報に記載のように、
機構が動作途中でそのモデルを変更する場合には解析演
算部にモデルの変更の要否を判定するモデル変更判定部
や、その判定結果に応じて前記計算モデルを自動的に変
更する変更処理部等をもつ機構解析システムもある。
、解析の対象となる機構をモデル化し、そのモデルのリ
ンクや対偶の位置、姿勢等の機構形状パラメータを入力
装置より入力し、解析演算部で機構の各種特性を解析し
、さらにその結果を出力装置により出力表示している。 さらに、特開平2−76077号公報に記載のように、
機構が動作途中でそのモデルを変更する場合には解析演
算部にモデルの変更の要否を判定するモデル変更判定部
や、その判定結果に応じて前記計算モデルを自動的に変
更する変更処理部等をもつ機構解析システムもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、機構
の特性を解析するのに必要となる機構の形状や構造等の
機構パラメータをあらかじめ決められた入力データフォ
ーマットに従って、入力装置(例えばキーボード)を用
いながらデータ入力しているのが殆んどである。そのた
め機構パラメータ値の入力の際には、データの入力ミス
をしないように注意を払う必要があり、そのため、デー
タ入力に要する時間も多くかかっていた。
の特性を解析するのに必要となる機構の形状や構造等の
機構パラメータをあらかじめ決められた入力データフォ
ーマットに従って、入力装置(例えばキーボード)を用
いながらデータ入力しているのが殆んどである。そのた
め機構パラメータ値の入力の際には、データの入力ミス
をしないように注意を払う必要があり、そのため、デー
タ入力に要する時間も多くかかっていた。
【0004】また、リンクを結合させている対偶部分が
、本来の機構(対偶)の動き以外にも運動成分を持つも
のとみなした柔対偶では、対偶を構成する対偶素同士が
互いにばねで結合していると考えているため、そのばね
係数やばねによる機構の振動を安定化させるための粘性
抵抗係数をも入力する必要がある。ばね係数および粘性
抵抗係数は機構の剛性を表現できるパラメータであるが
、機構の対偶として用いる部品ごとに固有の値である。 それらの値をシミュレータに入力する場合には部品や機
構そのものの固有振動数や減衰振動における時定数をも
とに計算しなければならない。このように柔対偶の機構
パラメータ設定には、その対偶に使う部品一つ一つに固
有振動数や時定数を求めるための実験を行わなければな
らないので入力のための時間は多大であり、一方でこれ
を経験と勘だけで決めていては機構解析シミュレータの
解析精度を低下させることになってしまう。
、本来の機構(対偶)の動き以外にも運動成分を持つも
のとみなした柔対偶では、対偶を構成する対偶素同士が
互いにばねで結合していると考えているため、そのばね
係数やばねによる機構の振動を安定化させるための粘性
抵抗係数をも入力する必要がある。ばね係数および粘性
抵抗係数は機構の剛性を表現できるパラメータであるが
、機構の対偶として用いる部品ごとに固有の値である。 それらの値をシミュレータに入力する場合には部品や機
構そのものの固有振動数や減衰振動における時定数をも
とに計算しなければならない。このように柔対偶の機構
パラメータ設定には、その対偶に使う部品一つ一つに固
有振動数や時定数を求めるための実験を行わなければな
らないので入力のための時間は多大であり、一方でこれ
を経験と勘だけで決めていては機構解析シミュレータの
解析精度を低下させることになってしまう。
【0005】本発明の目的は、自動機機構の特性解析を
行うのに必要となる機構の形状パラメータ値を容易で、
かつ、確実に入力することが可能な機構解析シミュレー
タを提供することにある。
行うのに必要となる機構の形状パラメータ値を容易で、
かつ、確実に入力することが可能な機構解析シミュレー
タを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、柔対偶部の
機構パラメータであるばね係数と粘性抵抗係数をシミュ
レータの入力装置(キーボード等)から数値を直接入力
するのではなく、あらかじめフロッピーディスク等の磁
気媒体に、ばね係数と粘性抵抗係数を一つの組にしてデ
ータベースとして登録しておき、パラメータの設定時に
はデータベースとアクセス可能な入力装置へ任意の名前
や番号であるキーネームを入力することで、データベー
スからばね係数と粘性抵抗係数値を検索して設定できる
機構解析シミュレータにより達成される。
機構パラメータであるばね係数と粘性抵抗係数をシミュ
レータの入力装置(キーボード等)から数値を直接入力
するのではなく、あらかじめフロッピーディスク等の磁
気媒体に、ばね係数と粘性抵抗係数を一つの組にしてデ
ータベースとして登録しておき、パラメータの設定時に
はデータベースとアクセス可能な入力装置へ任意の名前
や番号であるキーネームを入力することで、データベー
スからばね係数と粘性抵抗係数値を検索して設定できる
機構解析シミュレータにより達成される。
【0007】
【作用】データベースに登録するばね係数と粘性抵抗係
数の組は、それぞれの組ごとに任意の名前や番号等で各
組を識別できるキーネームを属性として持たせているた
め、それらの組とキーネームの対応がついたテーブルを
参照すれば、ばね係数と粘性抵抗係数の設定にはこのキ
ーネームを入力装置より入力するだけで、実際の数値デ
ータと対応をとることができる。このデータベースの検
索に使うテーブル構造を検索が行いやすいものにしてお
けば、ばね係数と粘性抵抗係数の設定を迅速に行うこと
が可能になる。
数の組は、それぞれの組ごとに任意の名前や番号等で各
組を識別できるキーネームを属性として持たせているた
め、それらの組とキーネームの対応がついたテーブルを
参照すれば、ばね係数と粘性抵抗係数の設定にはこのキ
ーネームを入力装置より入力するだけで、実際の数値デ
ータと対応をとることができる。このデータベースの検
索に使うテーブル構造を検索が行いやすいものにしてお
けば、ばね係数と粘性抵抗係数の設定を迅速に行うこと
が可能になる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。
を説明する。
【0009】図1は機構解析シミュレータの全体を表わ
している。入力装置1は機構解析に要する機構パラメー
タが登録されたデータベース4とアクセス可能であり、
必要に応じてデータベース4から検索することで機構パ
ラメータを設定し、この機構パラメータ値を機構解析シ
ミュレータ2に受け渡すことで機構解析部で解析演算を
行い、その解析結果を出力装置3に出力する。ロボット
に代表される自動機は複数のリンクと、リンクとリンク
を結合させる対偶部より構成され所定の動きを行ってい
る。代表的な対偶を図2に示す。従来の機構解析シミュ
レータは、図2の(a)および(b)のように対偶部が
単に対偶軸方向の並進運動や(c)のように対偶軸回り
の回転運動という、対偶の動きを一自由度運動に拘束し
て、機構の運動方程式を作成し計算を行っていた。しか
し製品の超小型化や高機能化に伴い、自動機そのものも
高機能化・高性能化を要求されるようになってきている
。そのため図2に示す対偶のような、対偶の動きを一自
由度に厳しく拘束して考えていた従来の機構解析手法の
場合、複雑な自動機機構の場合は運動方程式を作成する
際に、この拘束条件が積み上げられてしまうため機構の
変位解析が不可能となってしまう。そのため、回転運動
や並進運動といった機構のとりうる運動の種類や、平面
機構・空間機構という機構の構造、さらにどんな形状寸
法の機構でも統一的に汎用的に解析可能なシミュレータ
を実現するため、この対偶の拘束を少し緩め対偶の動き
にやわらかさを持つ柔対偶を考案、採用している。柔対
偶とは対偶部の二つの対偶素は互いに多自由度のばね系
で結合されているとみなし、対偶の持つ自由度を多くし
たものである。この柔対偶の一例を図3に示す。対偶の
拘束を柔対偶のように緩めることで、今まで不可能であ
った機構の特性解析を行うことが可能となる。
している。入力装置1は機構解析に要する機構パラメー
タが登録されたデータベース4とアクセス可能であり、
必要に応じてデータベース4から検索することで機構パ
ラメータを設定し、この機構パラメータ値を機構解析シ
ミュレータ2に受け渡すことで機構解析部で解析演算を
行い、その解析結果を出力装置3に出力する。ロボット
に代表される自動機は複数のリンクと、リンクとリンク
を結合させる対偶部より構成され所定の動きを行ってい
る。代表的な対偶を図2に示す。従来の機構解析シミュ
レータは、図2の(a)および(b)のように対偶部が
単に対偶軸方向の並進運動や(c)のように対偶軸回り
の回転運動という、対偶の動きを一自由度運動に拘束し
て、機構の運動方程式を作成し計算を行っていた。しか
し製品の超小型化や高機能化に伴い、自動機そのものも
高機能化・高性能化を要求されるようになってきている
。そのため図2に示す対偶のような、対偶の動きを一自
由度に厳しく拘束して考えていた従来の機構解析手法の
場合、複雑な自動機機構の場合は運動方程式を作成する
際に、この拘束条件が積み上げられてしまうため機構の
変位解析が不可能となってしまう。そのため、回転運動
や並進運動といった機構のとりうる運動の種類や、平面
機構・空間機構という機構の構造、さらにどんな形状寸
法の機構でも統一的に汎用的に解析可能なシミュレータ
を実現するため、この対偶の拘束を少し緩め対偶の動き
にやわらかさを持つ柔対偶を考案、採用している。柔対
偶とは対偶部の二つの対偶素は互いに多自由度のばね系
で結合されているとみなし、対偶の持つ自由度を多くし
たものである。この柔対偶の一例を図3に示す。対偶の
拘束を柔対偶のように緩めることで、今まで不可能であ
った機構の特性解析を行うことが可能となる。
【0010】図4は柔対偶における対偶素の動きを表わ
している。柔対偶に何らかの力が作用すると、対偶素は
、図4に示すように、ばね5や6が伸縮して元の位置と
の間に偏差Dが生じる。そこでこの偏差Dに応じたばね
の復元力が、リンクに作用する力およびモーメントと考
える。図5に示すように、第i番目の対偶における偏差
をDiとし、ばね系のばね係数をKiとする。またばね
の振動を安定させるためのばね粘性抵抗係数をCiとす
る。このばね係数Kiと粘性抵抗係数Ciの設定に、デ
ータベース4を用いる。
している。柔対偶に何らかの力が作用すると、対偶素は
、図4に示すように、ばね5や6が伸縮して元の位置と
の間に偏差Dが生じる。そこでこの偏差Dに応じたばね
の復元力が、リンクに作用する力およびモーメントと考
える。図5に示すように、第i番目の対偶における偏差
をDiとし、ばね系のばね係数をKiとする。またばね
の振動を安定させるためのばね粘性抵抗係数をCiとす
る。このばね係数Kiと粘性抵抗係数Ciの設定に、デ
ータベース4を用いる。
【0011】図6はデータベース4の構造を表わしたも
のである。図6に示すように機構形状データとしてシミ
ュレータ2に入力すべき機構パラメータは、リンクと対
偶それぞれについて多数ある。そのうち柔対偶のばね係
数と粘性抵抗係数は、あらかじめデータ登録させておい
たデータベース4から検索することにより入力させる。 まず、データベース4の作成方法について説明する。い
ま、柔対偶に相当する多数の部品の中からベアリングを
選んだとする。例えば、A社のある型番のベアリングの
ばね係数と粘性抵抗係数をデータベースに登録させるに
は、そのベアリングにあらかじめ加速度ピックアップな
どを取付けておき、まず、そのベアリングを実際にイン
パルスハンマ等で直接たたく。そのとき、加速度ピック
アップとつなげておいた周波数解析装置(FFT)等か
らベアリングの固有振動数を読み取っておく。いま、ベ
アリングの重量をm,ばね係数をKとすればこの固有振
動数fは次の式で表わされる。
のである。図6に示すように機構形状データとしてシミ
ュレータ2に入力すべき機構パラメータは、リンクと対
偶それぞれについて多数ある。そのうち柔対偶のばね係
数と粘性抵抗係数は、あらかじめデータ登録させておい
たデータベース4から検索することにより入力させる。 まず、データベース4の作成方法について説明する。い
ま、柔対偶に相当する多数の部品の中からベアリングを
選んだとする。例えば、A社のある型番のベアリングの
ばね係数と粘性抵抗係数をデータベースに登録させるに
は、そのベアリングにあらかじめ加速度ピックアップな
どを取付けておき、まず、そのベアリングを実際にイン
パルスハンマ等で直接たたく。そのとき、加速度ピック
アップとつなげておいた周波数解析装置(FFT)等か
らベアリングの固有振動数を読み取っておく。いま、ベ
アリングの重量をm,ばね係数をKとすればこの固有振
動数fは次の式で表わされる。
【0012】
【数1】
【0013】従って、固有振動数fとベアリングの重量
mからばね係数Kを計算することができる。また同時に
FFT装置等からはハンマでたたいたときの加速度波形
も検出しておき、加速度波形から読み取れる時定数より
粘性抵抗係数Cを計算しておく。このようにしてもとめ
たばね係数Kと粘性抵抗係数Cは、データベース4に登
録する場合、おのおのばらばらに登録するのではなく、
一つの組にして登録させる。さらに、おのおのの組には
あとで検索しやすいようにキーネームとして固有の番号
あるいは名前を属性として付加させておき、図7に示す
ようなキーネームとばね係数および粘性抵抗係数の組と
の間で一対一の対応がつくパラメータテーブルを構成さ
せておく。従って、実際のパラメータ設定の時には、入
力装置よりキーネーム(BEA1)を入力することで、
データベースからばね係数と粘性抵抗係数(Kb1,C
b1)を選択し、設定することが可能となる。
mからばね係数Kを計算することができる。また同時に
FFT装置等からはハンマでたたいたときの加速度波形
も検出しておき、加速度波形から読み取れる時定数より
粘性抵抗係数Cを計算しておく。このようにしてもとめ
たばね係数Kと粘性抵抗係数Cは、データベース4に登
録する場合、おのおのばらばらに登録するのではなく、
一つの組にして登録させる。さらに、おのおのの組には
あとで検索しやすいようにキーネームとして固有の番号
あるいは名前を属性として付加させておき、図7に示す
ようなキーネームとばね係数および粘性抵抗係数の組と
の間で一対一の対応がつくパラメータテーブルを構成さ
せておく。従って、実際のパラメータ設定の時には、入
力装置よりキーネーム(BEA1)を入力することで、
データベースからばね係数と粘性抵抗係数(Kb1,C
b1)を選択し、設定することが可能となる。
【0014】柔対偶のばね係数と粘性抵抗係数以外の機
構のパラメータの入力もすべて終了させると、あとはシ
ミュレータ2の解析部ではこのパラメータ値をもとに実
際の解析を行う。図8に示すように、リンクiには柔対
偶i,jを介して、隣り合ったリンクh,jから力およ
びモーメントを受ける。この力およびモーメントが、柔
対偶における偏差によって生じるばねの復元力と考える
。今、柔対偶i,jでの偏差、ばね係数、粘性抵抗係数
をそれぞれDi,Dj,Ki,Kj,Ci,Cjとする
と、ばねの復元力Fi,Fjは Fi=Ki Di Fj=Kj Dj となる。また、摩擦力Qi,Qjはリンクiおよびリン
クjの速度をVi,Vjとすれば、 Qi=Ci
ViQj=Cj Vj となる。図8に示す柔対偶iおよびjを介して、リンク
iに作用する力・モーメントはばねの復元力Fi,Fj
や摩擦力Qi,Qjの総和であるので、ニュートン・オ
イラーの公式より、リンクiの運動方程式を立てるとそ
れは以下のようになる。
構のパラメータの入力もすべて終了させると、あとはシ
ミュレータ2の解析部ではこのパラメータ値をもとに実
際の解析を行う。図8に示すように、リンクiには柔対
偶i,jを介して、隣り合ったリンクh,jから力およ
びモーメントを受ける。この力およびモーメントが、柔
対偶における偏差によって生じるばねの復元力と考える
。今、柔対偶i,jでの偏差、ばね係数、粘性抵抗係数
をそれぞれDi,Dj,Ki,Kj,Ci,Cjとする
と、ばねの復元力Fi,Fjは Fi=Ki Di Fj=Kj Dj となる。また、摩擦力Qi,Qjはリンクiおよびリン
クjの速度をVi,Vjとすれば、 Qi=Ci
ViQj=Cj Vj となる。図8に示す柔対偶iおよびjを介して、リンク
iに作用する力・モーメントはばねの復元力Fi,Fj
や摩擦力Qi,Qjの総和であるので、ニュートン・オ
イラーの公式より、リンクiの運動方程式を立てるとそ
れは以下のようになる。
【0015】
【数2】
【0016】但し、ここでJiはリンクiの慣性テンソ
ルを表わす。
ルを表わす。
【0017】リンクの運動方程式を、ルンゲクッタ法に
よって繰返し数値演算を行えば、図9に示すように、ま
ず任意時刻t1におけるリンクの加速度、速度、位置等
を計算した後、この値をもとに次の時刻t2におけるリ
ンクの加速度、速度、位置等を計算でき、機構の動的な
特性を順々に求めることが可能となる。
よって繰返し数値演算を行えば、図9に示すように、ま
ず任意時刻t1におけるリンクの加速度、速度、位置等
を計算した後、この値をもとに次の時刻t2におけるリ
ンクの加速度、速度、位置等を計算でき、機構の動的な
特性を順々に求めることが可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、機構の構成要素である
柔対偶のばね係数と粘性抵抗係数がデータベース上に組
になって、その組と任意の名前や番号のキーネームが一
対一に対応づいているので、機構解析シミュレータへ入
力するデータのうちばね係数と粘性抵抗係数の設定につ
いては、そのキーネームを入力装置より入力するだけで
行うことができる。そのため、機構パラメータの入力ミ
スの減少や入力時間の短縮、それら係数値の修正変更に
対しても本発明によればすみやかに対処することができ
る。
柔対偶のばね係数と粘性抵抗係数がデータベース上に組
になって、その組と任意の名前や番号のキーネームが一
対一に対応づいているので、機構解析シミュレータへ入
力するデータのうちばね係数と粘性抵抗係数の設定につ
いては、そのキーネームを入力装置より入力するだけで
行うことができる。そのため、機構パラメータの入力ミ
スの減少や入力時間の短縮、それら係数値の修正変更に
対しても本発明によればすみやかに対処することができ
る。
【図1】機構解析シミュレータのブロック図、
【図2】
代表的な対偶のタイプの斜視図、
代表的な対偶のタイプの斜視図、
【図3】柔対偶の例を
表わした斜視図、
表わした斜視図、
【図4】柔対偶における対偶素の動き
を表わした説明図、
を表わした説明図、
【図5】柔対偶の機構パラメータの説明図、
【図6】デ
ータベースの構造を表わした説明図、
ータベースの構造を表わした説明図、
【図7】キーネー
ムとデータの対応を表わした説明図、
ムとデータの対応を表わした説明図、
【図8】リンクに
作用する力・モーメントを表わした説明図、
作用する力・モーメントを表わした説明図、
【図9】ルンゲクッタ法による反復演算を表わしたブロ
ック図。
ック図。
1…入力装置、2…機構解析シミュレータ、3…出力装
置、4データベース、5,6…ばね。
置、4データベース、5,6…ばね。
Claims (1)
- 【請求項1】任意個のリンクおよび対偶より構成される
機構の運動特性を解析するシミュレータにおいて、前記
機構の構造および形状パラメータを前記シミュレータに
入力する際、前記リンクを結合する対偶部のコンプライ
アンスを考慮するために前記対偶が多自由度のばね系で
構成されるとみなした柔対偶のばね係数および粘性抵抗
係数は、前記ばね係数と粘性抵抗係数を組にしてその組
と一対一に対応したキーネームをシミュレータの入力装
置より入力することで、前記ばね係数と粘性抵抗係数が
複数個登録されているデータベースより検索して設定す
ることを特徴とする機構解析シミュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3072791A JPH04309837A (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | データベースを利用した機構解析シミュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3072791A JPH04309837A (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | データベースを利用した機構解析シミュレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04309837A true JPH04309837A (ja) | 1992-11-02 |
Family
ID=13499569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3072791A Pending JPH04309837A (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | データベースを利用した機構解析シミュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04309837A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001282866A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-12 | Honda Motor Co Ltd | 車両用サスペンションの設計支援方法 |
JP2015052823A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | Ntn株式会社 | 軸受特性の計算サービス方法・装置および利用者端末 |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP3072791A patent/JPH04309837A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001282866A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-12 | Honda Motor Co Ltd | 車両用サスペンションの設計支援方法 |
JP2015052823A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-19 | Ntn株式会社 | 軸受特性の計算サービス方法・装置および利用者端末 |
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