JPH04306005A - バンドパスフィルタ - Google Patents

バンドパスフィルタ

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JPH04306005A
JPH04306005A JP15652191A JP15652191A JPH04306005A JP H04306005 A JPH04306005 A JP H04306005A JP 15652191 A JP15652191 A JP 15652191A JP 15652191 A JP15652191 A JP 15652191A JP H04306005 A JPH04306005 A JP H04306005A
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JP
Japan
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electrode
pattern
bandpass filter
patterns
ground terminal
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Application number
JP15652191A
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English (en)
Inventor
Naotake Okamura
尚武 岡村
Tetsuo Taniguchi
哲夫 谷口
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
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  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数百MHz〜数GHz
の周波数の携帯用無線機等に用いられる誘電体積層形の
バンドパスフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の共振器としては、ストリップライ
ンを用いたものと、コイルパターンを用いたものとに大
別することができる。そして、このような共振器を用い
てバンドパスフィルタを作製する場合には、複数の共振
器を磁気的に結合させるような構造である。
【0003】ここで、上記ストリップラインを用いたも
のとしては、図18に示すように、ラインの両端が開放
された1/2波長の共振器と、図19に示すように、ラ
インの一端は開放され、他端は短絡状態にある1/4波
長の共振器とがある。一方、コイルパターンを用いたも
のとしては、本願出願人が先に提案(図20参照)した
ように、誘電体層202を挟んで両側に渦巻き状のコイ
ルパターン201とアースパターン203とが形成され
るようなものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の共振器を用いたバンドパスフィルタでは、それぞれ
以下に示すような課題を有していた。 ■ストリップラインを用いたもの (a) 共振周波数が2〜3GHzの共振器は、かなり
大きいものとなる。特に、共振器を複数結合する構造の
バンドパスフィルタでは、著しい大型化を招くことにな
る。 これは、以下に示す理由による。
【0005】即ち、ストリップラインの長さL10,L
11は、数1(1/2波長の共振器),数2(1/4波
長の共振器)に示すように定められる。
【0006】
【数1】
【0007】
【数2】
【0008】尚、上記数1,数2におけるλは波長,ε
は誘電体積層シートの誘電率である。ここで、現在、銀
或いは銅と同時焼成可能で、且つ温度特性に優れた誘電
体積層シートの誘電率は余り大きくすることができず、
ε≒10程度である。したがって、上記数1,数2にお
いて、ε=10とすると、L10=15.8mm、L1
1=7.9mmと、非常に長くなり、上記の如く共振器
(バンドパスフィルタ)の大型化を招く。
【0009】(b) バンドパスフィルタにおいては、
組み込まれる装置によって入出力インピーダンスを調整
(バンドパスフィルタと装置とのインピーダンスのマッ
チング)することが望ましい。ところが、ストリップラ
イン形のものにあっては入出力インピーダンスがストリ
ップライン毎に固有の値を有しているため、取出位置等
を変えても調整を行うことができず、マッチングできな
い。 ■コイルパターンを用いたもの コイルパターンは渦巻き状であるため、隣接するパター
ン間で磁束が影響しあって電流が流れ難くなる。このた
め、実質的な抵抗が増大して、Qが低くなる。
【0010】例えば、図20において、パターン片20
1aとパターン片201bとにおいては、電流の流れる
方向は同一(共に、D方向に流れる)であるため、磁界
が打ち消しあって磁束が粗になり、その結果電流が流れ
難くなって、実質的な抵抗が増大する。このようにQが
低くなると、バンドパスフィルタの挿入損失が大きくな
るという課題を有していた。
【0011】本発明はかかる現状に鑑みてなされたもの
であり、Qが高くて挿入損失が少なく、且つ小型化が可
能であり、しかも入出力インピーダンスを任意に調整可
能なバンドパスフィルタを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、誘電体材料から成る2枚の板体の主表面間
には第1の電極が設けられる一方、上記板体の他の主表
面には各々第2の電極が設けられたバンドパスフィルタ
であって、上記第1の電極は面状を成し、且つ上記第2
の電極同士が磁気結合しうるように結合窓が形成される
と共に、上記板体の端部に向けてアース端子が引き出さ
れる一方、上記各第2の電極は共にループ状を成し、且
つ各第2の電極から上記板体の端部に向けて、取出端子
とアース端子とが所定のインピーダンスを有する間隔で
引き出されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成であれば、第1の電極と第2の電極と
が対向する所謂ストリップライン構造であるという理由
、及び渦巻き状コイルパターンのように第2の電極のパ
ターン片同士が隣接していないという理由により、Qが
飛躍的に向上して、挿入損失が小さくなり、スカート特
性の切れが良くなる。
【0014】また、第2の電極はループ状を成している
ので、素子の寸法が小さくなる。加えて、第2の電極の
取出端子とアース端子との間隔を変えるだけでインピー
ダンスを調整できるので、インピーダンスの調整が極め
て容易となる。
【0015】
【実施例】(第1実施例)本発明の第1実施例を、図1
〜図12に基づいて、以下に説明する。図1は本発明の
第1実施例に係るバンドパスフィルタの構造を示す分解
斜視図、図2は本発明に用いる誘電体シートの平面図、
図3は図2の誘電体シートに第2アース電極パターンを
形成した状態を示す平面図、図4は図2の誘電体シート
に第1コイル電極パターンを形成した状態を示す平面図
、図5は図2の誘電体シートに第1アース電極パターン
を形成した状態を示す平面図、図6は図2の誘電体シー
トに第2コイル電極パターンを形成した状態を示す平面
図、図7は誘電体シートを積層したときの側面図、図8
は積層体を圧着したときの正面図、図9及び図10はは
外部電極を形成したときの図であって、図9は平面図、
図10は正面図、図11はバンドパスフィルタの等価回
路図、図12は上記バンドパスフィルタの周波数特性を
示すグラフである。
【0016】図1に示すように、本発明のバンドパスフ
ィルタは、複数枚の誘電体シート101…より成る誘電
体層1…と、この誘電体層1…の上下に設けられた保護
層2・3とを有している。保護層2・3は、それぞれ複
数層にて形成されていてもよい。上記誘電体シート10
1…のうち中央部に位置する誘電体シート101の一方
の主表面101aには、第1アース電極パターン4が形
成されている。この第1アース電極パターン4にはアー
ス端子パターン5a・5bが接続されており、これらア
ース端子パターン5a・5bは端部がそれぞれバンドパ
スフィルタの側面A或いは側面Bまで延設されている。 また、上記第1アース電極パターン4の一方側には、後
述の第1コイル電極パターン6と第2コイル電極パター
ン7とを磁気結合させるための結合窓8が形成されてい
る。
【0017】一方、上記第1アース電極パターン4の上
下の誘電体層1を介した誘電体シート101の主表面1
01b・101cには、それぞれ第1コイル電極パター
ン6と第2コイル電極パターン7とが形成されている。 そして、これらは互いに焼成,一体化される。具体的な
上記第1コイル電極パターン6の構造は、一部に隙間部
9が形成されたパターン片6aとこのパターン片6aと
対向配置され直線状を成すパターン片6bとが、これら
パターン片6a・6bの両端にそれぞれ接続された直線
状のパターン片6c・6dを介して接続されるような構
造(即ち、ループ状)となっている。また、この第1コ
イル電極パターン6は、上記第1アース電極パターン4
の外周よりも若干小さくなるように形成されている。
【0018】ここで、上記第1コイル電極パターン6の
全長L1 は下記数3に示す長さとなるように構成され
ている。
【0019】
【数3】
【0020】λは波長、εは誘電率である。尚、隙間部
9の長さL2 は、パターン片6a(パターン片6b〜
パターン片6dも同じ)の幅L3 と同等かそれ以下で
あることが望ましい。一方、上記第2コイル電極パター
ン7は、パターン片7a〜7dから構成され、隙間部1
0を有している点では上記第1コイル電極パターン6と
同様の構成であるが、逆向きに配置されているという点
で異なっている。
【0021】上記構造の両コイル電極パターン6・7に
おいて、第1コイル電極パターン6のパターン片6dと
第2コイル電極パターン7のパターン片7dとは、前記
第1アース電極パターン4に形成された結合窓8を介し
て磁気結合される。また、上記第1コイル電極パターン
6には、前記アース端子パターン5aに対応する位置に
形成されたアース端子パターン11と、このアース端子
パターン11から所定の距離L4 だけ離れて設けられ
た取出電極パターン12とが接続されており、これらア
ース端子パターン11と取出電極パターン12とは端部
がバンドパスフィルタの側面Aまで延設される。また、
上記第2コイル電極パターン7には、前記アース端子パ
ターン5bに対応する位置に形成されたアース端子パタ
ーン13と、このアース端子パターン11から所定の距
離L6 だけ離れて設けられた取出電極パターン14と
が接続されており、これらアース端子パターン13と取
出電極パターン14とは端部がバンドパスフィルタの側
面Bまで延設される。
【0022】次に、前記保護層3における誘電体層1側
の面3a及び前記保護層2と隣接する誘電体シート10
1の主表面101dには、それぞれ第2アース電極パタ
ーン15・16が形成されており、これら第2アース電
極パターン15・16の大きさは上記第1アース電極パ
ターン4と略同等となるように構成されている。但し、
結合窓8を有しない点で第1アース電極パターン4と異
なっている。また、面3aにおける上記アース端子パタ
ーン5a・5bに対応する位置には、一端が第2アース
電極パターン15と接続され他端がバンドパスフィルタ
の側面A或いは側面Bまで延設されたアース端子パター
ン17・18が形成されている。一方、主表面101d
における上記アース端子パターン5a・5bに対応する
位置には、一端が第1アース電極パターン16と接続さ
れ他端がバンドパスフィルタの側面A或いは側面Bまで
延設されたアース端子パターン19・20が形成されて
いる。
【0023】そして、上記アース端子パターン5a・1
1・17・19は外部アース電極23に、アース端子パ
ターン5b・13・18・20は外部アース電極24に
それぞれ接続されており、また前記取出電極パターン1
2は外部取出電極25に、前記取出電極パターン14は
外部取出電極26にそれぞれ接続されている。上記両外
部アース電極23・24及び両外部取出電極25・26
は、バンドパスフィルタの側面に断面コ字状となるよう
形成されている。
【0024】ここで、上記構造のバンドパスフィルタを
、以下の手順で作製した。先ず、図2に示す誘電体シー
ト101(厚み約数十μm)の一方の主表面に、図3に
示すようなパターン(前記第2アース電極パターン15
及びアース端子パターン17・18と同一のパターン、
或いは前記第2アース電極パターン16及びアース端子
パターン19・20と同一のパターン)30となるよう
に銅ペースト等を塗布する。一方、これと並行して、上
記誘電体シート101と同様の構成の保護シート101
(但し、厚みは異なっていてもよい)における一方の面
に、図4に示すようなパターン(前記第1コイル電極パ
ターン6及び両端子パターン11・12)31、図5に
示すようなパターン(前記第1アース電極パターン4及
びアース端子パターン5a・5bと同一のパターン)3
2、及び図6に示すようなパターン(前記第2コイル電
極パターン7及び両端子パターン13・14)33とな
るように銅ペースト等を各々塗布する。
【0025】次に、図7に示すように、各パタ−ン30
〜34が上記誘電体シート101より成るシート層40
〜43を介して位置するように、保護シート3と、シー
ト層40〜43と、保護シート2(保護シート3と同様
の構造)とを積層し,更に圧着して積層体45を作製す
る。この後、図8に示すペースト層の露出部5a・5b
・11〜14・17〜20に対応する部位(外部アース
電極23・24及び外部取出電極25・26となる部位
)に、図9及び図10に示すように、銅ペースト等を印
刷或いは塗布してペースト層50〜53を作製する。 しかる後、この積層体を焼成することにより、誘電体シ
ートが一体化され、これによってバンドパスフィルタが
作製される。尚、積層体の焼成とペースト層50〜53
の焼付とは別工程で行ってもよい。
【0026】ところで、上記のようにして作製したバン
ドパスフィルタにおいてはコンデンサパターンが形成さ
れていないが、図11に示すような等価回路を有する(
図中Mは磁気結合を示している)。これは、以下に示す
2つの理由による。■両コイル電極パターン6・7は両
アース電極パターン4・15・16と同電位(即ち、ア
ースされた状態)となっている。■両コイル電極パター
ン6・7と両アース電極パターン4・15・16との間
には誘電体層1が介在しているので、浮遊容量が生じる
【0027】このようにしてコンデンサが形成されると
共に、第1コイル電極パターン6のパターン片6dと第
2コイル電極パターン7のパターン片7dとの間で磁気
結合されることになるので、図11に示すような等価回
路を有することになる。尚、上記浮遊容量は、主として
両コイル電極パターン6・7と両アース電極パターン4
・15・16との間に生じるので、両コイル電極パター
ン6・7と両アース電極パターン4・15・16とを近
接,離反させることによりコンデンサ容量が変化し、通
過帯域の周波数を変えることが可能となる。具体的には
、両コイル電極パターン6・7と両アース電極パターン
4・15・16とを近接(誘電体シート101の厚みを
減少)させれば、コンデンサ容量が大きくなるので、通
過帯域の周波数が低くなる。一方、両コイル電極パター
ン6・7と両アース電極パターン4・15・16とを離
反(誘電体シート101の厚みを増加)させれば、コン
デンサ容量が小さくなるので、通過帯域の周波数が高く
なる。
【0028】また、浮遊容量は、誘電体層1の誘電率や
両コイル電極パターン6・7の太さによっても、変える
ことが可能である。例えば、両コイル電極パターン6・
7の幅L3 を太くすると、浮遊容量が大きくなって通
過帯域の周波数を下げることができるので、より小型化
を図ることができる。但し、各パターン片間の間隔が余
り狭くなると、波形が悪化するので、必要以上に両コイ
ル電極パターン6・7の幅L3 を太くするのは好まし
くない。
【0029】また、上記バンドパスフィルタの帯域幅の
変更は、結合窓8の長さL8 を変えることにより行う
ことができる。即ち、結合窓8の長さL8 を長くする
と、コイル電極パターン6・7間の結合力が強くなるた
め、帯域幅が広くなる一方、結合窓8の長さL8 を短
くすると、コイル電極パターン6・7間の結合力が弱く
なるため、帯域幅が狭くなる。
【0030】入出力インピーダンスの変更は、アース端
子パターン11と取出電極パターン12との距離L4 
或いはアース端子パターン13と取出電極パターン14
との距離L6 を変えることにより行う。実験によれば
、誘電体層1の誘電率や厚み或いは両コイル電極パター
ン6・7の面積等を調整することにより、本発明バンド
パスフィルタの適用可能周波数を数100MHz〜数G
Hzにすることができた。その一例を、下記実験に示す
。 〔実験〕上記構造のバンドパスフィルタの周波数特性を
調べたので、その結果を図12に示す。 〔その他の事項〕■本発明のバンドパスフィルタを実装
する場合には、プリント基板上の電極と外部アース電極
50・51及び外部取出電極52・53とを位置合わせ
した状態で、本発明バンドパスフィルタを載置し、半田
付けを行えばよい。このとき、外側が保護層2・3にて
覆われているので、両コイル電極パターン6・7や両ア
ース電極パターン4・15・16が傷付くのを防止でき
る。■上記誘電体層1としては、薄肉の誘電体シート1
01を複数枚重ねるような構造に限定するものではなく
、予め所定の厚みに形成した誘電体シートを用いても良
い。■本発明品の製造は1個ずつ行う必要はなく、広い
1枚の誘電体シートに複数の両コイル電極パターン6・
7を形成し、また同様の誘電体シートに同数の両アース
電極パターン4・15・16を形成し、この状態のもの
を積層した後、切断して1個ずつに分断し、焼成するよ
うな方法であってもよい。■両コイル電極パターン6・
7の構造としては上記各種の実施例に示すものに限定す
ものではなく、例えば、図13,図14,図15に示す
ようなループ状のものであっても良い。
【0031】(第2実施例)本発明の第3実施例を、図
16に基づいて、以下に説明する。図16は本発明の第
2実施例に係るバンドパスフィルタを示す分解斜視図で
ある。図16に示すように、第2アース電極パターンの
形状を異ならしめる他は、上記第1実施例に示すバンド
パスフィルタと同様の構成である。具体的には、第2ア
ース電極パターン51・52が両コイル電極パターン6
・7よりも一回り大きくなるような構造となっている。
【0032】このような構成とすれば、両コイル電極パ
ターン6・7に対応する第2アース電極パターン51・
52の一部(例えば、図16における二点鎖線C1 ,
C2 で示す部位)等を切断するだけで、浮遊容量を調
整できるので、周波数を簡単に調整することが可能とな
る。 尚、上記第1実施例及び第2実施例のアース電極パター
ン(略全面に形成される)でも、上記の調整は可能であ
るが、切断長さが長くなるので、周波数を調整するので
あれば、本実施例の構成とするのが望ましい。
【0033】(第3実施例)本発明の第3実施例を、図
17に基づいて、以下に説明する。図17は本発明の第
3実施例に係るバンドパスフィルタの分解斜視図である
。図17に示すように、両コイル電極パターン6・7が
形成された誘電体シート101・101に隣接する誘電
体シート101・101に、両コイル電極パターン6・
7と同形状の浮かし電極パターン60・61を各々形成
する他は、上記第1実施例に示すバンドパスフィルタと
同様の構成である。
【0034】尚、図示はしないが、このような構造とす
ることにより、第1実施例に示すバンドパスフィルタよ
り、一層通過帯域の中心周波数が低くなることを、実験
により確認している。これは、両コイル電極パターン6
・7と両浮かし電極パターン60・61との間で浮遊容
量が形成されるため、バンドパスフィルタのコンデンサ
容量が増大するということに起因するものと考えられる
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
謂ストリップライン構造であるという理由及び第2の電
極のパターン片同士が隣接していないという理由により
、Qを飛躍的に向上させることが可能となる。この結果
、バンドパスフィルタの挿入損失が小さくなって、スカ
ート特性の切れが良くなる。
【0036】また、第2の電極はループ状を成している
ので、素子の寸法が小さくなる。加えて、第2の電極の
取出端子とアース端子との間隔を変えるだけでインピー
ダンスを調整できるので、インピーダンスの調整が極め
て容易となる。これらのことから、挿入損失が小さく、
且つ小型で、しかも入出力インピーダンスを任意に調整
可能な、極めて優れたバンドパスフィルタを提供するこ
とができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るバンドパスフィルタ
の構造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明に用いる誘電体シートの平面図である。
【図3】図2の誘電体シートに第2アース電極パターン
を形成した状態を示す平面図である。
【図4】図2の誘電体シートに第1コイル電極パターン
を形成した状態を示す平面図である。
【図5】図2の誘電体シートに第1アース電極パターン
を形成した状態を示す平面図である。
【図6】図2の誘電体シートに第2コイル電極パターン
を形成した状態を示す平面図である。
【図7】誘電体シートを積層したときの側面図である。
【図8】積層体を圧着したときの正面図である。
【図9】外部電極を形成したときの平面図である。
【図10】外部電極を形成したときの正面図である。
【図11】バンドパスフィルタの等価回路図である。
【図12】バンドパスフィルタの周波数特性を示すグラ
フである。
【図13】本発明のバンドパスフィルタの変形例を示す
要部平面図である。
【図14】本発明のバンドパスフィルタの他の変形例を
示す要部平面図である。
【図15】本発明のバンドパスフィルタの更に他の変形
例を示す要部平面図である。
【図16】本発明の第2実施例に係るバンドパスフィル
タの分解斜視図である。
【図17】本発明の第3実施例に係るバンドパスフィル
タの分解斜視図である。
【図18】従来のストリップライン型誘電体共振器を示
す説明図である。
【図19】従来のストリップライン型誘電体共振器を示
す説明図である。
【図20】従来のコイルパターン型誘電体共振器を示す
説明図である。
【符号の説明】
1    誘電体層 4    第1アース電極パターン 5a  アース端子パターン 5b  アース端子パターン 6    第1コイル電極パターン 7    第2コイル電極パターン 8    結合窓 11    アース端子パターン 12    取出電極パターン 13    アース端子パターン 14    取出電極パターン 15    第2アース電極パターン 16    第2アース電極パターン 17    アース端子パターン 18    アース端子パターン 19    アース端子パターン 20    アース端子パターン 51    第2アース電極パターン 52    第2アース電極パターン 60    浮かし電極パターン 61    浮かし電極パターン 101    誘電体シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  誘電体材料から成る2枚の板体の主表
    面間には第1の電極が設けられる一方、上記板体の他の
    主表面には各々第2の電極が設けられたバンドパスフィ
    ルタであって、上記第1の電極は面状を成し、且つ上記
    第2の電極同士が磁気結合しうるように結合窓が形成さ
    れると共に、上記板体の端部に向けてアース端子が引き
    出される一方、上記各第2の電極は共にループ状を成し
    、且つ各第2の電極から上記板体の端部に向けて、取出
    端子とアース端子とが所定のインピーダンスを有する間
    隔で引き出されていることを特徴とするバンドパスフィ
    ルタ。
  2. 【請求項2】  前記両第2の電極の外側には、板体を
    介して、板体の端部に向けてアース端子が引き出された
    第3の電極が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のバンドパスフィルタ。
  3. 【請求項3】  前記第3の電極は、面状を成している
    ことを特徴とする請求項2記載のバンドパスフィルタ。
  4. 【請求項4】  前記第3の電極は、前記第2の電極よ
    り若干大きな形状を成していることを特徴とする請求項
    2記載のバンドパスフィルタ。
  5. 【請求項5】  前記第2の電極と少なくとも一方の第
    3の電極との間には、第2の電極と同形状の第4の電極
    が形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項
    3又は請求項4記載のバンドパスフィルタ。
JP15652191A 1991-02-15 1991-06-27 バンドパスフィルタ Pending JPH04306005A (ja)

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