JPH04295583A - 冷凍冷蔵ショーケースの除霜指示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は冷凍冷蔵ショーケースの
除霜指示方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】冷凍冷蔵ショーケースは周知のごとく冷
凍装置を備え、商品収納庫内に要冷凍冷蔵商品を収納し
て冷凍装置で庫内温度を予め設定した所定の温度に保持
するものであるが、スーパーマーケットや食品店舗など
複数台の冷凍冷蔵ショーケースを設置するところでは、
庫内に収納する商品の種類や量などにより保冷のための
庫内温度が各冷凍冷蔵ショーケース毎に異なる。また、
各冷凍冷蔵ショーケースに設置してある冷凍装置の一部
を構成する冷却器は、冷却運転が進行するにしたがい、
ここに吸込まれる湿気を含んだ外気により着霜し、次第
に冷却能力が低下してくるため、一定のサイクルで除霜
を行う必要がある。この場合、複数の冷凍冷蔵ショーケ
ースでは、各々の冷凍冷蔵ショーケースの庫内温度や、
ショーケースが設置されている場所の外部条件、商品の
出入れが頻繁に行われるかどうかなどの条件により冷凍
冷蔵ショーケース毎に着霜の程度が異なり除霜のサイク
ルが異なる。

【０００３】そこで、従来は、例えば各冷凍冷蔵ショー
ケース毎に各々の除霜サイクルで除霜開始終了時間を予
め設定した除霜タイマと除霜ヒータとを設け、除霜タイ
マからの出力で除霜ヒータへの通電をオンオフするよう
にしている。図２はその一例を示す回路図で、複数の冷
凍冷蔵ショーケース１ａ，１ｂ〜１ｎ毎に除霜ヒータ２
ａ，２ｂ〜２ｎを設け、該除霜ヒータ２ａ，２ｂ〜２ｎ
に並列に接続されるリレー３ａ，３ｂ〜３ｎの常開接点
３ａ１　，３ｂ１　〜３ｎ１　が除霜ヒータ２ａ，２ｂ
〜２ｎに直列に接続され、このリレー３ａ，３ｂ〜３ｎ
とその常開接点３ａ１，３ｂ１　〜３ｎ１　とで除霜ヒ
ータ回路４ａ，４ｂ〜４ｎが構成される。

【０００４】図中１４ａ，１４ｂ〜１４ｎは除霜ヒータ
２ａ，２ｂ〜２ｎの制御回路を示し、制御リレー１５ａ
，１５ｂ〜１５ｎに、冷却器付近の温度を検出する温度
開閉器５ａ，５ｂ〜５ｃが直列に接続され、制御リレー
１５ａ，１５ｂ〜１５ｎの自己保持用の接点として常開
接点１６ａ，１６ｂ〜１６ｎが制御リレー１５ａ，１５
ｂ〜１５ｎに直列に接続され、常開接点１７ａ，１７ｂ
〜１７ｎが除霜ヒータ回路４ａ，４ｂ〜４ｎのリレー３
ａ、３ｂ〜３ｎに直列に接続され、また、他の常開接点
１８ａ，１８ｂ〜１８ｎが冷媒回路に設けた電磁弁６ａ
，６ｂ〜６ｎに直列に接続される。

【０００５】また、図中２０ａ，２０ｂ〜２０ｎはタイ
マ回路で、除霜タイマ１９ａ，１９ｂ〜１９ｎの常開接
点２１ａ，２１ｂ〜２１ｎが除霜タイマ１９ａ，１９ｂ
〜１９ｎ及び除霜ヒータのリレー３ａ，３ｂ〜３ｎに直
列に接続され、他の常開接点２２ａ，２２ｂ〜２２ｃが
電磁弁６ａ，６ｂ〜６ｎに直列に接続される。そして、
除霜タイマ１９ａ，１９ｂ〜１９ｎ、電磁弁６ａ，６ｂ
〜６ｎ、制御リレー１５ａ，１５ｂ〜１５ｎ、リレー３
ａ，３ｂ〜３ｎ、及び除霜ヒータ２ａ，２ｂ〜２ｎが電
源に対して並列に接続される。

【０００６】次に動作を冷凍冷蔵ショーケース１ａにつ
いて説明すると、除霜タイマ１９ａには当該冷凍冷蔵シ
ョーケース１ａに適した条件の除霜サイクルで除霜開始
及び終了の時間が予めセットしてある。冷凍冷蔵ショー
ケース１ａの冷凍装置が冷却運転を開始すると、同時に
、除霜タイマ１９ａがカウントを開始し、予め設定した
除霜開始時間がくると、接点２１ａが閉じてリレー３ａ
に通電されこれが励磁されてその接点３ａ１　が閉じ除
霜ヒータ２ａに通電される。同時に除霜タイマ１９ａの
他の接点２２ａが開いて電磁弁６ａへの通電が断たれ電
磁弁６ａが閉じて冷却器への冷媒の供給が停止する。

【０００７】この状態で、除霜ヒータ２ａが発熱し、そ
の熱で冷却器に付着している霜をとかす。除霜ヒータ２
ａの熱で冷却器付近の温度が上昇し、この温度が所定値
以上に達すると、温度開閉器５ａが作動し制御リレー１
５ａが励磁し、その接点１６ａが閉じて自己保持すると
ともに、接点１７ａが開いてリレー３ａへの通電が断た
れこれが無励磁となってその接点３ａ１　が開き、除霜
ヒータ２ａへの通電が停止して除霜ヒータ２ａが切れ、
除霜終了となる。同時に制御リレー１５ａの他の接点１
８ａが閉じて電磁弁６ａに再び通電され、これが開き、
冷却運転が開始する。この場合、除霜タイマ１９ａで予
め設定した除霜終了の時間になる前に、温度開閉器５ａ
からの出力で除霜が終了しても、前記のごとく制御リレ
ー１５ａの接点１８ａが閉じることで電磁弁６ａに通電
されるから、除霜終了と同時に冷却運転が開始する。

【０００８】そして、除霜タイマ１９ａに設定してある
除霜時間がさらに経過し、除霜終了時間になると、除霜
タイマ１９ａの接点２１ａが開き、制御リレー１５ａが
自己保持を解除する。このとき、制御リレー１５ａの接
点１８ａは開くが、接点２２ａが閉じるので、電磁弁６
ａへの通電は継続される。なお、温度開閉器５ａが作動
して除霜ヒータ２ａへの通電が断たれた後、除霜タイマ
１９ａの接点２１ａが復帰するまでの間に、電磁弁６ａ
が開くことで冷却運転が開始し温度開閉器５ａの付近の
温度が低下して温度開閉器５ａが復帰したとしても、制
御リレー１５ａは自己保持されているから除霜ヒータ回
路４ａのリレー３ａへ通電されて除霜ヒータ２ａが再度
通電されてしまうことはない。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】このように除霜サイク
ルが異なる冷凍冷蔵ショーケースを複数台設置する場合
、各冷凍冷蔵ショーケース毎に各々の除霜サイクルで除
霜開始終了時間を設定した除霜タイマを有するタイマ回
路を設ける必要があり、冷凍冷蔵ショーケースの設置台
数と同数のタイマの設置及びタイマとショーケース内の
制御回路とを接続する配線工事を要し面倒なものであっ
た。

【００１０】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、除霜サイクルが異なる複数の冷凍冷蔵ショーケース
を設置する場合に、全てのショーケースの除霜開始終了
時間を１つの装置にまとめて設定でき、各冷凍冷蔵ショ
ーケースとこの装置とを１本の信号線で接続するだけで
全ての冷凍冷蔵ショーケースの除霜を制御でき、各ショ
ーケース毎にタイマを設けたり、タイマとショーケース
とを接続する配線工事も不要で、簡単な構成で除霜制御
できる冷凍冷蔵ショーケースの除霜方法を提供すること
にある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、複数の冷凍冷蔵ショーケースに除霜ヒータと
制御装置とをそれぞれ設け、これら複数の制御装置を全
ての冷凍冷蔵ショーケースの除霜サイクルを設定する除
霜指示装置に１本の信号伝送線で接続し、除霜指示装置
から各冷凍冷蔵ショーケースの制御装置へ除霜開始また
は終了の信号を出力させ、この信号が当該冷凍冷蔵ショ
ーケースに対するものと特定された場合に当該冷凍冷蔵
ショーケースの除霜ヒータへの通電をオンまたはオフす
ることを要旨とするものである。

【００１２】

【作用】本発明によれば、複数の冷凍冷蔵ショーケース
の各々異なる除霜サイクルが１台の除霜指示装置に全て
まとめて設定され、この除霜指示装置から１本の信号伝
送線で全ての冷凍冷蔵ショーケースの除霜開始または終
了の信号が複数台全ての冷凍冷蔵ショーケースの制御装
置に同様に出力される。制御装置では受信した信号が当
該冷凍冷蔵ショーケースに対するものであるかを判別し
、当該ショーケースへのものであれば除霜ヒータの回路
に出力して除霜ヒータをオンオフする。

【００１３】

【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は本発明の冷凍冷蔵ショーケースの除霜
指示方法の実施例を示す回路図で、図中、図２に示した
従来例と同一の構成要素には同一の参照符号を付してあ
る。本発明も従来と同様、複数の冷凍冷蔵ショーケース
１ａ，１ｂ〜１ｎ毎に除霜ヒータ２ａ，２ｂ〜２ｎを設
け、除霜ヒータ回路４ａ，４ｂ〜４ｎとしてリレー３ａ
，３ｂ〜３ｎが除霜ヒータ２ａ，２ｂ〜２ｎに並列に接
続され、リレー３ａ，３ｂ〜３ｎの常開接点３ａ１　，
３ｂ１　〜３ｎ１　が除霜ヒータ２ａ，２ｂ〜２ｎに直
列に接続される。

【００１４】図中７ａ，７ｂ〜７ｎは除霜ヒータ２ａ，
２ｂ〜２ｎの制御回路を示し、冷却器付近の温度を検出
する温度開閉器５ａ，５ｂ〜５ｎが入力側に接続され、
出力側に前記リレー３ａ，３ｂ〜３ｎ及び冷媒回路の電
磁弁６ａ，６ｂ〜６ｎが接続された入出力回路８ａ，８
ｂ〜８ｎ、送受信回路９ａ，９ｂ〜９ｎ及びマイコン回
路１０ａ，１０ｂ〜１０ｎとで構成され、マイコン回路
１０ａ，１０ｂ〜１０ｎと入出力回路８ａ，８ｂ〜８ｎ
、送受信回路９ａ，９ｂ〜９ｎとの間で互に信号が入出
力され、マイコン回路１０ａ，１０ｂ〜１０ｎには当該
ショーケース１ａ，１ｂ〜１ｎを特定するアドレス番号
が設定される。

【００１５】かかる複数の冷凍冷蔵ショーケース１ａ，
１ｂ〜１ｎに対して、１台の除霜指示装置１１を設ける
。 この除霜指示装置は、複数の全ての冷凍冷蔵ショーケー
ス１ａ，１ｂ〜１ｎの除霜開始終了時間とアドレス番号
とを設定し記憶しておく設定部１１ａ，マイコン回路１
１ｂ，送受信回路１１ｃとで構成され、設定部１１ａと
マイコン回路１１ｂとの間、マイコン回路１１ｂと送受
信回路１１ｃとの間でそれぞれ信号が入出力され、送受
信回路１１ｃと各冷凍冷蔵ショーケース１ａ，１ｂ〜１
ｎの送受信回路９ａ，９ｂ〜９ｎとを１本の信号伝送線
１２で接続した。

【００１６】次に動作について説明する。複数の冷凍冷
蔵ショーケース１ａ，１ｂ〜１ｎのうち、冷凍冷蔵ショ
ーケース１ａを例にとって説明すると、電源が投入され
、電磁弁６ａが開いて冷却運転が開始すると同時に除霜
指示装置１１も稼働し、マイコン回路１１ｂが時間をカ
ウントする。そして、マイコン回路１１ｂは設定部１１
ａに予め設定してある複数台全ての冷凍冷蔵ショーケー
ス１ａ，１ｂ〜１ｎの除霜開始終了の時間を読み出して
、時間が到来すると当該冷凍冷蔵ショーケース例えば１
ａのアドレス番号とともに例えば除霜開始の信号を出力
するよう送受信回路１１ｃに出力する。

【００１７】送受信回路１１ｃはマイコン回路１１ｂか
らの出力をうけて除霜開始の命令とアドレス番号とをパ
ルス信号に変換し、信号伝送線１２を介して複数台全て
の冷凍冷蔵ショーケース１ａ，１ｂ〜１ｎの除霜ヒータ
の制御回路７ａ，７ｂ〜７ｎの送受信回路９ａ，９ｂ〜
９ｎに送信する。送受信回路９ａはこのパルス信号を受
信しマイコン回路１０ａへと送り、マイコン回路１０ａ
ではこの入力した信号が当該冷凍冷蔵ショーケース１ａ
に対するものであるかどうか、入力したアドレス番号と
マイコン回路１０ａに予め設定してあるアドレス番号と
を比較し、これが一致すれば、この信号が除霜開始命令
か除霜終了命令かを判定し、除霜開始命令であれば入出
力回路８ａからの出力で除霜ヒータ回路４ａ内のリレー
３ａが励磁し、その接点３ａ１　が閉じて除霜ヒータ２
ａに通電されこれが発熱する。同時に、入出力回路８ａ
から電磁弁６ａに出力されこれが閉じて冷却器への冷媒
の供給が停止する。

【００１８】このようにして冷却運転が停止して除霜運
転が開始し、除霜ヒータ２ａの発熱で冷却器付近の温度
が上昇すると、温度開閉器５ａが作動し、入出力回路８
ａに出力する。　入出力回路８ａは温度開閉器５ａから
の出力をうけてマイコン回路１０ａに出力し、これによ
りマイコン回路１０ａからリレー３ａに出力しこれを無
励磁とする。その結果、接点３ａ１　が開いて除霜ヒー
タ２ａへの通電が断たれて除霜運転が終了する。同時に
入出力回路８ａから冷媒回路の電磁弁６ａにも出力され
、これが開いて冷却運転が再開する。

【００１９】また、マイコン回路１０ａから送受信回路
９ａへ出力し、ここから除霜終了の信号と当該冷凍冷蔵
ショーケース１ａのアドレス番号の信号とを信号伝送線
１２を介して除霜指示装置１１の送受信回路１１ｃに送
信する。 送受信回路１１ｃはこの信号を受けてマイコン回路１１
ｂに出力し、マイコン回路１１ｂではここに予め設定し
てある除霜終了時間がまだ到来していなければ、内蔵の
除霜終了タイマをリセットする。一方、マイコン回路１
１ｂに予め設定してある除霜終了時間が経過しても、除
霜ヒータ制御回路４ａの送受信回路９ａから除霜終了の
信号が送信されてこなければ、除霜指示装置１１側の送
受信回路１１ｃから除霜ヒータ制御回路４ａへ除霜終了
の信号を出力し、除霜運転を停止する。

【００２０】この間、他の冷凍冷蔵ショーケース１ｂ〜
１ｎにも冷凍冷蔵ショーケース１ａに送信される信号と
同じ信号が送信されるが、他の冷凍冷蔵ショーケース１
ｂ〜１ｎでは、送信された信号のアドレス番号が自己の
冷凍冷蔵ショーケース１ｂ〜１ｎに設定してあるアドレ
ス番号と一致しないから、除霜開始または終了はなされ
ない。

【００２１】

【発明の効果】以上述べたように本発明の冷凍冷蔵ショ
ーケースの除霜指示方法は、除霜サイクルが異なる複数
の冷凍冷蔵ショーケースに対して、１つの装置に全ての
冷凍冷蔵ショーケースの除霜開始終了時間をセットでき
、ここからの信号で全ての冷凍冷蔵ショーケースの除霜
運転を制御するようにしたので、各ショーケース毎にタ
イマを設けたり、タイマとショーケースとを接続するシ
ョーケース毎の独立した配線工事が不要となり、簡単に
かつ安価に設置できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の冷凍冷蔵ショーケースの除霜指示方法
の実施例を示す制御回路図である。

【図２】冷凍冷蔵ショーケースの除霜指示方法の従来例
を示す制御回路図である。

【符号の説明】

１ａ，１ｂ〜１ｎ…冷凍冷蔵ショーケース２ａ，２ｂ〜
２ｎ…除霜ヒータ ３ａ，３ｂ〜３ｎ…リレー ３ａ１　，３ｂ１　〜３ｎ１　…常開接点４ａ，４ｂ〜
４ｎ…除霜ヒータ回路 ５ａ，５ｂ〜５ｎ…温度開閉器 ６ａ，６ｂ〜６ｎ…電磁弁 ７ａ，７ｂ〜７ｎ…除霜ヒータの制御回路８ａ，８ｂ〜
８ｎ…入出力回路 ９ａ，９ｂ〜９ｎ…送受信回路 １０ａ，１０ｂ〜１０ｎ…マイコン回路１１…除霜指示
装置 １１ａ…設定部 １１ｂ…マイコン回路 １１ｃ…送受信回路 １２…信号伝送線 １４ａ，１４ｂ〜１４ｎ…除霜ヒータの制御回路１５ａ
，１５ｂ〜１５ｎ…制御リレー １６ａ，１６ｂ〜１６ｎ…常開接点 １７ａ，１７ｂ〜１７ｎ…常開接点 １８ａ，１８ｂ〜１８ｎ…常開接点 １９ａ，１９ｂ〜１９ｎ…除霜タイマ ２０ａ，２０ｂ〜２０ｎ…タイマ回路 ２１ａ，２１ｂ〜２１ｎ…常開接点

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数の冷凍冷蔵ショーケースに除霜ヒ
   ータと制御装置とをそれぞれ設け、これら複数の制御装
   置を全ての冷凍冷蔵ショーケースの除霜サイクルを設定
   する除霜指示装置に１本の信号伝送線で接続し、除霜指
   示装置から各冷凍冷蔵ショーケースの制御装置へ除霜開
   始または終了の信号を出力させ、この信号が当該冷凍冷
   蔵ショーケースに対するものと特定された場合に当該冷
   凍冷蔵ショーケースの除霜ヒータへの通電をオンまたは
   オフすることを特徴とする冷凍冷蔵ショーケースの除霜
   指示方法。