JPH04293815A - 噴射攪拌工法および噴射攪拌装置 - Google Patents

噴射攪拌工法および噴射攪拌装置

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JPH04293815A
JPH04293815A JP13080991A JP13080991A JPH04293815A JP H04293815 A JPH04293815 A JP H04293815A JP 13080991 A JP13080991 A JP 13080991A JP 13080991 A JP13080991 A JP 13080991A JP H04293815 A JPH04293815 A JP H04293815A
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air
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injection nozzle
hardening material
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Yoshinobu Koiwa
儀信 小岩
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EIKOU SANGYO KK
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地盤改良に伴って地盤中
に発生する空気溜まりを防止し、泥水の排出効率を向上
しうる噴射攪拌工法および噴射攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設工事では、対象地盤が軟弱
な場合、本工事に先だって地盤の改良が行なわれる。地
盤の改良としては、対象地盤を硬化させる硬化材を地盤
に含浸させるのが通常である。
【0003】近年、地中に、硬化材を空気とともに高圧
で噴射し、直径200cm以上のパイル状の固形物を造
成する噴射攪拌工法が用いられるようになってきた。
【0004】この噴射攪拌工法に用いる装置は、図10
のように、スピンドルを昇降および回転させる専用機2
00と、専用機200のスピンドルに支持された多重管
ロッド201と、ミキサー202およびアジテータ20
3で混合された硬化材を高圧で圧送する高圧ポンプ20
4と、高圧ポンプ204を理動する油圧ユニット205
と、高圧ポンプ204から圧送される地盤硬化材に空気
を混入させるコンプレッサー206と、ポンプによりミ
キサー202に水を供給する水タンク207とで構成さ
れている。
【0005】専用機200は図11で示すように、多重
管ロッド201を回転させながら引き上げると共に多重
管ロッド201の最下端に設けられた噴射ノズルから地
盤硬化材と空気の混合物を高圧で噴射するものである。
【0006】こうして、対象地盤中に、地盤と硬化材の
柱状攪拌部を形成し、地盤硬化材の硬化によってパイル
状の固形物を造成している。このとき、地盤硬化材と置
換した土壌の一部が泥水として空気と共に外部に排出さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、噴射圧
力が200kgf/cm2以上から500kgf/cm
2に達する超高圧で空気と水を噴射する超高圧ポンプ(
特願昭62−210779号他)の使用によって柱状撹
拌部の直径が200cmから500cmに達する程大き
くなると、噴射用ノズルから噴射される空気が中心部に
集まらずに地盤中に滞留する問題があった。このため、
噴射用ノズルから噴射した空気を中心部に集めて掘削孔
から外部に排気するときの圧力を利用して硬化材と置換
した泥水を外部に排出する、いわゆるリフト効果の低下
を招くことになる。また、地盤中に滞留する空気溜まり
209が増大して地中圧力が上がり、この圧力によって
地盤を押上げたり210、地表面に硬化材が噴出する可
能性があった。さらに、空気溜まり209の圧力が柱状
攪拌部に作用してパイル状の固形物が変形したり、固形
物の強度が低下する虞があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決し、噴射圧力が
200kgf/cm2以上の超高圧ポンプの使用によっ
て、噴射ノズルから地盤硬化材と共に噴射する空気が地
盤中に滞留する空気溜まりの発生を防止し、泥水を効率
的に排出することができるとともに噴射に伴う多重管ロ
ッドの振れを防止しうる噴射撹拌工法および噴射攪拌装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、複数の管体を同心状に配装し、その先端部側
面に噴射用ノズルを設けた多重管ロッドを地盤中に回転
させながら掘削降下させ、設定深度から上記多重管ロッ
ドを回転させながら上昇させるとともに、上記噴射用ノ
ズルから地盤硬化材を空気と共に噴射し、地盤中に地盤
硬化材を含浸させて地盤を改良し、所定径のパイル状の
固形物を構築する噴射攪拌工法において、上記噴射用ノ
ズルを所定角度斜め下方向に向けて配設し、上記地盤硬
化材と空気による改良地盤の上面が円錐形状になるよう
に地盤硬化材と空気を地盤中に噴射し、地盤中に分散し
た空気を改良地盤の円錐形状の斜面に沿って多重管ロッ
ドで掘削した孔の中心部に集め、空気が掘削孔を上昇し
て外部に排出されるときのリフト効果で地盤硬化材と置
換した泥水を外部に排出するようにしたことにある。
【0010】また、本発明は上記課題を解決するため、
上記噴射用ノズルの他に該噴射用ノズルの噴射圧力に伴
って多重管ロッドに働く反作用を相殺する方向に作用す
る地盤硬化材と空気を噴射する噴射用ノズルを設けて多
重管ロッドの振れを防止し、改良地盤の上面が円錐形状
になるようにしたことにある。
【0011】さらに、本発明は上記課題を解決するため
、複数の管体を同心状に配装し、その先端部側面に噴射
用ノズルを設けた多重管ロッドを地盤中に回転させなが
ら掘削降下させ、設定深度から上記多重管ロッドを回転
させながら上昇させるとともに上記噴射用ノズルから地
盤硬化材を空気と共に噴射し、地盤中に地盤硬化材を含
浸させて地盤を改良し、所定径のパイル状の固形物を構
築する噴射攪拌装置において、上記噴射用ノズルの噴射
角度が所定角度斜め下方向に向くように噴射用ノズルを
可変可能に設けたことにある。
【0012】
【作用】地盤改良予定地に多重管ロッドを掘削降下させ
る。次ぎに、多重管ロッドを回転させながら引き上げ、
噴射用ノズルから地盤硬化材を空気と共に噴射する。噴
射用ノズルは斜め下方向に向けられているので、地盤硬
化材と空気を改良地盤の上面が円錐形状になるように噴
射する。地盤硬化材と置換された泥水は空気が改良地盤
の上面に沿って掘削孔に集まり、外部に排出されるリフ
ト効果によって外部に排出される。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0014】図1は、噴射攪拌装置を示す概念図である
【0015】この装置は、モータ等の原動機1と、この
原動機1の出力軸に設けられたプーリ2からVベルト3
を介して動力が伝達されるメインプーリ4と、このメイ
ンプーリ4からVベルト5を介して動力が伝達されて駆
動されるオイルポンプ6と、メインプーリ4を支持した
メインドライブシャフト7の回転を断続するクラッチ8
と、このクラッチ8の動力を正転3速,逆転1速に変速
する変速機構9と、変速機構9の出力軸10に設けられ
たスプロケット11と、このスプロケット11にチェー
ン12を介して連繋された給進用スプロケット13と、
この給進用スプロケット13の動力を出力シャフト14
に伝達するスライディングクラッチ15と、上記オイル
ポンプ6によって駆動され、かつスライディングクラッ
チ15によって出力シャフト14に動力が伝達される油
圧モータ16と、出力シャフト14に設けられたベベル
ギヤ17と噛合するベベルギヤ18を介して正逆回転す
るスピンドル19とで構成されている。
【0016】スピンドル19はオイルポンプ6によって
駆動される油圧シリンダ(図示せず)によって昇降され
るもので、スピンドル19の下端に多重管ロッド20を
支持するロッドチャック21が設けられている。この多
重管ロッド20は、最下端に噴射ノズルを設けたモニタ
ー(後述する)を設け、最上端に地盤改良用媒体の導入
口となる多重管スイベル(後述する)が連結されている
【0017】図2はスピンドル19を昇降する自動引揚
装置を示したもので、駆動源となる油圧シリンダ22は
上記オイルポンプ6により駆動されるものである。
【0018】油圧シリンダ22のシリンダライナ23は
、スイベルヘッド24に支持されており、このシリンダ
ライナ23には上下部に油圧を付与される配管25,2
6が施こされている。
【0019】油圧ピストン27を支持するピストンロッ
ド28にはスラストヨーク29が装着されており、この
スラストヨーク29にベアリング30を介してスピンド
ル19が支持されている。
【0020】このスピンドル19には上端に多重管ロッ
ド20のロッドガイド31が設けられている。スピンド
ル19の外面にはスリーブ32が設けられ、このスリー
ブ32はベアリング33を介してスイベルヘッド24に
支持されている。スリーブ32にはベベルギヤ18がキ
ー34を介して装着されており、このベベルギヤ18に
スピンドル19を回転させる動力が伝達される。スピン
ドル19はスリーブ32に対して軸方向に摺動可能に設
けられ、かつスリーブ32と一体で回転駆動されるもの
である。
【0021】上記ロッドチャック21は図3に示すよう
にスピンドル19の下端にボルト35,36を介して互
いに共締めされたチャックフランジ37,チャックボデ
ィ38,ピークホルダ39で構成されている。
【0022】チャックフランジ37はスピンドル19と
の間に設けられたネジ溝40を介してスピンドル19に
螺合しており、キー41を介して固定したチャックボデ
ィ38にボルト35を介して締結されている。
【0023】ピークホルダ39はスピンドル19の下端
にボルト36を介してチャックフランジ37およびチャ
ックボディ38に共締めされており、側面にはロッド孔
42に向けて付勢されるチャックピース43が内装され
ている。このチャックピース43はチャックブッシュ4
4を介してチャックボルト45により突出量を調整され
るもので、スプリング46に抗して移動するものである
【0024】図4ないし図6は二重管の場合の二重管ス
イベル47,二重管ロッド48およびモニター49を示
したものである。
【0025】二重管スイベル47は最上端に配置され、
セメントミル等の地盤改良用媒体と空気が高圧ポンプお
よびコンプレッサーから供給されるものである。二重管
スイベル47の構造は、筒状のスイベル本体50と、こ
のスイベル本体50内に同心状に設けられた内管51と
で構成されている。
【0026】スイベル本体50は空気の供給口52が設
けられ、かつ、一端に継手部53が、他端にスイベルキ
ャップ54が設けられている。スイベル本体50の外周
には固定金具55を設けたベアリングケース56が設け
られている。
【0027】内管51はシーリングシャフト57,スピ
ンドルインナー58および継手管59とで構成され、支
持リング60,61を介してスイベル本体50内に支持
されている。この内管51には、地盤硬化材の供給口6
2が設けられ、上記継手管59を介して二重管ロッド4
8に連結されている。
【0028】上記二重管ロッド48は、図5(a)(b
)に示すように、両端に雌雄の継手部63a,63b,
64a,64bをそれぞれ設けた外管63と内管64と
で構成され、リング65を介して互いに同心状に設けら
れている。この二重管ロッド48の外管63は横断面正
方形に形成されており、かつ外管63の雌継手部63a
側外面には内部を貫通するピン穴66が互いに対象位置
に形成されている。このピン穴66は外管63の内部で
は、雌継手部63a内面と雄継手部63b外面の互いに
合致する位置に形成された凹条67a,67bによって
形成されており、この凹条67a,67bにピン(図示
せず)が挿通されることで、互いに連結されるものであ
る。
【0029】なお、最上段の二重管ロッド48と二重管
スイベル47との連結は、二重管スイベル47の継手部
53に継手ボックス68を螺合し、この継手ボックス6
8にピン結合で二重管ロッド48の継手部63a,63
bを連結する。この場合、二重管スイベル47の継手部
53に直接二重管ロッド48を連結してもよい。
【0030】モニター49は、二重管ロッド48の最下
端のものに連結されるもので、地盤改良用媒体を高圧空
気によって地盤中に噴射するものである。モニターの構
造は、図6に示すように、二重管ロッド48の雄継手部
63b,64bに連結するサブ69および継手部70と
、地盤硬化材噴射ノズル71aおよびエアー噴射ノズル
71bからなる噴射用ノズル71を設けたノズルボディ
73と逆止弁74を設けたサブ75と、最下端に設けら
れたメタルクラウン76とから構成されている。上記サ
ブ69には二重管ロッド48の雄継手部63bを嵌入す
ると共にピン(図示せず)を介して互いに連結されるも
のである。このサブ69は上記エアー噴射ノズル71b
にエアーを供給するものである。
【0031】一方、地盤硬化材噴射ノズル71aに地盤
硬化材を供給するノズルボディ73の管路77には、最
下端に、ボール弁78によって開閉されるバルブシート
79が設けられている。上記逆止弁74は、サブ75に
螺着したスプリングハウジング80と、このスプリング
ハウジング80に内装されたスプリング81と、スプリ
ング81によってバルブシート82側へ付勢されるボー
ル弁83とで構成されている。
【0032】このモニター49の動作を説明すると、給
進時は、ボール弁78を外しておく。そして、高圧水を
供給しながら地盤中に給進させると、逆止弁74が開い
て最下端から高圧水が噴射されて削孔が行なわれる。削
孔が終わると、ボール弁78を投下して、バルブシート
79に位置させて最下端からの空気の抜けを防止する。 そして、管路77から地盤硬化材噴射ノズル71aを介
して地盤硬化材が噴射される。
【0033】なお、モニター49のサブ75とメタルク
ラウン76との間に図7に示すような、スクリュー84
を接続するようにしてもよい。
【0034】上記地盤硬化材噴射ノズル71aおよびエ
アー噴射ノズル71bからなる噴射用ノズル71は水平
軸に対して約10乃至30度、斜め下方向に向けて装着
されており、地盤硬化材と空気が斜め下方に向けて噴射
されるように設定されている。噴射用ノズルを斜め下方
向に向けるためには、予め噴射用ノズル71の角度を変
えて取りつけた複数のノズルボディ73を用意しておき
、これらのノズルボディ73部分を選択的に取り替えて
行う方法と、噴射用ノズル71部分を球形または半球形
に形成し、ノズルボディ73に対して回動可能に取りつ
けるようにしてもよい。
【0035】次に、本発明の噴射撹拌工法を説明する。
【0036】まず、二重管ロッド48の最下端にモニタ
ー49を連結し、二重管ロッド48を複数本連結する。 そして、スピンドル19に挿通してロッドチャック21
に固定する。
【0037】次に、油圧シリンダ22を駆動してスピン
ドル19を降下させながら、回転させて地盤中に給進さ
せていく。スピンドル19が降下すると、給進を停止さ
せてロッドチャック21をゆるめ、スピンドル19だけ
を上昇させて再びロッドチャック21に二重管ロッド4
8を固定し、再度給進させていく。こうして、二重管ロ
ッド48を順次連結しながら、所定の深さまで給進させ
る。最上段の二重管ロッド48には二重管スイベル47
を連結する。
【0038】そして、二重管ロッド48を回転させて、
所定径のパイル状の固形物を構築する場合、油圧モータ
16を駆動して、スピンドル19を回転させながら順次
引き上げていく。
【0039】一方、二重管スイベル47の供給口62か
らはセメントミル等の硬化材を供給し、供給口52から
は空気を供給する。こうして、先端の地盤硬化材噴射ノ
ズル71aから地盤硬化材が、エアー噴射ノズル71b
から空気が所定角度斜め下方向に向けて噴射され(図8
参照)、地盤84中に、上面が円錐形状をしたパイル状
の固形物85を形成する。
【0040】地盤中に、噴射された地盤硬化材は土壌内
に含浸し、地盤硬化材と置換した泥水は、噴射された空
気と共に円錐形状をした地盤の上面86に沿って矢印の
ように中心部に集まり、掘削孔87を上昇する空気のリ
フト効果によって外部に排出される。
【0041】なお、図9は本発明の他の実施例であり、
この場合、噴射用ノズル71から地盤硬化材と空気が噴
射されるときの反作用を相殺するために噴射用ノズル7
1の反対側に別の噴射用ノズル72を設けたものである
。この噴射用ノズル72は所定角度傾けてもよく、ある
いは、水平に設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の噴射撹拌工
法および噴射撹拌装置によれば、次のような効果を奏す
ることができる。
【0043】複数の管体を同心状に配装し、その先端部
に噴射用ノズルを設けた多重管ロッドを地盤中に回転さ
せながら掘削降下させ、設定深度から上記多重管ロッド
を回転させながら上昇させるとともに上記噴射用ノズル
から地盤硬化材を空気と共に噴射し、地盤中に所定径の
抗を構築する噴射攪拌工法において、上記噴射用ノズル
を所定角度斜め下方向に向けて配設し、上記地盤硬化材
と空気による改良地盤の上面が円錐形状になるように地
盤硬化材と空気を地盤中に噴射し、地盤中に分散した空
気を改良地盤の円錐形状の斜面に沿って多重管ロッドで
掘削した孔の中心部に集め、空気が掘削孔を上昇して外
部に排出されるときのリフト効果で地盤硬化材と置換し
た泥水を外部に排出するようにしたので、噴射圧力が2
00kgf/cm2以上に達する超高圧で空気と水を噴
射する超高圧ポンプの使用によって柱状撹拌部の直径が
200cmから500cmに達する程大きくなった場合
でも噴射用ノズルから噴射した空気が改良地盤の円錐形
状の斜面に沿って多重管ロッドで掘削した孔の中心部に
集まることから、地盤中における空気溜まりの発生を防
止することができる。よって、地盤の圧力が増大して地
表面から噴出する事故を防止することができる。また、
噴射用ノズルから噴射した空気が改良地盤の円錐形状の
斜面に沿って掘削孔の中心部に集まるので、リフト効果
の低下を来すことがない。地盤中の空気溜まりの発生を
防止できるので、パイル状の固形物全体に均等な圧力が
作用し、充分な強度を保つことができる。を造成するこ
とができる。
【0044】上記噴射用ノズルの他に該噴射用ノズルの
噴射圧力に伴って多重管ロッドに働く反作用を相殺する
方向に作用する地盤硬化材と空気を噴射する噴射用ノズ
ルを設け、改良地盤の上面が円錐形状になるようにした
ので、多重管ロッドの振れを防止して空気溜まりの発生
を防ぎ、設定寸法の柱状撹拌部を形成することができる
【0045】複数の管体を同心状に配装し、その先端部
に噴射用ノズルを設けた多重管ロッドを地盤中に回転さ
せながら掘削降下させ、設定深度から上記多重管ロッド
を回転させながら上昇させるとともに上記噴射用ノズル
から地盤硬化材を空気と共に噴射し、地盤中に所定径の
パイル状の固形物を構築する噴射撹拌装置において、上
記噴射用ノズルの噴射角度を可変可能にしたので、地盤
中に生じる空気溜まりを防止して、所望強度のある設定
寸法のパイル状の固形物を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の噴射撹拌工法に用いる噴射撹拌装置を
示す概念図である。
【図2】自動引揚装置を示す縦断面図である。
【図3】ロッドチャックを示す断面図である。
【図4】二重管スイベルを示す縦断面図である。
【図5】(a)は二重管ロッドを示す縦断面図である。   (b)は(a)のB−B線断面図である。
【図6】モニターを示す縦断面図である。
【図7】スクリューを示す縦断面図である。
【図8】本発明の噴射撹拌工法を示す概念図である。
【図9】本発明の噴射撹拌工法の他の実施例を示す概念
図である。
【図10】噴射撹拌工法に用いる噴射撹拌装置を示す概
念図である。
【図11】従来の噴射撹拌工法を示す概念図である。
【符号の説明】
19  スピンドル 20  多重管ロッド 48  二重管ロッド 71  噴射用ノズル 84  地盤 85  パイル状の固形物 86  円錐形状をした地盤の上面 87  掘削孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の管体を同心状に配装し、その先
    端部側面に噴射用ノズルを設けた多重管ロッドを地盤中
    に回転させながら掘削降下させ、設定深度から上記多重
    管ロッドを回転させながら上昇させるとともに、上記噴
    射用ノズルから地盤硬化材を空気と共に噴射し、地盤中
    に地盤硬化材を含浸させて地盤を改良し、所定径のパイ
    ル状の固形物を構築する噴射攪拌工法において、上記噴
    射用ノズルを所定角度斜め下方向に向けて配設し、上記
    地盤硬化材と空気による改良地盤の上面が円錐形状にな
    るように地盤硬化材と空気を地盤中に噴射し、地盤中に
    分散した空気を改良地盤の円錐形状の斜面に沿って多重
    管ロッドで掘削した孔の中心部に集め、空気が掘削孔を
    上昇して外部に排出されるときのリフト効果で地盤硬化
    材と置換した泥水を外部に排出するようにしたことを特
    徴とする噴射攪拌工法。
  2. 【請求項2】  上記噴射用ノズルの他に該噴射用ノズ
    ルの噴射圧力に伴って多重管ロッドに働く反作用を相殺
    する方向に作用する地盤硬化材と空気を噴射する噴射用
    ノズルを設けて多重管ロッドの振れを防止し、改良地盤
    の上面が円錐形状になるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の噴射攪拌工法。
  3. 【請求項3】  複数の管体を同心状に配装し、その先
    端部側面に噴射用ノズルを設けた多重管ロッドを地盤中
    に回転させながら掘削降下させ、設定深度から上記多重
    管ロッドを回転させながら上昇させるとともに上記噴射
    用ノズルから地盤硬化材を空気と共に噴射し、地盤中に
    地盤硬化材を含浸させて地盤を改良し、所定径のパイル
    を構築する噴射攪拌装置において、上記噴射用ノズルの
    噴射角度が所定角度斜め下方向に向くように噴射用ノズ
    ルを可変可能に設けたことを特徴とする噴射攪拌装置。
JP3130809A 1991-03-20 1991-03-20 噴射攪拌工法および噴射攪拌装置 Expired - Fee Related JPH07111053B2 (ja)

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Cited By (4)

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