JPH04297236A - ディジタルフルオログラフィ装置 - Google Patents

ディジタルフルオログラフィ装置

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JPH04297236A
JPH04297236A JP3061673A JP6167391A JPH04297236A JP H04297236 A JPH04297236 A JP H04297236A JP 3061673 A JP3061673 A JP 3061673A JP 6167391 A JP6167391 A JP 6167391A JP H04297236 A JPH04297236 A JP H04297236A
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JP
Japan
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blood vessel
surgery
stenosis
measuring
recovery
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Application number
JP3061673A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Asahina
宏 朝比奈
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血管の狭窄部の回復手
術の前後における各狭窄率を測定することにより回復手
術の評価を行うディジタルフルオログラフィ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタルフルオログラフィ装置
(以下DF装置と称する)では、図11に示すようにあ
る血管16に狭窄部16Aが発見された場合は、この血
管16に回復手術を施すことにより、前記狭窄部16A
を広げて図12のように正常血管に回復させることが行
われている。
【0003】この回復手術はカテーテルを用いて対象血
管内に挿入し、このカテーテルが狭窄部に到達したらこ
の先端に設けられているバルーンを狭窄部に位置決めす
ることにより、バルーンを膨ませて狭窄部を正常血管の
太さに広げるように行われる。
【0004】図13はこのような回復手術の具体的方法
を示すもので、カテーテル18の先端にバルーン19を
有する内視鏡21を照明部20によって血管16内にガ
イドし、その狭窄部16Aにバルーン19を合わせた後
、このバルーン19を図14のように膨ませることによ
り狭窄部16Aを広げるようにする。
【0005】このような回復手術を行う場合、手術前後
における対象血管の狭窄率を測定することにより、回復
手術の改善程度を定量的に評価することが行われる。す
なわちこの狭窄率は、狭窄部16Aの位置における血管
径aと、この狭窄部16Aの前後の血管辺縁の中から正
常血管16Bを認識してこの血管径bとを基にして、(
b−a)/bで示される。従って狭窄率が0に近づく程
回復手術により効果は大きいと評価することができる。
【0006】従来このような各狭窄率の測定は、DF装
置を用いて手術の前後で造影検査を行うことによって各
々血管狭窄部をモニタに描出し、操作者が目視でその狭
窄部の位置を指定することによって行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のディジ
タルフルオログラフィ装置では、血管における狭窄部の
測定位置は回復手術の前後で同一位置であることが必要
であるが、この測定位置の確認は操作者が目視によって
行っているので、位置の再現性が悪いため定量評価値の
精度が低いという問題がある。
【0008】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、狭窄率の測定位置の再現性を改善して定量
評価値を高めるようにしたディジタルフルオログラフィ
装置を提供することを目的とするものである。[発明の
構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、血管の狭窄部の回復手術を行い手術前後の
各狭窄率を測定することにより回復手術の効果を評価す
るディジタルフルオログラフィ装置であって、回復手術
前に対象血管内の狭窄部及び正常血管を認識し各位置の
血管径を基に手術前の狭窄率を測定する手段と、前記狭
窄部及び正常血管の断面中心における各位置座標を求め
て記憶する手段と、回復手術後に前記記憶手段から各位
置座標を読出してこれら各位置の血管径を基に手術後の
狭窄率を測定する手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0010】また他の本発明は、血管の狭窄部の回復手
術を行い手術前後の各狭窄率を測定することにより回復
手術の効果を評価するディジタルフルオログラフィ装置
であって、回復手術前に対象血管が分岐された主血管と
の分岐部に基準位置を設定する手段と、回復手術前に対
象血管内の狭窄部及び正常血管を認識し各位置の血管径
を基に手術前の狭窄率を測定する手段と、前記基準位置
と前記狭窄部及び正常血管との各線分長を求めて記憶す
る手段と、回復手術後に前記記憶手段から各線分長を読
出して各端の位置の血管径を基に手術後の狭窄率を測定
する手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】またその他の本発明は、血管の狭窄部の回
復手術を行い手術前後の各狭窄率を測定することにより
回復手術の効果を評価するディジタルフルオログラフィ
装置であって、回復手術前に対象血管が分岐された主血
管との分岐部及び末梢血管との分岐部に各々基準位置を
設定する手段と、回復手術前に対象血管内の狭窄部及び
正常血管を認識し各位置の血管径を基に手術前の狭窄率
を測定する手段と、前記各基準位置と前記狭窄部及び正
常血管との各線分長比を求めて記憶する手段と、回復手
術後に前記記憶手段から各線分長比を読み出し各該当位
置の血管径を基に手術後の狭窄率を測定する手段とを備
えたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明の構成によれば、手術前に対象血管内に
認識した狭窄部及び正常血管の各位置座標を記憶してお
き、手術前後に各座標に応じた位置の血管径を基に各狭
窄率を測定することにより、手術前後の狭窄部はほぼ同
一位置が選ばれる。
【0013】また他の本発明の構成によれば、手術前に
対象血管内に主血管との分岐部を基準位置として設定し
ておき、前記基準位置から手術前に認識した狭窄部及び
正常血管までの線分長の端部の位置の血管径を基に手術
後の狭窄率を測定するようにしたので、手術前後の狭窄
部はほぼ同一位置が選ばれる。
【0014】またその他の本発明の構成によれば、手術
前に対象血管内に主血管との分岐部及び末梢血管との分
岐部を各々基準位置として設定しておき、前記各基準位
置から手術前に認識した狭窄部及び正常血管までの線分
長比の各該当位置の血管径を基に手術後の狭窄率を測定
するようにしたので、手術前後の狭窄率はほぼ同一位置
が選ばれる。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明のディジタルフルオログラフィ装置(
以下単にDF装置と称する)の第1の実施例を示すブロ
ック図である。本実施例DF装置2はTVカメラ1と画
像モニタ10との間に接続される。TVカメラ1は、図
示しないX線撮影装置によって被検体に曝射されて透過
したX線に基いてイメージインテンシファイアにて光学
像に変換された透視像を撮影してこの画像信号(ビデオ
信号)をDF装置2に出力する。
【0016】DF装置2は、TVカメラ1から入力され
た画像信号をディジタル信号に変換するA/D変換器3
と、A/D変換器3から出力されたディジタル画像信号
を入力して記録する第1の画像メモリ4a及び第2の画
像メモリ4bと、第1及び第2の画像メモリ4a,4b
から各々出力された画像信号を入力して減算する減算器
5と、減算器5及び後述のグラフィックメモリ8から入
力されたディジタル画像信号をアナログ信号に変換して
画像モニタ10に出力するD/A変換器9と、全体の制
御動作を司るCPU(中央演算処理装置)6と、画像モ
ニタ10上に表示された血管像に位置指定マーカを表示
して狭窄部を支持する位置指示器7と、グラフィックメ
モリ8とから構成されている。
【0017】被検体の血管部に造影剤が注入されない場
合の透視像に基いた画像信号がTVカメラ1からDF装
置2に入力されると、この画像信号はA/D変換器3に
よってディジタル信号に変換された後、第1及び第2の
画像メモリ4a,4bに入力されて記録される。
【0018】これら画像メモリ4a,4bから読出され
た各画像信号は減算器5に入力されるが、この場合各画
像信号は造影されていない画像信号なので減算対象には
ならずに、このまま減算器5を通過してD/A変換器9
によってアナログ信号に変換された後画像モニタ10に
出力される。
【0019】次に被検体の血管部の造影剤が注入される
場合は、先ず造影剤注入直前の透視像に基いた画像信号
がTVカメラ1からDF装置2に入力されて、A/D変
換器3を介して第1の画像メモリ4aに入力されて記録
される。次に造影剤注入後の透視像に基いた画像信号が
TVカメラ1からDF装置2に入力されて、A/D変換
器3を介して第2の画像メモリ4bに入力されて記録さ
れる。そして画像モニタ10の血管像に血管狭窄部が表
示されたとき、X線撮影装置によるX線透視は終了され
る。終了時の最後の透視像は第2の画像メモリ4bに記
録される。
【0020】次に第1及び第2の画像メモリ4a,4b
から各画像信号が読出されて減算器5に入力されて、減
算処理が行われる。この結果背景組織は消えて造影血管
像のみが描出されて画像モニタ10に表示される。これ
によって操作者は画像モニタ10を観察することにより
容易に狭窄部の状態を認識することができる。
【0021】位置指示器7を操作することにより画像モ
ニタ10上に造影血管像に位置指定マーカが表示されて
、狭窄部が指示される。これによりCPU6の制御の基
に狭窄部前後の血管辺縁が自動抽出されて血管径が求め
られる。求められた血管径の最大値は正常血管として認
識され、又最小値は狭窄部として認識されて、これらの
値を基に手術前の狭窄率が求められる。狭窄部前後の血
管辺縁の自動抽出方法は、この分野において既に報告さ
れている公知の技術を利用して容易に行うことができる
【0022】このようにして認識された狭窄部及び正常
血管の各位置の断面の中心座標P1,P2が各々求めら
れてCPU6のメモリに記憶される。続いてX線透視下
で回復手術が行われる。
【0023】次に回復手術後、再び前記のように血管部
の造影剤が注入される。先ず造影剤注入直前の透視像が
第1の画像メモリ4aに記憶される。続いて造影剤注入
直後の透視像が第2の画像メモリ4bに記憶される。そ
して前記のように画像モニタ10に造影血管像が表示さ
れ、血管狭窄部が表示されるとX線透視が終了してこの
終了時の最後の透視像が第2の画像メモリ4bに記録さ
れる。
【0024】続いて第1及び第2の画像メモリ4a,4
bから各画像が読出されて減算器5によって減算処理が
行われることにより、造影血管像のみが描出されて画像
モニタ10に表示される。次に回復手術前に認識された
狭窄部及び正常血管の各位置の断面の前記中心座標P1
,P2に基いて、狭窄部及び正常血管が認識されて、各
位置の血管径の値に基いて手術後の狭窄率が測定される
。次に以上の第1の実施例の作用を説明する。
【0025】回復手術前に血管部に造影剤を注入する直
前の画像を第1の画像メモリ4aに記録し、次に造影剤
注入後の画像を第2の画像メモリ4bに記録する。画像
モニタ10の血管像に血管狭窄部が表示されたとき、X
線透視を終了してこのときの透視像を第2の画像メモリ
4bに記憶する。
【0026】続いて第1及び第2の画像メモリ4a,4
bから読出した各画像を減算器5によって減算処理し、
画像モニタ10に造影血管像のみを図2のように描出し
て表示する。次に位置表示器7を操作することにより血
管16内に狭窄部16Aを指示すると、CPU6の制御
に基きこの狭窄部16Aの前後の血管辺縁が自動抽出さ
れて血管径が求められることにより、狭窄部16A及び
正常血管16Bが認識される。そして各位置の血管径a
,bの値に基いて手術前の狭窄部が測定されると共に、
各位置の断面の中心座標P1,P2がCPU6のメモリ
に記録される。次に回復手術が終了した後、手術前と同
様に造影検査を行う。すなわち、X線透視終了後に第1
及び第2の画像メモリ4a,4bから読出した各画像を
減算器5によって減算処理し、造影血管像のみを図3の
ように描出して表示する。このとき図2の狭窄部16A
の位置の血管径は手術によってほぼ正常血管に回復して
いる。
【0027】続いて前記座標P1,P2をCPU6のメ
モリから読出した後、座標P1 の前後の血管辺縁を自
動抽出して狭窄部16Aの血管径a′を求める。同様に
座標P2 に基き正常血管16Bの血管径b′を求めた
後、これらa′,b′に基き手術後の狭窄率を測定する
【0028】このような本実施例によれば、手術前に対
象血管16内に認識した狭窄部16A及び正常血管16
Bの各位置座標P1,P2を記憶しておき、手術前後に
各座標P1,P2に応じた位置の血管径を基に手術前後
の狭窄率を測定するようにしたので、各々における狭窄
部はほぼ同一位置を選ぶことができる。従って狭窄部の
測定位置の再現性を改善できるので、定量評価値を高め
ることができる。次に本発明の第2の実施例を説明する
【0029】図1の装置のおいて、手術前の狭窄率を測
定する段階で図4のように造影血管造を画像モニタ10
に表示した状態で、位置指示器7を操作して狭窄部16
Aを指示した後、対象としている血管16とこれが分岐
された主血管15との分岐部16Cを指示するようにす
る。この分岐部16Cは後述のように狭窄率を測定する
場合の基準位置として用いられる。またこの分岐点16
Cのマニュアルで指示する他に、CPU6の制御の基に
自動認識させるようにしてもよい。
【0030】手術前後に狭窄部の前後の血管辺縁を自動
抽出する場合は、この分岐部16Cを含む領域まで拡張
して行われる。そしてこの領域内で血管径を求め、最大
値を正常血管16Bとして、又最小値を狭窄部16Aと
して認識する。さらに分岐部16Cの断面の中心点と狭
窄部16A及び正常血管16Bの断面の中心点との間の
各線分長L1,L2が求められて、CPU6のメモリに
記憶される。手術後は位置指示器7によって分岐点16
Cを指示することにより、血管辺縁が自動抽出されて前
記各線分長L1,L2がメモリから読出される。次に各
L1,L2の端部の位置が図5のように狭窄部16A及
び正常血管として認識され、各位置の血管径が求められ
た後こられの値に基いて狭窄率が測定される。次に以上
の第2の実施例の作用を説明する。
【0031】回復手術前に画像モニタ10に造影血管像
のみを図4のように表示する。詳細な過程は第1の実施
例に準じて行われる。次に位置指示器7を操作して狭窄
部16A及び分岐部16Cを指示すると、これら各部1
6A,16Cを含む領域の血管辺縁が自動抽出されて血
管径が求められ、狭窄部16A及び正常血管16Bが認
識される。そして各位置の血管径a,bの値に基いて手
術前の狭窄率が測定される。又これと共に分岐部16C
と狭窄部16Aとの線分長L1、及び分岐部16Cと正
常血管16Bとの線分長L2が求められてCPU6のメ
モリに記憶される。
【0032】次に回復手術が終了した後、造影血管像の
みを図5のように表示する。次に位置指示器7を操作し
て分岐部16Cを指示すると、前記各線分長L1,L2
をCPU6のメモリから読出した後、L1端部の位置を
狭窄部16Aと認識してこの血管径a′を求める同様に
L2端部の位置を正常血管16Bと認識してこの血管径
b′を求める。次にこれらa′,b′に基き手術後の狭
窄率を測定する。
【0033】このような第2の実施例によれば、手術前
に対象血管16内に主血管15との分岐部16Cを基準
位置として設定しておき、この基準位置から手術前に認
識した狭窄部16A及び正常血管16Bまでの線分長L
1,L2の端部の位置の血管径を基に手術後の狭窄率を
測定するようにしたので、手術前後の狭窄部はほぼ同一
位置に選ぶことができる。従って第1の実施例と同様な
効果を得ることができ、また本実施例によれば特に心臓
のように対象血管が二元方向に移動する部位に適用する
ことにより、正確な測定を行うことができる。次に本発
明の第3の実施例を説明する。
【0034】第2の実施例において主血管15との分岐
部16Cに設定した基準位置の他に、図6のように対象
としている血管16の先でこれから分岐される末梢血管
17との分岐部16Dを第2の基準位置として指示する
ようにする。
【0035】手術前後の狭窄部の前後に血管辺縁を自動
抽出する場合は、この分岐部16Dを含む領域まで拡張
して行われる。狭窄部16A及び正常血管16Bの認識
を前記と同様に行う他に、前記L1,L2に加えて分岐
部16Dの断面の中心点と狭窄部16A及び正常血管1
6Bの各断面の中心点との間の各線分長L3,L4が求
められて、CPUのメモリに記憶される。その他は第2
の実施例に準じた構成となっている。次に以上の第3の
実施例の作用を説明する。
【0036】回復手術前に画像モニタ10に造影血管像
のみを図6のように表示する。次に位置指示器7を操作
して狭窄部16Aを指示した後、分岐部16C及び16
Dを指示すると、これら各々を含む領域の血管辺縁が自
動抽出されて血管径が求められ、狭窄部16A及び正常
血管16Bが認識される。そして第2の実施例のように
手術前の狭窄率が求められる。又L1,L2に加えL3
,L4が求められてCPU6のメモリに記憶される。
【0037】次に回復手術が終了した後、造影血管像の
みを図7のように表示する。次に位置指示器7を操作し
て分岐部16C,16Dを指示すると、前記L1,L2
,L3,L4をCPU6のメモリから読出した後、L1
とL3の比で示された位置を狭窄部16Aと認識してこ
の血管径a′を求める。同様にL2とL4の比で示され
た位置を正常血管16Bと認識してこの血管径b′を求
める。次にこれらa′,b′に基き手術後の狭窄率を測
定する。
【0038】このような第3の実施例によれば、手術前
に対象血管16内に主血管15との分岐部16C及び末
梢血管17との分岐部16Dを各々基準位置として設定
しておき、これら各基準位置から手術前に認識した狭窄
部16A及び正常血管16Bまでの線分長比L1とL3
,L2とL4の各該当位置の血管径を基に手術後の狭窄
率を測定するようにしたので、手術前後の狭窄部はほぼ
同一位置に選ぶことができる。従って、第1の実施例と
同様な効果を得ることができ、また本実施例によれば特
に三次元方向の動きを伴う部位に適用することにより、
正確な測定を行うことができる。次に本発明の第4の実
施例を図8を参照して説明する。
【0039】11はI.I.(イメージインテンシファ
イヤ)視野サイズ入力部で、TVカメラ1で撮影される
I.I.の出力像の視野サイズが手術前後で切替えられ
た場合、この切替えに基き各狭窄率の測定に与える影響
を防止するためのものである。このI.I.視野サイズ
入力部11は図9のように手術前の視野サイズに対して
、図10のように手術後の視野サイズが例えば1/2に
切替えられたとすると、これら1/2のサイズの縮小率
に対応して各線分長を2倍補正するような動作を行う。
【0040】このように第4の実施例によれば、I.I
.視野サイズが手術前後で変更になっても、その変更倍
率に対応した各線分長の補正が行われるので、何ら変更
の影響を受けることなく、正確な測定を行うことができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、回復
手術前後の各狭窄率の測定位置を特定するにあたり予め
手術前に狭窄部及び正常血管を認識しておき、手術後に
各々位置を特定するときは、その認識した各位置の情報
を参照するようにしたので、常に同一位置を測定位置と
して特定することができるので測定位置の再現性を改善
して容量評価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタルフルオログラフィ装置の第
1の実施例を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例に基いて狭窄率を測定する方法の
説明図である。
【図3】第1の実施例に基いて狭窄率を測定する方法の
説明図である。
【図4】第2の実施例に基いて狭窄率を測定する方法の
説明図である。
【図5】第2の実施例に基いて狭窄率を測定する方法の
説明図である。
【図6】第3の実施例に基いて狭窄率を測定する方法の
説明図である。
【図7】第3の実施例に基いて狭窄率を測定する方法の
説明図である。
【図8】本発明の第4の実施例を示すブロック図である
【図9】第4の実施例に基いて狭窄率を測定する方法の
説明図である。
【図10】第4の実施例に基いて狭窄率を測定する方法
の説明図である。
【図11】従来例に基いて狭窄率を測定する方法の説明
図である。
【図12】従来例に基いて狭窄率を測定する方法の説明
図である。
【図13】血管狭窄部の回復手術の方法の説明図である
【図14】血管狭窄部の回復手術の方法の説明図である
【符号の説明】
2  ディジタルフルオログラフィ装置(DF装置)4
a,4b  画像メモリ 5  減算器 6  CPU(中央演算処理装置) 7  位置指示器 11  I.I.視野サイズ入力器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  血管の狭窄部の回復手術を行い手術前
    後の各狭窄率を測定することにより回復手術の効果を評
    価するディジタルフルオログラフィ装置であって、回復
    手術前に対象血管内の狭窄部及び正常血管を認識し各位
    置の血管径を基に手術前の狭窄率を測定する手段と、前
    記狭窄部及び正常血管の断面中心における各位置座標を
    求めて記憶する手段と、回復手術後に前記記憶手段から
    各位置座標を読出してこれら各位置の血管径を基に手術
    後の狭窄率を測定する手段とを備えたことを特徴とする
    ディジタルフルオログラフィ装置。
  2. 【請求項2】  血管の狭窄部の回復手術を行い手術前
    後の各狭窄率を測定することにより回復手術の効果を評
    価するディジタルフルオログラフィ装置であって、回復
    手術前に対象血管が分岐された主血管との分岐部に基準
    位置を設定する手段と、回復手術前に対象血管内の狭窄
    部及び正常血管を認識し各位置の血管径を基に手術前の
    狭窄率を測定する手段と、前記基準位置と前記狭窄部及
    び正常血管との各線分長を求めて記憶する手段と、回復
    手術後に前記記憶手段から各線分長を読出して各端の位
    置の血管径を基に手術後の狭窄率を測定する手段とを備
    えたことを特徴とするディジタルフルオログラフィ装置
  3. 【請求項3】  血管の狭窄部の回復手術を行い手術前
    後の各狭窄率を測定することにより回復手術の効果を評
    価するディジタルフルオログラフィ装置であって、回復
    手術前に対象血管が分岐された主血管との分岐部及び末
    梢血管との分岐部に各々基準位置を設定する手段と、回
    復手術前に対象血管内の狭窄部及び正常血管を認識し各
    位置の血管径を基に手術前の狭窄率を測定する手段と、
    前記各基準位置と前記狭窄部及び正常血管との各線分長
    比を求めて記憶する手段と、回復手術後に前記記憶手段
    から各線分長比を読み出し各該当位置の血管径を基に手
    術後の狭窄率を測定する手段とを備えたことを特徴とす
    るディジタルフルオログラフィ装置。
  4. 【請求項4】  回復手術前後に対象血管を表示する表
    示倍率が変更になった場合この倍率に対応して前記各線
    分長を補正する手段を備えた請求項1乃至3のいずれか
    に記載のディジタルフルオログラフィ装置。
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Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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