JPH04303915A - 位置合わせ装置、露光装置、及びそれらを用いた半導体素子の製造方法 - Google Patents

位置合わせ装置、露光装置、及びそれらを用いた半導体素子の製造方法

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JPH04303915A
JPH04303915A JP3093621A JP9362191A JPH04303915A JP H04303915 A JPH04303915 A JP H04303915A JP 3093621 A JP3093621 A JP 3093621A JP 9362191 A JP9362191 A JP 9362191A JP H04303915 A JPH04303915 A JP H04303915A
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JP
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wafer
mark
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Application number
JP3093621A
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English (en)
Inventor
Shigeki Matsutani
茂樹 松谷
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7088Alignment mark detection, e.g. TTR, TTL, off-axis detection, array detector, video detection

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子製造用に好適
な位置合わせ装置、露光装置、及びそれらを用いた半導
体素子の製造方法に関し、特にウエハと共役関係にある
レチクルと同期をとった受信手段との相対的位置合わせ
をウエハ面上に設けた異なった線幅をもつ複数のアライ
メントマークからの信号を時間的又は空間的に複数回計
測すると共に、該アライメントマークの3次元構造に基
づく計測誤差を捉えることにより高精度に行うことので
きる位置合わせ装置、露光装置、及びそれらを用いた半
導体素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の回路パターンの微細
化の要求に伴い、半導体素子製造用の露光装置において
はレチクルとウエハとの高精度な相対的位置合わせが要
求されている。
【0003】従来の露光装置における位置合わせ方法の
うちウエハ面上の格子マークからの回折光を利用したも
のが種々と提案されている。
【0004】例えばヘテロダイン光学系を利用した方法
(応用物理学会1989年秋、予稿集50秋29a−L
−2(馬込等))や画像情報を利用した方法(特開平2
−206706号公報)等がある。後者の特開平2−2
06706号公報で提案している画像情報を利用した位
置合わせ方法では、位置合わせ用(アライメント用)の
ウエハマークをウエハ面上に溝又は段差を形成して構成
している。そして、その面上に露光を行なう為の透明な
薄膜の感光材(レジスト)をウエハマークを含めたウエ
ハ全面に塗布している。
【0005】図17は特開平2−206706号公報で
提案している位置合わせ装置の要部概略図である。
【0006】同図においては従来の露光装置と同様に照
明装置ILからの露光光により照明されたレチクルR面
上の電子回路パターンを投影レンズ1によりウエハステ
ージST上に載置したウエハW面上に縮少投影し、露光
転写している。
【0007】そしてこのときの位置合わせは直線偏光の
He−Neレーザー(波長λ)2から放射される露光光
とは異った波長の光束を音響光学素子(AO素子)26
に入射させ、このAO素子26によりミラー21へ向う
光の光量を制御し、例えばある状態で完全に光を遮断す
る。そして2軸に回転制御可能なミラー21で反射させ
F−θレンズ22に入射させている。そして偏光ビーム
スプリッター5で反射させ、λ/4板6、レンズ7、ミ
ラー8そして投影レンズ1によりウエハW面上のウエハ
マークGW´をインコヒーレントな光束で照明している
【0008】図18(A),(B)は図17のウエハマ
ークGW´の平面図と断面概略図である。図中RESは
レジスト、WEFはウエハ基板を示している。LWはウ
エハマークの格子ピッチである。
【0009】このときの照明光は投影レンズ1、レンズ
22、7で構成される光学系の瞳面に、例えば図19(
A)に示すようなインコヒーレントな有効光源をAO素
子26による光量制御及びミラー21を回転制御して実
効的に形成している。
【0010】ここで図19(A)のX2,Y2は瞳面上
での座標であり、照明光のウエハW面に対する入射光の
分布を表わしている。その照明分布は、ウエハマークG
W´を回折格子として見立てたときの0次光に相当する
範囲であり、その範囲のみを照明するように、回転ミラ
ー21とAO素子を制御している。斜線部が照明範囲を
示す。点線がいわゆる0次光190、1次光191、2
次光192、3次光193を示している。図19(C)
がウエハWを回折格子としたときの回折光の分布である
【0011】ウエハW面上のウエハマークGW´からの
光束は投影レンズ1を通過した後、順次ミラー8、レン
ズ7、λ/4板6、偏光ビームスプリッター5、レンズ
9そしてビームスプリッター10を介し位置Aにウエハ
マークGW´の空中像を形成している。
【0012】その空中像は更にフーリエ変換レンズ23
を介しストッパー32によってウエーハマークGW´か
らの反射光のうちウエーハ上での角度が±sin−1(
λ/LW)に相当する光束だけを透過させ、フーリエ変
換レンズ24を介し固体撮像素子11にウエーハマーク
GW´の像を結像している。図19(B)で斜線部がス
トッパー32の透過部分となっている。即ち、ウエハW
に対して図6のように0次光を入射して±1次光を取り
込むようにしている。
【0013】一方、He−Neレーザ2からの波長と異
なる波長を放射するLED等の光源12からの光束をコ
ンデンサーレンズ13により集光し、基準マスク14面
上に形成されている基準マークGS´を照明している。 そして基準マークGS´からの光束を反射し、LED1
2からの光束を反射し、He−Neレーザ2からの光束
を透過させるように構成したビームスプリッタ10を介
し、A面上に基準マークGS´の空中像を形成している
。その後、A面上の空中像はウエハマークGW´の像と
同様にCCD11面上に結像している。
【0014】基準マークGS´は図20(A)に示すよ
うにCCD11面上でウエハマークGW´のピッチLW
と同一ピッチとなるように設定されたピッチLS´の格
子パターンより成っている。図20(A)において斜線
部が透明領域でその他が不透明領域となっている。
【0015】次に図17に示す位置合わせ方法を図21
のフローチャート図により説明する。
【0016】まずSTEP0で初期状態として、レチク
ルRと位置合わせ装置(例えばCCD11)の位置関係
は既に位置合わせを行なっており、レチクルR上の座標
原点と基準マークGS´の中心とは対応が既に付いてい
る。ウエハWは数ミクロンメータのオーダの精度でHe
−Neレーザ2からのレーザ光を照射したとき、ウエハ
マークGW´が撮像装置11に撮像されるように、ウエ
ハステージSTを駆動して位置合わせ装置内の所定の位
置に既に存在している。
【0017】STEP1で、LED光源12を照射させ
、基準マーク像GS´を撮像装置11上に形成する。 形成された像は、図20(B)のようになる。そこで撮
像装置11の電気信号をA/D変換装置27によって2
次元の配列に置き換えた後、処理窓ESを設け、図中y
方向に画素積算させ、1次元配列図20(C)にし、画
面中心を原点としてFFT(高速フーリエ変換)を行な
い、基本周波数に対応する画面中心からのずれ量を計測
し、位置合わせ装置に固定してある基準マークGS´と
撮像装置11との位置を決定する。
【0018】STEP2で、He−Neレーザ2を照射
させ、上記の経路を経て、ウエハマーク像を撮像装置1
1上に形成する。形成された像は、図18(C)のよう
になる。そこで撮像装置11の電気信号をA/D変換装
置27によって2次元の配列に置き換えた後、処理窓E
Sを設け、図18(C)のy方向に画素積算させ、1次
元配列図18(D)にし、画面中心を原点としてFFT
(高速フーリエ変換)を行ない、基本周波数に対応する
画面中心からのずれ量を計測し、ウエハマークGW´と
撮像装置11との位置を決定する。
【0019】STEP3において、位置合わせ装置とウ
エハWとの位置ずれをレチクルRとの座標に換算し、位
置合わせ制御装置29によって露光時の所定の位置にウ
エハステージSTを駆動して位置合わせを終える。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ウエハ面上のアライメ
ントマーク(ウエハマーク)の像はその面上に塗布され
たレジストの塗布ムラやアライメントマークの3次元構
造の非対称性の影響を受けて歪んで観察されることが知
られている。これによりアライメントマークの位置検出
を行なう際に測定誤差、所謂ダマサレを起こし、位置合
わせ精度を低下させる原因となっている。
【0021】特に半導体素子製造工程において金属化合
物をスパッタリング等を用いて蒸着した後のウエハ表面
にレジストを塗布する工程においてはアライメントマー
ク近傍のレジストの塗布ムラによる起伏形状からくるダ
マサレが深刻な問題点となっている。
【0022】一方、前記の金属化合物を蒸着する工程に
おけるレジスト層によるダマサレの原因は金属化合物の
高反射率の為、薄膜干渉の屈折率の波長依存性から生じ
るものは少なく、レジストの塗布ムラによる幾何光学的
現象によるものの影響の方が大きい。
【0023】図22(A),(B)はこのときの現象を
示す光路図である。図22(A)はウエハの位置合わせ
用のアライメントマーク近傍の断面図である。
【0024】図中WEFはウエハ、RESはレジスト、
AIRは空気層である。RAY1,RAY2は観察光の
うちの一光線の光路を示している。ALMはアライメン
トマークの溝部である。レジスト表面RESaの局所的
変化(起伏形状)によって光線RAY1,RAY2の屈
折方向が大きく変化している。
【0025】ウエハ表面WEFaの反射率が大きいとき
においてはレジスト表面RESaでの反射光とウエハ表
面WEFaでの反射光との干渉効果は幾何光学的効果に
比較して十分小さいと考えられる。
【0026】図22(B)は同図(A)に対応する観察
光の光強度の分布説明図である。レジスト表面RESa
の局所的変化に伴ってアライメントマーク像が横ズレを
起して観察されている。このことは照明光の白色化、あ
るいは照明光の波長の適正化によっては取り除けない。
【0027】一方、ウエハマークの形状とレジスト表面
の起伏との間には一定の関係があることが知られている
。L.E.StillwagonとR.G.Larso
n等によればウエハマークの線幅が広い程、レジスト表
面の平坦度が悪くなり、逆に線幅が狭い程レジスト表面
の平坦度が良くなってくると言われている。(SPIE
,Vol,920,P312 〜320,1988)。
【0028】尚、ここでレジスト表面の平坦度Pとは次
式によって定義されている。
【0029】今、ウエハマークの中心にレジスト厚をW
D1、ウエハマークから遠く離れた位置でのレジスト厚
をWD2、ウエハマークの段差厚をWD3としたとき

0030】
【数1】 である。
【0031】これよりウエハマークの線幅がゼロになる
極限でレジスト表面の平坦度Pは最大となることがわか
る。
【0032】このように線幅が狭くなれば狭くなる程、
レジスト表面の平坦度は高くなり、ウエハマーク近傍に
おける局所的起伏は小さくなる。即ちダマサレ量の少な
い位置合わせ信号が得られる。
【0033】図23はウエハマークの線幅に対応する観
察光の光強度の分布説明図である。同図(A)に示すよ
うに線幅が広いとレジスト表面RESaに平坦度は悪化
し、同図(B)に示すように中心位置x0 に対するダ
マサレ量Δx1 が大きい。
【0034】これに対して同図(C)に示すように線幅
が狭くなるとレジスト表面RESaの平坦度は良くなり
、同図(D)に示すように中心位置x0 に対するダマ
サレ量Δx2 は同図(B)に比べて小さくなる。
【0035】一般にアライメントマークの線幅の下限値
は露光装置の解像度によって決定され位置合わせにおい
て必要とされる位置合わせ精度を満たすような線幅、即
ちレジスト表面の局所的起伏を無視し得るような狭い線
幅のウエハマークは実現できないという問題点があった
【0036】本発明はウエハ面上のアライメントマーク
近傍におけるレジスト表面の起伏形状に基づく位置合わ
せの際の中心位置のダマサレ量を線幅の異なる複数のア
ライメントマークを用い、それより同時又は時間的に隔
てて得られる信号を用いることにより補正し、ウエハと
撮像手段との位置合わせを高精度に行なうことができる
位置合わせ装置、露光装置及びそれらを用いた半導体素
子の製造方法の提供を目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明の位置合わせ装置
は、レチクルと同期のとれた受信手段とウエハとを光学
系を介して配置し、双方の相対的位置合わせを行う位置
合わせ装置において、該ウエハ面上には線幅の異なる複
数のアライメントマークが形成され、更にその面上には
レジストが塗布されており、該アライメントマークの線
幅とレジスト表面の起伏形状に起因する該受信手段への
光束の入射位置の変化による位置計測のずれ量との関係
式を記録した記録手段が設けられており、照明系で照明
された該複数のアライメントマークを該光学系により、
該受信手段面上に同時又は時間的に隔てて導光させ、該
受信手段によって該複数のアライメントマークの位置情
報を同時又は時間的に隔てて抽出し、該位置情報と該記
録手段に記録された関係式とを用いて、該レジスト表面
の起伏に起因する位置ずれ誤差を求め、該位置ずれ誤差
を参照して該ウエハと該受信手段との相対的位置合わせ
を行ったことを特徴としている。
【0038】この他本発明では、前記複数のアライメン
トマークは回折格子より成り、位置合わせ方向と同一又
は直交する方向に配置されていることや、前記同一線幅
のアライメントマークが位置合わせ方向に複数個同一ピ
ッチで配列していることを特徴としている。
【0039】又本発明の露光装置としては、レジストが
塗布されたウエハ上のレリーフ状マークの位置を光学的
に検出し、該位置検出に基づいて該ウエハ上のパターン
をマスクの回路パターンに対して位置合わせし、該回路
パターンを介して該ウエハ上のパターンを被うレジスト
を露光する露光装置において、前記レリーフ状マークは
互いに異なる線幅w1 ,w2 を有する第1,第2位
置合わせパターンを備え、該第1,第2位置合わせパタ
ーンの各々の位置を同時又は時間的に隔てて光学的に検
出し、第1,第2位置データx1 ,x2 を発生せし
める手段と、該第1位置合わせパターンの線幅及び位置
データ(w1 ,x1 )と、該第2位置合わせパター
ンの線幅及び位置データ(w2 ,x2 )とに基づい
て線幅wの関数x(w)を求め、該関数x(w)により
線幅w=0のときの位置データx0 を決定する手段と
を有し、該位置データx0 に基づいて前記位置合わせ
を行うことを特徴としている。
【0040】又前述した位置合わせ装置、露光装置を利
用した半導体素子の製造方法としては、レジストが塗布
されたウエハ上のレリーフ状マークの位置を光学的に検
出し、該位置検出に基づいて、該ウエハ上のパターンを
マスクの回路パターンに対して位置合わせし、該回路パ
ターンを介して該ウエハ上のパターンを被うレジストを
露光し、次いで該ウエハ上のレジストを現像し、該ウエ
ハから半導体素子を製造する際、前記レリーフ状マーク
を複数個の線状パターンで構成し、該複数個の線状パタ
ーンの互いに異なる線幅w1 ,w2 を有する第1,
第2位置合わせパターンの各々の位置を同時又は時間的
に隔てて光学的に検出し、該位置検出に基づいて該第1
位置合わせパターンに対応する第1位置データx1 と
該第2位置合わせパターンに対応する第2位置データx
2 を形成し、該第1位置合わせパターンの線幅及び位
置データ(w1 ,x1 )と該第2位置合わせパター
ンの線幅及び位置データ(w2 ,x2 )とに基づい
て線幅wの関数x(w)を求め、該関数x(w)により
線幅w=0のときの位置データx0 を決定し、該位置
データx0 に基づいて前記位置合わせを行なうことを
特徴としている。
【0041】
【実施例】図1は本発明の実施例1の光学系の要部概略
図である。
【0042】同図においては従来の露光装置と同様に照
明装置ILからの露光光により照明されたレチクルR面
上の電子回路パターンを投影レンズ1によりウエハステ
ージST上に載置したウエハW面上に縮少投影し、露光
転写している。
【0043】そしてこのときの位置合わせは直線偏光の
He−Neレーザー2から放射される露光光とは異った
波長λの光束を音響光学素子(AO素子)26に入射さ
せ、このAO素子26によりミラー21へ向う光の光量
を制御し、例えばある状態で完全に光を遮断する。そし
て2軸に回転制御可能なミラー21で反射させF−θレ
ンズ22に入射させている。
【0044】その後、ウエハWと光学的に共役な面上に
配置した視野絞りSILにより空間的に照明範囲を制限
した後に偏光ビームスプリッター5に入射させている。 そして偏光ビームスプリッター5で反射させ、λ/4板
6、レンズ7、ミラー8そして投影レンズ1によりウエ
ハW面上のウエハマークGWをインコヒーレントな光束
で照明している。
【0045】図2は図1のウエハマークGWの説明図で
ある。図2(A)に示すようにウエハマークGWはレリ
ーフ状の回折格子より成る線幅DとピッチLWの異なる
複数のアライメントマークWa(Wa1〜Wa3)より
成っている。そして図2(B)に示すようにウエハマー
クGWの各アライメントマークWa(Wa1〜Wa3)
はスクライブラインSL上の異なる領域に配置している
。SEMPは半導体プロセスのパターン領域である。
【0046】即ち、ウエハマークGWはレリーフ状(3
次元形状)の回折格子より成る線幅の異なる3つのアラ
イメントマークWa1,Wa2,Wa3より成っている
。(同図では3つのアライメントマークWa1〜Wa3
を示しているが、この数はいくつあっても良い。)アラ
イメントマークWa1の線幅はD1、ピッチはLW1で
あり、位置合わせ方向(X方向)に複数個、等間隔に配
列されている。アライメントマークWa2の線幅はD2
、ピッチはLW2であり、アライメントマークWa3の
線幅はD3、ピッチはLW3であり、各々アライメント
マークWa1と同様に位置合わせ方向に複数個、等間隔
に配列されている。(尚、本実施例ではアライメントマ
ークとして回折格子パターンではなく単一の孤立パター
ン(図12)を用いても良い。)このときの照明光は投
影レンズ1、レンズ22、7で構成される光学系の瞳面
に、例えば図3(A)に示すようなインコヒーレントな
有効光源をAO素子26による光量制御及びミラー21
を回転制御して実効的に形成している。このことは本実
施例では行なわないが±1次光入射、±1次光取りとい
う場合に有効となる。
【0047】ここで図3(A)のX2,Y2は瞳面の座
標であり、照明光のウエハ面に対する入射角の分布を表
わしている。
【0048】このときの瞳面上の照度分布はウエハマー
クGWを回折格子として見立てたときの0次光に相当す
る範囲であり、その範囲のみを照明するように回転ミラ
ー21とAO素子26を制御している。図3(A)にお
いて斜線部が照明範囲を示している。又点線で囲む範囲
30,31,32,33が各々所謂ピッチLW1の0,
1,2,3次回折光を示している。
【0049】図3(C)はウエハマークGWを回折格子
としたときの回折光の分布を示している。
【0050】図4はウエハW面上の照明範囲の説明図で
ある。同図に示すようにアライメントマークWa1,W
a2,Wa3の格子パターン内の一部分RILのみを照
明するように視野絞りSILを配置している。
【0051】ウエハW面上のウエハマークGWのうちア
ライメントマークWa1からの光束は投影レンズ1を通
過した後、順次ミラー8、レンズ7、λ/4板6、偏光
ビームスプリッター5、レンズ9そしてビームスプリッ
ター10を介し位置AにアライメントマークWa1の空
中像を形成している。他のアライメントマークWa2,
Wa3についても同様である。
【0052】その空中像は更にフーリエ変換レンズ23
を介し3種類のストッパー25a,25b,25cを有
するストッパー25によってウエーハマークGW(アラ
イメントマークWa1,Wa2,Wa3)からの反射光
のうちウエーハ上での角度が各々 sin−1(λ/LWi)  i=1,2,3に相当す
る光束だけを透過させ、フーリエ変換レンズ24を介し
受信手段としての固体撮像素子11にウエーハマークG
Wの像を結像している。
【0053】即ち、図5はストッパー25の説明図であ
り、図中斜線部が透過範囲となっている。これはウエハ
マークGWに対して図6に示すように各々の0次光を入
射して各々の±1次回折光を取り込むようになっている
【0054】本実施例のストッパー25はその透過範囲
(図5(A),(B),(C)の斜線部)がアライメン
トマーク(Wa1〜Wa3)の種類によって各々対応す
る透過範囲が光軸上に位置するようにストッパー制御装
置30によって駆動制御されている。
【0055】本実施例ではストッパー25として図5(
A),(B),(C)の3枚のストッパー25a,25
b,25cを設け、各々アライメントマークWa1,W
a2,Wa3に対して用いている。
【0056】尚、本実施例において1枚のストッパーに
3種類の透過範囲を設け、各アライメントマーク毎に各
々対応する透過範囲を用いるようにしても良い。
【0057】一方、He−Neレーザ2からの波長と異
なる波長を放射するLED等の光源12からの光束をコ
ンデンサーレンズ13により集光し、基準マスク14面
上に形成されている基準マークGSを照明している。
【0058】基準マークGSは図7(A)に示すような
パターンより成っている。そして基準マークGSからの
光束を反射し、LEDからの光束を反射し、He−Ne
レーザ2からの光束を透過させるように構成したビーム
スプリッタ10を介し、A面上に基準マークGSの空中
像を形成している。その後、A面上の空中像はウエハマ
ークGWの像と同様にCCD11面上に結像している。
【0059】基準マークGSは図7(A)に示すように
CCD11面上でウエハマークGWのアラメントマーク
Wa3のピッチLW3と同一ピッチとなるように設定さ
れたピッチLSの回折格子より成っている。尚、図7(
A)で斜線部が透明領域で、その他は不透明領域となっ
ている。
【0060】次に本実施例における位置合わせ方法につ
いて図8のフローチャート図を用いて説明する。
【0061】STEP0で初期状態として、レチクルR
と位置合わせ装置の位置(例えばCCD11)は既に位
置合わせを行なっており(同期がとれており)、レチク
ルR上の座標原点と基準マークGSの中心とは対応が既
に付いている。ウエハWは数ミクロンメータのオーダの
精度でHe−Neレーザ2を照射したとき、ウエハマー
クGWのうちアライメントマークWa1が撮像装置(C
CD)11に撮像されるように、ウエハステージSTを
駆動して、位置合わせ装置内の所定の位置に既に存在し
ている。このときストッパー25は図5(A)のものを
光軸上に配置している。
【0062】STEP1で、LED光源12を照射させ
、基準マークGSの像を撮像装置11上に形成する。 形成された像は、図7(B)のようになっている。そこ
で撮像装置11の電気信号をA/D変換装置27によっ
て2次元の配列に置き換えた後、画像処理装置28によ
り処理窓ESを設け、図7(B)のy方向に画素積算さ
せ、1次元配列図7(C)にし、画面中心を原点として
FFT(高速フーリエ変換)を行ない、基本周波数に対
応する画面中心からのずれ量ΔSを計測し、位置合わせ
装置に固定してある基準マークGSと撮像装置11との
位置関係を決定する。これによりLED12の照明を終
える。
【0063】STEP2で、He−Neレーザ2を照射
させ、上記の経路を経て、ウエハマークGWのうちのア
ライメントマークWa1の像を撮像装置11上に形成す
る。形成された像は、図9(A)のようになる。そこで
撮像装置11の電気信号をA/D変換装置27によって
2次元の配列に置き換えた後、画像処理装置28により
処理窓EW1を設け、図9のy方向に画素積算させ、1
次元配列にし、画面中心を原点としてFFT(高速フー
リエ変換)を行ない、基本周波数に対応する画面中心か
らのそれぞれのずれ量Δ1を計測し記憶する。
【0064】STEP3で、ウエハステージSTを、所
定の距離(アライメントマークWa1,Wa2の設計上
の相対位置差分)駆動し、ストッパー制御装置30によ
ってストッパー25を図5(B)のストッパー25bの
透光部が光軸上に位置するように変更する。He−Ne
レーザ2からの光を照射させ、上記の経路を経てアライ
メントマークWa2の像を撮像装置11上に形成する。 形成された像は図9(B)のようになる。そこで撮像装
置11の電気信号をA/D変換装置27によって2次元
の配列に置き換えた後、画像処理装置28により処理窓
EW2を設け、図9のy方向に画素積算させ、1次元配
列にし、画面中心を原点としてFFT(高速フーリエ変
換)を行ない、基本周波数に対応する画面中心からのそ
れぞれのずれ量Δ2を計測し記憶する。
【0065】STEP4で、ウエハステージSTを、所
定の距離(アライメントマークWa2,Wa3の設計上
の相対位置差分)駆動し、ストッパー制御装置30によ
ってストッパー25を図5(C)のストッパー25cの
透光部が光軸上に位置するように変更する。He−Ne
レーザ2からの光を照射させ、上記の経路を経てアライ
メントマークWa3の像を撮像装置11上に形成する。 形成された像は図9(C)のようになる。そこで撮像装
置11の電気信号をA/D変換装置27によって2次元
の配列に置き換えた後、画像処理装置28により処理窓
EW3を設け、図9のy方向に画素積算させ、1次元配
列にし、画面中心を原点としてFFT(高速フーリエ変
換)を行ない、基本周波数に対応する画面中心からのそ
れぞれのずれ量Δ3を計測し記憶する。
【0066】STEP5で各々のずれ量Δ1,Δ2,Δ
3からレジスト塗布むらによるシフト量を算出する。
【0067】各々のずれ量Δ1,Δ2,Δ3と線幅との
関係を図10に示す。図10においてX印は計測値であ
る。各々の計測値とウエハマークGWとレジスト塗布む
らによる計測値のずれ量と線幅との関係式(本実施例で
は1次近似として、1次直線をその関係式としている)
とによって、アライメントマークWaの線幅ゼロの状態
での真の位置ずれ量Δ0を最小自乗法から求める。即ち
ウエハマークGWの真の位置の撮像装置11との位置を
決定する。
【0068】STEP6において、位置合わせ装置とウ
エハWとの真の位置ずれをレチクルRとの座標に換算し
、位置合わせ制御装置29によって露光時の所定の位置
にウエハステージSTを駆動して位置合わせを終える。
【0069】本実施例においては線幅の異なるアライメ
ントマークWa1〜Wa3を用いて時間を隔てて異なる
時間で計測したが、例えばアライメントマークを2つの
群に分け、アライメントマークWa1,Wa2を同時に
、アライメントマークWa3を別の時間に計測すること
ができるように各アライメントマークを配置しても良い
【0070】又、本実施例においてアライメントマーク
はピッチLWと線幅Dが同時に異なるものを用いたが、
図24に示すようにピッチLWを同一のピッチLW1と
し、線幅Dのみを変更したアライメントマークWb1,
Wb2,Wb3を用いても良い。
【0071】この場合、回折格子としてのピッチLWは
同一である為、図1に示すストッパー制御装置30は不
要となり、又ストッパー25としては図5(A)に示す
1つのストッパー25aを用いれば良い。このとき各ア
ライメントマークWb1,Wb2,Wb3におけるずれ
量Δの計測値と真値との関係は例えば図25に示すよう
に2次関数のようになる。従って本実施例では計測値列
Δ1b,Δ2b,Δ3bに対して最小2乗法で2次近似
して線幅D零の極限を真の位置ずれ量としている。
【0072】又、線幅を同一にして図26(A),(C
)に示すようにピッチLWを変更した場合、その断面形
状(図26(B),(C))は実効的に線幅が変化した
のと同様となってくる。この為、前述したのと同様の効
果を得ることができる。
【0073】図11は本発明の実施例2の光学系の要部
概略図である。
【0074】同図において従来の露光装置と同様に照明
装置ILからの露光光により照明されたレチクルR面上
の電子回路パターンを投影レンズ1によりウエハステー
ジST上に載置したウエハW面上に縮小投影し、露光転
写している。
【0075】そしてこのときの位置合わせは直線偏光の
He−Neレーザー2から放射される、露光光とは異っ
た波長(λ)の光束を音響光学素子(AO素子)26に
入射させ、このAO素子26によりミラー21へ向う光
の光量を制御し、例えばある状態では完全に光を遮断す
る。そして2軸に回転制御可能なミラー21で反射させ
F−θレンズ22に入射させている。
【0076】その後にウエハWと光学的に共役な面上に
ストッパーSILをおき、そこで空間的に照明範囲を制
限した後に偏光ビームスプリッター5に光を入射させて
いる。そして偏光ビームスプリッター5で反射させ、λ
/4板6、レンズ7、ミラー8そして投影レンズ1によ
りウエハW面上のウエハマークMWのアライメントマー
クMW1をインコヒーレントな光束で照明している。
【0077】図12は図11のウエハマークMWの説明
図である。同図に示すようにウエハマークMWは線幅D
の異なる3つのアライメントマークMW1,MW2,M
W3より成っている。又、3つのアライメントマークM
W1,MW2,MW3は各々の線幅がD1,D2,D3
の孤立パターンより成り、各々スクライブラインSL上
に配置している。
【0078】このときの照明光は投影レンズ1、レンズ
22,7で構成される光学系の瞳面に、例えば円形とな
るようにインコヒーレントな有効光源をAO素子26に
よる光量制御及びミラー21を回転制御して実効的に形
成している。そしてその範囲のみを照明するように、回
転ミラー21とAO素子を制御している。
【0079】ウエハW面上のウエハマークMWからの光
束は順次投影レンズ1、ミラー8、レンズ7、λ/4板
6、偏光ビームスプリッター5、レンズ9そして偏光ビ
ームスプリッター10を介し撮像レンズ31によって撮
像装置面11面上にウエハマークMWの像を形成してい
る。
【0080】一方、He−Neレーザ2からの光とは波
長の異なる波長を放射するLED光源12からの光束を
コンデンサーレンズ13により集光し、基準マスク14
面上に形成されている基準マークMSを照明している。 基準マークMSは図13(A)に示すようなパターンよ
り成っている。
【0081】同図において斜線部は光透過部である。そ
して基準マークMSからの光束を反射し、LED12か
らの光束を反射し、He−Neレーザ2からの光束を透
過させるように構成したビームスプリッター10を介し
、撮像レンズ31によって撮像装置11面上に基準マー
クMSの像を形成している。
【0082】次に本実施例における位置合わせ方法につ
いて図14のフローチャート図を用いて説明する。
【0083】STEP0、初期状態として、レチクルR
と位置合わせ装置の位置(例えば撮像装置11)は既に
位置合わせを行なっており、レチクルR上の座標原点と
基準マークMS中心とは対応が既に付いている。ウエハ
Wは数ミクロンメータのオーダの精度でHe−Neレー
ザ2を照射したとき、ウエハマークMWのうちのアライ
メントマークMW1が撮像装置11に撮像されるように
、ウエハステージSTを駆動して、位置合わせ装置内の
所定の位置に既に存在している。
【0084】STEP1で、LED光源12を照射させ
、基準マークMSの像を撮像装置11上に形成する。 形成された像は、図13(B)のようになっている。そ
こで撮像装置11の電気信号をA/D変換装置27によ
って2次元の配列に置き換えた後、画像処理装置28に
より処理窓ES2を設け、図13(B)のy方向に画素
積算させ、1次元配列(図13(C))にし、画面中心
を原点として1次元パターンマッチングを行ない、基準
マークMS中心の画面中心からのずれ量ΔSを計測し、
位置合わせ装置に固定してある基準マークMSと撮像装
置11との位置関係を決定する。これによりLED12
の照明を終える。
【0085】STEP2で、He−Neレーザ2を照射
させ、上記の経路を経て、ウエハマークMWのうちのア
ライメントマークMW1像を撮像装置11上に形成する
。形成された像は、図15(A)のようになる。そこで
撮像装置11の電気信号をA/D変換装置27によって
2次元の配列に置き換えた後、画像処理装置28により
処理窓EW1cを設け、図15のy方向に画素積算させ
、1次元配列図15(D)にし、画面中心を原点として
1次元パターンマッチングを行ない、マーク中心の画面
中心からのずれ量Δ1cを計測し記憶する。
【0086】STEP3で、ウエハステージSTを、所
定の距離(アライメントマークMW1とMW2の設計上
の相対位置差分)駆動する。He−Neレーザ2を照射
させ、上記の経路を経てアライメントマークMW2像を
撮像装置11上に形成する。形成された像は図15(B
)のようになる。そこで撮像装置11の電気信号をA/
D変換装置27によって2次元の配列に置き換えた後、
各画像処理装置28により処理窓EW2cを設け、図1
5のy方向に画素積算させ、1次元配列図15(E)に
し、画面中心を原点として1次元パターンマッチングを
行ないマーク中心の画面中心からのずれ量Δ2cを計測
し記憶する。
【0087】STEP4で、ウエハステージSTを、所
定の距離(アライメントマークMW2とMW3の設計上
の相対位置差分)駆動する。He−Neレーザ2を照射
させ、上記の経路を経てアライメントマークMW3の像
を撮像装置11上に形成する。形成された像は、図15
(C)のようになる。そこで撮像装置11の電気信号を
A/D変換装置27によって2次元の配列に置き換えた
後、画像処理装置28により処理窓EW3cを設け、図
15のy方向に画素積算させ、1次元配列図15(F)
にし、画面中心を原点として1次元パターンマッチング
を行ない、マーク中心の画面中心からのずれ量Δ3cを
計測し記憶する。
【0088】STEP5で各々のずれ量Δ1c,Δ2c
,Δ3cからレジスト塗布むらによるシフト量を算出す
る。各々のずれ量と線幅との関係を図16に示す。図1
6においてX印が計測値である。各々の計測値とウエハ
マークMWとレジスト塗布むらによる計測値のずれ量と
線幅との関係式(本実施例では1次近似として、1次直
線をその関係式としている)とによって、アライメント
マークの線幅ゼロの状態での真の位置ずれ量Δを最小自
乗法から求める。即ちウエハマークMWの真の位置の撮
像装置11との位置を決定する。
【0089】STEP6において、位置合わせ装置とウ
エハWとの位置ずれをレチクルRとの座標に換算し、位
置合わせ制御装置29によって露光時の所定の位置にウ
エハステージSTを駆動して位置合わせを終える。
【0090】本実施例においては、線幅の異なるウエハ
マークMWを異なる時間に計測したが、例えばアライメ
ントマークを2群に分け、アライメントマークMW1と
MW2を同時に、アライメントマークMW3を別の時間
に計測できるように各アライメントマークを配置し、そ
れに合うように流れを変更しても良い。
【0091】尚、本発明は次のような位置合わせ装置に
も適用することができる。 (イ)フレネルゾーンプレート型のウエハマークを使用
して、線幅の異なるアライメントマークのうちの照明範
囲を絞ることにより、複数のアライメントマークを実効
的に取り除いた場合と取り除かない場合とでの計測値の
差異より同様の方法によりアライメントマークの線幅が
零の極限を求めることにより真の位置情報を得る装置。 (ロ)レーザ光を照明側又はウエハを駆動させることに
より走査し、その結果より時間的に電気信号としてウエ
ハマーク像又はウエハからの光信号を計測する装置。 (ハ)実施例2において明視野の代わりに暗視野として
用いる装置。
【0092】
【発明の効果】本発明によればウエハ面上に前述のよう
に線幅の異なる複数のアライメントマークを形成し、こ
れら各アライメントマークからの位置情報を同時又は時
間的に隔てて抽出し、各位置情報を利用することにより
、アライメントマークに起因するレジスト表面の起伏形
状に基づくダマサレ量を補正し、不要なノイズ光を除去
することができウエハと露光装置本体(受信手段)との
高精度な位置合わせができる位置合わせ装置を達成する
ことができる。
【0093】又、本発明によれば先の光ヘテロダイン方
法においても、その具体的な方法に依存せず、複数の種
類の線幅マークによる計測により、線幅ゼロの位置が予
測でき、前述したのと同様の効果を有した位置合わせ装
置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の実施例1の光学系の要部概略図

図2】  図1のウエハマークの説明図
【図3】  図
1の瞳面上の光量分布の説明図
【図4】  図1のウエ
ハ面上の照明範囲の説明図
【図5】  図1のウエハマ
ークに対するストッパーの説明図
【図6】  回折格子の回折光の説明図
【図7】  図
1の基準マークの説明図
【図8】  本発明の実施例1
のフローチャート図
【図9】  図1のウエハマーク像
の説明図
【図10】  本発明の実施例2のウエハマー
クの中心位置検出の際のダマサレ量の補正方法の説明図
【図11】  本発明の実施例2の光学系の要部概略図
【図12】  図11のウエハマークの説明図
【図13
】  図11の基準マークの説明図
【図14】  本発
明の実施例2のフローチャート図
【図15】  図11
のウエハマーク像の説明図
【図16】  本発明の実施
例2のウエハマークの中心位置検出の際のダマサレ量の
補正方法の説明図
【図17】  従来の位置合わせ装置
の光学系の概略図
【図18】  図17のウエハマーク
の説明図
【図19】  図17の瞳面上の光量分布の説
明図
【図20】  図17の基準マークの説明図
【図2
1】  図17の位置合わせ方法のフローチャート図
【図22】  レジストを塗布したウエハの断面概略図
【図23】  ウエハマークとレジスト表面の起伏に伴
なう中心位置のダマサレ量を示す説明図
【図24】  本発明に係る他のウエハマークの説明図
【図25】  図24のウエハマークを用いたときの中
心位置検出の際のダマサレ量の補正方法の説明図
【図2
6】  本発明に係る他のウエハマークの説明図。
【符号の説明】
R    レチクル W    ウエハ GW,MW  ウエハマーク GS,MS  基準マーク 1    投影レンズ IL  照明系 2    He−Neレーザ 5,10  偏光ビームスプリッター 6    λ/4板 7,9  レンズ 8    ミラー 11  受信手段(CCD) 12  LED Ma  アライメントマーク Ma1〜Ma3,MW1〜MW3  アライメントマー
ク25  ストッパー 30  ストッパー制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  レチクルと同期のとれた受信手段とウ
    エハとを光学系を介して配置し、双方の相対的位置合わ
    せを行う位置合わせ装置において、該ウエハ面上には線
    幅の異なる複数のアライメントマークが形成され、更に
    その面上にはレジストが塗布されており、該アライメン
    トマークの線幅とレジスト表面の起伏形状に起因する該
    受信手段への光束の入射位置の変化による位置計測のず
    れ量との関係式を記録した記録手段が設けられており、
    照明系で照明された該複数のアライメントマークを該光
    学系により、該受信手段面上に同時又は時間的に隔てて
    導光させ、該受信手段によって該複数のアライメントマ
    ークの位置情報を同時又は時間的に隔てて抽出し、該位
    置情報と該記録手段に記録された関係式とを用いて、該
    レジスト表面の起伏に起因する位置ずれ誤差を求め、該
    位置ずれ誤差を参照して該ウエハと該受信手段との相対
    的位置合わせを行ったことを特徴とする位置合わせ装置
  2. 【請求項2】  前記複数のアライメントマークは回折
    格子より成り、位置合わせ方向と同一又は直交する方向
    に配置されていることを特徴とする請求項1記載の位置
    合わせ装置。
  3. 【請求項3】  前記複数のアライメントマークのうち
    1つのアライメントマークは同一線幅のマークを位置合
    わせ方向に複数個同一ピッチで配列されていることを特
    徴とする請求項1記載の位置合わせ装置。
  4. 【請求項4】  レジストが塗布されたウエハ上のレリ
    ーフ状マークの位置を光学的に検出し、該位置検出に基
    づいて該ウエハ上のパターンをマスクの回路パターンに
    対して位置合わせし、該回路パターンを介して該ウエハ
    上のパターンを被うレジストを露光する露光装置におい
    て、前記レリーフ状マークは互いに異なる線幅w1 ,
    w2 を有する第1,第2位置合わせパターンを備え、
    該第1,第2位置合わせパターンの各々の位置を同時又
    は時間的に隔てて光学的に検出し、第1,第2位置デー
    タx1 ,x2 を発生せしめる手段と、該第1位置合
    わせパターンの線幅及び位置データ(w1 ,x1 )
    と、該第2位置合わせパターンの線幅及び位置データ(
    w2 ,x2 )とに基づいて線幅wの関数x(w)を
    求め、該関数x(w)により線幅w=0のときの位置デ
    ータx0 を決定する手段とを有し、該位置データx0
     に基づいて前記位置合わせを行うことを特徴とする露
    光装置。
  5. 【請求項5】  レジストが塗布されたウエハ上のレリ
    ーフ状マークの位置を光学的に検出し、該位置検出に基
    づいて、該ウエハ上のパターンをマスクの回路パターン
    に対して位置合わせし、該回路パターンを介して該ウエ
    ハ上のパターンを被うレジストを露光し、次いで該ウエ
    ハ上のレジストを現像し、該ウエハから半導体素子を製
    造する際、前記レリーフ状マークを複数個の線状パター
    ンで構成し、該複数個の線状パターンの互いに異なる線
    幅w1 ,w2 を有する第1,第2位置合わせパター
    ンの各々の位置を同時又は時間的に隔てて光学的に検出
    し、該位置検出に基づいて該第1位置合わせパターンに
    対応する第1位置データx1 と該第2位置合わせパタ
    ーンに対応する第2位置データx2 を形成し、該第1
    位置合わせパターンの線幅及び位置データ(w1 ,x
    1 )と該第2位置合わせパターンの線幅及び位置デー
    タ(w2 ,x2 )とに基づいて線幅wの関数x(w
    )を求め、該関数x(w)により線幅w=0のときの位
    置データx0 を決定し、該位置データx0 に基づい
    て前記位置合わせを行なうことを特徴とする半導体素子
    の製造方法。
  6. 【請求項6】  前記レリーフ状マークは回折格子より
    成っていることを特徴とする請求項4記載の露光装置。
  7. 【請求項7】  前記レリーフ状マークは回折格子より
    成っていることを特徴とする請求項5記載の半導体素子
    の製造方法。
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