JPH04301697A - 音声認識装置 - Google Patents

音声認識装置

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JPH04301697A
JPH04301697A JP3066657A JP6665791A JPH04301697A JP H04301697 A JPH04301697 A JP H04301697A JP 3066657 A JP3066657 A JP 3066657A JP 6665791 A JP6665791 A JP 6665791A JP H04301697 A JPH04301697 A JP H04301697A
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JP
Japan
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voice
section
signal
speech
input
Prior art date
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Application number
JP3066657A
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English (en)
Inventor
Yoshitake Suzuki
義武 鈴木
Yoshio Nakadai
中▲台▼ 芳夫
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声認識装置に関し、
特に、人間の発声した音声を識別し、それを機械の制御
信号,キー入力信号,文字データ信号等に変換する音声
認識装置に関するものである。この音声認識装置は、電
話機への番号入力,ワードプロセッサへの文書入力,事
務用機や大型機械等のオペレーション指示入力など、種
々の情報入力機器に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来における音声認識装置の構成の一例
を図3により説明する。この音声認識装置は、操作指示
を合成音声により行い、音声入力を行う話者が合成音声
の操作指示に従って入力する音声の発声を行い、入力さ
れた音声を認識する音声認識装置となっている。図3に
おいて、31はマイクロホン、32はアナログ/デジタ
ル変換部(A/D変換部)、33は特徴抽出部、34は
パターン照合部、35は音声合成部、36はデジタル/
アナログ変換部(D/A変換部)、37はスピーカ、ま
た、38は音声認識装置の全体の制御を行う制御部であ
る。
【0003】音声認識装置の動作の概要を説明する。こ
の音声認識装置では、まず、制御部38が、音声入力を
行う話者への操作指示を合成音声による音声出力により
行うため、音声合成部35に対して、音声合成で出力す
る操作指示の合成データを出力すると、音声合成部35
が音声合成を行い、D/A変換部36により、合成され
たデジタル信号の合成音声をアナログ電気信号に変換さ
れて、スピーカ37により合成音声が出力される。これ
により、音声入力を行う話者が合成音声の操作指示に従
って音声入力を行うため、マイクロホン31に対して音
声を発生する。話者の発生した入力音声がマイクロホン
31に入力されると、入力音声はマイクロホン31によ
りアナログ電気信号となってA/D変換部32に供給さ
れる。A/D変換部32は入力音声のアナログ電気信号
をデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された
入力音声のデジタル信号は、特徴抽出部33に入力され
、特徴抽出部33が入力された入力音声のデジタル信号
から音声認識のための特徴量を抽出する。抽出した特徴
量は特徴抽出部33からパターン照合部34に加えられ
るので、パターン照合部34において、予め登録された
音声パターンと入力音声の特徴量のパターンデータとの
間でパターン照合を行い、音声認識処理を行う。この結
果、認識された判定結果信号は制御部38に加えられ、
制御部38は、判定結果信号を予め定められたプログラ
ム内容により各種制御用の指示データに用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような音声認識装
置で用いるマイクロホン31は、口から距離を数センチ
ほど離して使用する接話型と、数十センチほど離して使
用するハンズフリー型とがあるが、話者の自由度はハン
ズフリー型の方がはるかに大きい。ただし、ハンズフリ
ー型の欠点は、操作指示用スピータから出力される合成
音声が、空間を伝播してマイクロホンに入力されるため
、この合成音声の音圧レベルと話者の発した音声の音圧
レベルの差が小さいと、操作指示音声と話者の音声とを
誤認識する可能性が極めて大きいことである。このため
、常時、音声認識可能状態としないで、音声認識装置の
パターン照合部などの稼働を制御して、話者の音声入力
がある時のみに音声認識可能状態とし、誤認識しないよ
うにする。
【0005】このような音声認識装置の動作の制御は、
制御部38が音声合成部35に対して信号線aを通して
音声出力命令を発した後、音声合成部35から信号線b
を通して送られる音声出力終了信号を監視することより
行う。制御部38は信号線bの音声出力終了信号を受信
した後、信号線cを通してパターン照合部に音声認識命
令を与える。
【0006】この方法によると、正しく音声が認識され
るためには、話者は操作指示音声の終了後に発声を開始
する必要があり、人間同士の通常の対話に比ベて、不自
然なものとなる。また、情報のやりとりにかかる時間も
増大するという問題がある。
【0007】本発明の目的は、合成音声によって操作指
示を与える音声認識装置において、スピーカから空間を
伝播してマイクロホンに回り込む操作指示音声に対して
誤認識することなく、また、操作指示音声に話者の音声
が重畳する場合でも認識率の低下を引き起こすことのな
い音声認識装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の音声認識装置は、音声入力用マイクロホン
と、該マイクロホンからの電気信号をディジタル信号に
変換するアナログ/デジタル変換部と、デジタル化され
た音声の時系列信号から特徴量を抽出する特徴抽出部と
、予め登録された音声パターンと入力音声の特徴量との
間でパターン照合を行うパターン照合部と、操作指示用
合成音声パラメータをデジタル音声信号として出力する
音声合成部と、該デジタル音声信号をアナログ電気信号
に変換するデジタル/アナログ変換部と、該アナログ電
気信号を出力するスピーカ部と、前記パターン照合部,
音声合成部,および全体の制御を行う制御部と、前記ア
ナログ/デジタル変換部の出力信号および音声合成部の
出力信号を入力とし、アナログ/デジタル変換部の出力
信号中に重畳する音声合成部の出力信号を消去した信号
を特徴抽出部に出力するエコー消去部とを有することを
特徴とする。
【0009】ここでの音声認識装置は、更に、アナログ
/デジタル変換部の出力信号を入力とし、該出力信号が
所定レベルを越えたことを判定した時に、音声始端検出
信号を出力する音声始端判定部を有することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】これによれば、音声認識装置には、音声入力用
マイクロホンと、アナログ/デジタル変換部と、特徴抽
出部と、パターン照合部と、音声合成部と、デジタル/
アナログ変換部と、制御部と、エコー消去部とが備えら
れる。音声入力用マイクロホンからの電気信号をアナロ
グ/デジタル変換部がディジタル信号に変換し、デジタ
ル化された音声の時系列信号から、特徴抽出部が、音声
認識のための特徴量を抽出する。抽出された特徴量は、
パターン照合部が予め登録された音声パターンと入力音
声の特徴量との間でパターン照合を行う。そして、パタ
ーン照合部の音声認識結果信号が出力される。これらの
一連の音声認識の動作は制御部の制御により行なわれる
。制御部はパターン照合部,音声合成部,および全体の
制御を行う部分であり、制御部の制御によって、音声合
成部が操作指示用合成音声パラメータをデジタル音声信
号として出力し、該デジタル音声信号をデジタル/アナ
ログ変換部がアナログ電気信号に変換し、スピーカ部が
該アナログ電気信号を出力する。ここには、更にエコー
消去部が設けられており、エコー消去部は、アナログ/
デジタル変換部の出力信号および音声合成部の出力信号
を入力とし、アナログ/デジタル変換部の出力信号中に
重畳する音声合成部の出力信号を消去した信号を特徴抽
出部に出力する。
【0011】このため、合成音声によって操作指示を与
える音声認識装置は、エコー消去部の動作により、スピ
ーカから空間を伝播してマイクロホンに回り込む操作指
示音声が重畳される雑音成分を消去することができ、操
作指示音声に話者の音声が重畳する場合でも認識率の低
下を引き起こすことがない。
【0012】また、ここでの音声認識装置には、更に音
声始端判定部を有しており、この音声始端判定部は、ア
ナログ/デジタル変換部の出力信号を入力とし、該出力
信号が所定レベルを越えたことを判定した時に音声始端
検出信号を出力する。この音声始端検出信号を用いて、
制御部が音声認識可/不可を制御することにより音声入
力がされない間の雑音分の間の音声認識を行うことなく
、音声認識の誤認識を避けることができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例にかかる音声認識装
置の要部の構成を示すブロック図である。図1において
、1はマイクロホン、2はアナログ/デジタル変換部(
A/D変換部)、3は特徴抽出部、4はパターン照合部
、5は音声合成部、6はデジタル/アナログ変換部(D
/A変換部)、7はスピーカ、8は制御部である。 また、11はエコー消去部、12は音声始端判定部であ
る。エコー消去部11にはA/D変換部2の出力および
音声合成部5の出力が入力され、その出力は特徴抽出部
3に入力される。音声始端判定部12は、信号線13に
よりA/D変換部2からの出力を入力し、該入力信号の
パワー(音圧レベル信号)を測定することによって、入
力音声の始端を判定する。音声始端判定結果は、信号線
15によりエコー消去部11に入力される。
【0014】音声認識装置では、制御部8の制御により
音声合成部5を制御して、操作指示を合成音声により行
い、音声入力を行う話者が合成音声の操作指示に従って
入力する音声の発声を行い、入力された音声を認識する
。このため、まず、制御部8が、音声合成部5に対して
、音声合成出力する操作指示の合成データを出力すると
、音声合成部5が音声合成を行い、D/A変換部6によ
り、合成されたデジタル信号の合成音声をアナログ電気
信号に変換して、スピーカ7により合成音声を出力する
。これにより、音声入力を行う話者が合成音声の操作指
示に従って音声入力を行うため、マイクロホン1から音
声を入力する。話者からの入力音声がマイクロホン1に
入力されると、入力音声はマイクロホン1によりアナロ
グ電気信号となってA/D変換部2に供給される。A/
D変換部2は入力音声のアナログ電気信号をデジタル信
号に変換する。デジタル信号に変換された入力音声のデ
ジタル信号は、エコー消去部11に入力される。エコー
消去部11には、音声合成部5からデジタル信号の合成
音声が入力されており、デジタル信号の入力音声に中に
重畳する合成音声の信号を消去して、特徴抽出部3に音
声信号に出力する。すなわち、エコー消去部11は、ス
ピーカ7から空間を伝播してマイクロホン1に回り込む
操作指示音声が重畳される雑音成分を消去する。エコー
消去部11からエコー消去を行った音声信号は特徴抽出
部3に入力され、特徴抽出部3が入力された入力音声の
デジタル信号から音声認識のための特徴量を抽出する。 抽出した特徴量は特徴抽出部3からパターン照合部4に
加えられるので、パターン照合部4において、予め登録
された音声パターンと入力音声の特徴量のパターンデー
タとの間でパターン照合を行い、音声認識処理を行う。 この結果、認識された判定結果信号は制御部8に加えら
れ、制御部8は、判定結果信号を予め定められたプログ
ラム内容により各種制御用の指示データなどに用いる。
【0015】また、音声始端判定部12は、信号線13
によりA/D変換部2からの信号出力を受けて、該信号
出力のパワー(音圧レベル信号)を測定することにより
、入力音声の始端を判定する。この場合、音声合成部5
が合成音声を出力している時には、この合成音声出力信
号を信号線16により受けて、入力音声判定の基準レベ
ルを変動させる。これらより、精度よく、入力音声の始
端判定を行う、始端判定結果は、信号線15によりエコ
ー消去部11に入力され、また、信号線17により制御
部8に入力される。エコー消去部11および制御部8が
それぞれの動作の制御に用いる。
【0016】(a)エコー消去部の学習話者の入力音声
に操作指示音声が重畳した場合でも、操作指示音声が重
畳しない場合と同等の音声認識性能を維持するためには
、エコー消去部11がスピーカ7から空間を伝播してマ
イクロホン1に回り込む信号成分を効率的に消去し、し
かも入力音声信号に歪み等を与えないことが必要である
。このようなエコー消去部11の学習法としては例えば
、学習同定法がよく知られている(例えば、文献「板倉
,西川;“学習同定法を用いたエコーキャンセラのエコ
ー打ち消し特性について”,電子通信学会論文誌,Vo
l. J60−A, No. 11, 1977年11
月」を参照できる)。この学習同定法では、話者の入力
音声がない状態で、スピーカ7から操作指示音声を出力
することにより、空間伝播により残響を含んだ信号がマ
イクロホン1より入力し、この信号と音声合成部5から
信号線14による直接の出力信号を入力することによっ
て、エコー消去部のフィルタ係数を学習させる。
【0017】(b)音声始端判定部の学習図2は音声始
端判定部の構成を示すブロック図である。 図2において、12は音声始端判定部、20はパワー測
定部、21はパワー差分算出部、22は差分系列メモリ
、23はアドレカウンタ、24は比較部、25は閾値判
定部、26はオア回路(OR回路)である。音声始端判
定部12においてもパワー差分算出の基準値レベルおよ
び判定の閾値レベルを定めるための学習を行う。
【0018】操作指示音声パワーの差分系列の学習は、
操作指示音声のみがある状態で、マイクロホン1からA
/D変換部2を通して入力される音声パワーをパワー測
定部20で測定し、その差分の系列をパワー差分算出部
24で算出して、差分系列メモリ22に格納する。アド
レスカウンタ23は差分系列メモリ22に各々の差分値
を格納する際の系列アドレスを発生する。この差分の算
出の際に、適切な平滑化を行うことにより背景雑音の影
響を除去することができる。
【0019】すなわち、音声合成部5から操作指示音声
の出力を開始すると同時に、その開始信号によりアドレ
スカウンタ23をカウントアップして、音声パワーの測
定を開始し、パワー差分算出部21からの差分値を差分
系列メモリ22に格納し、差分系列メモリ22には、操
作指示音声の開始時点からの差分系列を格納する。例え
ば、音声合成部5から音声信号の出力を開始した場合、
パワー差分算出のために必要な一定の遅延時間の経過後
、差分系列メモリ22の書き込み用アドレスを発生する
アドレスカウンタ23に信号線16を通してパルスを送
出することにより、差分系列メモリ22のアドレスカウ
ンタ23の値を初期化する。操作指示音声が何種類か存
在する場合には、各々の操作指示音声に対応した音声パ
ワー差分系列を記憶し、記憶した各々の音声パワー差分
系列を、それぞれの操作指示音声の出力時の音声始端判
定の際に用いる。
【0020】(c)音声入力時の動作 ところで空間伝播特性は常時変動するため、エコー消去
部11は常時学習状態としておくほうが、高いエコー消
去量を得ることができる。しかし、話者の入力音声があ
る場合には、エコー消去部11が学習停止状態とする必
要がある。このため、次のような第1の方法または第2
の方法の2とおりの方法で動作させる。
【0021】第1の方法では、前述の(a)のような学
習を行って、エコー消去部11のフィルタ系数を学習さ
せ、学習が完了すると、それ以後は学習は行なわない。 そして、話者が入力する可能性がある場合には常に学習
停止状態にしておく。
【0022】第2の方法では、操作指示音声の出力開始
後、話者の音声入力が開始されるまでの時間で、エコー
消去部11のフィルタ係数を学習させ、それ以後は学習
を停止する。すなわち、話者が操作音声を聞いてから、
それに反応して発声を開始するまで、少なくても1秒程
度は必要である。したがって、操作指示音声出力の開始
後の500ミリ秒程度はエコー消去部11のフィルタ係
数を学習させ、それ以後は学習を停止するようにすれば
よい。
【0023】次に、音声始端判定部12を用いて、話者
の入力音声の始端を判定し、エコー消去部11の学習を
停止させる方法について説明する。音声始端判定部12
の学習が完了している状態において、音声合成部5から
操作指示音声を出力する場合に、信号線16を通してフ
レームパルスを音声始端判定部12に送出する。音声始
端判定部12内には、図2に示すように、アドレスカウ
ンタ23が設けられており、その値は予め該当する操作
指示音声に対応する音声パワー差分系列を格納する差分
系列メモリ22の先頭メモリを指している。そして、ア
ドレスカウンタ23は、信号線16より入力されるフレ
ームパルスに同期してカウントアップする。比較部24
には、参照入力としてアドレスカウンタ23で示された
アドレスの差分系列メモリ22の内容が入力される。ま
た、比較部24の観測入力側は、パワー差分算出部21
からの出力が入力される。これにより、比較部24から
はフレーム周期毎に参照入力値と観測入力値との差が出
力され、その差出力が閾値判定部25に入力される。閾
値判定部25では入力値が所定の閾値を越えた場合に、
話者の入力音声ありと判定し、信号線15を通して、判
定出力パルスをエコー消去部11に送出する。判定出力
パルスは同時にオア回路26に入力される。エコー消去
部11は、この判定出力パルスを受信すると、学習を停
止して、フィルタ係数を固定する。
【0024】以上の動作により、エコー消去部11から
は操作指示音声成分を除去した入力音声成分のみが、次
段の特徴抽出部3に送られることになる。また、判定出
力パルスを受けたオア回路26からは信号線17を通し
て制御部に当該判定出力パルスが送出される。信号線1
7からの判定出力パルスにより、制御部8は「音声入力
あり」と判断し、パターン照合部4に認識命令を送出す
る。
【0025】ところで、操作音声指示がない場合の音声
入力については、予めパワー測定部20で測定した背景
雑音レベルと、フレーム毎に測定される信号パワーレベ
ルの比をパワー差分算出部21で求めることによって音
声始端を検出することができる。音声始端と判定されれ
ば、判定出力パルスをオア回路26に入力する。判定出
力パルスはオア回路26を介して信号線17により制御
部8に入力される。制御部8は信号線17からの判定出
力パルスがあれば「入力音声あり」と判断し、パターン
照合部4に認識命令を送出する。なお、音声の始端情報
を必要としないワードスポッティング形のパターン照合
部を持つ場合には、上述の動作を行う必要はない。
【0026】以上に説明した本実施例の音声認識装置に
よる音声認識実験の結果を説明すると次のような結果と
なった。認識実験は次のように行った、まず、男性3名
が各々100単語を2回発声し、第1回目の発声により
単語登録パターンを作成した。第2回目の発声は、操作
指示音声「都市名を発声して下さい」の「発声して下さ
い」の部分に重畳するように発声された。背景雑音は高
速道路を走行する乗用車のノイズである。マイクロホン
は運転席側のサンバイザに設置し、スピーカは運転席と
助手席との間のコンソールボックス付近に設置した。背
景雑音レベルは約66dB(A)で、話者と音声指示音
声とのレベル差は約5.7dBであった。認識実験の結
果、エコー消去部を動作させない場合には86.0%で
あった認識率が、エコー消去部を動作させた場合には9
6.0%となった。ただし、この実験では、操作指示音
声の「都市名を」の部分でエコー消去部を学習させ、そ
の後はエコー消去部のフィルタ係数を固定する方法とし
た。
【0027】エコー消去部を利用せずに、音声始端判定
部のみを用いて、操作指示音声出力中に音声入力があっ
た場合には、上述の判定結果に基づいて操作指示音声を
停止する方法とすればよいが、この場合には、雑音が入
力された場合に音声と誤認識を起こし、操作指示音声が
中断してしまう可能性があり、マンマシンインタフェー
スの点で好ましくない。したがって、この場合にもエコ
ー消去部を利用することにより、誤って操作指示音声を
中断させるという問題点を解決することができる。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の音声認
識装置によれば、入力音声に入り込む操作指示音声,背
景雑音などが有効に除去でき、音声認識性能が向上する
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例にかかる音声認識装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は音声始端判定部の構成を示すブロック図
である。
【図3】図3は従来の音声認識装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1…マイクロホン、2…アナログ/デジタル変換部(A
/D変換部)、3…特徴抽出部、4…パターン照合部、
5…音声合成部、6…デジタル/アナログ変換部(D/
A変換部)、7…スピーカ、8…制御部、11…エコー
消去部、12…音声始端判定部、20…パワー測定部、
21…パワー差分算出部、22…差分系列メモリ、23
…アドレカウンタ、24…比較部、25…閾値判定部、
26…オア回路、31…マイクロホン、32…アナログ
/デジタル変換部(A/D変換部)33…特徴抽出部、
34…パターン照合部、35…音声合成部、36…デジ
タル/アナログ変換部(D/A変換部)、37…スピー
カ、38…制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  音声入力用マイクロホンと、該マイク
    ロホンからの電気信号をディジタル信号に変換するアナ
    ログ/デジタル変換部と、デジタル化された音声の時系
    列信号から特徴量を抽出する特徴抽出部と、予め登録さ
    れた音声パターンと入力音声の特徴量との間でパターン
    照合を行うパターン照合部と、操作指示用合成音声パラ
    メータをデジタル音声信号として出力する音声合成部と
    、該デジタル音声信号をアナログ電気信号に変換するデ
    ジタル/アナログ変換部と、該アナログ電気信号を出力
    するスピーカ部と、前記パターン照合部,音声合成部,
    および全体の制御を行う制御部と、前記アナログ/デジ
    タル変換部の出力信号および音声合成部の出力信号を入
    力とし、アナログ/デジタル変換部の出力信号中に重畳
    する音声合成部の出力信号を消去した信号を特徴抽出部
    に出力するエコー消去部とを有することを特徴とする音
    声認識装置。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の音声認識装置におい
    て、更に、アナログ/デジタル変換部の出力信号を入力
    とし、該出力信号が所定レベルを越えたことを判定した
    時に、音声始端検出信号を出力する音声始端判定部を有
    することを特徴とする音声認識装置。
JP3066657A 1991-03-29 1991-03-29 音声認識装置 Pending JPH04301697A (ja)

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