JPH0430471Y2 - - Google Patents

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JPH0430471Y2
JPH0430471Y2 JP1985164252U JP16425285U JPH0430471Y2 JP H0430471 Y2 JPH0430471 Y2 JP H0430471Y2 JP 1985164252 U JP1985164252 U JP 1985164252U JP 16425285 U JP16425285 U JP 16425285U JP H0430471 Y2 JPH0430471 Y2 JP H0430471Y2
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JP
Japan
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valve
main body
annular housing
rotary
inflow
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JP1985164252U
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JPS6273175U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、消火作業あるいは農作業における散
水時に、水の吐出方向を変化させることが出来る
回転式開閉弁に関する。
従来の技術 従来の回転式開閉弁としては第3図に示すもの
が知られている。この型式の開閉弁では、流入開
口部10の中心軸線11と吐出開口部12の中心
軸線13とが直角に交差し、流入側配管に接続さ
れる本体部30と弁棒32の上を円形ハウジング
31が回転摺動するようになつている。弁棒32
の下端には雄ねじ33が刻設され、本体部30の
中央部分に設けられた雌ねじ34と噛み合つてい
る。回転摺動面のシールは、本体部30の外周に
配置されたOリング35と円形ハウジング31の
内面に配置されたOリング36とで行なわれてい
る。ハウジング31が軸線11の方向に動くのを
阻止するため本体部30との間に止金用リング3
7が配置されている。
しかしながら、この従来品には次のような欠点
がある。第1に、流入開口部の中心に弁棒受けね
じ部が設けられ、さらにこのねじ部を支える支柱
38が半径方向に延びているので、流入開口部が
狭くなつており、消防用水や農業用水に含まれる
わら屑、枯草、木屑等のゴミが引掛つて流入開口
部を塞いでしまう故障が頻発する。第2に、流入
開口部が狭くなつているので流量が減少し流入圧
力の損失が極めて大きくなる。第3に、詰まつた
ゴミを取除く場合、開閉弁全体を元から取外さな
ければゴミを除去することができない。第4に、
回転摺動面の一方はハウジングと本体部との間に
あり、他方はハウジングと弁棒との間にあるた
め、組付時のばらつきにより両シール面での接触
状態が均等にならず、摩擦抵抗が大きくなつて回
転がスムーズに行なわれない等である。
考案が解決しようとする問題点 本考案の目的は、かかる従来の回転式開閉弁の
問題点を解消し、入口にゴミが詰まることのない
ように流入開口部を広げ、さらに回転をスムーズ
に行なわせるようにした回転式開閉弁を提供する
ことにある。
問題点を解決するための手段とその作用 本考案の前述した目的は、流入開口部の中心軸
線と吐出開口部の中心軸線とが垂直又は斜めに交
差し、流入側配管に接続される固定部上を吐出側
配管に接続される本体部が回転摺動する型式の散
水用回転式開閉弁であつて、前記本体部は弁組立
体と弁座を有する環状ハウジングとで一体に構成
され、前記流入開口部の内面及び前記環状ハウジ
ングの内面はいずれもほぼ円形で中空状に形成さ
れており、前記固定部と前記環状ハウジングとが
嵌合する回転摺動面には円周方向の少なくとも3
カ所以上に球部材が2列に均等配置され、さらに
該回転摺動面にOリングが取付けられている散水
用回転式開閉弁によつて達成される。
かかる配置により、流入開口部の内面及び環状
ハウジングの内面には流体やゴミの流れを妨げる
構造物が存在しないことになり、弁の内部にゴミ
が詰まるという故障が激減することになる。ま
た、流入開口部が狭くならないので流量の減少や
流入圧力の損失がほとんどない。固定不側と本体
部側とは回転摺動部分を分解することにより容易
に分離することができるので、万一ゴミが詰まつ
ても容易に除去することが出来る。回転摺動面に
は円周方向の3カ所以上に球部材が2列に均等配
置されているので、シール面での接触状態は均等
になり、摩擦抵抗が小さいので回転がスムーズに
行なわれるようになる。
実施例 以下添付図面第1図及び第2図の実施例を参照
しながら説明する。第1図は本考案による開閉弁
の外観及び縦断面を表わしており、流入側配管に
接続される固定部14上を、吐出側配管例えば配
管用のパイプやホースに接続される本体部15が
回転摺動する。本体部15は、弁組立体16と環
状ハウジング17とがねじ部18を介して一体に
連結され組立てられている。流入開口部10の内
面19は完全な円形で流体の流れを妨げる突起物
は存在しない。環状ハウジング17の内面20も
ほぼ円形で流体の流れを妨げる突起物は存在せ
ず、その流入開口部側には弁座21が形成され、
弁組立体16のパツキング22と当接することに
より弁の開閉作用を行なう。
固定部14と環状ハウジング17とが嵌合する
回転摺動面には円周方向の3カ所に球部材23,
24が2列に均等配置されており、さらにこの回
転摺動面にOリング25,26が取付けられてい
る。
球部材23,24は円周方向外側に配置した調
節ねじ27,28で位置を調節し、回転の滑らか
さを調整することが出来る。固定部14と環状ハ
ウジング17とを分離する場合には、このねじを
ゆるめて行なう。
隣接する2つのねじ部材27,28には、ねじ
の回り止めのためにロツクプレート40を取付
け、ねじを位置決めした後でロツクプレート40
の端部を折り曲げておくようにするとよい。
考案の効果 本考案の開閉弁は上記のように構成されている
ので、次のような利点が得られることが判明し
た。
1 流入開口部及び環状ハウジング内に障害物が
ないので、ゴミが引掛かる故障が激減する。
2 流入開口部及び環状ハウジング内部が従来よ
り広くなるので、流量の増大と圧力損失の低下
が得られる。
3 万一ゴミが内部に詰まつたとしても、調節ね
じをゆるめるだけで固定部と本体部とを分解す
ることができ、中のゴミを容易に除去すること
が出来る。
4 回転摺動面には球部材が均等配置されている
ので、摺動面での接触状態が常に均等に保た
れ、摩擦抵抗が小さいスムーズな回転が得られ
る。
以上詳細に説明した如く、本考案によれば従来
品の欠点が除去され種々の利点が得られることに
なり、その実用的価値には顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による回転式開閉弁の片側を縦
断面とした正面図、第2図は第1図の線A−Aに
沿う開閉弁の水平断面図、第3図は従来の回転式
開閉弁の縦断面図である。 10……流入開口部、11……中心軸線、12
……吐出開口部、13……中心軸線、14……固
定部、15……本体部、16……弁組立体、17
……ハウジング、19,20……内面、21……
弁座、23,24……球部材、25,26……O
リング、27,28……調節ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 流入開口部の中心軸線と吐出開口部の中心軸
    線とが垂直又は斜めに交差し、流入側配管に接
    続される固定部上を吐出側配管に接続される本
    体部が回転摺動する型式の散水用回転式開閉弁
    であつて、 前記本体部は弁組立体と弁座を有する環状ハ
    ウジングとで一体に構成され、前記流入開口部
    の内面及び前記環状ハウジングの内面はいずれ
    もほぼ円形で中空状に形成されており、 前記固定部と前記環状ハウジングとが嵌合す
    る回転摺動面には円周方向の少なくとも3カ所
    以上に球部材が2列に均等配置され、さらに該
    回転摺動面にOリングが取付けられていること
    を特徴とする散水用回転式開閉弁。 2 前記球部材は円周方向外側に配置された調節
    ねじで位置が調整されるようになつている実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の開閉弁。
JP1985164252U 1985-10-28 1985-10-28 Expired JPH0430471Y2 (ja)

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JP1985164252U JPH0430471Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

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JP1985164252U JPH0430471Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28

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JPS6273175U JPS6273175U (ja) 1987-05-11
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3399881B2 (ja) * 1999-07-29 2003-04-21 東レエンジニアリング株式会社 間欠供給用バルブおよび間欠塗布装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50145034U (ja) * 1974-05-17 1975-12-01

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JPS6273175U (ja) 1987-05-11

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