JPH04306410A - 加熱装置および加熱装置に用いる液体燃料燃焼装置 - Google Patents

加熱装置および加熱装置に用いる液体燃料燃焼装置

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JPH04306410A
JPH04306410A JP14768091A JP14768091A JPH04306410A JP H04306410 A JPH04306410 A JP H04306410A JP 14768091 A JP14768091 A JP 14768091A JP 14768091 A JP14768091 A JP 14768091A JP H04306410 A JPH04306410 A JP H04306410A
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flame
liquid fuel
heating furnace
burner
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Izumi Azuma
東 泉
Riichi Sawano
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば熱電発電装置の
サーモモジュールを燃料の燃焼熱で加熱するようにした
加熱装置、および該加熱装置に組み込んで使用する液体
燃料燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】頭記した熱電発電装置として燃焼装置(
バーナ)と組合わせた横軸形の円筒状加熱炉の周面上に
、半導体熱電変換素子を筒形構造に組合わせて構成した
サーモモジュール(被加熱体)を装着し、前記燃焼装置
から加熱炉内に吹き出す火炎,燃焼ガスでサーモモジュ
ールの内周面(熱電変換素子の片方の接合点)を加熱し
て発電するようにした構成のものが知られている。
【0003】また、前記の熱電発電装置の加熱装置とし
て加熱炉に組合わせた燃焼装置としては、取扱い性の面
から灯油,軽油などを燃料とする液体燃料燃焼装置が一
般に採用されている。また、この種の液体燃料燃焼装置
は燃焼方式で噴霧形,蒸発形などに区別されて、かつ灯
油などを対象としたものには噴霧形、特に回転噴霧形の
液体燃料燃焼装置が多用されている。かかる燃焼方式の
燃焼装置は、回転体の表面に液体燃料を供給し、回転体
の遠心力, および周囲から供給した燃焼空気により液
体燃料を微粒子状に噴霧化させて燃焼させるものであり
、その具体的な構成は例えば特開平1−306722号
公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加熱炉を横
軸配置としてこれに燃焼装置を組み合わせた加熱装置で
は、加熱炉の周面上に設置した被加熱体(例えばサーモ
モジュール)の全体を均一に加熱することが困難である
。すなわち、燃焼装置から加熱炉内に向けて水平方向に
吹き出した火炎帯の形状は、炉内での熱対流の影響によ
り上向きに方向を転じて片寄るようになるので、加熱炉
が単純な筒体である場合には、加熱炉の下部域は上部域
に比べて加熱割合が低くなり、炉の全域を均一に加熱す
ることができない。このために、先記のように横軸形加
熱炉の周面上にサーモモジュールを配備した先記の熱電
発電装置では高い発電効率を得ることが困難である。
【0005】一方、従来から実施されている先記の回転
噴霧形液体燃料燃焼装置については、構造,保守,およ
び性能面で次記のような問題点が残る。すなわち、液体
燃料を微粒子状に噴霧化するには回転体を毎分数千回転
程度の高速で回転駆動する必要があり、そのために燃焼
装置には高速回転の駆動モータが補機として組み込まれ
ている。しかして、回転体の駆動モータを装備すると燃
焼装置は大形化して重量も増す他、補機の消費電力量も
多くなりランニングコストが嵩む。また、回転体は燃焼
室内で高温加熱され、かつその熱は回転軸を伝わって駆
動モータにも伝熱されるために、モータには高い耐熱性
が要求されるほか、特に高速回転のモータでは軸受の健
全性を維持するために頻繁なメンテナンスを必要とする
し、さらに、液体燃料の供給量と回転体の回転速度との
整合が中々困難であり、燃焼中に液体燃料の供給量,回
転体の速度が一方でも変動すると噴霧化のバランスが崩
れ、燃焼室内で火炎帯が不連続になったり片寄りして不
安定となることが知られており、均一な燃焼加熱が得ら
れない。
【0006】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、第一の目的は頭記した横軸形の加熱装置を対象
に、燃焼装置から加熱炉に向けて吹き出す火炎を軸方向
に伸長する長炎体に整形して加熱炉の周面上に配備した
サーモモジュールなどの被加熱体の全体を均一,かつ効
率よく加熱できるようにした加熱装置を提供することに
あり、また、第二の目的は前記加熱装置と組合わせて使
用する液体燃料燃焼装置について、液体燃料を噴霧化す
る回転体,駆動モータなどの補機を必要とせず、小形,
コンパクトな構成で液体燃料を高い燃焼効率で安定よく
燃焼できるようにした液体燃料燃焼装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の加熱装置,および液体燃料燃焼装置は、次
記のように構成する。すなわち、本発明の加熱装置にお
いては、燃焼装置から加熱炉内に向けて吹き出す火炎を
軸方向に伸長した長炎に整形する火炎整形手段として、
中央に円形穴を開口したリング状絞り板、あるいは、リ
ング状フランジ部から加熱炉の内方に向けて筒部が突出
した筒状絞り体を設けるものとする。
【0008】また、加熱炉に対する火炎の伝熱効率をよ
り一層高めるために、火炎,燃焼ガスを加熱炉外筒の壁
面に沿って流動させるように導く火炎誘導手段として、
一端面が開放,先端面が閉塞した有底マントル、あるい
は前記マントルの周面上に多数の火炎吹出穴を分散開口
した穴明きマントルを加熱炉の外筒と同心配置する構成
がある。さらに、このマントルは前記した火炎整形手段
の筒状絞り体と適宜に組合わせて使用するのが効果的で
ある。
【0009】一方、本発明の液体燃料燃焼装置は、横軸
形のバーナ筒体と該バーナ筒体の後端に結合した保炎板
で燃焼室を形成した気化バーナと、保炎板の背後に設け
た燃料と燃焼空気との予混合室と、気化バーナ, 予混
合室の外周を包囲して気化バーナとの間に通風路を形成
した外筒と、予混合室に液体燃料を供給する燃料供給手
段と、予混合燃焼室に設置した着火手段と、外筒内に燃
焼空気を送り込む送風手段とを備え、かつ、前記保炎板
の板面には混合気噴出口,および二次空気噴出口を向き
を揃えて周方向に開口し、該噴出口を通じて混合気,お
よび二次空気を燃焼室内に送り込んでスワール燃焼させ
るよう構成するものとする。
【0010】ここで、液体燃料燃焼装置の燃焼効率を一
層高め、かつ燃焼火炎の安定化を図るための実施態様と
して次記のような構成がある。 (1)前記の保炎板には、同心円上に並べて予混合室に
通じる混合気噴出口,および二次空気噴出口を分散開口
し、かつ混合気噴出口を挟んで二次空気噴出口を板面の
中心部および外周部に振り分けて開口する。 (2)バーナ筒体の内部には、軸方向に間隔を隔てて筒
体の内壁面上にリング状の絞り板を設け、該絞り板を介
して燃焼室を前後複数段の燃焼室に区分けする。 (3)絞り板で区分けされた前記の各燃焼室ごとに、そ
の内周面上にウイックを敷設するとともに、各燃焼室の
間を連ねて前記絞り板の下部に燃料通流穴を開口する。 (4)予混合室をドーナツ形の室となし、かつその頂部
に液体燃料供給管路を接続し、周上の複数箇所に燃焼空
気供給口を開口する。 (5)バーナ筒の外周と外筒の内周との間の通風路には
通風絞り板を設ける。 (6)燃料供給手段の燃料供給管路に燃料予熱手段を設
ける。 (7)前記の着火手段,燃料予熱手段に通電加熱式のグ
ロープラグを採用する。
【0011】
【作用】上記構成の加熱装置において、リング状絞り板
,ないし筒状絞り体は、燃焼装置から加熱炉に向けて吹
き出す火炎を軸方向に細く絞り込み、前方への伝播速度
を高めて長炎に整形するように働く。これにより、炉内
の熱対流による影響をあまり受けずに火炎が長く真っ直
ぐに延びるようになって加熱炉の全周面域が均一加熱さ
れる。
【0012】また、加熱炉の外筒内に同心配置したマン
トルは次のように機能する。すなわち、燃焼装置から吹
き出した火炎に触れてマントル自身が赤熱状態に高温加
熱されるとともに、火炎,および燃焼ガスを加熱炉の外
筒壁面に沿ってマントルとの間の火炎通路を流動させた
後に排気口へ導くように働く。特に穴明きマントルでは
周面上に分散開口した穴より火炎が加熱炉の外筒壁面に
向けて吹出すようになる。これにより、前記したマント
ル自身の輻射熱、加熱炉外筒の壁面に沿った燃焼ガスの
流動、およびマントルの周面から吹き出す火炎の対流伝
熱とで、加熱炉の外筒の外周に設けた被加熱体の全体が
均温加熱される。また、このマントルを先記した火炎整
形手段の筒状絞り体と組合わせことにより、相乗効果が
働いて加熱の加熱効率がより一層高まる。
【0013】一方、前記構成の液体燃料燃焼装置の燃焼
動作は次記のように行われる。まず、液体燃料燃焼装置
を始動するには、燃料ポンプなどの燃料供給手段により
液体燃料を予混合室に供給するとともに、空気ブロアな
どの送風手段により燃焼空気を外筒内に押し込み送風す
る。なお、周囲外気温が低い場合には燃料予熱手段とし
てのグロープラグに通電して液体燃料を予熱する。これ
により、予混合室内では一部が気化した液体燃料は周囲
の通風路から予混合室内に流入した燃焼空気と混合し、
混合気が空気圧により保炎板の混合気噴出口から予混合
燃焼室内に噴出する。この場合に、液状の燃料はそのま
ま保炎板の表面を伝わって下方に流下し、燃焼室内の底
部からウイック(不燃性の繊維で編んだ帯状体の灯心)
に滲み込む。一方、燃焼空気は保炎板の噴出口から吹出
して燃焼室内を旋回流する。この状態で、次に着火手段
としてウイックの表面に近接配備したグロープラグを通
電してプラグ先端を赤熱状態に加熱すると、ウイックを
灯心としてここに含浸されている燃料が点火する。なお
、グロープラグは、例えばディーゼルエンジンの点火用
プラグとして市販されているものがそのまま使用できる
【0014】また、ウイックの表面で燃料が一旦着火す
れば、火炎が燃焼室内を旋回している燃焼空気とともに
ウイックの全面域に広がり、さらに保炎板から燃焼室内
に噴出する混合気に火炎が伝播して混合気が燃焼反応す
る。なお、ウイック表面では燃焼が継続しているので安
定した保炎状態が保持される。これにより気化バーナを
構成しているバーナ筒体,保炎板が加熱されて次第に温
度が高まるとともに、保炎板の背後に設けた予混合室に
も伝熱する。したがって、予混合室内に供給された液体
燃料の気化が促進され、十分な濃度の混合気を形成する
ようになる。そして、この状態になると、保炎板から混
合気,および混合気を内外周から挟むかたちで二次空気
が予混合燃焼室内に向け噴出して燃焼する。この場合に
保炎板から周方向に噴出した混合気,二次空気は燃焼室
内で旋回流を形成するので、混合気に伝播した火炎も燃
焼室内で旋回しながら先方に進む,いわゆるスワール燃
焼となる。したがって気化バーナの軸長寸法に対して火
炎伝播の実効経路(螺旋経路)が長くなり、その分だけ
混合気の燃焼反応時間が長くとれるので完全燃焼して高
い燃焼効率が得られる。
【0015】しかも燃焼室内は絞り板を介して前後に並
ぶ複数段の燃焼室に仕切られており、これにより各段の
燃焼室では混合気と二次空気とが旋回しながら十分に混
合し合って燃焼反応するほか、火炎は各段の燃焼室から
前方へ移行する際に絞り板の中央穴で絞られるので、片
寄りのない安定した火炎に整えられて伝播するようにな
る。さらにバーナ筒体と外筒との間の通風路に設けた通
風絞り板は、空気ブロアにより外筒内に導入された燃焼
空気の風圧を保って気化バーナの燃焼室内に背後から押
し込み送風しつつ、一方では通風絞り板の絞り穴を透過
した空気を気化バーナの前方側へ供給して燃焼を助成し
、燃料を完全燃焼させるとともに煤の発生を防止するよ
うに有効に働く。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は加熱炉と組合わせて熱電発電装置に組み込ん
だ本発明の液体燃料燃焼装置の構成図、図2は液体燃料
燃焼装置本体の構成断面図、図3は図2の正面図を示す
ものである。まず、図1において、1は多数の半導体熱
電変換素子を筒形構造に組立て構成した熱電発電用のサ
ーモモジュールであり、マントル2を組み込んだ加熱炉
の外筒3の周面上に装備されている。そして、前記加熱
炉に組合わせて外筒3の一端に液体燃料燃料装置4が取
付けてある。ここで、液体燃料燃焼装置4は、バーナ筒
5,保炎板6とで燃焼室7を形成した気化バーナ8と、
保炎板6の背後に設けた予混合室9と、これらを包囲し
た外筒10とから成るバーナ本体と、バーナ本体に組合
わせた液体燃料の給油ポンプ11, 液体燃料の予熱用
グロープラグ12, 着火用グロープラグ13, 空気
ブロア14などを主要部品として構成されている。なお
、15は液体燃料の燃料タンク、16はグロープラグ1
2,13の電源、17は通電制御用スイッチである。
【0017】次に液体燃料燃料装置4を構成している各
部の詳細構造を図2,図3で述べる。まず、バーナ筒5
は横軸形の筒であり、その後端に保炎板6が取付けてあ
る。ここで、保炎板6には図3で明示したように、板面
上には同心円上に並べて中心側から順に二次空気噴出口
6a, 混合気噴出口6b, および二次空気噴出口6
cがそれぞれ周上に分散して周方向 (接線方向) に
向きを揃えて開口している。これらの各噴出口は図示の
ように保炎板6の板面に例えば幅5〜10mm程度局部
的に切り込みを入れ、さらに前方斜めに1mm程度曲げ
て形成される。また、前記の混合気噴出口6bに連通し
て保炎板6の背後に設けた予混合室9は断面コ字のドー
ナツ形の室であり、その上端部に接続して後方に引き出
した給油管18の中に予熱用グロープラグ12が装備さ
れている。 なお、19は給油ポンプ11 (図1参照) との間に
配管した給油パイプであり、さらに予混合室9の周上複
数箇所には燃焼空気入口9aが開口している。
【0018】一方、前記バーナ筒5の内部には軸方向に
沿った中間位置,開口端部にはそれぞれリング状の絞り
板20I,20IIが20mm程度の間隔を隔てて設け
てあり、この絞り板20I, 20IIを介して燃焼室
7が後端の保炎板6と絞り板20Iとの間に画成した前
段の燃焼室7Iと、絞り板20Iと20IIとの間に画
成した後段の燃焼室7IIに区分けされている。また、
絞り板20Iの下端部には燃焼室7Iと7IIとの間を
連通する燃料通流穴20aが開口し、絞り板20IIの
端面周上に小径穴20aが分散開口している。さらに、
前記した各燃焼室7I,7IIごとに、その内周面上に
は不燃性の繊維で編んだ帯状のウイック21が敷設され
ている。このウイック21は液体燃料を含浸した灯心と
して機能するものであり、燃焼室7Iにおいては底部域
を周面の約1/4程度覆い、燃焼室7IIにおいては全
周面を覆って敷設されている。そして、燃焼室7Iに敷
設したウイック21の表面と殆ど接するようにして着火
用グロープラグ13が背後から保炎板5を貫通して配備
してある。
【0019】また、前記外筒10の後部側面には空気ブ
ロア14に通じる送風ダクト22が開口し、さらに先記
したバーナ筒5の外周との間の通風路にはバーナ筒5の
支持部材を兼ねたリング状の通風絞り板23が介装設置
してあり、この絞り板23の周上には通風路抵抗を与え
る絞り穴23aが分散開口している。
【0020】かかる構成で、まず空気ブロア14を運転
すると、大気中から空気ブロアに取り込んだ燃焼用の空
気が、例えば100mmAg以下の圧力に昇圧されて外
筒10内に導入された後図1の点線矢印で表すように流
れる。すなわち、燃焼空気の大半は気化バーナ8の背後
側から予混合室9,および保炎板6の二次空気噴出口6
a, 6cに分流して押し込み供給され、保炎板6より
燃焼室7の室内に向けて噴出する。一方、残りの空気は
通風絞り板23の絞り穴23aを透過して気化バーナ8
の前方に放流される。
【0021】また、送油ポンプ11から給油管路を経て
液体燃料を予混合室9に供給すると、燃焼装置の始動当
初には、液体燃料の気化した分が燃焼空気とで混合気を
形成して燃焼室内に噴出するが、残りの液状の燃料はそ
のまま保炎板6の表面を伝わって流下した後に燃焼室7
I内に配したウイック21に滲み渡り、さらにウイック
21から溢れた液体燃料は絞り板20Iの下部に開口し
た燃料通流穴20aを通じて後段の燃焼室7IIに配し
たウイック21に含浸保持される。したがって、この状
態で着火用グロープラグ13に通電してプラグ先端を赤
熱すると、ウイック21の表面で液体燃料が点火する。 なお、着火後はグロープラグ13への通電は停止される
【0022】一方、バーナ着火後に伝播する火炎でバー
ナ筒体5,保炎板6が加熱昇温した燃焼状態になれば、
その熱で保炎板6の裏面側に設けた予混合室9も加熱さ
れるので、液体燃料は予混合室9の内部で殆ど気化して
燃焼空気と予混合され、混合気が燃焼空気の空気圧によ
り保炎板6の混合気噴出口6bより燃焼室内に吹出して
燃焼される。なお、この場合にも各燃焼室7I,7II
に配したウイック21の表面で燃焼が継続しているので
混合気の燃焼も安定する。また、特に周囲温度が低い場
合には、点火に際してあらかじめ給油管路に配した予熱
用グロープラグ12に通電して液体燃料を加熱すること
で、予混合室9内での液体燃料の気化が助長されるので
、着火がより一層確実となる。
【0023】一方、先記のように保炎板6に開口した混
合気,二次空気の噴出口は周方向に向いており、該噴出
口を通じて前方に吹出した混合気, 二次空気流は旋回
流となって燃焼室7の中を進む。したがって、着火後に
は燃焼室7内を伝播する火炎が図1の実線矢印で表すよ
うに旋回した所謂スワール燃焼となる。しかも、気化バ
ーナ8の燃焼室7は絞り板20I, 20IIを介して
前後に並んだ複数段の燃焼室7I,7IIに仕切られて
おり、これにより各段の燃焼室では混合気と二次空気と
が旋回しながら十分に混合し合って燃焼反応するほか、
伝播火炎は前段の燃焼室7Iから後段の燃焼室7IIに
移行する際に絞り板20Iの中央穴で絞られ、さらに燃
焼室7IIから前方へ伝播する火炎は絞り板20IIの
中央穴で絞られる。これにより片寄りのない安定火炎に
整えられて気化バーナ8から前方に伝播するようになる
。なお、火炎の一部は絞り板20IIに穿孔した穴20
bより前方へ吹出す。また、先記の通風絞り板23を透
過した空気は気化バーナ8の前方に吹出して火炎に燃焼
空気として補給されるので、混合気は殆ど完全燃焼する
とともに、煤の発生も良好に抑えられる。
【0024】次に前述した液体燃料燃焼装置4に加熱炉
3を組合わせて構成した加熱装置に対する本発明の異な
る実施例の構成を図4,図5,図6,図7,図8,図9
に示す。まず、図4の実施例は、図1に表した構成と同
様に、加熱炉の外筒3の内部にマントル2が収設されて
いる。このマントル2は一端が開放し、他端面が閉塞し
た筒状体で、かつその周面上に多数の火炎吹出穴2aを
均等に分散開口した穴明きマントルであり、開放端面を
燃焼装置4に向けて加熱炉の外筒3と一体に結合して加
熱炉の外筒3と同心配置されている。
【0025】かかる構成により、燃焼装置4から前方に
伝播する火炎はマントル2の中で広がってマントル自身
を赤熱状に加熱するとともに、マントル2の全周域で周
面上に開口した火炎吹出穴2aを通じてその外周側に吹
出し、さらに高温の燃焼ガスは加熱炉の外筒3との間の
通路24の中を軸方向に流れた後に、外筒の先端に開口
する排気口3aを通じて外方に排気される。これにより
、加熱炉の外筒3の周面全域に、赤熱状態のマントル2
から放出する輻射熱、およびマントル2と外筒3との間
の通路24を流れる燃焼ガスの対流伝熱が加わりことに
なり、加熱炉の周面上に設置したサーモモジュール1が
効果的に均温加熱される。なお、マントル2の周面上に
開口した火炎吹出穴2aの穴数,開口位置をサーモモジ
ュール1の熱電変換素子の配列に合わせ、さらに穴径,
燃焼ガス通路幅などを適正に選定することにより、サー
モモジュールに最適な温度分布を与えて熱電発電装置と
して高い発電効率が得られる。
【0026】一方、図5の実施例は、加熱炉外筒3の入
口と燃焼装置4との境に、火炎整形手段としてリング状
絞り板25を介在させたものである。かかる構成により
、燃焼装置4から加熱炉に向けて前方に吹出した火炎は
、絞り板25により軸中心部分に集束するように絞られ
るので、前方への火炎の伝播速度が高まる。これにより
、火炎は加熱炉内の熱対流の影響で上方に片寄ることな
く長く伸長して外筒内の全域に広がるようになる。した
がって外筒3の周面上に設置した被加熱体としてのサー
モモジュール(図4参照)が均温加熱される。
【0027】また、図6の実施例は、火炎整形手段とし
て図5におけるリング状絞り板25の代わりに筒状絞り
体25を加熱炉の外筒3に組合わせたものである。この
筒状絞り体26は、リング状のフランジ部26aと、該
フランジ部の中央から外筒2の内方に向けて突出した筒
部26bからなるもので、図5の絞り板25と同様に燃
焼装置4と加熱炉の外筒3との間に挟持して組み込まれ
ている。そして、この筒状絞り体26は、燃焼装置4か
ら吹出す火炎を筒部26bによって絞り、伝播速度を高
めた上で先端開口部から前方へ噴出させる。これにより
、図5に示したリング状絞り板25と比べてより高い火
炎の絞り,整形効果が得られるし、また筒部26bの長
さ寸法を加熱炉外筒3の周面上に設置した被加熱体とし
てのサーモモジュール(図4参照)の位置に対応させて
適正に設定することにより、被加熱体を集中的に効率よ
く均温加熱できる。
【0028】さらに、図7の実施例は、図4に示した穴
明きマントル2と図6の筒状絞り体26とを組合わせて
加熱炉の外筒3に組み込んだものであり、マントル2の
もつ火炎誘導機能と筒状絞り体26のもつ火炎整形機能
との相乗効果により、外筒3の周面上に設置した被加熱
体としてのサーモモジュール(図4参照)を効果的に均
温加熱することができる。なお、穴明きマントル2を図
5のリング状絞り板25と組合わせてもほぼ同等な効果
が得られる。
【0029】図8は図7に示した実施例の応用実施例で
あり、先記した火炎整形手段としての筒状絞り体26の
外周側に符号27で示す有底円筒形のマントルを組合わ
せて加熱炉の外筒3に組み込んだものである。すなわち
、マントル27は筒状絞り体26の筒部26bと外筒3
との間で筒部26bの外周を包囲するようにして同心配
置してあり、軸方向に沿って周上に並ぶ複数枚のリブ状
支持部材28を介して加熱炉の外筒3に固定支持されて
いる。
【0030】かかる構成で、燃焼装置4から加熱炉内に
伝播する火炎は筒状絞り体26により軸方向に伸長して
筒部26bの先端開口部から吹出した後にマントル27
に誘導されて伝播方向が反転し、筒部26bとマントル
27の周壁との間の通路を矢印方向に流動してマントル
27を赤熱させる。さらに、火炎,燃焼ガスはマントル
27の開放端に達したところで再び方向を反転し、加熱
炉外筒3の壁面に沿ってマントル27との間の燃焼ガス
通路24を流動した後に排気口から流出する。このよう
な経路で火炎,燃焼ガスを流動させることにより、マン
トル27の輻射熱と燃焼ガス通路24における対流伝熱
とで加熱炉外筒3の全周面域を均一に加熱し、加熱炉の
周面に設置した被加熱体(サーモモジュール)を均温加
熱することができる。
【0031】図9の実施例は、図8の実施例におけるマ
ントル27を、符号30で示す穴明きマントルに置き換
えたものである。ここで、穴明きマントル30は先に図
4で示したマントル2と同様に周面上に多数の火炎吹出
穴30aが分散開口しており、かつ軸方向に沿って周上
に並ぶ複数枚のリブ状支持部材31を介して筒状絞り体
26の筒部26bの外周側に組立て支持されている。こ
の構成により、筒状絞り体26の中を伝播して穴明きマ
ントル30との間の通路に伸長した火炎は前記の火炎吹
出穴30aから加熱炉の外筒3に向けて吹出し、外筒3
の壁面を直接火炎で加熱する。したがって、図8の実施
例で述べた均温加熱効果と併せて、マントル30の火炎
吹出穴30aからの吹出し火炎による直接加熱が加わる
ので、加熱炉の外筒3,および被加熱体をより一層効率
よく加熱することができる。
【0032】なお、図8,図9の実施例に示したリブ状
支持部材28,31は、加熱炉内でのマントル26,3
0の位置決めをするとともに、筒状絞り体26,外筒3
との間に画成した通路24,29を周方向で複数に区分
けするので、この通路内に流動する火炎,燃焼ガスの偏
在を防いで加熱炉の均温加熱効果を向上させる。
【0033】
【発明の効果】本発明の加熱装置および該加熱装置に用
いる液体燃料燃焼装置は、以上説明したように構成され
ているので次記の効果を奏する。 (1)請求項1の構成においては、請求項2のリング状
絞り板,あるいは請求項3の筒状絞り体などで構成され
た火炎整形手段を設けたので、燃焼装置から吹出した火
炎は軸方向伸長,集束した長炎に整形されるとともに、
その伝播速度が高まるので加熱炉内での火炎の片寄りが
なくなり、この結果として加熱炉の周面上に設置した被
加熱体を効果的に均温加熱できる。また、特に火炎整形
手段として筒状絞り体を採用することで、より安定した
火炎の整形効果が得られる。
【0034】(2)請求項4の構成においては、加熱炉
の外筒内に火炎誘導手段として請求項5,あるいは請求
項6に記した構成のマントルを収設したので、マントル
自身からの輻射熱、およびマントルと加熱炉外筒との間
の通路を流動する火炎,燃焼ガスの対流伝熱とが加わっ
て被加熱体を効率よく加熱でき、特に請求項6の穴明き
マントルを採用することにより、マントルの周面上に開
口した火炎吹出穴より吹出した火炎が直接加熱炉の壁面
を加熱するので、より効果的に加熱できる。
【0035】さらに請求項7,8の構成では火炎誘導手
段としてのマントルと火炎整形手段としての筒状絞り体
とを組合わせて加熱炉内に組み込んだので、マントルお
よび火炎整形手段の機能の相乗効果で加熱効率,均温効
果がより一層向上する。
【0036】また、請求項9,10の構成においては、
リブ状支持部材を介して前記マントルを加熱炉の外筒,
あるいは筒状絞り体に固定支持したので、マントルの位
置決めが容易となるほか、周方向に区分した流路を確保
して火炎,燃焼ガスを加熱炉外筒に対し偏在なく流動さ
せることができる。
【0037】一方、本発明の液体燃料燃焼装置について
、請求項11の構成においては、予混合室内で混合した
燃料と燃焼空気との混合気,および二次空気を空気圧を
利用して保炎板の噴出口より燃焼室内へ向け周方向に噴
出してスワール燃焼させるようにしたので、従来の回転
噴霧形燃焼装置のように回転体,高速モータを使用する
ことなく液体燃料を予混合燃焼できるほか、さらに、燃
焼室内での実効的な火炎帯の燃焼経路長が気化バーナの
実寸法よりも長く取れるので、小形なバーナ本体で液体
燃料を効率よく燃焼できる。
【0038】また、前記液体燃料燃焼装置における各部
の構造について、次記の構造を採用することで以下述べ
るような効果を奏することができる。すなわち、(1)
請求項12の構成においては、保炎板に対し同心円上に
並べて予混合室に通じる混合気噴出口,および二次空気
噴出口を分散開口し、さらに混合気噴出口を挟んで二次
空気噴出口が板面の中心部および外周部に振り分けて開
口するよう構成したので、燃焼室内では混合気に対しそ
の内外周側から二次空気を補給でき、燃焼反応が効果的
に進行する。
【0039】(2)請求項13の構成においては、バー
ナ筒体の内部に、軸方向に間隔を隔てて絞り板を設け、
該絞り板を介して燃焼室を前後複数段の燃焼室に区分け
したので、各燃焼室間を伝播してバーナ本体の前方に吹
き出す火炎を片寄りのない安定した火炎に整形できる。
【0040】(3)請求項14の構成においては、絞り
板で区分けされた各燃焼室ごとに、その内周面上にウイ
ックを敷設するとともに、各燃焼室の間を連ねて前記絞
り板の下部に燃料通流穴を開口したので、燃焼装置の始
動時の着火が確実に行えるほか、定常燃焼中でもウイッ
クの保炎作用により安定した燃焼が維持できる。
【0041】(4)請求項15の構成においては、予混
合室がドーナツ形を成し、かつその頂部に液体燃料供給
管路を接続し、周上の複数箇所に燃焼空気供給口が開口
しているので、燃焼時には液体燃料を燃焼室内へ噴出す
る以前に予混合室の内部で十分に気化させた上で、燃焼
空気と予混合して燃焼性のよい混合気を形成することか
できる。
【0042】(5)請求項16の構成においては、バー
ナ筒の外周と外筒の内周との間の通風路に通風絞り板を
設けたので、空気ブロアなどの燃焼空気供給手段により
、外筒内に導入された燃焼空気の風圧を保って気化バー
ナの燃焼室内に背後から押し込み送風しつつ、一方では
通風絞り板の絞り穴を透過した空気を気化バーナの前方
側へ供給して燃焼を助成し、燃料を完全燃焼させるとと
もに煤の発生を防止することができる。
【0043】(6)請求項17の構成においては、燃料
供給手段の燃料供給管路に燃料予熱手段を設けたので、
周囲外気温の低い状態で燃焼装置を始動する場合でも、
液体燃料を確実に着火できる。 (7)請求項18の構成においては、着火手段,燃料予
熱手段にディーゼルエンジンなどに使用されて実績のあ
る通電加熱式のグロープラグを採用したので、信頼性が
高く、かつ点検時の着脱,故障時のプラグ交換が簡単に
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱電発電装置と組合わせた本発明実施例の液体
燃料燃焼装置の全体構成図
【図2】図1における液体燃料燃焼装置の主要部の詳細
構造を示す断面図
【図3】図2の正面図
【図4】穴明きマントルを設けた本発明実施例の加熱装
置の構成断面図
【図5】リング状絞り板を設けた本発明実施例の加熱装
置の構成断面図
【図6】筒状絞り体を設けた本発明実施例の加熱装置の
構成断面図
【図7】図4の穴明きマントルと図6の筒状絞り体を組
合わせた実施例の構成断面図
【図8】筒状絞り体とマントルを組合わせた本発明実施
例の加熱装置の構成断面図
【図9】筒状絞り体と穴明きマントルを組合わせた本発
明実施例の加熱装置の構成断面図
【符号の説明】
1    サーモモジュール(被加熱体)2    マ
ントル 2a  火炎吹出穴 3    加熱炉の外筒 4    液体燃料燃焼装置 5    バーナ筒 6    保炎板 6a  二次空気噴出口 6b  混合気噴出口 6c  二次空気噴出口 7    燃焼室 7I  燃焼室 7II  燃焼室 8    気化バーナ 9    予混合室 9a  燃焼空気入口 10    外筒 11    給油ポンプ 12    予熱用グロープラグ 13    着火用グロープラグ 14    空気ブロア 15    燃料タンク 18    給油管 20I  絞り板 20II  絞り板 20a  燃料流通穴 21    ウイック 23    通風絞り板 24    燃焼ガス通路 25    リング状絞り板 26    筒状絞り体 26a  フランジ部 26b  筒部 27    マントル 28    リブ状支持部材 30    穴明きマントル 30a  火炎吹出穴 31    リブ状支持部材

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼装置と組合わせた横軸形の円筒状加熱
    炉の周面上に被加熱体を装備し、燃焼装置から加熱炉内
    に吹き出す火炎,燃焼ガスで被加熱体を加熱するように
    した加熱装置において、前記加熱炉の炉内に向けて燃焼
    装置より吹き出す火炎を軸方向に伸長した長炎に整形す
    る火炎整形手段を備えたことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の加熱装置において、火炎整
    形手段が中央に円形穴を開口したリング状絞り板である
    ことを特徴とする加熱装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の加熱装置において、火炎整
    形手段がリング状フランジ部から加熱炉の内方に向けて
    筒部が突出した筒状絞り体であることを特徴とする加熱
    装置。
  4. 【請求項4】燃焼装置と組合わせた横軸形の円筒状加熱
    炉の周面上に被加熱体を装備し、燃焼装置から加熱炉内
    に吹き出す火炎,燃焼ガスで被加熱体を加熱するように
    した加熱装置において、火炎,燃焼ガスを加熱炉外筒の
    壁面に沿って流動させるように導く火炎誘導手段を備え
    たことを特徴とする加熱装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の加熱装置において、火炎誘
    導手段が一端面を開放し、先端面を閉塞して加熱炉外筒
    の内部に同心配置したマントルであることを特徴とする
    加熱装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の加熱装置において、火炎誘
    導手段が周面上に分散した多数の火炎吹出穴を有し、か
    つ先端面を閉塞して加熱炉外筒の内部に同心配置した穴
    明きマントルであることを特徴とする加熱装置。
  7. 【請求項7】請求項3に記した筒状絞り体の筒部の外周
    側に、請求項5に記したマントルを組合わせて加熱炉の
    外筒内部に同心配置したことを特徴とする加熱装置。
  8. 【請求項8】請求項3に記した筒状絞り体の筒部の外周
    側に、請求項6に記した穴明きマントルを組合わせて加
    熱炉の外筒内部に同心配置したことを特徴とする加熱装
    置。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載の加熱装置において
    、マントルがリブ状支持部材を介して加熱炉の外筒に固
    定されていることを特徴とする加熱装置。
  10. 【請求項10】請求項7または8記載の加熱装置におい
    て、マントルがリブ状支持部材を介して筒状絞り体に固
    定されていることを特徴とする加熱装置。
  11. 【請求項11】加熱炉に組み合わせて用いる液体燃料燃
    焼装置であって、横軸形のバーナ筒体と該バーナ筒体の
    後端に結合した保炎板で燃焼室を形成した気化バーナと
    、保炎板の背後に設けた燃料と燃焼空気との予混合室と
    、気化バーナ, 予混合室の外周を包囲して気化バーナ
    との間に通風路を形成した外筒と、予混合室に液体燃料
    を供給する燃料供給手段と、燃焼室に設置した着火手段
    と、外筒内に燃焼空気を送り込む送風手段とを備え、か
    つ、前記保炎板には混合気噴出口, および二次空気噴
    出口を向きを揃えて周方向に開口し、該噴出口を通じて
    混合気, および二次空気を燃焼室内に送り込んでスワ
    ール燃焼させることを特徴とする液体燃料燃焼装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の液体燃料燃焼装置にお
    いて、保炎板には、同心円上に並べて予混合室に通じる
    混合気噴出口,および二次空気噴出口が分散開口し、か
    つ混合気噴出口を挟んで二次空気噴出口が板面の中心部
    および外周部に振り分けて開口していることを特徴とす
    る液体燃料燃焼装置。
  13. 【請求項13】請求項11記載の液体燃料燃焼装置にお
    いて、バーナ筒体の内部には、軸方向に間隔を隔てて筒
    体の内壁面上にリング状の絞り板を設け、該絞り板を介
    して燃焼室を前後複数段の燃焼室に区分けしたことを特
    徴とする液体燃料燃焼装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の液体燃料燃焼装置にお
    いて、絞り板で区分けされた各燃焼室ごとに、その内周
    面上にウイックを敷設するとともに、各燃焼室の間を連
    ねて前記絞り板の下部に燃料通流穴を開口したことを特
    徴とする液体燃料燃焼装置。
  15. 【請求項15】請求項11記載の液体燃料燃焼装置にお
    いて、予混合室がドーナツ形を成し、かつその頂部に液
    体燃料供給管路を接続し、周上の複数箇所に燃焼空気供
    給口が開口していることを特徴とする液体燃料燃焼装置
  16. 【請求項16】請求項11記載の液体燃料燃焼装置にお
    いて、バーナ筒の外周と外筒の内周との間の通風路に通
    風絞り板を設けたことを特徴とする液体燃料燃焼装置。
  17. 【請求項17】請求項11記載の液体燃料燃焼装置にお
    いて、燃料供給手段の燃料供給管路に燃料予熱手段を設
    けたことを特徴とする液体燃料燃焼装置。
  18. 【請求項18】請求項11または17記載の液体燃料燃
    焼装置において、着火手段,燃料予熱手段に通電加熱式
    のグロープラグを採用したことを特徴とする液体燃料燃
    焼装置。
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JP2018008013A (ja) * 2016-07-13 2018-01-18 川湖科技股▲分▼有限公司 スライドレールアセンブリ
JP2018091558A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 ダイニチ工業株式会社 渦流燃焼器およびこれを用いた可搬式発電装置
CN108870391A (zh) * 2018-05-03 2018-11-23 佛山市金刚进出口贸易有限公司 一种高效节能燃烧器
JP2019037105A (ja) * 2017-08-22 2019-03-07 ダイニチ工業株式会社 可搬式発電装置
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