JPH0430727A - 果実の害虫防除袋 - Google Patents
果実の害虫防除袋Info
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- JPH0430727A JPH0430727A JP13680790A JP13680790A JPH0430727A JP H0430727 A JPH0430727 A JP H0430727A JP 13680790 A JP13680790 A JP 13680790A JP 13680790 A JP13680790 A JP 13680790A JP H0430727 A JPH0430727 A JP H0430727A
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Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は果実の成熟期に果実を覆って、害虫を防除する
ために使用する袋に関するものである。
ために使用する袋に関するものである。
更に詳しくは、特に、穿刺孔性吸収口器或いは刺孔性吸
収口器を有する蛾類から果実を保護するために有効な、
果実の害虫防除袋である。
収口器を有する蛾類から果実を保護するために有効な、
果実の害虫防除袋である。
多くの果実は成熟期にはそれぞれ特有な芳香を発するた
め、多数の昆虫が果実を食べに集まってくる。従って、
害虫の被害を防ぐため多くの防除方法が工夫されている
が、その中でも袋掛けは最も有効な方法として広く使用
されている。
め、多数の昆虫が果実を食べに集まってくる。従って、
害虫の被害を防ぐため多くの防除方法が工夫されている
が、その中でも袋掛けは最も有効な方法として広く使用
されている。
この方法は殆どの昆虫には極めて効果的である。
しかし、例外的に鋭い注射針のような口吻を有する蛾類
がいて、口吻で袋を通して果肉を刺し果汁を吸って果実
に損傷を与えるため、普通の果実袋では充分な防除効果
をあげることができない。
がいて、口吻で袋を通して果肉を刺し果汁を吸って果実
に損傷を与えるため、普通の果実袋では充分な防除効果
をあげることができない。
これらの蛾類はアケビコノハ、アカエグリバ、ヒメアケ
ビコノハ、ヒメエグリバ、キンイロエグリバ、オオエグ
リバ、ムクゲコノハ トモニガ、キタエグリバ等で穿刺
孔性吸収口器、刺孔性吸収口器或いは吸収性口器と言わ
れる鋭い注射針のような口吻を持っている。これらの蛾
類は山間部に生息しており、果実の成熟期に夜間飛来し
て口吻で果実を刺し、果汁を吸う。刺された果実はその
点を中心として変色して腐敗が拡大してゆく。また内部
はスポンジ状となるため、−度刺されるとその桃の商品
価値は完全に失われる。更に、その傷から漏れ出した果
汁或いはその腐敗したところにアブ類、蝶、甲虫が′飛
来して周辺の果実の損傷を引き起こす。
ビコノハ、ヒメエグリバ、キンイロエグリバ、オオエグ
リバ、ムクゲコノハ トモニガ、キタエグリバ等で穿刺
孔性吸収口器、刺孔性吸収口器或いは吸収性口器と言わ
れる鋭い注射針のような口吻を持っている。これらの蛾
類は山間部に生息しており、果実の成熟期に夜間飛来し
て口吻で果実を刺し、果汁を吸う。刺された果実はその
点を中心として変色して腐敗が拡大してゆく。また内部
はスポンジ状となるため、−度刺されるとその桃の商品
価値は完全に失われる。更に、その傷から漏れ出した果
汁或いはその腐敗したところにアブ類、蝶、甲虫が′飛
来して周辺の果実の損傷を引き起こす。
従来から使用されている防除方法は、果樹園全体をlO
〜12mmの編み目を有する網をかけて蛾の侵入を防ぐ
、除虫菊の石油浸出液を地面に散布する、夜間は煙をい
ぶす、蛍光灯を点灯して昼間のように明るくする或いは
果実に袋掛けをする等の方法が使用されている。しかし
、果樹園全体を完全に網で覆う方法以外は、いづれもそ
の効果が不十分である。しかも、特にこれらの蛾類によ
る被害は高級な桃に発生し易いため、合糸も多くの方法
が工夫されてきたが、まだ具体的な防除策は見出されて
いない。従って、正常な果実を保護するために袋掛けを
し、果樹園の一部に過熟した桃を袋を掛けずに露出した
状態で吊り下げてこれらの蛾類を吸引するような方法ま
で採用されているのが現状である。
〜12mmの編み目を有する網をかけて蛾の侵入を防ぐ
、除虫菊の石油浸出液を地面に散布する、夜間は煙をい
ぶす、蛍光灯を点灯して昼間のように明るくする或いは
果実に袋掛けをする等の方法が使用されている。しかし
、果樹園全体を完全に網で覆う方法以外は、いづれもそ
の効果が不十分である。しかも、特にこれらの蛾類によ
る被害は高級な桃に発生し易いため、合糸も多くの方法
が工夫されてきたが、まだ具体的な防除策は見出されて
いない。従って、正常な果実を保護するために袋掛けを
し、果樹園の一部に過熟した桃を袋を掛けずに露出した
状態で吊り下げてこれらの蛾類を吸引するような方法ま
で採用されているのが現状である。
紙袋の改良も行われており、樹脂加工による強度向上や
紙の材質も工夫もされているが、まだ解決されていない
。
紙の材質も工夫もされているが、まだ解決されていない
。
また紙袋の代わりにプラスチック袋を使用したり、或い
は紙袋にプラスチック袋を重ねて使用することも試みら
れたが、通気性が悪くなるため蒸れて果実の成育が阻害
されるので使用できない。
は紙袋にプラスチック袋を重ねて使用することも試みら
れたが、通気性が悪くなるため蒸れて果実の成育が阻害
されるので使用できない。
更に、性フエロモンを利用した防除方法も研究されてい
るが、まだ充分な効果が上がっていない。
るが、まだ充分な効果が上がっていない。
これらの蛾類による虫害は山の麓から数キロメートルの
範囲内で特に発生し易く、また高級な桃程被害を受けや
すいため、桃の栽培農家にとって深刻な問題となってい
る。
範囲内で特に発生し易く、また高級な桃程被害を受けや
すいため、桃の栽培農家にとって深刻な問題となってい
る。
しかして、果樹園全体を完全に網で覆うことは作業性及
び経済性の面から実際には困難である。
び経済性の面から実際には困難である。
そこで、その他の防除方法の中、最も作業性、経済性と
もに優れている袋掛けによって、完全に虫害を防除でき
るような害虫防除袋が強く要望されていた。
もに優れている袋掛けによって、完全に虫害を防除でき
るような害虫防除袋が強く要望されていた。
本発明者等はこれらの蛾類による桃の被害を完全に防止
できる虫害防除袋の開発を目的として、蛾類の中で最も
大きな被害を及ぼすアケビコノハを中心にその生態を調
べた。アケビコノハは真夜中に果樹園に飛来して、最も
熟した桃から攻撃する。1回刺されると、桃は刺された
点を中心として腐った部分が次第に周辺へ広がってゆく
ため、商品価値が失われる。しかもこの虫害は収穫時、
袋を外すまで発見できないので、被害が大きく広がって
いることがしばしばある。
できる虫害防除袋の開発を目的として、蛾類の中で最も
大きな被害を及ぼすアケビコノハを中心にその生態を調
べた。アケビコノハは真夜中に果樹園に飛来して、最も
熟した桃から攻撃する。1回刺されると、桃は刺された
点を中心として腐った部分が次第に周辺へ広がってゆく
ため、商品価値が失われる。しかもこの虫害は収穫時、
袋を外すまで発見できないので、被害が大きく広がって
いることがしばしばある。
そこで、桃を収穫する7〜10日前に合糸の紙袋を外し
、紙袋にポリエチフィルムでカバーしてやると、アケビ
コノハの攻撃から守られることを発見した。従って、通
気性を有する紙の袋で、中が蒸れないようにして、桃を
順調成育させ、熟した時にアケビコノハ等の蛾類の口吻
(針)が袋を貫通しないようにすればよいわけである。
、紙袋にポリエチフィルムでカバーしてやると、アケビ
コノハの攻撃から守られることを発見した。従って、通
気性を有する紙の袋で、中が蒸れないようにして、桃を
順調成育させ、熟した時にアケビコノハ等の蛾類の口吻
(針)が袋を貫通しないようにすればよいわけである。
しかし、2回も袋掛けをすることは煩雑であるし、また
完熟に近い状態の桃に袋掛けをすると、落果させたり傷
つけたりする危険が大きい。そこで1回の袋掛けですむ
方法について鋭意研究した結果、通気度が一定の範囲の
フィルム及びシートを用いれば、桃の成育中は蒸れず熟
したときも虫害を受けない袋を作り得ることを見出して
本発明に到達した。
完熟に近い状態の桃に袋掛けをすると、落果させたり傷
つけたりする危険が大きい。そこで1回の袋掛けですむ
方法について鋭意研究した結果、通気度が一定の範囲の
フィルム及びシートを用いれば、桃の成育中は蒸れず熟
したときも虫害を受けない袋を作り得ることを見出して
本発明に到達した。
すなわち、通気度が0.001〜l0CC/Cl11’
−secのプラスチックフィルム或いは不織布からな
る果実の害虫防除袋である。更に、プラスチックフィル
ム或いは不織布に他のシートを複合せしめた通気度が0
.001〜10cc/ al ・secの果実の害虫防
除袋である。
−secのプラスチックフィルム或いは不織布からな
る果実の害虫防除袋である。更に、プラスチックフィル
ム或いは不織布に他のシートを複合せしめた通気度が0
.001〜10cc/ al ・secの果実の害虫防
除袋である。
また、袋の全部または一部を、硬いシート或いはシート
に厚さをもたせるような構造を付与した果実の害虫防除
袋である。
に厚さをもたせるような構造を付与した果実の害虫防除
袋である。
ここで通気度とは、JIS L 1096 A法による
測定値で示したものである。また硬いシートとはこれら
の蛾類の穿刺孔性吸収口器或いは刺孔性吸収口器で刺し
通すことが出来ない程度の硬さを有するシートを言う。
測定値で示したものである。また硬いシートとはこれら
の蛾類の穿刺孔性吸収口器或いは刺孔性吸収口器で刺し
通すことが出来ない程度の硬さを有するシートを言う。
以下本発明について詳しく説明する。
本発明の果実の害虫防除袋は通気度が0.001〜1O
CC/d°SeCのプラスチックフィルム或いは不織布
でつくられたものである必要がある。通気度が0.00
1cc/aIr−3ec以下では袋の中が蒸れて果実の
成育に悪影響を及ぼし、また10cc/aIr−See
以上になると、アケビコノハ等の蛾類の口吻(針)が果
肉部迄貫通して虫害を生ずるためである。これ以下の通
気度の場合は貫通力が強いアケビコノハの虫害も殆ど発
生しない。
CC/d°SeCのプラスチックフィルム或いは不織布
でつくられたものである必要がある。通気度が0.00
1cc/aIr−3ec以下では袋の中が蒸れて果実の
成育に悪影響を及ぼし、また10cc/aIr−See
以上になると、アケビコノハ等の蛾類の口吻(針)が果
肉部迄貫通して虫害を生ずるためである。これ以下の通
気度の場合は貫通力が強いアケビコノハの虫害も殆ど発
生しない。
従来使用されている紙袋は濡れると著しく強度が低下し
て蛾類の口吻が貫通し易いが、フィルムは一般に疎水性
が高く濡れたときも、口吻の先端の親水性の分泌液が付
着しても強度が低下しないことも虫害が起こりにくい原
因と考えられる。また、不織布は紙に比べて厚いため貫
通されにくいと考えられる。
て蛾類の口吻が貫通し易いが、フィルムは一般に疎水性
が高く濡れたときも、口吻の先端の親水性の分泌液が付
着しても強度が低下しないことも虫害が起こりにくい原
因と考えられる。また、不織布は紙に比べて厚いため貫
通されにくいと考えられる。
フィルム或いはシートの材質は特に限定しない。
例えばテフロンフィルムやポリエチレンフィルムに微細
孔をあける加工を施したものもよいし、極細繊維からつ
くった不織布であってもよい。
孔をあける加工を施したものもよいし、極細繊維からつ
くった不織布であってもよい。
本発明の害虫防除袋は果実が桃の場合に最も好適である
。桃はアケビコノハ等の蛾類の虫害を最も受けやすく、
特に高級な桃程その被害が大きく、また、経済的にも充
分その使用に耐えるためである。
。桃はアケビコノハ等の蛾類の虫害を最も受けやすく、
特に高級な桃程その被害が大きく、また、経済的にも充
分その使用に耐えるためである。
本発明の害虫防除袋はプラスチックフィルム或いは不織
布に他のシートを複合せしめた態様で、通気度が0.0
01〜10cc/car @ Seeとすることもでき
る。一般に、プラスチックフィルム或いは不織布は強度
が弱いこともあるので、他の湿式不織布または乾式不織
布等とラミネートしたり、貼り合わせたものを使用する
と一層機械的性質が向上する。このように補強用のシー
トは、通気性を損なわぬものであれば何でも良くクラフ
ト紙、スパンボンド、レイヨン不織布等が好適である。
布に他のシートを複合せしめた態様で、通気度が0.0
01〜10cc/car @ Seeとすることもでき
る。一般に、プラスチックフィルム或いは不織布は強度
が弱いこともあるので、他の湿式不織布または乾式不織
布等とラミネートしたり、貼り合わせたものを使用する
と一層機械的性質が向上する。このように補強用のシー
トは、通気性を損なわぬものであれば何でも良くクラフ
ト紙、スパンボンド、レイヨン不織布等が好適である。
また、これらの複合袋の製袋は従来の技術をそのまま適
用することができる。
用することができる。
本発明は袋の全部または一部を、硬いシートにした構造
とすることが出来る。ここでシートの材質は特に限定し
ないが、蛾類の口吻が貫通しない強度を有する必要があ
る。シートは例えば、プラスチック・フィルム、紙にプ
ラスチックを塗布した防水紙、パラフィン紙等が好適で
ある。
とすることが出来る。ここでシートの材質は特に限定し
ないが、蛾類の口吻が貫通しない強度を有する必要があ
る。シートは例えば、プラスチック・フィルム、紙にプ
ラスチックを塗布した防水紙、パラフィン紙等が好適で
ある。
また、本発明は袋の全部または一部を、厚さを有するよ
うな構造を持ったシートにすることができる。厚さを有
するような構造とは、例えば、ダンボール或いは井桁状
のスペーサーのようなものを指している。シートに成る
程度の厚みがあると、シートの強度が弱く蛾類の口吻が
刺さっても、果肉に到達しないため虫害が発生しない。
うな構造を持ったシートにすることができる。厚さを有
するような構造とは、例えば、ダンボール或いは井桁状
のスペーサーのようなものを指している。シートに成る
程度の厚みがあると、シートの強度が弱く蛾類の口吻が
刺さっても、果肉に到達しないため虫害が発生しない。
またその厚みは実際に使用した結果、数胴以上あれば被
害は殆ど防止しうる。
害は殆ど防止しうる。
これらの硬いシート及び厚みがあるシートはなるべく透
光性が高いものが、果実の成熟上好ましい。果実に袋を
掛けたとき、果実と袋が密着しているところは袋の一部
である。従って、これらの硬いシート及び厚みがあるシ
ートは袋の全面に使用することもできるが、果実とシー
トが密着している部分のみに使用するほうが一層効果的
である。
光性が高いものが、果実の成熟上好ましい。果実に袋を
掛けたとき、果実と袋が密着しているところは袋の一部
である。従って、これらの硬いシート及び厚みがあるシ
ートは袋の全面に使用することもできるが、果実とシー
トが密着している部分のみに使用するほうが一層効果的
である。
またこれらのシートを普通の紙袋に貼りつけて使用する
場合、内側でも外側でもよい。実際に使用する場合、果
実に対して少し大きめの袋を使用し、果実と袋が密着す
る部分の面積がなるべく小さくなるようにし、その部分
にのみこれらのシートを貼りつけたものを使用するのが
経済的である。
場合、内側でも外側でもよい。実際に使用する場合、果
実に対して少し大きめの袋を使用し、果実と袋が密着す
る部分の面積がなるべく小さくなるようにし、その部分
にのみこれらのシートを貼りつけたものを使用するのが
経済的である。
これらの複合袋の製袋は従来の技術をそのまま適用する
ことができる。
ことができる。
本発明による害虫防除袋を使用すれば、従来果樹園全体
に網をかける以外防除の方法がないとされていた、穿刺
孔性吸収口器或いは刺孔性吸収口器を有する蛾類の被害
を完全に防止することができる。
に網をかける以外防除の方法がないとされていた、穿刺
孔性吸収口器或いは刺孔性吸収口器を有する蛾類の被害
を完全に防止することができる。
また、方法も簡便で1回の袋掛けだけでよい。
更に、ネットによる遮光率の低下も防げるので太陽エネ
ルギーによる光合成も十分に行われ、甘味も向上する。
ルギーによる光合成も十分に行われ、甘味も向上する。
また、防虫ネットを使用する煩雑さがなくなり、経済性
も遥かに優れている。
も遥かに優れている。
本発明の害虫防除袋は当初桃に使用することを目的とし
て開発したものであるが、虫害の予想されるその他の果
物、例えば梨、リンゴ、ブドウ等多くの果実にも適用で
きる。
て開発したものであるが、虫害の予想されるその他の果
物、例えば梨、リンゴ、ブドウ等多くの果実にも適用で
きる。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれにより何ら限定されるものではない。
明はこれにより何ら限定されるものではない。
実施例1〜3、比較例1〜3
透気度の異なる数種類のシートを作成し、縦18.5a
oX横14cmの害虫防除袋、それぞれ5〜100枚に
ついて、桃が完熟して収穫する前1週間、その袋を使用
して蛾類(アケビコノハ)の飛来し易い山間部の桃の果
樹園でテストした。
oX横14cmの害虫防除袋、それぞれ5〜100枚に
ついて、桃が完熟して収穫する前1週間、その袋を使用
して蛾類(アケビコノハ)の飛来し易い山間部の桃の果
樹園でテストした。
テストに用いた袋の構成とその使用結果を第1表に示す
。
。
この結果、通気度が0.001cc/ad −see以
下のシートを使用した場合は桃の発育が不良となり、ま
た通気度が10Cc/d−8eC以上になるとクラフト
紙のような厚い紙を使用しても、相当虫害が発生するこ
とが認められる。
下のシートを使用した場合は桃の発育が不良となり、ま
た通気度が10Cc/d−8eC以上になるとクラフト
紙のような厚い紙を使用しても、相当虫害が発生するこ
とが認められる。
以下余白
第
表
実施例4.5、比較例4
果樹園で通常使用されている薄い紙の害虫防除袋の表面
の一部にポリエチレン・フィルムを貼ったもの(実施例
4)及びダンボール構造を有するパラフィン防水紙を貼
った袋(実施例5)を試作した。
の一部にポリエチレン・フィルムを貼ったもの(実施例
4)及びダンボール構造を有するパラフィン防水紙を貼
った袋(実施例5)を試作した。
これらの試作袋と、これと比較するため、果樹園で通常
使用されている薄い紙の害虫防除袋(比較例4)をそれ
ぞれ10枚づつ使用して、先の実施例1〜3と同一の条
件でテストした。その結果を第2表に示す。
使用されている薄い紙の害虫防除袋(比較例4)をそれ
ぞれ10枚づつ使用して、先の実施例1〜3と同一の条
件でテストした。その結果を第2表に示す。
また、第1図及び第2図に、実施例4及び5の袋の正面
図及び桃に袋掛けをした所の見取図を示す。
図及び桃に袋掛けをした所の見取図を示す。
テストの結果、果樹園で通常使用されている薄い紙の害
虫防除袋は激しい被害を受けたが、袋と桃が密着する部
分にポリエチレン・フィルムを貼ったもの及びダンボー
ル構造を有するパラフィン防水紙を貼った袋は全く被害
を受けなかった。
虫防除袋は激しい被害を受けたが、袋と桃が密着する部
分にポリエチレン・フィルムを貼ったもの及びダンボー
ル構造を有するパラフィン防水紙を貼った袋は全く被害
を受けなかった。
以下余白
第
表
第1図、(a)は果樹園で通常使用されている薄い紙の
害虫防除袋の表面の一部に、ポリエチレン・フィルムを
貼った袋(実施例4)の正面図を、(b)はその袋を桃
の果実に掛けたときの見取図を示したものである。 第2図、(a)は果樹園で通常使用されている薄い紙の
害虫防除袋の表面の一部に、ダンボール構造を有するパ
ラフィン防水紙を貼った袋(実施例5)の正面図を、(
b)はその袋を桃の果実に掛けたときの見取図を示した
ものである。 1−m−・害虫防除袋、本体 2−ポリエチレン・フィルム 3−ダンボール構造を有するパラフィン防水紙特許出願
人 駒 津 達 夫
害虫防除袋の表面の一部に、ポリエチレン・フィルムを
貼った袋(実施例4)の正面図を、(b)はその袋を桃
の果実に掛けたときの見取図を示したものである。 第2図、(a)は果樹園で通常使用されている薄い紙の
害虫防除袋の表面の一部に、ダンボール構造を有するパ
ラフィン防水紙を貼った袋(実施例5)の正面図を、(
b)はその袋を桃の果実に掛けたときの見取図を示した
ものである。 1−m−・害虫防除袋、本体 2−ポリエチレン・フィルム 3−ダンボール構造を有するパラフィン防水紙特許出願
人 駒 津 達 夫
Claims (4)
- (1)通気度が0.001〜10cc/cm^2・se
cのプラスチックフィルム或いは不織布からなる果実の
害虫防除袋。 - (2)果実が桃である、特許請求の範囲、第1項記載の
害虫防除袋。 - (3)プラスチックフィルム或いは不織布に他のシート
を複合せしめてなる、通気度が0.001〜10cc/
cm^2・secの果実の害虫防除袋。 - (4)袋の全部または一部を、硬いシート或いはシート
に厚さをもたせるような構造を付与してなる果実の害虫
防除袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13680790A JPH0430727A (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 果実の害虫防除袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13680790A JPH0430727A (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 果実の害虫防除袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0430727A true JPH0430727A (ja) | 1992-02-03 |
Family
ID=15183971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13680790A Pending JPH0430727A (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 果実の害虫防除袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0430727A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7772139B2 (en) * | 2008-03-19 | 2010-08-10 | Shubham Chandra | Permeable non-woven fabric based packaging |
CN107135891A (zh) * | 2017-06-29 | 2017-09-08 | 江苏沿海地区农业科学研究所 | 无公害红罗莎里奥葡萄病虫害综合防治方法 |
JP2021114994A (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-10 | レモン カンパニー リミテッド | ナノラミネートフィルムが付着された果樹用果実袋及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP13680790A patent/JPH0430727A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7772139B2 (en) * | 2008-03-19 | 2010-08-10 | Shubham Chandra | Permeable non-woven fabric based packaging |
CN107135891A (zh) * | 2017-06-29 | 2017-09-08 | 江苏沿海地区农业科学研究所 | 无公害红罗莎里奥葡萄病虫害综合防治方法 |
JP2021114994A (ja) * | 2020-01-28 | 2021-08-10 | レモン カンパニー リミテッド | ナノラミネートフィルムが付着された果樹用果実袋及びその製造方法 |
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