JPH0430110Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0430110Y2 JPH0430110Y2 JP1985006184U JP618485U JPH0430110Y2 JP H0430110 Y2 JPH0430110 Y2 JP H0430110Y2 JP 1985006184 U JP1985006184 U JP 1985006184U JP 618485 U JP618485 U JP 618485U JP H0430110 Y2 JPH0430110 Y2 JP H0430110Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- tightening ring
- cap
- bottle
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
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- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
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- 238000006748 scratching Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、一般にPPキヤツプと呼ばれる金属
薄板製のネジキヤツプに関するもので、使用上の
安全性を確保することを目的としたものである。
薄板製のネジキヤツプに関するもので、使用上の
安全性を確保することを目的としたものである。
従来のPPキヤツプ(ピルフアープルーフキヤ
ツプ)と呼ばれるネジキヤツプは、金属薄板製の
有頂板円筒形状体を壜体の口筒部に被嵌した後、
カシメ加工されて壜体に取り付けられる。詳しく
は、外周面の上部に螺条を、下部に鍔条を設けて
ある壜体口筒部に、上記円筒形状体を被嵌した
後、カシメ加工により上部には上記壜体の螺条に
螺合する螺子条を形成すると共に、下部には上記
鍔条の下端面に係止する係止突条を内方へ突設す
る。なお、円筒形状体には予め、もしくは壜体に
被嵌後に肉薄の破断線であるカツトラインを円周
方向に設け、螺子条を設けた上部のキヤツプ本体
と、係止突条を設けた下部の締付けリングとに区
画する。
ツプ)と呼ばれるネジキヤツプは、金属薄板製の
有頂板円筒形状体を壜体の口筒部に被嵌した後、
カシメ加工されて壜体に取り付けられる。詳しく
は、外周面の上部に螺条を、下部に鍔条を設けて
ある壜体口筒部に、上記円筒形状体を被嵌した
後、カシメ加工により上部には上記壜体の螺条に
螺合する螺子条を形成すると共に、下部には上記
鍔条の下端面に係止する係止突条を内方へ突設す
る。なお、円筒形状体には予め、もしくは壜体に
被嵌後に肉薄の破断線であるカツトラインを円周
方向に設け、螺子条を設けた上部のキヤツプ本体
と、係止突条を設けた下部の締付けリングとに区
画する。
そして開封時には、ネジキヤツプを回転させる
と、ネジ作用により全体が上昇しようとするが、
下部は係止突条が壜体の鍔条に係止しているた
め、その上昇および回転を阻止しようとする力が
働く。この反力により、ネジキヤツプは前記カツ
トラインで破断分割され、キヤツプ本体のみが壜
体口筒部から取り外されて開封されるようになつ
ている。
と、ネジ作用により全体が上昇しようとするが、
下部は係止突条が壜体の鍔条に係止しているた
め、その上昇および回転を阻止しようとする力が
働く。この反力により、ネジキヤツプは前記カツ
トラインで破断分割され、キヤツプ本体のみが壜
体口筒部から取り外されて開封されるようになつ
ている。
このネジキヤツプは、加工および壜体への組付
けが容易であること、密封性に優れかつこの密封
性が劣化しないこと、そして不正開放防止等のバ
ージン性に優れている等の多くの利点により各種
の壜体に多数使用されている。
けが容易であること、密封性に優れかつこの密封
性が劣化しないこと、そして不正開放防止等のバ
ージン性に優れている等の多くの利点により各種
の壜体に多数使用されている。
このように、この種のネジキヤツプは多数の優
れた利点を持ち、これらの利点を有効に発揮して
いるのであるが、開封時にカツトラインでキヤツ
プ本体から破断された締付けリングの上端部分で
ある破断部が鋭利な角部を形成することになり、
開封操作時に、この鋭利となつた締付けリングの
破断部により指先等を傷つけると云う事故が多発
している重大な問題があつた。
れた利点を持ち、これらの利点を有効に発揮して
いるのであるが、開封時にカツトラインでキヤツ
プ本体から破断された締付けリングの上端部分で
ある破断部が鋭利な角部を形成することになり、
開封操作時に、この鋭利となつた締付けリングの
破断部により指先等を傷つけると云う事故が多発
している重大な問題があつた。
また開封後の壜体あるいはキヤツプ本体の取扱
い時においても、壜体口筒部に残留する締付けリ
ングの破断部によつて同様の事故が発生してい
た。
い時においても、壜体口筒部に残留する締付けリ
ングの破断部によつて同様の事故が発生してい
た。
また、開封時におけるネジキヤツプの回転によ
る破断分割に比較的大きな力を必要とし、これが
ため開封操作がやり難いという不満があつた。
る破断分割に比較的大きな力を必要とし、これが
ため開封操作がやり難いという不満があつた。
さらに、この種のネジキヤツプは、壜体への組
付けに先立つて、その表面に印刷等の装飾を施し
ておくものなのであるが、壜体への組付けのため
のカシメ加工により、この表面装飾に傷がつくこ
とがしばしばあり、これがため表面装飾の劣化に
よる不良品の発生を生じると云う不都合があつ
た。
付けに先立つて、その表面に印刷等の装飾を施し
ておくものなのであるが、壜体への組付けのため
のカシメ加工により、この表面装飾に傷がつくこ
とがしばしばあり、これがため表面装飾の劣化に
よる不良品の発生を生じると云う不都合があつ
た。
本考案は上記のような実情に鑑みてなされたも
ので、開封によつて破断分割された締付けリング
の鋭利な破断部によつて指先等を傷つけることが
ないようにすると共に、開封操作をやり易くし、
かつカシメ加工による外周面の傷付きを防止でき
るようにしたネジキヤツプを提供することを目的
とする。
ので、開封によつて破断分割された締付けリング
の鋭利な破断部によつて指先等を傷つけることが
ないようにすると共に、開封操作をやり易くし、
かつカシメ加工による外周面の傷付きを防止でき
るようにしたネジキヤツプを提供することを目的
とする。
上記目的を達成するために本考案は、外周面の
上部に螺条を、下部に鍔条を設けてある壜体口筒
部に被嵌した後、カシメ加工により上部には上記
壜体の螺条に螺合する螺子条を形成すると共に、
下部には上記鍔条の下端面に係止する係止突条を
内方へ突設し、かつ肉薄の破断線であるカツトラ
インを円周方向に設け、上記螺子条を設けた上部
のキヤツプ本体と、上記係止突条を設けた下部の
締付けリングとに区画してなる有頂板円筒形状を
した金属薄板製のネジキヤツプにおいて、上記締
付けリングに、該締付けリングの下端から外方に
反転して立ち上がり、該締付けリングとの間に一
定の間隙を形成する保持筒片を設け、さらに軟質
合成樹脂製の肉薄円筒形状をしたカバー筒体を上
記締付けリングと保持筒片との間の間隙内に下端
部を位置させた状態で上記キヤツプ本体に外嵌し
たことを特徴とする。
上部に螺条を、下部に鍔条を設けてある壜体口筒
部に被嵌した後、カシメ加工により上部には上記
壜体の螺条に螺合する螺子条を形成すると共に、
下部には上記鍔条の下端面に係止する係止突条を
内方へ突設し、かつ肉薄の破断線であるカツトラ
インを円周方向に設け、上記螺子条を設けた上部
のキヤツプ本体と、上記係止突条を設けた下部の
締付けリングとに区画してなる有頂板円筒形状を
した金属薄板製のネジキヤツプにおいて、上記締
付けリングに、該締付けリングの下端から外方に
反転して立ち上がり、該締付けリングとの間に一
定の間隙を形成する保持筒片を設け、さらに軟質
合成樹脂製の肉薄円筒形状をしたカバー筒体を上
記締付けリングと保持筒片との間の間隙内に下端
部を位置させた状態で上記キヤツプ本体に外嵌し
たことを特徴とする。
本考案によるネジキヤツプは、上記の如き構成
となつているので、キヤツプ本体を回転させて、
カツトラインに沿つてキヤツプ本体と締付けリン
グとを分断して開封をする際に、キヤツプ本体に
指先から作用する回転力は、摩擦係数の大きい軟
質合成樹脂製のカバー筒体を介して作用させられ
ることになり、このためキヤツプ本体の回動操作
が極めて行ない易くなつて、ネジキヤツプの開封
作業が極めて容易となる。
となつているので、キヤツプ本体を回転させて、
カツトラインに沿つてキヤツプ本体と締付けリン
グとを分断して開封をする際に、キヤツプ本体に
指先から作用する回転力は、摩擦係数の大きい軟
質合成樹脂製のカバー筒体を介して作用させられ
ることになり、このためキヤツプ本体の回動操作
が極めて行ない易くなつて、ネジキヤツプの開封
作業が極めて容易となる。
また、このネジキヤツプの開封操作時におい
て、キヤツプ本体からカツトラインに沿つて分断
されて極めて鋭利となつた締付けリングの上端縁
は、カバー筒体が覆つた状態で位置しているため
に、ネジキヤツプを開封している指先等が締付け
リングの上端縁に触れることが全く不可能とな
り、これによつてキヤツプ本体の開封操作時に指
先等を締付けリングの上端縁で傷つけると云う危
険を全く無くすることができる。
て、キヤツプ本体からカツトラインに沿つて分断
されて極めて鋭利となつた締付けリングの上端縁
は、カバー筒体が覆つた状態で位置しているため
に、ネジキヤツプを開封している指先等が締付け
リングの上端縁に触れることが全く不可能とな
り、これによつてキヤツプ本体の開封操作時に指
先等を締付けリングの上端縁で傷つけると云う危
険を全く無くすることができる。
さらに、ネジキヤツプをカシメ加工により壜体
に締付ける際に、カシメ加工されるキヤツプ本体
の外周面はカバー筒体によつて被覆されているの
で、カシメ加工用の治具がキヤツプ本体の外周面
に直接協力に押しつけられることがなく、よつて
螺子条のカシメ加工によつてキヤツプ本体の外周
面に傷がつく等の不都合の発生を完全に阻止する
ことができる。
に締付ける際に、カシメ加工されるキヤツプ本体
の外周面はカバー筒体によつて被覆されているの
で、カシメ加工用の治具がキヤツプ本体の外周面
に直接協力に押しつけられることがなく、よつて
螺子条のカシメ加工によつてキヤツプ本体の外周
面に傷がつく等の不都合の発生を完全に阻止する
ことができる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
ネジキヤツプ1は金属薄板製の有頂板円筒形状
体をなし、外周面の上部に螺条12を、下部に鍔
条13を設けてある壜体10の口筒部11に、上
記円筒形状体を被嵌した後、カシメ加工により上
部には上記壜体10の螺条12に螺合する螺子条
3を形成すると共に、下部には上記鍔条13の下
端面に係止する係止突条5を内方へ突設する。な
お、円筒形状体には肉薄の破弾線であるカツトラ
イン7を円周方向に設け、螺子条3を設けた上部
のキヤツプ本体2と、係止突条5を設けた下部の
締付けリング4とに区画してある。
体をなし、外周面の上部に螺条12を、下部に鍔
条13を設けてある壜体10の口筒部11に、上
記円筒形状体を被嵌した後、カシメ加工により上
部には上記壜体10の螺条12に螺合する螺子条
3を形成すると共に、下部には上記鍔条13の下
端面に係止する係止突条5を内方へ突設する。な
お、円筒形状体には肉薄の破弾線であるカツトラ
イン7を円周方向に設け、螺子条3を設けた上部
のキヤツプ本体2と、係止突条5を設けた下部の
締付けリング4とに区画してある。
そして、前記締付けリング4には、この締付け
リング4の下端から外方に反転して立ち上がり、
前記締付けリング4との間に一定の間隙を形成す
る保持筒片6を設け、さらに軟質合成樹脂製の肉
薄円筒形状をしたカバー筒体8を締付けリング4
と保持筒片6との間に形成された間隙内に下端部
を挿入位置させた状態で前記キヤツプ本体2に外
嵌した構成となつている。
リング4の下端から外方に反転して立ち上がり、
前記締付けリング4との間に一定の間隙を形成す
る保持筒片6を設け、さらに軟質合成樹脂製の肉
薄円筒形状をしたカバー筒体8を締付けリング4
と保持筒片6との間に形成された間隙内に下端部
を挿入位置させた状態で前記キヤツプ本体2に外
嵌した構成となつている。
保持筒片6は、カバー筒体8をキヤツプ本体2
と締付けリング4とから成るネジキヤツプ1の本
体部分に一定姿勢で組付け保持するためのもので
あるが、この保持筒片6によるカバー筒体8の保
持は、カバー筒体8を不動にそして離脱不能に保
持すると云うものではなく、カバー筒体8がみだ
りにネジキヤツプ1の本体部分から離脱しない程
度に保持するものとなつている。
と締付けリング4とから成るネジキヤツプ1の本
体部分に一定姿勢で組付け保持するためのもので
あるが、この保持筒片6によるカバー筒体8の保
持は、カバー筒体8を不動にそして離脱不能に保
持すると云うものではなく、カバー筒体8がみだ
りにネジキヤツプ1の本体部分から離脱しない程
度に保持するものとなつている。
すなわち、ネジキヤツプ1の本体部分に対する
カシメ加工時とか、消費者の手元にわたるまでの
取扱い等によつてカバー筒体8がみだりに離脱し
ないように保持するが、ネジキヤツプ1の開封操
作後は、容易に取去ることができる程度にカバー
筒体8を保持しているのである。
カシメ加工時とか、消費者の手元にわたるまでの
取扱い等によつてカバー筒体8がみだりに離脱し
ないように保持するが、ネジキヤツプ1の開封操
作後は、容易に取去ることができる程度にカバー
筒体8を保持しているのである。
また、カバー筒体8は、ネジキヤツプ1の本体
部分に対するカシメ加工が円滑に達成できる程度
に肉薄に成形されており、また軟質合成樹脂製で
摩擦係数が大きいので、キヤツプ本体2に対して
滑り難い状態で組付くことになる。
部分に対するカシメ加工が円滑に達成できる程度
に肉薄に成形されており、また軟質合成樹脂製で
摩擦係数が大きいので、キヤツプ本体2に対して
滑り難い状態で組付くことになる。
図示実施例の場合、保持筒片6は締付けリング
4の下端から一体に連設された構成となつている
が、この保持筒片6を締付けリング4に一体成形
しなければならないと云うことはなく、係止突条
5を支障なくカシメ加工により成形することがで
きる構成であれば、この保持筒片6を締付けリン
グ4とは別体物となつた部材で成形し、適当な手
段で組付け固定するようにしても良い。
4の下端から一体に連設された構成となつている
が、この保持筒片6を締付けリング4に一体成形
しなければならないと云うことはなく、係止突条
5を支障なくカシメ加工により成形することがで
きる構成であれば、この保持筒片6を締付けリン
グ4とは別体物となつた部材で成形し、適当な手
段で組付け固定するようにしても良い。
カバー筒体8は、ほぼキヤツプ本体2の全高さ
範囲にわたつて、このキヤツプ本体2の外周面を
覆うことができる高さに設定されているが、これ
はカバー筒体8によりカシメ加工されるキヤツプ
本体2部分全域をカバーできるようにするためで
ある。それゆえ、キヤツプ本体2へのカシメ加工
操作において、このカバー筒体8をカシメ加工治
具と一緒に昇降変位することができるようにすれ
ば、カバー筒体8の高さは図示実施例の場合より
も充分に低いものとすることができる。
範囲にわたつて、このキヤツプ本体2の外周面を
覆うことができる高さに設定されているが、これ
はカバー筒体8によりカシメ加工されるキヤツプ
本体2部分全域をカバーできるようにするためで
ある。それゆえ、キヤツプ本体2へのカシメ加工
操作において、このカバー筒体8をカシメ加工治
具と一緒に昇降変位することができるようにすれ
ば、カバー筒体8の高さは図示実施例の場合より
も充分に低いものとすることができる。
ただし、このカバー筒体8の高さは、ネジキヤ
ツプ1の開封時に、開封操作力を作用させる部分
を提供でき、かつ分断後における締付けリング4
の上端縁を覆うことができる程度の値は最低で必
要であり、それゆえ実際には、このカバー筒体8
の高さは最低でもキヤツプ本体2のほぼ中央部分
までの高さが必要となることになる。
ツプ1の開封時に、開封操作力を作用させる部分
を提供でき、かつ分断後における締付けリング4
の上端縁を覆うことができる程度の値は最低で必
要であり、それゆえ実際には、このカバー筒体8
の高さは最低でもキヤツプ本体2のほぼ中央部分
までの高さが必要となることになる。
このカバー筒体8は、ネジキヤツプ1が開封さ
れた後は、締付けリング4と一諸に壜体10から
取外されて廃棄されても良いし、また締付けリン
グ4と一緒に壜体10に附帯させたままであつて
も良い。
れた後は、締付けリング4と一諸に壜体10から
取外されて廃棄されても良いし、また締付けリン
グ4と一緒に壜体10に附帯させたままであつて
も良い。
締付けリング4と一緒にカバー筒体8を壜体1
0に附帯させておく場合には、カバー筒体8は、
キヤツプ本体2の壜体10に対する着脱操作の邪
魔とならないように、その高さを小さくしておく
のが有利である。
0に附帯させておく場合には、カバー筒体8は、
キヤツプ本体2の壜体10に対する着脱操作の邪
魔とならないように、その高さを小さくしておく
のが有利である。
また、開封後におけるカバー筒体8のキヤツプ
本体2からの離脱が円滑に達成されるように、カ
バー筒体8の内径はキヤツプ本体2の外径よりも
わずかに大きい値に設定しておくことが望ましい
のであるが、このカバー筒体8を開封後もキヤツ
プ本体2に強力に組付いたままとし、もつてキヤ
ツプ本体2の下端面にみだりに指先等が触れない
ようにする場合には、カバー内筒8の径寸法はキ
ヤツプ本体2に強力に嵌装組付けされる寸法に設
定する必要があることは云うまでもないが、カバ
ー筒体8に対する保持筒片6の保持力は、さほど
強力なものとしないようにする必要がある。
本体2からの離脱が円滑に達成されるように、カ
バー筒体8の内径はキヤツプ本体2の外径よりも
わずかに大きい値に設定しておくことが望ましい
のであるが、このカバー筒体8を開封後もキヤツ
プ本体2に強力に組付いたままとし、もつてキヤ
ツプ本体2の下端面にみだりに指先等が触れない
ようにする場合には、カバー内筒8の径寸法はキ
ヤツプ本体2に強力に嵌装組付けされる寸法に設
定する必要があることは云うまでもないが、カバ
ー筒体8に対する保持筒片6の保持力は、さほど
強力なものとしないようにする必要がある。
なお、キヤツプ本体2内の上端にはパツキン9
が組付け固定されているが、これは金属製のキヤ
ツプ本体2による密封シール力が劣つているため
で、このキヤツプ本体2による密封シール力を補
強するためのものである。
が組付け固定されているが、これは金属製のキヤ
ツプ本体2による密封シール力が劣つているため
で、このキヤツプ本体2による密封シール力を補
強するためのものである。
このように、本考案によるネジキヤツプは、そ
の外周面をカバー筒体によつて被覆しているの
で、開封操作時にカツトラインに沿つてキヤツプ
本体と分断されて鋭利となつた締付けリングの上
端縁が、開封操作をしている指先等に触れること
が全くなく、これによつて開封操作時に指先等を
傷つける危険を完全に無くすことができる。
の外周面をカバー筒体によつて被覆しているの
で、開封操作時にカツトラインに沿つてキヤツプ
本体と分断されて鋭利となつた締付けリングの上
端縁が、開封操作をしている指先等に触れること
が全くなく、これによつて開封操作時に指先等を
傷つける危険を完全に無くすことができる。
また、摩擦係数の大きい軟質合成樹脂でカバー
筒体が成形されているので、キヤツプ本体に対し
て回転力を作用させ易く、これがためネジキヤツ
プの開封操作が行ない易くなる。
筒体が成形されているので、キヤツプ本体に対し
て回転力を作用させ易く、これがためネジキヤツ
プの開封操作が行ない易くなる。
さらに、カバー筒体がキヤツプ本体の外周面を
覆つているので、カシメ加工時に、カシメ加工治
具が直接キヤツプ本体の外周面に接触することが
なく、これがためカシメ加工治具の接触によるキ
ヤツプ本体外周面の傷付きが全く生じる恐れがな
く、よつてキヤツプ本体外周面の装飾を劣化させ
る恐れが全くない。
覆つているので、カシメ加工時に、カシメ加工治
具が直接キヤツプ本体の外周面に接触することが
なく、これがためカシメ加工治具の接触によるキ
ヤツプ本体外周面の傷付きが全く生じる恐れがな
く、よつてキヤツプ本体外周面の装飾を劣化させ
る恐れが全くない。
またさらに、従来のこの種のネジキヤツプに保
持筒片を附設すると共に、単純な円筒形状をした
カバー筒体を組付けただけの極めて簡単な構造で
あるので、安価にかつ容易に実施することができ
るものとなつている。
持筒片を附設すると共に、単純な円筒形状をした
カバー筒体を組付けただけの極めて簡単な構造で
あるので、安価にかつ容易に実施することができ
るものとなつている。
以上の説明から明らかな如く、本考案によるネ
ジキヤツプは、極めて高い安全性を有すると共
に、開封操作が行ない易いものであり、また傷付
きによる装飾効果の劣化の発生を確実に防止する
ことができ、さらに構造が簡単なので安価にかつ
容易に実施することができる等多くの優れた効果
を発揮するものである。
ジキヤツプは、極めて高い安全性を有すると共
に、開封操作が行ない易いものであり、また傷付
きによる装飾効果の劣化の発生を確実に防止する
ことができ、さらに構造が簡単なので安価にかつ
容易に実施することができる等多くの優れた効果
を発揮するものである。
図面は、本考案によるネジキヤツプの一実施例
を示す縦断面図である。 符号の説明、1……ネジキヤツプ、2……キヤ
ツプ本体、3……螺子条、4……締付けリング、
5……係止突条、6……保持筒片、7……カツト
ライン、8……カバー筒体、9……パツキン、1
0……壜体、11……口筒部、12……螺条、1
3……鍔条。
を示す縦断面図である。 符号の説明、1……ネジキヤツプ、2……キヤ
ツプ本体、3……螺子条、4……締付けリング、
5……係止突条、6……保持筒片、7……カツト
ライン、8……カバー筒体、9……パツキン、1
0……壜体、11……口筒部、12……螺条、1
3……鍔条。
Claims (1)
- 外周面の上部に螺条を、下部に鍔条を設けてあ
る壜体口筒部に被嵌した後、カシメ加工により上
部には上記壜体の螺条に螺合する螺子条を形成す
ると共に、下部には上記鍔条の下端面に係止する
係止突条を内方へ突設し、かつ肉薄の破断線であ
るカツトラインを円周方向に設け、上記螺子条を
設けた上部のキヤツプ本体と、上記係止突条を設
けた下部の締付けリングとに区画してなる有頂板
円筒形状をした金属薄板製のネジキヤツプにおい
て、上記締付けリングに、該締付けリングの下端
から外方に反転して立ち上がり、該締付けリング
との間に一定の間隙を形成する保持筒片を設け、
さらに軟質合成樹脂製の肉薄円筒形状をしたカバ
ー筒体を上記締付けリングと保持筒片との間の間
隙内に下端部を位置させた状態で上記キヤツプ本
体に外嵌したことを特徴とするネジキヤツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985006184U JPH0430110Y2 (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985006184U JPH0430110Y2 (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61123045U JPS61123045U (ja) | 1986-08-02 |
JPH0430110Y2 true JPH0430110Y2 (ja) | 1992-07-21 |
Family
ID=30483394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985006184U Expired JPH0430110Y2 (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0430110Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5910964B2 (ja) * | 1981-04-15 | 1984-03-13 | 住友金属工業株式会社 | 高炉吹卸し後の炉内冷却方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5910964U (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-24 | トヨタ自動車株式会社 | 自動注湯機用ラドル |
-
1985
- 1985-01-19 JP JP1985006184U patent/JPH0430110Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5910964B2 (ja) * | 1981-04-15 | 1984-03-13 | 住友金属工業株式会社 | 高炉吹卸し後の炉内冷却方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61123045U (ja) | 1986-08-02 |
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