JPH04295269A - 直列接続gtoの電圧分担調整方法 - Google Patents
直列接続gtoの電圧分担調整方法Info
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- JPH04295269A JPH04295269A JP5538891A JP5538891A JPH04295269A JP H04295269 A JPH04295269 A JP H04295269A JP 5538891 A JP5538891 A JP 5538891A JP 5538891 A JP5538891 A JP 5538891A JP H04295269 A JPH04295269 A JP H04295269A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個のGTO(ゲ―
トタ―ンオフサイリスタ)を直列接続した回路において
、各GTOが分担する電圧を調整する直列接続GTOの
電圧分担調整方法に関する。
トタ―ンオフサイリスタ)を直列接続した回路において
、各GTOが分担する電圧を調整する直列接続GTOの
電圧分担調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にGTOを高電圧回路で使用する場
合、1個のGTOではアノ―ド,カソ―ド間の耐圧が不
十分のために複数個のGTOを直列接続して使用してい
る。しかしながら、GTOではタ―ンオフ時のバラツキ
が大きく直列接続した場合、タ―ンオン時に各GTOの
電圧分担に差が生じるという問題がある。このため従来
よりGTOのオフゲ―ト電流の発生タイミングを個々の
GTOごとに調整するという方法がとられてきた。従来
の調整方法を説明する前に先に、図4、図5を用いて一
般的なGTOのタ―ンオフ動作について説明する。
合、1個のGTOではアノ―ド,カソ―ド間の耐圧が不
十分のために複数個のGTOを直列接続して使用してい
る。しかしながら、GTOではタ―ンオフ時のバラツキ
が大きく直列接続した場合、タ―ンオン時に各GTOの
電圧分担に差が生じるという問題がある。このため従来
よりGTOのオフゲ―ト電流の発生タイミングを個々の
GTOごとに調整するという方法がとられてきた。従来
の調整方法を説明する前に先に、図4、図5を用いて一
般的なGTOのタ―ンオフ動作について説明する。
【0003】図4はGTO1個あたりの従来の基本回路
図、図5はGTOのタ―ンオフ動作を説明するためのタ
イムチャ―ト図である。図4において、10はGTO、
11はGTO10のゲ―ト回路、11aは図示しない制
御回路から与えられるオフゲ―ト信号を遅延させるため
のディレイ回路、11bはディレイ回路11aにより遅
延されたオフゲ―ト信号を増幅してGTOにオフゲ―ト
電流を供給かるパルスアンプ、12はGTO10のタ―
ンオフ時の過電圧を吸収するためのスナバ回路、12a
,12b,12cはスナバ回路12を構成するそれぞれ
ダイオ―ド、コンデンサ、抵抗である。図5において、
(イ)は図示しない制御回路から与えられるオフゲ―ト
信号、(ロ)はディレイ回路11aにより遅延されたオ
フゲ―ト信号、IRGはGTO10をタ―ンオフさせる
為にパルスアンプ11bから出力されるオフゲ―ト電流
の波形、IRG1 はオフゲ―ト電流IRGのピ―ク値
、VAK、IT はGTO10のタ―ンオフ時のそれぞ
れアノ―ド,カソ―ド間電圧波形、アノ―ド電流波形、
ts1は蓄積時間、tf1は下降時間、Tgq1 はタ
―ンオフ時間(ts1+tf1に等しい)、Vdsp1
はスナバ回路12の図示しない漂遊インダクタンスの影
響により生じるスパイク電圧のピ―ク値、Vp1は図示
しない回路の漂遊インダクタンスの影響により生じるは
ね上り電圧のピ―ク値、td0は図示しない調整手段に
より調整されているディレイ回路11aの初期遅延時間
、td1はパルスアンプ11b自身の回路に存在する遅
れ時間である。図4において、ゲ―ト回路11にオフゲ
―ト信号(イ)が与えられると、図5に示すように、t
d0+td1の時間遅れの後、オフゲ―ト電流IRGが
GTO10に供給され始めオフゲ―ト電流IRGのピ―
ク値付近で、アノ―ド電圧VAKは上昇を、アノ―ド電
流IT は下降を開始し、GTO10はタ―ンオフ時間
tgq1 の時点でオフする。
図、図5はGTOのタ―ンオフ動作を説明するためのタ
イムチャ―ト図である。図4において、10はGTO、
11はGTO10のゲ―ト回路、11aは図示しない制
御回路から与えられるオフゲ―ト信号を遅延させるため
のディレイ回路、11bはディレイ回路11aにより遅
延されたオフゲ―ト信号を増幅してGTOにオフゲ―ト
電流を供給かるパルスアンプ、12はGTO10のタ―
ンオフ時の過電圧を吸収するためのスナバ回路、12a
,12b,12cはスナバ回路12を構成するそれぞれ
ダイオ―ド、コンデンサ、抵抗である。図5において、
(イ)は図示しない制御回路から与えられるオフゲ―ト
信号、(ロ)はディレイ回路11aにより遅延されたオ
フゲ―ト信号、IRGはGTO10をタ―ンオフさせる
為にパルスアンプ11bから出力されるオフゲ―ト電流
の波形、IRG1 はオフゲ―ト電流IRGのピ―ク値
、VAK、IT はGTO10のタ―ンオフ時のそれぞ
れアノ―ド,カソ―ド間電圧波形、アノ―ド電流波形、
ts1は蓄積時間、tf1は下降時間、Tgq1 はタ
―ンオフ時間(ts1+tf1に等しい)、Vdsp1
はスナバ回路12の図示しない漂遊インダクタンスの影
響により生じるスパイク電圧のピ―ク値、Vp1は図示
しない回路の漂遊インダクタンスの影響により生じるは
ね上り電圧のピ―ク値、td0は図示しない調整手段に
より調整されているディレイ回路11aの初期遅延時間
、td1はパルスアンプ11b自身の回路に存在する遅
れ時間である。図4において、ゲ―ト回路11にオフゲ
―ト信号(イ)が与えられると、図5に示すように、t
d0+td1の時間遅れの後、オフゲ―ト電流IRGが
GTO10に供給され始めオフゲ―ト電流IRGのピ―
ク値付近で、アノ―ド電圧VAKは上昇を、アノ―ド電
流IT は下降を開始し、GTO10はタ―ンオフ時間
tgq1 の時点でオフする。
【0004】図6は図4のGTO10を2個直列接続し
た従来のGTO直列接続回路で、図4と同一符号を付し
た部分の名称とその動作機能は同一であり説明を省略す
る。図6において、20,21,22,21a,21b
,22a,22b,22cはそれぞれGTO、ゲ―ト回
路、スナバ回路、ディレイ回路、パルスアンプ、ダイオ
―ド、コンデンサ、抵抗でその動作機能はそれぞれ前述
したGTO10、ゲ―ト回路11、スナバ回路12、デ
ィレイ回路11a、パルスアンプ11b、ダイオ―ド1
2a、コンデンサ12b、抵抗12cと同じであり説明
を省略する。13、23はそれぞれGTO10、GTO
20の洩れ電流の差異によって生じる定常的な電圧不平
衡を減少させるための抵抗である。
た従来のGTO直列接続回路で、図4と同一符号を付し
た部分の名称とその動作機能は同一であり説明を省略す
る。図6において、20,21,22,21a,21b
,22a,22b,22cはそれぞれGTO、ゲ―ト回
路、スナバ回路、ディレイ回路、パルスアンプ、ダイオ
―ド、コンデンサ、抵抗でその動作機能はそれぞれ前述
したGTO10、ゲ―ト回路11、スナバ回路12、デ
ィレイ回路11a、パルスアンプ11b、ダイオ―ド1
2a、コンデンサ12b、抵抗12cと同じであり説明
を省略する。13、23はそれぞれGTO10、GTO
20の洩れ電流の差異によって生じる定常的な電圧不平
衡を減少させるための抵抗である。
【0005】図7は、図6のGTOを2個直列接続した
場合でGTOのタ―ンオフ時に分担電圧に差が生じる様
子を説明するためのタイムチャ―ト図である。図7にお
いて、図5と同一符号を付した部分の名称とその動作機
能は同一であり説明を省略する
場合でGTOのタ―ンオフ時に分担電圧に差が生じる様
子を説明するためのタイムチャ―ト図である。図7にお
いて、図5と同一符号を付した部分の名称とその動作機
能は同一であり説明を省略する
【0006】又、IRG2 ,Vdsp2,Vp2,I
T2,tgq2 はGTO20に関する特性及び諸量を
表すものであり、その名称及び動作機能は図5における
それぞれ、IRG1 ,Vdsp1、Vp1、IT1、
tgq1 と同じでありその説明を省略する。図7はG
TO10と20との間の特性差はタ―ンオフ時間tgq
1 とtgq2 だけとした場合を示しており、tgq
1 <tgq2 の例である。
T2,tgq2 はGTO20に関する特性及び諸量を
表すものであり、その名称及び動作機能は図5における
それぞれ、IRG1 ,Vdsp1、Vp1、IT1、
tgq1 と同じでありその説明を省略する。図7はG
TO10と20との間の特性差はタ―ンオフ時間tgq
1 とtgq2 だけとした場合を示しており、tgq
1 <tgq2 の例である。
【0007】一般にタ―ンオフ時のGTOの両端電圧は
スナバ回路のコンデンサに流入する電荷量できまり、電
荷量が多い程、当該コンデンサの充電電圧は高くなる。 即ち、直列接続されたGTOでは、速くタ―ンオフした
GTOの方が遅くタ―ンオフしたGTOより前記コンデ
ンサに流入する電荷量が多いので分担電圧も大となる。 図7の例では、GTO10と20とではtgq1
<tgq2 なのでスナバ回路12のコンデンサ12b
の方がスナバ回路22のコンデンサ22bより図7に示
す斜線部の電荷量だけ多く充電され、2個のGTOの分
担電圧にはΔVOFF の電圧差が生じる結果となる。
スナバ回路のコンデンサに流入する電荷量できまり、電
荷量が多い程、当該コンデンサの充電電圧は高くなる。 即ち、直列接続されたGTOでは、速くタ―ンオフした
GTOの方が遅くタ―ンオフしたGTOより前記コンデ
ンサに流入する電荷量が多いので分担電圧も大となる。 図7の例では、GTO10と20とではtgq1
<tgq2 なのでスナバ回路12のコンデンサ12b
の方がスナバ回路22のコンデンサ22bより図7に示
す斜線部の電荷量だけ多く充電され、2個のGTOの分
担電圧にはΔVOFF の電圧差が生じる結果となる。
【0008】そこで従来は、GTO10と20の素子単
品デ―タより事前にtgq1 とtgq2を把握しtg
q1 とtgq2の差分であるΔtgqだけ前記ゲ―ト
回路11内のディレイ回路11aによりオフゲ―ト信号
を遅延させ分担電圧の差分ΔVOFF を小さくするよ
うにしてきた。
品デ―タより事前にtgq1 とtgq2を把握しtg
q1 とtgq2の差分であるΔtgqだけ前記ゲ―ト
回路11内のディレイ回路11aによりオフゲ―ト信号
を遅延させ分担電圧の差分ΔVOFF を小さくするよ
うにしてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の調整方法では、
GTOの電圧分担を測定する前に前記素子単品デ―タよ
りタ―ンオフ時間tgq1 とtgq2 を把握しゲ―
ト回路11内のディレイ回路11aを調整しておく必要
があるが、素子単品デ―タから把握した差分Δtgqだ
けの調整では各GTOの電圧分担がそろわないというの
が実情であった。
GTOの電圧分担を測定する前に前記素子単品デ―タよ
りタ―ンオフ時間tgq1 とtgq2 を把握しゲ―
ト回路11内のディレイ回路11aを調整しておく必要
があるが、素子単品デ―タから把握した差分Δtgqだ
けの調整では各GTOの電圧分担がそろわないというの
が実情であった。
【0010】なぜならば、製造側におけるGTO単品試
験時と使用者側におけるGTOの直列接続状態における
試験時とでは、GTOのゲ―ト条件即ちオフゲ―ト電流
IRGの立ち上りの傾きdIRG/dtが一致している
とは限らず(dIRG/dtが大きい程、タ―ンオフ時
間tgq1,tgq2 は小さくなる。)そのため、タ
―ンオフ時間tgq1 ,tgq2 が前記単品試験時
と前記使用者側試験時とでは差異が生じるからである。 又、図7の説明では、GTO10と20とではオフゲ―
ト電流IRG1とIRG2 が同一タイミングで発生す
るものとして説明したが実際には、ゲ―ト回路11内の
パルスアンプ11bとゲ―ト回路21内のパルスアンプ
21bとでは動作時間にバラツキがありオフゲ―ト電流
IRG1 とIRG2 の発生タイミングが一致しない
からである。この傾向は大容量のGTO程、顕著となる
。そのためゲ―ト回路内のディレイ回路を再調整するこ
とになるが、従来の調整方法ではゲ―ト回路内のディレ
イ回路をどの程度調整すればよいか把握することか困難
であり、GTOの直列接続数が多ければ多い程、電圧分
担の調整に多大の時間を要するという問題があった。
験時と使用者側におけるGTOの直列接続状態における
試験時とでは、GTOのゲ―ト条件即ちオフゲ―ト電流
IRGの立ち上りの傾きdIRG/dtが一致している
とは限らず(dIRG/dtが大きい程、タ―ンオフ時
間tgq1,tgq2 は小さくなる。)そのため、タ
―ンオフ時間tgq1 ,tgq2 が前記単品試験時
と前記使用者側試験時とでは差異が生じるからである。 又、図7の説明では、GTO10と20とではオフゲ―
ト電流IRG1とIRG2 が同一タイミングで発生す
るものとして説明したが実際には、ゲ―ト回路11内の
パルスアンプ11bとゲ―ト回路21内のパルスアンプ
21bとでは動作時間にバラツキがありオフゲ―ト電流
IRG1 とIRG2 の発生タイミングが一致しない
からである。この傾向は大容量のGTO程、顕著となる
。そのためゲ―ト回路内のディレイ回路を再調整するこ
とになるが、従来の調整方法ではゲ―ト回路内のディレ
イ回路をどの程度調整すればよいか把握することか困難
であり、GTOの直列接続数が多ければ多い程、電圧分
担の調整に多大の時間を要するという問題があった。
【0011】従って本発明の目的は、前記の問題を解決
するためになされたものであって、直列接続されたGT
Oの電圧分担の調整時間を大幅に削減できる直列接続G
TOの電圧分担調整方法を提供することにある。 [発明の構成]
するためになされたものであって、直列接続されたGT
Oの電圧分担の調整時間を大幅に削減できる直列接続G
TOの電圧分担調整方法を提供することにある。 [発明の構成]
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成すために、複数個のGTOを直列接続してなる回路に
おいて、前記それぞれのGTOにオフゲ―ト信号の発生
タイミングを調整する手段を設け、前記GTOのタ―ン
オフ過程時に生じる前記それぞれのGTOのスパイク電
圧の頂点の発生タイミングが一致するように前記調整手
段でオフゲ―ト信号の発生タイミングを調整することを
特徴としたものである。
成すために、複数個のGTOを直列接続してなる回路に
おいて、前記それぞれのGTOにオフゲ―ト信号の発生
タイミングを調整する手段を設け、前記GTOのタ―ン
オフ過程時に生じる前記それぞれのGTOのスパイク電
圧の頂点の発生タイミングが一致するように前記調整手
段でオフゲ―ト信号の発生タイミングを調整することを
特徴としたものである。
【0013】
【作用】前述のように、直列接続される複数個のGTO
のタ―ンオフ時における、スパイク電圧の頂点の発生タ
イミングが一致するように前記調整手段でオフゲ―ト信
号の発生タイミングを調整することにより、直列接続さ
れる複数個のGTOのタ―ンオフ完了に時間差が生じる
ことなく、直列接続される複数個のGTOが同一タイミ
ングでタ―ンオフが完了するため各GTOが分担する電
圧も同一となる。
のタ―ンオフ時における、スパイク電圧の頂点の発生タ
イミングが一致するように前記調整手段でオフゲ―ト信
号の発生タイミングを調整することにより、直列接続さ
れる複数個のGTOのタ―ンオフ完了に時間差が生じる
ことなく、直列接続される複数個のGTOが同一タイミ
ングでタ―ンオフが完了するため各GTOが分担する電
圧も同一となる。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1、図2及び図3
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0015】図1は本発明の電圧分担調整方法を説明す
るためのGTO直列接続回路図である。同図において、
図4,図6と、又図2及び図3において、図7と同一符
号を付した部分の名称とその動作機能は同一であり、説
明を省略する。
るためのGTO直列接続回路図である。同図において、
図4,図6と、又図2及び図3において、図7と同一符
号を付した部分の名称とその動作機能は同一であり、説
明を省略する。
【0016】図2及び図3は本発明の電圧分担調整方法
を説明するためのタイムチャ―ト図である。図2におい
て、td0はディレイ回路11a及び11bの初期遅延
時間、td10 、td20 はそれぞれパルスアンプ
11b,21bの動作遅れ時間、t1 、t2 はそれ
ぞれGTO10のスパイク電圧Vdsp1,GTO20
のスパイク電圧Vdsp2が発生するタイミングの時間
(時間の起点はそれぞれtgq1 、tgq2 と同じ
)、Δts はアノ―ド電流IT1とIT2が下降し始
めるタイミングの時間差、Δtp はスパイク電圧Vd
sp1とVdsp2の発生タイミングの時間差、Δtq
はGTO10と20がタ―ンオフを完了するタイミン
グの時間差である。
を説明するためのタイムチャ―ト図である。図2におい
て、td0はディレイ回路11a及び11bの初期遅延
時間、td10 、td20 はそれぞれパルスアンプ
11b,21bの動作遅れ時間、t1 、t2 はそれ
ぞれGTO10のスパイク電圧Vdsp1,GTO20
のスパイク電圧Vdsp2が発生するタイミングの時間
(時間の起点はそれぞれtgq1 、tgq2 と同じ
)、Δts はアノ―ド電流IT1とIT2が下降し始
めるタイミングの時間差、Δtp はスパイク電圧Vd
sp1とVdsp2の発生タイミングの時間差、Δtq
はGTO10と20がタ―ンオフを完了するタイミン
グの時間差である。
【0017】図2は、td10 <td20 及びtg
q1 <tgq2 のためGTO10と20でタ―ンオ
フを終了するタイミングの時間差Δtq だけ生じ、図
2に示す斜線部の電荷量だけコンデンサ12bはコンデ
ンサ22bより多く充電された結果、前述の理由により
2個のGTOの分担電圧にはΔVOFF の電圧差が生
じた例である。
q1 <tgq2 のためGTO10と20でタ―ンオ
フを終了するタイミングの時間差Δtq だけ生じ、図
2に示す斜線部の電荷量だけコンデンサ12bはコンデ
ンサ22bより多く充電された結果、前述の理由により
2個のGTOの分担電圧にはΔVOFF の電圧差が生
じた例である。
【0018】一般的に、GTOではタ―ンオフ時、アノ
―ド電流の下降期間中に前述したスパイク電圧が発生す
るが、このスパイク電圧が発生するタイミングはGTO
がタ―ンオフを終了する直前付近とされている。従って
、図2において 故に、 となる。
―ド電流の下降期間中に前述したスパイク電圧が発生す
るが、このスパイク電圧が発生するタイミングはGTO
がタ―ンオフを終了する直前付近とされている。従って
、図2において 故に、 となる。
【0019】前述の理由により図2の斜線部の面積が小
さい程、2個のGTOの分担電圧の差電圧ΔVOFF
が小となるから、2個のGTOの分担電圧をそろえるに
は、時間差Δtq 即ち、時間差Δtp が小となるよ
うGTO10のゲ―ト回路11内のディレイ回路11a
によりオフゲ―ト信号(ロ)を遅延させればよいことに
なる。即ち、GTO10のスパイク電圧Vdsp1の頂
点の発生タイミングをGTO20のスパイク電圧Vds
p2の頂点の発生タイミングにそろえるようにすればよ
いことがわかる。
さい程、2個のGTOの分担電圧の差電圧ΔVOFF
が小となるから、2個のGTOの分担電圧をそろえるに
は、時間差Δtq 即ち、時間差Δtp が小となるよ
うGTO10のゲ―ト回路11内のディレイ回路11a
によりオフゲ―ト信号(ロ)を遅延させればよいことに
なる。即ち、GTO10のスパイク電圧Vdsp1の頂
点の発生タイミングをGTO20のスパイク電圧Vds
p2の頂点の発生タイミングにそろえるようにすればよ
いことがわかる。
【0020】このように、GTO10のスパイク電圧V
dsp1の頂点の発生タイミングを、GTO20のスパ
イク電圧Vdsp2の頂点の発生タイミングにそろえる
ようディレイ回路11aにより調整した例を図3に示す
。図3ではtd1´はディレイ回路11aの遅延時間で
、図2における遅延時間td0に対し追加分の遅延時間
になっている。図3の例では2個のGTOのアノ―ド電
流波形VAKとアノ―ド電流波形IT が重ならないよ
うに図示しているが、ディレイ回路11aの遅延時間t
d1´を前述の時間Δtp に近付ける程、2個のGT
Oの分担電圧の差電圧ΔVOFF を小さくすることが
可能になる。
dsp1の頂点の発生タイミングを、GTO20のスパ
イク電圧Vdsp2の頂点の発生タイミングにそろえる
ようディレイ回路11aにより調整した例を図3に示す
。図3ではtd1´はディレイ回路11aの遅延時間で
、図2における遅延時間td0に対し追加分の遅延時間
になっている。図3の例では2個のGTOのアノ―ド電
流波形VAKとアノ―ド電流波形IT が重ならないよ
うに図示しているが、ディレイ回路11aの遅延時間t
d1´を前述の時間Δtp に近付ける程、2個のGT
Oの分担電圧の差電圧ΔVOFF を小さくすることが
可能になる。
【0021】次に、具体的な調整方法の一例について説
明する。最初のGTOのタ―ンオフとしては、GTO1
個でも負担できる回路電圧で、かつタ―ンオフ可能な最
大電流で一度GTOをタ―ンオフさせ、2個のGTOの
タ―ンオフ時のアノ―ド電圧を波形記憶機能を有するシ
ンクロスコ―プ等の測定器に記録する。記録した波形に
より2個のGTOのスパイク電圧の頂点の発生タイミン
グの時間差Δtp を測定し、分担電圧の高い方のGT
Oのゲ―ト回路内のディレイ回路により、オフゲ―ト信
号をΔtp の時間だけ遅らせる。引き続いて最初のタ
―ンオフと同一の条件でタ―ンオフを行ない、2個のG
TOのタ―ンオフ時のアノ―ド電圧を測定し電圧分担に
問題ないことを確認する。
明する。最初のGTOのタ―ンオフとしては、GTO1
個でも負担できる回路電圧で、かつタ―ンオフ可能な最
大電流で一度GTOをタ―ンオフさせ、2個のGTOの
タ―ンオフ時のアノ―ド電圧を波形記憶機能を有するシ
ンクロスコ―プ等の測定器に記録する。記録した波形に
より2個のGTOのスパイク電圧の頂点の発生タイミン
グの時間差Δtp を測定し、分担電圧の高い方のGT
Oのゲ―ト回路内のディレイ回路により、オフゲ―ト信
号をΔtp の時間だけ遅らせる。引き続いて最初のタ
―ンオフと同一の条件でタ―ンオフを行ない、2個のG
TOのタ―ンオフ時のアノ―ド電圧を測定し電圧分担に
問題ないことを確認する。
【0022】以上、本発明の調整方法の一例を2個直列
接続したGTOの例で説明したが、本発明は直列接続数
を2個に限定するものではなく、2個以上の場合にも適
用できるものである。その場合、前記初期遅延時間を任
意に設定しておき、合せるべき基準のGTOを決定し、
この基準のGTOのスパイク電圧の頂点の発生タイミン
グに他のGTOのスパイク電圧の頂点の発生タイミング
を合せるべくゲ―ト回路内のディレイ回路を調整すれば
よい。
接続したGTOの例で説明したが、本発明は直列接続数
を2個に限定するものではなく、2個以上の場合にも適
用できるものである。その場合、前記初期遅延時間を任
意に設定しておき、合せるべき基準のGTOを決定し、
この基準のGTOのスパイク電圧の頂点の発生タイミン
グに他のGTOのスパイク電圧の頂点の発生タイミング
を合せるべくゲ―ト回路内のディレイ回路を調整すれば
よい。
【0023】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、従来
のように事前にGTOのタ―ンオフ時間を把握して、ゲ
―ト回路のディレイ回路を調整しておく必要がなく、1
回のタ―ンオフ試験の後、次にどの程度ゲ―ト回路内の
ディレイ回路を調整すればよいか簡単に把握することが
できるので、直列接続されたGTOの電圧分担の調整時
間を大幅に削減すことができる。
のように事前にGTOのタ―ンオフ時間を把握して、ゲ
―ト回路のディレイ回路を調整しておく必要がなく、1
回のタ―ンオフ試験の後、次にどの程度ゲ―ト回路内の
ディレイ回路を調整すればよいか簡単に把握することが
できるので、直列接続されたGTOの電圧分担の調整時
間を大幅に削減すことができる。
【図1】本発明の電圧分担調整方法を説明するためのG
TOの直列接続回路図。
TOの直列接続回路図。
【図2】本発明の電圧分担調整方法を説明するためのタ
イムチャ―ト図。
イムチャ―ト図。
【図3】本発明の電圧分担調整方法を説明するためのタ
イムチャ―ト図。
イムチャ―ト図。
【図4】GTO1個あたりの従来の基本回路図。
【図5】GTOのタ―ンオフ動作を説明するためのタイ
ムチャ―ト図。
ムチャ―ト図。
【図6】従来のGTOの直列接続回路図。
【図7】GTOのタ―ンオフ時に分担電圧に差が生じる
様子を説明するためのタイムチャ―ト図である。
様子を説明するためのタイムチャ―ト図である。
10,20…GTO、11,21…ゲ―ト回路、11a
,21a…ディレイ回路、11b,21b…パルスアン
プ、12,22…スナバ回路、12a,22a…ダイオ
―ド、12b,22b…コンデンサ、12c,22c,
13,23…抵抗。
,21a…ディレイ回路、11b,21b…パルスアン
プ、12,22…スナバ回路、12a,22a…ダイオ
―ド、12b,22b…コンデンサ、12c,22c,
13,23…抵抗。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数個のGTOを直列接続してなる回
路において、前記それぞれのGTOにオフゲ―ト信号の
発生タイミングを調整する手段を設け、前記GTOのタ
―ンオフ過程時に生じる前記それぞれのGTOのスパイ
ク電圧の頂点の発生タイミングが一致するように前記調
整手段でオフゲ―ト信号の発生タイミングを調整するこ
とを特徴とした直列接続GTOの電圧分担調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5538891A JPH04295269A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 直列接続gtoの電圧分担調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5538891A JPH04295269A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 直列接続gtoの電圧分担調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04295269A true JPH04295269A (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=12997129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5538891A Pending JPH04295269A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 直列接続gtoの電圧分担調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04295269A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995025383A1 (de) * | 1994-03-15 | 1995-09-21 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und vorrichtung zur vergleichmässigung der spannungsaufteilung seriengeschalteter, gategesteuerter halbleiter |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP5538891A patent/JPH04295269A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995025383A1 (de) * | 1994-03-15 | 1995-09-21 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und vorrichtung zur vergleichmässigung der spannungsaufteilung seriengeschalteter, gategesteuerter halbleiter |
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