JPH04299479A - データ圧縮保存装置およびその保存方法 - Google Patents

データ圧縮保存装置およびその保存方法

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JPH04299479A
JPH04299479A JP3064142A JP6414291A JPH04299479A JP H04299479 A JPH04299479 A JP H04299479A JP 3064142 A JP3064142 A JP 3064142A JP 6414291 A JP6414291 A JP 6414291A JP H04299479 A JPH04299479 A JP H04299479A
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JP
Japan
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compression period
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Application number
JP3064142A
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English (en)
Inventor
Shinya Kato
信也 加藤
Osamu Tsuneoka
治 常岡
Osamu Maekawa
治 前川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電プラント等
の大規模システムの各種アナログデータを効率的に収録
するデータ圧縮保存装置およびその保存方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラント等の大規模システム
においては、システムの制御や監視を行うために各種プ
ロセス信号がトレンド記録計やプロセス計算機を用いた
トレンド出力表示装置へ出力されている。これらの制御
情報は、プラントの制御やプラントの状態や特性を評価
するために様々な形で利用されている。従来、プラント
の状態や特性を評価するために、プラントのプロセス信
号等を連続的に収録するデータ収録装置が設けられてい
る。
【0003】原子力発電プラント等のように、長期間に
亘って使用されるプラントにおいては、プラントで発生
した事象を正確に記録として保存する事によって、プラ
ントの健全性を保証することも必要である。この様な観
点から上記データ収集装置にて収集されたデータは長期
間に亘って保存される事が多い。
【0004】しかしながら、評価を行う上では、必ずし
も採取されたデータのすべてが必要ではなく、評価上不
要なデータも採取されていた。この為に記録として残し
ておくべきデータの量が膨大なものになりデータの保管
作業が非常に繁雑になっていた。このため、原子力発電
プラント等の大規模システムの各種アナログデータを効
率的に収録するためにデータを圧縮して保存することが
必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
データ収録装置においては、連続的に採取された多数の
データを保存することは、データ量が膨大なものになり
データの保管作業が非常に繁雑になっていた。
【0006】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であり、評価を行う上で必要になると考えられるデータ
のみを抽出して記録することによって、評価を行う上で
問題となるデータの再現性が良く、データ量の削減を行
えるデータ圧縮保存装置およびその方法を提供すること
を目的としている。 [発明の構成]
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はプラントから得られる時系列信号を収録す
るデータ圧縮保存装置において、プラントデータの変化
率を所定時間内のデータの差分量によって求める変化率
計算手段と、この変化率計算手段により求められた変化
率を定常変動を加味した圧縮周期分類用しきい値を用い
て圧縮周期を決定する圧縮周期分類手段と、この圧縮周
期分類手段により決定された圧縮周期を登録しこの圧縮
周期によりプラントデータ保存要求を出力する圧縮周期
タイマー手段と、このプラントデータ保存要求によりプ
ラントデータのデータを保存するデータ保存手段とを備
えて成ることを特徴とする。
【0008】また、本発明に係るデータの保存方法は、
基本周期ごとに基本周期の時間とデータの差分量から変
化率を求め、この求められた変化率からあらかじめ定め
られた圧縮周期分類用しきい値を変化率と比較すること
により圧縮周期を判別し、この分類から得られた結果に
基づき前回の保存データと今回の保存判別対象となる保
存判別対象データの偏差からあらかじめ予測した定常変
動による偏差判定しきい値と比較し偏差値判定を行い、
この偏差値判定が偏差判定しきい値内で有れば圧縮周期
を更新せず、この判定が偏差判定しきい値外で有れば圧
縮周期を更新し、今回の保存判別対象データおよびこの
1つ前のデータについてもデータ保存を要求し、このデ
ータの保存要求によってデータ保存手段に前記データを
保存して成ることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明に係るデータの保存方法は
、基本周期ごとに基本周期の時間に対する信号変化から
変化率を求め、この求められた変化率からあらかじめ定
められた圧縮周期に対応した変化率範囲と比較すること
により圧縮周期を分類し、さらにこの圧縮周期分類のし
きい値に定常変動による重みを掛けて再度圧縮周期分類
し、この再度圧縮周期分類から得られた結果に基づき圧
縮周期を更新し、圧縮周期タイマーによりデータ保存を
要求し、このデータの保存要求によってデータ保存手段
に前記データを保存して成ることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係るデータの保存方法は、
基本周期を所定値倍した特定時間ごとにこの特定時間に
対する信号変化から変化率を求め、この求められた変化
率からあらかじめ定めた圧縮周期に対応した変化率範囲
と比較することにより圧縮周期を分類し、この分類から
得られた結果に基づき圧縮周期を更新し、圧縮周期タイ
マーによりデータ保存を要求し、このデータの保存要求
によってデータ保存手段に前記データを保存して成るこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】このように構成されたデータ圧縮保存装置およ
びその保存方法にによれば、プラントデータの変化率を
所定時間のデータの差分量によって算出し、この求めら
れた変化率を定常変動を加味した圧縮周期分類用しきい
値を用いて圧縮周期を決定し、この決定された圧縮周期
を圧縮周期タイマーに登録し、この圧縮周期タイマーか
らのプラントデータ保存要求よりプラントデータのデー
タを保存するので、データの再現性を損なう事なく長期
間に亘るデータ量の削減ができるデータの圧縮保存をす
ることができる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照しながら、本発明のー実施例
を説明する。図1は、本発明の第1実施例に係るデータ
圧縮処理装置40のブロック構成図である。プラント等
から入力された時系列のアナログデータは変化率計算部
1へ入力される。変化率計算部1では、入力されたアナ
ログデータを用いて変化率の計算を行う。変化率計算は
、所定時間のデータの差分量を所定時間で割ることによ
り算出する。圧縮周期分類部2は、変化率計算部1で得
られた変化率をあらかじめ定めた圧縮周期に対応し定常
変動を加味した圧縮周期分類用しきい値と比較し圧縮周
期を分類する。この圧縮周期分類しきい値は変化率によ
り圧縮周期を決定するための変化率範囲のしきい値であ
る。そして、圧縮周期タイマー部3に設定されている圧
縮周期と今回の分類により得られた圧縮周期とを比較し
、不一致の場合、データ保存部4へのデータ保存要求、
圧縮周期タイマー部3への圧縮周期の更新要求を行う。 なお、負の変化率となる場合は、圧縮周期分類用しきい
値も負に設定されたものを使用する。データ保存部4は
、圧縮周期分類部からデータ保存要求された場合におい
て、前回の保存データが1つ前のデータでない場合、1
つ前のデータと今回のデータの2つを圧縮データファイ
ルへ追加記録を行う。一方、前回の保存データが1つ前
のデータである場合は、今回のデータのみ圧縮データフ
ァイルへ追加記録される。また、圧縮周期タイマー部3
からデータ保存要求された場合においては、今回のデー
タのみ圧縮データファイルへ追加記録を行う。圧縮周期
タイマー部3は、設定された圧縮周期ごとにデータ保存
部4へデータ保存要求を行う。また、圧縮周期分類部2
から圧縮周期の更新要求された場合は、圧縮周期分類部
2で得られた新しい圧縮周期に変更して計数を行う。圧
縮データファイル5には、データ保存部4からの保存デ
ータが記録される。
【0013】ところで、実際の時系列のアナログデータ
には、定常的に変動している成分が存在している。この
変動は、計測系の測定精度に起因したもの、プラント等
のフィードバック制御に起因したもの等である。定常的
に変動している成分を含むアナログデータを用いた通常
の変化率計算では、得られた変化率に大幅なバラツキが
発生し、不要なデータ圧縮保存をすることになる。これ
らの定常変動に対する変化率のバラツキを加味したデー
タの保存方法について更に詳しく説明する。
【0014】図2は、本発明の第1実施例に係るデータ
保存方法を示す処理流れ図である。圧縮保存処理は、基
本周期Δtごとに起動される(ブロック6)。まず、変
化率計算部で得られた今回の保存判別対象データの変化
率を用いてあらかじめ定めた圧縮周期に対応した変化率
範囲と比較し圧縮周期を分類する(ブロック7、8、9
)。この変化率範囲と圧縮周期の関係を以下に示す。
【0015】
【0016】ここで、Δy:基本変化量、Δt:基本周
期、nΔt:基本周期のn倍の時間、mΔt:基本周期
のm倍の時間(m>n)、でありデータの性質により好
適な設定を行う。また、dy/dt:今回の保存判別対
象となる保存判別対象データの変化率である。
【0017】上記(1)式から(3)式により得られた
今回の圧縮周期と圧縮周期タイマー部に設定されている
圧縮周期とを比較し(ブロック10)、不一致の場合、
保存データ偏差判定(ブロック11)を行う。この保存
データ偏差判定は、前回の保存データと今回の保存判別
対象データの偏差値を、あらかじめ設定された定常変動
範囲内であるか判別するための偏差判定しきい値と比較
する。この偏差判定しきい値を越えた場合、データ保存
部14へのデータ保存要求(ブッロク12)、圧縮周期
タイマー部15への圧縮周期の更新要求(ブッロク13
)を行う。このとき、前回の保存デーが今回の保存判別
対象データの1つ前のデータでない場合、1つ前のデー
タについても保存を行う。ここで、データ保存要求を出
力する場合と出力しない場合の典型例を図3に示し説明
する。
【0018】図3(a)において、データA1は前回の
保存データ、データA2、A3、…はその後の基本周期
ごとにプラントより入力されたデータとする。また、横
軸方向に時間、縦軸方向にデータの変位を示し、偏差判
定しきい値ΔYは前回の保存データA1を基準としてい
る。図3(b)においては、差分量と圧縮判定分類用し
きい値の時間変化に対する傾きを示している。
【0019】前回の保存データA1を基準とし、圧縮周
期タイマー部に登録されている圧縮周期はmΔtとする
。まず、データA2の変化率を求め、圧縮周期の分類を
行う。このとき変化率は前述の(3)式を満足し、圧縮
周期は圧縮周期タイマー部に登録されている圧縮周期m
Δtと一致する。このためデータA2は保存対象外のデ
ータとなり保存されない。次に、データA3の変化率は
前述の(2)式を満足するため、圧縮周期の分類による
圧縮周期nΔtとなり圧縮周期タイマー部に登録されて
いる圧縮周期mΔtと一致しない。このため保存データ
偏差判定を行う。この偏差判定は、前回の保存データA
1を基準とした偏差判定しきい値ΔY内にデータA3が
入っているか判定する。データA3は偏差判定しきい値
ΔY内であるから、定常変動とされ保存対象外のデータ
となり保存されない。また、圧縮周期も更新されない。 データA4、A5についても同様の処理がなされる。デ
ータA6の変化率は前述の(2)式を満足するため、圧
縮周期の分類による圧縮周期nΔtとなり圧縮周期タイ
マー部に登録されている圧縮周期mΔtと一致しない。 このため保存データ偏差判定を行う。この偏差判定は、
前回の保存データA1を基準とした偏差判定しきい値Δ
Y内にデータA6が入っているか判定する。データA6
は偏差判定しきい値ΔY外であるから、定常変動ではな
く保存対象のデータとなる。この保存対象データA6の
1つ前のデータA5についても保存要求が出力される。 また、圧縮周期タイマー部の圧縮周期も更新され、以降
は圧縮周期nΔtで保存される。
【0020】このように、定常変動等の変化率のバラツ
キによる不要なデータ保存をする事なく、長期間に亘る
大量のデータをデータの再現性を損なわずに圧縮保存す
ることができる。また、この圧縮保存処理は、基本周期
ごとに行われ、データ毎に保存判別されるので、トレン
ド入力されるデータを逐次的に処理することができる。
【0021】次に本発明の第2実施例に係るデータ保存
方法について説明する。図4は、本発明の第2実施例に
係るデータ保存方法を示す処理流れ図である。なお、第
1実施例と同一処理については説明を省略する。圧縮保
存処理は、基本周期Δtごとに起動される(ブロック1
6)。まず、変化率計算部で得られた今回の保存判別対
象データの変化率を用いてあらかじめ定めた圧縮周期に
対応した変化率範囲と比較し圧縮周期を分類する(ブロ
ック17、18、19)。そして、圧縮周期タイマー部
に設定されている圧縮周期と今回の分類により得られた
圧縮周期とを比較し(ブロック20、21、22)、不
一致の場合、さらに定常変動の幅を考慮した重み(L1
  ,L2  )を掛けた圧縮周期分類用のしきい値で
再度圧縮周期分類を行う(ブロック23、24、25)
。  この変化率範囲と圧縮周期の関係を以下に示す。
【0022】
【0023】ここで、Δy:基本変化量、Δt:基本周
期、nΔt:基本周期のn倍の時間、mΔt:基本周期
のm倍の時間(m>n)、L1、L2:重み定数であり
データの性質により好適な設定を行う。また、dy/d
t:圧縮保存判定対象データの変化率である。
【0024】この(4)式から(6)式の再度圧縮周期
分類の判別条件を満足した場合、データ保存部28への
データ保存要求(ブロック26)、圧縮周期タイマー部
29への圧縮周期の更新要求(ブロック27)を行う。 ここで、データ保存要求を出力する場合と出力しない場
合の典型例を図5に示し説明する。
【0025】図5(a)において、データA1は前回の
保存データ、データA2、A3、…はその後の基本周期
ごとにプラントより入力されたデータとする。また、横
軸方向に時間、縦軸方向にデータの変位を示している。 図5(b)においては、差分量と圧縮判定分類用しきい
値および重み処理後のしきい値の時間変化に対する傾き
を示している。
【0026】前回の保存データを基準A1とし、圧縮周
期タイマー部に登録されている圧縮周期はmΔtとする
。まず、データA2の変化率を求め、圧縮周期の分類を
行う。このとき変化率は前述の(3)式を満足し、圧縮
周期は圧縮周期タイマー部に登録されている圧縮周期m
Δtと一致する。このためデータA2は保存対象外のデ
ータとなり保存されない。次に、データA3の変化率は
前述の(2)式を満足するため、圧縮周期の分類による
圧縮周期nΔtとなり圧縮周期タイマー部に登録されて
いる圧縮周期mΔtと一致しない。このため重み処理を
した圧縮周期判別しきい値による判別を再度行う。デー
タA3は重み処理をした圧縮周期判別しきい値である前
述の(5)式を満足しないため、定常変動とされ保存対
象外のデータとなり保存されない。また、圧縮周期も更
新されない。データA4、A5についても同様の処理が
なされる。データA6の変化率は前述の(2)式を満足
するため、圧縮周期の分類による圧縮周期nΔtとなり
圧縮周期タイマー部に登録されている圧縮周期mΔtと
一致しない。このため重み処理した圧縮判別しきい値判
定を再度行う。データA6は重み処理した圧縮判別しき
い値である前述の(5)式を満足するため、定常変動で
はなく保存対象のデータとなる。この保存対象データA
6の1つ前のデータA5についても保存要求が出力され
る。また、圧縮周期タイマー部の圧縮周期も更新され、
以降は圧縮周期nΔtで保存される。以上の構成によっ
て第2実施例についても第1実施例と同様な作用効果を
得ることができる。
【0027】次に、本発明の第3実施例に係るデータ保
存方法について説明する。図6は、本発明の第3実施例
に係るデータ保存方法を示す処理流れ図である。定常変
動によって基本周期の時間変化に対応した差分量は大幅
にバラツキが発生するため、特定時間、つまり基本周期
の所定値倍(以下α倍とする)の時間変化に対応した差
分量を特定時間で割ることにより安定した変化率を算出
するものである。この計算アルゴリズムは、特定時間前
のデータを記録しておき基本周期ごとに現在データとの
差分量を特定時間で割ることにより安定した変化率を算
出する。
【0028】圧縮保存処理は、基本周期Δtごとに起動
される(ブロック30)。まず、変化率計算部で今回の
保存判別対象のデータとこのデータの特定時間前のデー
タの差分量を特定時間で割ることにより変化率を求める
。この変化率計算部で求められた今回の保存判別対象デ
ータの変化率を用いてあらかじめ定めた圧縮周期に対応
した変化率範囲と比較し圧縮周期を分類する(ブロック
31、32、33)。この特定時間の変化率範囲と圧縮
周期の関係を以下に示す。
【0029】
【0030】ここで、Δy:基本変化量、Δt:基本周
期、αΔt:基本周期のα倍の時間、Δj:αΔtに対
応した現在の変化量、nΔt:基本周期のn倍の時間、
mΔt:基本周期のm倍の時間(m>n)である。
【0031】上記(7)式から(9)式により得られた
今回の圧縮周期と圧縮周期タイマー部に設定されている
圧縮周期とを比較し(ブロック34)、不一致の場合、
データ保存部37へのデータ保存要求(ブッロク35)
、圧縮周期タイマー部38への圧縮周期の更新要求(ブ
ッロク36)を行う。このとき、前回の保存デーが今回
の保存判別対象データの1つ前のデータでない場合、1
つ前のデータについても保存を行う。ここで、データ保
存要求を出力する場合と出力しない場合の典型例を図7
に示し説明する。
【0032】図7(a)において、データA1は前回の
保存データ、データA2、A3、…はその後の基本周期
ごとにプラントより入力されたデータとする。また、横
軸方向に時間、縦軸方向にデータの変位を示している。 図7(b)においては、差分量と圧縮判定分類用しきい
値の時間変化に対する傾きを示している。
【0033】前回の保存データA1を基準とし、圧縮周
期タイマー部に登録されている圧縮周期はmΔtとする
。まず、特定時間(この場合α=4)に対応するデータ
A5の変化率を求め、圧縮周期の分類を行う。このとき
データA5の変化率は前述の(9)式を満足するため、
圧縮周期の分類による圧縮周期mΔtとなり圧縮周期タ
イマー部に登録されている圧縮周期mΔtと一致する。 このため、データA5は保存対象外のデータとなり保存
されない。次に、データA2とデータA6の変化率を計
算する。この変化率は前述の(8)式を満足するため、
圧縮周期の分類による圧縮周期nΔtとなり圧縮周期タ
イマー部に登録されている圧縮周期mΔtと一致しない
。このためデータA6は、定常変動ではなく保存対象の
データとなる。この保存対象データA6の1つ前のデー
タA5についても保存要求が出力される。また、圧縮周
期タイマー部の圧縮周期も更新される。
【0034】ここで、αの設定を圧縮周期に対応させた
値とすることで、よりきめの細かい必要データを得るこ
とができる。つまり、周期がΔtの時α=1、nΔtの
ときα=n、mΔtのときα=mとし、それぞれの周期
に対応した変位Δjによる変化率を計算する。
【0035】このように、特定時間(基本周期のα倍)
の時間変化に対応した差分量を特定時間で割ることによ
り、定常変動にる基本周期の時間変化に対応した差分量
のバラツキの発生を抑え、安定した変化率を算出するこ
とができる。
【0036】以上の構成によって得られる本発明の実施
例に係るデータ圧縮保存によるデータ圧縮保存結果とア
ナログ時系列データとの関係を図8に示す。図8におい
ては、定常変動と定常変動以外の変動成分を持つアナロ
グデータと、圧縮保存判定により保存された保存データ
位置と、この保存データによる再現データが、縦方向に
変動成分横方向に時間変化をとり、示されている。
【0037】図8において、保存データ位置をそれぞれ
B1,B2,B3…とし、説明する。保存データ位置B
1から次のデータ保存位置B2まではアナログデータは
定常変動しているため、mΔtの圧縮周期で保存される
。また、保存データ位置B3では、定常変動成分以外の
変動とされ、データ保存される。このとき、判定された
データの1つ前のデータ(Δt前のデータ)も同時に保
存され、このときの変化率から、nΔtの周期で圧縮保
存される。以後も同様の処理がなされる。
【0038】このように、定常変動等の変化率のバラツ
キによる不要なデータ保存をする事なく、長期間に亘る
大量のデータをデータの再現性を損なわずに圧縮保存す
ることができる。
【0039】以上、アナログデータ1データに対する処
理を示したが、複数のアナログ時系列データを同期させ
ることにより、長期間に亘るデータの削減ができ、デー
タの再現性を損なうこと無くデータが収集できるデータ
圧縮保存装置について説明する。
【0040】図9に本発明の第4実施例に係るデータ圧
縮保存装置40を構成するブロック図を示す。なお図中
図1と同一部分には同一符号で示し重複する部分の説明
は省略する。図9においては、複数のアナログ時系列デ
ータに対し同数の変化率計算部1と圧縮周期分類部2を
設置し、圧縮周期分類部2からの出力(データ保存要求
および圧縮周期の更新要求)をORゲート60で受ける
。データ保存部3はそのORゲート60の出力を受け、
データ保存を行う。また、圧縮周期タイマー部4は出力
された圧縮周期で最も小さい周期に設定し計数を開始す
る。複数データの圧縮保存装置は、この変化率計算部1
と圧縮周期分類部2の複数化とORゲート60を増設す
ることで、複数のアナログ時系列データを同期して保存
できる。さらに、大規模プラント等においては、信号の
種類や評価対象などで分類したグループごとに複数デー
タの圧縮保存装置を複数設けることにより、より効率的
なデータ圧縮保存装置が構成できる。このように関連し
たデータを同時刻のデータとして保存することにより、
時刻データが統一でき、またデータの保管が整然と行え
る。
【0041】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、プラン
トの各種運転上の状態データの様な時刻歴データを精度
よく圧縮保存することが可能となり、貴重なデータを効
率的に保存することができる。また、繁雑なデータ保管
作業を整然としたものにすることができ、データの保管
作業を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るデータ圧縮保存処理
装置のブロック構成図。
【図2】本発明の第1実施例に係るデータ圧縮保存処理
装置の圧縮保存方法の処理流れ図。
【図3】(a)および(b)は本発明の第1実施例に係
るデータ圧縮保存処理装置の圧縮保存方法の典型例を示
す説明図。
【図4】本発明の第2実施例に係るデータ圧縮保存処理
装置の圧縮保存方法の処理流れ図。
【図5】(a)および(b)本発明の第2実施例に係る
データ圧縮保存処理装置の圧縮保存方法の典型例を示す
説明図。
【図6】本発明の第3実施例に係るデータ圧縮保存処理
装置の圧縮保存方法の処理流れ図。
【図7】(a)および(b)本発明の第3実施例に係る
データ圧縮保存処理装置の圧縮保存方法の典型例を示す
説明図。
【図8】本発明の実施例に係るデータ圧縮保存処理装置
のデータ圧縮保存結果とアナログ時系列データとの関係
を示す説明図。
【図9】(a)および(b)本発明の第4実施例に係る
データ圧縮保存処理装置のブロック構成図。
【符号の説明】
1……変化率計算部  2……圧縮周期分類部3、14
、28、37……データ保存部4……圧縮周期タイマー
部 5、15、29、38……圧縮データファイル40、4
1……データ圧縮保存装置  60……ORゲート部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラントから得られる時系列信号を収録す
    るデータ圧縮保存装置において、プラントデータの変化
    率を所定時間内のデータの差分量によって求める変化率
    計算手段と、この変化率計算手段により求められた変化
    率を定常変動を加味した圧縮周期分類用しきい値を用い
    て圧縮周期を決定する圧縮周期分類手段と、この圧縮周
    期分類手段により決定された圧縮周期を登録しこの圧縮
    周期によりプラントデータ保存要求を出力する圧縮周期
    タイマー手段と、このプラントデータ保存要求によりプ
    ラントデータのデータを保存するデータ保存手段とを備
    えて成ることを特徴とするデータ圧縮保存装置。
  2. 【請求項2】基本周期ごとに基本周期の時間とデータの
    差分量から変化率を求め、この求められた変化率からあ
    らかじめ定められた圧縮周期分類用しきい値を変化率と
    比較することにより圧縮周期を判別し、この分類から得
    られた結果に基づき前回の保存データと今回の保存判別
    対象となる保存判別対象データの偏差からあらかじめ予
    測した定常変動による偏差判定しきい値と比較し偏差値
    判定を行い、この偏差値判定が偏差判定しきい値内で有
    れば圧縮周期を更新せず、この判定が偏差判定しきい値
    外で有れば圧縮周期を更新し、今回の保存判別対象デー
    タおよびこの1つ前のデータについてもデータ保存を要
    求し、このデータの保存要求によってデータ保存手段に
    前記データを保存して成ることを特徴とするデータの保
    存方法。
  3. 【請求項3】基本周期ごとに基本周期の時間に対する信
    号変化から変化率を求め、この求められた変化率からあ
    らかじめ定められた圧縮周期に対応した変化率範囲と比
    較することにより圧縮周期を分類し、さらにこの圧縮周
    期分類のしきい値に定常変動による重みを掛けて再度圧
    縮周期分類し、この再度圧縮周期分類から得られた結果
    に基づき圧縮周期を更新し、圧縮周期タイマーによりデ
    ータ保存を要求し、このデータの保存要求によってデー
    タ保存手段に前記データを保存して成ることを特徴とす
    るデータの保存方法。
  4. 【請求項4】基本周期を所定値倍した特定時間ごとにこ
    の特定時間に対する信号変化から変化率を求め、この求
    められた変化率からあらかじめ定めた圧縮周期に対応し
    た変化率範囲と比較することにより圧縮周期を分類し、
    この分類から得られた結果に基づき圧縮周期を更新し、
    圧縮周期タイマーによりデータ保存を要求し、このデー
    タの保存要求によってデータ保存手段に前記データを保
    存して成ることを特徴とするデータの保存方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113849505A (zh) * 2021-09-14 2021-12-28 联想(北京)有限公司 数据压缩方法及装置

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