JPH04293375A - 映像表示システム - Google Patents

映像表示システム

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JPH04293375A
JPH04293375A JP3058947A JP5894791A JPH04293375A JP H04293375 A JPH04293375 A JP H04293375A JP 3058947 A JP3058947 A JP 3058947A JP 5894791 A JP5894791 A JP 5894791A JP H04293375 A JPH04293375 A JP H04293375A
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JP
Japan
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video
video signal
screen
movement
observer
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JP3058947A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Yamada
光穗 山田
Hitoshi Hongo
仁志 本郷
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A T R SHICHIYOUKAKU KIKO KENKYUSHO KK
Original Assignee
A T R SHICHIYOUKAKU KIKO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像表示システムに
関し、特に、映像信号発生器と表示装置との間の伝送情
報量を減少させることのできる映像表示システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
では、映像信号または画像信号の帯域圧縮が行なわれる
場合では、DPCMや直交変換、サブサンプリングなど
画像データに含まれる冗長性、すなわち相関性の高さを
利用して、画面全体の画像データについて一様の処理が
行なわれている。したがって、帯域圧縮されて伝送され
てきた画像信号に基づく画像が画面上に表示されたとき
、観察者は画面上に表示された画像を一様の解像度で見
ることができる。すなわち、画面上に表示された画像は
、どの部分においても一様の解像度を有しており、観察
者は画面上のいたるところで同じ解像度を有する画像を
見ることができる。
【0003】しかしながら、画像の解像度が一様である
ため、観察者の注視領域において詳細に画像を見ると、
画素が粗いことにより解像度の不足を感じる場合がある
。これを防ぐためには、伝送帯域を広げ解像度を向上さ
せる必要があるが、一般に伝送帯域を広くすることは好
ましくない。
【0004】一方、放送および画像通信の技術分野では
、同じ映像または画像を同じ条件で多くの観察者に見せ
るという従来の形態から、個々の観察者が所望の画像部
分を個別にかつ好みに合わせて観察するという形態に移
行しつつある。したがって、画一的な映像信号または画
像信号の帯域圧縮ではこの要求に応じることができず、
観察者の必要に応じて個別に帯域圧縮を行なう技術の開
発が重要な課題となってきた。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、映像信号発生器と表示装置との
間の伝送情報量を減少させることのできる映像表示シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る映像表示
システムは、映像信号発生手段と、映像信号発生手段か
ら発生された映像信号に基づいて映像を画面上に表示す
る映像表示手段と、表示された映像を観察する観察者の
画面上の注視領域を検出する注視領域検出手段と、検出
された注視領域とその周辺領域との間で、人間の視覚特
性に基づいて映像信号の映像情報量を異ならしめるよう
制御する映像情報制御手段とを含む。
【0007】
【作用】この発明における映像表示システムでは、映像
情報制御手段が人間の視覚特性に基づいて、観察者の注
視領域とその周辺領域との間で映像信号の映像情報量を
異ならしめる。映像表示手段は、映像情報制御手段によ
って情報量が制御された映像信号に基づく映像を画面上
に表示する。したがって、映像表示手段に伝送される映
像信号の映像情報量が必要に応じて減少される。
【0008】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す映像表示
システムのブロック図である。図1を参照して、この映
像表示システムは、表示装置10の画面上に表示すべき
映像の映像信号を発生する映像信号発生装置1と、映像
信号の帯域を制限するローパスフィルタ(LPF)2と
、観察者の画面上の注視領域の移動に応じて映像信号に
画像処理を施す画像処理装置8と、観察者の眼球の運動
を検出する眼球運動検出装置5と、磁気センサを用いて
観察者の頭部運動を検出する頭部運動検出装置6と、検
出された頭部運動データおよび眼球運動データを演算処
理することにより観察者の視線データを求める注視点処
理装置7と、注視点データに基づいて観察者の注視領域
データを求める注視領域分離装置3とを含む。画像処理
装置8は、映像信号発生装置1から発生された映像信号
Saおよびローパスフィルタ2を経て与えられる映像信
号Sbを受けるスイッチング部81と、観察者の注視領
域データに基づいて制御信号を発生する制御信号発生部
82と、制御信号に応答して画面の繰返し周波数を制御
する繰返し周波数制御部83とを含む。
【0009】動作において、観察者の眼球運動の動きお
よび頭部運動の動きが眼球運動検出装置5および頭部運
動検出装置6によりそれぞれ検出される。検出された運
動データに基づいて、注視点処理装置7が演算処理を行
なうことにより、観察者の視線の動きを示す視線データ
を求める。求められた視線データは、注視領域分離装置
3に与えられ、そこで観察者が注視している画面上の注
視領域の座標およびその周辺領域の座標が得られる。注
視領域およびその周辺領域の座標は、画像処理装置8内
の制御信号発生部82に与えられる。上記の処理につい
ては、後で詳細に説明する。
【0010】映像信号発生装置1から発生された映像信
号Saは、直接画像処理装置8内のスイッチング部81
に与えられる一方、ローパスフィルタ2にも与えられる
。ローパスフィルタ2を介して帯域制限された映像信号
Sbが出力され、スイッチング部81に与えられる。 制御信号発生部82は、注視領域分離装置3から与えら
れる注視領域データに基づいて、スイッチング部81お
よび繰返し周波数制御部83を制御するのに必要な制御
信号を発生する。以下に、スイッチング部81および繰
返し周波数制御部83における処理について説明する。
【0011】図10は、人間の中心視と周辺視における
空間周波数特性を示す特性図である。図10において、
横軸は網膜上の中心窩からの距離(角度)を示し、縦軸
が相対視力を示す。図10から、中心視、すなわち注視
領域において人間の視力は極めて高いが、周辺視、すな
わち注視領域の周辺領域において視力が急激に減少する
ことが理解される。
【0012】図11は、人間の中心視付近における時間
周波数特性を示す特性図である。図11において、横軸
は網膜の中心からの水平方向の変位角度を示し、縦軸が
CFF(臨界融合周波数)(単位はサイクル/秒)を示
す。曲線C1は、視覚について8゜の大きさを有する指
標が表示された場合の特性を示し、曲線C2は、4゜の
大きさを有する指標が表示された場合の特性を示す。各
曲線C1およびC2を境として、その上側の領域では人
間は画面上のちらつき(フリッカ)を感じることができ
ず、その下側ではそれが感じられる。図11から、人間
の目は、中心視ではちらつきに対し感度は低く、逆に周
辺視では感度が高いことが理解される。上記のような人
間の目が持つ特性は、中心視において対象の細部を高解
像度で観察し、周辺視において外部からの敵の侵入(ち
らつき)など視対象の変化を敏感に捕らえるという生物
が持つ合理的な視覚システムを示している。図1に示し
た画像処理装置8では、上記のような人間の視覚特性を
利用して、次のような処理が行なわれる。
【0013】図2は、図1に示した画像処理装置8にお
ける処理を説明するためのタイミング図である。図2(
A)は、観察者が注視している画面上の注視領域C3を
示している。図2(B)は、注視領域C3の位置に応じ
て制御される伝送帯域fmの変化を示している。図2(
C)は、画像の繰返し周波数fvの変化を示している。 すなわち、注視領域C3内を示す映像信号の伝送帯域f
mは、この例では、広い帯域fm1に設定され、周辺領
域ではそれよりも低い帯域fm2(=fm1/2)に設
定される。すなわち、図1に示したスイッチング部81
は、制御信号発生部82から発生される制御信号に応答
して、注視領域を表示する映像信号についてはローパス
フィルタ2を介さない信号Saを選択し、周辺領域を表
示する映像信号についてはフィルタ2を介する映像信号
Sbを選択する。
【0014】スイッチング部81によりスイッチング制
御された映像信号Scは繰返し周波数制御部83に与え
られる。繰返し周波数制御部83は、制御信号発生部8
2から発生される制御信号に応答して、与えられた映像
信号Scの繰返し周波数を図2(C)に示すように制御
する。すなわち、注視領域内を表示する映像信号Scの
画面の繰返し周波数fvを低い値fv2に設定し、周辺
領域を表示する映像信号Scを高い値fv1(=2・f
v2)に設定する。その結果、繰返し周波数制御部83
から、映像情報量が減じられた映像信号Sdが出力され
、表示装置10に与えられる。したがって、映像信号S
dの伝送帯域は、1/2・fm1・fv1となり、従来
の伝送帯域fm1・fv1の半分に減少される。表示装
置10の画面上では、伝送帯域の減少された映像信号S
dに基づく映像が表示されるが、表示された映像は、人
間の視覚における時空間周波数特性を考慮して伝送され
てきたものであり、表示された映像から観察者が画質の
劣化を感じることはない。したがって、観察者に画質の
劣化を感じさせることなく、映像信号発生装置1と表示
装置10との間の伝送帯域の減少を図ることができる。
【0015】なお、注視領域の大きさは、前述の人間の
視覚の時空間周波数特性から、視覚に換算して2゜ない
し5゜が好ましいものと考えられる。図1に示した画像
処理装置8における処理は、言い換えると、注視領域の
映像信号の空間周波数の再現帯域を向上させかつ時間周
波数の再現帯域を減少させ、逆に周辺領域の映像信号の
空間周波数の再現帯域を減少させかつ時間周波数の再現
帯域を高くすることにより、表示装置10に伝送される
映像信号の伝送帯域の減少を図っている。
【0016】以下の説明では、図1に示した映像表示シ
ステムにおける観察者の視線の動きの検出およびそれに
基づく注視領域の抽出のための処理について記載する。
【0017】図5は、図1に示した頭部運動検出装置6
のブロック図である。図5を参照して、この頭部運動検
出装置6は、基準磁界を発生する励磁コイル61と、励
磁コイル61を交流駆動するためのドライブ回路65と
、観察者の頭部に装着されたセンサコイル62と、観察
者の頭部に動きに応じてセンサコイル62に誘起された
電圧を検出する検出回路63と、検出回路63によって
検出された電圧に基づいて演算処理により観察者の頭部
運動を求めるCPU64とを含む。CPU64はドライ
ブ回路65をも制御する。励磁コイル61は、3軸(X
,Y,Z)方向に巻かれた3つのコイルにより構成され
る。各コイルには、ドライブ回路65から発生された、
それぞれ周波数の異なった駆動用電源電圧が供給される
。したがって、励磁コイル61によって3軸を基準とす
る磁界が発生され、その磁界の中に観察者がいることに
なる。センサコイル62も、(X,Y,Z)方向にそれ
ぞれ巻かれた3つの検出用コイルを備えている。観察者
の頭部が動くと、その動きに応じてセンサコイル62内
の各コイルに起電力が誘起される。各コイルに生じた起
電力を検出回路63により検出することにより、観察者
の頭部の動きに応じた信号が得られる。CPU64は、
この信号に基づいて演算処理することにより、観察者の
頭部の動きを示す頭部運動データHを求め、それを出力
する。
【0018】図3は、観察者の頭部運動の各運動パラメ
ータの方向を示す概略図である。観察者の前頭部に前述
のセンサコイル62が装着される。図3に示したパラメ
ータHx,Hy,Hz,Hθ,HφおよびHψは、それ
ぞれこの図に示す方向の頭部運動の動きを示している。 すなわち、Hxは頭部の水平平行運動を示し、Hyは前
後方向の動きを示し、Hzは垂直平行運動を示す。また
、Hθは首を左右に傾ける方向の運動を示し、Hφは首
の上下方向の回転運動を示し、Hψは頭部の左右方向の
回転運動を示す。
【0019】図4は、観察者が表示装置10を見ている
様子を示す模式図である。図4を参照して、観察者は、
ゴーグルのような眼鏡を装着して、表示装置10の画面
上を観察している。予め定められた位置に前述の励磁コ
イル61が置かれる。センサコイル62(図示せず)は
、眼鏡66に取付けられている。観察者の頭部が動くこ
とにより、励磁コイル61とセンサコイル62との間の
位置関係が相対的に変化し、頭部運動検出が行なわれる
【0020】図6は、図1に示した眼球運動検出装置5
における検出原理を示す概略図である。この装置では、
角膜表面の白目と黒目の反射率の違いを利用する強膜反
射方式を用いたものが一例として示される。他の方式と
して、角膜反射方式やサーチコイル方式も適用できる。 図6を参照して、左右の目E1およびE2の前方に、セ
ンサ71および72がそれぞれ配置される。各センサ7
1および72の中央には、発光素子73が配置される。 発光素子73として、比較的指向性の広い±21゜程度
の赤外線投射の発光ダイオードが用いられる。発光素子
73の両側には、受光素子74が設けられる。受光素子
74として、指向性の鋭い±10゜程度のフォトダイオ
ードが用いられる。発光素子73から眼球に向けて投射
された光は白目および黒目の部分で反射する。白目と黒
目とでは反射率が異なるので、この反射率の違いを増幅
し、差を取れば水平(左右)の眼球運動の動きが出力と
して得られ、和を取れば垂直(上下)方向の眼球の動き
が出力として得られる。
【0021】水平方向と垂直方向とでは、眼球に対する
センサ71および72の位置が異なり、水平方向のセン
サ71は眼球の上下に対して中央に反射光を検出し、垂
直方向のセンサ72は下方にて反射光を検出するように
それぞれ配置される。そして、一方の目E1に水平方向
のセンサ71が配置され、他方の目E2の垂直方向のセ
ンサ72が配置される。これらを同時に用いれば、2次
元的な眼球運動を検出することができる。このような検
出原理を用いて眼球の移動速度,移動方向,移動距離,
注視時間などを求める手法は、たとえば特開昭60−1
26140号公報において開示される。したがって、図
1に示した眼球運動検出装置5から観察者の眼球運動を
示すデータEが得られ、注視点処理装置7に与えられる
【0022】図7は、観察者が装着する眼鏡66の概略
図である。この眼鏡66には、眼球運動を検出するため
の水平方向のセンサ71と、頭部運動を検出するための
センサコイル62とが設けられている。
【0023】図8は、頭部運動による視線の動きを説明
するための概略図である。図8を参照して、一般に視対
象が移動すると、眼球はその視対象に追従して動く。こ
の眼球の動きに代えて、頭部を移動させることによって
も視対象を追いかけることができる。通常は、両者の動
きを併用して行なっている。頭部運動には、足や背骨の
向きによる平行移動と、首,背骨,腰,足などによって
実現される回転運動とがある。この頭部運動を後述する
方法により、眼球の回転角へ換算し、図8に示した頭部
運動補正眼球回転角αが得られる。図1に示した注視点
処理装置7では、この頭部運動補正眼球回転角αと眼球
自身の回転角θとの組合わせにより、視線データが表現
される。ここで、この回転角αとθの和を総称して視線
と定義する。
【0024】図1に示した注視点処理装置7における処
理を以下に説明する。注視点処理装置7は、頭部運動デ
ータHと眼球運動データEとを受ける。データHの水平
運動成分として(Hx,Hy,Hz)が与えられ、回転
運動成分として(Hφ,Hθ,Hψ)が与えられるもの
とする。頭部運動の水平成分(Hx,Hy,Hz)によ
り視線が変化するが、これを眼球回転角(Ex,Ey)
に換算するには次式が用いられる。ここでDは被験者と
観察対象までの距離である。
【0025】
【数1】
【0026】首を左肩方向または右肩方向にHθだけ傾
げると、眼球運動系の座標が回転する。したがって、H
θだけ傾いた眼球運動座標系(Xe,Ye)を元の観察
対象に直交した座標系(Xe′,Ye′)に変換する必
要がある。そのため次式が用いられる。
【0027】
【数2】 Xe′=Xe・cosHθ+Ye・sinHθ    
              ……(3)Ye′=−X
e・sinHθ+Ye・cosHθ         
       ……(4)頭部運動により実現される視
線の動き(Xh,Yh)は、式(1)および(2)から
、次式により表わされる。
【0028】
【数3】 Xh=Ex+Hψ                 
                         
  ……(5)Yh=Ey+Hφ          
                         
         ……(6)したがって、頭の動きを
考慮した視線の動き(Xv,Yv)は、式(3)ないし
(6)より、次式により表わされる。
【0029】
【数4】 Xv=Xe′+Xh                
                         
 ……(7)Yv=Ye′+Yh          
                         
       ……(8)式(7)および(8)を用い
ることにより、頭部運動と眼球運動とを組合わせて行な
われている通常の視線の動きを再現することができる。 以上のような処理は、図1に示した注視点処理装置7に
おいて行なわれ、視線の動きを示す視線データが注視領
域分離装置3に与えられる。
【0030】注視領域分離装置3では、与えられた視線
データに基づき、観察者の画面上での注視領域を示すデ
ータを得る。具体的には、図2(A)に示すように、注
視領域C3は、その半径Dthが予め定められたしきい
値速度Vthとサンプリング間隔Tsとの積により決ま
る。すなわち、現在の視点の位置をP1として、半径D
thにより決まる領域が画面上の注視領域C3とされる
【0031】視線検出によって得られるデータの座標と
表示装置10における画面上での座標とが異なっている
ので、次のような座標変換が行なわれる。図9は、視線
検出における座標と画面上での座標との対応を示す座標
図である。図9(A)を参照して、表示装置10の画面
が観察者から距離Dだけ離れた位置に置かれ、画面のサ
イズが縦Dv,横Dhであるものと仮定する。したがっ
て、画面上での座標は(1,1)…(Px,Py)によ
り表わされる。したがって、観察者から見た画面の視角
は、図9(B)に示すように、次式により表わされる。
【0032】
【数5】 a=180/π・tan−1Dh/(2・D)    
                ……(9)b=18
0/π・tan−1Dv/(2・D)        
          ……(10)ここで、視線移動角
をXv,Yvとすると、これを画面上の座標Xp,Yp
に変換する式は、次式により表わされる。
【0033】
【数6】 Xp=f(Xv)=p+(r−p)・Xv/(a−Xv
)      ……(11)Yq=g(Yv)=q+(
s−q)・Yv/(b−Yv)      ……(12
)したがって、上記の式を使用することにより、視線検
出に基づいて得られた注視領域およびその周辺領域の座
標データを画面上での座標データに変換することができ
る。その結果、図1に示した制御信号発生部82から、
注視領域とその周辺領域とを区別して画像処理を行なう
のに必要な制御信号を発生させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、注視
領域検出手段によって検出された注視領域とその周辺領
域との間で、人間の視覚特性に基づいて映像信号の映像
情報量を異ならしめるよう制御する映像情報制御手段を
設けたので、映像信号発生手段と映像表示手段との間の
伝送情報量を減少させることのできる映像表示システム
が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す映像表示システムの
ブロック図である。
【図2】図1に示した画像処理装置における処理を説明
するためのタイミング図である。
【図3】観察者の頭部運動の各運動パラメータの方向を
示す概略図である。
【図4】観察者が表示装置を見ている様子を示す概略図
である。
【図5】図1に示した頭部運動検出装置のブロック図で
ある。
【図6】図1に示した眼球運動検出装置における検出原
理を示す概略図である。
【図7】観察者が装着する眼鏡の概略図である。
【図8】頭部運動における視線の動きを説明するための
概略図である。
【図9】視線検出における座標と画面上での座標との対
応を示す座標図である。
【図10】人間の中心視と周辺視における空間周波数特
性を示す特性図である。
【図11】人間の中心視付近における時間周波数特性を
示す特性図である。
【符号の説明】
1  映像信号発生装置 2  ローパスフィルタ 7  注視点処理装置 8  画像処理装置 10  表示装置 81  スイッチング部 82  制御信号発生部 83  繰返し周波数制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  映像信号発生手段と、前記映像信号発
    生手段から発生された映像信号に基づいて映像を画面上
    に表示する映像表示手段と、前記映像表示手段によって
    表示された映像を観察する観察者の画面上の注視領域を
    検出する注視領域検出手段と、前記注視領域検出手段に
    よって検出された注視領域とその周辺領域との間で、人
    間の視覚特性に基づいて映像信号の映像情報量を異なら
    しめるよう制御する映像情報制御手段とを含み、前記映
    像表示手段は、前記映像情報制御手段によって情報量が
    制御された映像信号に基づいて映像を画面上に表示する
    、映像表示システム。
  2. 【請求項2】  前記映像情報制御手段は、前記注視領
    域検出手段によって検出された注視領域とその周辺領域
    との間で、人間の視覚特性に基づいて映像信号の帯域を
    異ならしめるよう制御する帯域制御手段を含む、請求項
    1に記載の映像表示システム。
  3. 【請求項3】  前記映像情報制御手段は、前記注視領
    域検出手段によって検出された注視領域とその周辺領域
    との間で、人間の視覚特性に基づいて映像信号の映像繰
    返し周波数を異ならしめるよう制御する繰返し周波数制
    御手段を含む、請求項1に記載の映像表示システム。
JP3058947A 1991-03-22 1991-03-22 映像表示システム Pending JPH04293375A (ja)

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